JPH04302552A - スペクトラム拡散通信受信機用の2次復調回路および復調回路ユニット - Google Patents

スペクトラム拡散通信受信機用の2次復調回路および復調回路ユニット

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JPH04302552A
JPH04302552A JP3091173A JP9117391A JPH04302552A JP H04302552 A JPH04302552 A JP H04302552A JP 3091173 A JP3091173 A JP 3091173A JP 9117391 A JP9117391 A JP 9117391A JP H04302552 A JPH04302552 A JP H04302552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
demodulation
circuit
spread spectrum
spectrum communication
surface acoustic
Prior art date
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Pending
Application number
JP3091173A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Yamanouchi
和彦 山之内
Toshiharu Kato
俊治 加藤
Hiroshi Terada
弘 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散通信
用受信機に適用して好適な2次復調回路および復調回路
ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、秘話性の高い通信装置として、い
わゆるスペクトラム拡散通信(SSC)装置が知られて
いる。スペクトラム拡散通信用送信機(SSC送信機)
では、例えば送信すべきディジタルデータをPN(疑似
雑音)コードを用いて広い周波数帯に拡散(すなわち拡
散変調)して送信する。スペクトラム拡散通信用受信機
(SSC受信機)側においては、送信機側のPNコード
とイメージ関係にある受信PNコードとの相関をとり、
相関ピークの列を得る。相関をとり相関ピーク列を得る
ことを、通常、1次復調あるいは逆拡散復調と呼ぶ。相
関をとる相関器としては、例えばSAW(弾性表面波)
コンボルバやマッチドフィルタなどのSAWデバイスを
用いることができる。次に、相関ピーク列を検波および
波形整形して復調する。相関ピーク列を検波することを
、通常、2次復調と呼ぶ。2次復調の検波方式としては
、例えばエンベローブ検波方式、遅延検波方式および同
期検波方式などがある。特に、ビットエラー率、回路構
成の簡易化およびコストなどを考慮すると遅延線を用い
た遅延検波方式が好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2次復調の
検波方式として遅延検波方式を用いた場合、遅延線は必
須であるが、この遅延線は特別に製造する必要がある。 したがって2次復調回路構成する手間がかかりコスト高
を引き起こしていた。
【0004】また、1次復調を行う相関器として、ある
いは2次復調を行う際の遅延線として、SAWデバイス
は優れた素子であるが、SAWデバイスを用いたとして
も周辺のマッチング回路を構成し調整する必要があり、
1次復調および2次復調を簡単に構成することはできな
かった。
【0005】この発明は、上述の従来例における問題点
に鑑み、スペクトラム拡散通信受信機における復調回路
において、専用の遅延線を用いることなく2次復調を遅
延検波方式を用いて行うことができるようにし、また1
次復調および2次復調を行う回路を周辺回路も含めて復
調回路ユニットとして提供できるようにすることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、スペクトラム拡散通信受信機における
2次復調を遅延検波方式を用いて行う2次復調回路にお
いて、弾性表面波コンボルバを遅延線として用いたこと
を特徴とする。
【0007】また、この発明は、スペクトラム拡散通信
受信機における1次復調および2次復調を行う復調回路
ユニットであって、1次復調を行う相関器として弾性表
面波コンボルバを用い、遅延検波方式にて2次復調を行
う2次復調回路における遅延線として弾性表面波コンボ
ルバを用いるとともに、これらの弾性表面波コンボルバ
を含む復調回路の一部または全部を金属パッケージに封
止したことを特徴とする
【0008】
【作用】2次復調を遅延検波方式を用いて行う2次復調
回路において、弾性表面波コンボルバを遅延線として用
いれば、専用の遅延線を必要としない。また、周辺回路
も含めて1次復調回路と2次復調回路を金属パッケージ
に封止してユニット化すれば、外乱に強くコンパクトに
復調回路が構成できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。
【0010】図1は、本発明の一実施例に係る1次復調
回路および2次復調回路を示すブロック図である。図2
は、この図1に示す復調回路を適用したSSC受信機の
ブロック図である。まず、図2を参照してSSC受信機
について説明する。
【0011】この図に示すSSC受信機は、受信アンテ
ナ21、BPF22、RF段の受信アンプ23、ミキサ
ー24、ローカル発振器25、IF段のアンプ27、B
PF28、相関器であるSAWデバイスのコンボルバ3
0、ローカル発振器31、ミキサー32、PNコード発
生器33、BPF34、相関器出力のアンプ35、BP
F36、遅延検波回路37、パルスアンプ38、波形整
形部39、ディジタルアナログ(D/A)変換器40、
低周波アンプ41、ローパスフィルタ(LPF)42、
およびスピーカ43を具備する。
【0012】図2に示す受信機において、受信アンテナ
21は送信された信号を受信する。受信信号はBPF2
2においてサイドローブのノイズを除去し、フロントエ
ンドのアンプ(RF段のアンプ)23に入力する。アン
プ23で増幅された受信信号はミキサー24の一方の入
力端子に入力する。ミキサー24の他方の入力端子には
ローカル発振器から発振信号が入力する。これにより、
ミキサー24から中間周波(IF)信号に周波数変換さ
れる。ローカル発振器25からの発振信号の周波数はス
イッチ26により切換えることができるようになってお
り、これにより受信信号の中心周波数を適宜選択できる
ようになっている。
【0013】このようなIF信号は、IF段のアンプ2
7で増幅され、BPF28を介してSS一次復調を行う
相関器であるSAWコンボルバ30の一方の入力端子に
入力する。SAWコンボルバ30の他方の入力端子には
、送信機側のPNコードとイメージ関係にあるPNコー
ドが入力する。このPNコードは、ローカル発振器31
の出力とPNコード発生器33の出力とをミキサー32
で混合し、BPF34を介して得ている。
【0014】SAWコンボルバ30は、相関器として機
能に加えBPFとしての機能を兼ねており、受信信号と
PNコードとの相関を検出してコンボリューション出力
を発生する。このコンボリューション出力は、SAWコ
ンボルバ30の出力のアンプ35で増幅され、BPF3
6を介して、二次復調のための遅延検波回路37に入力
する。コンボリューション出力は、遅延検波回路(2次
復調を行う回路であり図1を参照して後述する)37で
検波され、パルスアンプ38で増幅され、波形整形回路
39で波形整形され、TTLレベルの「0,1」のパル
ス列が得られる。このパルス列をD/A変換器40でア
ナログデータに変換し、低周波アンプ41およびLPF
42を介して、スピーカ43から音響として出力する。
【0015】フロントエンド回路のアンプ23および一
次復調を行う相関器であるコンボルバ30の後段のアン
プ35は自動利得制御(AGC)される。すなわち、ア
ンプ23にはAGC入力44が入力し、これによりその
利得が制御される。アンプ35にはAGC入力45が入
力し、これによりその利得が制御される。AGCのコン
トロール信号は例えばD/A変換器40から出力される
音響信号のレベルに応じて生成すればよい。従来の通常
のAGC回路ではフロントエンド回路およびIF回路に
AGCのコントロール信号を投入するのが通例であった
。しかし、SAW相関器を用いた受信機においては、S
AW相関器の入力側を0dBmの状態で保持しゲインコ
ントロールしかつAGCのリニアリティを改善しないと
コンボリューション波形に対するサイドローブノイズが
増加し受信感度が低下してしまう。そこで、フロントエ
ンド回路のアンプおよび一次復調を行う相関器の出力の
アンプにAGCのコントロール信号を投入し、自動利得
制御した。この場合、IF回路のAGCは必要でない。
【0016】次に、図1を参照して2次復調回路を詳細
に説明する。図1において図2と同一の付番は同一の回
路および装置を示す。図1では、2次復調を行う遅延検
波回路37を詳細に図示している。すなわち、遅延検波
回路37は、分配器1、アンプ2,5、遅延線として用
いているSAWコンボルバ3、BPF4,6、ミキサー
7、およびLPF8を具備する。
【0017】図1を参照して説明したように相関器であ
るSAWコンボルバ30により1次復調され出力された
コンボリューション出力は、アンプ35およびBPF3
6を介して二次復調のための遅延検波回路37の分配器
1に入力する。分配器1はコンボリューション出力を並
列的に分配する。分配された一方の信号は、アンプ2に
より増幅されSAWコンボルバ3に入力する。SAWコ
ンボルバ3は、圧電性基板や電歪性基板上に電気信号を
弾性表面波に変換する弾性表面波変換器(すだれ状電極
)を2組有し、その間に出力電極を設けて構成される。 したがって、中央の出力電極を使用しなければ、コンボ
ルバとしての特性をそのまま有する遅延線として使用す
ることができる。遅延線としてのSAWコンボルバ3の
遅延出力はBPF4を介して、ミキサー7の一方の入力
端子に入力する。
【0018】分配器1によって分配された他方の信号は
、アンプ5により増幅されBPF6を介して、ミキサー
7の他方の入力端子に入力する。ミキサー7はこれらの
入力信号をミキシングし、ミキシング出力はLPF8を
介して出力される。以上より、コンボリューション出力
の2次復調(遅延検波)が行われた。
【0019】この復調回路によれば、遅延検波方式で必
須の遅延線をコンボルバを用いて代用している。したが
って、専用の遅延線を用意する必要がない。また、1次
復調を同種のSAWコンボルバを用いて行うようにすれ
ば、回路構成要素の種類が1つ減り回路系の簡素化およ
びコストダウンを図ることができる。
【0020】また、上記の復調回路のSAWコンボルバ
30、アンプ35、BPF36、および二次復調のため
の遅延検波回路37の一部または全部を、金属パッケー
ジに封止しこのパッケージをアースするようにするとよ
い。このようにすれば、外乱に強くなると同時に、1次
復調と2次復調を行う回路を1つのユニットとして取り
扱うことができ、手間を掛けずに復調回路をコンパクト
に構成できる。なお、金属パッケージ内にさらに、ロー
カル発振器31を含めるようにしてもよい。
【0021】特に、上記実施例では一次復調および二次
復調ともにSAWコンボルバを用いているので、消費電
力が低くAC電源を用いずともバッテリで駆動すること
が可能となる。また、簡易な回路構成でSS復調ができ
る。
【0022】なお、コンボルバ30、ローカル発振器3
1、ミキサー32、PNコード発生器33およびBPF
34からなる回路29は1つのマッチドフィルタに置換
えてもよい。そして、このマッチドフィルタを2次復調
回路とともに金属パッケージに封止するようにしてもよ
い。ただし、マッチドフィルタでは用いるPNコードは
一種類に限定されるが、実施例のようにコンボルバ30
を用いればPNコード発生器33で発生するPNコード
を適宜切換え得るようにできるので別のPNコードを用
いた複数の送信機からの信号を1台の受信機で復調する
ことができる。したがって、いわゆる多重通信を実現す
ることができる。
【0023】なお、SAWコンボルバを遅延線として用
いる場合、コンボルバにはすだれ状電極の間に導波路が
存在するので伝搬損失が大きいように思われる。しかし
、上記実施例で用いたSAWコンボルバはニオブ酸リチ
ウムを基板とするものであり、ニオブ酸リチウムの電気
機械結合係数は非常に大きいため、導波路があるコンボ
ルバであっても十分に遅延線として用いることができた
【0024】また、ニオブ酸リチウムは温度特性が悪い
ため、SAWコンボルバを遅延線として用いる場合に、
その影響があることが考えられる。しかし、通常、基板
であるニオブ酸リチウム上に電極などを形成した後、そ
の上に保護膜として酸化シリコンの被膜を形成すること
が多く、この酸化シリコンの被膜の膜厚hと弾性表面波
の波長λの比h/λを適宜選択することによりこの素子
がゼロ温度係数を示すようにすることができることが知
られている。
【0025】なお、SAWコンボルバとしてのゲート時
間(処理時間)は遅延線として用いた場合の遅延時間の
半分になる。したがって、このことを考慮して遅延線と
して代用するコンボルバを選択する必要がある。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスペクト
ラム拡散通信受信機用の2次復調回路によれば、弾性表
面波コンボルバを遅延線として用いているので、専用の
遅延線を用いることなく2次復調を遅延検波方式を用い
て行うことができる。1次復調および2次復調ともにS
AWデバイスを用いれば、回路系が非常に簡素化する。 また、本発明の復調回路ユニットによれば、1次復調を
行う相関器として弾性表面波コンボルバを用い、遅延検
波方式にて2次復調を行う2次復調回路における遅延線
として弾性表面波コンボルバを用いるとともに、これら
の弾性表面波コンボルバを含む復調回路の一部または全
部を金属パッケージに封止しているので、外乱に強くコ
ンパクトな復調回路ユニットが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例に係る1次復調回路およ
び2次復調回路を示すブロック図
【図2】  本発明の適用対象の一例であるSSC受信
機のブロック図
【符号の説明】 1…分配器、2,5…アンプ、3…SAWコンボルバ、
4,6…BPF、7…ミキサー、8…LPF、21…受
信アンテナ、22,34,36…BPF、23,27,
35,38,41…アンプ、24,32…ミキサー、2
5,31…ローカル発振器、28…BPF、30…SA
Wコンボルバ、33…PNコード発生器、37…遅延検
波回路、39…波形整形部、40…ディジタルアナログ
(D/A)変換器、42…ローパスフィルタ(LPF)
、43…スピーカ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  スペクトラム拡散通信受信機における
    2次復調を遅延検波方式を用いて行う2次復調回路にお
    いて、弾性表面波コンボルバを遅延線として用いたこと
    を特徴とするスペクトラム拡散通信受信機用の2次復調
    回路。
  2. 【請求項2】  スペクトラム拡散通信受信機における
    1次復調および2次復調を行う復調回路ユニットであっ
    て、1次復調を行う相関器として弾性表面波コンボルバ
    を用い、遅延検波方式にて2次復調を行う2次復調回路
    における遅延線として弾性表面波コンボルバを用いると
    ともに、これらの弾性表面波コンボルバを含む復調回路
    の一部または全部を金属パッケージに封止したことを特
    徴とするスペクトラム拡散通信受信機用の復調回路ユニ
    ット。
JP3091173A 1991-03-29 1991-03-29 スペクトラム拡散通信受信機用の2次復調回路および復調回路ユニット Pending JPH04302552A (ja)

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