JPH0522249A - スペクトラム拡散受信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散受信装置

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JPH0522249A
JPH0522249A JP3175157A JP17515791A JPH0522249A JP H0522249 A JPH0522249 A JP H0522249A JP 3175157 A JP3175157 A JP 3175157A JP 17515791 A JP17515791 A JP 17515791A JP H0522249 A JPH0522249 A JP H0522249A
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JP
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JP3175157A
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Inventor
Katsuo Saito
勝雄 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部からの妨害波により、利得制御が不調と
なることを防ぐ。 【構成】 受信信号をコンボルバ13で逆拡散し、コン
ボルバ13の出力に基づいて、可変増幅器5を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動利得制御を行なうス
ペクトラム拡散受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年になってコードレス電話の普及など
により、無線端末器等の需要が増加し、家庭内、オフィ
ス内様々な電波が飛びかう様になってきた。
【0003】周波数資源には限りがあり、今後の電波の
有効利用を考えた場合、通常の方式での無線端末では、
更に混信を招きその特性の劣化が生じやすくなる。
【0004】そこで、混信、耐ノイズ性に優れた無線方
式として、スペクトラム拡散通信方式が注目されてき
た。
【0005】本方式は簡単に言うと、送信電波を送信し
ようとする帯域の数百倍にも拡散して送信し、他の無線
装置に影響を及ぼさない程度に送信レベルを見かけ上著
しく低下させる。受信側でその低レベルに落とした電波
を拾い集めデータを復調するものである。
【0006】図7にSSの方式として受信部にコンボル
バーを用いた。直接拡散方式の無線部の概略構成(受信
部)を示す。
【0007】1は受信アンテナ、2はBPF(バンドパ
スフィルタ)、3はMiX(ミキサ)、4は発振器、5
は可変減衰器、6は増幅器、7は検波器、8は誤差増幅
器で、アンテナ1より受信された送信拡散信号は、BP
F2で帯域分離され、不用が取り除かれ、MiX3と発
振器4によって、周波数変換される。
【0008】その後、増幅器6で増幅され、コンボルバ
13の1つの入力となると共に、包絡線検波器7により
レベル検出され、誤差増幅器8によって所定のレベルと
比較され、その差分の電圧を出力し、可変減衰器5を制
御し、コンボルバ13への入力電力を受信信号の変動に
もかかわらず一定レベルに保つAGC(自動利得制御)
構成を成している。
【0009】600は、REF(参照)信号発振部で、
ある所定のレベルの拡散信号をコンボルバのもう一方の
入力に供給する。9は発振器、10はMiX、11は拡
散符号発生器、12は増幅器である。13はSS(スペ
クトラム拡散)の復調に重要な役目を果たすもので、2
つの入力信号の積和演算を行なう弾性表面波素子(コン
ボルバ)である。
【0010】14は増幅器、15は包絡線検波器で、こ
こでのコンボリューション出力のレベル検出を行ない、
符号同期に用いる。16は符号同期回路部で、包絡線検
波器15からの出力を受けて、後述する符号発生器17
から出力される拡散符号の頭出しを行なう。
【0011】1800は、受信された拡散信号の逆拡散
を行なうブロックである。17は前述の符号同期部16
からの信号を受けて符号を発生する逆拡散符号発生器、
18はミキサー、19は発振器、20は逆拡散動作を行
なうミキサ、21は狭帯域の帯域フィルタである。22
は送信機にてデジタル位相変調されて送信されてきたデ
ジタルデータを復調するためのコスタス復調部である
(詳細は略す)。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】本従来例による
と、受信された拡散信号のレベルの変動に対して、AG
C部600内の可変減衰器5の減衰率を誤差増幅器8か
ら供給される制御電圧を用いて制御し、コンボルバ13
の入力電力を一定に保つ構成になっている。SS通信の
場合、送信信号の帯域が非常に広帯域(例えば、送りた
い信号の帯域の数百倍)に渡るので、同一環境下にある
他の無線機器の障害とならない様に、送信電力を低く押
えて送信しなければならない。
【0013】つまり、ある環境下に於て他の機器の使用
している周波数帯に拡散された信号がその高帯域性によ
って落ち込み、混信を生じない様に他の機器で使用して
いる狭帯域信号の受信レベルよりも更に数十dB(デシ
ベル)程度までその狭帯域内に落ち込む拡散信号の電界
強度を下げて送信しなければならない。
【0014】また、信号が広帯域なので、例えばシール
ドされた場所や反射物体の多い場所などは反射によるマ
ルチパスの影響で信号の落ち込みが激しくなり、全体と
して信号レベルの低下を招く恐れがある。
【0015】また、逆にゲインを高くとる事によって、
一時的な強力な外来波の到来に対して、受信AGCのレ
ンジを超えてしまうAGCの不能領域に落ち込る恐れも
生じてくる。
【0016】更に、受信信号が広帯域で、かつ、単位周
波当りの受信電力が小さいので、帯域内に外来波が混入
し易く、その外来波によってAGCが動作してしまいコ
ンボルバへの入力電力が低下してしまう恐れがある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスペクトラ
ム拡散受信装置の自動利得制御回路は、受信AGC部へ
供給する制御電圧を受信信号と逆拡散用信号を乗算し逆
拡散した後の逆拡散信号に基づいて、受信AGC部の減
衰器の減衰率を制御する事を特徴としている。したがっ
て、受信部にアンテナを介して外部より大電力の妨害波
が混入する際でも、逆拡散時の操作によって、その妨害
波は逆拡散後の出力に現われず、何ら受信AGCの制御
電圧生成に影響する事はない。
【0018】よって、前記妨害波の影響なく、受信部の
AGC動作を正常に動作させる事が可能となる。
【0019】又、本発明に係るスペクトラム拡散受信装
置の自動利得制御回路は、受信AGC部へ供給する制御
電圧を受信信号とREF信号発生部からの参照信号とを
積和演算し、その2つの信号の相関出力(コンボリュー
ション出力)に基づいて、受信AGC部の減衰器の減衰
率を制御する事を特徴としている。したがって、受信帯
域内にアンテナを介して妨害波が混入した時でも、外部
妨害波とREF信号の相関がない限りその妨害波は相関
出力としてコンボルバの出力端には一切出力されず、何
ら受信AGCの制御電圧生成動作に影響する事はない。
【0020】よって、前記帯域内進入妨害波の影響な
く、受信部AGC動作を正常に行なう事ができ、コンボ
ルバーへの入力を一定に保つ事が可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施したスペクトラム拡散受
信機の概要と自動利得制御について図面を参照しながら
説明する。
【0022】図1は本発明を実施した受信機の概略構成
を示すブロック図であり、図中1〜22は従来例と同一
のものである。図中破線100は周波数変換部、200
は受信AGC(自動利得制御)部、300は参照信号発
生部、400は積和演算部、500は逆拡散部である。
【0023】信号の流れに従って動作の説明をする。
【0024】アンテナ1には送信機(図示せず)より送
出されたスペクトラム拡散信号S1が受信される。受信
されたスペクトラム拡散信号S1は周波数変換部100
に於て適当なIF(中間)周波数に変換されIF信号S
2となる。
【0025】周波数変換部100に於て、2は帯域フィ
ルタで受信信号S1の信号帯域幅分の通過帯域を有し、
不要波除去を行なう。3は周波数変換器、4は所望の周
波数のIF信号S2を得る為の局部発振器である。周波
数変換部100から供給されたIF信号S2は、受信A
GC部200に於てそのレベル変動が吸収され、一定の
電力をもった信号S3となって積和演算部内400のコ
ンボルバ13の入力端SIN1に供給される。
【0026】受信AGC部200に於て、5は可変減衰
器で、制御電圧信号Vcontによってその減衰率が制
御される。6は増幅器、7は上述の可変減衰器5を制御
する制御電圧信号Vcontを生成する為の検波器で、
後述の逆拡散部500より供給される信号を検波する。
8は誤差増幅器で検波出力レベルと一定のレベルとの差
を検出し、その差分を可変減衰器5の動作電圧レベルま
で増幅する。
【0027】300は参照信号発生部で、送信用拡散符
号と同一符号で、時間軸上で反転した符号を用いて拡散
した参照信号S4を積和演算部400内のコンボルバ1
3の入力端SIN2に供給する。
【0028】参照信号発生部300に於て、9は局部発
振器で、前述の受信IF信号S3と同一の周波数で発振
する。10は乗算器、11は拡散符号発生器で、局部発
振器9からの発振周波数と拡散符号発生器11からの拡
散符号とを乗じて拡散信号を発生させている。
【0029】ここで、拡散符号発生器11の拡散符号は
前述の受信IF信号S3と同一の符号で、時間軸上で反
転した符号を用いている。乗算器10から供給された拡
散信号は増幅器12を介して増幅され、参照信号S4
して積和演算部400へ供給される。
【0030】400は積和演算部で、受信IF信号S3
と参照信号S4の積和演算を行ない、その演算出力の包
絡線検波を行なっている。同一符号で互いに時間軸上で
反転された符号で拡散された受信IF信号S3と参照信
号S4が各々コンボルバ13の2つの入力端SIN1、S
IN2に入力すると、コンボルバ13内を弾性表面波とし
て伝搬し、コンボルバ13の持つ非線形効果により、2
つの符号が時間軸上で重なり合った時に相関出力を発生
する。
【0031】図2に積和演算部400の動作を簡単に説
明する図を示す。
【0032】図に於て、(a)は受信IF信号S3の波
形で、送信データ1ビット分に相当する。(b)は参照
信号S4の波形で、(a)とは時間軸上で反転した状態
になっている。(a)の信号と(b)の信号がコンボル
バ13の2つの入力端に供給されると、コンボルバ13
の中央に於て、2つの信号が重なり合う状態が必ず生
じ、その際に相関出力として(c)の様な波形が得られ
る。
【0033】この相関出力信号S5は、データを受信す
る毎にコンボルバ13より出力され、送信されるデータ
は連続なので、実際の相関出力信号S5は(d)の様に
ある一定間隔(データレートに相当)で出力される。コ
ンボルバ13からの相関出力信号S5は増幅器14によ
り増幅され、検波器15により包絡線検波され、図2の
(e)に示す様な検波出力信号S6を符号同期部16に
供給する。
【0034】次に、符号同期部16について簡単に説明
する。
【0035】符号同期部16では、検波出力信号S6
ピーク出力の間隔がちょうど受信された変調データのデ
ータ速度に一致し、かつ、そのピーク値の得られるタイ
ミングが時間的に受信されたIF信号を拡散している拡
散符号の中央である事を利用して、後述の逆拡散部50
0へ逆拡散符号リセット信号Sresを送出する。
【0036】逆拡散部500ではこの信号Sresを受
けて、逆拡散符号発生器17から出力される逆拡散符号
の頭出しを行なう。逆拡散部500は受信IF信号を逆
拡散し、拡散前のデータによる変調を受けた信号を復調
するブロックである。17は逆拡散符号発生器、18は
乗算器、19は局部発振器、20は逆拡散用の乗算器、
21は狭帯域フィルタである。
【0037】図3に逆拡散部500の動作を説明する為
の簡単な波形を示し、これによって動作を説明する。
【0038】(a)は逆拡散用乗算器20のRF(無線
周波)端子に入力される受信IF信号波形、(b)は符
号発生器17、乗算器18、局部発振器19によって生
成された逆拡散用信号波形である。ここで、(a)と
(b)の信号波形は同一の符号で拡散された信号であ
る。そして、乗算器20のRF端子、LO端子に入力さ
れる2つの信号を拡散している符号の位相は一致してい
なければならない。
【0039】この位相を合わせる為に、前述の符号同期
部16により生成された逆拡散符号リセット信号Sre
sを用いて、逆拡散符号発生器17から発生する符号の
送出タイミングを制御している。よって、乗算器20へ
の2つの入力信号S3とS7の符号の位相を一致させる事
により逆拡散出信号S8が出力され、データの情報速度
に相当する帯域幅を持つ狭帯域フィルタ21を介して、
図3(c)の様な情報データにより変調を受けた逆拡散
出力信号S8が得られる。
【0040】次に、この逆拡散出力信号S8はコスタス
復調部22に供給され、データが復調される(動作説明
は省く)。
【0041】ここで図3に示される受信IF信号S3
外部より妨害波が受信帯域内ノイズとして混入した場合
を考えてみる。
【0042】図4は外部より妨害波(例えばその周波数
をfR′とする)が混入した場合の逆拡散部500に於
ける逆拡散の動作を説明する図である。
【0043】(a)は受信帯域内に周波数fR′なる妨
害波が混入した場合の受信IF信号S3のスペクトラム
と時間波形である。(b)は受信IF信号S3を逆拡散
し、データにより変調された信号を取り出す為の参照信
号S4である。(c)は受信IF信号S3を参照信号S4
を用いて乗算器20にて逆拡散した後の出力信号S8
ある。
【0044】図4に於て、受信IF信号S3に混入して
いた妨害波fR′は乗算器20に入力されて周波数変換
され、中心周波数がfR′−frなる周波数に変換さ
れ、かつ、参照信号S4によって拡散されてしまい、逆
拡散出力信号S8(周波数fR−fr)に比べて電界強度
の小さな信号となる。つまり、逆拡散してフィルタを通
すと、受信IF信号S3の帯域内にいかなる妨害波が混
入しても、ほとんど出力されないので、妨害波による出
力信号S8のレベル変動はほとんどない。
【0045】よって、アンテナ1からの拡散された受信
信号のレベルの変動分がそのまま逆拡散出力信号S8
レベル変動分に相当するので、この逆拡散出力信号S8
を受信AGC部200にて検波する事によって、いかな
る帯域内妨害波混入があっても、適切なAGC制御電圧
Vcontを生成する事ができる。
【0046】本実施例では、受信信号可変とするため
に、可変減衰器5を用いているが、広帯域な増幅器であ
れば、そのゲインを制御しても構わない。
【0047】また、混入スペクトラムの周波数が既知の
場合、多少受信信号の電力損失は生じるが、帯域内混入
のスペクトラムが狭帯域信号の場合、逆拡散の前段にト
ラップ回路を挿入して、不用波除去も可能である。
【0048】図5に本発明の他の実施例を示す。
【0049】図1と共通の構成要素には同一の番号を付
し、説明は省略する。
【0050】27は、上述の可変減衰器5を制御する制
御電圧信号Vcontを生成する為のLPF(ローパス
フィルター)で、後述の積和演算部400より供給され
る信号を平滑し、DC(直流)電圧を生成する。
【0051】ここで、本実施例の構成において、図3に
示される受信IF信号S3に外部より妨害波が受信帯域
内ノイズとして混入した場合を考えてみる。
【0052】図6は外部より妨害波(例えばその周波数
をfR′とする)が混入した場合の逆拡散部500に於
ける積和演算の動作を説明する図である。
【0053】(a)は受信帯域内に周波数fR′なる妨
害波が混入した場合の受信IF信号S3のスペクトラム
と時間波形である。(b)は参照信号発生部300で発
生する参照信号S4のスペクトラムと時間波形で(a)
と(b)とは互いにその拡散符号が時間軸上で反転して
いる。(c)は妨害波混入時の受信IF信号S3と参照
信号S4がコンボルバ13の2つの入力端SIN1、SIN2
に入力された時のコンボルバ出力端Soutから出力さ
れる相関出力信号S5を示す。(d)はコンボルバ出力
端Soutからの相関出力信号S5を検波器15によっ
て包絡線検波した検波出力信号S6である。
【0054】(a)に於て、受信IF信号S3の帯域内
に妨害波fR′が存在している様子が示されており、こ
の妨害波レベルは受信希望波S3より大きな信号レベル
にて帯域内に混入してきている。しかしながら、この妨
害波混入信号S3がコンボルバ13の入力端SIN1に入力
され、参照信号S4との相関をとる事により、コンボル
バ出力Soutには、妨害波信号fR′の相関出力2
R′は希望波信号fRの相関出力2fRに比べて非常に
小さくなってしまう。
【0055】これは、コンボルバ13の混信波排除能力
に寄与するものであり、帯域内妨害波は参照信号と何ら
符号の一致点を見出す事ができず、コンボルバ内部での
伝搬によるロス、反射ロスにより、その信号成分が失な
われてしまうからである。
【0056】実際には、妨害波fR′と参照信号による
相関出力(1/拡散符号ビット長)、妨害波自身の反射
してきた信号との相関出力(変換ロスが−90dB(デ
シベル)以上)が図6(c)の2fR′の信号成分とし
て出力端Soutより出力される。しかしながら、その
妨害波信号fR′による相関出力は希望波fRの相関出力
に比べて十分小さく、妨害波のコンボルバ出力信号S5
に与える影響は、包絡線検波時には何らない。
【0057】つまり、コンボルバの相関出力信号S
5は、受信IF信号S3の帯域内にいかなる妨害波が混入
しても、コンボルバの混信排除能力により変動すること
なく、受信IF信号S3のレベルのみに応じた相関出力
を出力する。
【0058】よって、この相関出力信号S5を検波し、
その検波出力信号S6を受信AGC部200のLPF
7、差動増幅器8を介して、AGC制御電圧Vcont
を生成する事によって、いかなる帯域内妨害波混入に際
しても、安定したAGC動作を行なう事ができる。
【0059】本実施例では、受信信号を可変にするため
に可変減衰器5を用いているが、特に減衰器でなくと
も、広帯域増幅器のゲインを制御しても構わない。
【0060】また、混入スペクトラムの周波数が既知の
場合、多少、受信信号の電力損失は生じるが、帯域内混
入のスペクトラムが狭帯域信号の場合、受信AGCの前
段にトラップ回路を挿入して、不用波除去も可能であ
る。
【0061】本実施例の積和演算部400ではコンボル
バ13を用いたが、他の相関出力を得られる素子であれ
ば、どの様な素子であっても構わない。
【0062】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、受
信IF信号の帯域内に外部から妨害波が混入された場合
でも、受信信号のレベル変動に応じた制御電圧信号を生
成する事が可能となった。
【0063】また、逆拡散動作によって、外部からの妨
害波のみならず受信機内部からの受信IF信号への回り
込みノイズ、空間伝搬ノイズに対しても拡散されレベル
が小さくなると共に、周波数変換され、帯域外にシフト
されるので、AGC制御電圧生成には何ら影響を与えな
い。
【0064】また、コンボルバの混信排除特性によっ
て、外部からの妨害波のみならず、受信機内部からの受
信IF信号への回り込みノイズ、空間伝搬ノイズに対し
ても上記ノイズによって相関出力が変動する事はなく、
受信IF信号レベル変動に応じたAGC制御電圧を生成
する事ができる。
【0065】よって安定した受信機の自動利得制御回路
が提供できる様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を表すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施例の積和演算部の信号図である。
【図3】本発明の実施例の逆拡散部の信号図である。
【図4】本発明の実施例の逆拡散部の外来妨害波がある
場合の信号図である。
【図5】本発明の他の実施例の構成を表すブロック図で
ある。
【図6】本発明の他の実施例の積和演算部の外来妨害波
がある場合の信号図である。
【図7】従来例のブロック図である。
【符号の説明】
5 可変減衰器 6 コンボルバ 17 逆拡散符号発生器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号と同一の符号で且つ位相も一致
    している拡散信号を発生する逆拡散参照信号発生手段、
    前記逆拡散参照信号と受信信号を乗ずる事により前記受
    信信号から拡散符号による拡散前の一次変調信号を出力
    する逆拡散信号発生手段、前記逆拡散信号発生手段から
    の出力に応じて受信信号レベルを可変するレベル可変手
    段とを有し、前記逆拡散信号発生手段から出力される一
    次変調信号のレベルに応じて受信信号レベルを一定に制
    御する事を特徴とするスペクトラム拡散受信装置。
  2. 【請求項2】 受信信号と同一の符号で且つ時間軸上で
    反転した符号によって拡散された参照信号を発生する参
    照信号発生手段、前記参照信号と受信信号との相関を取
    り、その受信信号の情報速度に相当する時間間隔毎に相
    関出力を発生する相関出力発生手段、前記相関出力に応
    じて受信信号レベルを可変するレベル可変手段とを有
    し、前記相関出力発生手段から供給される相関出力に応
    じて受信信号レベルを一定に制御する事を特徴とするス
    ペクトラム拡散受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5793794A (en) * 1993-04-30 1998-08-11 Canon Kabushiki Kaisha Spread spectrum receiving apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5793794A (en) * 1993-04-30 1998-08-11 Canon Kabushiki Kaisha Spread spectrum receiving apparatus

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