JPH0430171A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH0430171A
JPH0430171A JP13675290A JP13675290A JPH0430171A JP H0430171 A JPH0430171 A JP H0430171A JP 13675290 A JP13675290 A JP 13675290A JP 13675290 A JP13675290 A JP 13675290A JP H0430171 A JPH0430171 A JP H0430171A
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透 小林
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利光 萩原
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NIPPON SHIZAI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電荷輸送物質として特定のヒドラゾン化合物
及び/又は1.1,4.4−テトラフェニルブタジェン
化合物を用い、高分子結着剤にポリ−N−ビニルカルバ
ゾール(以下、rPVKJ トいう)を含み、優れた電
子写真特性を有する電子写真感光体に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕近年電
子写真感光材料として広く用いられるものに、無機系の
光導電性物質としてはα−セレン、硫化カドミウム、酸
化亜鉛、α−シリコン等があり、また、有機系の光導電
性物質としては、PVに、ポリビニルアントラセンをは
じめとする種々の光導電性ポリマーがある。しかし、こ
れらの光導電性物質はそれぞれ、価格、性能、安全性な
ど少なからず問題を有している。
これらのうち、PVには、その正孔移動度が約10−’
cd/ V−sec (:高欄、神林、損出; ’a+
を子写真学会誌、第25巻、第3号、 R16(198
6))と低く、これと2.4.7−ドリニトロー9−フ
ルオレノン等の増感剤とから形成される電荷移動錯体を
主成分とする電子写真感光体がすでに実用化されている
が、この電子写真感光体は充分な光感度を持たず、また
膜が剥離するなど耐久性においても満足できるものでは
なかった。
これらの欠点を補い、また高感度化を目的として光導電
性物質の2つの機能、すなわち、電荷の発生と発生した
電荷の輸送を、それぞれ別個の物質により行わしめよう
とする方式が盛んに提案されている。これらの方式にお
いては、電荷担体の発生効率の大きい物質(電荷発生物
質)と電荷輸送能力の大きい物質(電荷輸送物質)とを
組合せることにより、高感度の電子写真感光体が得られ
る可能性が予想される。しかし、電子写真感光体に要求
される緒特性、すなわち、高い表面電位と電荷保持能力
を有し、光感度が高く、残留電位が殆んどない等の特性
を同時に満足するか否かは単にこれらの組合せだけでは
予想できない。
また、近年電子写真方式の複写機、或はプリンター等の
高速化、小型化に伴い、感光体に対して速い応答性が要
求されている。しかし、これまで数多くの有機系電荷輸
送材料が提案されているが、いずれも充分な正孔移動度
を持たず、これらの要求を満足していないのが実状であ
る。例えば、2−メチル−4−ジベンジルアミノベンズ
アルデヒドジフェニルヒドラゾン(特開昭61〜231
54号)は正孔移動度が小さく、これを電荷輸送物質に
用いた場合、複写機、プリンターの高速化に対応出来な
い。また、1.1−ビス(p−ジアルキルアミノフェニ
ル)−4,4−ジフェニル−1,3−ブタジェン(特開
昭62−287257号)は、有機系電荷輸送物質とし
ては大きな正孔移動度を有するが、無機系光導電材やポ
リシランに比べるとまだ充分とは言えない。さらに、こ
れら二種類の電荷輸送物質を混合した場合(特開昭63
−223755号)は、混合比によっては正孔移動度が
2−メチル−4−ジベンジルアミノベンズアルデヒドジ
フェニルヒドラゾンのそれよりも小さくなるという欠点
があった。
従って、正孔移動度が大きく、しかも充分な表面電位を
有し、残留電位が少なく、高感度の電子写真感光体が望
まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実情に鑑み、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果
、電荷輸送物質として特定のヒドラゾン化合物及び/又
は1.1.4.4−テトラフェニルブタジェン化合物を
用い、高分子結着剤としてPVにを配合すれば、上記課
題を解決し、優れた電子写真特性を有する電子写真感光
体が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、導電性支持体上に電荷発生層と電
荷輸送層とを積層してなる電子写真感光体において、電
荷輸送層に次の一般式(I)R’ (式中、R′及びR2は同−又は異なってもよく、それ
ぞれ低級アルキル基、フェニル基又はベンジル基を示し
、R3は水素原子、低級アルキル基又はアルコキシ基を
示す。R4及びR5は同−又は異なってもよく、それぞ
れ低級アルキル基、フェニル基、ベンジル基又はナフチ
ル基を示すか、R4とR8が結合して隣接する窒素原子
とともに複素環を形成してもよい。) で表わされるヒドラゾン化合物及びPVにを含有するこ
とを特徴とする電子写真感光体;導電性支持体上に電荷
発生層と電荷輸送層とを積層してなる電子写真感光体に
おいて、電荷輸送層に次の一般式(II) (式中、Ar’〜Ar’は同−又は異なってもよく、そ
れぞれフェニル基、p−ジ低級アルキルアミノフェニル
基、p−ジフェニルアミノフェニル基又It p−ジベ
ンジルアミノフェニル基を示す。但し、アミノ置換フェ
ニル基の数は1又は2である。)で表わされる1、1,
4.4−テトラフェニルブタジェン化合物及びPvにを
含有することを特徴とする電子写真感光体;並びに導電
性支持体上に電荷発生層と電荷輸送層とを積層してなる
電子写真感光体1ごおいて、電荷輸送層に上記−数式(
1)で表わされるヒドラゾン化合物、上記−数式(n)
で表わされる1、1.4.4−テトラフェニルブタジェ
ン化合物及びPVKを含有することを特徴とする電子写
真感光体を提供するものである。
本発明で用いられるヒドラゾン化合物において、−数式
(I)中、R’1R2、R3、R4及びR5で示される
低級アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、
プロピル基等の炭素数1〜5の直鎖又は分岐アルキル基
が挙げられる。R3で示されるアルコキシ基としては、
例えばメトキシ基、エトキシ基等が挙げられる。また、
R4とR’が結合して形成される複素環としては、例え
ばインドリン環、1゜2.3.4−テトラヒドロキノリ
ン環、ピペリジン環、カルバゾール環、1.2.3.4
−テトラヒドロキナルジン環等が挙げられる。
本発明において、−数式(I)で表わされるヒドラゾン
化合物の特に好ましい具体例としては、次のものが挙げ
られる。
以下余白 また、1.1.4.4−テトラフェニルブタジェン化合
物において、一般式(It) 中、Ar’〜^r4で示
されるp−ジ低級アルキルアミノフェニル基の低級アル
キル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等が
挙げられる。
本発明において、一般式(n)で表わされる1゜1.4
.4−テトラフェニルブタジェン化合物の特に好ましい
具体例としては、次のものが挙げられる。
以下余白 これらのヒドラゾン化合物及び1,1.4.4−テトラ
フェニルブタジェン化合物は公知のものであり、常法に
従って製造することができる。
また、これら電荷輸送物質の高分子結着剤への配合量は
、10〜90重量%(以下、単に%で示す)、特に30
〜60%が好ましい。そして、ヒドラゾン化合物(1)
と1.1,4.4−テトラフェニルブタジェン化合物(
II)を混合して用いる場合、その混合割合は特に制限
されないが、1,1,4゜4−テトラフェニルブタジェ
ン化合物(n)100重量部に対し、ヒドラゾン化合物
(1)50〜3000重量部が好ましい。
また、本発明においてPVKは、高分子結着剤として用
いるものであるが、他の高分子結着剤と併用されるのが
好ましい。他の高分子結着剤と併用する場合、全高分子
結着剤中のPVKの濃度は20〜80%が好ましい。2
0%未満では均一な膜を得るのが困難となることがあり
、80%を超えると膜が剥離するなど、物理的強度が低
下する場合がある。
またPVKと併用して用いる高分子結着剤としては、ポ
リカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリスチレン
樹脂などの電気絶縁性樹脂などが挙げられる。
次に、本発明の電子写真感光体について代表的な例を挙
げて説明する。
第1図は、本発明の電子写真感光体の一例を示すもので
ある。導電性支持体1の上に、電荷発生物質2を主体と
する電荷発生層3と、ヒドラゾン化合物(1)及び/又
は1.1.4.4−テトラフェニルブタジェン化合物(
n)と、高分子結着剤としてPVKを含有する電荷輸送
層4とからなる感光層5を設けてなるものである。
すなわち、第1図に示す感光体においては、電荷輸送層
を透過した光が、電荷発生層中に分散された電荷発生物
質に到達して電荷を発生させ、電荷輸送層は、この電荷
の注入を受けてその輸送を行うものである。
第1図の感光体を作製するには、まず導電性支持体上に
■電荷発生物質を真空蒸着する、■電荷発生物質の微粒
子を必要に応じて結着剤と混合分散して得られる分散液
を塗布し、乾燥する、■電荷発生物質を適当な溶剤に溶
解した溶液を塗布し、乾燥する、などの手段により電荷
発生層を形成する。次にこの電荷発生層の上に、ヒドラ
ゾン化合物(I)及び/又は1,1,4.4−テトラフ
ェニルブタジェン化合物(■)、及びPvにを含む高分
子結着剤溶液を、塗布乾燥して電荷輸送層を形成させる
ことによって感光体が得られる。塗布は通常の手段、例
えばドクターブレード、ワイヤーバーなどを用いて行わ
れる。
電荷発生層の厚さは5μm以下、好ましくは2μm以下
である。電荷輸送層の厚さは3〜50μm、好ましくは
5〜30μmである。
導電性支持体としてはアルミニウムなどの金属板、金属
箔又は金属管、アルミニウムなどの金属を蒸着したプラ
スチックフィルム、導電処理を施した紙などが用いられ
る。
本発明における電荷発生物質とは、一般に光を吸収して
電荷を発生させるものである。無機材料としでは、例え
ばアモルファスセレン、セレン化砒素、硫化カドミウム
、アモルファスシリコンなどが挙げられ;有機材料とし
ては、例えばアゾ系顔料、フタロ系顔料ン系顔料、イン
ジゴ系顔料、ペリレン系顔料、スクアリウム系顔料、多
環キノン系顔料、ピリリウム系染料、ピロロピロール系
顔料などが挙げられる。
第2図に本発明の電子写真感光体の他の例を示す。すな
わち、第2図は導電性支持体1の上に、第1図の構成と
は逆に電荷輸送層を形成し、その上に電荷発生層を形成
したものである。
また、必要に応じて導電性支持体1と感光N5の間に下
引き層を設けてもよい。下引き層としては、ポリアミド
、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、カゼイン、ニ
トロセルロース、ゼラチンなどが用いられる。下引き層
の膜厚は0.1〜1μmが好適である。
〔実施例〕
次に、実施例を挙げて本発明をさらに説明する。
実施例1 i)ポリエステルフィルム上に蒸着したアルミニウム薄
膜上に、チタニルフタロシアニンを10−’ Torr
で約0.8μmの厚さに真空蒸着し、電荷発生層を形成
した。lO%Pvにを含有するクロロベンゼン溶液4量
部と10%ポリカーボネート樹脂を含有するジクロロエ
タン溶液1量部を混合し、高分子結着剤溶液を作製した
。例示化合物(1)0.2gを高分子結着剤溶液2gに
溶解させてなる電荷輸送形成液を電荷発生層の上にドク
ターブレードを用いて乾燥時膜厚22μmになるように
塗布し、80℃で3時間乾燥して感光体を作製した。
ii)この感光体について静電複写紙試験装置r 5P
−428型」 (川口電機製作所製)を用いてスタティ
ック方式により電子写真特性を測定した。
すなわち、前記感光体を、−6KVのコロナ放電を5秒
間行って帯電せしめ、表面電位V。(=ボルト)を測定
し、これを暗所で5秒間保持した後、タングステンラン
プにより照度5ルツクスの光を照射し、表面電位を1/
2及び1/6に減衰させるに必要な露光量Ebyo (
ルックス・秒)及びB1/−(ルックス・秒)、さらに
照度5ルツクスの光を10秒間照射した後の表面残留電
位Vi (−ボルト)を測定した。結果を表1に示す。
実施例2 10%Pvにを含有するクロロベンゼン溶液2量部と1
0%ポリカーボネートを含有するジクロロエタン溶液1
量部を混合した高分子結着剤溶液2gに、例示化合物(
1)0.2gを溶解させてなる電荷輸送層形成液を作製
した。この溶液を実施例1と同様の電荷発生層上にドク
ターブレードを用いて乾燥時膜厚22μmになるように
塗布し、80℃で3時間乾燥して感光体を作製した。こ
の感光体について、実施例1(ii)と同様にして測定
した。結果を表1に示す。
実施例3 1O%PvKを含有するクロロベンゼン溶液1量部と1
0%ポリカーボネートを含有するジクロロエタン溶液1
量部を混合した高分子結着剤溶液2gに、例示化合物(
1)0.2gを溶解させてなる電荷輸送層形成液を作製
した。この溶液を実施例1と同様の電荷発生層上にドク
ターブレードを用いて乾燥時膜厚22μmになるように
塗布し、80℃で3時間乾燥して感光体を作製した。こ
の感光体について、実施例1  (ii)と同様にして
測定した。結果を表1に示す。
実施例4 1O%Pvにを含有するクロロベンゼン溶液1量部と1
0%ポリカーボネートを含有するジクロロエタン溶液4
量部を混合した高分子結着剤溶液2gに例示化合物(1
)0.2gを溶解させてなる電荷輸送層形成液を作製し
た。この溶液を実施例1と同様の電荷発生層上にドクタ
ーブレードを用いて乾燥時膜厚22μmになるように塗
布し、80℃で3時間乾燥して感光体を作製した。この
感光体について、実施例1  (ii)と同様にして測
定した。結果を表1に示す。
比較例1 10%ポリカーボネートを含有するジクロロエタン溶液
2gに、例示化合物(1)0.2gを溶解させてなる電
荷輸送層形成液を作製し、実施例1と同様の電荷発生層
上にドクターブレードを用いテ乾燥時膜厚22μmにな
るように塗布し、80℃で3時間乾燥して感光体を作製
した。この感光体について、実施例1  (ii)と同
様にして測定した。結果を表1に示す。
以下余白 表1から明らかなように、実施例1〜4で製造した本発
明の電子写真感光体は、いずれも充分に高い帯電能(v
6)を持ち、比較例1で製造した感光体に比べ残留電位
(Visa)が小さい。さらに、光感度に対応するB1
73、Bl/aも小さく、高感度である。
実施例5 実施例1において、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物(7)を用いた以外は、実施例1と同様に操作して
感光体を作製し、性能を調べた。結果を表2に示す。
実施例6 実施例3において、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物(7)を用いた以外は、実施例1と同様に操作して
感光体を作製し、性能を調べた。結果を表2に示す。
比較例2 比較例1において、例示化合物(1)の代わりに、例示
化合物(7)を用いた以外は比較例1と同様に操作して
、感光体を作製し、性能を調べた。結果を表2に示す。
以下余白 表2から明らかなように、実施例5及び6で製造した感
光体は、いずれも充分な帯電能(vo)を持ち、比較例
2で製造した感光体に比べ、残留電位(V□。)が小さ
い。さらに、光感度に対応する81/2、B+7gも小
さく、高感度である。
実施例? 実施例1にふいて、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物0を用いた以外は実施例1と同様に操作して感光体
を作製し、性能を調べた。結果を表3に示す。
実施例8 実施例2において、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物(6)を用いた以外は実施例2と同様に操作して感
光体を作製し、性能を調べた。結果を表3に示す。
実施例9 実施例3において、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物Ql)を用いた以外は実施例3と同様に操作して感
光体を作製し、性能を調べた。結果を表3に示す。
比較例3 比較例1において、例示化合物(1)の代わりにt水化
合物(6)を用いた以外は比較例1と同様に’14fし
て感光体を作製し、性能を調べた。結果を表:に示す。
以下余白 表3から明らかなように、実施例7〜9で製造した感光
体は、いずれも充分高い帯電能(vo)を持ち、残留電
位(V□。)が小さい。さらに、感度を表すB+7*、
81.。が小さいことより高感度であることがわかる。
実施例10 実施例2において、例示化合物(1〕の代わりに例示化
合物@を用いた以外は実施例2と同様に操作して感光体
を作製し、性能を調べた。結果を表4に示す。
実施例11 実施例3において、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物的を用いた以外は実施例3と同様に操作して感光体
を作製し、性能を調べた。結果を表4に示す。
比較例4 比較例1において、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物(支)を用いた以外は比較例1と同様に操作して感
光体を作製し、性能を調べた。結果を表4に示す。
表4から明らかなように、実施例10及び11の感光体
は、充分高い帯電能(vo)を持ち、残留電位(vi、
o)も小さく、しかも高感度(B、、2、E、76が小
さい)であることがわかる。
実施例12 実施例2において、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物(1)0.18gと例示化合物Ql)0.02gを
用いた以外は実施例2と同様に操作して感光体を作製し
、性能を調べた。結果を表5に示す。
実施例13 実施例3において、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物(t)0.18gと例示化合物αυ0.02gを用
いた以外は実施例3と同様に操作して感光体を作製し、
性能を調べた。結果を表5に示す。
実施例14 実施例4において、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物(x)0.18gと例示化合物(ロ)0.02gを
用いた以外は実施例4と同様に操作して感光体を作製し
、性能を調べた。結果を表5に示す。
比較例5 比較例1において、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物(1)0.18gト例示化合物Ql)0.02gを
用いた以外は比較例1と同様に操作して感光体を作製し
、性能を調べた。結果を表5に示す。
以下余白 表5から明らかなように、実施例12〜14の感光体は
、いずれも充分に高い帯電能(Vo)を持ち、比較例5
の感光体に比べ残留電位(V□。)が小さく、さらに光
感度に対応するE173.8.76も小さく、高感度で
ある。
実施例15 実施例1で製造した感光体を通常のタイムオブフライト
法〔清水、電子写真学会誌、第22巻、第1号、P69
(1983年)〕により正孔移動度を求めた。
すなわち、感光体表面に半透明金電極を蒸着し、サンド
イッチ型セルを作製した。試料に一定電圧を印加した後
、負極半透明金電極から色素ガスレーザー光(620n
m)を照射し、過渡充電流波形をデジタルオシロスコー
プで観測した。得られた電流波形より走行時間を求めて
次式に従い正孔移動度を算出した。結果を表6に示す。
L′ μ6;正孔移動度(co?/ボルト・秒)tT;走行時
間(秒) L;電極間距離(cm) V;印加電圧(ポルト) 実施例16 実施例2で作製した感光体について、実施例15と同様
にして正孔移動度を求めた。結果を表6に示す。
実施例17 実施例3で作製した感光体について、実施例15と同様
にして正孔移動度を求めた。結果を表6に示す。
実施例18 実施例4で作製した感光体について、実施例15と同様
にして正孔移動度を求めた。結果を表6に示す。
比較例6 比較例1で作製した感光体について、実施例15と同様
にして正孔移動度を求めた。結果を表6に示す。
表6から明らかなように、比較例6の感光体に比べ、P
vにを含有した感光体の正孔移動度が向上していること
がわかる。
実施例19 実施例8で作製した感光体について、実施例15と同様
にして正孔移動度を求めた。結果を表7に示す。
実施例20 実施例4において、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物(6)を用いた以外は実施例4と同様に感光体を作
製し、実施例15と同様にして正孔移動度を求めた。結
果を表7に示す。
比較例7 比較例3で作製した感光体について、実施例15と同様
にして正孔移動度を求めた。結果を表7に示す。
以下余白 表7から明らかなように、比較例7の感光体に比べ、P
vにを含有した感光体の正孔移動度が向上していること
がわかる。
実施例21 実施例1において、例示化合物(1)の代わりに例示化
合物(1)0.18g及び例示化合物(ロ)0.02g
を用いた以外は実施例1と同様にして感光体を作製し、
実施例15と同様にして正孔移動度を求めた。結果を表
8に示す。
実施例22 実施例12で作製した感光体について、実施例15と同
様にして正孔移動度を求めた。結果を表8に示す。
実施例23 実施例13で作製した感光体について、実施例15と同
様にして正孔移動度を求めた。結果を表8に示す。
比較例8 比較例5で作製した感光体について、実施例15と同様
にして正孔移動度を求めた。結果を表8に示す。
以下余白 表8から明らかなように、比較例8の感光体に比べ、P
vにを含んだ感光体の正孔移動度が向上していることが
わかる。
〔発明の効果〕 本発明の電子写真感光体は、正孔移動度が大きく、しか
も充分な表面電位を有し、残留電位が少なく、高感度で
あり、電子写真特性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明に係る電子写真感光体の一
例を示す断面説明図である。図面中の符号は下記のもの
を示す。 1 導電性支持体、  2°重電荷生物質、3・電荷発
生層、    4・・電荷輸送層、5・・・感光層。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送層とを積層
    してなる電子写真感光体において、電荷輸送層に次の一
    般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1及びR^2は同一又は異なってもよく、
    それぞれ低級アルキル基、フェニル基又はベンジル基を
    示し、R^3は水素原子、低級アルキル基又はアルコキ
    シ基を示す。R^4及びR^5は同一又は異なってもよ
    く、それぞれ低級アルキル基、フェニル基、ベンジル基
    又はナフチル基を示すか、R^4とR^5が結合して隣
    接する窒素原子とともに複素環を形成してもよい。) で表わされるヒドラゾン化合物及びポリ−N−ビニルカ
    ルバゾールを含有することを特徴とする電子写真感光体
    。 2、導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送層とを積層
    してなる電子写真感光体において、電荷輸送層に次の一
    般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Ar^1〜Ar^4は同一又は異なってもよく
    、それぞれフェニル基、p−ジ低級アルキルアミノフェ
    ニル基、p−ジフェニルアミノフェニル基又はp−ジベ
    ンジルアミノフェニル基を示す。但し、アミノ置換フェ
    ニル基の数は1又は2である。) で表わされる1、1、4、4−テトラフェニルブタジエ
    ン化合物及びポリ−N−ビニルカルバゾールを含有する
    ことを特徴とする電子写真感光体。 3、導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送層とを積層
    してなる電子写真感光体において、電荷輸送層につぎの
    一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1及びR^2は同一又は異なってもよく、
    それぞれ低級アルキル基、フェニル基又はベンジル基を
    示し、R^3は水素原子、低級アルキル基又はアルコキ
    シ基を示す。R^4及びR^5は同一又は異なってもよ
    く、それぞれ低級アルキル基、フェニル基、ベンジル基
    又はナフチル基を示すか、R^4とR^5が結合して隣
    接する窒素原子とともに複素環を形成してもよい。) で表わされるヒドラゾン化合物、次の一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Ar^1〜Ar^4は同一又は異なってもよく
    、それぞれフェニル基、p−ジ低級アルキルアミノフェ
    ニル基、p−ジフェニルアミノフェニル基又はp−ジベ
    ンジルアミノフェニル基を示す。但し、アミノ置換フェ
    ニル基の数は1又は2である。) で表わされる1、1、4、4−テトラフェニルブタジエ
    ン化合物及びポリ−N−ビニルカルバゾールを含有する
    ことを特徴とする電子写真感光体。 4、高分子結着剤中のポリ−N−ビニルカルバゾール濃
    度が20〜80重量%である請求項1〜3のいずれかの
    項記載の電子写真感光体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5767940A (en) * 1980-10-15 1982-04-24 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Electrophotographic receptor
JPS581155A (ja) * 1981-06-26 1983-01-06 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 電子写真感光体
JPS6230255A (ja) * 1985-07-31 1987-02-09 Minolta Camera Co Ltd 電子写真感光体

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