JPH04301258A - カセット装填装置 - Google Patents

カセット装填装置

Info

Publication number
JPH04301258A
JPH04301258A JP3087218A JP8721891A JPH04301258A JP H04301258 A JPH04301258 A JP H04301258A JP 3087218 A JP3087218 A JP 3087218A JP 8721891 A JP8721891 A JP 8721891A JP H04301258 A JPH04301258 A JP H04301258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray device
cassette
opening
tray
pop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3087218A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Matsui
章 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3087218A priority Critical patent/JPH04301258A/ja
Publication of JPH04301258A publication Critical patent/JPH04301258A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビデオテープ
レコーダ(以下VTRと記す)やデジタルオーディオテ
ープレコーダ(以下DATと記す)に組込まれるカセッ
ト装填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRにおいては、カセットを装填する
場合、トレイ方式がある。トレイ方式は、トレイ装置が
筐体前面の開口から引出されるもので、これにカセット
を搭載し、再生あるいは録画操作を行うとトレイ装置が
自動的に開口内部に引込まれるようになっている。そし
て、トレイ装置は、VTR内部において、それに搭載さ
れたカセットを、所定のカセット駆動位置へ装填するた
めに下降することができる。従って、トレイ装置の底板
は、カセットをリール台に関連つけるために、開設部が
設けられているのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらトレイ装
置は、筐体外部に露出した場合、底板の開設部が比較的
大きく目立つことになる。これは機器内部の部品が露出
することであり、外部筐体のように化粧処理を施したも
のと視覚上で大きな差異があるからであり、意匠効果を
損なうことになる。
【0004】また、近年、テレビ放送番組として、長時
間ものが多くなっている。また衛星放送の開始により放
送時間帯も深夜に及ぶ番組ものが増加しつつある。そこ
で、VTRの録画態勢も留守中の録画、長時間録画が可
能なように移行しつつある。そこで、複数のカセットを
装填できるようにVTRを構成しようとする提案がある
。このようなVTRにトレイ方式を採用しようとすると
、当然トレイ装置の外部引出しストロークは大きくなり
、上述した底板の開設部の問題は無視できなくなる。
【0005】そこでこの発明は、トレイ装置の底板の開
設部が外部に露出した場合、意匠的効果を損なわないよ
うにすることができるセット装填装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、テープ記録
再生機能を内蔵した筐体と、この筐体の前面に開設され
た開口部と、この開口部を通して水平に挿脱自在であり
、上面にカセットを配置できるトレイ装置と、このトレ
イ装置の下部板の開設部分を遮蔽する広さであり、前記
トレイ装置の下側で前記開口部から水平に挿脱自在なブ
ラインド板と、前記トレイ装置の一部と前記ブラインド
板の一部に互いに対応して設けられ、前記トレイ装置が
前記開口部から引出されるときに互いに係合し、前記開
設部分を前記ブラインド板が遮蔽するようにし、前記ト
レイ装置が開口部の奥へ侵入するに伴って、前記ブライ
ンド板が前記開口部に収容されるようにする係止手段と
を備える。
【0007】
【作用】上記の手段によれば、トレイ装置が引出されて
もブラインド板がその底板の開設部を遮蔽するために、
意匠効果を劣化させることがない。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0009】図1は、この発明の一実施例であり、外観
的な斜視図と、その基本動作を示している。
【0010】この発明が適用されたVTRは、例えば2
つのカセットを予めトレイ装置100の前部と後部領域
に配置しておくことができる。10はVTR筐体であり
、その前面には、矩形状の開口12が形成され、この開
口12を通して前後方向へトレイ装置100を水平に挿
入したり、また筐体10内部から露出させたりすること
ができる。トレイ装置100は、そのフレームの側部に
形成されたレールが、筐体内部に設けられているローラ
に係合しており前後方向へ移動できる。開口12には蓋
13(図2に示す)も設けられており、トレイ装置10
0が筐体10から引出されるときは開き、筐体10内部
に挿入されたときは閉じるようになっている。これは図
示していないが、トレイ装置100に連動する蓋開閉機
構により実現される。筐体10の内部には、トレイ駆動
機構として固定位置にモータが設けられ、中間ギアを介
してトレイ装置100を前後方向へ移動させることがで
きる(この駆動機構については後述する)。
【0011】またトレイ装置100の前部領域と後部領
域とにはそれぞれ、カセット200及び300の挿入と
取出し操作を容易にするためのポップアップ部材230
と330とが設けられている。このポップアップ部材2
30と330の駆動機構及びその動作原理については後
述する。
【0012】図1は、トレイ装置100が筐体から最大
引出された状態において、前部及び後部領域にカセット
が無い場合であり、トレイ装置100の前後の領域の底
板(カセット底支持板240と401)見えている状態
を示している。これらの板には、通常は、ここに搭載さ
れるカセットと機器内部のリール台とを関連つけるため
に複数の開設部241が設けられている(図はカセット
底支持板240の開設部に符号を付している)。その他
、テープセンサーなどがカセット内部に侵入するための
開設部も設けられている。
【0013】このシステムでは、上述したような開設部
241は、図1に示すように、トレイ装置100が引出
されたときは、その下部に位置するブラインド板800
により閉じられるようになっており、開設部のためにト
レイ装置の引出し状態が見苦しくないように設計されて
いる。ブラインド板800は、例えばカセット支持板2
40の色と同じような色になっている。
【0014】なお、900は蓋であり、この蓋900は
、上辺部に回動支点を有し回動端が前後回動することが
できる。この蓋900は、図1のようにトレイ装置10
0が引出された場合、機器の内部が外から見えるのを防
止し、開口12の全体を狭く見せる作用がある。これに
より、装置の意匠的効果を損なうことなく構成すること
ができる。蓋900の回動支点は、筐体10の開口若し
くはポップアップ部材300の収容部の開口のいずれに
設けられてもよい。
【0015】図2は上記ブラインド板800の取り付け
状態と、その駆動手段を説明するために示した図である
。ブラインド板800は、開設部分を遮蔽する広さであ
り、開口12に対して水平方向へ引出し、挿入自在に取
り付けられている。ブラインド板800は、筐体内部の
補助シャーシ35の下部の案内片35aにより水平に保
持され前後移動自在に設けられている。図面では、右側
の案内片35aのみが現れているが、左側にも同様な案
内片が設けられている。
【0016】ブラインド板800の前部エッジには、上
方向へ突出した左右一対の係止片801が設けられてい
る。また後方のエッジの左右にはストッパー802が設
けられている。トレイ装置100が、筐体内部から引出
されると、係止片801は、トレイ装置の対応位置に設
けられた係止部804に係合する。これにより、同図(
B)、(C)に示すように、トレイ装置100の引出し
に追従してブラインド板800が引出され、図1で示し
たように底板の開設部241を塞ぐことができる。図(
C)の状態では、ストッパー802が案内片35aに突
当たる。
【0017】ブラインド板800は後部方向へスプリン
グにより引かれて付勢されており、トレイ装置100が
図(C)の状態から図(B)の状態に戻るときは、その
動きに追従して開口12の内部へ侵入してもとの位置(
同図(A))へ戻る。
【0018】このようにカセット底支持板240の開設
部を、トレイ装置引出し時に閉じるための手段としては
、上記の実施例に限定されるものではない。
【0019】図3は、ブラインド手段の他の実施例を示
している。同図(A)は、ブラインド板800が前後の
分割板800A、800Bに分割された例を示している
。この分割板800Aと800Bとは互いに重なり、全
体の面積を拡大、縮小することができる。トレイ引出し
時には、分割板800Aにトレイ装置100が係合して
引出し、さらに分割板800Aが分割板800Bに係止
してこれを引出すように構成されている。トレイ装置1
00が筐体内部に挿入されるときは、分割板800A、
800Bは全体面積を小さくするようにスプリングの力
で重なり合うように作動する。これによりブラインド板
が筐体内部で占める空間を狭くすることができる。 図3(B)はさらに他の例である。ブラインド部材とし
て、トレイ装置100に対して係合する部分のみを硬質
のものとし、後部の部分は、柔軟性を有したシート状の
もので構成した例である。このブラインド部材800C
によると、シート部分を軸805に巻回することができ
る。この巻回状態から、トレイ装置100により巻回を
解く方向へブラインド部材800Cを引っ張り広げるこ
とができる。再度巻回状態とするには、巻回軸805に
時計スプリング806を作用させておくことにより可能
である。
【0020】次に、上記VTRのローディング機構の各
部及びその動作原理についてさらに説明する。
【0021】図4(A)、(B)、及び図5は、カセッ
トローディング、アンローディング基本構成を示す説明
図である。
【0022】筐体10の内部には、トレイ駆動機構とし
て固定位置にモータ21が設けられ、中間ギア22を回
転駆動することができる。中間ギア22は、トレイ装置
100の前後移動方向に対して直交する方向の回転軸を
有し、前後にそれぞれ回転自在に設けられている駆動ギ
ア23、24を回転駆動することができる。駆動ギア2
3、24は、トレイ装置100の側部下面に設けられて
いるラックに噛合して、トレイ装置100を前後に駆動
することができる。また、VTRの内部には、カセット
を所定位置に装着しテープローディングを実行させる機
能がある。14は、メインシャーシでありカセットのリ
ールハブに係合するリール軸やテープローディング、テ
ープ駆動に必要な各種部品(図示せず)が設けられてい
る。また15は、所定の装着位置に配置されたカセット
から引き出されたテープがテープローディングにより添
接される回転ヘッドドラムである。図4(A)は前方部
の駆動ギア23がラックに噛合した状態、図4(B)は
前方部と後方部の駆動ギア23、24の双方がラックに
噛合した状態、図5は後方部の駆動ギア24がラックに
噛合した状態を示している。
【0023】トレイ装置100は、上面から見て枠型の
トレイフレームを有し、その側板の外側のレールは、筐
体10の内側に設けられたローラに案内され水平に移動
自在である。
【0024】このシステムは、トレイ装置100の上面
の前部領域と後部領域にそれぞれカセット200、30
0の2つを配置することができる(図4(A))。トレ
イ装置100の前部領域と後部領域にはそれぞれパンタ
グラフ機構201と301が取付けられている。パンタ
グラフ機構201と301は同様な機構であり、リンク
機構によりカセット底支持板を下降、上昇させることが
できる。
【0025】図4(A)はカセット201と301とが
全部領域と後部領域とのそれぞれ載置された状態を示し
ている。カセット201と301とが先端部を斜め上方
に向けているのは、トレイ装置100に設けられている
ポップアップ機構により持ち上げられ、カセットの挿脱
操作を容易にしているからである。しかも、この状態で
は、トレイ装置100を筐体10の開口から大きく引き
出さなくても、後方のカセット300を取り出せること
ができるように設計されている。つまり、前方のカセッ
ト200は全体が露出するが、後方のカセット300は
その一部(先端部)のみが開口から露出している。この
ように設計することにより、トレイ装置100を引出す
距離が短くてすみ、取扱いの面で周辺空間を占める割合
を少なくすることができるからである。
【0026】図4(B)は、後方のパンタグラフ機構3
01がトレイ通過位置下部のカセット装着位置へカセッ
ト300を装着した状態を示している。また図5には前
方のパンタグラフ機構201がカセット200を降下さ
せて所定のカセット装着位置へ装着した状態を示してる
。図4(A)の状態から図4(B)の状態に移るには、
トレイ駆動機構が動作し、トレイ装置100を筐体10
の内部方向へ水平に移動させ、第1の検出位置(後方カ
セットドライブ位置)に来るとトレイ装置100が停止
される。この位置に来ると、後述するパンタグラフドラ
イブ機構が作動し、パンタグラフ機構301を駆動し、
カセット300を下降させる。図4(B)の状態から図
5状態に移るには、パンタグラフドライブ機構が下降し
ているカセット300を持ち上げるようにパンタグラフ
機構301を駆動し、トレイ装置100の元の位置に戻
す。次に、トレイ駆動機構がトレイ装置100をさらに
奥の方へ移動させ、パンタグラフ機構200がカセット
装着位置の上、つまり第2の検出位置(前方カセットド
ライブ位置)に来たときにトレイ装置100の移動を停
止させる。そして再度、パンタグラフドライブ機構が、
今度はパンタグラフ機構201を駆動し、カセット20
0を所定位置まで下降させる。
【0027】図5の状態では、後方のカセット300を
搭載しているパンタグラフ機構30は、丁度回転ヘッド
ドラム15の上側に位置する。ここで、パンタグラフ機
構301は、トレイ装置100から若干浮き上がる方向
へガイドされ、カセット300及びパンタグラフ機構3
01が回転ヘッドドラム15に衝突しないように設計さ
れている。パンタグラフ機構301を持ち上げる部材は
、筐体10の内部の側面に突出して取り付けられている
ガイド部材16である。つまり、カセット300が上昇
した状態で、トレイ装置100が図4(A)の状態から
さらに奥の方へ移動すると、このガイド部材16の傾斜
面にパンタグラフ機構301の底板が乗り上げるように
設計されている。このように、カセット300の待機位
置では、カセット300つまりパンタグラフ機構が若干
持ち上げられるようにしたのは、小形化のために筐体1
0の高さを低くすると、トレイ装置100の移動軌跡が
回転ヘッドドラム15上部に衝突することになるからで
ある。また回転ヘッドドラム15部周辺の通気を良くし
て温度上昇を軽減するとともに、カセットテープの安全
性を考慮したからである。
【0028】次に、図4(A)と図5の状態を比較して
みると、以下のように設計されていることがわかる。即
ち、図4(A)はトレイ装置100が持つとも引出され
た状態であり、図5は最も奥に挿入された状態である。 トレイ装置100の下面のエッジにはラックが設けられ
、これにギア23と24が噛合してトレイ装置100を
前後方向へ駆動するようになっている。しかし、図4(
A)の状態ではギア23のみが噛合し、図5ではギア2
4のみが噛合するように、ギア23と24の配置がトレ
イ移動方向へ並べて配置され、双方のギア23、24は
中間ギア22により連動するようになっている。このよ
うにギア23、24を配置することは、トレイ装置10
0の前後方向の全長を短くできることを意味する。仮に
トレイ装置100の駆動ギアを1個で実現しようとする
と、トレイ装置100の全長は実施例の場合よりも長く
ならざるを得ない。なぜなら、図4(A)、図5のいず
れの状態でも、1つのギアに噛合する必要があるからで
ある。
【0029】このように、トレイ装置100の全長を短
くできることは、重量を軽くして駆動装置の負荷を軽減
することは勿論のこと、カセット装填を行うときにトレ
イ装置100が突出する空間を狭くすることができ、周
辺の占有空間を小さくすることができる。また逆に、言
い換えれば、トレイ装置100の全長が短くても、トレ
イ装置の移動ストロークを大きくできることである。
【0030】図6は、パンタグラフ機構301を代表し
て示し、またパンタグラフドライブ機構も合わせて示し
ている。
【0031】パンタグラフ機構301は、各種の実施例
が可能であるが、この装置では側面から見て×印状にク
ロスした第1と第2のリンクレバー311と312を基
本構成としている。リンクレバー311と312のクロ
ス点は、軸313により連結され、これによりリンクレ
バー311と312は、図6(A)と(B)のように両
端を近付けた状態(上昇状態)、離間(下降状態)させ
た状態になることができる。リンクレバー321と31
1の前方側端部は、それぞれトレイ装置100のフレー
ム101と、カセット底支持板401の取付け部402
に軸102と403により回動自在に取付けられている
。リンクレバー311の後方端部は、フレーム101に
形成された長穴103にピン104を介して係合され、
リンクレバー312の後方端部は、カセット底支持板4
01の取付け部404に形成された長穴405にピン4
06を介して係合されている。これにより、リンク機構
は、カセット底支持板401を下降位置、上昇位置へ運
ぶことができる。
【0032】次に、パンタグラフ機構301を駆動する
パンタグラフ駆動機構について説明する。
【0033】パンタグラフ駆動機構は、リンクレバー3
12に回動自在に取付けられている仲介カム320を押
し付けたり、また引上げたりする回動部品501を有す
る。仲介カム320は、軸321によりリンクレバー3
12の途中に回動自在に取付けられ、リンクレバー31
2の動作に追従して上下する。この場合、仲介カム32
0には、係合ピン322が設けられている。この係合ピ
ン322は、フレーム101に間隔をおいて取付けられ
ているガイド板120の穴121に係合する。この穴1
21は、溝状でありパンタグラフ機構の上昇位置をロッ
クするロック機能と、パンタグラフ機構の上下移動軌跡
および下降位置を規制する規制機能を奏することができ
る。つまり、仲介カム320の係合ピン322は、穴1
21に係合して移動するから、上下移動時の軌跡が規制
されるとともに、下降位置も穴121の下端部で位置決
めされる。また、係合ピン322は、上昇したときは、
穴121に段状に窪んで形成されたロック部121Aに
係合し、不用意にパンタグラフ機構が下降しないように
作用する。
【0034】ガイド板120にはさらにガイド溝122
が、先の穴121と平行して形成されているが、このガ
イド溝122は上端部と下端部でガイド板120を切り
欠くように形成されている。そしてこのガイド溝122
と重なって交差するように先の仲介カム320の回動先
端が位置するように設計されている。ガイド溝122は
上下方向に切り抜けているので、この溝122を回動部
品501の先端に設けられたローラ502が通過するこ
とができる。ローラ502は、図面上で上方向からガイ
ド溝122に対向している。
【0035】回動部品501は、筐体内部の固定位置(
トレイ装置100の通過路の上側)に軸503により回
動自在に取付けられており、回動先端は、前記ガイド溝
122に沿って上下することができる。図6(B)の状
態は、パンタグラフドライブ機構が動作する前であり、
ローラ502は、ガイド溝122の侵入口の上部に位置
する。トレイ装置100の位置検出手段により位置検出
情報があると、回動部品501は、軸503を支点にし
て図示しない駆動手段により駆動され回動する。ここで
、ローラ502がガイド溝122に侵入し、仲介カム3
20の回動端部に突き当たると、仲介カム320が若干
時計方向に回動する。このために、仲介カム320の係
合ピン322は、ロック部121Aから離脱し、穴12
1を下方向へ移動可能となる。よって、回動部品501
は、回動を続け、図6(A)の状態まで回動する。 この回動に伴い、パンタグラフ機構により支持されてい
るカセット底支持板401が下降し、カセットを所定の
装着位置へ配置する。このとき、穴121により仲介カ
ム320の係合ピン322は、位置規制された状態であ
るから、結果的にカセットの位置決めも行われることに
なる。また、このとき回動部品501の軸503と共に
回転する弾性を有した押え部材がカセットの左右中央部
を上方から押さえるようになっている。
【0036】図6(A)は、カセット底支持板401が
下降した状態を示し、この状態から上昇した状態に移る
には、回動部品501が図示しない駆動手段により反時
計方向に回動される。すると、ローラ502は、仲介カ
ム302のU字窪みに係合しているので、仲介カム30
2を引上げることになる。これに伴い、リンク機構が作
動し、カセット底支持板401が上昇する。仲介カム3
20が図(B)の状態になる直前では、ローラ502は
、仲介カム320を反時計方向に押さえることになる。 これにより、仲介カム320の係合ピン322は、ロッ
ク部121Aへ移動する。よって、カセット底支持板4
01が上昇してトレイ装置100の高さと同じ位置にあ
るときは、リンク機構が不用意に下降する方向へ動作す
ることはない。
【0037】図6では、開口から見て左側のパンタグラ
フ機構及びそのドライブ機構について説明したが右側に
も同様な機構が設けられており、左右の機構が同期して
動作するようになっている。
【0038】図7は、トレイ装置100が筐体10から
引き出される際に、カセット200や300を外部から
扱い易くするためのポップアップ機構を示している。ト
レイ装置100が筐体10から引き出された状態では、
ポップアップ機構により前方のカセット200と後方の
カセット300は、前端を上方に向けて平行状態となる
。そして後方のカセット300の底面が前方のカセット
200の上面を滑るようにして後方のポップアップ部材
330に挿入できるように配置関係が設計されている。
【0039】図7(A)は、前部領域のポップアップ部
材230と後部ポップアップ部材330とがそれぞれ支
持しているカセット200、300を持ち上げた状態を
示している。
【0040】まず前方のポップアップ機構から説明する
【0041】ポップアップ部材230は、軸231を支
点としており前方側の回動端が上下方向へ回動自在であ
る。前方側の回動端には、支持部232が形成され、こ
の支持部232はカセット200の底部を持ち上げるこ
とができる。軸231は、図示していないが、カセット
底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付けられ
ている。従って、図5に示したようにカセット底支持板
240がパンタグラフ機構201により下降した場合は
、これと一体に下降することができる。
【0042】フレーム101の内壁には、フレーム10
1の移動方向と同じ方向へフレーム101に対して移動
できるスライダー260が配置されている。スライダー
260は、フレーム101の内壁に突出したピン111
、112にその長穴261、262を係合させている。 さらにスライダー260は、ポップアップ部材230に
対応した位置に、長穴261に通じ、かつ傾斜部を持っ
た切り欠き部264を有し、この切り欠き部264を通
じて長穴261部に、ポップアップ部材230に取付け
られたピン233が侵入することができる。これは、図
5に示した状態に以降するときにポップアップ部材23
0がカセット底支持板240と共に下降するときに、ま
た元の位置に戻るときに必要であるからである。
【0043】トレイ装置100が筐体10の内部に挿入
されるときは、図7(A)の状態から図7(B)の状態
になり、次に前方のカセット200は、ポップアップ部
材230の回動によりトレイ装置100と平行になる。 これは、図7(B)の状態から、さらにトレイ装置10
0が奥の方へ移動すると、スライダー230に対してピ
ン111、112及びポップアップ部材230が一体に
後方へ移動(相対的にはスライダー260が前方に移動
)することになるので、ピン233は切り欠き部264
の角部に突き当たり、ピン233を下から支える部分が
なくなるからである。そしてこの状態でスライダー26
0もフレーム101と一体に後方へ移動する。ポップア
ップ部材230は、切り欠き部264(長穴261の端
部に連続してL型に下方向へ解放している)があるため
に、回動先端が下方へ回動し、カセット200をカセッ
ト底支持板240に載置させた状態となる。
【0044】逆に、奥のほうからトレイ装置100が引
き出される場合は、フレーム101及びスライダー26
0、ポップアップ部材230は一体となつて前方へ移動
してくる。しかし、スライダー260は、その途中で、
筐体内部の固定位置に設けられたストッパー18に係止
し、前方へは移動しなくなる。そこでさらにフレーム1
01が前方へ移動すると、スライダー260は相対的に
後方へ移動した形となり、切り欠き部264の傾斜部で
ポップアップ部材230のピン233がガイドされて長
穴261に侵入する。この動作は、ポップアップ部材2
30の回動先端を上方に向ける動作であり、図7の状態
をとることになる。
【0045】次に、後方のポップアップ部材330を駆
動するポップアップ機構及びその動作について説明する
【0046】ポップアップ部材330は、前方よりカセ
ット300を挿入できる開口を有し、後方部は、軸33
1により回動自在に支持され、前方部を上下回動できる
ようになっている。軸331は、図示していないが、カ
セット底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付
けられている。従って、図4(B)、図6(A)の如く
カセット底支持板401が降下したときは、これと一体
に降下したりまた上昇することができる。図7(A)で
はポップアップ部材330の回動先端は上方を向き、図
7(B)ではカセット底支持板と平行になっている。こ
れは、ポップアップ部材330の後端部に設けられてい
るレバー332の先端部333が、固定位置に設けられ
ている突設部19により回動されるからである。つまり
、トレイ装置100が最も引き出されたときには、突設
部19によりポップアップ部材330が軸331を支点
として時計方向へ回動されるからである。トレイ装置1
00が後方へ移動すると、突設部19からレバー332
の先端部333は、離脱するために、ポップアップ部材
330は自重、あるいは弱スプリングにより反時計方向
に回動し、カセット底支持板と平行になる。
【0047】さらに、上記のポップアップ部材230等
による前部ポップアップ機構と、ポップアップ部材33
0等による後部ポップアップ機構との動作タイミングは
以下のように設定されている。
【0048】前部ポップアップ機構は、図7(B)の位
置のときカセット200の前方を持ち上げており、後部
ポップアップ機構は、図7(B)の状態からさらにトレ
イ装置100が引出され、図7(A)の状態になるとき
に後部ポップアップ部材330を持ち上げている。上記
したようにポップアップ機構の動作は、トレイ装置10
0が移動されることにより、部品のガイドや衝突により
得られている。このことは、カセットを持ち上げる力は
、トレイ装置100を駆動しているモータ21のパワー
によるものであることが理解できる。ここで、前後のポ
ップアップ機構を同時に動作させると、モータ21に多
大な負荷がかかることになる。そこでこのシステムでは
、前後のポップアップ機構の動作に時間差を持たせる(
前部のポップアップ機構がカセットを持ち上げた後で後
部のポップアップ機構がカセットを持ち上げる)ように
し、モータ21にかかる負荷を軽減し、小電力モータで
駆動できるようにしている。
【0049】図8乃至図12は、この発明が適用された
VTRの筐体の中からシャーシ本体部を取出して外観を
示す図である。図8は左側前方から見た図でありトレイ
装置100がシャーシ本体部から最大に引き出された状
態を示し、図9は右側前方から見た図であり同じくトレ
イ装置100がシャーシ本体部から最大に引出された状
態を示し、図10と図11はトレイ装置100が最も奥
部に押し込まれた状態で、右側前方から見た図と左側前
方から見た図を示している。
【0050】シャーシ本体は、左右の側板31Lと31
R、及び左右の側板31Lと31Rの前方上に架設され
た架設板32、後部上に架設された架設板33を主な構
成要素としている。側板31Lには、トレイ装置100
を前後方向へ駆動するための水平駆動モータ21や、ト
レイ装置100の前後移動に連動する部材を駆動するた
めのギア41、42、さらにカム43が設けられている
。また側板31Rには、トレイ装置100に載置される
カセットを下降させたり上昇させたりするための垂直駆
動モータ51が取付けられている。さらに、垂直駆動モ
ータ51の動きを各種部品に伝達するためのギア52、
53、54、55、及びカム56が設けられている。ト
レイ装置100の具体的な水平移動、及びトレイ装置1
00に載置されているカセットの下降及び上昇制御手段
については前述した通りである。
【0051】図12は、トレイ装置100の外観を示し
ている。トレイ装置100は、上面から見て枠型のトレ
イフレームを有し、その側板の外側のレールは、側板シ
ャーシの内側に設けられたローラに案内され水平に移動
自在である。フレーム101の左右の枠131、132
を構成する部分は、内部が空洞となっており、この内部
には前述したパンタグラフ機構のリンクレバーなどが収
容されている。
【0052】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】この発明の装置の使用状態の一例を示す斜視図
【図3】この発明の装置のたの実施例を示す図。
【図4】この発明が適用されたVTRの第1、第2の動
作態様を示す基本的構成説明図。
【図5】さらに上記VTRの第3の動作態様を示す基本
的構成説明図。
【図6】上記VTRにおけるパンタグラフ機構及びその
駆動機構を説明するために示した構成説明図。
【図7】この発明に係わるポップアップ機構及びその動
作を説明するために示した構成説明図。
【図8】この発明の一実施例を右側前方から示す斜視図
【図9】この発明の一実施例を左側前方から示す斜視図
【図10】この発明の一実施例の他の動作状態を左側前
方から示す斜視図。
【図11】この発明の一実施例の他の動作状態を右側前
方から示す斜視図。
【図12】この発明の一実施例に使用されたフレームを
示す斜視図。
【符号の説明】
10…筐体、12…開口、13…蓋、14…メインシャ
ーシ、15…回転ヘッドドラム、16…ガイド部材、1
8…ストッパー、19…突設部、100…トレイ装置、
800…ブラインド板、900…蓋。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  テープ記録再生機能を内蔵した筐体と
    、この筐体の前面に開設された開口部と、この開口部を
    通して水平に挿脱自在であり、上面にカセットを配置で
    きるトレイ装置と、このトレイ装置の下部板の開設部分
    を遮蔽する広さであり、前記トレイ装置の下側で前記開
    口部から水平に挿脱自在なブラインド板と、前記トレイ
    装置の一部と前記ブラインド板の一部に互いに対応して
    設けられ、前記トレイ装置が前記開口部から引出される
    ときに互いに係合し、前記開設部分を前記ブラインド板
    が遮蔽するようにし、前記トレイ装置が開口部の奥へ侵
    入するに伴って、前記ブラインド板が前記開口部に収容
    されるようにする係止手段とを具備したことを特徴とす
    るカセット装填装置。
JP3087218A 1991-03-28 1991-03-28 カセット装填装置 Pending JPH04301258A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3087218A JPH04301258A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 カセット装填装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3087218A JPH04301258A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 カセット装填装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04301258A true JPH04301258A (ja) 1992-10-23

Family

ID=13908773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3087218A Pending JPH04301258A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 カセット装填装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04301258A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5220552A (en) Disc apparatus with a guide for disk insertion
EP0449658B1 (en) Cassette loading arrangement
EP0498304B1 (en) Apparatus for handling a plurality of cassettes
JPH04301258A (ja) カセット装填装置
JPH04286756A (ja) カセット装填装置
KR950003984B1 (ko) 복수 카세트 탑재 기기의 카세트 정보 검출 장치
JPH04278249A (ja) ポップアップホルダーロック付きカセット装填装置
JP2899435B2 (ja) 複数カセットの装填装置
JPH04298849A (ja) カセット装填機構の駆動装置
EP0508097A2 (en) Apparatus capable of loading a plurality of cassettes
JP2603025B2 (ja) カセットの取扱い装置
JPH04298852A (ja) 複数カセット記録再生装置
JPH05258422A (ja) トレイ方式カセット装填機構の扉開閉装置
JPH04281252A (ja) カセット検出及び装着装置
JPH04283462A (ja) カセット装填装置
JPH04298850A (ja) カセット装填装置
JPH048511Y2 (ja)
JPH04313851A (ja) カセット装填装置
JPH04298851A (ja) カセット装填装置
JPH04281247A (ja) 誤消去防止爪検出装置
JPH04278250A (ja) トレイ方式におけるカセットストッパー装置
JPH0424504Y2 (ja)
JPH04283461A (ja) カセット装填装置
JPH05298796A (ja) カセット装填装置
EP0452007B1 (en) Tape cassette with a lid