JPH04298851A - カセット装填装置 - Google Patents

カセット装填装置

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Publication number
JPH04298851A
JPH04298851A JP3063526A JP6352691A JPH04298851A JP H04298851 A JPH04298851 A JP H04298851A JP 3063526 A JP3063526 A JP 3063526A JP 6352691 A JP6352691 A JP 6352691A JP H04298851 A JPH04298851 A JP H04298851A
Authority
JP
Japan
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cassette
tray device
pantograph
pantograph mechanism
bottom plate
Prior art date
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Application number
JP3063526A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Imaoka
今岡 義晴
Kimihiko Nakamura
中村 王彦
Mitsuru Kohara
香原 満
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to DE69212684T priority patent/DE69212684T2/de
Priority to EP92103697A priority patent/EP0508097B1/en
Priority to US07/847,693 priority patent/US5328124A/en
Priority to KR1019920003940A priority patent/KR960004053B1/ko
Publication of JPH04298851A publication Critical patent/JPH04298851A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビデオテープ
レコーダ(以下VTRと記す)に組込まれるカセット装
填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送番組として、長時間も
のが多くなっている。また衛星放送の開始により放送時
間帯も深夜に及ぶ番組ものが増加しつつある。そこで、
VTRの録画態勢も留守中の録画、長時間録画が可能な
ように移行しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
VTRでは、テープカセットを1巻だけ装填して、これ
に長時間録画、あるいは留守録画を行う構造であるため
に、録画容量には限度がある。また、カセットの大きさ
にも規格があるために大容量のカセットテープを作成す
るには制約が生じる。これを解決するために、複数のカ
セットを装填できるようにVTRを構成しようとすると
、本体の大形化とともに周辺の占有空間が大きくなる傾
向にあるとともに、操作性が悪くなる傾向にあり、この
ような問題点の改善が望まれる。また、複数のカセット
を装填した場合、そのカセットの内部交換のために装置
内部の構成が複雑になる傾向にある。特に、カセットの
移動方向を切換える機構は、部品点数が多く複雑になる
傾向にある。
【0004】そこで、この発明は、複数のカセットを予
めトレイ装置に装填し、カセットを記録再生部に配置す
るためにカセットの移動方向を切換える昇降装置を、少
数の部品点数で構成することができ、かつ搬送途中にお
ける安全性、動作の安全性を得るカセット装填装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、テープ記録
再生機能を内蔵した筐体と、この筐体の前面に開設され
た開口部と、この開口部を通して水平に前後方向へ挿脱
自在であり、底板を有しカセットを配置できるトレイ装
置と、このトレイ装置に設けられ、前記底板を垂直方向
に移動自在なパンタグラフ機構と、前記トレイ装置に取
付けられており、前記底板を前記トレイ装置の水平移動
位置で待機するように、前記パンタグラフ機構の仲介部
品を介し保持する係止部品と、前記筐体内部の固定位置
に設けられ、前記トレイ装置が水平移動方向の所定位置
に移動したときに前記トレイ装置のパンタグラフ機構に
作用し、前記係止部品と仲介部品との係合を解除すると
ともに、前記底板が下降すべく前記パンタグラフ機構を
駆動するパンタグラフ駆動手段とを備える。
【0006】
【作用】上記の手段により、水平移動専用のトレイ装置
に上下移動専用のパンタグラフ機構を組み合わせ、係止
部品と仲介部品による係止手段を設けたことにより、部
品点数を増大することなく、複数搭載されたカセットに
対しても移動時のパンタグラフ機構の安全性を得る。ま
た、穴及びガイド溝の作用で、パンタグラフ機構の昇降
軌跡が正確、つまりカセットの位置が正確となりカセッ
ト駆動部へ正確なランディングが得られる。この装置は
、実施例では複数のカセットを扱っているが1つのカセ
ットを扱う装置でも適用できる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0008】図1乃至図5は、この発明が適用されたV
TRの筐体の中からシャーシ本体部を取出して外観を示
す図である。図1は左側前方から見た図でありトレイ装
置100がシャーシ本体部から最大に引き出された状態
を示し、図2は右側前方から見た図であり同じくトレイ
装置100がシャーシ本体部から最大に引出された状態
を示し、図3と図4はトレイ装置100が最も奥部に押
し込まれた状態で、右側前方から見た図と左側前方から
見た図を示している。
【0009】シャーシ本体は、左右の側板31Lと31
R、及び左右の側板31Lと31Rの前方上に架設され
た架設板32、後部上に架設された架設板33を主な構
成要素としている。側板31Lには、トレイ装置100
を前後方向へ駆動するための水平駆動モータ21(図3
に見える)や、トレイ装置100の前後移動に連動する
部材を駆動するためのギア41、42、さらにカム43
(図1、図4に見える)が設けられている。また側板3
1Rには、トレイ装置100に載置されるカセットを下
降させたり上昇させたりするための垂直駆動モータ51
(図4に見える)が取付けられている。さらに、垂直駆
動モータ51の動きを各種部品に伝達するためのギア5
2、53、54、55、及びカム56が設けられている
(図2、図3に見える)。トレイ装置100の具体的な
水平移動、及びトレイ装置100に載置されているカセ
ットの下降及び上昇制御手段については後述する。
【0010】図5は、トレイ装置100の外観を示して
いる。トレイ装置100は、上面から見て枠型のトレイ
フレームを有し、その側板の外側のレールは、側板シャ
ーシの内側に設けられたローラに案内され水平に移動自
在である。フレーム101の左右の枠131、132を
構成する部分は、内部が空洞となっており、この内部に
は後述するようにパンタグラフ機構のリンクレバーなど
が収容されている。
【0011】図6(A)、(B)、及び図7は、この発
明が適用されたVTRのカセットローディング、アンロ
ーディング基本構成を示す説明図である。10はVTR
筐体であり、その前面には、開口12が形成され、この
開口12を通して前後方向へトレイ装置100を水平に
挿入したり、また筐体10内部から露出させたりするこ
とができる。なお、13は開口12に設けられた蓋であ
り、トレイ装置100が筐体10から引出されるときは
開き、筐体10内部に挿入されたときは閉じるようにな
っている。これは図示していないが、トレイ装置100
に連動する蓋開閉機構により実現される。
【0012】筐体10の内部には、トレイ駆動機構とし
て固定位置にモータ21が設けられ、中間ギア22を回
転駆動することができる。中間ギア22は、トレイ装置
100の前後移動方向に対して直交する方向の回転軸を
有し、前後にそれぞれ回転自在に設けられている駆動ギ
ア23、24を回転駆動することができる。駆動ギア2
3、24は、トレイ装置100の側部下面に設けられて
いるラックに噛合して、トレイ装置100を前後に駆動
することができる。また、VTRの内部には、カセット
を所定位置に装着しテープローディングを実行させる機
能がある。14は、メインシャーシでありカセットのリ
ールハブに係合するリール軸やテープローディング、テ
ープ駆動に必要な各種部品(図示せず)が設けられてい
る。また15は、所定の装着位置に配置されたカセット
から引き出されたテープがテープローディングにより添
接される回転ヘッドドラムである。図6(A)は前方部
の駆動ギア23がラックに噛合した状態、図6(B)は
前方部と後方部の駆動ギア23、24の双方がラックに
噛合した状態、図7は後方部の駆動ギア24がラックに
噛合した状態を示している。
【0013】トレイ装置100は、上面から見て枠型の
トレイフレームを有し、その側板の外側のレールは、筐
体10の内側に設けられたローラに案内され水平に移動
自在である。
【0014】このシステムは、トレイ装置100の上面
の前部領域と後部領域にそれぞれカセット200、30
0の2つを配置することができる(図6(A))。トレ
イ装置100の前部領域と後部領域にはそれぞれパンタ
グラフ機構201と301が取付けられている。パンタ
グラフ機構201と301は同様な機構であり、リンク
機構によりカセット底支持板を下降、上昇させることが
できる。
【0015】図6(A)はカセット201と301とが
前部領域と後部領域とのそれぞれ載置された状態を示し
ている。カセット201と301とが先端部を斜め上方
に向けているのは、トレイ装置100に設けられている
ポップアップ機構により持ち上げられ、カセットの挿脱
操作を容易にしているからである。しかも、この状態で
は、トレイ装置100を筐体10の開口から大きく引き
出さなくても、後方のカセット300を取り出せること
ができるように設計されている。つまり、前方のカセッ
ト200は全体が露出するが、後方のカセット300は
その一部(先端部)のみが開口から露出している。この
ように設計することにより、トレイ装置100を引出す
距離が短くてすみ、取扱いの面で周辺空間を占める割合
を少なくすることができるからである。
【0016】図6(B)は、後方のパンタグラフ機構3
01がトレイ通過位置下部のカセット装着位置へカセッ
ト300を装着した状態を示している。また図7には前
方のパンタグラフ機構201がカセット200を降下さ
せて所定のカセット装着位置へ装着した状態を示してい
る。図6(A)の状態から図6(B)の状態に移るには
、トレイ駆動機構が動作し、トレイ装置100を筐体1
0の内部方向へ水平に移動させ、第1の検出位置(後方
カセットドライブ位置)にくるとトレイ装置100が停
止される。この位置に来ると、後述するパンタグラフド
ライブ機構が作動し、パンタグラフ機構301を駆動し
、カセット300を下降させる。図6(B)の状態から
図7の状態に移るには、パンタグラフドライブ機構が下
降しているカセット300を持ち上げるようにパンタグ
ラフ機構を駆動し、トレイ装置100を元の位置に戻す
。次に、トレイ駆動機構がトレイ装置100をさらに奥
の方へ移動させ、パンタグラフ機構200がカセット装
着位置の上、つまり第2の検出位置(前方カセットドラ
イブ位置)に来たときにトレイ装置100の移動を停止
させる。そして再度、パンタグラフドライブ機構が、今
度はパンタグラフ機構201を駆動し、カセット200
を所定位置まで下降させる。
【0017】図7の状態では、後方のカセット300を
搭載しているパンタグラフ機構301は、丁度回転ヘッ
ドドラム15の上側に位置する。ここで、パンタグラフ
機構301は、トレイ装置100から若干浮き上がる方
向へガイドされ、カセット300及びパンタグラフ機構
301が回転ヘッドドラム15に衝突しないように設計
されている。パンタグラフ機構301を持ち上げる部材
は、筐体10の内部の側面に突出して取り付けられてい
るガイド部材16である。つまり、カセット300が上
昇した状態で、トレイ装置100が図6(A)の状態か
らさらに奥の方へ移動すると、このガイド部材16の傾
斜面にパンタグラフ機構301の底板が乗り上げるよう
に設計されている。このように、カセット300の待機
位置では、カセット300つまりパンタグラフ機構が若
干持ち上げられるようにしたのは、小形化のために筐体
10の高さを低くすると、トレイ装置100の移動軌跡
が回転ヘッドドラム15上部に衝突することになるから
である。また回転ヘッドドラム15部周辺の通気を良く
して温度上昇を軽減するとともに、カセットテープの安
全性を考慮したからである。
【0018】図8の状態は、後部領域が、その下部に設
けられている所定位置のカセット駆動部に対向する位置
までトレイ装置100が挿入された状態である。この状
態から、図6(B)のようにカセットを下降させてカセ
ット駆動部に配置することもできるし、さらにトレイ装
置100を奥のほうへ移動させて図7のように後部領域
を回転ヘッドシリンダ15の上部に位置させ、前部領域
をカセット駆動部のに対向させることもできる。
【0019】図6の状態から、さらにトレイ装置100
が奥の方へ移動されと、後部領域に取付けられているポ
ップアップ部材330の後端部に設けられているレバー
332のピン状の先端部333が、固定シャーシ33に
設けられた水平の溝910に侵入して案内される。この
溝910は、固定シャーシ33の内側に突設した例えば
案内板911とこの板に間隔おいて平行に対向したカバ
ー板912により形成されている。溝910の入り口は
、先端部333が侵入しやすいように、入り口を広く形
成されている。なおポップアップ部材330のポップア
ップ動作については、図4を参照して後述するが、ポッ
プアップ部材330は、トレイ装置100が引き出され
たときに、カセットの装着及び取出し操作を容易にする
ために、前部の解放端が上下回動自在となるように軸3
31によりトレイ装置100の後部領域に取付けられて
いる。そして、このポップアップ部材330は、トレイ
装置100が最大に引き出されたときは、前部開口が持
ち上がり、トレイ装置100が筐体内部に挿入されたと
きは、トレイ装置100と平行となるように動作する。 また、図に示すように、ポップアップ部材330のレバ
ー332、ピン状の先端部333は、左右対称に設けら
れているので左右の部品には同一符号をおよび付してい
る。また溝910についても同様である。ポップアップ
部材330の先端部333は、ポップアップ部材330
が退避位置にあるときのロック手段として利用されると
ともに、後述するようにポップアップ動作の一部品とし
ても機能するもので多用途が図られている。
【0020】次に、図6(A)と図7の状態を比較して
みると、以下のように設計されていることがわかる。即
ち、図6(A)はトレイ装置100が最も引出された状
態であり、図7は最も奥に挿入された状態である。トレ
イ装置100の下面のエッジにはラックが設けられ、こ
れにギア23と24が噛合してトレイ装置100を前後
方向へ駆動するようになっている。しかし、図6(A)
の状態ではギア23のみが噛合し、図7ではギア24の
みが噛合するように、ギア23と24の配置がトレイ移
動方向へ並べて配置され、双方のギア23、24は中間
ギア22により連動するようになっている。このように
ギア23、24を配置することは、トレイ装置100の
前後方向の全長を短くできることを意味する。仮にトレ
イ装置100の駆動ギアを1個で実現しようとすると、
トレイ装置100の全長は実施例の場合よりも長くなら
ざるを得ない。なぜなら、図6(A)、図7のいずれの
状態でも、1つのギアに噛合する必要があるからである
【0021】このように、トレイ装置100の全長を短
くできることは、重量を軽くして駆動装置の負荷を軽減
することは勿論のこと、カセット装填を行うときにトレ
イ装置100が突出する空間を狭くすることができ、周
辺の占有空間を小さくすることができる。また逆に、言
い換えれば、トレイ装置100の全長が短くても、トレ
イ装置の移動ストロークを大きくできることである。図
9は、パンタグラフ機構301を代表して示し、またパ
ンタグラフドライブ機構も合わせて示している。
【0022】パンタグラフ機構301は、各種の実施例
が可能であるが、この装置では側面から見て×印状にク
ロスした第1と第2のリンクレバー311と312を基
本構成としている。リンクレバー311と312のクロ
ス点は、軸313により連結され、これによりリンクレ
バー311と312は、図9(A)と(B)のように両
端を近付けた状態(上昇状態)、離間(下降状態)させ
た状態になることができる。リンクレバー321と31
1の前方側端部は、それぞれトレイ装置100のフレー
ム101と、カセット底支持板401の取付け部402
に軸102と403により回動自在に取付けられている
。リンクレバー311の後方端部は、フレーム101に
形成された長穴103にピン104を介して係合され、
リンクレバー312の後方端部は、カセット底支持板4
01の取付け部404に形成された長穴405にピン4
06を介して係合されている。これにより、リンク機構
は、カセット底支持板401を下降位置、上昇位置へ運
ぶことができる。次に、パンタグラフ機構301を駆動
するパンタグラフ駆動機構について説明する。
【0023】パンタグラフ駆動機構は、リンクレバー3
12に回動自在に取付けられている仲介カム320を下
降位置方向へ押し付けたり、また上昇位置へ引上げたり
する回動部品501を有する。仲介カム320は、軸3
21によりリンクレバー312の途中に回動自在に取付
けられ、リンクレバー312の動作に追従して上下する
。この場合、仲介カム320には、係合ピン322が設
けられている。この係合ピン322は、フレーム101
に間隔をおいて取付けられているガイド板120の穴1
21に係合する。この穴121は、溝状でありパンタグ
ラフ機構の上昇位置をロックするロック機能と、パンタ
グラフ機構の上下移動軌跡および下降位置を規制する規
制機能を奏することができる。つまり、仲介カム320
の係合ピン321は、穴121に係合して移動するから
、上下移動時の軌跡が規制されるとともに、下降位置も
穴121の下端部で位置決めされる。また、係合ピン3
21は、上昇したときは、穴121に段状に窪んで形成
されたロック部121Aに係合し、不用意にパンタグラ
フ機構が下降しないように作用する。
【0024】ガイド板120にはさらにガイド溝122
が、先の穴121と平行して形成されているが、このガ
イド溝122は上端部と下端部でガイド板120を切り
欠くように形成されている。そしてこのガイド溝122
と重なって交差するように先の仲介カム320の回動先
端が位置するように設計されている。ガイド溝122は
上下方向に切り抜けているので、この溝122を回動部
品501の先端に設けられたローラ502が通過するこ
とができる。ローラ502は、図面上で上方向からガイ
ド溝122に対向している。
【0025】回動部品501は、筐体内部の固定位置(
トレイ装置100の通過路の上側)に軸503により回
動自在に取付けられており、回動先端は、前記ガイド溝
122に沿って上下することができる。図9(B)の状
態は、パンタグラフドライブ機構が動作する前であり、
ローラ502は、ガイド溝122の侵入口の上部に位置
する。トレイ装置100の位置検出手段により位置検出
情報があると、回動部品501は、軸503を支点にし
て図しない駆動手段により駆動され回動する。ここで、
ローラ502がガイド溝122に侵入し、仲介カム32
0の回動端部に突き当たると、仲介カム320が若干時
計方向に回動する。このために、仲介カム320の係合
ピン322は、ロック部121Aから離脱し、穴121
を下方向へ移動可能となる。よって、回動部品501は
、回動を続け、図9(A)の状態まで回動する。この回
動に伴い、パンタグラフ機構により支持されているカセ
ット底支持板401が下降し、カセットを所定の装着位
置へ配置する。このとき、穴121により仲介カム32
0の係合ピン322は、位置規制された状態であるから
、結果的にカセットの位置決めも行われることになる。 また、このとき回動部材501の軸503と共に回転す
る弾性を有した押え部品がカセットの左右中央部を上方
から押さえるようになっている。
【0026】図9(A)は、カセット底支持板401が
下降した状態を示し、この状態から上昇した状態に移る
には、回動部品501が図示しない駆動手段により反時
計方向に回動される。すると、ローラ502は、仲介カ
ム302のU字窪みに係合しているので、仲介カム30
2を引上げることになる。これに伴い、リンク機構が作
動し、カセット底支持板401が上昇する。仲介カム3
20が図(B)の状態になる直前では、ローラ502は
、仲介カム320を反時計方向に押さえることになる。 これにより、仲介カム320の係合ピン322は、ロッ
ク部121Aへ移動する。よって、カセット底支持板4
01が上昇してトレイ装置100の高さと同じ位置にあ
るときは、リンク機構が不用意に下降する方向へ動作す
ることはない。
【0027】図9では、開口から見て左側のパンタグラ
フ機構及びそのドライブ機構について説明したが右側に
も同様な機構が設けられており、左右の機構が同期して
動作するようになっている。次にパンタグラフ駆動機構
についてさらに追加説明する。
【0028】図10はパンタグラフ駆動機構及びカセッ
ト押さえ機構の関連を示している。回動部品501は、
軸503を支点として回動するが、その動力は、図示し
ない垂直制御カムがピン511を駆動することにより伝
達されている。垂直制御カムは、筐体内部の側部シャー
シに取付けられており、図示しない垂直モータにより駆
動される。
【0029】回動部品501の上面には、軸512を支
点として回動自在なカセット押え部品520が取付けら
れており、その回動先端は、回動部品501の先端をさ
らに延長する方向へ突出している。カセット押え部品5
20の基端部は、制御板530の回動先端に係合してい
る。制御板530の基端部は、軸531により回動自在
に指示されており、この軸531は筐体内部のシャーシ
の固定位置に取付けられている。制御板530の回動先
端部は、回動部品501の上面側に配置され、かつ係止
片532を形成されている。この係止片532は、回動
部品501に形成された穴513に侵入して係合してい
る。
【0030】上記の機構は、回動部品501がパンタグ
ラフ機構を駆動するのに追従して、カセット押え部品5
20が軸512を支点にして回動し、その先端に設けら
れているローラ521がカセット200または300を
押え込むように動作する。
【0031】図11は、上記の機構の動作説明図である
。同図(A)は、カセットを押え込む前、同図(B)は
カセットを押え込む途中、同図(C)はカセットをカセ
ット駆動位置へ完全に押えた状態である。このように、
回動部品501が回動するにともない、制御板530は
、回動部品501とは回動支点が異なるために、両者の
回動先端間Mの間隔が拡大していく。すると、カセット
押え部品520の基端部は、制御板530の先端により
軸521を支点にして相対的に時計方向へ回動駆動され
たことになる。この結果、回動部品501の回動先端よ
りも、カセット押え部品520の回動先端の回動速度が
早くなり、カセットをより強く押えつけることになる。 カセット押え部品520の先端部は、弾性板ばねであり
、先端にはカセットを押えるローラ521が設けられて
いる。
【0032】図12は、パンタグラフ機構301と、そ
の駆動機構を構成する回動部品501などの関係を示し
ている。リンクレバー312に設けられる仲介カム32
0は省略されている。ガイド板120のガイド溝122
に回動部品501のピン502が侵入することができる
。回動部品501は、軸503により筐体内部の固定部
、つまりサイドシャーシ31Lに取付けられている。 回動部品501は、サイドシャーシ10Aの外側に回転
自在に取付けられたカム56の内側のカム溝にピン50
5を係合させている。これにより、カム56が回転され
ることにより上述した動作を得ることができる。
【0033】図13は、上記した回動部品501とカセ
ット底支持板401と、パンタグラフ機構が下降すると
きにそのランディング制御を行うランディング機構の関
係を示している。ランディング機構700は、サイドシ
ャーシ31Lに取付けられ、内部方向へ延在した軸70
1と、この軸701に回転自在に取付けられた回動レバ
ー702を有する。回動レバー702も、一方のレバー
704にピン703を有し、このピン703はシャーシ
31Lの長孔を介してカム56のカム溝に係合している
。回動レバー702の他方のレバー705は、カセット
底支持板401の前後方向中間位置に、下側から延在し
、この先端部に設けられたピン706は、カセット底支
持板401の側部エッジを支えることができる。カム5
6が回転され回動部品501が動作すると、これに連動
して回動レバー702も回動し、カセット底支持板40
1の下降動作を許容する。
【0034】図14は、カム56に関連して動作する回
動部品501、回動レバー702の各状態、及びガイド
板120に作用する仲介カム320の状態を示している
。同図(A)は、カセット300を搭載したトレイ装置
100が所定の位置へ水平移動してきた状態を示してい
る。ここでカム56が回転されると、回動部品501は
、パンタグラフ機構を駆動し始める。ここで、同図(B
)に示す状態になったとき、回動レバー702は、若干
カセット300が載置されているカセット底支持板40
1を持ち上げるように動作する。これは、カム56のカ
ム溝が回動レバー702のピン703を制御することに
より実行される。このように若干持ち上げる理由は、同
図(D)から(E)に示すように、係合ピン322と、
穴121のロック部121Aとのロック状態を解除し、
回動部品501により仲介カム320が下方へおされた
ときにスムーズに下降するように図ったためである。
【0035】カセット底支持板401が最終的にカセッ
ト駆動部に装着された状態は、同図(C)のようになる
。カム56が逆転されると、今度は上昇を開始し、同図
(B)の状態を経過して同図(A)の状態になる。また
このとき、仲介カム320は、同図(D)に示すように
ロック部121Aにロックされる。これによりパンタグ
ラフ機構は、トレイフレーム101の高さ位置に安定し
て保持され待機状態となる。
【0036】また同図(C)に示すようにカセット底支
持板401がカセット駆動部に装着されたときは、図1
0、図11で説明したように、カセット押え部品520
がカセットを押えつけカセットの安定性を得ることがで
きる。カセットはリール台に装着されると、リール台の
反発により上方へ押される状態となるが、これに抗して
カセット押え部品520はカセットを下方へ押えつけ安
定性を得ている。
【0037】図15は、トレイ装置100が筐体10か
ら引き出される際に、カセット200や300を外部か
ら扱い安くするためのポップアップ機構を示している。 トレイ装置100が筐体10から引き出された状態では
、ポップアップ機構により前方のカセット200と後方
のカセット300は、前端を上方に向けて平行状態とな
る。そして後方のカセット300の底面が前方のカセッ
ト200の上面を滑るようにして後方のポップアップ部
材330に挿入できるように配置関係が設計されている
【0038】図15(A)は、前部領域のポップアップ
部材230と後部ポップアップ部材330とがそれぞれ
支持しているカセット200、300を持ち上げた状態
を示している。まず前方のポップアップ機構から説明す
る。
【0039】ポップアップ部材230は、軸231を支
点としており前方側の回動端が上下方向へ回動自在であ
る。前方側の回動端には、支持部232が形成され、こ
の支持部2332はカセット200の底部を持ち上げる
ことができる。軸231は、図示していないが、カセッ
ト底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付けら
れている。従って、先に説明したようにカセット底支持
板240がパンタグラフ機構201により下降した場合
は、これと一体に下降することができる。
【0040】フレーム101の内壁には、フレーム10
1の移動方向と同じ方向へフレーム101に対して移動
できるスライダー260が配置されている。スライダー
260は、フレーム101の内壁に突出したピン111
、112にその長穴261、262を係合させている。 さらにスライダー260は、ポップアップ部材230に
対応した位置に、長穴261に通じ、かつ傾斜部を持っ
た切り欠き部264を有し、この切り欠き部264を通
じて長穴261部に、ポップアップ部材230に取付け
られたピン233が侵入することができる。これは、パ
ンタグラフ機構により下降されるときにポップアップ部
材230がカセット底支持板240と共に下降し、また
元の位置に戻るときに必要であるからである。
【0041】トレイ装置100が筐体10の内部に挿入
されるときは、図15(A)の状態から図15(B)の
状態になり、次に前方のカセット200は、ポップアッ
プ部材230の回動によりトレイ装置100と平行にな
る。これは、図15(B)の状態から、さらにトレイ装
置100が奥の方へ移動すると、スライダー230に対
してピン111、112及びポップアップ部材230が
一体に後方へ移動(相対的にはスライダー260が前方
に移動)することになるので、ピン233は切り欠き部
264の角部に突き当たり、ピン233を下から支える
部分がなくなるからである。そしてこの状態でスライダ
ー260もフレーム101と一体に後方へ移動する。ポ
ップアップ部材230は、切り欠き部264(長穴26
1の端部に連続してL型に下方向へ解放している)があ
るために、回動先端が下方へ回動し、カセット200を
カセット底支持板240に載置させた状態となる。
【0042】逆に、奥のほうからトレイ装置100が引
き出される場合は、フレーム101及びスライダー26
0、ポップアップ部材230は一体となつて前方へ移動
してくる。しかし、スライダー260は、その途中で、
筐体内部の固定位置に設けられたストッパー18に係止
し、前方へは移動しなくなる。そこでさらにフレーム1
01が前方へ移動すると、スライダー260は相対的に
後方へ移動した形となり、切り欠き部264の傾斜部で
ポップアップ部材230のピン233がガイドされて長
穴261に侵入する。この動作は、ポップアップ部材2
30の回動先端を上方に向ける動作であり、図15の状
態をとることになる。次に、後方のポップアップ部材3
30を駆動するポップアップ機構及びその動作について
説明する。
【0043】ポップアップ部材330は、前方よりカセ
ット300を挿入できる開口を有し、後方部は、軸33
1により回動自在に支持され、前方部を上下回動できる
ようになっている。軸331は、図示していないが、カ
セット底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付
けられている。従って、パンタグラフ機構によりカセッ
ト底支持板401が降下したときは、これと一体に降下
したりまた上昇することができる。図15(A)ではポ
ップアップ部材330の回動先端は上方を向き、図15
(B)ではカセット底支持板と平行になっている。これ
は、ポップアップ部材330の後端部に設けられている
レバー332の先端部333が、固定位置に設けられて
いる突設部19により回動されるからである。つまり、
トレイ装置100が最も引き出されたときには、突設部
19によりポップアップ部材330が軸331を支点と
して時計方向へ回動されるからである。トレイ装置10
0が後方へ移動すると、突設部19からレバー332の
先端部333は、離脱するために、ポップアップ部材3
30は自重、あるいは弱スプリングにより反時計方向に
回動し、カセット底支持板と平行になる。
【0044】さらに、上記のポップアップ部材230等
による前部ポップアップ機構と、ポップアップ部材33
0等による後部ポップアップ機構との動作タイミングは
以下のように設定されている。
【0045】前部ポップアップ機構は、図15(B)の
位置のときカセット200の前方を持ち上げており、後
部ポップアップ機構は、図15(B)の状態からさらに
トレイ装置100が引出され、図15(A)の状態にな
るときに後部ポップアップ部材330を持ち上げている
。上記したようにポップアップ機構の動作は、トレイ装
置100が移動されることにより、部品のガイドや衝突
により得られている。このことは、カセットを持ち上げ
る力は、トレイ装置100を駆動しているモータ21の
パワーによるものであることが理解できる。ここで、前
後のポップアップ機構を同時に動作させると、モータ2
1に多大な負荷がかかることになる。そこでこのシステ
ムでは、前後のポップアップ機構の動作に時間差を持た
せる(前部のポップアップ機構がカセットを持ち上げた
後で後部のポップアップ機構がカセットを持ち上げる)
ようにし、モータ21にかかる負荷を軽減し、小電力モ
ータで駆動できるようにしている。次にポップアップ部
材330に関する補助機構を説明する。
【0046】ポップアップ部材330の両側板には、左
右のピン341(図1及び図2に見える)がそれぞれ設
けられている。このピン341は、トレイ装置100が
引き出す方向へ移動し、ポップアップ部材330が上方
を向いて所定位置に来たときに、筐体内部の固定位置に
設けられた休止棚部61にそれぞれ乗ることができる。 これは、ポップアップ部材330の持ち上げ状態を安定
に維持し、突設部19とレバー332の先端部333と
の故障を防止するためである。即ち、先に説明したよう
にポップアップ部材330は、軸331を支点にして回
動し、開口側を持ち上げるたときには、レバー332の
先端部333を突設部19が押えている。しかしこれで
は、カセット300の収容側には、カセットを収容した
り、取り出したりする場合に過大な力が加わることがあ
り、ポップアップ部材330をレバー332と突設部1
9との係合関係で持ち上げた状態に維持するのには無理
が生じることがある。そこでこのシステムでは、傾斜を
持った休止棚部61にピン341が乗り上げて、ポップ
アップ部材330の持ち上がった状態を安定して維持で
きるようにしている。
【0047】図16は、筐体10からトレイ装置100
が最も引き出された状態を簡略化して示す斜視図である
。この図からもわかるように、ポップアップ部材230
、330は、水平なカセット底支持板240、401に
対してそれぞれ前方の回動端を上方に向けた状態となっ
ている。
【0048】このシステムでは、上述したように2つの
カセットを装填することができるが、ユーザによっては
前方部のみを使用するモードと後方部のみを使用するモ
ードとの使い分けを行う場合がある。例えば前方のカセ
ットは録画、再生用、後方は再生専用として使用するよ
うな場合である。このような場合、後方には再生専用の
カセットを装着し、前方に録画、再生のいずれも可能な
カセットを装着する必要がある。そこで、前方部の例え
ばカセット底支持板240と後方部のカセット底支持板
401とを例えば青、赤というふうに色分けすることに
より、装着操作のミス防止に利用できるようになってい
る。このようにすると、例えば、青の装着部には、録画
しても可能なカセットを装着し、赤の装着部には録画し
てはいけない再生のみに使用するカセットを装着すると
いうふうにユーザ自身がとりきめて使用することができ
る。図では前後のカセット底支持板の色を分けているよ
うに示しているが、色分けはフレームに施してもよく、
また部分的であってもよい。さらにマークの施されたシ
ールを貼付けるようにしてもよい。VTR本体の操作部
には、録画Rec、プレイPlay 、巻き戻し、早送
り、停止等の操作スイッチがあり、また前部カセットロ
ードF、後部カセットロードRの指定を行うスイッチも
設けられている。
【0049】図17は、前方領域のカセット200が所
定の装着位置に配置されたときに、後方領域のカット3
00が退避している状態を示している。このシステムで
は、パンタグラフ機構301は、カセットを下降させる
ことができるとともに、さらに定常位置よりもさらに上
昇させることもできることを利用し、退避位置に移動す
るときは、カセット300及びパンタグラフ機構301
が回転ヘッドドラム15に衝突しないように、ガイド部
材16により持ち上げている。これにより、装置全体の
小形化のために筐体10の高さを低くしても、回転ヘッ
ドドラム15に部品が衝突することもなく、またドラム
周辺の通気を良くして温度上昇を軽減するとともに、カ
セットテープの安全性が得られる。
【0050】さらにまた、カセット底支持板401の底
部もしくは、回転ヘッドドラム15の上部に、金属板6
1を配置することにより、磁気シールドが得られ回転ヘ
ッド部の磁気の影響がカセットテープに及ぶのを防止す
ることができ、一層カセットの安全性を得ることができ
る。また、カセット底支持板401の後方端部には、傾
斜片411が形成されており、ガイド部材16に対して
板401が乗り上げ易いようになっている。図18は、
トレイ装置100の引出し位置制御機構を説明するため
の図である。
【0051】図18(A)はトレイ装置100が筐体1
0から最大に引出され、前部領域と、後部領域のいずれ
にもカセットを装填できる状態(全使用モード)を示し
ている。また図18(B)はトレイ装置100が途中ま
で引出され、前部領域のみにカセットを装填できる状態
(半使用モード)を示している。図18(A)、図18
(B)の使用モードは、予めトレイモード指定スイッチ
TMにより指定することができる。全使用モードを指定
しておけば、トレイ装置100の位置を検出する位置検
出装置は、図18(A)の状態になったときにトレイ引
出し終了検出を行い、半使用モードを指定しておけば、
トレイ装置100の位置を検出する位置検出装置は、図
18(B)の状態になったときにトレイ引出し終了検出
を行う。
【0052】図19は、位置検出装置の一例を示してい
る。トレイ引出し位置検出レバー601は、トレイ装置
100のフレーム101の通過経路の途中の固定位置に
軸602により上下回動自在に取り付けられたL型の部
材である。位置検出レバー601の一方の回動先端部に
は、フレーム101の側部エッジの上面側に突出したピ
ン603が設けられ、フレーム101のエッジ上面に弾
性的に当接し、すべることができる。位置検出レバー6
01の他方の回動端部は、回動方向である上下に配置さ
れたマイクロスイッチ611と622の間に配置されて
いる。一方、フレーム101のエッジ面(ピン603に
対応)には、間隔をおいて窪み部131と段部132が
形成されている。従って、ピン603が窪み部131に
侵入すると位置検出レバー601は軸602を支点にし
て反時計方向に回動し、マイクロスイッチ611をオン
することがでい、またピン603が段部132に乗り上
げたときは位置検出レバー601は時計方向に回動して
マイクロスイッチ612をオンすることができる。図の
例では、窪み部131が前部に設けられ段部132が後
部に設けられている。窪み131にピン603が侵入し
ているときは、図18(B)に対応し、段部132にピ
ン603が乗り上げているときは、図18(A)に対応
する。
【0053】従って、全使用モードが指定されていると
きは、マイクロスイッチ612からの検出信号がトレイ
引出し終了信号として利用され、半使用モードが指定さ
れているときはマイクロスイッチ611からの検出信号
がトレイ引出し終了信号として利用される。マイクロス
イッチ611と612の出力信号は、システムの制御を
司る制御部613に印されている。制御部613は、操
作部からの操作信号に応じて、予めプログラムされた手
順に従って装置の各部の機能を制御する。トレイモード
指定スイッチTMからの情報も入力されるようになって
おり、ここからの情報に従って制御部613は、検出信
号の選択を決定する。トレイ引出し終了信号が入力した
場合、制御部613は、トレイ駆動機構を構成している
モータ21(図6図参照)の回転を停止させる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、カセッ
トを記録再生部に配置する際にカセットの移動方向を切
換える昇降装置を、少数の部品点数で構成することがで
き、かつ搬送途中における安全性、動作の安全性を得る
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を左側前方から示す斜視図
【図2】この発明の一実施例を右側前方から示す斜視図
【図3】この発明の一実施例の他の動作状態を右側前方
から示す斜視図。
【図4】この発明の一実施例の他の動作状態を左側前方
から示す斜視図。
【図5】この発明の一実施例に使用されたフレームを示
す斜視図。
【図6】この発明に係わるVTRの第1、第2の動作態
様を示す基本的構成説明図。
【図7】上記VTRの第3の動作態様を示す基本的構成
説明図。
【図8】上記VTRのポップアップ部材固定機構を示す
説明図。
【図9】上記VTRのパンタグラフ機構及びその駆動機
構を説明するために示した構成説明図。
【図10】上記VTRのパンタグラフ駆動機構及びカセ
ット押え機構の構成説明図。
【図11】上記パンタグラフ駆動機構及びカセット押え
機構の動作説明図。
【図12】上記パンタグラフ機構の詳細を示す図。
【図13】上記パンタグラフ駆動機構の動作を説明する
ために示した図。
【図14】上記パンタグラフ駆動機構の動作を説明する
ために示した原理図。
【図15】上記VTRのポップアップ機構を示す構成説
明図。
【図16】上記VTRのトレイ装置及びその動作態様を
示す斜視図。
【図17】上記VTRの後部カセット退避位置を示す説
明図。
【図18】上記VTRのトレイ装置の使用例を示す説明
図。
【図19】上記VTRのトレイ装置の使用状態を得るた
めのトレイ位置検出装置の例を示す図。
【符号の説明】
10…筐体、12…開口、13…蓋、14…メインシャ
ーシ、15…回転ヘッドドラム、16…ガイド部材、1
8…ストッパー、19…突設部、100…トレイ装置、
101…フレーム、102…軸、103…長穴、104
…ピン、111、112…ピン、121…穴、120…
ガイド板、122…ガイド溝、131…窪み部、132
…段部、200、300…カセット、201、301…
パンタグラフ機構、230、330…ポップアップ部材
、231、331…軸、232…支持部、233…ピン
、260…スライダー、261、262…長穴、264
…切り欠き部、240、401…カセット底支持板、3
32…レバー、601…トレイ引出し位置検出レバー、
611、612…マイクロスイッチ、613…制御部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ記録再生機能を内蔵した筐体と、こ
    の筐体の前面に開設された開口部と、この開口部を通し
    て水平に前後方向へ挿脱自在であり、底板を有しカセッ
    トを配置できるトレイ装置と、このトレイ装置に設けら
    れ、前記底板を垂直方向に移動自在なパンタグラフ機構
    と、前記トレイ装置に取付けられており、前記底板を前
    記トレイ装置の水平移動位置で待機するように、前記パ
    ンタグラフ機構の仲介部品を介し保持する係止部品と、
    前記筐体内部の固定位置に設けられ、前記トレイ装置が
    水平移動方向の所定位置に移動したときに前記トレイ装
    置のパンタグラフ機構に作用し、前記係止部品と仲介部
    品との係合を解除するとともに、前記底板が下降すべく
    前記パンタグラフ機構を駆動するパンタグラフ駆動手段
    とを具備したことを特徴とするカセット装填装置。
  2. 【請求項2】前記仲介部品はピンを有し、このピンによ
    り前記係止部品の係止部と係合可能であり、前記ピンを
    前記パンタグラフ駆動機構の回動部品が押すことにより
    前記仲介部品と係止部品との係合が解除され、これに代
    わり前記仲介部品は、前記回動部品と係合する係止部を
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のカセッ
    ト装填装置。
  3. 【請求項3】前記仲介部品と係止部品との前記係止状態
    を解除するために、前記パンタグラフ機構の動作に連動
    して、前記仲介部品を若干持ち上げた後下降するランデ
    ィング機構をさらに有したことを特徴とする請求項1記
    載のカセット装填装置。
  4. 【請求項4】前記ランディング機構は、前記パンタグラ
    フ機構の回動部品を駆動するカムと連動して、前記パン
    タグラフ機構の底板を回動先端部で支持しながら当該回
    動先端部を上下移動させる回動レバーを備えたことを特
    徴とする請求項1記載のカセット装填装置。
  5. 【請求項5】テープ記録再生機能を内蔵した筐体と、こ
    の筐体の前面に開設された開口部と、この開口部を通し
    て水平に前後方向へ挿脱自在であり、底板を有しカセッ
    トを配置できるトレイ装置と、このトレイ装置に設けら
    れ、前記底板を垂直方向に移動自在なパンタグラフ機構
    と、このパンタグラフ機構に設けられ、パンタグラフ機
    構が該底板を上下させるのに伴って上下し、遊端部を有
    した上下移動部材と、前記前記上下移動部材に対応して
    前記トレイ装置に設けられており、前記上下移動部材の
    遊端部に係合してその上下移動をガイドするとともに、
    上部位置では前記遊端部に係止して上下移動部材の下降
    を規制する係止部分を形成し、下部位置では下降位置を
    規制するストッパー部分を形成した長孔を有し、またこ
    の長孔よりも長くかつ平行したガイド溝を形成したガイ
    ド部材と、前記筐体内部の固定位置に設けられ、移動し
    てきた前記パンタグラフ機構の前記上下移動部材を上下
    駆動するために、前記ガイド溝に侵入する回動先端部を
    有し、この回動先端部が前記ガイド溝に侵入することに
    より前記遊端部を変位させて係止部分との係合を解除す
    るとともに上下移動部材と係合し、この上下移動部材及
    び前記パンタグラフ機構を駆動して当該カセットを下降
    させ、また上昇させる場合は前記上下移動部材を引き上
    げるとともにガイド溝から抜けることにより前記上下移
    動部材を前記係止部分に移す駆動レバーとを具備したこ
    とを特徴とするカセット装填装置。
JP3063526A 1991-03-11 1991-03-27 カセット装填装置 Pending JPH04298851A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3063526A JPH04298851A (ja) 1991-03-27 1991-03-27 カセット装填装置
DE69212684T DE69212684T2 (de) 1991-03-11 1992-03-04 Gerät geeignet zum Laden einer Mehrzahl von Kassetten
EP92103697A EP0508097B1 (en) 1991-03-11 1992-03-04 Apparatus capable of loading a plurality of cassettes
US07/847,693 US5328124A (en) 1991-03-11 1992-03-09 Apparatus capable of loading a plurality of cassettes
KR1019920003940A KR960004053B1 (ko) 1991-03-11 1992-03-10 복수의 카세트를 미리 장전 가능한 카세트 장전 장치

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