JPH04281252A - カセット検出及び装着装置 - Google Patents
カセット検出及び装着装置Info
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- JPH04281252A JPH04281252A JP3043772A JP4377291A JPH04281252A JP H04281252 A JPH04281252 A JP H04281252A JP 3043772 A JP3043772 A JP 3043772A JP 4377291 A JP4377291 A JP 4377291A JP H04281252 A JPH04281252 A JP H04281252A
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- cassette
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビデオテープ
レコーダ(以下VTRと記す)に組込まれ、カセットの
有無を検出するカセット検出及び装着装置に関する。
レコーダ(以下VTRと記す)に組込まれ、カセットの
有無を検出するカセット検出及び装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送番組として、長時間も
のが多くなっている。また衛星放送の開始により放送時
間帯も深夜に及ぶ番組ものが増加しつつある。そこで、
VTRの録画態勢も留守中の録画、長時間録画が可能な
ように移行しつつある。
のが多くなっている。また衛星放送の開始により放送時
間帯も深夜に及ぶ番組ものが増加しつつある。そこで、
VTRの録画態勢も留守中の録画、長時間録画が可能な
ように移行しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
VTRでは、テープカセットを1巻だけ装填して、これ
に長時間録画、あるいは留守録画を行う構造であるため
に、録画容量には限度がある。また、カセットの大きさ
にも規格があるために大容量のカセットテープを作成す
るには制約が生じる。これを解決するために、複数のカ
セットを装填できるようにVTRを構成しようとする提
案がある。
VTRでは、テープカセットを1巻だけ装填して、これ
に長時間録画、あるいは留守録画を行う構造であるため
に、録画容量には限度がある。また、カセットの大きさ
にも規格があるために大容量のカセットテープを作成す
るには制約が生じる。これを解決するために、複数のカ
セットを装填できるようにVTRを構成しようとする提
案がある。
【0004】ところでVTRには一般的に正常なカセッ
トが装填されたか否かを検出するカセット検出装置が設
けられている。従来のカセット検出装置は、カセットが
回転ヘッドドラムに近接した所定の装着位置に配置され
た後、テープセンサーの光をテープローディングにより
引き出されるテープが遮ることを利用して検出している
。
トが装填されたか否かを検出するカセット検出装置が設
けられている。従来のカセット検出装置は、カセットが
回転ヘッドドラムに近接した所定の装着位置に配置され
た後、テープセンサーの光をテープローディングにより
引き出されるテープが遮ることを利用して検出している
。
【0005】このように従来のカセット検出装置は、カ
セットが所定の装着位置に配置された後に検出動作を行
うが、このような手段であると、複数のカセットを予め
装填できるVTRを開発した場合、個々のカセットをそ
れぞれ入れ代えて所定の装着位置に配置してから有無の
判定を行わなければならない。つまり、予め複数のカセ
ットを装填した状態では、いずれのカセット装填部にカ
セットが装填されているか否かを素早く判定できないこ
とになる。これでは、せっかく長時間録画を可能とする
ために予め複数のカセットを装填しておく意味がなくな
ってしまう。また複数のカセットを配置できるトレイ装
置の場合、カセットを駆動部へ配置する場合、その手順
を決めておく必要がある。
セットが所定の装着位置に配置された後に検出動作を行
うが、このような手段であると、複数のカセットを予め
装填できるVTRを開発した場合、個々のカセットをそ
れぞれ入れ代えて所定の装着位置に配置してから有無の
判定を行わなければならない。つまり、予め複数のカセ
ットを装填した状態では、いずれのカセット装填部にカ
セットが装填されているか否かを素早く判定できないこ
とになる。これでは、せっかく長時間録画を可能とする
ために予め複数のカセットを装填しておく意味がなくな
ってしまう。また複数のカセットを配置できるトレイ装
置の場合、カセットを駆動部へ配置する場合、その手順
を決めておく必要がある。
【0006】そこで、この発明は、複数のカセットを予
め装填できるようにした装置を得るとともに、特に、複
数のカセットの装填状況を早い時期に判定でき、取扱い
上の信頼性を向上でき、またカセットの有無を把握し、
カセットを駆動部へ配置する場合に無駄の無い動作を得
ることができるカセット検出及び装着装置を提供するこ
とを目的とする。
め装填できるようにした装置を得るとともに、特に、複
数のカセットの装填状況を早い時期に判定でき、取扱い
上の信頼性を向上でき、またカセットの有無を把握し、
カセットを駆動部へ配置する場合に無駄の無い動作を得
ることができるカセット検出及び装着装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、テープ記録
再生機能を内蔵した筐体と、この筐体の前面に開設され
た開口部と、この開口部を通して水平に挿脱自在であり
、上面にカセットを配置できるトレイ装置と、このトレ
イ装置に載置されるカセットの配置位置に一端部が対向
して付勢されており、途中が回動自在にトレイ装置に軸
支され、前記カセットの有無により他端部の回動位置が
可変できるカセット検出レバーと、前記トレイ装置が前
記筐体内部に挿入される途中で、前記カセット検出レバ
ーがカセット有り若しくは無しのいずれか一方の検出状
態のとき、前記カセット検出レバーの他端部が接触又は
非接触することにより動作又は非動作されるシャッター
機構と、前記シャッター機構が動作したときのみ入射光
が開閉され検出信号を得るテープエンド検出素子と、前
記テープエンド検出素子からの検出信号が前記トレイ装
置の挿入中に得られた場合、カセットが載置されている
か否を判定する手段とを備える。
再生機能を内蔵した筐体と、この筐体の前面に開設され
た開口部と、この開口部を通して水平に挿脱自在であり
、上面にカセットを配置できるトレイ装置と、このトレ
イ装置に載置されるカセットの配置位置に一端部が対向
して付勢されており、途中が回動自在にトレイ装置に軸
支され、前記カセットの有無により他端部の回動位置が
可変できるカセット検出レバーと、前記トレイ装置が前
記筐体内部に挿入される途中で、前記カセット検出レバ
ーがカセット有り若しくは無しのいずれか一方の検出状
態のとき、前記カセット検出レバーの他端部が接触又は
非接触することにより動作又は非動作されるシャッター
機構と、前記シャッター機構が動作したときのみ入射光
が開閉され検出信号を得るテープエンド検出素子と、前
記テープエンド検出素子からの検出信号が前記トレイ装
置の挿入中に得られた場合、カセットが載置されている
か否を判定する手段とを備える。
【0008】
【作用】上記の手段により、トレイ装置が挿入される途
中の早い時期(トレイ装置が挿入される途中)に、カセ
ットが載置されているか否かを判定できるので、複数の
カセットをトレイ装置に載置した場合、従来の如く手遅
れとなったりすることはなく、使い勝手が向上する。
中の早い時期(トレイ装置が挿入される途中)に、カセ
ットが載置されているか否かを判定できるので、複数の
カセットをトレイ装置に載置した場合、従来の如く手遅
れとなったりすることはなく、使い勝手が向上する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0010】図1(A)、(B)、及び図2は、この発
明が適用されたVTRのカセットローディング、アンロ
ーディング基本構成を示す説明図である。10はVTR
筐体であり、その前面には、開口12が形成され、この
開口12を通して前後方向へトレイ装置100を水平に
挿入したり、また筐体10内部から露出させたりするこ
とができる。なお、13は開口12に設けられた蓋であ
り、トレイ装置100が筐体10から引出されるときは
開き、筐体10内部に挿入されたときは閉じるようにな
っている。これは図示していないが、トレイ装置100
に連動する蓋開閉機構により実現される。
明が適用されたVTRのカセットローディング、アンロ
ーディング基本構成を示す説明図である。10はVTR
筐体であり、その前面には、開口12が形成され、この
開口12を通して前後方向へトレイ装置100を水平に
挿入したり、また筐体10内部から露出させたりするこ
とができる。なお、13は開口12に設けられた蓋であ
り、トレイ装置100が筐体10から引出されるときは
開き、筐体10内部に挿入されたときは閉じるようにな
っている。これは図示していないが、トレイ装置100
に連動する蓋開閉機構により実現される。
【0011】筐体10の内部には、トレイ駆動機構とし
て固定位置にモータ21が設けられ、中間ギア22を回
転駆動することができる。中間ギア22は、トレイ装置
100の前後移動方向に対して直交する方向の回転軸を
有し、前後にぞれぞれ回転自在に設けられている駆動ギ
ア23、24を回転駆動することができる。駆動ギア2
3、24は、トレイ装置100の側部下面に設けられて
いるラックに噛合して、トレイ装置100を前後に駆動
することができる。また、VTRの内部には、カセット
を所定位置に装着しテープローディングを実行させる機
能がある。14は、メインシャーシでありカセットのリ
ールハブに係合するリール軸やテープローディング、テ
ープ駆動に必要な各種部品(図示せず)が設けられてい
る。また15は、所定の装着位置に配置されたカセット
から引き出されたテープがテープローディングにより添
接される回転ヘッドドラムである。図1(A)は前方部
の駆動ギア23がラックに噛合した状態、図1(B)は
前方部と後方部の駆動ギア23、24の双方がラックに
噛合した状態、図2は後方部の駆動ギア24がラックに
噛合した状態を示している。
て固定位置にモータ21が設けられ、中間ギア22を回
転駆動することができる。中間ギア22は、トレイ装置
100の前後移動方向に対して直交する方向の回転軸を
有し、前後にぞれぞれ回転自在に設けられている駆動ギ
ア23、24を回転駆動することができる。駆動ギア2
3、24は、トレイ装置100の側部下面に設けられて
いるラックに噛合して、トレイ装置100を前後に駆動
することができる。また、VTRの内部には、カセット
を所定位置に装着しテープローディングを実行させる機
能がある。14は、メインシャーシでありカセットのリ
ールハブに係合するリール軸やテープローディング、テ
ープ駆動に必要な各種部品(図示せず)が設けられてい
る。また15は、所定の装着位置に配置されたカセット
から引き出されたテープがテープローディングにより添
接される回転ヘッドドラムである。図1(A)は前方部
の駆動ギア23がラックに噛合した状態、図1(B)は
前方部と後方部の駆動ギア23、24の双方がラックに
噛合した状態、図2は後方部の駆動ギア24がラックに
噛合した状態を示している。
【0012】トレイ装置100は、上面から見て枠型の
トレイフレームを有し、その側板の外側のレールは、筐
体10の内側に設けられたローラに案内され水平に移動
自在である。
トレイフレームを有し、その側板の外側のレールは、筐
体10の内側に設けられたローラに案内され水平に移動
自在である。
【0013】このシステムは、トレイ装置100の上面
の前部領域と後部領域にそれぞれカセット200、30
0の2つを配置することができる(図1(A))。トレ
イ装置100の前部領域と後部領域にはそれぞれパンタ
グラフ機構201と301が取付けられている。パンタ
グラフ機構201と301は同様な機構であり、リンク
機構によりカセット底支持板を下降、上昇させることが
できる。
の前部領域と後部領域にそれぞれカセット200、30
0の2つを配置することができる(図1(A))。トレ
イ装置100の前部領域と後部領域にはそれぞれパンタ
グラフ機構201と301が取付けられている。パンタ
グラフ機構201と301は同様な機構であり、リンク
機構によりカセット底支持板を下降、上昇させることが
できる。
【0014】図1(A)はカセット201と301とが
前部領域と後部領域とのそれぞれ載置された状態を示し
ている。カセット201と301とが先端部を斜め上方
に向けているのは、トレイ装置100に設けられている
ポップアップ機構により持ち上げられ、カセットの挿脱
を操作を容易にしているからである。しかも、この状態
では、トレイ装置100を筐体10の開口から大きく引
き出さなくても、後方のカセット300を取り出せるこ
とができるように設計されている。つまり、前方のカセ
ット200は全体が露出するが、後方のカセット300
はその一部(先端部)のみが開口から露出している。こ
のように設計することにより、トレイ装置100を引出
す距離が短くてすみ、取扱いの面で周辺空間を占める割
合を少なくすることができるからである。
前部領域と後部領域とのそれぞれ載置された状態を示し
ている。カセット201と301とが先端部を斜め上方
に向けているのは、トレイ装置100に設けられている
ポップアップ機構により持ち上げられ、カセットの挿脱
を操作を容易にしているからである。しかも、この状態
では、トレイ装置100を筐体10の開口から大きく引
き出さなくても、後方のカセット300を取り出せるこ
とができるように設計されている。つまり、前方のカセ
ット200は全体が露出するが、後方のカセット300
はその一部(先端部)のみが開口から露出している。こ
のように設計することにより、トレイ装置100を引出
す距離が短くてすみ、取扱いの面で周辺空間を占める割
合を少なくすることができるからである。
【0015】図1(B)は、後方のパンタグラフ機構3
01がトレイ通過位置下部のカセット装着位置へカセッ
ト300を装着した状態を示している。また図2には前
方のパンタグラフ機構201がカセット200を降下さ
せて所定のカセット装着位置へ装着した状態を示してる
。図1(A)の状態から図1(B)の状態に移るには、
トレイ駆動機構が動作し、トレイ装置100を筐体10
の内部方向へ水平に移動させ、第1の検出位置(後方カ
セットドライブ位置)にくるとトレイ装置100が停止
される。この位置に来ると、後述するパンタグラフドラ
イブ機構が作動し、パンタグラフ機構301を駆動し、
カセット300を下降させる。図1(B)の状態から図
2状態に移るには、パンタグラフドライブ機構が下降し
ているカセット300を持ち上げるようにパンタグラフ
機構を駆動し、トレイ装置100の元の位置に戻す。次
に、トレイ駆動機構がトレイ装置100をさらに奥の方
へ移動させ、パンタグラフ機構200がカセット装着位
置の上、つまり第2の検出位置(前方カセットドライブ
位置)に来たときにトレイ装置100の移動を停止させ
る。そして再度、パンタグラフドライブ機構が、今度は
パンタグラフ機構201を駆動し、カセット200を所
定位置まで下降させる。
01がトレイ通過位置下部のカセット装着位置へカセッ
ト300を装着した状態を示している。また図2には前
方のパンタグラフ機構201がカセット200を降下さ
せて所定のカセット装着位置へ装着した状態を示してる
。図1(A)の状態から図1(B)の状態に移るには、
トレイ駆動機構が動作し、トレイ装置100を筐体10
の内部方向へ水平に移動させ、第1の検出位置(後方カ
セットドライブ位置)にくるとトレイ装置100が停止
される。この位置に来ると、後述するパンタグラフドラ
イブ機構が作動し、パンタグラフ機構301を駆動し、
カセット300を下降させる。図1(B)の状態から図
2状態に移るには、パンタグラフドライブ機構が下降し
ているカセット300を持ち上げるようにパンタグラフ
機構を駆動し、トレイ装置100の元の位置に戻す。次
に、トレイ駆動機構がトレイ装置100をさらに奥の方
へ移動させ、パンタグラフ機構200がカセット装着位
置の上、つまり第2の検出位置(前方カセットドライブ
位置)に来たときにトレイ装置100の移動を停止させ
る。そして再度、パンタグラフドライブ機構が、今度は
パンタグラフ機構201を駆動し、カセット200を所
定位置まで下降させる。
【0016】図2の状態では、後方のカセット300を
搭載しているパンタグラフ機構301は、丁度回転ヘッ
ドドラム15の上側に位置する。ここで、パンタグラフ
機構301は、トレイ装置100から若干浮き上がる方
向へガイドされ、カセット300及びパンタグラフ機構
301が回転ヘッドドラム15の衝突しないように設計
されている。パンタグラフ機構301を持ち上げる部材
は、筐体10の内部の側面に突出して取り付けられてい
るガイド部材16である。つまり、カセット300が上
昇した状態で、トレイ装置100が図1(A)の状態か
らさらに奥の方へ移動すると、このガイド部材16の傾
斜面にパンタグラフ機構301の底板が乗り上げるよう
に設計されている。このように、カセット300の待機
位置では、カセット300つまりパンタグラフ機構が若
干持ち上げられるようにしたのは、小形化のために筐体
10の高さを低くすると、トレイ装置100の移動軌跡
が回転ヘッドドラム15上部に衝突することになるから
である。また回転ヘッドドラム15部周辺の通気を良く
して温度上昇を軽減するとともに、カセットテープの安
全性を考慮したからである。
搭載しているパンタグラフ機構301は、丁度回転ヘッ
ドドラム15の上側に位置する。ここで、パンタグラフ
機構301は、トレイ装置100から若干浮き上がる方
向へガイドされ、カセット300及びパンタグラフ機構
301が回転ヘッドドラム15の衝突しないように設計
されている。パンタグラフ機構301を持ち上げる部材
は、筐体10の内部の側面に突出して取り付けられてい
るガイド部材16である。つまり、カセット300が上
昇した状態で、トレイ装置100が図1(A)の状態か
らさらに奥の方へ移動すると、このガイド部材16の傾
斜面にパンタグラフ機構301の底板が乗り上げるよう
に設計されている。このように、カセット300の待機
位置では、カセット300つまりパンタグラフ機構が若
干持ち上げられるようにしたのは、小形化のために筐体
10の高さを低くすると、トレイ装置100の移動軌跡
が回転ヘッドドラム15上部に衝突することになるから
である。また回転ヘッドドラム15部周辺の通気を良く
して温度上昇を軽減するとともに、カセットテープの安
全性を考慮したからである。
【0017】次に、図1(A)と図2の状態を比較して
みると、以下のように設計されていることがわかる。即
ち、図1(A)はトレイ装置100が最も引出された状
態であり、図2は最も奥に挿入された状態である。トレ
イ装置100の下面のエッジにはラックが設けられ、こ
れにギア23と24が噛合してトレイ装置100を前後
方向へ駆動するようになっている。しかし、図1(A)
の状態ではギア23のみが噛合し、図2ではギア24の
みが噛合するように、ギア23と24の配置がトレイ移
動方向へ並べて配置され、双方のギア23、24は中間
ギア22により連動するようになっている。このように
ギア23、24を配置することは、トレイ装置100の
前後方向の全長を短くできることを意味する。仮にトレ
イ装置100の駆動ギアを1個で実現しようとすると、
トレイ装置100の全長は実施例の場合よりも長くなら
ざるを得ない。なぜなら、図1(A)、図2のいずれの
状態でも、1つのギアに噛合する必要があるからである
。
みると、以下のように設計されていることがわかる。即
ち、図1(A)はトレイ装置100が最も引出された状
態であり、図2は最も奥に挿入された状態である。トレ
イ装置100の下面のエッジにはラックが設けられ、こ
れにギア23と24が噛合してトレイ装置100を前後
方向へ駆動するようになっている。しかし、図1(A)
の状態ではギア23のみが噛合し、図2ではギア24の
みが噛合するように、ギア23と24の配置がトレイ移
動方向へ並べて配置され、双方のギア23、24は中間
ギア22により連動するようになっている。このように
ギア23、24を配置することは、トレイ装置100の
前後方向の全長を短くできることを意味する。仮にトレ
イ装置100の駆動ギアを1個で実現しようとすると、
トレイ装置100の全長は実施例の場合よりも長くなら
ざるを得ない。なぜなら、図1(A)、図2のいずれの
状態でも、1つのギアに噛合する必要があるからである
。
【0018】このように、トレイ装置100の全長を短
くできることは、重量を軽くして駆動装置の負荷を軽減
することは勿論のこと、カセット装填を行うときにトレ
イ装置100が突出する空間を狭くすることができ、周
辺の占有空間を小さくすることができる。また逆に、言
い換えれば、トレイ装置100の全長が短くても、トレ
イ装置の移動ストロークを大きくできることである。図
3は、パンタグラフ機構301を代表して示し、またパ
ンタグラフドライブ機構も合わせて示している。
くできることは、重量を軽くして駆動装置の負荷を軽減
することは勿論のこと、カセット装填を行うときにトレ
イ装置100が突出する空間を狭くすることができ、周
辺の占有空間を小さくすることができる。また逆に、言
い換えれば、トレイ装置100の全長が短くても、トレ
イ装置の移動ストロークを大きくできることである。図
3は、パンタグラフ機構301を代表して示し、またパ
ンタグラフドライブ機構も合わせて示している。
【0019】パンタグラフ機構301は、各種の実施例
が可能であるが、この装置では側面から見て×印状にク
ロスした第1と第2のリンクレバー311と312を基
本構成としている。リンクレバー311と312のクロ
ス点は、軸313により連結され、これによりリンクレ
バー311と312は、図3(A)と(B)のように両
端を近付けた状態(上昇状態)、離間(下降状態)させ
た状態になることができる。リンクレバー321と31
1の前方側端部は、それぞれトレイ装置100のフレー
ム101と、カセット底支持板401の取付け部402
に軸102と403により回動自在に取付けられている
。リンクレバー311の後方端部は、フレーム101に
形成された長穴103にピン104を介して係合され、
リンクレバー312の後方端部は、カセット底支持板4
01の取付け部404に形成された長穴405にピン4
06を介して係合されている。これにより、リンク機構
は、カセット底支持板401を下降位置、上昇位置へ運
ぶことができる。次に、パンタグラフ機構301を駆動
するパンタグラフ駆動機構について説明する。
が可能であるが、この装置では側面から見て×印状にク
ロスした第1と第2のリンクレバー311と312を基
本構成としている。リンクレバー311と312のクロ
ス点は、軸313により連結され、これによりリンクレ
バー311と312は、図3(A)と(B)のように両
端を近付けた状態(上昇状態)、離間(下降状態)させ
た状態になることができる。リンクレバー321と31
1の前方側端部は、それぞれトレイ装置100のフレー
ム101と、カセット底支持板401の取付け部402
に軸102と403により回動自在に取付けられている
。リンクレバー311の後方端部は、フレーム101に
形成された長穴103にピン104を介して係合され、
リンクレバー312の後方端部は、カセット底支持板4
01の取付け部404に形成された長穴405にピン4
06を介して係合されている。これにより、リンク機構
は、カセット底支持板401を下降位置、上昇位置へ運
ぶことができる。次に、パンタグラフ機構301を駆動
するパンタグラフ駆動機構について説明する。
【0020】パンタグラフ駆動機構は、リンクレバー3
12に回動自在に取付けられている仲介カム320を下
降位置へ押し付けたり、また上昇位置へ引上げたりする
回動部品501を有する。仲介カム320は、軸321
によりリンクレバー312の途中に回動自在に取付けら
れ、リンクレバー312の動作に追従して上下する。こ
の場合、仲介カム320には、係合ピン322が設けら
れている。この係合ピン322は、フレーム101に間
隔をおいて取付けられているガイド板120の穴121
に係合する。この穴121は、溝状でありパンタグラフ
機構の上昇位置をロックするロック機能と、パンタグラ
フ機構の上下移動軌跡および下降位置を規制する規制機
能を奏することができる。つまり、仲介カム320の係
合ピン321は、穴121に係合して移動するから、上
下移動時の軌跡が規制されるとともに、下降位置も穴1
21の下端部で位置決めされる。また、係合ピン321
は、上昇したときは、穴121に段状に窪んで形成され
たロック部121Aに係合し、不用意にパンタグラフ機
構が下降しないように作用する。
12に回動自在に取付けられている仲介カム320を下
降位置へ押し付けたり、また上昇位置へ引上げたりする
回動部品501を有する。仲介カム320は、軸321
によりリンクレバー312の途中に回動自在に取付けら
れ、リンクレバー312の動作に追従して上下する。こ
の場合、仲介カム320には、係合ピン322が設けら
れている。この係合ピン322は、フレーム101に間
隔をおいて取付けられているガイド板120の穴121
に係合する。この穴121は、溝状でありパンタグラフ
機構の上昇位置をロックするロック機能と、パンタグラ
フ機構の上下移動軌跡および下降位置を規制する規制機
能を奏することができる。つまり、仲介カム320の係
合ピン321は、穴121に係合して移動するから、上
下移動時の軌跡が規制されるとともに、下降位置も穴1
21の下端部で位置決めされる。また、係合ピン321
は、上昇したときは、穴121に段状に窪んで形成され
たロック部121Aに係合し、不用意にパンタグラフ機
構が下降しないように作用する。
【0021】ガイド板120にはさらにガイド溝122
が、先の穴121と平行して形成されているが、このガ
イド溝122は上端部と下端部でガイド板120を切り
欠くように形成されている。そしてこのガイド溝122
と重なって交差するように先の仲介カム320の回動先
端が位置するように設計されている。ガイド溝122は
上下方向に切り抜けているので、この溝122を回動部
品501の先端に設けられたローラ502が通過するこ
とができる。ローラ502は、図面上で上方向からガイ
ド溝122に対向している。
が、先の穴121と平行して形成されているが、このガ
イド溝122は上端部と下端部でガイド板120を切り
欠くように形成されている。そしてこのガイド溝122
と重なって交差するように先の仲介カム320の回動先
端が位置するように設計されている。ガイド溝122は
上下方向に切り抜けているので、この溝122を回動部
品501の先端に設けられたローラ502が通過するこ
とができる。ローラ502は、図面上で上方向からガイ
ド溝122に対向している。
【0022】回動部品501は、筐体内部の固定位置(
トレイ装置100の通過路の上側)に軸503により回
動自在に取付けられており、回動先端は、前記ガイド溝
122に沿って上下することができる。図2(B)の状
態は、パンタグラフドライブ機構が動作する前であり、
ローラ502は、ガイド溝122の侵入口の上部に位置
する。トレイ装置100の位置検出手段により位置検出
情報があると、回動部品501は、軸503を支点にし
て図しない駆動手段により駆動され回動する。ここで、
ローラ502がガイド溝122に侵入し、仲介カム32
0の回動端部に突き当たると、仲介カム320が若干時
計方向に回動する。このために、仲介カム320の係合
ピン322は、ロック部121Aから離脱し、穴121
を下方向へ移動可能となる。よって、回動部品501は
、回動を続け、図3(A)の状態まで回動する。この回
動に伴い、パンタグラフ機構により支持されているカセ
ット底支持板401が下降し、カセットを所定の装着位
置へ配置する。このとき、穴121により仲介カム32
0の係合ピン322は、位置規制された状態であるから
、結果的にカセットの位置決めも行われることになる。 また、このとき回動部材501の軸503と共に回転す
る弾性を有した押え部材がカセットの左右中央部を上方
から押さえるようになっている。
トレイ装置100の通過路の上側)に軸503により回
動自在に取付けられており、回動先端は、前記ガイド溝
122に沿って上下することができる。図2(B)の状
態は、パンタグラフドライブ機構が動作する前であり、
ローラ502は、ガイド溝122の侵入口の上部に位置
する。トレイ装置100の位置検出手段により位置検出
情報があると、回動部品501は、軸503を支点にし
て図しない駆動手段により駆動され回動する。ここで、
ローラ502がガイド溝122に侵入し、仲介カム32
0の回動端部に突き当たると、仲介カム320が若干時
計方向に回動する。このために、仲介カム320の係合
ピン322は、ロック部121Aから離脱し、穴121
を下方向へ移動可能となる。よって、回動部品501は
、回動を続け、図3(A)の状態まで回動する。この回
動に伴い、パンタグラフ機構により支持されているカセ
ット底支持板401が下降し、カセットを所定の装着位
置へ配置する。このとき、穴121により仲介カム32
0の係合ピン322は、位置規制された状態であるから
、結果的にカセットの位置決めも行われることになる。 また、このとき回動部材501の軸503と共に回転す
る弾性を有した押え部材がカセットの左右中央部を上方
から押さえるようになっている。
【0023】図3(A)は、カセット底支持板401が
下降した状態を示し、この状態から上昇した状態に移る
には、回動部品501が図示しない駆動手段により反時
計方向に回動される。すると、ローラ502は、仲介カ
ム302のU字窪みに係合しているので、仲介カム30
2を引上げることになる。これに伴い、リンク機構が作
動し、カセット底支持板401が上昇する。仲介カム3
20が図(B)の状態になる直前では、ローラ502は
、仲介カム320を反時計方向に押さえることになる。 これにより、仲介カム320の係合ピン322は、ロッ
ク部121Aへ移動する。よって、カセット底支持板4
01が上昇してトレイ装置100の高さと同じ位置にあ
るときは、リンク機構が不用意に下降する方向へ動作す
ることはない。
下降した状態を示し、この状態から上昇した状態に移る
には、回動部品501が図示しない駆動手段により反時
計方向に回動される。すると、ローラ502は、仲介カ
ム302のU字窪みに係合しているので、仲介カム30
2を引上げることになる。これに伴い、リンク機構が作
動し、カセット底支持板401が上昇する。仲介カム3
20が図(B)の状態になる直前では、ローラ502は
、仲介カム320を反時計方向に押さえることになる。 これにより、仲介カム320の係合ピン322は、ロッ
ク部121Aへ移動する。よって、カセット底支持板4
01が上昇してトレイ装置100の高さと同じ位置にあ
るときは、リンク機構が不用意に下降する方向へ動作す
ることはない。
【0024】図3では、開口から見て左側のパンタグラ
フ機構及びそのドライブ機構について説明したが右側に
も同様な機構が設けられており、左右の機構が同期して
動作するようになっている。次にパンタグラフ駆動機構
についてさらに詳しく説明する。
フ機構及びそのドライブ機構について説明したが右側に
も同様な機構が設けられており、左右の機構が同期して
動作するようになっている。次にパンタグラフ駆動機構
についてさらに詳しく説明する。
【0025】図4はパンタグラフ駆動機構及びカセット
押さえ機構の関連を示している。回動部品501は、軸
503を支点として回動するが、その動力は、図示しな
い垂直制御カムがピン511を駆動することにより伝達
されている。垂直制御カムは、筐体内部の側部シャーシ
に取付けられており、図示しない垂直モータにより駆動
される。
押さえ機構の関連を示している。回動部品501は、軸
503を支点として回動するが、その動力は、図示しな
い垂直制御カムがピン511を駆動することにより伝達
されている。垂直制御カムは、筐体内部の側部シャーシ
に取付けられており、図示しない垂直モータにより駆動
される。
【0026】回動部品501の上面には、軸512を支
点として回動自在は、カセット押え部品520が取付け
られており、その回動先端は、回動部品501の先端を
さらに延長する方向へ突出している。カセット押え部品
520の基端部は、制御板530の回動先端に係合して
いる。制御板530の基端部は、軸531により回動自
在に指示されており、この軸531は筐体内部のシャー
シの固定位置に取付けられている。制御板530の回動
先端部は、回動部品501の上面側に配置され、かつ係
止片532を形成されている。この係止片532は、回
動部品501に形成された穴513に侵入して係合して
いる。
点として回動自在は、カセット押え部品520が取付け
られており、その回動先端は、回動部品501の先端を
さらに延長する方向へ突出している。カセット押え部品
520の基端部は、制御板530の回動先端に係合して
いる。制御板530の基端部は、軸531により回動自
在に指示されており、この軸531は筐体内部のシャー
シの固定位置に取付けられている。制御板530の回動
先端部は、回動部品501の上面側に配置され、かつ係
止片532を形成されている。この係止片532は、回
動部品501に形成された穴513に侵入して係合して
いる。
【0027】上記の機構は、回動部品501がパンタグ
ラフ機構を駆動するのに追従して、カセット押え部品5
20が軸512を支点にして回動し、カセット200ま
たは300を押え込むように動作する。
ラフ機構を駆動するのに追従して、カセット押え部品5
20が軸512を支点にして回動し、カセット200ま
たは300を押え込むように動作する。
【0028】図5は、上記の機構の動作説明図である。
同図(A)は、カセットを押え込む前、同図(B)はカ
セットを押え込む途中、同図(C)はカセットをカセッ
ト駆動位置へ完全に押えた状態である。このように、回
動部品501が回動するにともない、制御板530は、
回動部品501とは回動支点が異なるために、両者の回
動先端間Mの間隔が拡大していく。すると、カセット押
え部品520の基端部は、制御板530の先端により軸
521を支点にして相対的に時計方向へ回動駆動された
ことになる。この結果、回動部品501の回動先端より
も、カセット押え部品520の回動先端の回動速度が早
くなり、カセットをより強く押えつけることになる。カ
セット押え部品520の先端部は、弾性板ばねであり、
先端にはカセットを押えるローラが設けられている。
セットを押え込む途中、同図(C)はカセットをカセッ
ト駆動位置へ完全に押えた状態である。このように、回
動部品501が回動するにともない、制御板530は、
回動部品501とは回動支点が異なるために、両者の回
動先端間Mの間隔が拡大していく。すると、カセット押
え部品520の基端部は、制御板530の先端により軸
521を支点にして相対的に時計方向へ回動駆動された
ことになる。この結果、回動部品501の回動先端より
も、カセット押え部品520の回動先端の回動速度が早
くなり、カセットをより強く押えつけることになる。カ
セット押え部品520の先端部は、弾性板ばねであり、
先端にはカセットを押えるローラが設けられている。
【0029】図6は、トレイ装置100が筐体10から
引き出される際に、カセット200や300を外部から
扱い安くするためのポップアップ機構を示している。ト
レイ装置100が筐体10から引き出された状態では、
ポップアップ機構により前方のカセット200と後方の
カセット300は、前端を上方に向けて平行状態となる
。そして後方のカセット300の底面が前方のカセット
200の上面を滑るようにして後方のポップアップ部材
330に挿入できるように配置関係が設計されている。
引き出される際に、カセット200や300を外部から
扱い安くするためのポップアップ機構を示している。ト
レイ装置100が筐体10から引き出された状態では、
ポップアップ機構により前方のカセット200と後方の
カセット300は、前端を上方に向けて平行状態となる
。そして後方のカセット300の底面が前方のカセット
200の上面を滑るようにして後方のポップアップ部材
330に挿入できるように配置関係が設計されている。
【0030】図6(A)は、前部領域のポップアップ部
材230と後部ポップアップ部材330とがそれぞれ支
持しているカセット200、300を持ち上げた状態を
示している。まず前方のポップアップ機構から説明する
。
材230と後部ポップアップ部材330とがそれぞれ支
持しているカセット200、300を持ち上げた状態を
示している。まず前方のポップアップ機構から説明する
。
【0031】ポップアップ部材230は、軸231を支
点としており前方側の回動端が上下方向へ回動自在であ
る。前方側の回動端には、支持部232が形成され、こ
の支持部2332はカセット200の底部を持ち上げる
ことができる。軸231は、図示していないが、カセッ
ト底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付けら
れている。従って、図2に示したようにカセット底支持
板240がパンタグラフ機構201により下降した場合
は、これと一体に下降することができる。
点としており前方側の回動端が上下方向へ回動自在であ
る。前方側の回動端には、支持部232が形成され、こ
の支持部2332はカセット200の底部を持ち上げる
ことができる。軸231は、図示していないが、カセッ
ト底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付けら
れている。従って、図2に示したようにカセット底支持
板240がパンタグラフ機構201により下降した場合
は、これと一体に下降することができる。
【0032】フレーム101の内壁には、フレーム10
1の移動方向と同じ方向へフレーム101に対して移動
できるスライダー260が配置されている。スライダー
260は、フレーム101の内壁に突出したピン111
、112にその長穴261、262を係合させている。 さらにスライダー260は、ポップアップ部材230に
対応した位置に、長穴261に通じ、かつ傾斜部を持っ
た切り欠き部264を有し、この切り欠き部264を通
じて長穴261部に、ポップアップ部材230に取付け
られたピン233が侵入することができる。これは、図
2に示した状態に以降するときにポップアップ部材23
0がカセット底支持板240と共に下降し、また元の位
置に戻るときに必要であるからである。
1の移動方向と同じ方向へフレーム101に対して移動
できるスライダー260が配置されている。スライダー
260は、フレーム101の内壁に突出したピン111
、112にその長穴261、262を係合させている。 さらにスライダー260は、ポップアップ部材230に
対応した位置に、長穴261に通じ、かつ傾斜部を持っ
た切り欠き部264を有し、この切り欠き部264を通
じて長穴261部に、ポップアップ部材230に取付け
られたピン233が侵入することができる。これは、図
2に示した状態に以降するときにポップアップ部材23
0がカセット底支持板240と共に下降し、また元の位
置に戻るときに必要であるからである。
【0033】トレイ装置100が筐体10の内部に挿入
されるときは、図6(A)の状態から図6(B)の状態
になり、次に前方のカセット200は、ポップアップ部
材230の回動によりトレイ装置100と平行になる。 これは、図6(B)の状態から、さらにトレイ装置10
0が奥の方へ移動すると、スライダー230に対してピ
ン111、112及びポップアップ部材230が一体に
後方へ移動(相対的にはスライダー260が前方に移動
)することになるので、ピン233は切り欠き部264
の角部に突き当たり、ピン233を下から支える部分が
なくなるからである。。そしてこの状態でスライダー2
60もフレーム101と一体に後方へ移動する。ポップ
アップ部材230は、切り欠き部264(長穴261の
端部に連続してL型に下方向へ解放している)があるた
めに、回動先端が下方へ回動し、カセット200をカセ
ット底支持板240に載置させた状態となる。
されるときは、図6(A)の状態から図6(B)の状態
になり、次に前方のカセット200は、ポップアップ部
材230の回動によりトレイ装置100と平行になる。 これは、図6(B)の状態から、さらにトレイ装置10
0が奥の方へ移動すると、スライダー230に対してピ
ン111、112及びポップアップ部材230が一体に
後方へ移動(相対的にはスライダー260が前方に移動
)することになるので、ピン233は切り欠き部264
の角部に突き当たり、ピン233を下から支える部分が
なくなるからである。。そしてこの状態でスライダー2
60もフレーム101と一体に後方へ移動する。ポップ
アップ部材230は、切り欠き部264(長穴261の
端部に連続してL型に下方向へ解放している)があるた
めに、回動先端が下方へ回動し、カセット200をカセ
ット底支持板240に載置させた状態となる。
【0034】逆に、奥のほうからトレイ装置100が引
き出される場合は、フレーム101及びスライダー26
0、ポップアップ部材230は一体となつて前方へ移動
してくる。しかし、スライダー260は、その途中で、
筐体内部の固定位置に設けられたストッパー18に係止
し、前方へは移動しなくなる。そこでさらにフレーム1
01が前方へ移動すると、スライダー260は相対的に
後方へ移動した形となり、切り欠き部264の傾斜部で
ポップアップ部材230のピン233がガイドされて長
穴261に侵入する。この動作は、ポップアップ部材2
30の回動先端を上方に向ける動作であり、図6の状態
をとることになる。次に、後方のポップアップ部材33
0を駆動するポップアップ機構及びその動作について説
明する。
き出される場合は、フレーム101及びスライダー26
0、ポップアップ部材230は一体となつて前方へ移動
してくる。しかし、スライダー260は、その途中で、
筐体内部の固定位置に設けられたストッパー18に係止
し、前方へは移動しなくなる。そこでさらにフレーム1
01が前方へ移動すると、スライダー260は相対的に
後方へ移動した形となり、切り欠き部264の傾斜部で
ポップアップ部材230のピン233がガイドされて長
穴261に侵入する。この動作は、ポップアップ部材2
30の回動先端を上方に向ける動作であり、図6の状態
をとることになる。次に、後方のポップアップ部材33
0を駆動するポップアップ機構及びその動作について説
明する。
【0035】ポップアップ部材330は、前方よりカセ
ット300を挿入できる開口を有し、後方部は、軸33
1により回動自在に支持され、前方部を上下回動できる
ようになっている。軸331は、図示していないが、カ
セット底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付
けられている。従って、図1(B)、図3(A)の如く
カセット底支持板401が降下したときは、これと一体
に降下したりまた上昇することができる。図6(A)で
はポップアップ部材330の回動先端は上方を向き、図
6(B)ではカセット底支持板と平行になっている。こ
れは、ポップアップ部材330の後端部に設けられてい
るレバー332の先端部333が、固定位置に設けられ
ている突設部19により回動されるからである。つまり
、トレイ装置100が最も引き出されたときには、突設
部19によりポップアップ部材330が軸331を支点
として時計方向へ回動されるからである。トレイ装置1
00が後方へ移動すると、突設部19からレバー332
の先端部333は、離脱するために、ポップアップ部材
330は自重、あるいは弱スプリングにより反時計方向
に回動し、カセット底支持板と平行になる。
ット300を挿入できる開口を有し、後方部は、軸33
1により回動自在に支持され、前方部を上下回動できる
ようになっている。軸331は、図示していないが、カ
セット底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付
けられている。従って、図1(B)、図3(A)の如く
カセット底支持板401が降下したときは、これと一体
に降下したりまた上昇することができる。図6(A)で
はポップアップ部材330の回動先端は上方を向き、図
6(B)ではカセット底支持板と平行になっている。こ
れは、ポップアップ部材330の後端部に設けられてい
るレバー332の先端部333が、固定位置に設けられ
ている突設部19により回動されるからである。つまり
、トレイ装置100が最も引き出されたときには、突設
部19によりポップアップ部材330が軸331を支点
として時計方向へ回動されるからである。トレイ装置1
00が後方へ移動すると、突設部19からレバー332
の先端部333は、離脱するために、ポップアップ部材
330は自重、あるいは弱スプリングにより反時計方向
に回動し、カセット底支持板と平行になる。
【0036】さらに、上記のポップアップ部材230等
による前部ポップアップ機構と、ポップアップ部材33
0等による後部ポップアップ機構との動作タイミングは
以下のように設定されている。
による前部ポップアップ機構と、ポップアップ部材33
0等による後部ポップアップ機構との動作タイミングは
以下のように設定されている。
【0037】前部ポップアップ機構は、図6(B)の位
置のときカセット200の前方を持ち上げており、後部
ポップアップ機構は、図6(B)の状態からさらにトレ
イ装置100が引出され、図6(A)の状態になるとき
に後部ポップアップ部材330を持ち上げている。上記
したようにポップアップ機構の動作は、トレイ装置10
0が移動されることにより、部品のガイドや衝突により
得られている。このことは、カセットを持ち上げる力は
、トレイ装置100を駆動しているモータ21のパワー
によるものであることが理解できる。ここで、前後のポ
ップアップ機構を同時に動作させると、モータ21に多
大な負荷がかかることになる。そこでこのシステムでは
、前後のポップアップ機構の動作に時間差を持たせる(
前部のポップアップ機構がカセットを持ち上げた後で後
部のポップアップ機構がカセットを持ち上げる)ように
し、モータ21にかかる負荷を軽減し、小電力モータで
駆動できるようにしている。
置のときカセット200の前方を持ち上げており、後部
ポップアップ機構は、図6(B)の状態からさらにトレ
イ装置100が引出され、図6(A)の状態になるとき
に後部ポップアップ部材330を持ち上げている。上記
したようにポップアップ機構の動作は、トレイ装置10
0が移動されることにより、部品のガイドや衝突により
得られている。このことは、カセットを持ち上げる力は
、トレイ装置100を駆動しているモータ21のパワー
によるものであることが理解できる。ここで、前後のポ
ップアップ機構を同時に動作させると、モータ21に多
大な負荷がかかることになる。そこでこのシステムでは
、前後のポップアップ機構の動作に時間差を持たせる(
前部のポップアップ機構がカセットを持ち上げた後で後
部のポップアップ機構がカセットを持ち上げる)ように
し、モータ21にかかる負荷を軽減し、小電力モータで
駆動できるようにしている。
【0038】図7は、筐体10からトレイ装置100が
最も引き出された状態を簡略化して示す斜視図である。 この図からもわかるように、ポップアップ部材230、
330は、水平なカセット底支持板240、401に対
してそれぞれ前方の回動端を上方に向けた状態となって
いる。
最も引き出された状態を簡略化して示す斜視図である。 この図からもわかるように、ポップアップ部材230、
330は、水平なカセット底支持板240、401に対
してそれぞれ前方の回動端を上方に向けた状態となって
いる。
【0039】このシステムでは、上述したように2つの
カセットを装填することができるが、ユーザによっては
前方部のみを使用するモードと後方部のみを使用するモ
ードとの使い分けを行う場合がある。例えば前方のカセ
ットは録画、再生用、後方は再生専用として使用するよ
うな場合である。このような場合、後方には再生専用の
カセットを装着し、前方に録画、再生のいずれも可能な
カセットを装着する必要がある。そこで、前方部の例え
ばカセット底支持板240と後方部のカセット底支持板
401とを例えば青、赤というふうに色分けすることに
より、装着操作のミス防止に利用できるようになってい
る。このようにすると、例えば、青の装着部には、録画
しても可能なカセットを装着し、赤の装着部には録画し
てはいけない再生のみに使用するカセットを装着すると
いうふうにユーザ自身がとりきめて使用することができ
る。図では前後のカセット底支持板の色を分けているよ
うに示しているが、色分けはフレームに施してもよく、
また部分的であってもよい。さらにマークの施されたシ
ールを貼付けるようにしてもよい。VTR本体の操作部
には、録画Rec、プレイPlay 、巻き戻し、早送
り、停止等の操作スイッチがあり、また前部カセットロ
ードF、後部カセットロードRの指定を行うスイッチも
設けられている。このシステムでは、トレイ装置100
に載置されたカセットの有無を検出するカセット検出装
置が設けられている。
カセットを装填することができるが、ユーザによっては
前方部のみを使用するモードと後方部のみを使用するモ
ードとの使い分けを行う場合がある。例えば前方のカセ
ットは録画、再生用、後方は再生専用として使用するよ
うな場合である。このような場合、後方には再生専用の
カセットを装着し、前方に録画、再生のいずれも可能な
カセットを装着する必要がある。そこで、前方部の例え
ばカセット底支持板240と後方部のカセット底支持板
401とを例えば青、赤というふうに色分けすることに
より、装着操作のミス防止に利用できるようになってい
る。このようにすると、例えば、青の装着部には、録画
しても可能なカセットを装着し、赤の装着部には録画し
てはいけない再生のみに使用するカセットを装着すると
いうふうにユーザ自身がとりきめて使用することができ
る。図では前後のカセット底支持板の色を分けているよ
うに示しているが、色分けはフレームに施してもよく、
また部分的であってもよい。さらにマークの施されたシ
ールを貼付けるようにしてもよい。VTR本体の操作部
には、録画Rec、プレイPlay 、巻き戻し、早送
り、停止等の操作スイッチがあり、また前部カセットロ
ードF、後部カセットロードRの指定を行うスイッチも
設けられている。このシステムでは、トレイ装置100
に載置されたカセットの有無を検出するカセット検出装
置が設けられている。
【0040】図8には、フレーム101の右後のコーナ
部を詳しく示している。同図(A)は後方から見た図、
同図(B)は斜視図である。フレーム101のコーナ部
の下側には、L字型に切取られた切り欠き部130が形
成されている。この切り欠き部130に沿ってL字型の
カセット検出レバー701が配置され、このカセット検
出レバー701は、その中間部が軸702によりフレー
ムの厚み面に取り付けられこの軸702を支点にして回
動自在である。通常は、スプリング(図しせず)により
、一端部の突起703がフレームの内側に突出するよう
に付勢されている。また爪検出レバー701の他端部に
は下方向に突出した突起704が形成されている。フレ
ーム101の外側の側面に形成されている溝131は、
筐体内部に固定されているローラが侵入する溝であり、
フレームはこのローラにより前後方向へ案内され、移動
自在となっている。
部を詳しく示している。同図(A)は後方から見た図、
同図(B)は斜視図である。フレーム101のコーナ部
の下側には、L字型に切取られた切り欠き部130が形
成されている。この切り欠き部130に沿ってL字型の
カセット検出レバー701が配置され、このカセット検
出レバー701は、その中間部が軸702によりフレー
ムの厚み面に取り付けられこの軸702を支点にして回
動自在である。通常は、スプリング(図しせず)により
、一端部の突起703がフレームの内側に突出するよう
に付勢されている。また爪検出レバー701の他端部に
は下方向に突出した突起704が形成されている。フレ
ーム101の外側の側面に形成されている溝131は、
筐体内部に固定されているローラが侵入する溝であり、
フレームはこのローラにより前後方向へ案内され、移動
自在となっている。
【0041】図9(A)、(B)は、カセット200が
存在する場合と存在しない場合を示している。図(A)
と(B)を比べるとわかるように、カセットがある場合
と無い場合とでカセット検出レバー701の回動角が異
なる。一方、トレイ装置100が筐体内部に挿入される
とき、フレーム101と共にカセット検出レバー703
も移動するのであるが、その移動軌跡の下部には、シャ
ッター機構720が設けられている(同図(C))。シ
ャッター機構720は、固定位置の軸721に回動自在
な駆動レバー722が取り付けられ、この駆動レバー7
22の一端には、カセット検出レバー703の突起70
4と接触可能な突起723が形成されている。接触可能
としたのは、カセット検出レバー703が、図9(A)
の状態(カセット有り)のときのみ可能であるからであ
る。図9(B)の状態(カセット無し)のときは非接触
である。駆動レバー722は、その突起723に突起7
04が近付き接触したとき、軸721を支点にして矢印
の方向へ回動し通り過ぎて非接触になると元に戻る動作
を得る。この動作のとき、駆動レバー722は、仲介レ
バー724を介してシャッター板725を駆動し、一時
的にテープエンド検出素子730に入射している光を遮
断する。シャッター板725は、固定位置の軸726に
回動自在に支持され、回動端部が仲介レバー724に連
結されている。
存在する場合と存在しない場合を示している。図(A)
と(B)を比べるとわかるように、カセットがある場合
と無い場合とでカセット検出レバー701の回動角が異
なる。一方、トレイ装置100が筐体内部に挿入される
とき、フレーム101と共にカセット検出レバー703
も移動するのであるが、その移動軌跡の下部には、シャ
ッター機構720が設けられている(同図(C))。シ
ャッター機構720は、固定位置の軸721に回動自在
な駆動レバー722が取り付けられ、この駆動レバー7
22の一端には、カセット検出レバー703の突起70
4と接触可能な突起723が形成されている。接触可能
としたのは、カセット検出レバー703が、図9(A)
の状態(カセット有り)のときのみ可能であるからであ
る。図9(B)の状態(カセット無し)のときは非接触
である。駆動レバー722は、その突起723に突起7
04が近付き接触したとき、軸721を支点にして矢印
の方向へ回動し通り過ぎて非接触になると元に戻る動作
を得る。この動作のとき、駆動レバー722は、仲介レ
バー724を介してシャッター板725を駆動し、一時
的にテープエンド検出素子730に入射している光を遮
断する。シャッター板725は、固定位置の軸726に
回動自在に支持され、回動端部が仲介レバー724に連
結されている。
【0042】上記したようにこのカセット検出装置によ
ると、カセットがトレイ装置に装着され、筐体内部に挿
入されるときにカセットの有無をテープエンド検出素子
730の出力の有無で判定することができる。テープエ
ンド検出素子730は、テープエンド検出に使用されも
のであるが、この装置により多機能化が得られる。
ると、カセットがトレイ装置に装着され、筐体内部に挿
入されるときにカセットの有無をテープエンド検出素子
730の出力の有無で判定することができる。テープエ
ンド検出素子730は、テープエンド検出に使用されも
のであるが、この装置により多機能化が得られる。
【0043】図10は、テープエンド検出装置の位置と
、検出信号を処理する回路ブロック及び表示部の例を示
している。801は、回転ヘッドドラム15に近接した
所定の装着位置であり、この位置にパンタグラフ機構に
よってカセットが装着される。この装着状態でテープ駆
動が可能となる。この装着のとき、カセットの下部底面
に開設された左右中央の穴には、テープ検出装置を構成
する光源部802が侵入するようになっている。この光
源部802の光は、水平に左右方向へ照射されるが図で
は、右方向への光の経路を示している。左側には、光の
光路に受光素子を用いたテープエンド光検出素子730
が設けられており、この前にシャッター板725が配置
されている。
、検出信号を処理する回路ブロック及び表示部の例を示
している。801は、回転ヘッドドラム15に近接した
所定の装着位置であり、この位置にパンタグラフ機構に
よってカセットが装着される。この装着状態でテープ駆
動が可能となる。この装着のとき、カセットの下部底面
に開設された左右中央の穴には、テープ検出装置を構成
する光源部802が侵入するようになっている。この光
源部802の光は、水平に左右方向へ照射されるが図で
は、右方向への光の経路を示している。左側には、光の
光路に受光素子を用いたテープエンド光検出素子730
が設けられており、この前にシャッター板725が配置
されている。
【0044】トレイ装置にカセットが装填され、トレイ
装置100全体が筐体内部へ挿入される途中は、カセッ
ト検出モードとなる。これはシステム制御部803にお
いてトレイ装置100を駆動するモータ21を正転させ
る制御信号が得られていることに関連して切り替えられ
るようになっている。シャッター板725が駆動されて
検出信号が得られると、制御部803は、対応する位置
にカセットが有ることを判定し、表示部804の例えば
前部カセットF、YESの表示を点灯させる。検出信号
が得られなかった場合はNOの表示を点灯させる。
装置100全体が筐体内部へ挿入される途中は、カセッ
ト検出モードとなる。これはシステム制御部803にお
いてトレイ装置100を駆動するモータ21を正転させ
る制御信号が得られていることに関連して切り替えられ
るようになっている。シャッター板725が駆動されて
検出信号が得られると、制御部803は、対応する位置
にカセットが有ることを判定し、表示部804の例えば
前部カセットF、YESの表示を点灯させる。検出信号
が得られなかった場合はNOの表示を点灯させる。
【0045】なお、図8及び図9では、フレーム101
の前部領域にカセット検出レバー701が設けられてい
る状態を説明したが、同様なカセット検出レバーが後部
領域にも設けられており、その領域に載置されたカセッ
トを検出できるようになっている。但し、前後のカセッ
ト検出レバーは、駆動レバー722の配置位置を通過す
るように設計されているので、テープエンド検出装置の
機能は共用されている。よって、2つのカセットが装填
されていれば、検出信号は2回得られることになる。な
おこのシステムは、1つのカセットを扱うVTRにおい
ても適用できる。
の前部領域にカセット検出レバー701が設けられてい
る状態を説明したが、同様なカセット検出レバーが後部
領域にも設けられており、その領域に載置されたカセッ
トを検出できるようになっている。但し、前後のカセッ
ト検出レバーは、駆動レバー722の配置位置を通過す
るように設計されているので、テープエンド検出装置の
機能は共用されている。よって、2つのカセットが装填
されていれば、検出信号は2回得られることになる。な
おこのシステムは、1つのカセットを扱うVTRにおい
ても適用できる。
【0046】さらにまたこのシステムにおいては、カセ
ットの装着を検出する他に、トレイ装置上のカセットの
装着位置を記憶し、その記憶情報を利用する手段が設け
られている。
ットの装着を検出する他に、トレイ装置上のカセットの
装着位置を記憶し、その記憶情報を利用する手段が設け
られている。
【0047】図11(A)及び同図(B)は、カセット
情報を利用するシステム制御部803の内部をさらに詳
しく示している。図10で示したようにトレイの各領域
におけるカセット検出情報は、カセット装着位置記憶部
901に格納される。トレイ位置制御部902は、カセ
ット装着位置記憶部901のカセット有無情報を読み取
ることができる。ここで、トレイ位置制御部902には
、操作部903から録画、或いは再生用の指令信号が入
力される。ここで、フロント若しくはリア部のカセット
の指示が無い場合は、一定時間が経過すると、自動的に
カセットを駆動位置に配置する動作が開始される。この
場合、トレイ位置制御部902は、カセットの存在する
領域をカセット装着位置記憶部901の情報から判定し
、駆動位置の上部に位置させるようにトレイ装置100
を移動させる。これは、複数のカセットがトレイ装置に
装填されるシステムであると、カセットの装填されない
領域も存在する場合があるからである。すべての領域に
カセットが装填されている場合には、予め優先順位が設
定されておりその順序に従うことになる。カセット駆動
位置の上部に位置するカセットを下降させる手段は、パ
ンタグラフ機構である。 図11(A)は、図9及び
図10で説明したカセット検出手段の情報を利用した例
である。また図11(B)は、カセット装着位置記憶部
901に入力されるカセット検出信号が、トレイ装置1
00の前部領域と後部領域から直接入力される例である
。この場合のカセット検出素子904、905としては
、各領域に設けられた光学的な検出スイッチ或いは電気
的な検出スイッチが用いられる。
情報を利用するシステム制御部803の内部をさらに詳
しく示している。図10で示したようにトレイの各領域
におけるカセット検出情報は、カセット装着位置記憶部
901に格納される。トレイ位置制御部902は、カセ
ット装着位置記憶部901のカセット有無情報を読み取
ることができる。ここで、トレイ位置制御部902には
、操作部903から録画、或いは再生用の指令信号が入
力される。ここで、フロント若しくはリア部のカセット
の指示が無い場合は、一定時間が経過すると、自動的に
カセットを駆動位置に配置する動作が開始される。この
場合、トレイ位置制御部902は、カセットの存在する
領域をカセット装着位置記憶部901の情報から判定し
、駆動位置の上部に位置させるようにトレイ装置100
を移動させる。これは、複数のカセットがトレイ装置に
装填されるシステムであると、カセットの装填されない
領域も存在する場合があるからである。すべての領域に
カセットが装填されている場合には、予め優先順位が設
定されておりその順序に従うことになる。カセット駆動
位置の上部に位置するカセットを下降させる手段は、パ
ンタグラフ機構である。 図11(A)は、図9及び
図10で説明したカセット検出手段の情報を利用した例
である。また図11(B)は、カセット装着位置記憶部
901に入力されるカセット検出信号が、トレイ装置1
00の前部領域と後部領域から直接入力される例である
。この場合のカセット検出素子904、905としては
、各領域に設けられた光学的な検出スイッチ或いは電気
的な検出スイッチが用いられる。
【0048】上記したように、トレイ装置100の前後
位置を制御しカセットを駆動位置上部に待機させる場合
、カセットの有無情報を参照して待機させることにより
、トレイ装置の無駄な動きを無くすことができ、また録
画や再生のスタートまでの時間を短縮することができる
。このシステムは特に複数のカセットを予めトレイ装置
上に配置できるようなVTRに有効である。上記の実施
例では、録画や再生操作の指令信号が入力されて一定時
間が経過したときに、トレイ装置100が制御され、カ
セットの装填されている領域が駆動部の上部に移動され
るとして説明した。しかしこの移動制御は、トレイ装置
100が筐体内部に挿入されたときから直ぐに開始され
待機状態となってもよい。
位置を制御しカセットを駆動位置上部に待機させる場合
、カセットの有無情報を参照して待機させることにより
、トレイ装置の無駄な動きを無くすことができ、また録
画や再生のスタートまでの時間を短縮することができる
。このシステムは特に複数のカセットを予めトレイ装置
上に配置できるようなVTRに有効である。上記の実施
例では、録画や再生操作の指令信号が入力されて一定時
間が経過したときに、トレイ装置100が制御され、カ
セットの装填されている領域が駆動部の上部に移動され
るとして説明した。しかしこの移動制御は、トレイ装置
100が筐体内部に挿入されたときから直ぐに開始され
待機状態となってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、カセッ
トの装填状況を早い時期に判定でき、取扱い上の信頼性
を向上できる、またカセットの有無を把握し、カセット
を駆動部へ配置する場合に無駄の無い動作を得ることが
できる。
トの装填状況を早い時期に判定でき、取扱い上の信頼性
を向上できる、またカセットの有無を把握し、カセット
を駆動部へ配置する場合に無駄の無い動作を得ることが
できる。
【図1】この発明の一実施例に係わる第1、第2の動作
態様を示す基本的構成説明図。
態様を示す基本的構成説明図。
【図2】さらにこの発明装置に係わる第3の動作態様を
示す基本的構成説明図。
示す基本的構成説明図。
【図3】この発明の一実施例に係わるパンタグラフ機構
及びその駆動機構を説明するために示した構成説明図。
及びその駆動機構を説明するために示した構成説明図。
【図4】パンタグラフ機構及びカセット押え機構の構成
説明図。
説明図。
【図5】パンタグラフ機構及びカセット押え機構の動作
説明図。
説明図。
【図6】この発明の一実施例に係わるポップアップ機構
及びその動作を説明するために示した構成説明図。
及びその動作を説明するために示した構成説明図。
【図7】この発明の一実施例に係わるトレイ装置及びそ
の動作態様を示す斜視図。
の動作態様を示す斜視図。
【図8】この発明の一実施例におけるカセット検出部を
示す斜視図と背面図。
示す斜視図と背面図。
【図9】この発明の一実施例におけるカセット検出装置
の動作及び基本構成を示す説明図。
の動作及び基本構成を示す説明図。
【図10】図9の装置の使用例例を示す説明図。
【図11】この発明におけるカセット検出情報に伴うト
レイ制御装置の例を示す構成説明図。
レイ制御装置の例を示す構成説明図。
【符号の説明】
10…筐体、12…開口、13…蓋、14…メインシャ
ーシ、15…回転ヘッドドラム、16…ガイド部材、1
8…ストッパー、19…突設部、100…トレイ装置、
101…フレーム、102…軸、103…長穴、104
…ピン、111、112…ピン、121…穴、120…
ガイド板、122…ガイド溝、131…窪み部、132
…段部、200、300…カセット、201、301…
パンタグラフ機構、230、330…ポップアップ部材
、231、331…軸、232…支持部、233…ピン
、260…スライダー、261、262…長穴、264
…切り欠き部、240、401…カセット底支持板、3
32…レバー、701…爪検出レバー、722…駆動レ
バー、724…仲介レバー、725…シャッター板、7
30…テープエンド検出素子、803…制御部、804
…表示部、901…カセット装着位置記憶部、902…
トレイ位置制御部、903…操作部、904、905…
カセット検出素子。
ーシ、15…回転ヘッドドラム、16…ガイド部材、1
8…ストッパー、19…突設部、100…トレイ装置、
101…フレーム、102…軸、103…長穴、104
…ピン、111、112…ピン、121…穴、120…
ガイド板、122…ガイド溝、131…窪み部、132
…段部、200、300…カセット、201、301…
パンタグラフ機構、230、330…ポップアップ部材
、231、331…軸、232…支持部、233…ピン
、260…スライダー、261、262…長穴、264
…切り欠き部、240、401…カセット底支持板、3
32…レバー、701…爪検出レバー、722…駆動レ
バー、724…仲介レバー、725…シャッター板、7
30…テープエンド検出素子、803…制御部、804
…表示部、901…カセット装着位置記憶部、902…
トレイ位置制御部、903…操作部、904、905…
カセット検出素子。
Claims (2)
- 【請求項1】 テープ記録再生機能を内蔵した筐体と
、この筐体の前面に開設された開口部と、この開口部を
通して水平に挿脱自在であり、上面にカセットを配置で
きるトレイ装置と、このトレイ装置に載置されるカセッ
トの配置位置に一端部が対向して付勢されており、途中
が回動自在にトレイ装置に軸支され、前記カセットの有
無により他端部の回動位置が可変できるカセット検出レ
バーと、前記トレイ装置が前記筐体内部に挿入される途
中で、前記カセット検出レバーがカセット有り若しくは
無しのいずれか一方の検出状態のとき、前記カセット検
出レバーの他端部が接触又は非接触することにより動作
又は非動作されるシャッター機構と、前記シャッター機
構が動作したときのみ入射光が開閉され検出信号を得る
テープエンド検出素子と、前記テープエンド検出素子か
らの検出信号が前記トレイ装置の挿入中に得られた場合
、カセットが載置されているか否を判定する手段とを具
備したことを特徴とするカセット検出装置。 - 【請求項2】 テープ記録再生機能を内蔵した筐体と
、この筐体の前面に開設された開口部と、この開口部を
通して水平に前後方向へ挿脱自在であり、前部領域と後
部領域上面にそれぞれ少なくとも第1と第2のカセット
を配置できるトレイ装置と、このトレイ装置の各領域に
カセットが載置されているか否かを検出し、各領域のカ
セット有無情報を記憶するカセット検出及び記憶手段と
、このカセット検出及び記憶手段に記憶されているカセ
ットの有無デ−タを参照して、カセットの存在する前記
領域の優先順位の高い1つを所定位置のカセット駆動部
の上部に対向させるように、前記トレイ装置を前または
後移動制御して待機状態とするトレイ位置制御手段とを
具備したことを特徴とするカセット装着装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3043772A JPH04281252A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | カセット検出及び装着装置 |
EP9292103195A EP0503359A3 (en) | 1991-03-08 | 1992-02-25 | Cassette data detecting apparatus of system for mounting a plurality of cassettes |
US07/847,688 US5295025A (en) | 1991-03-08 | 1992-03-06 | Cassette data detecting apparatus of system for mounting a plurality of cassettes |
KR1019920003698A KR950003984B1 (ko) | 1991-03-08 | 1992-03-06 | 복수 카세트 탑재 기기의 카세트 정보 검출 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3043772A JPH04281252A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | カセット検出及び装着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04281252A true JPH04281252A (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=12673047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3043772A Pending JPH04281252A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | カセット検出及び装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04281252A (ja) |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP3043772A patent/JPH04281252A/ja active Pending
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