JPH04283462A - カセット装填装置 - Google Patents

カセット装填装置

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Publication number
JPH04283462A
JPH04283462A JP3045205A JP4520591A JPH04283462A JP H04283462 A JPH04283462 A JP H04283462A JP 3045205 A JP3045205 A JP 3045205A JP 4520591 A JP4520591 A JP 4520591A JP H04283462 A JPH04283462 A JP H04283462A
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JP
Japan
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cassette
tray device
tray
state
rack
Prior art date
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Application number
JP3045205A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ooka
聡 大岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビデオテープ
レコーダ(以下VTRと記す)に組込まれるカセット装
填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送番組として、長時間も
のが多くなっている。また衛星放送の開始により放送時
間帯も深夜に及ぶ番組ものが増加しつつある。そこで、
VTRの録画態勢も留守中の録画、長時間録画が可能な
ように移行しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
VTRでは、テープカセットを1巻だけ装填して、これ
に長時間録画、あるいは留守録画を行う構造であるため
に、録画容量には限度がある。また、カセットの大きさ
にも規格があるために大容量のカセットテープを作成す
るには制約が生じる。これを解決するために、複数のカ
セットを装填できるようにVTRを構成しようとすると
、本体の大形化とともに周辺の占有空間が大きくなる傾
向にあるとともに、操作性が悪くなる傾向にあり、この
ような問題点の改善が望まれる。また、複数のカセット
を装填した場合、そのカセットの内部交換のために装置
内部の構成が複雑になる傾向にある。
【0004】そこで、この発明は、複数のカセットを予
めトレイ装置の前後に装填でき、1つの記録再生部に前
後のカセットを選択的に配置できるようにした装置を得
るとともに、特にこの場合、トレイ装置の前後方向の全
長が必要最小限であってもその前後の移動ストロークを
トレイ装置の前後方向全長以上とすることができ、トレ
イ装置の小形化を得、機器全体の前後方向への拡大を押
さえることができるカセット装填装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、テープ記録
再生機能を内蔵した筐体と、この筐体の前面に開設され
た開口部と、この開口部を通して水平に前後方向へ挿脱
自在であり、前部領域と後部領域上面にそれぞれ少なく
とも第1と第2のカセットを配置できるトレイ装置と、
このトレイ装置の側部下面に設けられたラックと、前記
筐体内部に設けられ前記ラックにそれぞれ噛合可能であ
り、トレイ装置の前後移動方向へ離間して配置され、ト
レイ装置が最大引出し状態と、最大挿入状態とでそれぞ
れが単独で前記ラックに噛合し、途中移動状態では双方
が噛合状態となり得る第1、第2の駆動ギアと、この第
1、第2の駆動ギアの中間に配置されて双方のギアに噛
合して動力を伝達する中間ギアを有したトレイ駆動動力
伝達機構とを具備する。
【0006】
【作用】上記の手段により、トレイ装置の全長を増大す
ることなく、その移動ストロークを増大することができ
る。増大量は、トレイ装置全長に対してさらに第1、第
2のギアの中心間のピッチ分である。よって1個のギア
で駆動するよりも、機器内部の前後の空間の広がりを押
さえることができ、小形化に寄与できる。またトレイ装
置の軽量化にも有効となる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0008】図1乃至図5は、この発明が適用されたV
TRの筐体の中からシャーシ本体部を取出して外観を示
す図である。図1は左側前方から見た図でありトレイ装
置100がシャーシ本体部から最大に引き出された状態
を示し、図2は右側前方から見た図であり同じくトレイ
装置100がシャーシ本体部から最大に引出された状態
を示し、図3と図4はトレイ装置100が最も奥部に押
し込まれた状態で、右側前方から見た図と左側前方から
見た図を示している。
【0009】シャーシ本体は、左右の側板31Lと31
R、及び左右の側板31Lと31Rの前方上に架設され
た架設板32、後部上に架設された架設板33を主な構
成要素としている。側板31Lには、トレイ装置100
を前後方向へ駆動するための水平駆動モータ21(図3
に見える)や、トレイ装置100の前後移動に連動する
部材を駆動するためのギア41、42、さらにカム43
(図1、図4に見える)が設けられている。また側板3
1Rには、トレイ装置100に載置されるカセットを下
降させたり上昇させたりするための垂直駆動モータ51
(図4に見える)が取付けられている。さらに、垂直駆
動モータ51の動きを各種部品に伝達するためのギア5
2、53、54、55、及びカム56が設けられている
。トレイ装置100の具体的な水平移動、及びトレイ装
置100に載置されているカセットの下降及び上昇制御
手段については後述する。
【0010】図5は、トレイ装置100の外観を示して
いる。トレイ装置100は、上面から見て枠型のトレイ
フレームを有し、その側板の外側のレールは、側板シャ
ーシの内側に設けられたローラに案内され水平に移動自
在である。フレーム101の左右の枠131、132を
構成する部分は、内部が空洞となっており、この内部に
は後述するようにパンタグラフ機構のリンクレバーなど
が収容されている。次に各部の基本構成と動作原理を説
明する。
【0011】図6(A)、(B)、及び図7は、この発
明が適用されたVTRのカセットローディング、アンロ
ーディング基本構成を示す説明図である。10はVTR
筐体であり、その前面には、開口12が形成され、この
開口12を通して前後方向へトレイ装置100を水平に
挿入したり、また筐体10内部から露出させたりするこ
とができる。なお、13は開口12に設けられた蓋であ
り、トレイ装置100が筐体10から引出されるときは
開き、筐体10内部に挿入されたときは閉じるようにな
っている。これは図示していないが、トレイ装置100
に連動する蓋開閉機構により実現される。
【0012】筐体10の内部には、トレイ駆動機構とし
て固定位置にモータ21が設けられ、中間ギア22を回
転駆動することができる。中間ギア22は、トレイ装置
100の前後移動方向に対して直交する方向の回転軸を
有し、前後にぞれぞれ回転自在に設けられている駆動ギ
ア23、24を回転駆動することができる。駆動ギア2
3、24は、トレイ装置100の側部下面に設けられて
いるラックに噛合して、トレイ装置100を前後に駆動
することができる。また、VTRの内部には、カセット
を所定位置に装着しテープローディングを実行させる機
能がある。14は、メインシャーシでありカセットのリ
ールハブに係合するリール軸やテープローディング、テ
ープ駆動に必要な各種部品(図示せず)が設けられてい
る。また15は、所定の装着位置に配置されたカセット
から引き出されたテープがテープローディングにより添
接される回転ヘッドドラムである。図6(A)は前方部
の駆動ギア23がラックに噛合した状態、図6(B)は
前方部と後方部の駆動ギア23、24の双方がラックに
噛合した状態、図7は後方部の駆動ギア24がラックに
噛合した状態を示している。
【0013】トレイ装置100は、上面から見て枠型の
トレイフレームを有し、その側板の外側のレールは、筐
体10の内側に設けられたローラに案内され水平に移動
自在である。
【0014】このシステムは、トレイ装置100の上面
の前部領域と後部領域にそれぞれカセット200、30
0の2つを配置することができる(図6(A))。トレ
イ装置100の前部領域と後部領域にはそれぞれパンタ
グラフ機構201と301が取付けられている。パンタ
グラフ機構201と301は同様な機構であり、リンク
機構によりカセット底支持板を下降、上昇させることが
できる。
【0015】図6(A)はカセット201と301とが
前部領域と後部領域とのそれぞれ載置された状態を示し
ている。カセット201と301とが先端部を斜め上方
に向けているのは、トレイ装置100に設けられている
ポップアップ機構により持ち上げられ、カセットの挿脱
を操作を容易にしているからである。しかも、この状態
では、トレイ装置100を筐体10の開口から大きく引
き出さなくても、後方のカセット300を取り出せるこ
とができるように設計されている。つまり、前方のカセ
ット200は全体が露出するが、後方のカセット300
はその一部(先端部)のみが開口から露出している。こ
のように設計することにより、トレイ装置100を引出
す距離が短くてすみ、取扱いの面で周辺空間を占める割
合を少なくすることができるからである。
【0016】図6(B)は、後方のパンタグラフ機構3
01がトレイ通過位置下部のカセット装着位置へカセッ
ト300を装着した状態を示している。また図7には前
方のパンタグラフ機構201がカセット200を降下さ
せて所定のカセット装着位置へ装着した状態を示してる
。図6(A)の状態から図6(B)の状態に移るには、
トレイ駆動機構が動作し、トレイ装置100を筐体10
の内部方向へ水平に移動させ、第1の検出位置(後方カ
セットドライブ位置)にくるとトレイ装置100が停止
される。この位置に来ると、後述するパンタグラフドラ
イブ機構が作動し、パンタグラフ機構301を駆動し、
カセット300を下降させる。図6(B)の状態から図
7状態に移るには、パンタグラフドライブ機構が下降し
ているカセット300を持ち上げるようにパンタグラフ
機構を駆動し、トレイ装置100の元の位置に戻す。次
に、トレイ駆動機構がトレイ装置100をさらに奥の方
へ移動させ、パンタグラフ機構200がカセット装着位
置の上、つまり第2の検出位置(前方カセットドライブ
位置)に来たときにトレイ装置100の移動を停止させ
る。そして再度、パンタグラフドライブ機構が、今度は
パンタグラフ機構201を駆動し、カセット200を所
定位置まで下降させる。
【0017】図7の状態では、後方のカセット300を
搭載しているパンタグラフ機構301は、丁度回転ヘッ
ドドラム15の上側に位置する。ここで、パンタグラフ
機構301は、トレイ装置100から若干浮き上がる方
向へガイドされ、カセット300及びパンタグラフ機構
301が回転ヘッドドラム15の衝突しないように設計
されている。パンタグラフ機構301を持ち上げる部材
は、筐体10の内部の側面に突出して取り付けられてい
るガイド部材16である。つまり、カセット300が上
昇した状態で、トレイ装置100が図6(A)の状態か
らさらに奥の方へ移動すると、このガイド部材16の傾
斜面にパンタグラフ機構301の底板が乗り上げるよう
に設計されている。このように、カセット300の待機
位置では、カセット300つまりパンタグラフ機構が若
干持ち上げられるようにしたのは、小形化のために筐体
10の高さを低くすると、トレイ装置100の移動軌跡
が回転ヘッドドラム15上部に衝突することになるから
である。また回転ヘッドドラム15部周辺の通気を良く
して温度上昇を軽減するとともに、カセットテープの安
全性を考慮したからである。
【0018】次に、図6(A)と図7の状態を比較して
みると、以下のように設計されていることがわかる。即
ち、図6(A)はトレイ装置100が最も引出された状
態であり、図7は最も奥に挿入された状態である。トレ
イ装置100の下面のエッジにはラックが設けられ、こ
れにギア23と24が噛合してトレイ装置100を前後
方向へ駆動するようになっている。しかし、図6(A)
の状態ではギア23のみが噛合し、図7ではギア24の
みが噛合するように、ギア23と24の配置がトレイ移
動方向へ並べて配置され、双方のギア23、24は中間
ギア22により連動するようになっている。このように
ギア23、24を配置することは、トレイ装置100の
前後方向の全長を短くできることを意味する。仮にトレ
イ装置100の駆動ギアを1個で実現しようとすると、
トレイ装置100の全長は実施例の場合よりも長くなら
ざるを得ない。なぜなら、図6(A)、図7のいずれの
状態でも、1つのギアに噛合する必要があるからである
【0019】このように、トレイ装置100の全長を短
くできることは、重量を軽くして駆動装置の負荷を軽減
することは勿論のこと、カセット装填を行うときにトレ
イ装置100が突出する空間を狭くすることができ、周
辺の占有空間を小さくすることができる。また逆に、言
い換えれば、トレイ装置100の全長が短くても、トレ
イ装置の移動ストロークを大きくできることである。図
8は、パンタグラフ機構301を代表して示し、またパ
ンタグラフドライブ機構も合わせて示している。
【0020】パンタグラフ機構301は、各種の実施例
が可能であるが、この装置では側面から見て×印状にク
ロスした第1と第2のリンクレバー311と312を基
本構成としている。リンクレバー311と312のクロ
ス点は、軸313により連結され、これによりリンクレ
バー311と312は、図8(A)と(B)のように両
端を近付けた状態(上昇状態)、離間(下降状態)させ
た状態になることができる。リンクレバー321と31
1の前方側端部は、それぞれトレイ装置100のフレー
ム101と、カセット底支持板401の取付け部402
に軸102と403により回動自在に取付けられている
。リンクレバー311の後方端部は、フレーム101に
形成された長穴103にピン104を介して係合され、
リンクレバー312の後方端部は、カセット底支持板4
01の取付け部404に形成された長穴405にピン4
06を介して係合されている。これにより、リンク機構
は、カセット底支持板401を下降位置、上昇位置へ運
ぶことができる。次に、パンタグラフ機構301を駆動
するパンタグラフ駆動機構について説明する。
【0021】パンタグラフ駆動機構は、リンクレバー3
12に回動自在に取付けられている仲介カム320を下
降位置へ押し付けたり、また上昇位置へ引上げたりする
回動部品501を有する。仲介カム320は、軸321
によりリンクレバー312の途中に回動自在に取付けら
れ、リンクレバー312の動作に追従して上下する。こ
の場合、仲介カム320には、係合ピン322が設けら
れている。この係合ピン322は、フレーム101に間
隔をおいて取付けられているガイド板120の穴121
に係合する。この穴121は、溝状でありパンタグラフ
機構の上昇位置をロックするロック機能と、パンタグラ
フ機構の上下移動軌跡および下降位置を規制する規制機
能を奏することができる。つまり、仲介カム320の係
合ピン321は、穴121に係合して移動するから、上
下移動時の軌跡が規制されるとともに、下降位置も穴1
21の下端部で位置決めされる。また、係合ピン321
は、上昇したときは、穴121に段状に窪んで形成され
たロック部121Aに係合し、不用意にパンタグラフ機
構が下降しないように作用する。
【0022】ガイド板120にはさらにガイド溝122
が、先の穴121と平行して形成されているが、このガ
イド溝122は上端部と下端部でガイド板120を切り
欠くように形成されている。そしてこのガイド溝122
と重なって交差するように先の仲介カム320の回動先
端が位置するように設計されている。ガイド溝122は
上下方向に切り抜けているので、この溝122を回動部
品501の先端に設けられたローラ502が通過するこ
とができる。ローラ502は、図面上で上方向からガイ
ド溝122に対向している。
【0023】回動部品501は、筐体内部の固定位置(
トレイ装置100の通過路の上側)に軸503により回
動自在に取付けられており、回動先端は、前記ガイド溝
122に沿って上下することができる。図8(B)の状
態は、パンタグラフドライブ機構が動作する前であり、
ローラ502は、ガイド溝122の侵入口の上部に位置
する。トレイ装置100の位置検出手段により位置検出
情報があると、回動部品501は、軸503を支点にし
て図示しない駆動手段により駆動され回動する。ここで
、ローラ502がガイド溝122に侵入し、仲介カム3
20の回動端部に突き当たると、仲介カム320が若干
時計方向に回動する。このために、仲介カム320の係
合ピン322は、ロック部121Aから離脱し、穴12
1を下方向へ移動可能となる。よって、回動部品501
は、回動を続け、図8(A)の状態まで回動する。 この回動に伴い、パンタグラフ機構により支持されてい
るカセット底支持板401が下降し、カセットを所定の
装着位置へ配置する。このとき、穴121により仲介カ
ム320の係合ピン322は、位置規制された状態であ
るから、結果的にカセットの位置決めも行われることに
なる。また、このとき回動部材501の軸503と共に
回転する弾性を有した押え部材がカセットの左右中央部
を上方から押さえるようになっている。
【0024】図8(A)は、カセット底支持板401が
下降した状態を示し、この状態から上昇した状態に移る
には、回動部品501が図示しない駆動手段により反時
計方向に回動される。すると、ローラ502は、仲介カ
ム302のU字窪みに係合しているので、仲介カム30
2を引上げることになる。これに伴い、リンク機構が作
動し、カセット底支持板401が上昇する。仲介カム3
20が図(B)の状態になる直前では、ローラ502は
、仲介カム320を反時計方向に押さえることになる。 これにより、仲介カム320の係合ピン322は、ロッ
ク部121Aへ移動する。よって、カセット底支持板4
01が上昇してトレイ装置100の高さと同じ位置にあ
るときは、リンク機構が不用意に下降する方向へ動作す
ることはない。
【0025】図8では、開口から見て左側のパンタグラ
フ機構及びそのドライブ機構について説明したが右側に
も同様な機構が設けられており、左右の機構が同期して
動作するようになっている。次にパンタグラフ駆動機構
についてさらに詳しく説明する。
【0026】図9はパンタグラフ駆動機構及びカセット
押さえ機構の関連を示している。回動部品501は、軸
503を支点として回動するが、その動力は、図示しな
い垂直制御カムがピン511を駆動することにより伝達
されている。垂直制御カムは、筐体内部の側部シャーシ
に取付けられており、図示しない垂直モータにより駆動
される。
【0027】回動部品501の上面には、軸512を支
点として回動自在は、カセット押え部品520が取付け
られており、その回動先端は、回動部品501の先端を
さらに延長する方向へ突出している。カセット押え部品
520の基端部は、制御板530の回動先端に係合して
いる。制御板530の基端部は、軸531により回動自
在に指示されており、この軸531は筐体内部のシャー
シの固定位置に取付けられている。制御板530の回動
先端部は、回動部品501の上面側に配置され、かつ係
止片532を形成されている。この係止片532は、回
動部品501に形成された穴513に侵入して係合して
いる。
【0028】上記の機構は、回動部品501がパンタグ
ラフ機構を駆動するのに追従して、カセット押え部品5
20が軸512を支点にして回動し、カセット200ま
たは300を押え込むように動作する。
【0029】図10は、上記の機構の動作説明図である
。同図(A)は、カセットを押え込む前、同図(B)は
カセットを押え込む途中、同図(C)はカセットをカセ
ット駆動位置へ完全に押えた状態である。このように、
回動部品501が回動するにともない、制御板530は
、回動部品501とは回動支点が異なるために、両者の
回動先端間Mの間隔が拡大していく。すると、カセット
押え部品520の基端部は、制御板530の先端により
軸521を支点にして相対的に時計方向へ回動駆動され
たことになる。この結果、回動部品501の回動先端よ
りも、カセット押え部品520の回動先端の回動速度が
早くなり、カセットをより強く押えつけることになる。 カセット押え部品520の先端部は、弾性板ばねであり
、先端にはカセットを押えるローラが設けられている。
【0030】図11は、トレイ装置100が筐体10か
ら引き出される際に、カセット200や300を外部か
ら扱い易くするためのポップアップ機構を示している。 トレイ装置100が筐体10から引き出された状態では
、ポップアップ機構により前方のカセット200と後方
のカセット300は、前端を上方に向けて平行状態とな
る。そして後方のカセット300の底面が前方のカセッ
ト200の上面を滑るようにして後方のポップアップ部
材330に挿入できるように配置関係が設計されている
【0031】図11(A)は、前部領域のポップアップ
部材230と後部ポップアップ部材330とがそれぞれ
支持しているカセット200、300を持ち上げた状態
を示している。まず前方のポップアップ機構から説明す
る。
【0032】ポップアップ部材230は、軸231を支
点としており前方側の回動端が上下方向へ回動自在であ
る。前方側の回動端には、支持部232が形成され、こ
の支持部2332はカセット200の底部を持ち上げる
ことができる。軸231は、図示していないが、カセッ
ト底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付けら
れている。従って、図7に示したようにカセット底支持
板240がパンタグラフ機構201により下降した場合
は、これと一体に下降することができる。
【0033】フレーム101の内壁には、フレーム10
1の移動方向と同じ方向へフレーム101に対して移動
できるスライダー260が配置されている。スライダー
260は、フレーム101の内壁に突出したピン111
、112にその長穴261、262を係合させている。 さらにスライダー260は、ポップアップ部材230に
対応した位置に、長穴261に通じ、かつ傾斜部を持っ
た切り欠き部264を有し、この切り欠き部264を通
じて長穴261部に、ポップアップ部材230に取付け
られたピン233が侵入することができる。これは、図
7に示した状態に移行するときにポップアップ部材23
0がカセット底支持板240と共に下降し、また元の位
置に戻るときに必要であるからである。
【0034】トレイ装置100が筐体10の内部に挿入
されるときは、図11(A)の状態から図11(B)の
状態になり、次に前方のカセット200は、ポップアッ
プ部材230の回動によりトレイ装置100と平行にな
る。これは、図11(B)の状態から、さらにトレイ装
置100が奥の方へ移動すると、スライダー230に対
してピン111、112及びポップアップ部材230が
一体に後方へ移動(相対的にはスライダー260が前方
に移動)することになるので、ピン233は切り欠き部
264の角部に突き当たり、ピン233を下から支える
部分がなくなるからである。。そしてこの状態でスライ
ダー260もフレーム101と一体に後方へ移動する。 ポップアップ部材230は、切り欠き部264(長穴2
61の端部に連続してL型に下方向へ解放している)が
あるために、回動先端が下方へ回動し、カセット200
をカセット底支持板240に載置させた状態となる。
【0035】逆に、奥のほうからトレイ装置100が引
き出される場合は、フレーム101及びスライダー26
0、ポップアップ部材230は一体となつて前方へ移動
してくる。しかし、スライダー260は、その途中で、
筐体内部の固定位置に設けられたストッパー18に係止
し、前方へは移動しなくなる。そこでさらにフレーム1
01が前方へ移動すると、スライダー260は相対的に
後方へ移動した形となり、切り欠き部264の傾斜部で
ポップアップ部材230のピン233がガイドされて長
穴261に侵入する。この動作は、ポップアップ部材2
30の回動先端を上方に向ける動作であり、図11の状
態をとることになる。次に、後方のポップアップ部材3
30を駆動するポップアップ機構及びその動作について
説明する。
【0036】ポップアップ部材330は、前方よりカセ
ット300を挿入できる開口を有し、後方部は、軸33
1により回動自在に支持され、前方部を上下回動できる
ようになっている。軸331は、図示していないが、カ
セット底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付
けられている。従って、図6(B)、図8(A)の如く
カセット底支持板401が降下したときは、これと一体
に降下したりまた上昇することができる。図11(A)
ではポップアップ部材330の回動先端は上方を向き、
図11(B)ではカセット底支持板と平行になっている
。これは、ポップアップ部材330の後端部に設けられ
ているレバー332の先端部333が、固定位置に設け
られている突設部19により回動されるからである。 つまり、トレイ装置100が最も引き出されたときには
、突設部19によりポップアップ部材330が軸331
を支点として時計方向へ回動されるからである。トレイ
装置100が後方へ移動すると、突設部19からレバー
332の先端部333は、離脱するために、ポップアッ
プ部材330は自重、あるいは弱スプリングにより反時
計方向に回動し、カセット底支持板と平行になる。
【0037】さらに、上記のポップアップ部材230等
による前部ポップアップ機構と、ポップアップ部材33
0等による後部ポップアップ機構との動作タイミングは
以下のように設定されている。
【0038】前部ポップアップ機構は、図11(B)の
位置のときカセット200の前方を持ち上げており、後
部ポップアップ機構は、図11(B)の状態からさらに
トレイ装置100が引出され、図11(A)の状態にな
るときに後部ポップアップ部材330を持ち上げている
。上記したようにポップアップ機構の動作は、トレイ装
置100が移動されることにより、部品のガイドや衝突
により得られている。このことは、カセットを持ち上げ
る力は、トレイ装置100を駆動しているモータ21の
パワーによるものであることが理解できる。ここで、前
後のポップアップ機構を同時に動作させると、モータ2
1に多大な負荷がかかることになる。そこでこのシステ
ムでは、前後のポップアップ機構の動作に時間差を持た
せる(前部のポップアップ機構がカセットを持ち上げた
後で後部のポップアップ機構がカセットを持ち上げる)
ようにし、モータ21にかかる負荷を軽減し、小電力モ
ータで駆動できるようにしている。
【0039】図12は、筐体10からトレイ装置100
が最も引き出された状態を簡略化して示す斜視図である
。この図からもわかるように、ポップアップ部材230
、330は、水平なカセット底支持板240、401に
対してそれぞれ前方の回動端を上方に向けた状態となっ
ている。
【0040】このシステムでは、上述したように2つの
カセットを装填することができるが、ユーザによっては
前方部のみを使用するモードと後方部のみを使用するモ
ードとの使い分けを行う場合がある。例えば前方のカセ
ットは録画、再生用、後方は再生専用として使用するよ
うな場合である。このような場合、後方には再生専用の
カセットを装着し、前方に録画、再生のいずれも可能な
カセットを装着する必要がある。そこで、前方部の例え
ばカセット底支持板240と後方部のカセット底支持板
401とを例えば青、赤というふうに色分けすることに
より、装着操作のミス防止に利用できるようになってい
る。このようにすると、例えば、青の装着部には、録画
しても可能なカセットを装着し、赤の装着部には録画し
てはいけない再生のみに使用するカセットを装着すると
いうふうにユーザ自身がとりきめて使用することができ
る。図では前後のカセット底支持板の色を分けているよ
うに示しているが、色分けはフレームに施してもよく、
また部分的であってもよい。さらにマークの施されたシ
ールを貼付けるようにしてもよい。VTR本体の操作部
には、録画Rec、プレイPlay 、巻き戻し、早送
り、停止等の操作スイッチがあり、また前部カセットロ
ードF、後部カセットロードRの指定を行うスイッチも
設けられている。
【0041】図13は、前方領域のカセット200が所
定の装着位置に配置されたときに、後方領域のカット3
00が退避している状態を示している。このシステムで
は、パンタグラフ機構301は、カセットを下降させる
ことができるとともに、さらに定常位置よりもさらに上
昇させることもできることを利用し、退避位置に移動す
るときは、カセット300及びパンタグラフ機構301
が回転ヘッドドラム15の衝突しないように、ガイド部
材16により持ち上げている。これにより、装置全体の
小形化のために筐体10の高さを低くしても、回転ヘッ
ドドラム15に部品が衝突することもなく、またドラム
周辺の通気を良くして温度上昇を軽減するとともに、カ
セットテープの安全性が得られる。
【0042】さらにまた、カセット底支持板401の底
部もしくは、回転ヘッドドラム15の上部に、金属の板
を磁気シールド板として配置することにより、回転ヘッ
ド部の磁気の影響がカセットテープに及ぶのを防止する
ことができ、一層カセットの安全性を得ることができる
。図14は、トレイ装置100の引出し位置制御機構を
説明するための図である。
【0043】図14(A)はトレイ装置100が筐体1
0から最大に引出され、前部領域と、後部領域のいずれ
にもカセットを装填できる状態(全使用モード)を示し
ている。また図14(B)はトレイ装置100が途中ま
で引出され、前部領域のみにカセットを装填できる状態
(半使用モード)を示している。図14(A)、図14
(B)の使用モードは、予めトレイモード指定スイッチ
TMにより指定することができる。全使用モードを指定
しておけば、トレイ装置100の位置を検出する位置検
出装置は、図14(A)の状態になったときにトレイ引
出し終了検出を行い、半使用モードを指定しておけば、
トレイ装置100の位置を検出する位置検出装置は、図
14(B)の状態になったときにトレイ引出し終了検出
を行う。図15は、位置検出装置の一例を示している。 トレイ引出し位置検出レバー601は、トレイ装置10
0のフレーム101の通過経路の途中の固定位置に軸6
02により上下回動自在に取り付けられたL型の部材で
ある。位置検出レバー601の一方の回動先端部には、
フレーム101の側部エッジの上面側に突出したピン6
03が設けられ、フレーム101のエッジ上面に弾性的
に当接し、すべることができる。位置検出レバー601
の他方の回動端部は、回動方向である上下に配置された
マイクロスイッチ611と622の間に配置されている
。一方、フレーム101のエッジ面(ピン603に対応
)には、間隔をおいて窪み部131と段部132が形成
されている。従って、ピン603が窪み部131に侵入
すると位置検出レバー601は軸602を支点にして反
時計方向に回動し、マイクロスイッチ611をオンする
ことがでい、またピン603が段部132に乗り上げた
ときは位置検出レバー601は時計方向に回動してマイ
クロスイッチ612をオンすることができる。図の例で
は、窪み部131が前部に設けられ段部132が後部に
設けられている。窪み131にピン603が侵入してい
るときは、図14(B)に対応し、段部132にピン6
03が乗り上げているときは、図14(A)に対応する
【0044】従って、全使用モードが指定されていると
きは、マイクロスイッチ612からの検出信号がトレイ
引出し終了信号として利用され、半使用モードが指定さ
れているときはマイクロスイッチ611からの検出信号
がトレイ引出し終了信号として利用される。マイクロス
イッチ611と612の出力信号は、システムの制御を
司る制御部613に印されている。制御部613は、操
作部からの操作信号に応じて、予めプログラムされた手
順に従って装置の各部の機能を制御する。トレイモード
指定スイッチTMからの情報も入力されるようになって
おり、ここからの情報に従って制御部613は、検出信
号の選択を決定する。トレイ引出し終了信号が入力した
場合、制御部613は、トレイ駆動機構を構成している
モータ21(図6乃至図8参照)の回転を停止させる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、複数の
カセットを予めトレイ装置の前後に装填でき、1つの記
録再生部に前後のカセットを選択的に配置できるように
した装置を得るとともに、特にこの場合、トレイ装置の
前後方向の全長が必要最小限であってもその前後の移動
ストロークをトレイ装置の前後方向全長以上とすること
ができ、またトレイ装置の小形化を得、機器全体の前後
方向への拡大を押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を右側前方から示す斜視図
【図2】この発明の一実施例を左側前方から示す斜視図
【図3】この発明の一実施例の他の動作状態を左側前方
から示す斜視図。
【図4】この発明の一実施例の他の動作状態を右側前方
から示す斜視図。
【図5】この発明の一実施例に使用されたフレームを示
す斜視図。
【図6】この発明に係わるVTRの第1、第2の動作態
様を示す基本的構成説明図。
【図7】さらに上記VTRこの第3の動作態様を示す基
本的構成説明図。
【図8】上記VTRのパンタグラフ機構及びその駆動機
構を説明するために示した構成説明図。
【図9】パンタグラフ機構及びカセット押え装置を示す
構成説明図。
【図10】パンタグラフ機構及びカセット押え装置の動
作説明図。
【図11】上記VTRのポップアップ機構及びその動作
を説明するために示した構成説明図。
【図12】上記VTRのトレイ装置及びその動作態様を
示す斜視図。
【図13】上記VTRの後部カセット退避位置を説明す
るために示した説明図。
【図14】上記VTRのトレイ装置の使用例を示す説明
図。
【図15】図12のトレイ装置の使用状態を得るための
トレイ位置検出装置の例を示す図。
【符号の説明】
10…筐体、12…開口、13…蓋、14…メインシャ
ーシ、15…回転ヘッドドラム、16…ガイド部材、1
8…ストッパー、19…突設部、100…トレイ装置、
101…フレーム、102…軸、103…長穴、104
…ピン、111、112…ピン、121…穴、120…
ガイド板、122…ガイド溝、131…窪み部、132
…段部、200、300…カセット、201、301…
パンタグラフ機構、230、330…ポップアップ部材
、231、331…軸、232…支持部、233…ピン
、260…スライダー、261、262…長穴、264
…切り欠き部、240、401…カセット底支持板、3
32…レバー、601…トレイ引出し位置検出レバー、
611、612…マイクロスイッチ、613…制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  テープ記録再生機能を内蔵した筐体と
    、この筐体の前面に開設された開口部と、この開口部を
    通して水平に前後方向へ挿脱自在であり、前部領域と後
    部領域上面にそれぞれ少なくとも第1と第2のカセット
    を配置できるトレイ装置と、このトレイ装置の側部下面
    に設けられたラックと、前記筐体内部に設けられ前記ラ
    ックにそれぞれ噛合可能であり、トレイ装置の前後移動
    方向へ離間して配置され、トレイ装置が最大引出し状態
    と、最大挿入状態とでそれぞれが単独で前記ラックに噛
    合し、途中移動状態では双方が噛合状態となり得る第1
    、第2の駆動ギアと、この第1、第2の駆動ギアの中間
    に配置されて双方のギアに噛合して動力を伝達する中間
    ギアを有したトレイ駆動動力伝達機構とを具備したこと
    を特徴とするカセット装填装置。
JP3045205A 1991-03-11 1991-03-11 カセット装填装置 Pending JPH04283462A (ja)

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