JPH0430080Y2 - - Google Patents

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JPH0430080Y2
JPH0430080Y2 JP1981162100U JP16210081U JPH0430080Y2 JP H0430080 Y2 JPH0430080 Y2 JP H0430080Y2 JP 1981162100 U JP1981162100 U JP 1981162100U JP 16210081 U JP16210081 U JP 16210081U JP H0430080 Y2 JPH0430080 Y2 JP H0430080Y2
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balance weight
vertical
magnets
insertion space
vertical rail
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JP1981162100U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は平行定規装置・レールタイプ自在平行
定規・座標解析機等におけるバランスウエイトの
案内装置に関し、磁石の吸引力を利用してバラン
スウエイトの走行摩擦を減少せしめるとともに、
バランスウエイトを安定的に案内し得るようにし
たことを特徴とするものである。
磁石の反発力を利用してバランスウエイトを縦
レールのウエイト挿入空間部に浮上させ、これに
よつてバランスウエイトの縦レールに沿つた走行
摩擦を減少させた装置は既に本件出願人によつて
開発されている。バランスウエイトの走行摩擦の
減少に磁石の反発力を利用した場合、次の如き欠
陥が生じる。即ち、此種の装置においては、縦レ
ールは、床面に対して略水平な状態と起立方向に
略80°傾斜した状態との範囲内で傾斜可能な図板
に支持されている。従つて図板が床面に対して水
平な状態のとき、バランスウエイトの、ウエイト
挿入空間部を形成する底壁面に垂直にかかる荷重
は最も大きく、図板が床面に対して略80°に起立
している状態のときは、ウエイト挿入空間部の底
面に垂直にかかるバランスウエイトの荷重は最も
小さくなる。このことは、バランスウエイトの重
量を、ウエイト挿入空間部の底面に配設した磁石
と、これに対向してバランスウエイトに配設した
磁石との反発力で支持した場合、上記磁石間の対
向ギヤツプが大きく変化してしまうことになる。
このように磁石間の対向ギヤツプが大きく変化し
てしまうと、ウエイト挿入空間部でバランスウエ
イトが大きく上下動することになり、従つてウエ
イト挿入空間部の縦幅を広く設定しなければなら
なくなり、縦レールが大型になつてしまう。
また、ウエイト挿入空間部の底面に対してバラ
ンスウエイトのレベルを所定の状態に設定したい
場合、磁石の磁力の選択に高精度が要求され、最
適の磁石を選択採用しなければならないという品
質管理上の煩わしさが存した。
本考案は上記欠陥を除去することを目的とする
ものである。以下に本考案を添付図面に示す平行
定規の実施例を参照して詳細に説明する。
2は図板であり、水平状態と略垂直起立状態と
の間で所望の傾斜角度に設定し得るように公知の
製図台の図板支持枠に固定されている。4,6は
図板2の両側部に万力型取付具によつて固定され
た縦レールであり、該縦レール4,6には長手方
向全長に亘つてウエイト挿入空間部8が形成され
ている。縦レール4,6の両側部の溝にはこれの
全長に亘つて互いに異極が隣接する4本のマグネ
ツトラバーから成る磁石10,11が鉄板を介し
て嵌合固着され、該マグネツトラバーによつて縦
レール4,6のそれぞれの図板面に垂直な両側面
に図面上、上からSNSNの順で4条の磁極トラツ
クが形成されている。縦レール4,6の各内壁面
の両側の溝には、それぞれ異極が隣接する2本の
マグネツトラバーから成る一対の磁石14,15
と16,17が嵌合固着され、該マグネツトラバ
ーによつてウエイト挿入空間部8の図板面に垂直
な両側部にNSの2条の磁極トラツクがそれぞれ
上下に所定の間隔を存して一対形成されている。
18,19は縦カーソル20の図板面に垂直な垂
直部の内側面に形成された溝に互いに異極が隣接
すべく並列に鉄板を介して嵌着固定された4本の
マグネツトラバーから成る磁石であり、該磁石1
8,19は前記磁石10,11に対して異極面が
対向し、該磁石18と10との間及び19と11
との間に働く吸引落下阻止磁力によつて縦カーソ
ル20の図板2面に対して垂直な方向の下向の荷
重が支持されている。24は前記縦カーソル20
の下位水平部に回転自在に軸支された2個の横振
れ防止用ガイドコロであり、これらの表面は前記
縦レール4の底壁に形成された一対の垂直レール
面のうちの一方のレール面に回転自在に当接して
いる。該垂直レール面のうち他方の垂直レール面
28には縦カーソル20の下位水平部に回転自在
に軸支された1個の横振れ防止用ガイドコロ(図
示省略)が回転自在に当接している。
前記縦カーソル20の上位水平部の前後にはワ
イヤロープ30,32の各一端が連結し、該ワイ
ヤロープ30,32は、縦レール4の両端に回転
自在に配設されたローププーリ34,36に掛け
渡されている。38は前記ウエイト挿入空間部8
内に配置された前後方向、及び上下方向に長いバ
ランスウエイトであり、これの前後端部に前記ワ
イヤロープ30,32の他端が連結している。4
0,41,42及び43はバランスウエイト38
の上下部両側にそれぞれ固設された一対のマグネ
ツトラバーから成る磁石であり、該磁石40,4
1,42,43の外部露出面にはそれぞれ第2図
上紙面垂直方向にのびる互いに異極の一対の磁極
トラツクSNが形成されている。
上部磁石40,41は前記磁石14,15に対
して異極面が対向し、下部磁石42,43は前記
磁石16,17に対して異極面が対向している。
前記磁石40,41と14,15との間及び4
2,43と16,17との間に吸引落下阻止磁力
によつてバランスウエイト38はウエイト挿入空
間部8の底面に対して所定間隔浮上している。
44はバランスウエイト38の上下方向の中間
部に形成された切欠部45に回転自在に軸支され
た一対の横振れ防止用ガイドコロであり、一方の
コロ44の表面は、縦レール4の一方の内壁面に
回転自在に当接し、他方のコロ(図示省略)は縦
レール4の他方の内壁面に回転自在に当接してい
る46は前記縦カーソル20に一体的に形成され
た定規取付板であり、これと縦レール6に沿つて
移動自在に配置された縦カーソル50に一体的に
形成された定規取付板48との間には横定規52
が着脱可能に掛架されている。前記横定規52の
下面は図板2面に対して若干浮上した状態に設定
されている。前記縦レール6にもバランスウエイ
トが配置され、縦カーソル50と縦レール6の構
造は第2図に示す構造と同一である。本実施例で
は縦レール4と縦カーソル20側の前記磁石1
0,11と18,19間の吸引力の強さは略同一
である。また上記横定規52と縦カーソル20,
50の総重量と、縦レール4,6側のバランスウ
エイト38の総重量は同一に設定されている。前
記磁石14,40間と15,41間の対向間隔及
び吸引力は略同一に設定され、前記磁石16,4
2間と17,43の対向間隔及び吸引力は略同一
に設定されている。
次に本実施例の作用について説明する。
通常此種の平行定規装置は、図板2を垂直方向
に起立させた状態で使用する。図板2を起立させ
ると、横定規52は、図板2面に沿つて落下しよ
うとするが、この落下力は、2個のバランスウエ
イト38(1個は図示省略)の落下力によつて相
殺され、横定規52から手を離しても、横定規5
2は、所望の位置に静止する。横定規52又は縦
カーソル20,50に第1図上、上下方向に力を
加えると、縦カーソル20,50は、磁気吸引力
により空間に浮上した状態で、縦レール4,6の
それぞれの垂直レール26,28面に案内されて
移動し、この縦カーソル20,50と連動して2
個のバランスウエイト38は、縦カーソル20,
50とは反対方向に縦レール4,6の垂直レール
面に案内されて浮上状態で移動する。上記した如
く縦カーソル20,50及びバランスウエイト3
8はその走行路に対して磁気力によつて浮上して
いるため、横定規52の移動は極めて軽い手動操
作力で円滑に行われるものである。尚、図板2の
傾斜角度を例えば床面に対して水平な状態から略
80°の傾斜角度に変化した場合、バランスウエイ
ト38のその重量によるウエイト挿入空間部8の
底面に対する、図板2面に対して垂直な方向の荷
重は、軽減方向に変化する。しかし、この荷重変
化によつて磁石40,41,42,43は、磁石
14,15,16,17に対して若干上昇方向に
変化するが、磁石40,41,42,43の上端
が対向する磁石14,15,16,17の上端よ
り上方に移動することはない。磁石40,41,
42,43は、上記荷重変化がどんなに大きくて
も、その上端のレベルが磁石14,15,16,
17の上端より若干低位なところで安定する。こ
のことは、バランスウエイト38の重量を支える
のに最適な磁力よりも、かなり強い磁力の磁石を
用いても、バランスウエイト38がウエイト挿入
空間部8の底面に対して浮上し過ぎるということ
がない。即ち、所定の磁気力以上の磁石であれ
ば、磁石の選択にかなりの幅が許容される。
また、バランスウエイト38は、その両側部の
上下位置において、磁気吸引力が作用しているた
め、バランスウエイト38が空間部8内を走行す
るとき角度振れすることがなく、安定的に直線方
向に案内されるものである。
本考案は上述した如く、バランスウエイトを磁
石の吸引力によつて縦レールのウエイト挿入空間
部内に浮上させたので、バランスウエイトのウエ
イト挿入空間部の底面に対する荷重が変化して
も、バランスウエイトのウエイト挿入空間部内に
おける上下動変化を小さくすることができ、ウエ
イト挿入空間部即ち縦レールの小型化を図ること
ができる。また、バランスウエイトの両側の上下
位置に磁気吸引力が作用するので、バランスウエ
イトの走行時の角度振れを防止することができ、
バランスウエイトを安定的に案内することができ
る。しかも、磁石の磁力の大きさに精度が要求さ
れないので、磁石の品質管理が容易であるという
効果が存する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の好適な実施例を示し、第1図は平
行定規の全体平面図、第2図は断面図である。 4,6……縦レール、8……ウエイト挿入空間
部、14,15,16,17……磁石、20……
縦カーソル、38……バランスウエイト、40,
41,42,43……磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 図板に支持された長尺状の縦レールと、前記縦
    レールに沿つて移動自在に取り付けられた縦カー
    ソルと、前記縦レールの全長にわたつて形成され
    たバランスウエイト挿入空間部に、この長手方向
    に沿つて、且つ前記縦カーソルと反対方向に連動
    すべく移動自在に配置され、且つ上下方向に長い
    バランスウエイトとから成る平行定規装置等にお
    けるバランスウエイト案内装置において、前記バ
    ランスウエイト挿入空間部を形成する前記縦レー
    ルの前記図板面に対して垂直な両側部に、これの
    長手方向全長にわたつて、それぞれの上部と下部
    に、異極が隣接する複数列の磁極トラツクから成
    る磁石をそれぞれ配設し、該磁石のそれぞれに異
    極が適宜の間隔を存して対向すべく前記バランス
    ウエイトの前記図板面に対して垂直な両側部各上
    部と下部に異極が隣接する複数列の磁極トラツク
    から成る磁石をそれぞれ配設し、上記異極が互い
    に対向する磁石間に作用する吸引磁力によつて前
    記バランスウエイトの前記図板面に対して垂直方
    向の下向きの荷重を支持するようにしたことを特
    徴とする平行定規装置等におけるバランスウエイ
    ト案内装置。
JP16210081U 1981-10-30 1981-10-30 平行定規等におけるバランスウエイト案内装置 Granted JPS5866996U (ja)

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JP16210081U JPS5866996U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 平行定規等におけるバランスウエイト案内装置

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JP16210081U JPS5866996U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 平行定規等におけるバランスウエイト案内装置

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Publication Number Publication Date
JPS5866996U JPS5866996U (ja) 1983-05-07
JPH0430080Y2 true JPH0430080Y2 (ja) 1992-07-21

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JP16210081U Granted JPS5866996U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 平行定規等におけるバランスウエイト案内装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53145747A (en) * 1977-05-24 1978-12-19 Mutoh Ind Ltd Mechanism for reducing moving load of cursor for rail type universal parallel ruler or like
JPS5617293A (en) * 1979-07-20 1981-02-19 Mutoh Ind Ltd Parallel rule

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53145747A (en) * 1977-05-24 1978-12-19 Mutoh Ind Ltd Mechanism for reducing moving load of cursor for rail type universal parallel ruler or like
JPS5617293A (en) * 1979-07-20 1981-02-19 Mutoh Ind Ltd Parallel rule

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JPS5866996U (ja) 1983-05-07

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