JPH04300637A - 溶液製造装置 - Google Patents

溶液製造装置

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JPH04300637A
JPH04300637A JP3089609A JP8960991A JPH04300637A JP H04300637 A JPH04300637 A JP H04300637A JP 3089609 A JP3089609 A JP 3089609A JP 8960991 A JP8960991 A JP 8960991A JP H04300637 A JPH04300637 A JP H04300637A
Authority
JP
Japan
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solution
solvent
dissolving
solute
dissolution
Prior art date
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Application number
JP3089609A
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English (en)
Inventor
Takashi Fujiwara
藤 原   隆
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MICRO PROD KK
Original Assignee
MICRO PROD KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、所定量の溶質を所定量
の溶媒に溶解することによって所定濃度の溶液を製造す
るための溶液製造装置に関し、特に、溶液作成手段によ
って予め作成した所定濃度の溶液を溶液保持手段によっ
て保持しておき、需要に応じて溶液保持手段から溶液を
少量ずつ送出しかつ溶液保持手段による溶液の保持量が
所定値未満となったとき溶液作成手段で所定濃度の溶液
を作成して補充してなる溶液製造装置に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の溶液製造装置としては、
たとえば、人工透析液を病院内で製造する場合のごとく
、係員が溶解タンクに分取した所定量の溶媒に対し所定
量の溶質を計量して投入したのち攪拌棒で撹拌し溶解せ
しめることによって所定濃度の溶液を早朝に一日の治療
に必要とされる量だけ一括して作成し、保持タンクに収
容しておき、需要に応じて少量ずつ取り出して使用して
なるものが提案されていた。
【0004】
【解決すべき問題点】しかしながら、従来の溶液製造装
置では、係員が溶媒および溶質を計量したのち攪拌して
所定濃度の溶液を作成していたので、(i) 溶液を作
成するためのスペースを十分に確保しなければならない
欠点があり、また(ii)溶液を作成するために毎日多
大の時間を要する欠点があり、更には(iii) 異物
等の混入により溶液の品質が低下する欠点があり、加え
て(iv)溶質の計量あるいは溶媒の計量を誤ってしま
う欠点があり、併せて(v) 予め多量の溶液を一括し
て作成し保持タンクに保持する傾向があって保持時間が
経過するにつれpHの調整が困難となる欠点があり、結
果的に(vi)人工透析などで利用する場合、患者の健
康を害する虞もあった。
【0005】そこで、本発明は、これらの欠点を除去す
る目的で、溶液作成手段によって予め作成した所定濃度
の溶液を溶液保持手段によって保持しておき、需要に応
じて溶液保持手段から溶液を少量ずつ送出しかつ溶液保
持手段による溶液の保持量が所定値未満となったとき溶
液作成手段で所定濃度の溶液を作成して補充してなる溶
液製造装置を提供せんとするものである。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【問題点の解決手段】本発明により提供される問題点の
解決手段は、「所定量の溶質を所定量の溶媒に溶解する
ことによって所定濃度の溶液を製造するための溶液製造
装置において、(a) 所定量の溶質を所定量の溶媒に
溶解せしめて所定濃度の溶液を作成するための溶解手段
(20)と、(b) 所定量の溶質を溶解手段(20)
に供給するための溶質供給手段(30)と、(c) 溶
質供給手段(30)によって溶解手段(20)に対し所
定量の溶質が供給されるごとに、所定量の溶媒を溶解手
段(20)に供給するための溶媒供給手段(40)と、
(d) 溶解手段(20)によって作成された所定濃度
の溶液を溶解手段(20)から取り出して移送するため
の移送手段(50)と、(e) 移送手段(50)によ
って移送されてきた溶液を保持しておき、需要に応じて
送出するための溶液保持手段(60)とを備えてなるこ
とを特徴とする溶液製造装置」である。
【0008】
【作用】本発明にかかる溶液製造装置は、上述の[問題
点の解決手段]の欄に明示したごとく、所定量の溶質を
所定量の溶媒に溶解することによって所定濃度の溶液を
製造するための溶液製造装置であって、特に、(a) 
所定量の溶質を所定量の溶媒に溶解せしめて所定濃度の
溶液を作成するための溶解手段と、(b) 所定量の溶
質を溶解手段に供給するための溶質供給手段と、(c)
溶質供給手段によって溶解手段に対し所定量の溶質が供
給されるごとに、所定量の溶媒を溶解手段に供給するた
めの溶媒供給手段と、(d) 溶解手段によって作成さ
れた所定濃度の溶液を溶解手段から取り出して移送する
ための移送手段と、(e) 移送手段によって移送され
てきた溶液を保持しておき、需要に応じて送出するため
の溶液保持手段とを備えているので、(i)  人手に
よることなく溶液を作成可能とする作用をなし、ひいて
は(ii)  溶質の誤計量あるいは溶媒の誤計量を排
除する作用をなし、また(iii)  必要に応じリア
ルタイムで溶液を作成し補充可能とする作用をなし、し
たがって(iv)  溶液の品質を保持してpHの調整
を容易とする作用をなす。
【0009】
【実施例】次に、本発明にかかる溶液製造装置ついて、
好ましい実施例を挙げ、添付図面を参照しつつ、具体的
に説明する。
【0010】しかしながら、以下に説明する実施例は、
本発明の理解を容易化ないし促進化するために記載され
るものであって、本発明を限定するために記載されるも
のではない。
【0011】換言すれば、以下に説明する実施例におい
て開示される各要素は、本発明の精神ならびに技術的範
囲に属する限り、全ての設計変更ならびに均等物置換を
含むものである。
【0012】(添付図面)
【0013】図1は、本発明にかかる溶液製造装置の第
1の実施例の一部を示すための構成図であって、主とし
て溶解手段20を示している。
【0014】図2は、本発明にかかる溶液製造装置の第
1の実施例の一部を示すための構成図であって、主とし
て溶媒供給手段40を示している。
【0015】図3は、本発明にかかる溶液製造装置の第
1の実施例の一部を示すための構成図であって、主とし
て溶液保持手段60を示している。
【0016】図4は、本発明にかかる溶液製造装置の第
2の実施例を示すための構成図であって、主として溶解
手段20を示している。
【0017】図5は、本発明にかかる溶液製造装置の第
2の実施例の一部を示すための構成図であって、主とし
て溶媒供給手段40を示している。
【0018】図6は、本発明にかかる溶液製造装置の第
2の実施例の一部を示すための構成図であって、主とし
て溶液保持手段60を示している。
【0019】(第1の実施例の構成)
【0020】まず、図1ないし図3を参照しつつ、本発
明にかかる溶液製造装置の第1の実施例について、その
構成を詳細に説明する。
【0021】全体構成
【0022】10は、本発明にかかる溶液製造装置であ
って、所定量(たとえば 700g) の被溶解物 (
たとえば重炭酸ナトリウム粉末;以下“溶質”という)
 を所定量 (たとえば10リットル) の液体 (た
とえば純水;以下“溶媒”という) に溶解せしめて所
定濃度 (たとえば7重量%)の溶液 (たとえば人工
透析用の重炭酸ナトリウム水溶液) を作成するための
溶解手段20と、適当量 (たとえば10Kg) の溶
質を保持しており所定量 (たとえば700 g) ず
つ計量して溶解手段20に供給するための溶質供給手段
30と、適当量 (たとえば 500リットル) の溶
媒を保持しており溶解手段20の洗浄作業ならびに溶解
手段20の溶解作業および溶液補充作業に際して溶媒を
溶解手段20に供給するための溶媒供給手段40とを備
えている。
【0023】本発明にかかる溶液製造装置10は、また
、溶解手段20の洗浄作業に際して使用された溶媒 (
“洗浄廃液”という) を溶解手段20から取り出して
移送しかつ溶解手段20の溶解作業および溶液補充作業
に際して作成された溶液を溶解手段20から取り出して
移送するための移送手段50と、移送手段50によって
移送されてきた溶液を保持し需要に応じて後続の装置に
向け所要量ずつ送出するための溶液保持手段60と、溶
解手段20,溶媒供給手段40および溶液保持手段60
に連通されており溶媒供給手段40から受け取った溶媒
を溶解手段20および溶液保持手段60の内部空間に噴
出して溶解手段20および溶液保持手段60の内部空間
を洗浄するための洗浄手段70とを備えている。
【0024】本発明にかかる溶液製造装置10は、更に
、溶解手段20に対し移送手段50の一部を介して連通
されかつ溶液保持手段60に対し直接に連通されており
、停電時などに伴なう溶解手段20の溶解作業あるいは
溶液補充作業の中断時あるいは始業時および終業時に実
行される洗浄手段70による溶解手段20および溶液保
持手段60の洗浄作業に際し溶解手段20に残留した洗
浄廃液を移送手段50を介して廃棄しかつ溶液保持手段
60に収容された洗浄廃液を直接に廃棄し、溶液保持手
段60中に対し終業時に残留する溶液を直接に廃棄する
ための廃棄手段80を備えている。
【0025】本発明にかかる溶液製造装置10は、加え
て、溶解手段20ないし廃棄手段80に対して接続され
ておりそれらの動作を制御して洗浄作業,溶解作業ある
いは溶液補充作業などを実行せしめるための制御手段9
0を備えている。
【0026】本発明にかかる溶液製造装置10では、溶
解手段20,溶質供給手段30,溶媒供給手段40およ
び制御手段90が、所定濃度の溶液を作成するための溶
液作成手段として機能している。また、溶液保持手段6
0および制御手段90が、溶液作成手段によって作成さ
れた所定濃度の溶液を蓄積するための溶液蓄積手段とし
て機能している。更に、移送手段50および制御手段9
0が、溶液作成手段によって作成された所定濃度の溶液
を溶液作成手段の一部をなす溶解手段20から溶液蓄積
手段の一部をなす溶液保持手段60へ輸送するための溶
液輸送手段として機能している。加えて、溶媒供給手段
40,移送手段50,洗浄手段70,廃棄手段80およ
び制御手段90が、溶液作成手段,溶液蓄積手段および
溶液輸送手段を清掃するための清掃手段として機能して
いる。
【0027】溶解手段20の構成
【0028】溶解手段20は、溶媒供給手段40から供
給された溶媒を所定量 (たとえば10リットル) だ
け収容しており溶質供給手段30から供給された所定量
 (たとえば 700g) の溶質を溶解して所定濃度
 (たとえば7重量%)の溶液を作成するためのスペー
スとして機能する溶解タンク21と、溶解タンク21の
内部に配設されており制御手段90から与えられた攪拌
信号S13に応じて外部のモータ22A を起動するに
伴ない矢印Xで示すごとく駆動され溶質の溶解を促進す
るよう溶媒を攪拌するための攪拌羽根22とを備えてい
る。
【0029】溶解手段20は、また、溶解タンク21の
内部に配設されており溶解タンク21の内部空間ないし
は溶液あるいは溶媒を殺菌するための殺菌灯23と、溶
解タンク21の頂部に配設されており溶液あるいは洗浄
廃液の排出時に外部から溶解タンク21の内部へ吸入さ
れる空気中に含まれた異物を除去するための空気フィル
タ24とを包有している。ちなみに、殺菌灯23および
空気フィルタ24は、溶液の種類あるいは用途などによ
り、除去してもよい。
【0030】溶質供給手段30の構成
【0031】溶質供給手段30は、適当量 (たとえば
10Kg) の溶質 (たとえば重炭酸ナトリウム粉末
) を保持するためのホッパ31と、ホッパ31の下端
部に対して配設されており制御手段90から与えられた
溶質取出信号S16A に応じて溶質を取り出すための
溶質取出手段32と、溶質取出手段32によって取り出
された溶質を受け取り計量ののち制御手段90から与え
られた溶質移送信号S16B に応じて移送するための
計量手段33とを包有している。
【0032】ホッパ31には、内部に攪拌羽根などの攪
拌手段(図示せず)が配設されていることが、溶質の凝
固を阻止できるので、好ましい。
【0033】溶質取出手段32は、内部に搬送スクリュ
(図示せず)を有しており基部がホッパ31の下端部に
連通された溶質案内管32a と、溶質案内管32a 
の基部近傍に配設されており溶質を計量手段33に向け
て移送するよう制御手段90から与えられた溶質取出信
号S16A に応じて溶質案内管32a 中の搬送スク
リュを回転せしめるためのモータ32b とを包有して
いる。
【0034】計量手段33は、溶質取出手段32に含ま
れた溶質案内管32a の先端部から溶質を受け取るた
めの受部材33a と、受部材33a を支持しており
溶質取出手段32から受け取った溶質を計量し計量結果
をセンサ信号S4 として制御手段90に与えるための
計量器33b と、内部に搬送スクリュ(図示せず)が
配設されており基部が受部材33a の下端部に連通さ
れた溶質案内管33c と、溶質案内管33c の基部
近傍に配設されており制御手段90から与えられた溶質
移送信号S16B に応じて溶質を計量器33b から
移送するよう溶質案内管33c 中の搬送スクリュを回
転せしめるためのモータ33d とを包有している。
【0035】溶媒供給手段40の構成
【0036】溶媒供給手段40は、適当量 (たとえば
 500リットル) の溶媒 (たとえば純水)を保持
するためのタンク41と、タンク41を溶解手段20の
溶解タンク21に連通せしめており溶媒をタンク41か
ら溶解タンク21に向けて案内するための溶媒供給管4
2と、溶媒供給管42に配設されており溶媒中に混入し
た異物を除去するためのフィルタ43とを包有している
【0037】溶媒供給手段40は、また、溶媒供給管4
2に配設されており溶媒を溶解タンク21に供給するに
先立ち減圧するための減圧バルブ44と、溶媒供給管4
2に配設されており溶媒を溶解手段20の溶解タンク2
1に供給するために制御手段90から与えられた溶媒供
給信号S12に応じて開放される開閉バルブ45とを包
有している。
【0038】移送手段50の構成
【0039】移送手段50は、溶解手段20の溶解タン
ク21の所定箇所 (たとえば底部) と溶液保持手段
60の保持タンク61の所定箇所 (たとえば底部) 
との間を連通しており溶解手段20および溶液保持手段
60の洗浄作業に際して溶解手段20の溶解タンク21
から溶液保持手段60の保持タンク61に向けて洗浄廃
液を移送しかつ溶解作業ならびに溶液補充作業に際して
溶解手段20の溶解タンク21から溶液保持手段60の
保持タンク61に向けて溶液を移送しかつ溶解手段20
および溶液保持手段60の洗浄作業ならびに溶解作業お
よび溶液補充作業の中止作業に際して溶解手段20の溶
解タンク21に残留する洗浄廃液および溶液を溶解タン
ク21から廃棄するための溶液案内管51と、溶液案内
管51の溶解タンク21側の端部に配設されており溶解
手段20の溶解タンク21から溶液保持手段60の保持
タンク61への洗浄廃液ならびに溶液の移送もしくは溶
解手段20の溶解タンク21からの溶液の廃棄に際し制
御手段90から与えられた開閉信号S14A,14B 
に応じて開放せしめられる開閉バルブ52とを包有して
いる。
【0040】移送手段50は、また、溶液案内管51の
溶解タンク21側の端部に配設されており溶解手段20
から溶液保持手段60への洗浄廃液もしくは溶液の移送
もしくは溶解手段20の溶解タンク21からの溶液の廃
棄に際し制御手段90から与えられた移送信号S14も
しくは廃棄信号S15に応じて動作せしめられる移送ポ
ンプ53と、溶液案内管51の保持タンク61側の端部
に配設されており溶解手段20から溶液保持手段60へ
の溶液の移送に際し制御手段90から与えられた開閉信
号S14A に応じて開放せしめられる開閉バルブ54
とを包有している。
【0041】溶液保持手段60の構成
【0042】溶液保持手段60は、移送手段50を介し
て溶解手段20の溶解タンク21から供給された洗浄廃
液および溶液を保持するための保持タンク61と、保持
タンク61の内部に配設されており保持タンク61の内
部空間および溶液を殺菌するための殺菌灯62と、保持
タンク61の頂部に配設されており溶液の排出時に外部
から保持タンク61の内部空間へ吸入される空気中に含
まれた異物を除去するための空気フィルタ63とを包有
している。ここで、殺菌灯62および空気フィルタ63
は、溶液の種類などにより、所望に応じて除去してもよ
い。
【0043】溶液保持手段60は、また、保持タンク6
1の底部に開口されており溶液の需要 (すなわち送出
要求) に基づき制御手段90から与えられた送出信号
S5 に応じて開閉バルブ64A を開放し保持タンク
61からその需要に相当する量の溶液を排出するための
溶液排出管64とを包有している。
【0044】洗浄手段70の構成
【0045】洗浄手段70は、一端部が溶解手段20に
包有された溶解タンク21の所定箇所 (たとえば底部
) に連通されかつ他端部が溶液保持手段60に包有さ
れた保持タンク61の所定箇所 (たとえば底部) に
連通されかつ中間部が溶媒供給手段40の溶媒供給管4
2に連通されており溶媒供給管42から与えられた溶媒
を溶解タンク21および保持タンク61に供給するため
の溶媒供給管71と、溶媒供給管71の一端部に配設さ
れており溶解手段20の溶解タンク21へ溶媒を供給す
るよう制御手段90から与えられた溶媒噴出信号S11
に応じて開放される開閉バルブ72とを包有している。
【0046】洗浄手段70は、また、溶解タンク21の
所定箇所(すなわち溶媒供給管71の開口箇所) に配
設されており開閉バルブ72が開放されたとき溶解タン
ク21の内部空間に向けて溶媒を噴出し散布するための
ノズル73と、溶媒供給管71の他端部に配設されてお
り溶液保持手段60の保持タンク61へ溶媒を供給する
よう制御手段90から与えられた溶媒噴出信号S11*
 に応じて開放される開閉バルブ74と、溶解タンク6
1の所定箇所 (すなわち溶媒供給管71の開口箇所)
 に配設されており開閉バルブ74が開放されたとき溶
解タンク61の内部空間に向けて溶媒を噴出し散布する
ためのノズル75とを包有している。
【0047】廃棄手段80の構成
【0048】廃棄手段80は、一端部が移送手段50に
包有された溶液案内管51のうち移送ポンプ53の下流
側 (すなわち溶液保持手段60側) に連通されかつ
他端部が溶液保持手段60に包有された保持タンク61
の底部に連通されかつ中間部が回収タンクなどの適宜の
箇所(図示せず;以下“廃棄箇所”という)に連通され
ており溶解タンク21から開閉バルブ52および移送ポ
ンプ53を介して与えられた洗浄廃液および溶液と保持
タンク61から与えられた洗浄廃液および溶液とを廃棄
箇所に供給するための排出管81を包有している。
【0049】廃棄手段80は、また、排出管81の一端
部に配設されており停電などに伴なう溶解作業もしくは
溶液補充作業の中止作業あるいは洗浄作業に際し溶解手
段20の溶解タンク21から溶液あるいは洗浄廃液を廃
棄するために制御手段90から与えられた開閉信号S1
5A に応じて開放される開閉バルブ82と、排出管8
1の他端部に配設されており溶液保持手段60の保持タ
ンク61から洗浄廃液および溶液を廃棄するよう制御手
段90から与えられた開閉信号S15C に応じて開放
される開閉バルブ83とを包有している。
【0050】制御手段90の構成
【0051】制御手段90は、溶解手段20に包有され
た溶解タンク21の底部に配設されており溶解タンク2
1から洗浄廃液もしくは溶液が全て排出されたか否かを
検知し検知結果をセンサ信号S21として出力するため
のセンサ91A と、溶解タンク21の上部に配設され
ており溶解タンク21内に溶媒が所定量 (たとえば1
0リットル) だけ収容されたか否かを検知し検知結果
をセンサ信号S22として出力するためのセンサ91B
 とを包有している。ここで、センサ91A,91B 
は、たとえば、フロートを内蔵したスイッチによって構
成すればよい。
【0052】制御手段90は、また、溶液保持手段60
に包有された保持タンク61の底部に配設されており保
持タンク61から溶液もしくは洗浄廃液が全て排出され
たか否かを検知し検知結果をセンサ信号S31として出
力するためのセンサ92A と、保持タンク61の中間
部に配設されており保持タンク61から溶液が所定量 
(たとえば10リットル) を超えて過度に排出された
か否かを検知し検知結果をセンサ信号S33として出力
するためのセンサ92B と、保持タンク61の上部に
配設されており溶液が所定量 (たとえば50リットル
) だけ保持されたか否かを検知し検知結果をセンサ信
号S32として出力するためのセンサ92C と、保持
タンク61の下部に所望に応じて配設されており保持タ
ンク61から溶液が所定量 (たとえば40リットル)
 を超えて過度に排出されたか否かを検知し検知結果を
センサ信号S34として出力するためのセンサ92D 
とを包有している。ここで、センサ92A 〜92D 
は、たとえば、フロートを内蔵したスイッチによって構
成すればよい。
【0053】制御手段90は、更に、始業時刻 (たと
えば午前7時) となったときにのみ所定時間 (たと
えば5秒間) だけ高レベル状態となるタイマ信号S8
 を出力するためのタイマ93と、センサ91A,91
B;92A 〜92D とタイマ93と停止ボタン(図
示せず)と洗浄ボタン(図示せず)とに接続されており
センサ91A,91B;92A 〜92D から与えら
れたセンサ信号S21, S22; S31〜S34と
タイマ93から与えられたタイマ信号S8 と停止ボタ
ンから与えられた停止信号(図示せず)と洗浄ボタンか
ら与えられた洗浄信号(図示せず)とに応じて所要の制
御信号 (たとえば溶媒噴出信号S11, S11* 
溶媒供給信号S12あるいは攪拌信号S13など) を
作成して出力するための制御回路94とを包有している
【0054】(第1の実施例の作用)
【0055】また、図1ないし図3を参照しつつ、本発
明にかかる溶液製造装置の第1の実施例について、その
作用を詳細に説明する。
【0056】洗浄作業
【0057】始業時刻 (たとえば午前7時) となる
と、タイマ93から与えられたタイマ信号S8 が所定
時間だけ高レベル状態となる。このとき、溶解手段20
の溶解タンク21および溶液保持手段60の保持タンク
61には、それぞれ、溶媒が前日の終業時の洗浄作業に
際して収容された状態で保持されているので、センサ9
1B,92C がともにオン状態 (すなわちセンサ信
号S22, S32がともに高レベル状態) にある。 これに伴なって、制御手段90は、制御回路94で廃棄
信号S15および開閉信号S15A,S15B,S15
C を発生し、移送手段50および廃棄手段80に与え
る。
【0058】移送手段50では、廃棄信号S15に応じ
て移送ポンプ53が始動され、かつ開閉信号S15B 
に応じて開閉バルブ52が開放される。廃棄手段80で
は、開閉信号S15Aに応じて開閉バルブ82が開放さ
れ、かつ開閉信号S15C に応じて開閉バルブ83が
開放される。これにより、溶解手段20の溶解タンク2
1に保持されていた溶媒が、溶液案内管51,開閉バル
ブ52,移送ポンプ53,排出管81および開閉バルブ
82を介し廃棄箇所に向けて矢印Yで示すごとく廃棄さ
れる。また、溶液保持手段60の保持タンク61に保持
されていた溶媒が、排出管81および開閉バルブ83を
介し廃棄箇所に向けて矢印Yで示すごとく廃棄される。
【0059】溶解手段20の溶解タンク21と溶液保持
手段60の保持タンク61とから溶媒が廃棄され終わる
と、センサ91A,92A がともにオン状態 (すな
わちセンサ信号S21, S31がともに高レベル状態
) となる。これに伴なって、制御手段90は、制御回
路94で溶媒噴出信号S11,S11* および溶媒供
給信号S12を発生し、順次、洗浄手段70および溶媒
供給手段40に与える。
【0060】洗浄手段70では、溶媒噴出信号S11に
応じて開閉バルブ72が所定時間 (たとえば10秒間
) だけ開放される。これに伴なって、溶媒供給手段4
0のタンク41から溶媒供給管42およびフィルタ43
を介して溶媒供給管71に与えられた溶媒が、ノズル7
3から溶解手段20の溶解タンク21の内部空間に向け
て噴出され、その内周面の全体に対して散布される。こ
れにより、溶解タンク21の内周面 (特に頂部) に
付着していた溶質ないし溶液ならびに異物を洗い落すこ
とができ、ひいては後続の溶解作業および溶液補充作業
に際し溶解タンク21で作成される溶液の濃度を所定濃
度に高精度で維持でき、かつ後続の溶解作業および溶液
補充作業に際し溶解タンク21で作成される溶液に異物
が混入することを抑制できる。
【0061】洗浄手段70では、また、溶媒噴出信号S
11* に応じて開閉バルブ74が所定時間(たとえば
10秒間) だけ開放される。これに伴なって、溶媒供
給手段40のタンク41から溶媒供給管42およびフィ
ルタ43を介して溶媒供給管71に与えられた溶媒が、
ノズル75から溶液保持手段60の保持タンク61の内
部空間に向けて噴出され、その内周面の全体に対して散
布される。これにより、保持タンク61の内周面 (特
に頂部) に付着していた溶質ないし溶液ならびに異物
を洗い落すことができ、ひいては保持タンク61によっ
て保持される溶液の濃度を所定濃度に高精度で維持でき
、かつ保持タンク61によって保持される溶液に異物が
混入することを抑制できる。
【0062】溶媒供給手段40では、洗浄手段70の開
閉バルブ72,74 の閉鎖ののち、制御回路94から
与えられた溶媒供給信号S12に応じて開閉バルブ45
が開放される。これに伴なって、タンク41から溶媒供
給管42,フィルタ43および減圧バルブ44を介して
与えられた溶媒が、溶解手段20に包有された溶解タン
ク21の内部空間に供給され始める。すなわち、制御手
段90は、溶解タンク21に対して溶液が供給され始め
るに応じてセンサ91A がオフ状態 (すなわちセン
サ信号S21が低レベル状態) となるので、制御回路
94から溶媒供給信号S12を溶媒供給手段40に与え
続ける。
【0063】溶解手段20に包有された溶解タンク21
の内部に所定量 (たとえば10リットル)の溶媒が収
容されると、センサ91B がオン状態 (すなわちセ
ンサ信号S22が高レベル状態) となるので、制御手
段90は、これに応じ、制御回路94から溶媒供給信号
S12を溶媒供給手段40に与えることを停止して開閉
バルブ45を閉鎖し、かつ制御回路94から攪拌信号S
13を溶解手段20のモータ22A に与える。溶解手
段20のモータ22A は、攪拌信号S13が与えられ
ると、攪拌羽根22を矢印Xで示すごとく回転せしめて
溶解タンク21に収容された溶媒を攪拌し始める。これ
により、溶媒が、溶解手段20の溶解タンク21の内周
面を洗浄し始める。
【0064】制御手段90は、所定時間 (たとえば5
分間) の経過ののち、制御回路94から攪拌信号S1
3をモータ22A に与えることを停止して攪拌羽根2
2の回転を停止せしめたのち、制御回路94から移送信
号S14および開閉信号S14A を移送手段50に与
える。
【0065】移送手段50では、移送信号S14に応じ
て移送ポンプ53が始動され、かつ開閉信号S14A 
に応じて開閉バルブ52,54 が開放される。これに
より、溶解手段20に包有された溶解タンク21内の溶
媒 (すなわち洗浄廃液) が、溶液案内管51を介し
て溶液保持手段60に包有された保持タンク61へ移送
される。このとき、溶液案内管51, 開閉バルブ52
,54 および移送ポンプ53が、洗浄される。
【0066】溶液保持手段60のセンサ92A がオフ
状態 (すなわちセンサ信号S31が低レベル状態)に
あるので、制御手段90は、開閉信号S15C を与え
て開閉バルブ83を所定時間だけ開放せしめる。これに
より、溶液保持手段60の保持タンク61中に収容され
た溶媒および洗浄廃液が排出管81を介し廃棄箇所に向
けて矢印Yで示すごとく廃棄される。
【0067】上述の洗浄作業は、所定の回数 (たとえ
ば10回) だけ、反復される。
【0068】制御手段90は、そののち、制御回路94
から溶媒噴出信号S11* および開閉信号S14A 
をそれぞれ洗浄手段70および移送手段50に与え、か
つ廃棄信号S15C を廃棄手段80に所定時間 (た
とえば1分間) だけ与える。これに伴なって、洗浄手
段70では、溶媒噴出信号S11* に応じて開閉バル
ブ74が所定時間 (たとえば10秒間) だけ開放さ
れる。これに伴なって、溶媒供給手段40のタンク41
から溶媒供給管42およびフィルタ43を介して溶媒供
給管71に与えられた溶媒が、ノズル75から溶液保持
手段60の保持タンク61の内部空間に向けて噴出され
、その内周面の全体に対して散布される。これにより、
保持タンク61の内周面 (特に頂部) に付着してい
た溶質ないし溶液ならびに異物を洗い落すことができ、
ひいては保持タンク61によって保持される溶液の濃度
を所定濃度に高精度で維持でき、かつ保持タンク61に
よって保持される溶液に異物が混入することを抑制でき
る。また、廃棄手段80では、開閉信号S15Cに応じ
て開閉バルブ83が開放される。これに応じ、溶液保持
手段60の保持タンク61に収容された溶媒および洗浄
廃液は、排出管81を介して廃棄箇所に向け矢印Yで示
すごとく排出される。
【0069】溶解作業
【0070】洗浄作業の終了に際し、溶解手段20の溶
解タンク21に残留した溶媒 (もしくは洗浄廃液) 
と溶液保持手段60の保持タンク61に収容された溶媒
および洗浄廃液とが移送手段50および廃棄手段80に
よって廃棄され終わると、センサ91A,92A がと
もにオン状態 (すなわちセンサ信号S21,S31が
ともに高レベル状態) となるので、制御手段90は、
制御回路94から移送手段50および廃棄手段80に対
して廃棄信号S15および開閉信号S15A,S15B
,S15C を与えることを停止し、そののち、制御回
路94から溶媒供給信号S12を溶媒供給手段40に与
え、かつ制御回路94から溶質供給信号S16を溶質供
給手段30に与える。ここで、溶質供給信号S16は、
溶質取出信号S16A と溶質移送信号S16B とか
らなっている。
【0071】溶媒供給手段40では、開閉バルブ45が
、溶媒供給信号S12に応じて開放されるので、タンク
41から溶媒供給管42,フィルタ43および減圧バル
ブ44を介して与えられた溶媒が、溶解手段20の溶解
タンク21の内部に供給され始める。溶解手段20の溶
解タンク21の内部に溶媒が供給され始めると、センサ
91A は、直ちにオフ状態 (すなわちセンサ信号S
21が低レベル状態) となる。
【0072】溶解手段20の溶解タンク21に所定量の
溶媒が収容されると、センサ91B がオン状態 (す
なわちセンサ信号S22が高レベル状態) となるので
、制御手段90は、制御回路94から溶媒供給信号S1
2を溶媒供給手段40に与えることを停止する。溶媒供
給手段40では、溶媒供給信号S12が与えられなくな
るので、開閉バルブ45が閉鎖され、これに伴なって、
溶解手段20の溶解タンク21に対する溶媒の供給が停
止される。
【0073】溶質供給手段30では、制御回路94から
溶質供給信号S16のうちの溶質取出信号S16A が
与えられると、溶質取出手段32のモータ32b が始
動されるので、溶質が、ホッパ31から溶質案内管32
a に少量ずつ取り出され始める。ホッパ31から取り
出された溶質は、溶質案内管32a の先端部から計量
手段33に対して少量ずつ供給される。計量手段33で
は、溶質が、受部材33a によって受け取られ、計量
器33bによって計量される。計量器33b による溶
質の計量結果は、センサ信号S4 として制御回路94
に与えられている。計量器33b によって所定量 (
たとえば700g) の溶質が計量されると、制御手段
90は、制御回路94から溶質取出信号S16A を溶
質取出手段32に与えることを停止する。
【0074】制御手段90は、次いで、センサ91B 
がオン状態 (すなわちセンサ信号S22が高レベル状
態) にあるので、制御回路94から溶質供給信号S1
6のうちの溶質移送信号S16B を溶質供給手段30
の計量手段33に与える。 計量手段33では、溶質移送信号S16B に応じてモ
ータ33d が動作せしめられ、受部材33a に保持
された溶質が、全て溶質案内管33c の先端部から溶
解手段20の溶解タンク21中へ矢印Zで示すごとく投
入される。
【0075】制御手段90は、計量手段33から溶解タ
ンク21に溶質が投入され始める時期を見計らって、制
御回路94から攪拌信号S13を溶解手段20に与える
。溶解手段20では、攪拌信号S13に応じてモータ2
2A が所定時間だけ動作せしめられ、攪拌羽根22を
矢印Xで示すごとく回転せしめる。
【0076】制御手段90は、計量手段33の器量器3
3b から与えられたセンサ信号S4 の変化から計量
手段33から溶解タンク21への溶質の投入が終了した
ことを検知すると、制御回路94から溶質供給手段30
の計量手段33に溶質移送信号S16B を与えること
を停止し、かつ次回の溶解作業のために制御回路94か
ら溶質供給手段30の計量手段33へ溶質取出信号S1
6Aを与え始める。
【0077】制御手段90は、溶解タンク21中の溶媒
に溶質が溶解され終わる時期を見計らって、制御回路9
4から攪拌信号S13を溶解手段20に与えることを停
止し、かつ制御回路94から移送手段50に対し移送信
号S14および開閉信号S14Aを与える。移送手段5
0では、移送信号S14に応じて移送ポンプ53が始動
され、かつ開閉信号S14A に応じて開閉バルブ52
,54 が開放される。これにより、溶解手段20の溶
解タンク21で作成された溶液が、溶液案内管51を介
して溶液保持手段60の保持タンク61へ移送される。
【0078】溶解手段20の溶解タンク21中で作成さ
れた溶液が、溶液保持手段60の保持タンク61中へ移
送され終わると、センサ91A がオン状態 (すなわ
ちセンサ信号S21が高レベル状態) となるので、制
御回路90は、制御回路94から移送手段50に対し移
送信号S14および開閉信号S14A を与えることを
停止し、かつ制御回路94から溶媒供給手段40に対し
溶媒供給信号S12を与える。移送手段50では、移送
信号S14および開閉信号S14A が与えられなくな
るので、移送ポンプ53が停止され、かつ開閉バルブ5
2,54 が閉鎖される。
【0079】上述の溶解作業は、溶液保持手段60の保
持タンク61中に所定量の溶液が収容され、センサ92
C がオン状態 (すなわちセンサ信号S32が高レベ
ル状態) となるまで、反復される。すなわち、溶液保
持手段60の保持タンク61に所定量の溶液が収容され
ると、センサ92C がオン状態 (すなわちセンサ信
号S32が高レベル状態)となるので、制御手段90は
、(i)溶解手段20の溶解タンク21中に溶液が残留
している場合 (すなわちセンサ信号S21, S22
がともに低レベル状態である場合) には、制御回路9
4から溶媒供給信号S12および溶質移送信号S16B
 をそれぞれ溶媒供給手段40および溶質供給手段30
に対して与えない状態で待機し、また(ii)溶解手段
20の溶解タンク21中に溶液が残留していない場合(
すなわちセンサ信号S21が高レベル状態でかつセンサ
信号S22が低レベル状態である場合) には、制御回
路94から溶媒供給信号S12, 溶質移送信号S16
B および攪拌信号S13をそれぞれ溶媒供給手段40
, 溶質供給手段30および溶解手段20に対し順次与
えて溶解作業を実行し溶解手段20の溶解タンク21中
に溶液を作成した状態 (すなわちセンサ信号S21,
 S22がともに高レベル状態となった状態) で待機
する。
【0080】溶液送出作業
【0081】溶液の需要に伴ない送出要求信号が与えら
れると、制御手段90は、制御回路94から送出信号S
5 を溶液保持手段60の開閉バルブ64A に与える
。これに伴なって、開閉バルブ64A が適宜に開放さ
れ、需要 (すなわち送出要求) に相当する量の溶液
が、溶液保持手段60の保持タンク61から溶液排出管
64を介して送出される。
【0082】溶液補充作業
【0083】溶液保持手段60の保持タンク61中に保
持された溶液が需要 (すなわち送出要求) に応じて
送出されることにより減少するに伴ない、センサ92B
 がオン状態 (すなわちセンサ信号S33が高レベル
状態) となるので、制御手段90は、制御回路94か
ら移送信号S14および開閉信号S14A を移送手段
50に与えることにより、それ以降の溶解作業を再開せ
しめる。
【0084】中止作業
【0085】溶解作業もしくは溶液補充作業が、停電な
どに伴なって中断した場合には、溶液の濃度を所定濃度
に維持できなくなる可能性があるので、制御手段90は
、以下に詳述する中止作業を実行せしめたのち、中断前
の作業を再開せしめる。
【0086】すなわち、溶解手段20に対し溶媒および
溶質が供給されたのち溶液の攪拌中もしくは溶液の移送
中に中断した場合には、制御手段90は、制御回路94
から攪拌信号S13もしくは移送信号S14および開閉
信号S14A を溶解手段20もしくは移送手段50に
与えることを停止したのち、制御回路94から廃棄信号
S15および開閉信号S15A,S15B を移送手段
50および廃棄手段80に与えることにより、溶解手段
20の溶解タンク21から溶液を溶液案内管51, 開
閉バルブ52, 移送ポンプ53, 開閉バルブ82お
よび排出管81を介し矢印Yで示すごとく廃棄箇所に向
けて廃棄したのち、中断前の作業 (すなわち溶解作業
もしくは溶液補充作業) を再開せしめる。
【0087】また、溶解手段20に対し溶媒および溶質
の供給中に中断した場合には、制御手段90は、制御回
路94から溶媒供給信号S12および溶質取出信号S1
6A を溶媒供給手段40および溶質供給手段30に与
えることを停止したのち、制御回路94から溶質移送信
号S16B を溶質供給手段30に与え、そののち制御
回路94から廃棄信号S15および開閉信号S15A,
S15B を廃棄手段80および移送手段50に与える
【0088】溶質供給手段30は、溶質移送信号S16
B に応じて溶質供給手段30のモータ33dを動作せ
しめることにより、計量手段33によって計量中の溶質
を溶質案内管33cを介して溶解手段20の溶解タンク
21中へ矢印Zで示すごとく投棄する。廃棄手段80お
よび移送手段50は、廃棄信号S15および開閉信号S
15A,S15B に応じて移送手段50の移送ポンプ
53を始動しかつ移送手段50の開閉バルブ52と廃棄
手段80の開閉バルブ82とを開放することにより、溶
解手段20の溶解タンク21に収容された溶液を溶液案
内管51および排出管81によって廃棄箇所へ矢印Yで
示すごとく廃棄する。
【0089】溶解手段20の溶解タンク21から溶液が
廃棄され終えセンサ91A がオン状態 (すなわちセ
ンサ信号S21が高レベル状態) となると、制御手段
90は、制御回路94から廃棄信号S15および開閉信
号S15A,S15B を廃棄手段80および移送手段
50に与えることを停止し、再び制御回路94から溶媒
供給信号S12および溶質取出信号S16A をそれぞ
れ溶媒供給手段40および溶質供給手段30に与えるこ
とにより、中断前の溶解作業もしくは溶液補充作業を再
開せしめる。
【0090】停止作業
【0091】所定の時刻 (たとえば午後4時) とな
ると、終業時(たとえば午後5時) までの溶液の需要
量が見込め溶液保持手段60の保持タンク61に対して
溶液を補充する必要がなくなるので、係員が、制御手段
90に包有された停止ボタン(図示せず)を押圧する。 これに伴なって、制御手段90は、(i) 溶質供給手
段30の計量手段33で溶質の計量が実行されていない
場合 (すなわちセンサ信号S4 の内容が0である場
合) 、センサ92B がオン状態 (すなわちセンサ
信号S33が高レベル状態) となっても、制御回路9
4から溶媒供給信号S12と攪拌信号S13と移送信号
S14および開閉信号S14A と溶質供給信号S16
とをそれぞれ溶媒供給手段40,溶解手段20,移送手
段50および溶質供給手段30に与えることを停止し、
また(ii)溶質供給手段30の計量手段33で溶質の
計量が実行されている場合 (すなわちセンサ信号S4
の内容が0でない場合) 、その計量を完了せしめ、か
つその計量に付随するで溶解作業を完了せしめたのち、
制御回路94から溶媒供給信号S12と攪拌信号S13
と移送信号S14および開閉信号S14A とをそれぞ
れ溶媒供給手段40,溶解手段20,移送手段50およ
び溶質供給手段30に与えることを停止する。このため
、溶液保持手段60の保持タンク61中の溶液は、セン
サ92B の配設位置を超えて減少しても、補充される
ことがない。
【0092】溶液補充作業
【0093】係員が制御手段90の停止ボタンを押圧し
たのち、溶液の需要量が過度に増加した場合には、セン
サ92D がオン状態 (すなわちセンサ信号S34が
高レベル状態)となったとき、制御手段90が、制御回
路94から溶媒供給信号S12と攪拌信号S13と移送
信号S14および開閉信号S14A と溶質供給信号S
16とをそれぞれ溶媒供給手段40と溶解手段20と移
送手段50と溶質供給手段30とに与えることにより、
上述の溶液補充作業を再開し、溶液保持手段60の保持
タンク61に対して溶液を補充する。この場合は、セン
サ92D がオフ状態 (すなわちセンサ信号S34が
低レベル状態) となるまで、溶液補充作業が反復され
る。
【0094】洗浄作業
【0095】終業時刻 (たとえば午後5時) となっ
て溶液の送出要求信号が与えられなくなると、係員が制
御手段90に包有された洗浄ボタン(図示せず)を押圧
する。 このとき、溶解手段20の溶解タンク21および溶液保
持手段60の保持タンク61には、それぞれ溶媒もしく
は溶液が保持されているので、センサ91A,92A 
がともにオフ状態 (すなわちセンサ信号S21, S
31がともに低レベル状態) にある。これに伴なって
、制御手段90は、制御回路94で廃棄信号S15およ
び開閉信号S15A,S15B,S15C を発生し、
移送手段50および廃棄手段80に与える。
【0096】移送手段50では、廃棄信号S15に応じ
て移送ポンプ53が始動され、かつ開閉信号S15B 
に応じて開閉バルブ52が開放される。また、廃棄手段
80では、開閉信号S15A に応じて開閉バルブ82
が開放され、かつ開閉信号S15C に応じて開閉バル
ブ83が開放される。これにより、溶解手段20の溶解
タンク21に残留した溶媒ないし溶液が、溶液案内管5
1,開閉バルブ52,移送ポンプ53,排出管81およ
び開閉バルブ82を介して廃棄箇所に向け矢印Yで示す
ごとく廃棄される。併せて、溶液保持手段60の保持タ
ンク61に残留した溶液が、排出管81および開閉バル
ブ83を介して廃棄箇所に向け矢印Yで示すごとく廃棄
される。
【0097】溶解手段20の溶解タンク21と溶液保持
手段60の保持タンク61とから溶媒ないしは溶液が廃
棄され終わると、センサ91A,92A がともにオン
状態 (すなわちセンサ信号S21, S31が高レベ
ル状態) となる。これに伴なって、制御手段90は、
制御回路94から溶媒供給信号S12を発生して溶媒供
給手段40に与えることにより、開閉バルブ45を開放
し、溶解タンク21内に溶媒を所定量だけ収容する。溶
解タンク21内に所定量の溶媒が収容されると、センサ
91B がオン状態 (すなわちセンサ信号S22が高
レベル状態) となるので、制御手段90は、制御回路
94から溶媒移送信号S16B を溶媒供給手段30に
与えることにより、計量手段33の受部材33a ない
し溶質案内管33c に保持されている溶質を溶解タン
ク21に向けて投棄する。制御手段90は、更に、制御
回路94から攪拌信号S13を溶解手段20に与えるこ
とにより、溶解タンク21内で溶媒に対し溶質を溶解せ
しめる。
【0098】このとき、溶解手段20の溶解タンク21
には、溶液が保持されているので、センサ91A がオ
フ状態 (すなわちセンサ信号S21が低レベル状態)
 にある。これに伴なって、制御手段90は、制御回路
94で廃棄信号S15および開閉信号S15A,S15
Bを発生し、移送手段50および廃棄手段80に与える
【0099】移送手段50では、廃棄信号S15に応じ
て移送ポンプ53が始動され、かつ開閉信号S15B 
に応じて開閉バルブ52が開放される。また、廃棄手段
80では、開閉信号S15A に応じて開閉バルブ82
が開放される。これにより、溶解手段20の溶解タンク
21に保持された溶液が、溶液案内管51,開閉バルブ
52,移送ポンプ53,排出管81および開閉バルブ8
2を介して廃棄箇所に向け矢印Yで示すごとく廃棄され
る。
【0100】溶解手段20の溶解タンク21と溶液保持
手段60の保持タンク61とから溶媒ないしは溶液が廃
棄され終わると、センサ91A,92A がともにオン
状態 (すなわちセンサ信号S21, S31が高レベ
ル状態) となる。これに伴なって、制御手段90は、
制御回路94から溶媒噴出信号S11,S11* およ
び溶媒供給信号S12を発生し、それぞれ洗浄手段70
および溶媒供給手段40に与える。
【0101】洗浄手段70では、溶媒噴出信号S11に
応じて開閉バルブ72が所定時間 (たとえば10秒間
) だけ開放され、これに伴なって、溶媒供給手段40
のタンク41から溶媒供給管42およびフィルタ43を
介して溶媒供給管71に与えられた溶媒が、ノズル73
から溶解手段20の溶解タンク21の内部空間に向けて
噴出され、その内周面の全体に対して散布される。これ
により、溶解タンク21の内周面 (特に頂部) に付
着していた溶質ないし溶液ならびに異物を洗い落すこと
ができ、ひいては溶解タンク21によって翌日の溶解作
業および溶液補充作業で作成される溶液の濃度を所定濃
度に高精度で維持でき、かつ溶解タンク21によって翌
日の溶解作業および溶液補充作業で作成される溶液に異
物が混入することを抑制できる。
【0102】洗浄手段70では、また、溶媒噴出信号S
11* に応じて開閉バルブ74が所定時間(たとえば
10秒間) だけ開放され、これに伴なって、溶媒供給
手段40のタンク41から溶媒供給管42およびフィル
タ43を介して溶媒供給管71に与えられた溶媒が、ノ
ズル75から溶液保持手段60の保持タンク61の内部
空間に向けて噴出され、その内周面の全体に対して散布
される。これにより、保持タンク61の内周面 (特に
頂部) に付着していた溶質ないし溶液ならびに異物を
洗い落すことができ、ひいては保持タンク61によって
翌日保持される溶液の濃度を所定濃度に高精度で維持で
き、かつ保持タンク61によって翌日保持される溶液に
異物が混入することを抑制できる。
【0103】溶媒供給手段40では、洗浄手段70の開
閉バルブ72,74 の閉鎖ののち、溶媒供給信号S1
2に応じて開閉バルブ45が開放され、これに伴なって
、タンク41から溶媒供給管42,フィルタ43および
減圧バルブ44を介して与えられた溶媒が、溶解手段2
0に包有された溶解タンク21の内部空間に供給され始
める。すなわち、制御手段90は、溶解タンク21に対
して溶液が供給され始めるに応じてセンサ91A がオ
フ状態 (すなわちセンサ信号S21が低レベル状態)
 となるので、制御回路94から溶媒供給信号S12を
溶媒供給手段40に与え続ける。
【0104】溶解手段20に包有された溶解タンク21
の内部に所定量 (たとえば10リットル)の溶媒が収
容されると、センサ91B がオン状態 (すなわちセ
ンサ信号S22が高レベル状態) となるので、制御手
段90は、これに応じ、制御回路94から溶媒供給信号
S12を溶媒供給手段40に与えることを停止して開閉
バルブ45を閉鎖し、かつ制御回路94から攪拌信号S
13を溶解手段20のモータ22A に与える。溶解手
段20のモータ22A は、攪拌信号S13が与えられ
ると、攪拌羽根22を矢印Xで示すごとく回転せしめて
溶解タンク21に収容された溶媒を攪拌し始める。これ
により、溶媒が、溶解手段20の溶解タンク21の内周
面を洗浄し始める。
【0105】制御手段90は、所定時間 (たとえば5
分間) の経過ののち、制御回路94から攪拌信号S1
3をモータ22A に与えることを停止して攪拌羽根2
2の回転を停止せしめたのち、制御回路94から移送信
号S14および開閉信号S14A を移送手段50に与
える。
【0106】移送手段50では、移送信号S14に応じ
て移送ポンプ53が始動され、かつ開閉信号S14A 
に応じて開閉バルブ52,54 が開放される。これに
より、溶解手段20に包有された溶解タンク21内の溶
媒 (すなわち洗浄廃液) が、溶液案内管51を介し
て溶液保持手段60に包有された保持タンク61へ移送
される。このとき、溶液案内管51, 開閉バルブ52
,54 および移送ポンプ53が、洗浄される。
【0107】溶液保持手段60のセンサ92A がオフ
状態 (すなわちセンサ信号S31が低レベル状態)に
あるので、制御手段90は、制御回路94から開閉信号
S15C を与えて開閉バルブ83を所定時間だけ開放
せしめる。これにより、溶液保持手段60の保持タンク
61中に収容された溶媒および洗浄廃液が排出管81を
介し廃棄箇所に向けて矢印Yで示すごとく廃棄される。
【0108】上述の洗浄作業は、所定の回数 (たとえ
ば10回) だけ、反復される。
【0109】そののち、制御手段90は、センサ91A
,92A がともにオン状態 (すなわちセンサ信号S
21,S31が高レベル状態) となるに応じ、制御回
路94から溶媒供給手段40に対し溶媒供給信号S12
を与えて、上述と同様に、溶解手段20の溶解タンク2
1内に溶媒を所定量だけ収容せしめ、この状態で翌日の
始業を待つ。
【0110】(第2の実施例)
【0111】更に、図4ないし図6を参照しつつ、本発
明にかかる溶液製造装置の第2の実施例について、その
構成および作用を詳細に説明する。
【0112】第2の実施例は、溶解タンク21に対して
循環ポンプ25が追加配設され、かつ循環ポンプ25に
対し濃度センサ26が直列に配設されていることを除き
、第1の実施例と同一の構成を有している。循環ポンプ
25は、モータ22A によって駆動されている。濃度
センサ26は、制御手段90の制御回路94に対して接
続されている。
【0113】したがって、第2の実施例では、第1の実
施例の作用効果に加え、溶解手段20による溶解作業に
際し溶質が底部に沈降して溶解時間が遷延することを阻
止し、かつ溶解手段20の溶解タンク21で溶解中の溶
液の濃度を直接監視しその攪拌時間を短縮する作用効果
を有する。具体的に言えば、制御手段90は、攪拌信号
S13に応じて動作せしめられているモータ22A に
よって循環ポンプ25を駆動しつつ濃度センサ26で検
知した濃度をセンサ信号S6 として制御回路94によ
って受け取っており、濃度センサ26の検知した濃度が
変化しなくなるまで、制御回路94から攪拌信号S13
を溶解手段20に与え続け、そののち制御回路94から
移送信号S14を移送手段50に与え、第1の実施例と
同一の動作を実行する。
【0114】それ故、ここでは、説明を簡潔とする目的
で、第1の実施例に含まれた要素に対応する要素に対し
、第1の実施例と同一の参照符号を付すことにより、そ
れらの説明を省略する。
【0115】(変形例)
【0116】なお、上述では、排出管81が移送管51
に連通されているが、本発明は、これに限定されるもの
ではなく、溶解タンク21に対して直接に連通される場
合も包摂している。この場合には、移送ポンプ53に廃
棄信号S15が与えられず、また開閉バルブ52に開閉
信号S15B が与えられない。ちなみに、この場合に
は、排出管81にポンプを配設し、廃棄信号S15によ
って動作せしめてもよい。
【0117】また、上述では、溶媒供給手段40に溶媒
を保持するためのタンク41が包有されている場合につ
いて説明したが、本発明は、これに限定されるものでは
なく、溶媒供給手段が溶媒を保持するためのタンクを包
有せず、適宜の溶媒供給源から溶媒を受け取って溶解手
段に供給する場合も包摂している。
【0118】
【発明の効果】上述より明らかなように、本発明にかか
る溶液製造装置は、[問題点の解決手段]の欄に明示し
たごとく、所定量の溶質を所定量の溶媒に溶解すること
によって所定濃度の溶液を製造するための溶液製造装置
であって、特に、(a) 所定量の溶質を所定量の溶媒
に溶解せしめて所定濃度の溶液を作成するための溶解手
段と、(b) 所定量の溶質を溶解手段に供給するため
の溶質供給手段と、(c) 溶質供給手段によって溶解
手段に対し所定量の溶質が供給されるごとに、所定量の
溶媒を溶解手段に供給するための溶媒供給手段と、(d
) 溶解手段によって作成された所定濃度の溶液を溶解
手段から取り出して移送するための移送手段と、(e)
 移送手段によって移送されてきた溶液を保持しておき
、需要に応じて送出するための溶液保持手段とを備えて
いるので、(i)  人手によることなく溶液を作成可
能とできる効果を有し、ひいては(ii)  溶質の誤
計量あるいは溶媒の誤計量を排除できる効果を有し、ま
た(iii)  必要に応じリアルタイムで溶液を作成
し補充可能とできる効果を有し、したがって(iv) 
 溶液の品質を保持してpHの調整を容易とできる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる溶液製造装置の第1の実施例の
一部を示すための構成図である。
【図2】本発明にかかる溶液製造装置の第1の実施例の
一部を示すための構成図である。
【図3】本発明にかかる溶液製造装置の第1の実施例の
一部を示すための構成図である。
【図4】本発明にかかる溶液製造装置の第2の実施例の
一部を示すための構成図である。
【図5】本発明にかかる溶液製造装置の第2の実施例の
一部を示すための構成図である。
【図6】本発明にかかる溶液製造装置の第2の実施例の
一部を示すための構成図である。
【符号の説明】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定量の溶質を所定量の溶媒に溶解するこ
    とによって所定濃度の溶液を製造するための溶液製造装
    置において、(a) 所定量の溶質を所定量の溶媒に溶
    解せしめて所定濃度の溶液を作成するための溶解手段(
    20)と、(b) 所定量の溶質を溶解手段(20)に
    供給するための溶質供給手段(30)と、(c) 溶質
    供給手段(30)によって溶解手段(20)に対し所定
    量の溶質が供給されるごとに、所定量の溶媒を溶解手段
    (20)に供給するための溶媒供給手段(40)と、(
    d) 溶解手段(20)によって作成された所定濃度の
    溶液を溶解手段(20)から取り出して移送するための
    移送手段(50)と、(e) 移送手段(50)によっ
    て移送されてきた溶液を保持しておき、需要に応じて送
    出するための溶液保持手段(60)とを備えてなること
    を特徴とする溶液製造装置。
  2. 【請求項2】(f) 溶解手段(20),溶媒供給手段
    (40)および溶液保持手段(60)に連通されており
    、溶媒供給手段(40)から受け取った溶媒によって溶
    解手段(20)および溶液保持手段(60)の内部を洗
    浄するための洗浄手段(70)を備えてなることを特徴
    とする請求項1に記載された溶液製造装置。
  3. 【請求項3】(g) 溶解手段(20)および溶液保持
    手段(60)に連通されており、洗浄手段(70)によ
    って溶解手段(20)および溶液保持手段(60)を洗
    浄したときに溶解手段(20)および溶液保持手段(6
    0)から洗浄廃液を廃棄しかつ溶解作業を中断しあるい
    は溶液補充作業を中止したときに溶解手段(20)およ
    び溶液保持手段(60)から溶媒および溶液を廃棄する
    ための廃棄手段(80)を備えてなることを特徴とする
    請求項2に記載された溶液製造装置。
  4. 【請求項4】(g) 溶解手段(20)および溶液保持
    手段(60)に連通されており、溶解作業を中断しある
    いは溶液補充作業を中止したときに溶解手段(20)お
    よび溶液保持手段(60)から溶媒および溶液を廃棄す
    るための廃棄手段(80)を備えてなることを特徴とす
    る請求項1もしくは請求項2に記載された溶液製造装置
  5. 【請求項5】溶解手段(20)が、(a) 溶媒供給手
    段(40)から供給された所定量の溶媒を収容し、溶質
    供給手段(30)から供給された所定量の溶質を溶解し
    て所定濃度の溶液を作成するための溶解タンク(21)
    と、(b) 溶解タンク(21)の内部に配設されてお
    り、溶媒を攪拌するための攪拌羽根(22)とを包有し
    てなることを特徴とする請求項1に記載された溶液製造
    装置。
  6. 【請求項6】溶解手段(20)が、(a) 溶媒供給手
    段(40)から供給された所定量の溶媒を収容し、溶質
    供給手段(30)から供給された所定量の溶質を溶解し
    て所定濃度の溶液を作成するための溶解タンク(21)
    と、(b) 溶解タンク(21)の内部に配設されてお
    り、溶媒を攪拌するための攪拌羽根(22)と、(c)
     溶解タンク(21)に配設されており、溶媒を循環せ
    しめるための循環ポンプ(25)とを包有してなること
    を特徴とする請求項1に記載された溶液製造装置。
  7. 【請求項7】(a) 溶質を保持するためのホッパ(3
    1)と、(b) ホッパ(31)の下端部に対して配設
    されており、溶質を取り出すための溶質取出手段(32
    )と、(c) 溶質取出手段(32)によって取り出さ
    れた溶質を受け取り計量ののち溶解手段(20)に向け
    て移送するための計量手段(33)とを包有してなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載された溶液製造装置。
  8. 【請求項8】溶媒供給手段(40)が、(a) 溶媒を
    保持するためのタンク(41)と、(b) タンク(4
    1)を溶解手段(20)に連通せしめており、溶媒をタ
    ンク(41)から溶解手段(20)に向けて案内するた
    めの溶媒供給管(42)と、(c) 溶媒供給管(42
    )に配設されており、溶解手段(20)に対して溶媒を
    供給するに際して開放される開閉バルブ(45)とを包
    有してなることを特徴とする請求項1に記載された溶液
    製造装置。
  9. 【請求項9】溶媒供給手段(40)が、(a) 溶媒を
    溶媒供給源から溶解手段(20)に向けて案内するため
    の溶媒供給管(42)と、(b) 溶媒供給管(42)
    に配設されており、溶解手段(20)に対して溶媒を供
    給するに際して開放される開閉バルブ(45)とを包有
    してなることを特徴とする請求項1に記載された溶液製
    造装置。
  10. 【請求項10】移送手段(50)が、(a) 溶解手段
    (20)と溶液保持手段(60)との間を連通するため
    の溶液案内管(51)と、(b) 溶液案内管(51)
    の溶解手段(20)側の端部に配設されており、溶解手
    段(20)から溶液保持手段(60)へ溶液を移送する
    に際して開放される開閉バルブ(52)と、(c) 溶
    液案内管(51)の溶液保持手段(60)側の端部に配
    設されており、溶解手段(20)から溶液保持手段(6
    0)へ溶液を移送するに際して開放される開閉バルブ(
    54)と、(d) 溶液案内管(51)に対し開閉バル
    ブ(52,54) 間に位置するよう配設されており、
    溶解手段(20)から溶液保持手段(60)へ溶液を移
    送するに際して動作せしめられる移送ポンプ(53)と
    を包有してなることを特徴とする請求項1に記載された
    溶液製造装置。
  11. 【請求項11】溶液保持手段(60)が、(a) 移送
    手段(50)を介して溶解手段(20)から移送されて
    きた溶液を保持するための保持タンク(61)と、(b
    ) 保持タンク(61)に保持された溶液を開閉バルブ
    (64A) を介して送出するための送出管(64)と
    を包有してなることを特徴とする請求項1に記載された
    溶液製造装置。
  12. 【請求項12】洗浄手段(70)が、(a) 一端部が
    溶解手段(20)に連通されかつ他端部が溶液保持手段
    (60)に連通されかつ中間部が溶媒供給手段(40)
    に連通されており、溶媒供給手段(40)から与えられ
    た溶媒を溶解手段(20)および溶液保持手段(60)
    に供給するための溶媒供給管(71)と、(b) 溶媒
    供給管(71)の一端部に配設されており、溶解手段(
    20)に対して溶媒を供給するに際して開放される開閉
    バルブ(72)と、(c) 溶解手段(20)の内部に
    配設されており、開閉バルブ(72)が開放されたとき
    溶媒供給管(71)を介して与えられた溶媒を溶解手段
    (20)の内部に向けて噴出し散布するためのノズル(
    73)と、(d) 溶媒供給管(71)の他端部に配設
    されており、溶液保持手段(60)に対して溶媒を供給
    するに際して開放される開閉バルブ(74)と、(e)
     溶液保持手段(60)の内部に配設されており、開閉
    バルブ(74)が開放されたとき溶媒供給管(71)を
    介して与えられた溶媒を溶液保持手段(60)の内部に
    向けて噴出し散布するためのノズル(75)とを包有し
    てなることを特徴とする請求項1に記載された溶液製造
    装置。
  13. 【請求項13】廃棄手段(80)が、(a) 一端部が
    溶解手段(20)に連通されかつ他端部が溶液保持手段
    (60)に連通されかつ中間部が廃棄箇所に連通されて
    おり、溶解手段(20)から与えられた洗浄廃液および
    溶液と溶液保持手段(60)から与えられた洗浄廃液お
    よび溶液とを廃棄箇所に案内するための排出管(81)
    と、(b) 排出管(81)の一端部に配設されており
    、溶解手段(20)から洗浄廃液および溶液を排出する
    に際して開放される開閉バルブ(82)と、(c) 排
    出管(81)の他端部に配設されており、溶液保持手段
    (60)から洗浄廃液および溶液を排出するに際して開
    放される開閉バルブ(83)とを包有してなることを特
    徴とする請求項1に記載された溶液製造装置。
  14. 【請求項14】廃棄手段(80)の排出管(81)が、
    移送手段(50)の移送パイプ(51)に対し、移送ポ
    ンプ(53)と開閉バルブ(54)との間に位置するよ
    う連通されてなることを特徴とする請求項13に記載さ
    れた溶液製造装置。
JP3089609A 1991-03-28 1991-03-28 溶液製造装置 Pending JPH04300637A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01167886U (ja) * 1988-05-12 1989-11-27
JPH0513453U (ja) * 1991-08-05 1993-02-23 株式会社三陽電機製作所 透析装置の混合タンク
JP2015009188A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 澁谷工業株式会社 粉末溶解装置
JP2017169779A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 東亜ディーケーケー株式会社 溶解装置
JP2018175285A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 日機装株式会社 透析用粉末剤の溶解装置及び透析用粉末剤の溶解方法

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