JPH0430015Y2 - - Google Patents

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JPH0430015Y2
JPH0430015Y2 JP14919886U JP14919886U JPH0430015Y2 JP H0430015 Y2 JPH0430015 Y2 JP H0430015Y2 JP 14919886 U JP14919886 U JP 14919886U JP 14919886 U JP14919886 U JP 14919886U JP H0430015 Y2 JPH0430015 Y2 JP H0430015Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、成形管の製造装置に関し、より詳し
くは横断面の内面形状が大円形とこれに連設する
異形との複合形になつている前記成形管の製造装
置に関する。
〈従来の技術〉 従来の道路用側溝には、蓋掛け式のものが使用
されていたが、蓋の上を車両が通過する際に騒音
が発生し、また蓋が割れたり、側溝内に蓋が落ち
こんだりすることがあるため、蓋と側溝とを一体
化したいわゆる一体化側溝が多用されるようにな
つている。
この一体化側溝の横断面の内面形状には、四角
形、円形、卵形などが用いられているが、横断面
の内面形状において最も重要なことは、底流量時
の掃流力を大きくすることの可能な形状とするこ
とである。即ち、底流量時には水深が浅くなるた
め、流速が低下し、土砂やごみが側溝内に堆積し
易くなるので、底流量時の水深をできるだけ大き
く取れる形状が最も適している。横断面の形状が
それぞれ四角形、円形及び卵形の側溝について底
流量時の水深を比較してみると、流水部分の断面
積を一定とした場合、四角形よりも円形が、また
円形よりも卵形の方が、水深が大きくなり掃流力
がすぐれている。また、卵形以上の掃流力を得る
形状について本考案者らが種々の研究を重ねた結
果、大円形の部分とこれに連設する異形部分とか
ら成る複合形が最もすぐれていることが明らかに
なつた。即ち、第1図に示すように、適当な長さ
のほぼ直方体の形状(異形の部分に対応した縁部
は、素材を節減するために切欠いた形状となつて
いる)の成形管の横断面の内面形状を、大円形の
底部に異形の部分を設けた複合形とすることによ
り、底流量時の水深は、卵形の成形管を上回り、
掃流力が大きくなる。
ところで、横断面の内面形状が複合形である成
形管は、流し込み方式によつても作製できるが、
流し込み方式よりも、強度、耐摩耗性及び耐久性
の点ですぐれた成形管を得るには、遠心力締固め
方式によることが一層好ましい。
従来は、道路用側溝(排水溝)となる成形管1
0(第1図に示す)は、遠心力締固め方式によつ
た場合、第1図に示すようなものが考えられてい
た。第1図において、外枠115と、その内部に
両方の前後の端面のところでボルト(図示しな
い)その他により固着した内枠116とを、外枠
115に設けたフランジ130及び回転車13
1,132によつて回転させると共に、外枠11
5と内枠116との間の成形管110の大円形の
部分の内径に対応する中空円形の素材投入口13
3から塑性状態の素材例えば生コンクリート11
4を注入する。生コンクリートは、フランジ13
0とこれに一体に設けた外枠115及び内枠11
6との回転によつて遠心力の作用を受け、第2図
に示すように、大円形の管部分を形成すると共
に、内枠116の下方に回りこみ、小円である異
形の部分を形成する。
しかし、フランジ130とその両端間の内部に
固着された外枠115及び内枠116とが回転す
る間に、投入口から投入された生コンクリート
は、遠心力の作用を受け、生コンクリートに含ま
れる水分が分離し、内枠の下方の生コンクリート
が比較的ゆき亘り難いスペースにおいて、内枠と
コンクリートの間に水溜り118を形成する。そ
の結果として、小円形部の内面仕上げが不充分と
なり、小円形部の内面の粗度係数が高くなるた
め、低流量時の掃流力を充分に大きくすることが
できない。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案の目的は、冒頭に述べた形式の成形管の
製造装置において、内枠とコンクリートとの間に
水が溜らないようにして低流量時の掃流力を大き
くした成形管の製造装置を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案では、上記目的を達成するためになされ
たもので、その要旨は、横断面の内面形状が大円
形とこれに連設する異形との複合形から成る道路
用側溝としての成形管の製造装置であつて、成形
管の外面と大円形の内面部分を形成するための横
長の外枠と、該外枠の内部に固着した大円形と連
設する異形の内面部分を形成するための横長の内
枠とから成り、該外枠の内部の成形管の大円形に
対応する部分に、この部分の成形管の内径に対応
する円形中空状の素材投入口を配設すると共に、
該内枠の下面には多数の小孔を穿設することによ
り、該素材投入口から投入された塑性状態の素材
が該内外枠の回転により遠心力の作用を受けて大
円形の内面及び異形の内面を形成しながら、その
間に該素材から遠心力の作用により絞り出され該
内枠の下面と該素材との間に集められた水が該小
孔を経て該内枠の内部に導かれるようにした複合
形成形管の製造装置にある。
〈実施例〉 第2図には、側溝(排水溝)となる成形管10
を車道の路面11の下に埋設した状態が示されて
いる。図において12は歩道の路面、13は車道
と歩道の境界となる縁石、14は生コンクリー
ト、プラスチツクなどの塑状状態の素材を硬化し
たものであり、生コンクリートの場合は、強度を
高くするための図示しない鉄筋が慣用されるよう
に内部に配筋されている。成形管10は、適当な
長さ及び断面積のほぼ直方体の形状に成形されて
いるが、直方体の両側の下部縁は、素材を節減す
るために、ほぼ四分円形に切欠いた形状となつて
いる。この形状の成形管10を製造するための本
考案による製造装置は、第1図に示されているよ
うに、回転車31,32上に載置した外枠15の
前後両端のフランジ30と、フランジ30の間に
固定され、外枠15の長手方向両端部のフランジ
19のボルト20によつて互いに固着された外枠
部分15a,15bから成り、完成した成形管1
0の外面及び大円形の内面部分を形成するための
横長の外枠15と、外枠15の内部に固着され、
断面が完成した成形管の小円形の内面部分を形成
するための断面が三か月形の横長の内枠16とを
備えている。成形管10の異形としての小円形の
部分は、内枠16の三か月形の下部縁によつて形
成され、その大円形の部分は、三か月形の上部縁
を円周の一部分とする円によつて形成される。外
枠15の内部には、成形管10の横断面の内面形
状の大円形の部分を形成するように生コンクリー
トなどの塑性状態の素材を投入するための図示し
ない投入口が慣用されるように配設されている。
外枠部分15bと内枠16との形状は、第4a,
4b,4c図にそれぞれ図示されている。第4b
図は外枠15の下半分の一部切欠き斜視図であ
り、この外枠部分15bは、板金材を図示のよう
にフランジ19から立上り部分22と前記四分円
形の切欠きに対応した湾曲部分23とを経て底部
分24に至るように折曲した形状の横断面を備え
て成る横長の本体から成り、これに端面21が溶
接その他により固着されている。外枠部分15b
の両端面21の上部には前記大円形の下半分を形
成する凹所に続いて、小円形を形成する部分円形
の凹部27が形成してあり、この凹所中には、第
4c図に示した内枠16の下部縁がきつちりと嵌
合される。このように凹所27に内枠16の下部
縁を嵌合させた時、その上部縁には、完成した成
形管10の大円形の一部切欠部を形成する。第4
c図において、内枠16は、やはり板金材から、
横断面が三か月形となるように形成された横長の
本体から成り、その両端面には補強板28が溶接
その他により固着されている。25は内枠16の
両方の端面に一体的に形成したフランジ、26は
フランジ25に形成した通し孔である。内枠16
を外枠部分15bの端面の凹所21の凹所27に
嵌合させた後、フランジ25の通し孔26及びこ
れと合致する位置に形成された端面21の通し孔
(図示しない)によつてボルトを介して外枠部分
15bと内枠16とを互いに固着する。外枠部分
15bと内枠16とはボルト以外の固着手段を用
いても差支えない。外枠部分15aと外枠部分1
5bとをフランジ19及びボルト20によつて固
着する。第1図には、このように組立てられた外
枠15及び内枠16が、フランジ30及び回転車
31,32と共に図示されている。なお第1図は
内枠の下面に形成した水抜き孔40が割愛された
ことを条件として、本明細書中従来考えられてい
た製造装置を説明するためにも用いられている。
素材投入口から塑性状態の素材を投入すると共
に、回転車31,32により、塑性状態の素材は
例えば生コンクリートは、遠心力の作用を受け、
外枠15の内壁に押付けられると共に、内枠16
の下方にも、第1図に矢印によつて示すように回
り込み、複合形の中空内面が徐々に形成される。
しかし、内枠16とその下方の生コンクリートと
の間には、遠心力によつて絞り出された水分が溜
り易くなり、内枠16の下面に水溜り18を形成
する。この水溜りが除かれないと、完成した成形
管10がこの個所において不均質となり、小円形
部の内面仕上げが悪くなり、粗度係数が大きくな
る。そのため、本考案によれば、第3a〜3c図
に示すように、内枠16の下面側に、生コンクリ
ートのセメントの粒子は通過させることなく水の
みを通過させる大きさの多数の水抜き孔40が内
枠16の長さ方向に複数列(図示した例では3
列)に形成されている。フランジ30の回転中に
内枠16の下部に形成された水溜り18の水は、
これらの水抜き孔を通つて内枠16の三か月形の
内部に戻される。このように生コンクリートから
絞り出された水が内枠16の下面に形成した水抜
き孔から容易に内枠16の内部に抜出ることが可
能なため、内枠16と生コンクリート14との間
に水が溜ることがなくなり、小円形部の内面の仕
上りが改善され、平滑な内面が得られる。
なお、内枠16内の水は内枠16の前後端部か
ら外方に適宜抜き取るようにしている。
〈考案の効果〉 以上に説明したように、本考案によれば、複合
形の側溝となる成形管の異形の部分のところで遠
心力により絞り出された水が内枠と生コンクリー
トとの間に水溜りを形成しないように、内枠の下
面にその長手方向に沿つて複数の水抜き孔を形成
したので、内枠と生コンクリートとの間の水がこ
れらの水抜き孔を通つて内枠の内部に戻され、そ
の結果として、小円形部の内面仕上りが改善さ
れ、低流量時の掃流力を大きくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による側溝としての複合形の
成形管の製造装置を、一部は断面によつて表わし
た端面図、第2図は、本考案による側溝としての
複合形の成形管を道路に埋込んだ状態を示す端面
図、第3a図は、第1図の製造装置に用いられて
いる内枠を取出して示した側面図、第3b図はそ
の底面図、第3c図は、第3a図のA−A線断面
図、第4a図は、第1図の製造装置のうち下方の
外枠部分と内枠を組立てた状態を示す端面図、第
4b図は、下方の外枠部分を示す一部斜視図、第
4c図は内枠を示す一部斜視図である。 10……成形管、15……外枠、16……内
枠、30……フランジ、40……水抜き孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横断面の内面形状が大円形とこれに連設する異
    形との複合形から成る道路用側溝としての成形管
    の製造装置であつて、成形管の外面と大円形の内
    面部分を形成するための横長の外枠と、該外枠の
    内部に固着した大円形と連設する異形の内面部分
    を形成するための横長の内枠とから成り、該外枠
    の内部の成形管の大円形に対応する部分に、この
    部分の成形管の内径に対応する円形中空状の素材
    投入口を配設すると共に、該内枠の下面には多数
    の小孔を穿設することにより、該素材投入口から
    投入された塑性状態の素材が該内外枠の回転によ
    り遠心力の作用を受けて大円形の内面及び異形の
    内面を形成しながら、その間に該素材から遠心力
    の作用により絞り出され該内枠の下面と該素材と
    の間に集められた水が該小孔を経て該内枠の内部
    に導かれるようにした複合形成形管の製造装置。
JP14919886U 1986-09-29 1986-09-29 Expired JPH0430015Y2 (ja)

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