JPH04300130A - 木製パネル製造装置 - Google Patents

木製パネル製造装置

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JPH04300130A
JPH04300130A JP8765991A JP8765991A JPH04300130A JP H04300130 A JPH04300130 A JP H04300130A JP 8765991 A JP8765991 A JP 8765991A JP 8765991 A JP8765991 A JP 8765991A JP H04300130 A JPH04300130 A JP H04300130A
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Hidetada Kawakami
河上 栄忠
Tomoji Iida
飯田 朋治
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、框材が四角枠状に組
まれた枠体と、この枠体の両面に貼設された面材とを有
してなる木製パネルを、製造するに際して用いられる木
製パネル製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木質系のプレハブ住宅等にあって
は、壁や床あるいは屋根等を、木製のパネルによって施
工する手段が実施されている。このようなプレハブ住宅
の施工に適用される木製パネルとしては、例えば図19
に示すような構造のものがある。この木製パネルは、縦
框および横框を構成する框材(芯材)1a,1bによっ
て四角枠状に組んだ枠体1の内側に縦、横に延在する補
強用芯材2a,2bを配して枠組2とし、さらにこれら
補強用芯材2a,2bと縦横の框材1a,1bに囲まれ
た内部にグラスウール等の断熱材3を充填するとともに
、前記枠体1の表裏両面に、それぞれ合板からなる面材
4,4を貼着したものである。
【0003】ところで、従来このような木製パネルを製
造するには、前工程として枠体1を構成する縦横の框材
1a,1bに相欠き溝加工を施し、次にこれら框材1a
,1bの相欠き溝を組み合わせて枠体1を形成し、次い
でこの枠体1内部に補強用芯材2a,2bを十字等に組
んで枠組2を形成し、その後この枠組2の両面に合板(
面材)4,4を貼るといった方法によりなされている。 そして、これらの製造工程は、例えば図20に示すよう
な製造設備を用いることによって実施されている。
【0004】この製造工程を説明すると、まず水平な平
板5a を有する作業台5に相欠き溝加工を施した框材
1a,1bを載せて二人の作業員A,Bにより、これら
框材1a,1bを枠状に組んだ後、この枠状に組んだ枠
体1を同様に水平な平板6aを有する次の作業台6に移
し替えて、この作業台6上において、十字に組んでなる
補強用芯材2a,2bbを取り付ける。なお、各框材1
a,1b並びに補強用芯材2a,2b等は、自動釘打ち
機等により、作業員A,Bの手で釘打ちされることは言
うまでもない。
【0005】次に、枠体1に補強用芯材2a,2bを取
り付けた枠組2に、接着剤塗布用の粘着ローラ7aを有
する接着剤塗布装置7によって接着剤を塗布する。そし
て、作業台8の平板8a上において、枠組2の一面に面
材4を貼り、これを裏返して、接着剤塗布装置7に送り
、接着剤塗布装置7の粘着ローラ7aを通すことによっ
て、枠組2のもう一方の面に接着剤を塗布する。
【0006】次いで、この接着剤の塗布と同時に枠組2
の内部に所定の大きさ、形状に切断した断熱材3を充填
し、作業台9の平板9aにおいて、枠組2の上面より面
材4を貼る。さらに、図示略のプレス機によって面材4
と枠組2とを圧締し、その後ステープル打ちあるいは釘
打ちを施して面材4を枠組2に確実に固定し、図19に
示すような木製パネルを得る。ここで、前記面材4は予
め仕上げ代を見込んで大きめの外形寸法とされており、
図に示すような製造装置による製造工程の後、後工程と
して、通常サイザー加工が施され、枠組の寸法に合った
所定の寸法となるよう配慮されている。
【0007】ところで、このような木製パネルの製造に
おいては以下に述べる不都合があった。 (1)  枠体を枠組固定するにあたり、各框材1a,
1bを作業台に直接おき、この状態で組み立てその後次
工程に送るが、その際、単に予め形成した相欠き溝を利
用して組み立てるだけであることから、全体の寸法や直
角度、真直度、平面度などが十分確保されないまま枠組
みされて次工程に送られる恐れがあり、よってバラツキ
がなく均一で高品質の木製パネルを得るにはやや難があ
る。 (2)  このように単に相欠き溝を利用して枠組作業
を行なうことから、枠体に十分な精度の直角度や真直度
を付与するには作業者の高度な熟練を要するとともに手
間もかかるため生産性の向上が望めない。
【0008】このような不都合を解決するため、本発明
者は先に木製パネル製造用枠組フレームを提供した。 (特願平1−343244号)この枠組フレームは、木
製パネル製造用の作業台に載置される矩形枠状の固定フ
レームと、該固定フレームの相対向する一対の辺に対し
て直交した状態に取付けられた第1の可動バーと、上記
相対向する一対の辺と別の一対の辺に対して直交した状
態を維持したままで移動可能に構成されてなるものであ
る。そして、この枠組フレームによれば、固定フレーム
と第1の可動バーおよび第2の可動バーとによって枠体
の外周を固定することから、枠体を枠組み固定するにあ
たり、その直角度や真直度、平面度などを十分に確保し
て寸法・形状の精度を高めることができる。また、枠組
み後の枠体を固定した状態で次の工程に送ることができ
ることから、全体の寸法や直角度、真直度、平面度など
の精度を維持したまま接着剤塗布や面材貼付を行なうこ
とができ、よって完成した製品としての木製パネルの直
角度などの精度を十分確保することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した枠
組フレームを用いた木製パネルの製造においては、枠組
フレームを框材等の枠組みから面材貼付、プレスなどの
各工程に枠体を固定した状態のままで使用することがで
きるものの、パネル自体が大型のものであるため必然的
に枠組フレームも大型となり、よってこのフレームを各
工程間に移送するには多くの人手を要するなど困難な作
業となっている。また、枠体を脱型した後の枠組フレー
ムは、当然框材等の枠組みから始まるパネル製造工程に
用いられるが、その際、この枠組フレームを枠組み用の
治具台に移送しなくてはならないことから、この移送の
ため生産性が損なわれる結果になっている。
【0010】この発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、特に枠組み後の枠組フレ
ームを次工程に自動的に送ることができ、かつ脱型した
後の枠組フレームを枠組工程に自動的に移送できるよう
にした木製パネル製造装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の木製パネル製造
装置では、枠体が着脱自在に固定された枠組フレームを
搬入して枠体を枠組フレームから脱型するための脱型台
と、この脱型台に隣接して配置され、該脱型台から枠組
フレームを受け入れてこの枠組フレーム内に框材を配置
して枠組みを行なうための枠組台と、この枠組台に隣接
して配置され、前記枠組台で枠組みされた枠体を固定し
た枠組フレームを受け入れてさらにこれを次工程に搬送
するための搬送台とからなり、前記脱型台から枠組台へ
枠組フレームを搬送する搬送機と、枠組台から搬送台へ
枠組フレームを搬送する搬送機とが連動してなることを
前記課題の解決手段とした。
【0012】
【作用】この発明の木製パネル製造装置によれば、枠組
台に隣接して配置された搬送台によって枠組フレームが
次工程に自動的に搬送され、かつ脱型台から枠組台へ枠
組フレームを搬送する搬送機と、枠組台から搬送台へ枠
組フレームを搬送する搬送機とが連動することにより、
脱型後の枠組フレームの枠組台への移送と、枠組み後の
枠組フレームの搬送台への移送とが自動的に、そして同
時に行なわれる。
【0013】
【実施例】図1ないし図18は本発明の木製パネル製造
装置の一実施例を示す図であり、これら図において符号
10は木製パネル製造装置である。この木製パネル製造
装置10は、框材1a,1bによって矩形枠状に組まれ
た枠体1とこの枠体1の両面に貼設された面材4,4と
を有してなる木製パネルを製造するためのもので、前記
枠体1が着脱自在に固定された枠組フレーム11を搬入
して枠体1を枠組フレーム11から脱型するための脱型
台120と、この脱型台1から枠組フレーム11を受け
入れてこの枠組フレーム11内に框材1a,1bを配置
して枠組みを行なうための枠組台130と、この枠組台
130で枠組された枠体1(枠組2)を固定した枠組フ
レーム11を受け入れてさらにこれを次工程に搬送する
ための搬送台140とを具備してなるものである。
【0014】まず、木製パネル製造装置10を説明する
に先立ち、このパネル製造装置10において循環して使
用される枠組フレーム11について説明する。この枠組
フレーム11は、図2に示すように矩形板状の基板11
aと、この基板11aの外周部に配置固定された矩形枠
状の固定フレーム13と、該固定フレーム13の対向す
るそれぞれの辺に取り付けられた第1の可動バー14お
よび第2の可動バー15からなるものである。固定フレ
ーム13は、鋼材からなる縦フレーム13a,13aと
横フレーム13b,13bとが矩形枠状に組まれたもの
で、図3ないし図6に示すようにその上面には、第1の
可動バー14あるいは第2の可動バー15の端部を固定
フレーム13との間に保持するカバー16が、固定フレ
ーム13a,(13b)を覆って取り付けられている。 ここでカバー16は、固定フレーム13の上面に設けら
れた角柱状の取り付け部材16aを介して固定フレーム
13に固定されている。また、この縦フレーム13a,
13aおよび横フレーム13b,13bには、それぞれ
の内側の側面に矩形板状のガイドプレート17a,17
a,17b,17bが固定フレーム13に対して摺動自
在に設けられている。
【0015】これらガイドプレート17a,17a,1
7b,17bは、対応する縦フレーム13aあるいは横
フレーム13bの内寸に対してそれぞれ短く形成された
ものであって、中空状の固定フレーム13の内側面を構
成する側壁に形成された長孔(図示略)に移動可能に螺
子止めされたものである。すなわち長孔は、固定フレー
ム13の長さ方向に長く形成されたものであって、ガイ
ドプレート17a、17bに固定された螺子18をその
長さ方向に案内するものである。そして、このような構
成のもとにガイドプレート17a,17bは、対応する
固定フレーム13の内面にその長さ方向に沿って移動可
能に取り付けられたものとなっている。
【0016】また、これらガイドプレート17a、17
b‥には、図2に示すように、その複数箇所に位置決め
用の穴19…が穿設されている。これら穴19…は、互
いに対向するガイドプレート17a,17a(17b,
17b)の間で対をなすように対応して配置されたもの
で、後述するように第1の可動バー14あるいは第2の
可動バー15の嵌合ピンを嵌入せしめ、これにより第1
あるいは第2の可動バー14(15)を固定するもので
ある。またこれら穴19…は、木製パネルの枠体1の各
種寸法に対応して第1および第2の可動バー14,15
を固定できるようにそれぞれ配置されたものである。
【0017】第1の可動バー14は、図3および図4に
示すように上板20aおよび下板20bからなるバー本
体20と、その両端に設けられた走行部21,21とか
らなるものであって、上板20aと下板20bとの側面
が框材1aの上端部と下端部とにそれぞれ当接すること
により、框材1aの位置決めを行なうとともにその転倒
を防止したものである。
【0018】バー本体20の下板20bには、図3およ
び図4に示すようにその下面の両端部にそれぞれ嵌合ピ
ン23が設けられ、さらにこれら嵌合ピン23,23を
バー本体20の長さ方向に進退させる機構が設けられて
いる。嵌合ピン23,23は、共にバー本体20の端部
方向に向く先端部が円錐台状に形成された円柱状のもの
で、これら先端部が前記穴19…に着脱自在に嵌合する
よう構成されたものである。これら嵌合ピン23,23
のそれぞれの後端部には、連結子24を介してレバー2
5が接続されている。連結子24は、嵌合ピン23の後
端とレバー25の後端とを水平方向に連結するもので、
これらに回動自在にピン結合されたものである。レバー
25は、後端が前記連結子24にピン結合された細板2
5aと、該細板25aの先端部に設けられた柄部25b
とからなるもので、細板25aがその中央後部にて、バ
ー本体20の下板20bに固定された支持金具26に回
動自在に軸支されたものである。そして、このような構
成のもとにレバー25の柄部25aを図3中矢印P方向
に回動すれば、細板25aが回動して連結子24が引っ
張られ、これにより嵌合ピン23が後退するようになっ
ている。
【0019】なお、前記柄部25bは上方に突出するも
ので、その高さが、後述するように上板20aと下板2
0bとの間を走行する第2の可動バー15の動きを妨げ
ないように調整されている。また、嵌合ピン23は、下
板20b下面の端部側に配設された2つの固定部材27
a,27bの挿通孔(図示略)を貫通して保持されるこ
とにより、バー本体20に進退可能に取り付けられたも
のとなっている。ここで嵌合ピン23には、固定部材2
7aと固定部材27bとの間の固定部材27a側に、固
定部材27aの挿通孔に比べて大径の円盤部23aが形
成されており、この円盤部23aと固定部材27bの挿
通孔の周部との間には、コイルバネ28が嵌合ピン23
に外挿した状態で配設されている。コイルバネ28は、
固定部材27aと固定部材27bとを離間させる方向に
付勢するもので、固定部材27bがバー本体20に固定
されていることから、円盤部23aを押圧することによ
り嵌合ピン23をその先端方向に付勢するものとなって
いる。
【0020】このような構成のもとに嵌合ピン23,2
3は、柄部25bを図3中矢印P方向に回動することに
より、その先端部がそれぞれガイドプレート17aの穴
19より外れるものとなり、かつその状態で柄部25b
から手を離せば、コイルバネ28による付勢によって嵌
合ピン23,23が前進し、その先端部がそれぞれ穴1
9,19に嵌入するものとなる。
【0021】バー本体20の両端部に設けられた走行部
21,21は、いずれも前記カバー16とガイドプレー
ト17aとの間に挟持されて配置された上板部29aと
、この上板部29aから下方に延びてガイドプレート1
7aの内面に対向する側板部29bとが一体に形成され
たものである。ここで、上板部29aは縦フレーム13
aの長さ方向に沿って延びる矩形板状のもので、その側
端面が前記取付部材16aの内面に摺動自在に当接する
ものである。このような構成のもとに第1の可動バー1
4は、走行部29,29の上板部29a,29aがそれ
ぞれカバー16とガイドプレート17aとの間に挟持さ
れることによって縦フレーム13a,13a間に架けわ
たされ、かつ該上板部29a,29aが取付部材16a
,16aの内面間に挟持されることにより、縦フレーム
13a,13a間にて該縦フレーム13aに沿って移動
可能に固定されている。
【0022】第2の可動バー15は、バー本体30が矩
形板状の可動板30aとその下面に固定された四角筒状
の中空体30bとから構成されている点以外は、図5お
よび図6に示すように第1の可動バー14とほぼ同一の
構成を有するものである。この第2の可動バー15は、
前記第1の可動バー14の上板20aと下板20bとの
間に直交して配置されたもので、バー本体30の両端に
走行部31,31を設けたものである。そして、バー本
体30の側面が框材1bの高さ中央部に当接することに
より、框材1bの位置決めを行なうとともにその転倒を
防止したものである。
【0023】また、この第2の可動バー15では、第1
および第2の可動バー14,15の移動を妨げないよう
に、中空体30b内の上面に嵌合ピン23、連結子24
、レバー32が設けられている。なおこの例では、レバ
ー32は中空体30の側面に形成された長孔(図示略)
を通って外部にその柄部32bを突出させている。 このような構成のもとに第2の可動バー15も、横フレ
ーム13b,13b間にて該縦フレーム13bに沿って
移動可能に固定され、かつレバー32の回動により嵌合
ピン23が進退させられるものとなっている。
【0024】また、固定フレーム13には、前記ガイド
プレート17a,17b‥をそれぞれの対向する固定フ
レーム13の内面に対して所定距離移動させる移動機構
が設けられている。この移動機構は、図2および図7、
図8、図9、図10に示すように、一方の縦フレーム1
3aに設けられたガイドプレート17aを移動させるた
めの移動レバー33と、該ガイドプレート17aの動き
を横フレーム13b,13bのガイドプレート17b,
17bにそれぞれ伝えるための第1および第2のリンク
部34a,34bと、一方の横フレーム13bのガイド
プレート17bの動きを他方の縦フレーム13aのガイ
ドプレート17aに伝えるための第3のリンク部34c
とから構成されている。
【0025】前記移動レバー33は、図7に示すように
一方のガイドプレート17aの一端部から固定フレーム
13の外方向に延びて該固定フレーム13内に配置され
た延出板35aに、連結部材36および固定機構を有す
る連結器37を介して連結されたものである。この移動
レバー33は、その柄部33aを引き上げるようにして
回動することにより、ガイドプレート17aの延出板3
5aを連結器37方向に引き寄せ、これによりガイドプ
レート17aを延出板35aと反対の端部方向に所定距
離移動させるものとなっている。なお、連結器37の固
定機構は公知の技術からなるもので、移動レバー33を
倒して元の位置に戻すと、その状態で移動レバー33を
固定するように構成されたものである。
【0026】前記各リンク部34a,34b,34cの
うち第2のリンク部34bは、図7および図8に示すよ
うに前記移動レバー33に連結する延出板35aと、該
延出板35a側の端部にて隣り合うガイドプレート17
bの延出板35bとの間に設けられたものである。この
第2のリンク部34bは、それぞれの延出板35a,3
5bよりそのガイドプレート17a,17bの端部方向
(それぞれその延出板35aあるいは35bを設けた側
の端部方向)に延びて連結された取付部材38a,38
bと、これら取付部材38a,38bよりさらにその長
さ方向に延びて回動自在に連結された剛性アーム39a
,39bと、これら剛性アーム39a,39bの先端部
間に、両端部がそれぞれ回動自在にピン結合されたL字
状の回動片40とからなるものであり、回動片40にお
けるL字状の角の部分が、固定フレーム13の角部の底
面に取り付けられた取付部41に回動自在にピン結合さ
れたものである。
【0027】このような構成のもとに、移動レバー33
を引き上げて延出板35aを連結器37方向に引き寄せ
ると、前述したごとくガイドプレート17aが延出板3
5aと反対の端部方向に所定距離移動すると同時に、延
出板35aの移動に伴って剛性アーム39aが引っ張ら
れ、これにより回動片40が取付部41を軸として回動
し、剛性アーム39b、取付部材38b、延出板35b
が順次押圧されてガイドプレート17bが延出板35a
と反対の側に所定距離移動せしめられる。
【0028】また、前記各リンク部34a,34b,3
4cのうち第1と第3のリンク部34a,34cは、第
2のリンク部34bとほぼ同一の構成を有するもので、
図9もしくは図10に示すようにいずれもガイドプレー
ト17a,17bの端部に設けられた延出板35c,3
5d間と延出板35e,35f間とにそれぞれ配設され
たものである。そして、第1のリンク部34aでは、図
9に示すように前記移動レバー33が引かれてガイドプ
レート17aが図9中矢印方向に移動すると、これに伴
われて延出板35cが移動し、これにより回動片40が
回動して延出板35dが押圧され、ガイドプレート17
bが延出板35cと反対の側に所定距離移動する。また
、第3のリンク部34cでは、図10に示すように前記
移動レバー33が引かれて延出板35bを設けたガイド
プレート17aが図10中矢印方向に移動すると、これ
に伴われて延出板35eが移動し、これにより回動片4
0が回動して延出板35fが押圧され、ガイドプレート
17aが延出板35eと反対の側に所定距離移動する。
【0029】このような移動機構にあっては、移動レバ
ー33を引き上げることによって各リンク部34a,3
4b,34cが連動し、その結果延出板35aを設けた
ガイドプレート17aと他方のガイドプレート17aと
が同方向に同距離、同時に移動し、かつこれと同時に、
延出板35bを設けたガイドプレート17bと他方のガ
イドプレート17bとが同方向に同距離、同時に移動す
る。また、移動レバー33を倒して元の位置に戻すと、
各リンク部は前述した動作と逆に動作し、各ガイドプレ
ート17a,17b‥が同時に元の位置に復帰する。
【0030】そして、この移動機構によるガイドプレー
ト17a,17b‥の動きにより、嵌合ピン20によっ
てガイドプレート17a,17a(17b,17b)間
に架けわたされた第1の可動バー13および第2の可動
バー14は、対向する一方の固定フレーム13の内面に
向かってそれぞれ所定距離に移動するようになっている
。 なお、この枠組フレーム11には、図4および図6に示
すようにその基板11a上面に框材1a(1b)あるい
は補強用芯材2a(2b)の位置決めをするための板ば
ね42…が取り付けられている。これら板ばね42…は
、後述する枠組台130にて枠組みを行なう際、所望す
るパネルパターンに応じて適宜選択されて板ばね押し上
げ装置43により押し上げられ、その状態で框材1a(
1b)あるいは補強用芯材2a(2b)が配置されるこ
とにより立ち上げられた状態で保持されるものである。 そして、このように立ち上げられた状態を保持すること
から、框材1a(1b)あるいは補強用芯材2a(2b
)の側面を押圧して、これらの位置を固定するものとな
っている。
【0031】次に、本発明の木製パネル製造装置10を
説明する。この木製パネル製造装置10は、前述したよ
うに脱型台120と枠組台130と搬送台140とから
なるものであり、図1に示すように脱型台120の横方
に該脱型台120に隣接して枠組台130を配置し、搬
送台13の横方に該搬送台13に隣接して搬送台140
を配置したものである。
【0032】脱型台120は、後述するように一方の面
材4が貼付された枠組2を固定した枠組フレーム11を
、前工程であるプレス工程から受け入れ、ここで枠組2
を枠組フレーム11から脱型するためのものであり、図
11に示すように作業板50と、この作業板50を支持
する支持台51と、この支持台51に支持されるガイド
レール52、53とからなるものである。
【0033】作業板50は、支持台51に回動自在に軸
支されたもので、そのガイドレール52側が固定側(軸
側)とされ、ガイドレール53側が回動側とされたもの
である。支持台51は、作業板50を支持するための脚
体54…と、ガイドレール52を支持するための脚体5
5,55と、ガイドレール53および後述する枠組フレ
ーム11の搬送機構を支持するための脚体56,56と
、該脚体56,56とともに搬送機構を支持する補助柱
57,57とからなるものである。また、この支持台5
1には、脚体56,56の一方の側に前記作業板50を
回動させるための回動機構が設けられている。
【0034】この回動機構は、脚体56の上部に配置さ
れたモータ58と、モータ58の回転を伝えるチェーン
等の無端状体59と、スプロケットを介して前記無端状
体59の回転が伝えられる長軸60と、図12に示すよ
うにこの長軸60に取付けられた第1の歯車61と、こ
の第1の歯車61に巻装されたチェーン62と、このチ
ェーン62の一端に取付けられた重り63(図11)と
、チェーン62が歯合する第2の歯車64とから構成さ
れたもので、チェーン62の他端が作業板50の回動側
、すなわちガイドレール53側に連結され、これにより
モータ58の回転を無端状体59、長軸60、第1の歯
車61を介してチェーン62に伝え、チェーン62の他
端側を引き上げることにより、図12中二点鎖線に示す
ように作業板50を例えば45°に傾斜するよう回動さ
せるものである。
【0035】ガイドレール52,53は、いずれも断面
コ字状に形成され、かつその開口側が対向し得るように
配設されたもので、略矩形状の吸引機65を両側から挟
み込むようにして案内するものである。すなわちこれら
ガイドレール52,53は、吸引機65の幅に対応した
間隔をおいて配置されたもので、その溝内に吸引機の両
側部を摺動自在に挟持するものである。なお、これらガ
イドレール52,53は、モータを有してなる公知の回
動手段によって回動可能になっており、作業板50が傾
斜している際には図11中二点鎖線で示すように鉛直方
向に立ち上がるようになっている。
【0036】また、作業板50の上面には、図13に示
すように傾斜したとき下方となる側に複数のローラ66
…が横方に並んで配設されており、さらに作業板50上
面の適宜箇所には複数のフリーベア67…が配設されて
いる。ローラ66は、円盤状の回転体が軸支されてなる
もので、後述するように枠組フレーム11を搬送する際
、枠組フレーム11の下端を支持して枠組フレーム11
を円滑に移動させるためのものである。また、フリーベ
ア67は、枠組フレーム11を移送するためのボールと
、このボールを360°の全方向に回転可能にした状態
で保持する略半球面状のボール受けとからなるもので、
枠組フレーム11の裏面を支持して枠組フレーム11を
円滑に移動させるためのものである。
【0037】枠組台130は、後述する搬送装置によっ
て前記脱型台120から移送された枠体1脱型後の枠組
フレーム11を受け入れ、この枠組フレーム11内に新
たに框材1a,1b等を配置して枠組2を形成するため
の作業台である。また、この枠組台130は脱型台12
0とは異なり、図1に示すようにその作業板70が45
°に傾斜した状態で固定されたもので、作業板70の下
方に前述した板ばね押し上げ装置43を配設したもので
ある。そして、この枠組台130において作業者は、所
望するパネルパターンに対応させて板ばね押し上げ装置
43を作動させ、板ばね42…を立ち上げてこれら板ば
ね42…と固定フレーム13および第1の可動バー14
、第2の可動バー15との間、あるいは板ばね42,4
2間に框材1a,1b、補強用芯材2a,2bを配置し
、枠組みを完成させるのである。
【0038】また、作業板70には、脱型台120側と
その反対側とにストッパー71,72が出没自在に配設
されている。これらストッパー71,72は、その間隔
が枠組フレーム11の長手方向の幅に一致するよう配置
されたものである。ストッパー71は、図14に示すよ
うに作業板70の裏面に取付け部材73を介して取付け
られたシリンダー74と、このシリンダー74に上方に
向けて進退自在に設けられたロッド75と、ロッド75
の上端部に設けられたゴム等の弾性体からなる当接部材
76とによって構成されたもので、後述するリミットス
イッチによってその進退の制御がなされ、これにより当
接部材76が作業板70に形成された孔77を通って作
業板70上に出没するものである。ストッパー72は、
図15に示すように作業板70の側部に取付け部材78
を介して取付けられたシリンダー79と、このシリンダ
ー79に上方に向けて進退自在に設けられたロッド80
と、ロッド80の上端部に設けられた当接部材81から
なるもので、ストッパー71と同様に後述するリミット
スイッチによってその進退の制御がなされるものである
【0039】作業板70上部のストッパー72側には、
図1に示すようにストッパー71,72の出没を制御す
るためのリミットスイッチ82,83が配設されている
。リミットスイッチ82は、後述する搬送機構によって
枠組フレーム11が脱型台120から枠組台130上に
送られた際、枠組フレーム11の前進側に押圧され、こ
れにより前記ストッパー72の当接部材81を上昇させ
るようストッパー72に信号を送るものである。リミッ
トスイッチ83は、リミットスイッチ82と同様に枠組
フレーム11の前進側に押圧されるもので、これにより
ストッパー71の当接部材76を上昇させるものである
。なお、この作業板70にも、その上面に前記脱型台1
20の作業板50と同様にローラおよびフリーベア(図
示略)が設けられており、枠組フレーム11の円滑な移
動が行なえるようになっている。
【0040】搬送台140は、前記枠組台130と同様
に後述する搬送装置によって枠組台130から移送され
た枠組後の枠組フレーム11を受け入れ、さらにこの枠
組フレーム11を次工程である接着剤塗布工程に搬送す
るためのものである。この搬送台140は、前記脱型台
120とほぼ同様の構成からなる回動機構によりその作
業板84が水平状態から45°の角度に傾斜するよう回
動可能に形成されたもので、45°に傾斜した状態で枠
組台130から枠組フレーム11を受け入れ、水平状態
でこの枠組フレーム11を送り出すよう構成されたもの
である。
【0041】作業板84には、その枠組台130と反対
の側に作業板84の辺に沿ってLアングル状のストッパ
ー85が配設されており、さらに該ストッパー85より
作業板84の外周側にはリミットスイッチ86が配設さ
れている。ストッパー85は、枠組台130から移送さ
れた枠組フレーム11の移動を停止させるためのもので
ある。リミットスイッチ86は、移送された枠組フレー
ム11の前進側に押圧され、これにより後述する搬送機
構に信号を送るためのものである。なお、この作業板8
4にも、その上面に前記脱型台120の作業板50と同
様にローラおよびフリーベア(図示略)が設けられてお
り、枠組フレーム11の円滑な移動が行なえるようにな
っている。
【0042】また、この搬送台140には、枠組台13
0から送られてきた枠組フレーム11を次工程である接
着剤塗布工程に搬送するための送り機構が設けられてい
る。この送り機構は、作業板84を回動自在に支持して
いるシャフト(図示略)と、該シャフトの下方に設けら
れたモータ(図示略)と、シャフトに歯車を介して取付
けられたチェーン87,87と、これらチェーン87,
87に取付けられれたワーク搬送部材88,88とから
なるもので、チェーン87,87が作業板84の裏面側
から表面側に回った状態に巻装され、モータの回転がシ
ャフトおよび歯車を介してチェーン87,87に伝わる
ことにより、チェーン87,87が回転してワーク搬送
部材88,88が枠組フレーム11をシャフトと反対の
側、すなわち作業板84の回動側に送るものとなってい
る。
【0043】また、これら脱型台120、枠組台130
、搬送台140には、その後側(作業板50の回動側)
上方に搬送機構89が配設されている。この搬送機構8
9は、脱型台120上の枠組台130と反対の側から搬
送台140上の枠組台130側にまで延びて配置された
レール90と、このレール90に懸架された搬送機94
aおよび搬送機94bとからなるものである。
【0044】レール90上方には、該レール90の長さ
方向に沿って搬送チェーン91が設けられてる。この搬
送チェーン91は、図示略の支持枠に軸支された歯車9
2,92間に巻装されたもので、一方の歯車92にチェ
ーン等を介して連結されたモータ93が作動することに
より、歯車92,92間を回るものである。モータ93
は、図示略の作動スイッチがONされることにより正回
転し、かつ前記リミットスイッチ83とリミットスイッ
チ86とが同時にON状態となったとき逆回転するもの
である。
【0045】また、この搬送チェーン91には搬送機9
4a,94bがそれぞれドッグ95,95を介して取付
けられている。これら搬送機94a,94bは、脱型台
120の作業板50の長手方向の幅にほぼ一致する距離
をおいて配置されたもので、搬送機94aが脱型台12
0上の枠組フレーム11を枠組台130へ、搬送機94
bが枠組台130上の枠組フレーム11を搬送台140
へそれぞれ移送するものとなっている。また、これら搬
送機94a,94bは、いずれも図16に示すようにレ
ール90に摺動自在に懸架されるガイド96と、前記ド
ッグ95およびガイド96に連結する基板97と、該基
板97に設けられたエアシリンダ98および搬送アーム
99とを有してなるものである。
【0046】エアシリンダー98は、図示略の作動スイ
ッチがONされることによってそのロッドの下端に取付
けた押し金100を下降させるもので、押し金100の
下方に配置された搬送アーム99を押圧するものである
。搬送アーム99は、基板97の下部より下方に向けて
延びた長細い剛板であって、その上端部にて基板97に
回動自在に軸支されたものである。また、この搬送アー
ム99の下端部には、枠組フレーム11に当接してこれ
を押圧するための押圧部材101が横方(脱型台120
から枠組台130に向かう方向)に延びて設けられてい
る。
【0047】搬送アーム99と基板97との間にはバネ
102が設けられており、このバネ102によって搬送
アーム99は、上方に向かって回動する方向に付勢され
たものとなっている。また、基板97における搬送アー
ム99の上方には、搬送アーム99のバネ102による
上方への回動を停止させるための停止部材103が配設
されており、これによって搬送アーム99は、通常図1
6中実線で示すように斜に傾いた状態を保持するものと
なっている。
【0048】そして、この傾いた状態の搬送アーム99
の上方に前記押し金100が位置せしめられており、こ
れによってエアシリンダ98が作動し、押し金100が
下降すると、搬送アーム99は押し金100に押圧され
、バネ102の付勢力に抗して図16中二点鎖線で示す
ように垂下した状態となるのである。そしてさらに、搬
送アーム99が垂下した状態になるとその押圧部材10
1は、脱型台120あるいは枠組台130の45°に傾
いた状態にある作業板50(70)上の枠組フレーム1
1の脱型台120側の側面に対向するものとなるのであ
る。
【0049】このような構成のもとに搬送機94a,9
4bは、いずれもエアシリンダ98の作動によって搬送
アーム99の押圧部材101を枠組フレーム11の側面
側に移動せしめ、さらにモータ93の作動により、枠組
フレーム11を脱型台120から枠組台130へ、ある
いは枠組台130から搬送台140へ搬送するものとな
っているのである。そして、これら搬送機94a,94
bは同一の搬送チェーン91によって移送せしめられ、
かつ同一のレール90上を移動するものであるから、モ
ータ93の作動によって連動するものとなっているので
ある。
【0050】次に、このような木製パネル製造装置10
を用いた木製パネルの製造方法を説明する。まず、枠組
台130の作業板70上にて、脱型台120より搬送さ
れた枠組フレーム11内に枠組を行なう。この枠組を行
なうには、まず枠組フレーム11の第1の可動バー14
と第2の可動バー15とを所望するパネルパターンに応
じた位置にセットしておき、さらにレバー33を引き上
げてガイドプレート17a,17bを所定距離移動させ
ておく。
【0051】次に、板ばね押し上げ装置43を所望する
パネルパターンに対応して作動させ、框材1a,1b、
補強用芯材2a,2bをそれぞれ所定位置に配置する。 そして、レバー33を元の位置に倒してガイドプレート
17a,17bを元の所定位置に復帰させる。すると、
ガイドプレート17a,17bに架け渡された第1の可
動バー14と第2の可動バー15もパネルパターンの外
寸に対応した位置に復帰し、これにより固定フレーム1
3とともに框材1a,1b、補強用芯材2a,2bを挟
持する。そして、これにより框材1a,1b、補強用芯
材2a,2bは、枠組フレーム11内にパネルパターン
に一致した枠組2として固定される。なお、枠組台13
0の作業板70においては、ストッパー71,72がと
もに上昇しており、これによって枠組フレーム11はス
トッパー71,72間に挟持された状態でその位置が固
定されている。
【0052】次に、ストッパー71,72のシリンダ7
4,79の作動スイッチをONにしてそれぞれの当接部
材76,81を下降させ、かつ搬送機94a,94bの
エアシリンダ98,98の作動スイッチをONにすると
ともに、モータ93の作動スイッチもONにする。なお
、これら作動スイッチは連動するよう構成されたもので
、まずストパー71,72の当接部材76,81が下降
し、続いてエアシリンダ98,98が同時に作動し、わ
ずかに遅れてモータ93が作動するようになっている。 また、このときには、脱型台120においても枠組2を
脱型した後の枠組フレーム11が45°に傾斜した作業
板50上に位置せしめられている。
【0053】エアシリンダ98,98がONになると、
押し金100が下降して搬送アーム99が押圧され、こ
れにより押圧部材101が脱型台120あるいは枠組台
130の作業板50(70)上の枠組フレーム11の側
面に対向するようになる。そして、モータ93がONに
なることによって搬送チェーン91が正回転し、搬送機
94a,94bが脱型台120側から搬送台140側に
向かって移動する。すると、枠組フレーム11,11は
、それぞれ搬送アーム99の押圧部材101によって押
圧され、図17に示すように脱型台120から枠組台1
30に、また枠組台130から搬送台140に移動する
。なおこの場合、脱型台120、枠組台130、搬送台
140の各作業板50,70,84はいずれも45°に
傾斜した状態になっているのはもちろんである。また、
これら作業板50,70,84上には、前述したように
ローラおよびフリーベアが設けられていることにより、
各枠組フレーム11は押圧部材101に押圧されること
によって円滑に移動するようになっている。
【0054】このようにして枠組フレーム11,11が
移動し、枠組2を固定した枠組フレーム11が搬送台1
40に送られ、脱型後の枠組フレーム11が枠組台13
0に送られると、まず枠組台130に送られた枠組フレ
ーム11の前進側がリミットスイッチ82を押圧してこ
れをONにし、これによりストッパー72のシリンダー
79が作動してその当接部材81が上昇する。さらに、
この枠組フレーム11が移動を続けることにより、リミ
ットスイッチ82がONのまま今度はリミットスイッチ
83が押圧されてこれがONになり、これによってスト
ッパー71のシリンダー74が作動して当接部材76が
上昇する。そして、これにより枠組フレーム11は、図
17に示すように当接部材76,81間に挟持された状
態で、その位置が固定されるのである。
【0055】またこのとき、枠組台130から搬送台1
40に送られた枠組フレーム11は、その前進側がスト
ッパー85に当接するとともに、リミットスイッチ86
を押圧してこれをONにする。このようにしてリミット
スイッチ86が前述したリミットスイッチ83と同時に
ONになると、搬送機94a,94bおよびモータ93
に信号が送られ、これにより搬送機94a,94bのエ
アシリンダー98,98が作動してそれぞれの押し金1
00が上昇し、バネ102により搬送アーム99が上方
に回動して押圧部材101の枠組フレーム11への押圧
が解除され、さらにモータ93が逆回転して図18に示
すように搬送機94a,94bが搬送台140側から脱
型台120側に移動する。そして、搬送機94bの押圧
部材101による押圧が解除され、かつ前述したように
枠組フレーム11がストッパー85に当接することによ
り、枠組2を固定した枠組フレーム11は搬送台140
における作業板84上の所定位置にてその移動を停止す
る。
【0056】次に、搬送台140の作業板84を図18
に示すように水平状態となるように回動し、さらに図示
略のモータを作動させてシャフト(図示略)を回転させ
、これによりチェーン87,87を回してワーク搬送部
材88,88により枠組フレーム11を押し出し、次工
程である接着剤塗布工程に搬送する。このようにして接
着剤塗布工程に送られた枠組フレーム11は、その枠組
2の一方の側(上側)に接着剤が塗布された後面材貼設
工程に送られる。さらに、面材貼設工程にて枠組2の接
着剤を塗布した側に面材4が貼着され、その後プレス工
程に送られる。そして、プレス工程にて所定時間面材4
が押圧され、これにより面材4が枠組2に確実に固定さ
れた後、この枠組2を固定した枠組フレーム11は脱型
台120に送られる。なお、これら接着剤塗布工程、面
材貼設工程、プレス工程においては、枠組2は枠組フレ
ーム11に固定された状態にあるのはもちろんである。
【0057】次いで、脱型台120の作業板50を図1
7に示すように水平状態となるよう回動し、プレス工程
より図示略の搬送手段によって送られた枠組フレーム1
1を作業板50上に受け入れ、その後枠組フレーム11
の移動レバー33を引き上げてガイドプレート17a,
17b‥を移動させ、枠組2の固定を解除する。
【0058】さらに、この状態のもとでガイドレール5
2,53を図12中実線で示すように回動させ、吸引機
65をガイドレール52,53で案内して枠組フレーム
11内の枠組2上に移動させる。そして、吸引機65に
設けられた真空手段等による吸着体(図示略)を下降さ
せ、枠組2に貼着された面材4を吸着した後、吸着体を
再度上昇させることにより、面材4を貼着した枠組2ご
と枠組フレーム11から脱型する。さらに、吸引機65
をガイドレール52,53で案内させつつ次工程に移動
させることにより、枠組みから一方の側の面材貼着まで
の工程を終了するのである。そして、吸引機65で移送
された枠組は、反転工程により反転されてその内部に断
熱材3が充填され、次いで面材4を貼着していない側に
接着材が塗布され、さらに面材4が貼着されてプレスさ
れた後、サイザー仕上げがなされて製品としての木製パ
ネルとなる。
【0059】一方、枠組2が脱型された後の枠組フレー
ム11は、図18に示すように作業板50が再度45°
に傾斜するよう立ち上げられた後、枠組台130にて枠
組みが終了した後の枠組フレーム11と同時に、前述し
た動作により搬送機94aによって移送され、再度枠組
台130の作業板70上に搬送され、ストッパー71,
72に挟持されてその位置が固定される。なお、前記説
明においては一つの枠組フレーム11の動きを追って説
明したが、枠組フレーム11の循環する各工程には、例
えば各工程毎に一つの枠組フレーム11があるように複
数の枠組フレーム11が流れているのはもちろんである
【0060】このような木製パネル製造装置にあっては
、枠組台130に隣接して配置した搬送台140により
、枠組フレーム11を多くの人手を要することなく次工
程に自動的に搬送することができる。また、脱型台12
0から枠組台130へ枠組フレーム11を搬送する搬送
機94aと、枠組台130から搬送台140へ枠組フレ
ーム11を搬送する搬送機94bとを、同一の搬送チェ
ーン91により同一のレール90上を移動させ、これに
よりこれら搬送機94a,94bをモータ93の作動に
よって連動させたことから、脱型後の枠組フレーム11
の枠組台130への移送と、枠組み後の枠組フレーム1
1の搬送台140への移送とを自動的に、かつ同時に行
うことができ、これによって枠組フレーム11の移送を
容易かつ短時間で行なうことができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の木製パネ
ル製造装置は、枠組台に隣接して配置した搬送台により
、枠体を固定した枠組フレームを多くの人手を要するこ
となく次工程に自動的に搬送することができるようにし
たものであるから、この搬送作業を極めて容易かつ迅速
に行なうことができる。また、脱型台から枠組台へ枠組
フレームを搬送する搬送機と、枠組台から搬送台へ枠組
フレームを搬送する搬送機とを連動させ、脱型後の枠組
フレームの枠組台への移送と、枠組み後の枠組フレーム
の搬送台への移送とを自動的に、かつ同時に行えるよう
にしたものであるから、枠組フレームの移送を容易かつ
短時間で行なうことができ、これにより木質パネルの生
産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の木製パネル製造装置の概略構成図で
ある。
【図2】枠組フレームの平面図である。
【図3】枠組フレームの要部を示す斜視図である。
【図4】枠組フレームの要部を示す断面図である。
【図5】枠組フレームの要部を示す斜視図である。
【図6】枠組フレームの要部を示す断面図である。
【図7】第2のリンク部の構成を示す要部平面図である
【図8】第2のリンク部の構成を示す斜視図である。
【図9】第1のリンク部の構成を示す要部平面図である
【図10】第3のリンク部の構成を示す要部平面図であ
る。
【図11】脱型台の概略構成図である。
【図12】脱型台の動作を説明するための側面図である
【図13】脱型台の要部側面図である。
【図14】ストッパーの概略構成図である。
【図15】ストッパーの概略構成図である。
【図16】搬送機の概略構成図である。
【図17】木製パネル製造装置の動作を説明するための
正面図である。
【図18】木製パネル製造装置の動作を説明するための
正面図である。
【図19】木製パネルの概略構成図である。
【図20】従来の木製パネル製造用の設備を示す図であ
る。
【符号の説明】
1      枠体 1a    框材 1b    框材 2      枠組 10    木製パネル製造装置 11    枠組フレーム 90    レール 91    搬送チェーン 94a  搬送機 94b  搬送機 120  脱型台 130  枠組台 140  搬送台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  框材によって矩形枠状に組まれた枠体
    とこの枠体の両面に貼設された面材とを有してなる木製
    パネルを製造するに際して用いられる木製パネル製造装
    置であって、前記枠体が着脱自在に固定された枠組フレ
    ームを搬入して枠体を枠組フレームから脱型するための
    脱型台と、この脱型台に隣接して配置され、該脱型台か
    ら枠組フレームを受け入れてこの枠組フレーム内に框材
    を配置して枠組みを行なうための枠組台と、この枠組台
    に隣接して配置され、前記枠組台で枠組みされた枠体を
    固定した枠組フレームを受け入れてさらにこれを次工程
    に搬送するための搬送台とからなり、前記脱型台から枠
    組台へ枠組フレームを搬送する搬送機と、枠組台から搬
    送台へ枠組フレームを搬送する搬送機とが連動してなる
    ことを特徴とする木製パネル製造装置。
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