JP2562214B2 - 枠組作業台 - Google Patents

枠組作業台

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、木製パネルを作製する際に用いられる枠組
作業台に関するものである。
[従来の技術] 従来、木質系のプレハブ住宅等にあっては、壁や床あ
るいは屋根等を、合板等によってパネル化したいわゆる
木製パネルによって施工する施工法が行なわれている。
このようなプレハブ住宅の施工に適用される木製パネ
ルは、たとえば第7図に示すような構造である。すなわ
ち縦框および横框を構成する框材1a,1b(芯材)によっ
て四角枠状に組んだ枠体1の内側に縦、横に延在する補
強用芯在2a,2bを配設し、さらにこれら補強用芯材2a,2b
の縦、横の框材1a,1bに囲まれた内部にグラスウール等
の断熱材3を充填するとともに、前記枠体1の表裏両面
に、それぞれ合板からなる面材4,4を貼設したものであ
る。
ところで、従来この種の木製パネルの製造方法にあっ
ては、前工程として枠体1を構成する縦横の框材1a,1b
に相欠き溝加工を施し、これら框材1a,1bの相欠き溝を
組み合わせて枠体1を構成した後、枠体1の内側に前記
補強用芯材2a,2bを設け、さらにこの枠体1の両面に合
板(面材)4,4を貼るといった手段が採られており、こ
れらの製造工程は、従来第8図に示すような製造装置を
使うことによって実施されている。
すなわち、水平な作業用テーブル5aを有する作業台5
に相欠き溝加工を施した框材1a,1bを載せて、二人の作
業員により、これら框材1a,1bを枠状に組んだ後、この
枠状に組んだ枠体1を、同様に水平な作業用テーブル6a
を有する次の作業台6に移し変えて、この作業台6上に
て、十字に組んでなる補強用芯材2a,2bを取り付ける。
なおこの時、各框材1a,1bおよび補強用芯材2a,2b等は、
釘止めして接合する。
次いで、この枠体1を接着剤塗布用の粘着ローラ7aを
有する接着剤塗布装置7に送り、前記粘着ローラ7aを通
すことによって、枠体1の一面に接着材塗布装置7のホ
ッパ7bより流し込まれた接着剤を塗布する。
そしてこの接着剤塗布装置7から次の枠組作業台8の
作業用テーブル8a上に枠体1を移し変え、ここで枠体1
の一面に面材4を貼る。
これを裏返して、次の接着剤塗布装置7に送り、粘着
ローラ7aを通すことによって、枠体1のもう一方の面に
接着剤を塗布する。
さらに、この枠体1の内部に所定の大きさ、形状に切
断した断熱材3を充填した後、次の作業台9の作業用テ
ーブル9aにこの枠体1を移し変えて、枠体1の上面より
面材4を貼り、第7図に示すような木製パネルを製造す
る。
[発明が解決しようとする課題] このような方法によれば、目的の木製パネルを連続的
に製造することができるものの、水平な作業用テーブル
の上で框材や面材等の釘打ちすることとなるので、身体
から離れた側の板等を釘打ちする場合などには、身体を
大きく曲げなければならないなど無理な姿勢を強いら
れ、作業員に肉体的な負担をかけるといった問題があ
る。
またこの方法では、上面が水平面状の作業用テーブル
の上で、相欠き溝加工を施した縦横の框材および補強用
芯材をそれぞれの相欠き溝を合わせることにより枠組を
組み立てているため、従来の枠組作業は、作業員の経験
と勘に頼る部分が多くなり、作業員の熟練が必要とな
る。
そこで、このような相欠き溝加工を施す手法に代わっ
て、各框材と補強用芯材を単に突き合わせて組み合わ
せ、この突き合わせ部分を釘止めするという手法が採用
されつつあるが、この作業を上記作業台の上で行うと、
突き合わせ部分がずれ易く、枠対の形状のずれやゆがみ
等の問題をさらに助長させてしまうこととなり、非常に
作業性が悪いといった問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであっ
て、作業員が無理な姿勢をとることなく楽な作業がで
き、また各作業工程への移送時にも枠体の形状や寸法に
狂いを生じることなくスムーズかつ簡単にこの移送作業
が行えて、規格に正確な形状のパネルを確実に製造でき
るような枠組作業台を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、框材を四角枠
状に組んで枠体とし、該枠体の内部に縦横少なくとも十
字状に組まれた補強用芯材を配設してなる木製パネル用
枠組の作業台であって、基台と、該基台の一側端部に回
動可能に取り付けられて、前記枠体を水平面に対して傾
斜した状態に固定する作業用テーブルとから構成し、か
つ前記作業用テーブルには、枠組の位置を決める第1お
よび第2の定規が作業用テーブルの側部に沿って互いに
直角に交わるように設け、さらに作業用テーブルの上面
には、枠組を構成する枠体の框材および補強用芯材をそ
れぞれ位置決め固定するための多数の枠組ガイドピンを
出没自在に設け、框材および補強用芯材の配設位置に対
応して該枠組ガイドピンの一部を選択的に突出させる制
御機構を備えたことを解決手段とした。
[作用] 枠組作業台の作業用テーブルを上方へ回動させて水平
面に対して適宜の角度傾斜した状態とし、作業用テーブ
ルの枠組ガイドピンの一部を突出させて、傾斜面上で、
上記框材および補強用芯材等を組んで、釘打ちを行い、
所定の形状の枠体を得た後、作業用テーブルを下方へ回
動して元の水平面に戻し、次工程への枠体を移送する。
この際、枠組作業台は、基台と、該基台に取り付けら
れて水平面に対して傾斜した状態に回動可能な作業用テ
ーブルを備えているので、この作業用テーブルに枠体を
載せて作業を行う際には、上記のように適宜の角度に傾
斜した状態とし、また作業が済んで次の工程へ移送する
時には、再び水平面に戻した状態とすればよく、これに
よって、作業を自然な姿勢で無理なく行えるとともに、
また枠体の移送もごく安定した状態で行えるという作用
を有する。
[実施例] 以下、本発明にかかる枠組作業台の一実施例について
第1図ないし第6図を参照しながら説明する。なお、以
下の設定文中、従来例と共通する構成要素には同一の符
号を付してその説明を簡略化する。
第1図ないし第4図は、本発明の枠組作業台の一実施
例を示すものである。図中符号11は基台である。基台11
は例えば作業員の腰の高さと同程度の高さを有し、その
上面が水平になるように設定された台であり、その一側
端部にはヒンジや回転棒などの回転軸12が設けられてお
り、この回転軸12を中心に回動可能なように作業用テー
ブル13が取り付けられている。
作業用テーブル13は、その一側部が上記回転軸12に取
り付けられて、上記基台11の上面に対峙した水平の状態
から、水平面に対して適宜の角度傾斜した状態となるよ
うに、自動回動装置(図示略)あるいは手動などによっ
て回動可能とされ、所定の角度(例えば45゜)に傾斜し
た位置で停止することができるように制御されている。
またこの作業用テーブル13上面には、第4図に示すよ
うに、縦框材1aおよび横框材1bの位置を決める第1の定
規14aおよび第2の定規14bが作業用テーブル13の隣接す
る側部に沿って、互いに直角に交わるように設けられる
とともに、框材1a,1bと縦横の補強用芯材2a,2bとを作業
用テーブル13の上面に位置決め固定する枠組ガイドピン
15,15…が框材1a,1bの枠組位置および補強用芯材2a,2b
の配設位置に対応して、出没自在に配置されている。
この実施例では、第1および第2の定規14a,14bに沿
って縦横に複数本の枠組ガイドピン15,15…が設けられ
ており、その中心に在る4本の枠組ガイドピン15a,15b,
15c,15dが縦横の補強用芯材2a,2bを挾み付けるように設
けられている。なお前記第1および第2の定規14a,14b
は、この作業用テーブルの上に載置された物が、作業用
テーブル13の傾斜時に滑り落ちてしまうことを防止する
機能をも有している。
第5図は、作業用テーブル13に設けられている枠組ガ
イドピン15、および多数の枠組ガイドピン15,15…のう
ちの一部を、框材1a,1bの枠組位置および補強用芯材2a,
2bの配設位置に対応して選択的に突出させる制御機構の
具体的構成を示すものである。作業用テーブル13には、
枠組ガイドピン15,15…を出没させる孔16,16…が設けら
れ、この孔16には、枠組ガイドピン15を上下に案内する
案内装置17が取り付けられている。
この案内装置17は、枠組ガイドピン15を上下に摺動自
在に案内するシリンダー部18と、このシリンダー部18の
下端に一体に取り付けられ、かつプッシュプルワイヤー
19を支持する支持筒部20とを主体として構成されてい
る。
前記シリンダー部18の内部には、枠組ガイドピン15を
下方へ付勢するコイルスプリング21が収納されており、
また、枠組ガイドピン15の下端にはナット22を介してコ
イルスプリング21の一端を受ける受け材23が取り付けら
れている。
一方、前記支持筒部20の内部には、プッシュプルワイ
ヤー19を摺動自在に支持する支持管24が固定され、また
シリンダー部18と支持筒部20との間には、枠組ガイドピ
ン15の下方への移動を規制するストッパー部25が設けら
れている。
なお、この支持筒部20に支持されたプッシュプルワイ
ヤー19の先端は、枠組ガイドピン15の下端のねじ孔26に
螺合されている。
また、前記プッシュプルワイヤー19の他端は、支持筒
部20を介して棒体27に固定され、この棒体27を押圧する
押圧装置28によって押圧されるようになっている。この
押圧装置28は、ピストン29を有する油圧装置30とピスト
ン29に接続された支持板部31とこの支持板部31に支持さ
れかつプッシュプルワイヤー19の移動を制御するカード
32とを主体として構成されている。
そして、前記支持板部31の天板における前記棒体27に
臨む位置には、棒体27の大きさに対応した挿入孔33が形
成され、また、支持板部31は、その案内筒34をガイド棒
35に挿入することにより、前後の移動が安定するように
配慮されている。
そして、カード32は、枠組ガイドピン15の出没を制御
するもので、支持板部31上に差し込まれて棒体を直接押
圧することができるようになっている。なお、このカー
ド32には、棒体27に臨む位置に孔のあいたものが用意さ
れ、この孔の配置の違う複数種類のカード32によって作
業用テーブル13上の複数本の枠組ガイドピン15,15…の
出没を制御するようになっている。
前記棒体27は、押圧装置28の本体部に設けられた案内
筒36に沿って摺動自在とされ、案内装置17のコイルスプ
リング21により、第5図右方に付勢されている。第5図
中の押圧装置28には、1本のプッシュプルワイヤー19と
1つの案内筒36しか図示されていないが、前記押圧装置
28の本体部には他のプッシュプルワイヤー19が接続され
た棒体27を有する複数の案内筒36が設けられ、油圧装置
30により、複数の枠組ガイドピン15,15…を押しあげる
ことができるようになっていることは言うまでもない。
またこの例の枠組作業台10の作業用テーブル13の上面
には、第1図ないし第4図中二点鎖線で示す如く、枠組
フレーム37が載置されるようになっている。
この枠組フレーム37は、框材1a,1bを四角枠状に組ん
で枠体1とし、該枠体1の内部に縦横少なくとも十字状
に組まれた補強用芯材2a,2bを配設し、前記枠体1の両
面に面材4,4を貼設して木製パネルを製造する際に、前
記枠体1を固定し、枠組作業台10上での作業を行い易く
するためのものであって、例えば第6図に示す構成を有
するものである。
第6図中符号38は、縦横の固定バー38a,38bを矩形枠
状に組んでなる固定枠である。この固定枠38の内部に
は、縦バー38a間に取り付けられて横バー38bに対して平
行方向に移動可能とされた横の可動バー39bと、該固定
枠38の横バー38b間に取り付けられて縦バー38aに対して
平行方向に移動可能とされた縦の可動バー39aが設けら
れている。
次に、このような枠組フレーム37を採用して、前記構
成の枠組作業台10を用いて木製パネルを製造する方法に
ついて説明する。
まず、枠組作業台10の作業用テーブルを上方へ回動さ
せて水平面に対して適宜の角度傾斜した状態とし、前記
構成の枠組フレーム37を載せる。
枠組フレーム37の縦横の可動バー39a,39bを適宜動か
して、固定枠38内を該可動バー39a,39bによって4つの
区分に区切り、4つの区分のうちの少なくとも1つの区
分の大きさを、所望する枠体(パネル)の大きさに合致
させるようにする。そして、前記枠組作業台10の作業用
テーブル13の上面に設けられた枠組ガイドピン15,15…
のうち、この区分に相当する位置に在りかる所望する枠
体1の形状に応じて適宜選ばれたもののみを突出させ
る。すなわちこの例では、枠体1の輪郭をなす框材1a,1
bの内側に相当する位置数箇所と、十字状に組まれた補
強用芯材2a,2bの両側に相当する位置数箇所に在る枠組
ガイドピン15,15…のみを選んで、これらの枠組ガイド
ピン15,15…を突出させるカード32を挿入し、自動的に
突出させる。
この時まずこれらの枠組ガイドピン15,15…を押し上
げるカード32を押圧装置28の支持板部31の天板に差し込
み、押圧装置28を作動させ、油圧装置30によりピストン
29を押出す。この操作によりピストン29に接続された支
持板部31が第5図左方に移動し、この支持板部31に支持
されたカード32により棒体27が押圧される。そしてこの
棒体27の摺動によりプッシュプルワイヤー19がコイルス
プリング21の付勢力に抗して押圧されて案内装置17のシ
リンダー部18から枠組ガイドピン15,15…が押し上げら
れる。
このようにして枠組フレーム37の上記一つの区分の大
きさと形状を定めたら、この区分内の上記可動バー39a,
39bと固定枠38と枠組ガイドピン15,15…によって導かれ
た所定の位置に、框材1a,1bを四角枠状に突き合わせた
状態に組む。
続いて、上記框材1a,1bの内部で上記枠組ガイドピン1
5,15…に導かれた所定の位置に、上記框材1a,1bに端部
を突き合わせた状態に補強用芯材2a,2bを配設する。そ
して、この作業用テーブルの傾斜面において各框材1a,1
bの突き合わせ部分を接着、釘打ち等により接合して、
枠体1を形成する。
このように、枠体1の組み立て時、各框材1a,1bおよ
び補強用芯材2a,2bは、枠組フレーム37の可動バー39a,3
9bと固定枠38および枠組ガイドピン15,15…によって正
確に位置付けされるとともに確実にその位置に固定され
ているので、決してずれたりゆがんだりすることなく、
確実に所望の大きさおよび形状の枠体1が得られる。ま
た接着、釘打ち等の接合作業は、作業用テーブル13の傾
斜面にて行なわれるので、たとえば大型のパネル等であ
っても、作業員の身体から遠い側の芯材等にも楽に手が
届くため、一人の作業員がその作業位置を変えることな
く容易に釘打ち等の作業を行うことができ、また無理な
姿勢を取らなくても済むので作業員の負担を軽くするこ
とができる。
また以上の工程により組んだ枠体1を、次の工程へ送
るには、枠組作業台10の作業用テーブル13を元の水平面
に戻した後、押圧装置28の支持板部31を第5図右方へ移
動させれば、コイルスプリング21の作用により枠組ガイ
ドピン15,15…が作業用テーブル13の孔16の中に没する
ので、この状態にて、前工程で組み立てられた枠体1を
枠組フレーム37ごと、次の作業を行う作業台へと移送す
ればよい。
次工程では、前記従来の技術で説明したように、枠体
1の両面に面材4,4が貼られ、木製パネルとして製品化
されるのである。
ここで次工程への移送の際には、前記枠組作業台10で
組まれた枠体1は、枠組フレーム37により確実に固定さ
れているので、枠体1の寸法の狂いが全く発生せず、品
質の向上を図ることができる。
またこのように枠組フレーム37を用いて枠体1の組み
立て作業および移送作業を行えば、従来、框材1a,1bや
補強用芯材2a,2bに相欠き溝加工を施し、この相欠き溝
同士を組み合わせて枠体1を形成するといった面倒な手
法に代わって、框材1a,1bおよび補強用芯材2a,2bを単に
突き合わせたものを釘打ちして枠体1を形成するといっ
た簡便な手法を採用することができるという利点もあ
る。しかしこの場合に、一つの枠組フレーム37を何度で
も循環使用できるので、費用も安くつくうえ、非常に効
率が良い。
なお、前記実施例において示した枠組作業台10や枠組
作業台10に取り突けられた枠組ガイドピン15の構成、枠
組フレーム37の形状等の各構成要素は一例であって、木
製パネルの設計要求等に基づき種々変更可能であること
は言うまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明にかかる枠組作業台は上
記構成を有しているので、各作業を実施する際と枠体を
移送する際とでは、その姿勢を適宜変更することができ
る、すなわち、各作業を行う時には、作業台の作業用テ
ーブルを上方へ回動して水平面に対して適宜の角度傾斜
した状態とすれば、たとえ大形のパネルであっても、作
業員の身体から離れた側の端部にまで楽に手が届き、一
人の作業員が無理な姿勢を取ることなく楽に所定の作業
を行うことができる。したがって、作業員が身体を傷め
たり、過度の疲労を覚えたりすることなく、その身体に
かかる負担を最小限に止どめることができる。またこの
時、作業用テーブルの上面には、枠体の框材および補強
用芯材をそれぞれ位置決め固定するための多数の枠組ガ
イドピンが出没自在に設けられるとともに、框材および
補強用芯材の配設位置に対応して枠組ガイドピンの一部
を選択的に突出させる制御機構を備えているので、框材
および補強用芯材を正確に位置付けすることができ、規
格に合った正確な形状の枠体を確実に組むことができ
る。したがって、経験の浅い作業員でも容易に枠組作業
を行うことができる。さらに、框材および補強用芯材の
形状や寸法の変更、補強用芯材の配置の変更にも柔軟
に、かつ容易に対応することができ、各種の枠体の枠組
作業に幅広く適用可能である。また各工程間を移送する
際には、作業台の作業用テーブルを水平面に戻した状態
とすれば、その移送の際に、枠体の形状や寸法等に狂い
が生じることなく、作業用テーブル上に滑らすようにし
て、無理なくスムーズに次の工程へと枠体を移送するこ
とができる。したがって、このように各作業が楽な姿勢
で効率良く実施できるため、一人の作業員によって作業
が行え、コスト低減を図り、省スペース、省エネルギー
の木製パネル製造ラインを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、本発明にかかる枠組作業台の一
実施例を示すもので、第1図は斜視図、第2図および第
3図はそれぞれ作業用テーブルを水平面および傾斜面と
した時の側面図、第4図は平面図であり、第5図は、第
1図の枠組作業台に取り付けられた枠組ガイドピンの具
体的構成の一例を示す側断面図であり、第6図は、第1
の枠組作業台に載せて使用される枠組フレームの一例を
示す平面図であり、第7図および第8図は従来技術を説
明するためのものであって、第7図は木製パネルの一部
を切欠した斜視図、第8図は従来の木製パネルの製造方
法の一例を示す構成図である。 1……枠体、1a,1b……框材、 2a,2b……補強用芯材、4……面材、 10……枠組作業台、11……基台、 13……作業用テーブル、 14a,14b……定規、 15……枠組ガイドピン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】框材を四角枠状に組んで枠体とし、該枠体
    の内部に縦横少なくとも十字状に組まれた補強用芯材を
    配設してなる木製パネル用枠組の作業台であって、 基台と、該基台の一側端部に回動可能に取り付けられ
    て、前記枠体を水平面に対して傾斜した状態に固定する
    作業用テーブルとから構成され、かつ前記作業用テーブ
    ルには、枠組の位置を決める第1および第2の定規が作
    業用テーブルの側部に沿って互いに直角に交わるように
    設けられ、さらに作業用テーブルの上面には、枠組を構
    成する枠体の框材および補強用芯材をそれぞれ位置決め
    固定するための多数の枠組ガイドピンが出没自在に設け
    られ、框材および補強用芯材の配設位置に対応して該枠
    組ガイドピンの一部を選択的に突出させる制御機構を備
    えてなることを特徴とする枠組作業台。
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