JPH04297319A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH04297319A
JPH04297319A JP6325091A JP6325091A JPH04297319A JP H04297319 A JPH04297319 A JP H04297319A JP 6325091 A JP6325091 A JP 6325091A JP 6325091 A JP6325091 A JP 6325091A JP H04297319 A JPH04297319 A JP H04297319A
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JP
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bevel gear
shaft
duct
air
gear
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Koichi Ito
公一 伊藤
Akihito Higashihara
昭仁 東原
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は膜状部材を用いて通風状
態を変更する車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】膜状部材を用いて通風状態を変更する車
両用空調装置の従来技術として、日本電装公開技報70
−025(1990年2月15日発行)に提示した技術
がある。
【0003】ところで上記従来技術では、吹出口切替え
ダンパとしてフィルムダンパを用いており、そのフィル
ムダンパの両端はそれぞれ別々のシャフトに巻き取られ
ている。そしてフィルムダンパの両端を巻き取っている
2つのシャフトは互いにベルトによって連結しており、
モータを駆動することによってベルトを動かし、フィル
ムダンパの巻き取り、送り出しを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来技術の
ように、2つのシャフトを連結する手段としてベルトを
用いると、ベルトが配設されるべき部分にサ−ボモ−タ
のような障害物ないし突起物があるような場合、ベルト
ではその障害物等を避けて配設することは困難である。 また車室内空間が狭いということから、上記連結手段と
してコンパクトなものが望まれる。
【0005】そこで本発明は上記問題に鑑み、組付誤差
や障害物等に容易に対応することができるようにシャフ
ト間を連結する手段が設けられ、かつこの手段がダクト
の側面から突出する寸法が短い車両用空調装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、車室内に向かって空気を導入するためのダ
クトと、該ダクト内に配設され、前記空気の温度を調整
する温度調整手段と、該温度調整手段よりの前記空気を
車室内に向かって吹き出すために、前記ダクトの車室側
の一部に穴を開けて設けられた複数の吹出口と、前記ダ
クトの側面に回転自在に支持された第1シャフトおよび
第2シャフトと、前記ダクト内に配設され、前記空気の
前記ダクト内での通風状態を変えるための開口部を有し
、両端を前記第1シャフトおよび前記第2シャフトに巻
き取られた膜状部材と、前記第1シャフトを回転駆動す
る駆動手段と、前記第1シャフトに連結された第1かさ
歯車と、前記第2シャフトに連結された第2かさ歯車と
、前記第1かさ歯車の回転を前記第2かさ歯車へ伝え、
一端に前記第1かさ歯車と噛み合う第3かさ歯車を有し
、他端に前記第2かさ歯車と噛み合う第4かさ歯車を有
する回転ケーブルと、前記第1かさ歯車と前記第3かさ
歯車とを噛み合わせるように前記第3かさ歯車を回転自
在に支持し、かつ前記ダクトに固定された第1歯車支持
部材と、前記第2かさ歯車と前記第4かさ歯車とを噛み
合わせるように前記第4かさ歯車を回転自在に支持し、
かつ前記ダクトに固定された第2歯車支持部材とを備え
る車両用空調装置をその要旨とする。
【0007】
【作用】第1かさ歯車と第3かさ歯車とは、第1かさ歯
車の軸とほぼ直角な平面内において色々な角度で噛み合
わせることができ、また第2かさ歯車と第4かさ歯車と
も色々な角度で噛み合わせることができる。ここで第1
かさ歯車と第3かさ歯車とが噛み合っているときの上記
角度が、第2かさ歯車と第4かさ歯車とが噛み合ってい
るときの上記角度と異なる場合においても、回転ケーブ
ルは柔軟性を有しているので、回転ケーブルの両端部で
ある第3かさ歯車および第4かさ歯車を第1かさ歯車お
よび第2かさ歯車に噛み合わせることができる。それ故
、第1シャフトと第2シャフトとの間に突起物がある場
合や、組付時における寸法のばらつきがある場合にも、
回転ケーブルは柔軟に対応できる。そして駆動手段が第
1シャフトを回転させると、第1シャフトの回転は第1
かさ歯車、第3かさ歯車、第4かさ歯車、および第2か
さ歯車を介して第2シャフトに伝わり、膜状部材を巻き
取ったり送り出したりすることができる。また相互のか
さ歯車間で各々の回転軸方向をほぼ直角に急変できるた
め、ダクト側面から突出する寸法を少なくすることがで
きる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では第1シャ
フトの回転を第2シャフトに伝える手段として、柔軟性
の有る回転ケーブルを用いているので、第1シャフトと
第2シャフトとの間に寸法のずれや突起物等が有る場合
においても、第1シャフトの回転を容易に第2シャフト
に伝えることができる。またかさ歯車と回転ケーブルを
組み合わせることで、さらに回転ケーブルの配設方向の
自由度が増し、かつコンパクトな装置を得ることができ
る。
【0009】
【実施例】次に本発明の第1実施例を図1および図2に
基づいて説明する。図2は第1実施例における車両用空
調装置全体を示した全体構成図であり、ダクト1はヒ−
タコア等の温度調節手段を収納している。ダクト1内に
は、最も風上部に、ダクト1内に空気を送風するブロワ
(図示しない)が、図2の2に示す破線に囲まれた部分
に配設されている。ブロワの風下部には、ブロワから送
風された空気を冷却する、温度調整手段をなすエバポレ
−タ3が配設され、エバポレ−タ3の直下流部には、エ
バポレ−タ3によって冷却された冷風を加熱して温風に
するヒ−タコア4が配設されている。またエバポレ−タ
4を通風してきた冷風は第1通路5および第2通路6を
通って車室内へ吹き出される。
【0010】ダクト1の車室側には、乗員の足元へ向か
って空気を送風するためのヒート吹出口7、フロントガ
ラスへ向かって空気を送風するためのデフロスタ吹出口
8、および乗員の上半身へ向かって空気を送風するため
のベント吹出口9が形成されている。なおヒート吹出口
7から送風される空気は、紙面垂直方向に吹き出される
【0011】ヒ−タコア4の図中上方右側には、第1プ
ーリ10がダクト1の紙面手前側に配設されている。第
1プーリ10の紙面裏側には、図示していない第3シャ
フトが紙面垂直方向に、回転自在にダクト1に支持され
ている。また第1プーリ10と上記第3シャフトとは連
結しており、第3シャフトの回転に伴って第1プーリ1
0も回転する。
【0012】ヒ−タコア4の図中右側には、第2プーリ
12がダクト1の紙面手前側に配設されている。第2プ
ーリ12の紙面裏側には、図示していない第4シャフト
が紙面垂直方向に、回転自在にダクト1に支持されてい
る。また第2プーリ12と上記第4シャフトとは連結し
ており、第2プーリ12の回転に伴って第4シャフトも
回転する。
【0013】第3シャフトは中身が中空状になっており
、その中空部分には互いに連結している第1DCモータ
と第1減速機(図示しない)とが内蔵されている。ここ
で第1減速機の外周面と第3シャフトの内周面とが接着
されているので、第1減速機から突出している第1出力
軸(図示しない)をダクト1に固定することによって、
第1DCモータを駆動すると第1DCモータ、第1減速
機、および第3シャフトが一緒に回転する。なお第1D
Cモータ、第1減速機、および第1出力軸の構造につい
ては、後述する図2の第2DCモータ27、第2減速機
28、および第2出力軸29の構造と同じなので、図示
するのは省略した。
【0014】第1プーリ10と第2プーリ12とはタイ
ミングベルト17によって連結されており、第1プーリ
10の回転が第2プーリ12へ伝わるようになっている
。そして第1DCモータの駆動によって第3シャフトが
回転すると、第3シャフトの回転が第1プーリ10、タ
イミングベルト17、および第2プーリ12を介して第
4シャフトへと伝わり、第4シャフトも回転する。
【0015】第1プーリ10の図中直下部分には、回転
自在の第1中間シャフト18が紙面垂直方向にダクト1
に支持されている。可撓性のフィルムで形成され、空気
を通風することのできる開口部を有した第1フィルムダ
ンパ19は、図中破線で示されており、一端が第1プー
リ10裏の第3シャフトに巻き取られ、他端が第2プー
リ12裏の第4シャフトに巻き取られている。また第1
フィルムダンパ19は第3シャフト、第1中間シャフト
18、ヒ−タコア4の図中上方側面部、ヒ−タコア4の
上流側側面部、ヒ−タコア4の図中下方側面部、および
第4シャフトに渡って張設されている。そして第3シャ
フトを回転させて第1フィルムダンパ19を移動させる
ことによって、車室内へ送風する空気の温度を調整する
。また第1フィルムダンパ19には、その進行方向に対
して平行で一列かつ等間隔に小さな穴(図示していない
)が設けられている。この小さな穴の列は、後述する第
1フォトインタラプタ20が第1フィルムダンパ19の
位置を検出するための被検出部である。
【0016】第1フォトインタラプタ20は2つのフォ
トインタラプタで構成され、この2つのフォトインタラ
プの間隔が、第1フィルムダンパ19に設けられた小さ
な穴(被検出部)1つ1つの間隔の1.5倍となるよう
に形成されている。この2つのフォトインタラプタはコ
の字状をしており、第1フィルムダンパ19の被検出部
を挟み込むようにダクト1に固定されている。そして第
1フィルムダンパ19が移動すると、2つのフォトイン
タラプタが第1フィルムダンパ19の被検出部を交互に
検出して、その都度発信する信号を図示しないマイクロ
コンピュ−タに入力し、第1フィルムダンパ19の位置
検出を行う。
【0017】ヒート吹出口7の図中右側下部分には、第
1ギアボックス21がダクト1の紙面手前側に配設され
ている。以下、図1と図2を用いて説明する。また第1
ギアボックス21に覆われて図示されていない第1かさ
歯車22も、ダクト1の紙面手前側に配設されている。 第1かさ歯車22の紙面裏側には、図示していない第1
シャフト23が、紙面垂直方向に回転自在にダクト1に
支持されている。また第1かさ歯車22と第1シャフト
23とは連結しており、第1シャフト23の回転に伴っ
て第1かさ歯車22も回転する。
【0018】ベント吹出口9の図中右側端部の直下部分
には、第2かさ歯車24がダクト1の紙面手前側に配設
されている(なお、図2では第2ギアボックス26を外
して図示してある)。第2かさ歯車24の紙面裏側には
、第2シャフト25が、図2の紙面垂直方向に回転自在
にダクト1に支持されている。また第2かさ歯車24と
第2シャフト25とは連結しており、第2かさ歯車24
の回転に伴って第1シャフト23も回転する。また本実
施例では、第1かさ歯車22をカバーするために第1ギ
アボックス21が装着されたのと同様に、第2かさ歯車
24をカバーするために第2ギアボックス26が装着さ
れている。
【0019】第1シャフト23は中身が中空状になって
おり、その中空部分には互いに連結している第2DCモ
ータ27と第2減速機28とが内蔵されている。ここで
第2減速機28の外周面と第1シャフト23の内周面と
が接着されているので、第2減速機28から突出してい
る第2出力軸29をダクト1に固定することによって、
第2DCモータ27を駆動すると第2DCモータ27、
第2減速機28、および第1シャフト23が一緒にダク
ト1に対して回転する。
【0020】第1かさ歯車22と第2かさ歯車24とは
、可撓性の回転ケーブル30によって連結されている。 また回転ケーブル30は、第1かさ歯車22側一端に第
3かさ歯車31を有し、第2かさ歯車24側一端に第4
かさ歯車32を有している。第1ギアボックス21は第
1歯車支持部材を構成しており、第1かさ歯車22と第
3かさ歯車31とが噛み合った状態となるように、第1
かさ歯車22と第3かさ歯車31を固定している。 また第2ギアボックス26は第2歯車支持部材を構成し
ており、第2かさ歯車24と第4かさ歯車32とが噛み
合った状態となるように、第2かさ歯車24と第4かさ
歯車32を固定している。
【0021】そして第2DCモータ27の駆動によって
第1シャフト23が回転すると、第1シャフト23の回
転が第1かさ歯車22、第3かさ歯車31、回転ケーブ
ル30、第4かさ歯車32、および第2かさ歯車24を
介して第2シャフト25へと伝わり、第2シャフト25
も回転する。
【0022】ヒート吹出口7とデフロスタ吹出口8との
境界部分には、回転自在の第2中間シャフト33が図2
の紙面垂直方向にダクト1に支持されている。またデフ
ロスタ吹出口8とベント吹出口9との境界部分には、回
転自在の第3中間シャフト34が紙面垂直方向にダクト
1に支持されている。
【0023】可撓性のフィルムで形成され、空気を通風
することのできる開口部を有した第2フィルムダンパ3
5は、図中破線で示されており、一端が第1シャフト2
3に巻き取られ、他端が第2シャフト25に巻き取られ
ている。また第2フィルムダンパ35は第1シャフト2
3、第2中間シャフト33、第3中間シャフト34、お
よび第2シャフト25に渡って張設されている。そして
第1シャフト23を回転させて第2フィルムダンパ35
を移動させることによって、各吹出口から吹き出す空気
の割合を調整する。また第2フィルムダンパ35には、
その進行方向に対して平行で一列かつ等間隔に小さな穴
(図示していない)が設けられている。この小さな穴の
列は、後述する第2フォトインタラプタ36が第2フィ
ルムダンパ35の位置を検出するための被検出部である
【0024】第2フォトインタラプタ36は2つのフォ
トインタラプタで構成され、この2つのフォトインタラ
プの間隔が、第2フィルムダンパ35に設けられた小さ
な穴(被検出部)1つ1つの間隔の1.5倍となるよう
に形成されている。この2つのフォトインタラプタはコ
の字状をしており、第2フィルムダンパ35の被検出部
を挟み込むようにダクト1に固定されている。そして第
2フィルムダンパ35が移動すると、2つのフォトイン
タラプタが第2フィルムダンパ35の被検出部を交互に
検出して、その都度発信する信号を図示しないマイクロ
コンピュ−タに入力し、第2フィルムダンパ35の位置
検出を行う。
【0025】第2プーリ12の図2中上方には、回転自
在の冷風バイパスダンパシャフト37が紙面垂直方向に
ダクト1に支持されており、このシャフト37には冷風
バイパスダンパ38の端部が固定されている。また図示
していないサ−ボモ−タと冷風バイパスダンパシャフト
37とが連結しており、このサ−ボモ−タが冷風バイパ
スダンパシャフト37を回転駆動することによって冷風
バイパスダンパ38の開閉を行う。
【0026】仕切り板39は、第2プーリ12の紙面裏
側に支持されている第4シャフトから冷風バイパスダン
パシャフト37までの幅をもって紙面垂直方向に設けら
れており、第2通路6および冷風バイパス通路40を通
ってきた冷風が、図中仕切り板39より左側に漏れない
ようになっている。
【0027】空調空気の一部はリアフット吹出口41か
ら後部座席の足元に向かって吹き出される。また、エバ
ポレ−タ3と空気とが熱交換することによって生じるド
レン水は、ドレン水排出口42から車外へ排出される。
【0028】次に図1に基づいて本実施例のポイントを
説明する。ここで図1は図2のA−A矢視一部断面図で
ある。第2出力軸29は断面がD字状になっており、そ
のD字部分がダクト1と噛み合って固定されている。第
2出力軸29がダクト1に固定されているので、第2D
Cモータ27が駆動すると、第2出力軸29を軸として
第2DCモータ27と第2減速機28が回転する。とこ
ろで第2減速機28と第1シャフト23とは接着してい
るので、第2DCモータ27と第2減速機28が回転す
るとそれに伴って第1シャフト23も回転する。つまり
第2DCモータ27および第2減速機28を第1シャフ
ト23の内部に内蔵しても、第1シャフト23を回転さ
せることができる。
【0029】一端が第2DCモータ27に接続されてい
る電源コード43は、第1シャフト23の紙面手前側先
端部に設けられている第1穴部44を通り、かつ第1か
さ歯車22の回転軸部分を通って、他端が図示しない制
御装置に接続されている。
【0030】ところで第1穴部44の断面形状は、対向
する直線部を有し、各々の両端が曲線部にて連続してい
る。また第1かさ歯車22の先端部の断面形状も第1穴
部44の断面形状と同じである。そして第1かさ歯車2
2の先端部と第1穴部44とはダクト1を挟んで密着固
定されているので、第1シャフト23が回転すると第1
かさ歯車22もそれに伴って回転する。
【0031】第1かさ歯車22と第3かさ歯車31とは
噛み合っているので、第1かさ歯車22が回転すると第
3かさ歯車31も回転する。第3かさ歯車31が回転す
ると回転ケーブル30を介して第4かさ歯車32も同方
向に回転する。また第4かさ歯車32と第2かさ歯車2
4とは噛み合っているので、第4かさ歯車32が回転す
ると第2かさ歯車24も回転する。
【0032】ところで第1ギアボックス21は、第1か
さ歯車22および第3かさ歯車31を、各々の回転軸の
方向がほぼ直角でかつ各々の歯車が噛み合った状態とな
るように固定し、かつダクト1に固定されている。また
第2ギアボックス26は、第4かさ歯車32および第2
かさ歯車24を、各々の回転軸の方向がほぼ直角でかつ
各々の歯車が噛み合った状態となるように固定し、かつ
ダクト1に固定されている。
【0033】第2シャフト25の紙面手前側先端部には
第2穴部45が設けられており、第2穴部45の断面形
状は、対向する直線部を有し、各々の両端が曲線部にて
連続している。また第2かさ歯車24の先端部の断面形
状も第2穴部45の断面形状と同じである。そして第2
穴部45と第2かさ歯車24の先端部とが、ダクト1を
挟んで密着固定されて連結しているので、第2かさ歯車
24が回転すると第2シャフト25も同方向に回転する
【0034】また図2において第2フィルムダンパ35
を仮想的に示した。また46に示す部分は第2フィルム
ダンパ35の開口部である。上述の第1実施例のように
、可撓性の回転ケーブルで第1シャフトと第2シャフト
とを連結すると、回転ケーブルの回転軸が多少曲がった
状態で配設されても第1シャフトの回転を第2シャフト
へ伝えることができる。
【0035】また第1実施例では第1かさ歯車と第3か
さ歯車とを第1ギアボックスで固定し、第2かさ歯車と
第4かさ歯車とを第2ギアボックスで固定したが、第1
ギアボックスおよび第2ギアボックスはかさ歯車を覆う
ケース状をしているので、第1ギアボックスおよび第2
ギアボックスはかさ歯車を周囲の水、塵埃等から保護す
ることもできる。
【0036】また第1実施例では、第1かさ歯車と第3
かさ歯車とが、各々の回転軸の方向がほぼ直角となるよ
うに噛み合い、第2かさ歯車と第4かさ歯車とも、各々
の回転軸の方向がほぼ直角となるように噛み合っている
。このように回転ケーブルと第1シャフトとの間にかさ
歯車を用いたり、回転ケーブルと第2シャフトとの間に
かさ歯車を用いると、かさ歯車を用いないで回転ケーブ
ルを直接第1シャフトおよび第2シャフトに連結する場
合に比べて余分なスペースを使う必要がなくなる。
【0037】また第1実施例では、第1シャフトの内部
にDCモータおよび減速機を内蔵しているので、従来の
ようにダクトの外にモータを配設する場合に比べて余分
なスペースを使う必要がなくなる。
【0038】また第1実施例では、フィルムダンパに直
接被検出部を設け、その被検出部を2つのフォトインタ
ラプタで検出しているので、フィルムダンパを正確な位
置で停止させることができる。
【0039】ところで第1実施例では、かさ歯車および
回転ケーブルを吹出口切替えダンパに適用したが、エア
ミックスダンパ(図2の19)に適用しても良い。次に
、回転ケーブルが可撓性であることを利用した第2実施
例について、図3に基づいて説明する。ここで図3は回
転ケーブルが配設される部分に突起物がある場合の、回
転ケーブルの配設状態を模式的に示した模式的斜視図で
ある。
【0040】図3のように、回転ケーブル30の配設部
分に突起物47が有るような場合でも、第1かさ歯車2
2と第3かさ歯車31とを噛み合わせる位置、および第
2かさ歯車24と第4かさ歯車32とを噛み合わせる位
置を初期組付のときに調節して組付ければ、突起物47
を避けて回転ケーブル30を配設することができる。回
転ケーブル30は可撓性なので、図3のように湾曲して
配設されても、第1シャフト23の回転を第2シャフト
25へ伝えることができる。
【0041】なお上記第1実施例および第2実施例にお
いて、膜状部材は第2フィルムダンパ35であり、駆動
手段は第2DCモータ27および第2減速機28である
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すところの、図2にお
けるA−A矢視一部断面図である。
【図2】第1実施例における車両用空調装置全体を示し
た全体構成図である。
【図3】第2実施例における回転ケーブルの配設状態を
模式的に示した模式的斜視図である。
【符号の説明】 1  ダクト 3,4  温度調整手段 7,8,9  複数の吹出口 23  第1シャフト 25  第2シャフト 35  膜状部材 27,28  駆動手段 22  第1かさ歯車 24  第2かさ歯車 31  第3かさ歯車 32  第4かさ歯車 30  回転ケーブル 21  第1歯車支持部材 26  第2歯車支持部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車室内に向かって空気を導入するため
    のダクトと、該ダクト内に配設され、前記空気の温度を
    調整する温度調整手段と、該温度調整手段よりの前記空
    気を車室内に向かって吹き出すために、前記ダクトの車
    室側の一部に穴を開けて設けられた複数の吹出口と、前
    記ダクトの側面に回転自在に支持された第1シャフトお
    よび第2シャフトと、前記ダクト内に配設され、前記空
    気の前記ダクト内での通風状態を変えるための開口部を
    有し、両端を前記第1シャフトおよび前記第2シャフト
    に巻き取られた膜状部材と、前記第1シャフトを回転駆
    動する駆動手段と、前記第1シャフトに連結された第1
    かさ歯車と、前記第2シャフトに連結された第2かさ歯
    車と、前記第1かさ歯車の回転を前記第2かさ歯車へ伝
    え、一端に前記第1かさ歯車と噛み合う第3かさ歯車を
    有し、他端に前記第2かさ歯車と噛み合う第4かさ歯車
    を有する回転ケーブルと、前記第1かさ歯車と前記第3
    かさ歯車とを噛み合わせるように前記第3かさ歯車を回
    転自在に支持し、かつ前記ダクトに固定された第1歯車
    支持部材と、前記第2かさ歯車と前記第4かさ歯車とを
    噛み合わせるように前記第4かさ歯車を回転自在に支持
    し、かつ前記ダクトに固定された第2歯車支持部材とを
    備えることを特徴とする車両用空調装置。
JP06325091A 1991-03-27 1991-03-27 車両用空調装置 Expired - Lifetime JP3203668B2 (ja)

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