JPH0429683B2 - - Google Patents

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JPH0429683B2
JPH0429683B2 JP5040983A JP5040983A JPH0429683B2 JP H0429683 B2 JPH0429683 B2 JP H0429683B2 JP 5040983 A JP5040983 A JP 5040983A JP 5040983 A JP5040983 A JP 5040983A JP H0429683 B2 JPH0429683 B2 JP H0429683B2
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【発明の詳細な説明】 本発明はポリα−オレフインの製造方法に関
し、詳しくは特定の平均粒径および粒径分布を有
するマグネシウム化合物を用いて調整した活性化
チタン触媒成分と有機金属化合物を主成分とする
触媒を使用してα−オレフインを重合することに
よつて、粒径が揃つて嵩密度が高く、しかも高度
に立体規則性を有するポリα−オレフインを高活
性で製造する方法に関する。 従来からマグネシウムとチタンを含有する固体
触媒成分と有機金属化合物からなる触媒を用いて
立体規則性の高いポリα−オレフインを得る方法
は各種のものが提案されている(特開昭56−
74103号公報、同56−99207号公報、同56−115301
号公報、同56−120711号公報、同56−166205号公
報、同57−633085号公報など)。 しかしながら、これら従来方法では、得られる
重合体はその粒子の大きさが不揃いであり、特に
粒径150μ未満の微粉が比較的多く、これが様様
なトラブルの原因となる場合が多かつた。そのた
め、生成する重合体粒子の粒度分布を狭くするよ
うに調整した触媒を用いて重合を行なうと、上記
トラブルは解消するが、生成重合体粒子の嵩密度
が低下するなどの他の問題が生ずる欠点がある。 本発明の目的は、嵩密度が高く、しかも粒度の
揃つた粒度分布の狭い重合体(ポリα−オレフイ
ン)を効率よく製造することにあり、本発明者ら
はかかる観点より鋭意研究を重ねた。その結果、
活性化チタン触媒成分を調製する際に用いるマグ
ネシウム化合物として、特定の平均粒径ならびに
粒径分布を有するものを水処理して得られるマグ
ネシウム化合物を充当することによつて、目的を
達成しうることを見出し、本発明を完成するに至
つた。 すなわち本発明は、(A)マグネシウム化合物と四
ハロゲン化チタンとの反応生成物および(B)有機ア
ルミニウム化合物を主成分とする触媒を用いてα
−オレフインを単独重合あるいは共重合してポリ
α−オレフインを製造する方法において、一般式
Mg(OR1oX1 2-o(式中、R1は炭素数1〜10のア
ルキル基を示し、X1はハロゲン原子を示す。ま
たnは1.0〜2.0の実数を示す。)で表わされ、か
つその平均粒径が20〜100μであると共に10μ以下
の粒子が10重量%以下である粒径分布を有する化
合物を、該化合物に対して0.1〜3.0重量%の水で
処理したものを前記(A)成分におけるマグネシウム
化合物として用いることを特徴とするポリα−オ
レフインの製造方法を提供するものである。 本発明に用いるマグネシウム化合物は、前述し
た如く一般式Mg(OR1oX1 2-oで表わされるもの
であり、具体的にはマグネシウムジメトキシド、
マグネシウムジエトキシド、マグネシウムジプロ
ポキシド、マグネシウムジプトキシドなどのマグ
ネシウムジアルコキシドあるいはマグネシウムモ
ノクロロメトキシド、マグネシウムモノクロロエ
トキシド、マグネシウムモノクロロプロポキシド
などのマグネシウムモノハロゲン化モノアルコキ
シドなどをあげることができる。本発明では、こ
れらのマグネシウム化合物のうち平均粒径20〜
100μ、好ましくは20〜60μであつて、10μ以下の
粒子が10重量%以下であるような粒径分布を有す
るものを原料として、これをこの原料マグネシウ
ム化合物に対して0.1〜3.0重量%の水にて処理し
て得られたものを、(A)成分を調製する際のマグネ
シウム化合物として用いる。 上述のマグネシウム化合物において、平均粒径
が20μ未満のものでは、生成するポリα−オレフ
イン粒子として150μ未満の微粉の生成が多くな
り、ハンドリングの面で好ましくない。一方、マ
グネシウム化合物の平均粒径が100μを越えると、
生成するポリα−オレフインの粗大粒子(1000μ
以上)が生成し、製造装置のトラブルを招きやす
い。また、マグネシウム化合物の粒径分布は、本
来粒径10μ以下の粒子は無い方が好ましいが、10
重量%以下であれば、得られるポリα−オレフイ
ン粒子中の微粉末の量も少なく実用上支障のない
程度に抑えることができる。さらに、上記マグネ
シウム化合物を水処理するに際しては、水の量を
マグネシウム化合物に対して0.1〜3.0重量%とす
べきであり、0.1重量%未満では、得られるポリ
α−オレフインの嵩密度が低く、逆に3重量%を
越えると触媒活性が低下する。なお、マグネシウ
ム化合物の結晶性が低い場合には、水処理にあた
つて水の量を上述の範囲内でやや多目に設定する
ことが好ましい。 ここでマグネシウム化合物の水処理の方法とし
ては、様々なものが考えられ、特に制限はない
が、例えば前述したマグネシウム化合物の粒子に
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の不活性溶媒を
加えてスラリー化し、攪拌下に水を少量ずつ添加
してマグネシウム化合物粒子に水を均一に含ませ
るように処理したり、あるいは別法として固形の
マグネシウム化合物粒子に水蒸気を接触させるこ
とによつて行なつてもよい。 本発明では上述の水処理によつて得られたマグ
ネシウム化合物を用い、これと四ハロゲン化チタ
ンを反応させて触媒の(A)成分を調製するわけであ
る。四ハロゲン化チタンとしては、TiCl4
TiBr4,TiI4があるが四塩化チタンが好ましい。 本発明の方法に用いる触媒の(A)成分の調製は、
前述したマグネシウム化合物と四ハロゲン化チタ
ンを反応させることにより行なうが、この際の反
応条件は特に制限はないが、通常はマグネシウム
化合物1モルに対して四ハロゲン化チタンを0.5
〜100モル、好ましくは1〜50モルの範囲で加え、
0〜200℃にて5分〜10時間、好ましくは30〜150
℃にて30分〜5時間反応させる。この反応は必要
に応じてペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の不活
性溶媒を用いることも可能である。また、上述の
反応は電子供与性化合物の存在下で行なうことも
有効であり、あるいは予め前述のマグネシウム化
合物を電子供与性化合物と反応させておき、得ら
れた生成物を四ハロゲン化チタンと反応させるこ
ともできる。ここで用いる電子供与性化合物は、
通常は酸素、窒素、リンあるいは硫黄を含有する
有機化合物である。具体的にはアミン類、アミド
類、ケトン類、ニトリル類、ホスフイン類、ホス
ホルアミド類、エステル類、チオエーテル類、チ
オエステル類、酸無水物類、酸ハライド類、アル
デヒド類、有機酸類などがあげられる。 より具体的には、安息香酸、p−オキシ安息香
酸のような芳香族カルボン酸の如き有機酸;無水
コハク酸、無水安息香酸、無水p−トルイル酸の
ような酸無水物;アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、アセトフエノン、
ベンゾフエノン、ベンゾキノンなどの炭素数3〜
15のケトン類;アセトアルデヒド、プロピオンア
ルデヒド、オクチルアルデヒド、ベンズアルデヒ
ド、トルアルデヒド、ナフトアルデヒドなどの炭
素数2〜15のアルデヒド類;ギ酸メチル、酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ビニル、酢酸プロピル、
酢酸オクチル、酢酸シクロヘキシル、プロピオン
酸エチル、酪酸メチル、吉草酸エチル、クロル酢
酸メチル、ジクロル酢酸エチル、メタクリル酸メ
チル、クロトン酸エチル、ピバリン酸エチル、マ
レイン酸ジメチル、シクロヘキサンカルボン酸エ
チル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香
酸プロピル、安息香酸ブチル、安息香酸オクチ
ル、安息香酸シクロヘキシル、安息香酸フエニ
ル、安息香酸ベンジル、トルイル酸メチル、トル
イル酸エチル、トルイル酸アミル、エチル安息香
酸エチル、アニス酸メチル、アニス酸エチル、エ
トキシ安息香酸エチル、P−ブトキシ安息香酸エ
チル、o−クロル安息香酸エチル、ナフトエ酸エ
チル、γーブチロラクトン、δ−バレロラクト
ン、クマリン、フタリド、炭酸エチレンなどの炭
素数2〜18のエステル類;アセチルクロリド、ベ
ンジルクロリド、トルイル酸クロリド、アニス酸
クロリドなどの炭素数2〜15の酸ハライド類;メ
チルエーテル、エチルエーテル、イソプロピルエ
ーテル、n−ブチルエーテル、アミルエーテル、
テトラヒドロフラン、アニソール、ジフエニルエ
ーテル、エチレングリコールブチルエーテルなど
の炭素数2〜20のエーテル類;酢酸アミド、安息
香酸アミド、トルイル酸アミドなどの酸アミド
類;トリブチルアミン、N,N′−ジメチルピペ
ラジン、トリベンジルアミン、アニリン、ピリジ
ン、ピコリン、テトラメチルエチレンジアミンな
どのアミン類;アセトニトリル、ベンゾニトリ
ル、トルニトリルなどのニトリル類;テトラメチ
ル尿素、ニトロベンゼン、リチウムブチレートな
どを例示することができる。このうち好ましく
は、エステル類、エーテル類、ケトン類、酸無水
類などである。とりわけ、芳香族カルボン酸のア
ルキルエステル、例えば安息香酸、p−メトキシ
安息香酸、p−エトキシ安息香酸、トルイル酸の
如き芳香族カルボン酸の炭素数1〜4のアルキル
エステルが好ましくは、またベンゾキノンのよう
な芳香族ケトン、無水安息香酸のような芳香族カ
ルボン酸無水物、エチレングリコールブチルエー
テルのようなエーテルなども好ましい。 なお、これらの電子供与性化合物の使用量は特
に制限はなく、各種の事情に応じて適宜定めれば
よいが、一般的には前記マグネシウム化合物1モ
ルに対して0〜10モル、好ましくは0.05〜5モル
の範囲内で選定する。 本発明の方法に用いる触媒の(A)成分は上述の如
く調製するが、さらに所望により前記した四ハロ
ゲン化チタンを用いる反応を繰返し行なうことも
有効である。 本発明の方法では、かくして得られた反応生成
物を、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の不活性
溶媒で充分に洗浄し、これをα−オレフインの重
合触媒の(A)成分(固体触媒成分)として用いる。 本発明の方法によれば、上記の生成物(固体生
成物)を(A)成分とし、有機アルミニウム化合物を
(B)成分とし、これら(A)、(B)両成分を主成分とする
触媒を用いてα−オレフインの重合を行なう。さ
らに、これら(A)、(B)両成分に(C)成分として電子供
与性化合物を加えた触媒わ用いることも有効であ
る。 α−オレフインを重合してポリα−オレフイン
を製造するにあたつては、反応系に(A)成分である
前記の固体生成物の分散液および(B)成分である有
機アルミニウム化合物、さらに所望により(C)成分
としての電子供与性化合物を加え、次いでこの系
にα−オレフインを導入する。 重合方法ならびに条件等は特に制限はなく、溶
液重合,懸濁重合,気相重合等のいずれも可能で
あり、また連続重合,非連続重合のどちらも可能
である。触媒成分の添加量は、溶液重合あるいは
懸濁重合の場合を例にとれば、(A)成分をチタン原
子に換算して0.001〜1.0ミリモル/、好ましく
は0.005〜0.5ミリモル/とし、(B)成分を(A)成分
中のチタン原子に対して1〜1000(モル比)、好ま
しくは10〜500(モル比)とする。また、所望によ
り加える(C)成分の添加量は(A)成分中のチタン原子
に対して0〜200(モル比)、好ましくは0.1〜100
(モル比)とすべきである。反応系のα−オレフ
イン圧は常圧〜50Kg/cm2が好ましく、反応温度は
30〜200℃、好ましくは50〜150℃とする。重合に
際しての分子量調節は公知の手段、例えば水素等
により行なうことができる。なお反応時間は10分
〜10時間、好ましくは30分〜5時間の間で適宜選
定すればよい。 本発明の方法においては、触媒の(B)成分とし
て、有機アルミニウム化合物を用いる。ここで有
機アルミニウム化合物としては、通常、一般式(A)
lR3 kX3 3-kで表わされるものが広く用いられる。 R3は炭素数1〜10のアルキル基、シクロアル
キル基またはアリール基であり、kは1〜3の間
の実数であり、X3は塩素、臭気などのハロゲン
原子を示す。具体的にはトリメチルアルミニウ
ム、トリエチルアルミニウム、トリイソプロピル
アルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ト
リオクチルアルミニウム等のトリアルキルアルミ
ニウム化合物およびジエチルアルミニウムモノク
ロリド、ジイソプロピルアルミニウムモノクロリ
ド、ジイソブチルアルミニウムモノクロリド、ジ
オクチルアルミニウムモノクロリド等のジアルキ
ルアルミニウムモノハライドが好適であり、これ
らの混合物も好適なものとしてあげられる。 また、本発明の方法において必要に応じて用い
られる触媒の(C)成分である電子供与性化合物は、
前述した触媒の(A)成分の調製の際に用いたものと
同様のものを使用することができる。さらに、こ
の場合、(C)成分としての電子供与性化合物は、触
媒の(A)成分の調製の際に用いたものと全く同一の
化合物であつてもよく。異なるものであつてもよ
い。 本発明の方法で重合できるα−オレフインは、
通常は一般式R4−CH=CH2(R4は水素または炭
素数1〜20のアルキル基あるいはシクロアルキル
基を示す。)で表わされるもの、例えばエチレン、
プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテ
ン−1等の直鎖モノオレフイン類をはじめ、4−
メチル−ペンテン−1等の分岐モノオレフイン
類、ブタジエン等のジエン類その他各種のものが
あげられ、本発明は、これらの単独重合、あるい
は各種α−オレフイン相互の共重合に有効に利用
できる。 本発明の方法によれば、用いる触媒の活性が極
めて高く、また得られるポリα−オレフインの立
体規則性が大きいため製品価値の高いものであ
る。しかも、触媒の(A)成分である固体触媒成分中
のマグネシウム化合物が、特定の平均粒径ならび
に粒径分布を有するものであるため、得られたポ
リα−オレフインの粒径が比較的揃つた粒径分布
の狭いものとなり、その取扱いが容易であり、ま
た嵩密度の大きいものが得られるという利点があ
る。 したがつて、本発明の方法は上述の如きすぐれ
た性状のポリα−オレフイン、例えばポリエチレ
ン、エチレン系共重合体、ポリプロピレン、プロ
ピレン系共重合体などを製造する際に有効に用い
ることができる。 次に、本発明の実施例を示す。なお、以下の実
施例における操作はすべてアルゴン気流下にて行
なつた。また実施例において求めた触媒活性およ
び立体規則性ポリマー収率(I.Y.)は次のように
定義した。 触媒活性:チタン原子1g当り2時間で生成し
た全ポリマーの重量(Kg)。 I.Y.=重合時に溶媒に不溶なポリマーの沸騰n−ヘプ
タン不溶ポリマーの重量/全生成ポリマーの重量×100
(%) 実施例 1 (1) 固体触媒成分の調製 内容積5のセパラブルフラスコに、n−ヘプ
タン1500ml,Mg(OC2H52100g(0.88モル)およ
び安息香酸エチル27.0g(0.18モル)を加え、40℃
に昇温してTiCl41670g(8.8モル)を滴下し、110
℃において2時間反応させ、次いで反応生成物を
70℃でn−ヘプタンより充分に洗浄して固体触媒
成分を得た。ここで用いたMg(OC2H52は平均
粒径50μであり、かつ10μ以下の粒子が7重量%
含有されており、さらに水分含量が1.8重量%と
なるように水処理したものである。なお、この水
分含量はデジタル微量水分測定装置(平沼産業(株)
製、AQ−3B)により測定した。 上述の如き操作にて得られた固体触媒成分につ
いて、比色法によりチタン担持量を測定したとこ
ろ38mg−Ti/g−担体であつた。 (2) ポリプロピレンの製造 内容積1のステンレス製オートクレーブに、
精製したn−ヘプタン400ml、Al(C2H532.0ミリ
モル、Al(C2H52Cl2.0ミリモル、p−トルイル
酸メチル0.8ミリモルおよび上記(1)で得られた固
体触媒成分をTiとして0.02ミリモルを加えて70℃
に昇温した。 次いで、オートクレーブに水素を0.3Kg/cm2
となるように導入し、さらにプロピレンを連続的
に導入して全圧が8.0Kg/cm2となるようにして、
2時間重合反応を行なつた。 重合反応終了後、不溶性ポリマーを分解し、
液からは溶媒を蒸発させて可溶性ポリマーを回収
した。不溶性ポリマーは沸騰n−ヘプタンで6時
間ソツクスレー抽出し、アタクチツクポリマーを
取出した。その結果を第1表に示す。 実施例 2 (1) 固体触媒成分の調製 実施例1(1)において、Mg(OC2H52として、
その水分含量を2.0重量%に調整したものを用い
たこと以外は実施例1(1)と同様にして固体触媒成
分を調製した。このもののチタン担持量は37mg−
Ti/g−担体であつた。 (2) ポリプロピレンの製造 上記(1)で得られた固体触媒成分を用いたこと以
外は実施例1(2)と同様にしてポリプロピレンの製
造を行なつた。結果を第1表に示す。 実施例 3 (1) 固体触媒成分の調製 実施例1(1)において、Mg(OC2H52としてそ
の平均粒径が58μであり、かつその水分含量を2.8
重量%に調整したものを用いると共に、安息香酸
エチルの代わりに安息香酸n−ブチル31.4g
(0.18モル)を用いたこと以外は実施例1(1)と同
様にして固体触媒成分を調製した。このもののチ
タン担持量は41mg−Ti/g−担体であつた。 (2) ポリプロピレンの製造 上記(1)で得られた固体触媒成分を用いたこと以
外は実施例1(2)と同様にしてポリプロピレンの製
造を行なつた。結果を第1表に示す。 実施例 4 (1) 固体触媒成分の調製 実施例1(1)において、Mg(OC2H52としてそ
の平均粒径が25μであり、かつその水分含量を1.2
重量%に調整したものを用いると共に、安息香酸
エチルの代わりに安息香酸n−ブチル31.4g
(0.18モル)を用いたこと以外は実施例1(1)と同
様にして固体触媒成分を調製した。このもののチ
タン担持量は44mg−Ti/g−担体であつた。 (2) ポリプロピレンの製造 上記(1)で得られた固体触媒成分を用いたこと以
外は実施例1(2)と同様にしてポリプロピレンの製
造を行なつた。結果を第1表に示す。 実施例5(ポリエチレンの製造) 内容積1のステンレス製オートクレーブに、
精製n−ヘプタン400ml、Al(C2H532ミリモル、
および実施例4(1)で得られた固体触媒成分をTi
として0.01ミリモル加え、70℃に昇温した。次い
で、オートクレーブに水素を3Kg/cm2Gとなるよ
うに導入し、さらにエチレンを連続的に導入して
全圧が8Kg/cm2Gとなるようにして1時間重合反
応を行ない、ポリエチレンを製造した。結果を第
1表に示す。 比較例 1 (1) 固体触媒成分の調製 実施例1(1)においてMg(OC2H52としてその
平均粒径が50μであり、かつ10μ以下の粒子が20
重量%含有されており、水分含量が0.8重量%と
なるように調整されたものを用いたこと以外は実
施例1(1)と同様にして固体触媒成分を調製した。
このもののチタン担持量は39mg−Ti/g−担体
であつた。 (2) ポリプロピレンの製造 上記(1)で得られた固体触媒成分を用いたこと以
外は実施例1(2)と同様にしてポリプロピレンの製
造を行なつた。結果を第1表に示す。 比較例 2 (1) 固体触媒成分の調製 実施例1(1)においてMg(OC2H52としてその
平均粒径が58μであり、かつ10μ以下の粒子が7
重量%含有されており、水分含量が3.2重量%と
なるように調整されたものを用いたこと以外は実
施例1(1)と同様にして固体触媒成分を調製した。
このもののチタン担持量は55mg−Ti/g−担体
であつた。 (2) ポリプロピレンの製造 上記(1)で得られた固体触媒成分を用いたこと以
外は実施例1(2)と同様にしてポリプロピレンの製
造を行なつた。結果を第1表に示す。 比較例 3 (1) 固体触媒成分の調製 実施例1(1)においてMg(OC2H52としてその
平均粒径が10μであり、かつ10μ以下の粒子が63
重量%含有されており、水分含量が2.0重量%と
なるように調整されたものを用いたこと以外は実
施例1(1)と同様にして固体触媒成分を調製した。
このもののチタン担持量は39mg−Ti/g−担体
であつた。 (2) ポリプロピレンの製造 上記(1)で得られた固体触媒成分を用いたこと以
外は実施例1(2)と同様にしてポリプロピレンの製
造を行なつた。結果を第1表に示す。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法で用いる触媒の調製工
程を表わした図面である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)マグネシウム化合物と四ハロゲン化チタン
    との反応生成物および(B)有機アルミニウム化合物
    を主成分とする触媒を用いてα−オレフインを単
    独重合あるいは共重合してポリα−オレフインを
    製造する方法において、一般式 Mg(OR1oX1 2-o(式中、R1は炭素数1〜10の
    アルキル基を示し、X1はハロゲン原子を示す。
    またnは1.0〜2.0の実数を示す。)で表わされ、
    かつその平均粒径が20〜100μであると共に10μ以
    下の粒子が10重量%以下である粒径分布を有する
    化合物を、該化合物に対して0.1〜3.0重量%の水
    で処理したものを前記(A)成分におけるマグネシウ
    ム化合物として用いることを特徴とするポリα−
    オレフインの製造方法。
JP5040983A 1983-03-28 1983-03-28 ポリα−オレフインの製造方法 Granted JPS59176304A (ja)

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JP5172205B2 (ja) * 2007-05-17 2013-03-27 東邦チタニウム株式会社 オレフィン類重合用固体触媒成分の製造方法
JP5208544B2 (ja) * 2008-03-06 2013-06-12 東邦チタニウム株式会社 オレフィン類重合用固体触媒成分、その製造方法及び触媒並びにこれを用いたオレフィン類重合体の製造方法

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