JPH0429638A - 免震支持装置の耐火構造 - Google Patents

免震支持装置の耐火構造

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JPH0429638A
JPH0429638A JP13190890A JP13190890A JPH0429638A JP H0429638 A JPH0429638 A JP H0429638A JP 13190890 A JP13190890 A JP 13190890A JP 13190890 A JP13190890 A JP 13190890A JP H0429638 A JPH0429638 A JP H0429638A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビルなどの建物、地上施設、機械設備などの
構造物を、基礎または他の構造物に対し、弾性支持体を
介して免震可能に支持する免震支持装置の耐火構造に関
する。
(従来の技術〕 地震等が発生した場合に、建物や機械装置などの構造物
に伝達される震動エネルギーを減少させる装置として、
該構造物と基礎との間または該構造物と他の構造物との
間に弾性支持体を装着し、地震等の外力に対する構造物
の共振を防ぐとともに応答速度を減少さセる免震支持装
置が採用されている。
前記弾性支持体には、例えば、防振ゴムを使用するもの
、バスを使用するもの、ハネとダンパーを併用するもの
など種々の型式のものがあるが、その一つに積層ゴムを
使用するものがある。
この積層ゴムは、ゴムなどのエラストマーの層と金属板
などの補強板とを交互に積層状態で一体化したものであ
り、例えば、特開昭61−261845号あるいは特開
昭61−14340号などに開示されている。
ところで、建築構造部分に使用される鉄やコンクリート
などが一般に耐火材または不燃材であるのに対し、前記
弾性支持体は、可燃物あるいは耐火性が不充分な部材を
含む場合が多い。
また、建築物または機械装置等における免震支持装置は
、耐火性が要求される分野でも使用されている。
このため、上記弾性支持体を有する免震支持装置は、ビ
ル火災などの場合、周囲の熱によって弾性支持体が焼失
したり、変質してしまうことがある。
そこで、免震支持装置の耐火性としては、載荷加熱試験
に対して充分な耐火性能を有すること、並びに、建物が
大地震を受け、免震支持装置が変形(例えば、変形量が
水平方向に約20〜30c11程度となる)した後にお
いても耐火性能を充分に満足することが要求されている
したがって、耐火被覆構造自体にも、20〜30ciの
変形対応能力が要求される。
従来の免震支持装置の耐火構造としては、例えば、弾性
支持体の周囲に無機材系高温耐火材を隙間無く巻き付け
たもの、弾性支持体を被覆する耐火材の上下端部を該弾
性支持体の上下端フランジ部に固着したもの、あるいは
、複数のリング状の耐火材を弾性支持体の周囲に積み重
ねたもの、などが提案されている。
〔発明が解決しようとする技術的課題]しかし、このよ
うな従来の耐火構造では、いずれの場合も、弾性支持体
の変形(特に、水平方向変形)に追随しにく(、変形時
に耐火材が損傷したり、変形後に耐火被覆材がずれて空
隙が生じるなど、変形後の耐火性能に問題が生しる場合
があった。
また、耐火材を弾性支持体の上下のフランジ間に取り付
けていたので、充分な弛みを持たせる余裕が無く、さら
に、維持管理のための取り付け、取り外し作業が困難で
あるなどの問題もあった。
本発明は、このような従来の技術′的課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、弾性支持体の変形に追随
し易く、繰り返し変形を受けた後も充分な耐火性能を保
持することができ、しかも、取り付け、取り外しおよび
維持管理を容易に行ない得る耐火被覆構造から成る、免
震支持装置のi火構造を提供することである。
[課題解決のだめの手段] 請求項1の発明は、構造物と基礎との間または構造物と
他の構造物との間に弾性支持体を取り付け、その間で伝
達される震動エネルギーを減少させる免震支持装置の耐
火構造において、前記弾性支持体の周囲で、中間部の周
囲長が上下端部の周囲長より長く、中間部が膨出したチ
ョウチン型の耐火被覆材を、その上下端部で前記構造物
と前記基礎または前記他の構造物とに固着することによ
り、前記弾性支持体を前記耐火被覆材で被覆する構成と
することにより、弾性支持体の変形に追随し易く、繰り
返し変形を受けた後も充分な耐火性能を保持することが
できる免震支持装置の耐火構造を提供するものである。
上記構成において、構造物と基礎、または構造物と他の
構造物に、互いに向き合うように突出したペデスタルを
設け、前記耐火被覆材の上下端部をこれらのペデスタル
の側面に固着する構造にすれば、耐火被覆材の大変形追
従性をさらに向上させることができ、しかも、取り付は
取り外しが容易となり、作業性が向上し、弾性支持体お
よび耐火被覆材の維持管理が容易な免震支持装置の耐火
構造が得られる。
さらに、上記構成において、前記耐火被覆材をクロス状
に加工した耐火材の内側に同材質のブランケット状の耐
火材を接合した構造とすれば、前記弾性支持体に対する
耐火被覆材の耐火性能を一層向上させることができる。
〔実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第10図は本発明による耐火構造を有する免震支持装置
を例示する縦断面図であり、第11図は第10図中の線
XI−XIに沿った横断面図である。
第10図および第11図において、構造物1と基礎また
は他の構造物2との間に複数の弾性支持体3が所定間隔
ごとに配置され、各弾性支持体3の上下端部はそれぞれ
構造物1および基礎(または他の構造物)2の相対向面
に固定されている。
すなわち、ビル等の構造物(建築構造幅体)1は、基礎
または他の構造物2の上に前記弾性支持体3から成る免
震支持装置を介して弾性支持されている。
こうして、構造物と基礎との間または構造物と他の構造
物との間に弾性支持体を取り付け、その間で伝達される
震動エネルギーを減少させる免震支持装置が構成されて
いる。
なお、以下の説明では、上記°“基礎または他の構造物
2”を“基礎2”と略称することにする。
本実施例では、前記弾性支持体3として、ゴムなどのエ
ラストマー層と金属板等の補強板とを交互に積層状態で
一体化した積層ゴムが使用されている。
図示の例では、構造物1に一体に形成されたペデスタル
4と、基礎2に一体的に突設された柱15の上端に一体
に形成されたペデスタル5との間に弾性支持体(積層ゴ
ム)3が取り付けられていなお、前記弾性支持体3は、
前記柱15の中間部または下端部に取り付けることもで
きる。
このような場合、本願においては、前記柱15は、構造
物lおよび/または基礎2の一部を構成するものとする
また、前記ペデスタル4.5および前3己柱15は、構
造物1および/または基礎2と一体に構成する他、別途
コンクリートまたは金属等で製造したものをボルト等で
固定することもできる。
さらに、構造物1と基礎2との間隔が小さい場合は、柱
15を省略することもできる。
そこで、前記弾性支持体3の周囲には、該弾性支持体3
を密閉状態で覆う耐火被覆材6が取り付けられており、
本発明による免震支持装置の耐火構造が実施されている
第1図は、本発明による免震支持装置の耐火構造の一実
施例を示す一部破断側面図であり、第2図は第1図中の
線■−Hに沿った横断面図であり、第3図は第1図の免
震支持装置が地震等により変形した状態を示す一部破断
側面図である。
第1図〜第3図において、構造物1例のペデスタル4と
基礎2例のペデスタル5との間に弾性支持体3が固定さ
れている。
本実施例では、ペデスタル4は構造物1に直接形成され
ているが、ペデスタル5の方は、基1i!2に立設され
た柱15の上端に形成されている。
また、本実施例では、前記弾性支持体3は積層ゴムで構
成されている。
この積層ゴム3は、ゴムなどのエラストマー層7と金属
板などの補強板8とを交互に積層するとともに、その上
下端面にフランジ9.10を7]′Ill硫接着等で一
体化した構造を有している。
また、この積層ゴム3は、上下のペデスタル4.5に対
して、フランジ9、IOをボルト11で締結することに
より、取り付けられている。
前記上下のペデスタル4.5の断面は、前記積層ゴム3
の上下のフランジ9.10と比べ、同じかあるいはそれ
より大きい面積を有している。
そこで、前記弾性支持体3は耐火被覆材6によって密閉
被覆されており、該耐火被覆材6は、その上下端部を金
属ベルト12.12で上下のペデスタル4.5の側面に
締めつけることにより、固着されている。
この金属ヘルド12の材質としては、例えば、ステンレ
スが使用される。
前記耐火被覆材6は、中間部の周囲長が上下端部の周囲
長より長く、中間部が膨出したチョウチン型をしている
また、前記耐火被覆材6は、クロス状(布状)の耐火材
13の内面に沿って、プランケット状(綿状)の耐火材
材14を、耐火材質の糸で縫製して接合し、厚みを持た
せた構造になっている。
このクロス状およびブランケット状の各耐火材13.1
4は、通常、同材質(例えば、セラミックファイバー等
の無機材系高温耐火材)のものであり、図示の例では、
ブランケット状の耐火材14は、クロス状の耐火材14
の上下端部(前記ヘルド12.12で締めつける領域)
以外の領域で、その内面に馴染むように接合されている
なお、場合によっては、前記プランケット状の耐火材1
4を省略して、前記クロス状の耐火材13のみで前記耐
火被覆材6を構成することもできる。
また、図示の例では、前記クロス状の耐火材13は、そ
の上下端部の内周に形成された円周突起16.16を、
上下のペデスタル4.5の周面に形成された円周溝17
.17に係止するとともに、その上から前記金属ヘルド
12.12で締めつけることにより、ずれを生しないよ
うに確実に固定されている。
さらに、前記ステンレス等の金属ベルト12.12は、
耐火性を確実にするため、その上から耐火材18.18
によって被覆されている。
なお、前記耐火被覆材6は、それ自体で中間部が膨出し
たチョウチン型をしているので、上下のペデスタル4.
5間に固着した状態でも、第1図に示すように外方へ膨
らんだチョウチン型をしている。
第3図は、第1図の免震支持装置において、地震等によ
り、構造物lが基礎2に対して水平方向に変位した状態
を示す。
前記耐火被覆材6は第1図に示すように中間部が外方へ
膨出したチョウチン型をしているので、第3図に示すよ
うに免震支持装置が水平方向に太き((例えば、水平方
向に50閣程度)変位した場合でも余裕を残すことがで
き、該耐火被覆材6が引っ張られて、ずれたり、破損し
たり、上下端部に隙間が生したりすることは無い。
したがって、免震支持装置が変位した後でも、密閉性を
維持でき、耐火性能の低下を確実に防止することができ
る。
第4図は第1図の実施例の一部を変更した他の耐火構造
を示す部分縦断面図である。
前述の実施例では、耐火材13の上下端部の円周突起1
6.16とペデスタル4.5の円周溝17.17とから
成る係止構造を用いたが、この係止構造は必ずしも必要
ではなく、場合によって省略することができる。
この第4図の実施例は、ペデスタル4.5の側面にに対
し、耐火材13の上下端部を単にヘルド12.12で締
め付けるだけとし、前記係止構造を省略したものを示す
本実施例のその他の部分は前述の実施例と実質上同し構
造をしており、それぞれ対応する部分を同一符号で表示
し、それらの説明は省略する。
第5図はさらに第4図の実施例の一部を変更した実施例
を示す部分縦断面図である6 本実施例は、前記上下のペデスタル4.5の部分をコン
クリートまたは金属等で別途製作し、これらをボルト等
の締結手段19.19で構造物lおよび基礎2(図示の
例では基礎2側の柱15)に固定したものである。
本実施例のその他の部分は第4図の実施例と実質上同じ
構造をしでおり、それぞれ対応する部分を同一符号で表
示し、それらの説明は省略する。
また、以上の各実施例では、構造物1および基!2に設
けたペデスタル4.5に耐火被覆材6を取り付ける場合
を例示したが、柱を有する構造物(または基礎)に取り
付ける場合は、本発明の他の実施例として、前記ペデス
タルの有無にかかわらず、前記耐火被覆材の上下端部を
該柱の側面に対して前述と同様の方法で固着することも
できる。
なお、以上の各実施例では、弾性支持体3として積層ゴ
ムを使用する場合を例示したが、本発明は、防振ゴムで
構成される弾性支持体、あるいはハネおよび/またはダ
ンパーで構成される弾性支持体など、その他の型式の弾
性支持体を一部または全体に使用する免震支持装置にお
いても、同様に実施することができる。
次に、第6図〜第9図を参照して、前記耐火被覆材6の
加工方法の一例を説明する。
先ず、第6図に示すごとく、積層ゴム等の弾性支持体3
を余裕を持って被覆できる広さのクロス状の耐火材(耐
火材13)を用意し、予め、該耐火材13の上下端縁の
所定間隔位置に切込み21を入れ、各切込み21の部分
を同一材質の紐で縫い合わせる。
第7図は、各切込み部21を縫い合わせた状態を示す。
第7図において、耐火材13の上下端部、すなわち、前
記切込み21の縫い合わせ部を存する部分は、それ以外
の部分よりも周囲長が短くなっており、前記ペデスタル
4.5の周囲に固着される固定端部22.22を形成し
ている。
一方、周囲長がそのままである中間部(上下の固定端部
22.22の間)には、前記固定端部22.22より周
囲長が長く外側へ膨らんだ膨出部分(弛み部分)23が
形成されている。
次いで、第8図に示すように、前記形状に成形されたク
ロス状の耐火材13の内側に、厚みを有するブランケッ
ト状の耐火材14が取り付けられる。
図示の例では、このブランケット状の耐火材14は、前
記上下の固定端部22.22を除いて、その間の膨出部
分23の内面に沿って接合されている。
このブランケット状の耐火材14の接合は、例えば、同
じ耐火材の紐で縫い合わせる方法で行なわれる。
第9図は、以上の加工を施して用意した耐火被覆材6′
の両端を積層ゴム3の周りで接合する構造を示す。
第9図において、予め、耐火材13の表面の一方の端縁
近傍に同し高さのクロス状の耐火材から成るカバー25
を同材質の糸で縫い合わせておき、さらに、耐火被覆材
6の両端接合端縁部に止め金具26.27を所定間隔で
固着しておく。
次いで耐火被覆材6で積層ゴム3を包囲し、前記止め金
具26.27同士をステンレス等の金属ワイヤー28で
互いに締結して接合すると、第9に示すように、中間部
が膨出したチョウチン型の耐火被覆材6が形成される。
その後、−例が結合された前記耐火材のカバー25を前
記締結接合部の上に重ね合わせ、該カバー25の端縁部
を耐火材13の表面に同材質の糸で縫い合わせる。
この縫い合わせ部は第9図中、符号29で示されている
なお、以上の第6図〜第9図では、前記止め金具26.
27および金属ワイヤー28による締結接合部を1箇所
設ける場合を示したが、場合によっては、この締結接合
部は2箇所以上に設けることもできる。
こうして、耐火材13.14.25を縫い合わせてチョ
ウチン型の耐火被覆材6を形成した後、その上下の固定
端部22.22を上下のペデスタル4.5(または柱)
の側面にセットし、その上からステンレス等の前記金属
ヘルド12.12で締めつけ、さらに、該金属ベルトを
耐火被覆材18.18で被覆することにより、第1図に
示す耐火構造が完成される。
なお、前記耐火被覆材6を前記ペデスタル4.5に固着
する構造としては、前記金属ヘルド12.12の代わり
に、円周方向所定ビ・ノチの位置を金属製の止め金具(
ステンレス製のアンカーボルト等)で固定する構造など
、隙間無く固定できる構造であれば、他の適当な固着構
造を採用することができる。
以上説明した実施例によれば、中間部23の周団長が上
下端部22.22の周囲長より長く、中間部が膨出した
チョウチン型の耐火被覆材6を使用し、該耐火被覆材6
で弾性支持体3の周囲を覆うとともに、その上下端部2
2.22を構造物1および基′g12(それらのペデス
タル部分または柱部分を含む)に固着して該弾性支持体
3を密閉する構成としたので、地震等に際して弾性支持
体3が大きく変形した場合でも、前記耐火被覆材6は該
変形に容易に追随することができ、繰り返し変形後でも
、隙間や破れを生しることがなく、弾性支持体3を該耐
火被覆材6で確実に密閉することができ、もって、地震
後のビル火災等に際して、弾性支持体3を高熱雰囲気か
ら確実に遮断し得る免震支持装置の耐火構造が得られた
また、上記実施例では、耐火被覆材6の上下端部22.
22をペデスタル4.5または柱の側面に固着する構造
にしたので、耐火被覆材6の大変形追従性をさらに向上
させることができ、しかも、取り付は取り外しが容易で
作業性に優れ、弾性支持体3および耐火被覆材6の維持
管理が容易な免震支持装置の耐火構造が得られた。
さらに、耐火被覆材6を表面のクロス状の耐火材13と
内面のプランケット状の耐火材14から成る二重構造に
したので、上記追随性を低下させることなく、その内部
に厚みを持たせて耐火性能の向上を図るとともに、外力
から内部の主耐火材を効果的に保護することができ、強
度的にも優れた免震支持装置の耐火構造が得られた。
また、前記ペデスタル4.5を構造物1、基礎2あるい
は柱15等と別部材で製作し、ボルト19等で固着する
構造にすれば、該ペデスタルに弾性支持体3を予め取り
付けたたちのを現場に搬入して組み付けることができ、
施工性を一層向上させることが可能になる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、構造
物と基礎との間または構造物と他の構造物との間に弾性
支持体を取り付け、その間で伝達される震動エネルギー
を減少させる免震支持装置の耐火構造において、前記弾
性支持体の周囲で、中間部の周囲長が上下端部の周囲長
より長く、中間部が膨出したチョウチン型の耐火被覆材
を、その上下端部で前記構造物と前記基礎または前記他
の構造物とに固着することにより、前記弾性支持体を前
記耐火被覆材で被覆する構成としたので、弾性支持体の
変形に追随し易く、繰り返し変形を受けた後でも隙間を
生じることが無く、弾性支持体を高熱雰囲気から確実に
保護し得る免震支持装置の耐火構造が提供される。
また、本発明によれば、上記構成において、構造物と基
礎、または構造物と他の構造物に、互いに向き合うよう
に突出したペデスタルを設け、前記耐火被覆材の上下端
部をこれらのペデスタルの側面に固着する構造にしたの
で、耐火被覆材の大変形追従性をさらに向上させること
ができ、しかも、取り付は取り外しが容易となり、作業
性が向上し、弾性支持体および耐火被覆材の維持管理が
容易な免震支持装置の耐火構造が提供される。
さらに、本発明によれば、上記構成において、前記耐火
被覆材を、クロス状に加工した耐火材の内側に同材質の
プランケット状の耐火材を接合した構造としたので、前
記弾性支持体に対する耐火被覆材の耐火性能を一層向上
させ得る免震支持装置の耐火構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による免震支持装置の耐火構造の一実施
例を示す一部破断側面図、第2図は第1閲中の線■−■
に沿った横断面図、第3図は第1図の免震支持装置が変
形した状態を示す一部破断側面図、第4区は第1回の耐
火構造の一部を変更した別の構造例を示す部分縦断面図
、第5図は第4図の耐火構造の一部を変更したさらに別
の構造例を示す部分継断面図、第6図は第1図中のクロ
ス状の耐火材の素材を示す模式的展開図、第7図は第6
図の耐火材の切込みを縫い合わせた状態を示す模式的斜
視図、第8図は第7図の耐火材の内面に添わせてプラン
ケット状の耐火材を取り付けた状態を示す模式的斜視図
、第9図は第8図の耐火被覆材の両端を接合してチョウ
チン型にする手順を示す模式的斜視図、第10図は本発
明による耐火構造を有する免震支持装置を例示する縦断
面図、第11図は第10図中の線X1−XIに沿った横
断面図である。 以下に、図面中の主要な構成部分を表す符号を列挙する
。 1  構造物、2−基礎または他の構造物、3  弾性
支持体(図示の例では積層ゴム)、4.5、 、ペデス
タル、6− 耐火被覆材、11弾性支持体固着用のボル
ト、12−−金属ヘルド、13  クロス状の耐火材、
14− ブランケット状の耐火材、15−−−−−柱、
18− 耐火材、19−一−−ペデスタル固着用のボル
ト、22− 端部(耐火被覆材)、23−  中間部(
耐火被覆材)、25−m−耐火材のカバー、26.27
− 止め金具(接合部)、28−−金属ワイヤー(接合
部)。 第6図 第7 図 第8 図 と4 ど6 Y

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)構造物と基礎との間または構造物と他の構造物と
    の間に弾性支持体を取り付け、その間で伝達される震動
    エネルギーを減少させる免震支持装置の耐火構造におい
    て、前記弾性支持体の周囲で、中間部の周囲長が上下端
    部の周囲長より長く、中間部が膨出したチョウチン型の
    耐火被覆材を、その上下端部で前記構造物と前記基礎ま
    たは前記他の構造物とに固着することにより、前記弾性
    支持体を前記耐火被覆材で被覆することを特徴とする免
    震支持装置の耐火構造。
  2. (2)構造物と基礎、または構造物と他の構造物に、互
    いに向き合うように突出したペデスタルを設け、前記耐
    火被覆材の上下端部をこれらのペデスタルに固着するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の免震支持装置の耐火構
    造。
  3. (3)前記ペデスタルの少なくとも一方が柱の途中に設
    けられることを特徴とする請求項2に記載の免震支持装
    置の耐火構造。
  4. (4)前記耐火被覆材の上下端部を、前記ペデスタルの
    側面に固着することを特徴とする請求項2または3に記
    載の免震支持装置の耐火構造。
  5. (5)前記耐火被覆材の上下端部を、柱の側面に固着す
    ることを特徴とする請求項1に記載の免震支持装置の耐
    火構造。
  6. (6)前記耐火被覆材は、クロス状に加工した耐火材の
    内側に同材質のブランケット状の耐火材を接合した構造
    を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の免震支持装置の耐火構造。
  7. (7)前記耐火被覆材は、開放可能な分割構造であるこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の免震支
    持装置の耐火構造。
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