JPH04295518A - 固形燃料調理器 - Google Patents

固形燃料調理器

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JPH04295518A
JPH04295518A JP5866791A JP5866791A JPH04295518A JP H04295518 A JPH04295518 A JP H04295518A JP 5866791 A JP5866791 A JP 5866791A JP 5866791 A JP5866791 A JP 5866791A JP H04295518 A JPH04295518 A JP H04295518A
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JP
Japan
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solid fuel
exhaust gas
cooking
section
catalyst layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP5866791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Kimura
邦夫 木村
Atsushi Nishino
敦 西野
Yukiyoshi Ono
之良 小野
Yoshihiro Watanabe
善博 渡辺
Kimiyasu Honda
公康 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭素を主成分とする固
形燃料を熱源として焼物調理をする固形燃料調理器に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、生活の高級化に伴いグルメブーム
となっている。昔から魚や肉などの焼物調理には、強火
の遠火で加熱できる木炭が燃料として用いられてきた。 現在でも高級な焼物料理には昔ながらの木炭が用いられ
ているが、最近は木材資源の枯渇から木炭による調理は
極く限られたものになっている。
【0003】木炭による調理が何故味を引き立てるかに
ついては種々の説があるが、固形燃料から発生される遠
赤外線が寄与しているといわれている。遠赤外線は、近
赤外線に比較して肉や魚などに吸収されやすい上に、表
面の温度を上昇させて表面を早く焼きあげる。このため
、肉汁などの美味しい成分を内部に留めたまま焼きあげ
るので味が引立つといわれている。
【0004】また、固形炭は、ほぼ炭素により構成され
ているので燃焼後の排ガスは水を含んでいない。このた
め調理物の表面が乾燥してべたつくことがない。これに
対してガスや灯油などの燃料では、排ガス中に多量の水
分を含むのでべたついた焼き上がりとなる。
【0005】さらに、固形炭を燃焼させる場合は燃焼を
促進させるために外部から強制的にファンなどを用いて
送風しない。これに対してガスや灯油は、完全燃焼させ
るために燃焼バーナーに工夫を凝らして対流を促進して
いる。そのために排ガス中に空気を取り込むので酸化雰
囲気となりやすい。このため、調理物が酸化され味が劣
ることになる。
【0006】このように、固形炭を用いると焼物料理に
非常に利点はあるものの、取り扱いが不便であることや
入手難から、最近は、ガス、電気、灯油などを用いて焼
物調理を行うことが通常となっており、焼肉料理店でも
、ガスを用いることが極く普通となっている。しかし、
現代においても、味を吟味する調理店では今もなお木炭
を用いて焼物調理を行っている。
【0007】焼肉や、焼き魚などの焼物調理を行う場合
のもう一つの難点に、調理している部屋が調理臭が立ち
込むことが挙げられる。特に、最近は室内の密閉度が向
上していることもあって家庭内では敬遠されている。こ
うした実状から、最近の調理店では大きなダクトを用い
て排ガスを強制的に吸引し排出する手段がとられている
。また、調理器そのものに排ガス吸引装置を取り付け、
排ガスが調理物の上部に拡散しない手段も取られている
【0008】このように、固形炭を燃料とする焼物調理
はその味を引き立て美味しく焼きあげることができるも
のである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の固形
炭を用いた焼成調理では、その欠点である排ガスを浄化
するために排ガスを強制的に吸引し排気する手段がとら
れている。これにより、調理物の周囲には空気が取り込
まれて酸化雰囲気となりやすく、調理物が酸化されて味
が劣化するという問題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、固形
炭による焼成調理性能を損なうことなく排ガス特性の優
れた固形燃料調理器を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、炭素を主成分とする固形燃料を燃焼させる
燃焼部と、前記燃焼部の上方に配設され焼成調理を行う
調理部と、前記調理部の上方に配設され調理中に生成す
る排気ガスを自然対流によって流入して浄化する浄化触
媒層とで構成したものである。
【0012】また、排気ガスを自然対流により導入する
排ガス導入フードと、前記排ガスフードの経路中に配設
され前記排ガスを浄化する浄化触媒層とで構成したもの
である。
【0013】また、燃焼部に開口率が80%以上の焼き
網を配設して構成したものである。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成により、炭量を主成とす
る固定燃料を用い、排ガスを浄化するための浄化触媒層
を配設し、自然対流により排ガスを浄化触媒層に導入す
ることにより、遠赤外線を多量に放射し、排ガス中の水
分が少なく、かつ還元雰囲気の状態で焼物調理を行うこ
とができるとともに、排ガスを浄化することができる。
【0015】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の一実施例につい
て図1を参照しながら説明する。
【0016】図1に示すように、燃焼器1には内下部に
火格子4が設置され、火格子4の上部に燃焼部2が形設
されている。燃焼部2には後述する炭素を主成分とする
固形燃料3が投入され燃焼するようになっている。燃焼
部2の上方には焼き網6が載置され、焼き網6上で調理
物5を焼成する調理部7が配設されている。調理部7の
上方には、固形燃料3の燃焼および調理物5の焼成によ
り発生する排ガスを浄化する浄化触媒層8が配設されて
いる。そして、排ガスは自然対流によって浄化触媒層8
に導入されるようになっている。また、浄化触媒層8の
入り口側には浄化触媒層8を浄化開始温度以上に加熱す
る外部熱源であるヒータ8が配設されている。
【0017】本実施例に用いる固形燃料は木炭でもよい
が、現在は資源の枯渇化にともない高価なものになって
いるので、これと同等以上の遠赤外線放射特性を示す石
炭を主成分とする固形燃料(特公昭62−1640、特
公昭62−1415268、特公昭62−47480、
特公昭63−24637)を用いている。
【0018】この固形燃料は、遠赤外線の放射特性に優
れるだけではなく、亜硫酸ガスや一酸化炭素などの発生
が少なく排ガス特性にも優れているものである。
【0019】上記構成において、固形燃料3を熱源とし
て調理物を焼成すると、固形燃料3の燃焼排ガスや焼成
調理によって発生した臭いなどの排ガス成分が発生する
が、排ガスは自然対流によって浄化触媒層8に流入して
浄化され、外部に排出される。
【0020】このように本発明の第1の実施例によれば
、遠赤外線放射特性に優れた石炭を主成分とする固形燃
料3を加熱源として調理物5を焼成し、ヒータ9の加熱
によって活性化している浄化触媒層8に排ガスを自然対
流で流入させて浄化するので、調理物5を多量の遠赤外
線で、排ガス中に含まれる水分が少なく、かつ、還元雰
囲気中で焼成することができるとともに、排ガスを浄化
することができ、調理物5の味を引き立て美味しく焼き
あげることができるという効果がある。
【0021】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図2を参照しながら説明する。
【0022】なお、燃焼器1の構成は第1の実施例に示
したものと同一であるので同じ符号を付して説明を省略
する。
【0023】焼き網6の上方には解放された調理部7が
設けられ、調理部7の上方には固形燃料3の燃焼および
調理物5の焼成により発生する排ガスを導入する排ガス
導入フード10が配設されている。排ガス導入フード1
0の流路11中には排ガスを浄化する浄化触媒層8と浄
化触媒8の入り口側に配設され浄化触媒層8を浄化開始
温度以上に加熱する外部熱源であるヒータ9が配設され
ている。そして、排ガスは自然対流によって排ガスフー
ド10に導入されるようになっている。
【0024】上記構成において、固形燃料3の燃焼排ガ
スや焼成調理によって発生した排ガス成分は、排ガス導
入フード10のドラフト効果により自然対流が行われや
すくなる。
【0025】このように本発明の第2の実施例によれば
、排ガス導入フード10のドラフト効果により自然対流
が行われやすくなるので、排ガスの捕集効果をより向上
することができるとともに、浄化触媒層8を小型なもの
にすることができるという効果がある。
【0026】なお、排ガス導入フード10の入り口12
の面積は、燃焼部2の開口部の面積の50%以上の面積
にすることが望ましく、50%以下であると燃焼部2の
外周部で焼成調理が行われたときの排ガスの捕集率が悪
化するという実験結果を得ている。
【0027】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図3を参照しながら説明する。
【0028】6は第1および第2の実施例に示した燃焼
部2に載置された金属製の焼き網で、その開口部13の
開口率は80%以上に形成されている。
【0029】最近の焼物調理に用られる焼き網は、耐熱
性や耐久性の観点から肉厚が厚く開口率の小さい鋳鉄が
多用されている。ガスを熱源とした調理器では発生する
遠赤外線の放射量が少ないので上記した焼き網でも調理
効果に大きな影響はないが、本発明のような固形燃料を
熱源とした調理器では、肉厚が厚く開口率の小さい鋳鉄
製の焼き網では固形炭を用いた場合の本来の調理性能が
発揮されない。その理由は、黒熱状の金属からは焼成調
理に有効な遠赤外線がほとんど放出されないことに起因
する。したがって、固形炭を用いても本来の調理性能が
発揮されないことになる。
【0030】このようなことから、本実施例では焼き網
6の開口部13の開口率を80%以上に形成している。
【0031】このように本発明の第3の実施例によれば
、固形燃料3の燃焼により発生する遠赤外線を有効に調
理物に放射することができるので、調理物5の味を引き
立て美味しく焼きあげることができるという効果がある
【0032】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなように
、本発明によれば、炭素を主成分とする固形燃料の持つ
優れた調理特性、すなわち遠赤外線放射特性、水分発生
の少ない排ガス雰囲気、自然対流による還元雰囲気によ
り調理物を焼成することにより、調理物を理想的な焼成
環境で焼成することができるので、調理物の味を引き立
て美味しく焼きあげることができるとともに、固形燃料
の燃焼や調理によって発生する臭い成分などの排ガスを
浄化することができる固形燃料調理器を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固形燃料調理器の第1の実施例の構成
を示す構成図
【図2】同第2の実施例の構成を示す構成図
【図3】同
第3の実施例の焼き網の平面図
【符号の説明】
2  燃焼部 3  固形燃料 5  調理物 6  焼き網 7  調理部 8  浄化触媒層 9  ヒータ(外部加熱源) 10  排ガス導入フード 11  排ガス経路 12  排ガス導入口 13  開口部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素を主成分とする固形燃料を燃焼させる
    燃焼部と、前記燃焼部の上方に配設され焼成調理を行う
    調理部と、前記調理部の上方に配設され調理中に生成す
    る排気ガスを自然対流によって流入して浄化する浄化触
    媒層とを備えてなる固形燃料調理器。
  2. 【請求項2】浄化触媒層の入り口側に前記浄化触媒層を
    その浄化開始温度以上に加熱する外部熱源を配設してな
    る請求項1記載の固形燃料調理器。
  3. 【請求項3】炭素を主成分とする固形燃料を燃焼させる
    燃焼部と、前記燃焼部の上方に配設され焼成調理を行う
    調理部と、前記調理部の上方に配設され調理中に生成す
    る排気ガスを自然対流により導入する排ガス導入フード
    と、前記排ガス導入フードの経路中に配設され前記排ガ
    スを浄化する浄化触媒層とを備えてなる固形燃料調理器
  4. 【請求項4】排ガス導入フードの出口側を入口側より狭
    く形成し、前記出口側に触媒層を配設してなる請求項3
    記載の固形燃料調理器。
  5. 【請求項5】浄化触媒層の入り口側に前記浄化触媒層を
    その浄化開始温度以上に加熱する外部熱源を配設してな
    る請求項4記載の固形燃料調理器。
  6. 【請求項6】排ガス導入フードの入り口の開口面積を燃
    焼部の開口面積の50%以上の面積に形成してなる請求
    項4および5記載の固形燃料調理器。
  7. 【請求項7】炭素を主成分とする固形燃料を燃焼させる
    燃焼部に開口率が80%以上の焼き網を配設してなる固
    形燃料調理器。
  8. 【請求項8】焼き網を金属で形成してなる請求項7記載
    の固形燃料調理器。
JP5866791A 1991-03-22 1991-03-22 固形燃料調理器 Pending JPH04295518A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104896519A (zh) * 2015-06-04 2015-09-09 黎建军 一种餐饮节能环保灶
RU2707778C1 (ru) * 2018-12-14 2019-11-29 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Саратовский государственный технический университет имени Гагарина Ю.А." (СГТУ имени Гагарина Ю.А.) Каталитическая твердотопливная печь
EP4187157A1 (de) * 2021-11-24 2023-05-31 Ulrich Brunner Ofen- und Heiztechnik Gesellschaft für Guß- und Stahlkonstruktionen mbH Einzelfeuerstätte mit einer abgashaube

Cited By (4)

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