JPH04294030A - 受像管の製造方法 - Google Patents
受像管の製造方法Info
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- JPH04294030A JPH04294030A JP8467791A JP8467791A JPH04294030A JP H04294030 A JPH04294030 A JP H04294030A JP 8467791 A JP8467791 A JP 8467791A JP 8467791 A JP8467791 A JP 8467791A JP H04294030 A JPH04294030 A JP H04294030A
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Landscapes
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、受像管の製造方法に
係り、特に1個のパネルに対して複数個のネックを有し
、その各ネック内に封止された複数個の電子銃から放出
される電子ビームにより、上記1個のパネルに形成され
た蛍光体スクリーンを分割走査する受像管の製造方法に
関する。
係り、特に1個のパネルに対して複数個のネックを有し
、その各ネック内に封止された複数個の電子銃から放出
される電子ビームにより、上記1個のパネルに形成され
た蛍光体スクリーンを分割走査する受像管の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年高品位放送あるいはこれにともなう
大画面をもつ高解像度受像管に対して種々の検討がなさ
れている。一般に受像管の高解像度化を達成するために
は、蛍光体スクリーン面での電子ビームのスポット径を
小さくしなければならない。これに対して、従来より電
子銃の電極構造の改良あるいは電子銃自体の大口径化、
伸長化などが図られてきたが、未だ十分な成果が得られ
ていない。これは、大形管になるにしたがって電子銃か
ら蛍光体スクリーンまでの距離が長くなり、電子レンズ
倍率が大きくなりすぎることが最大の原因である。した
がって高解像度を実現するためには、電子銃から蛍光体
スクリーンまでの距離(奥行き)を短縮することが重要
である。またこの場合、広角偏向にすると、画面中央と
周辺との倍率差の増大をまねく。そのため、広角偏向に
することは、高解像度化にとって得策ではない。
大画面をもつ高解像度受像管に対して種々の検討がなさ
れている。一般に受像管の高解像度化を達成するために
は、蛍光体スクリーン面での電子ビームのスポット径を
小さくしなければならない。これに対して、従来より電
子銃の電極構造の改良あるいは電子銃自体の大口径化、
伸長化などが図られてきたが、未だ十分な成果が得られ
ていない。これは、大形管になるにしたがって電子銃か
ら蛍光体スクリーンまでの距離が長くなり、電子レンズ
倍率が大きくなりすぎることが最大の原因である。した
がって高解像度を実現するためには、電子銃から蛍光体
スクリーンまでの距離(奥行き)を短縮することが重要
である。またこの場合、広角偏向にすると、画面中央と
周辺との倍率差の増大をまねく。そのため、広角偏向に
することは、高解像度化にとって得策ではない。
【0003】そのため、従来より独立した小形の受像管
を複数個配置して、高解像度大画面にする方法が、特開
昭48−90428号公報、特開昭49−21019号
公報、実開昭53−117130号公報などに開示され
ている。この種の方法は、屋外などに配置する分割数の
多い巨大画面表示には有効であるが、画面サイズが40
インチ程度の中規模の大画面表示の場合は、各領域間の
画面の接続部が目立ち、目障りな画像を再生する。した
がって家庭用テレビ受像機として使用する場合や計算機
利用設計(CAD)における図形表示用の端末機として
使用する場合に、その画面の接続部が致命的欠陥となる
。
を複数個配置して、高解像度大画面にする方法が、特開
昭48−90428号公報、特開昭49−21019号
公報、実開昭53−117130号公報などに開示され
ている。この種の方法は、屋外などに配置する分割数の
多い巨大画面表示には有効であるが、画面サイズが40
インチ程度の中規模の大画面表示の場合は、各領域間の
画面の接続部が目立ち、目障りな画像を再生する。した
がって家庭用テレビ受像機として使用する場合や計算機
利用設計(CAD)における図形表示用の端末機として
使用する場合に、その画面の接続部が致命的欠陥となる
。
【0004】これに対して、米国特許第3,071,7
06号明細書、実公昭39−25641号公報、特公昭
42−4928号公報、特公昭50−17167号公報
などには、複数個の独立した受像管のスクリーンを一体
化した構造のものが開示されている。この一体化構造の
蛍光体スクリーンをもつ受像管は、図11に示すように
、蛍光体スクリーン1の形成された表側パネル2、この
表側パネル2に対設された裏側パネル3、この裏側パネ
ル3に融着された複数個のファンネル4およびこの各フ
ァンネル4に融着された複数個のネック5により真空外
囲器が構成されている。
06号明細書、実公昭39−25641号公報、特公昭
42−4928号公報、特公昭50−17167号公報
などには、複数個の独立した受像管のスクリーンを一体
化した構造のものが開示されている。この一体化構造の
蛍光体スクリーンをもつ受像管は、図11に示すように
、蛍光体スクリーン1の形成された表側パネル2、この
表側パネル2に対設された裏側パネル3、この裏側パネ
ル3に融着された複数個のファンネル4およびこの各フ
ァンネル4に融着された複数個のネック5により真空外
囲器が構成されている。
【0005】しかし、このような構造の受像管を製造す
ることはきわめて難しいという問題がある。すなわち、
通常のカラー受像管は、図12に示すように、1個のパ
ネル2とネック5の溶着された1個のファンネル4とに
より外囲器が構成されるので、その製造は、図13(a
)に示すように、蛍光体スクリーン1の形成されたパネ
ル2とファンネル4とをフリットガラス6により接合(
封着)して外囲器を形成し、つぎに同(b)に示すよう
に、そのネック5内に電子銃7を挿入して、この電子銃
7に取付けられた排気管8付きステム9をネック5に融
着(封止)する。その後、排気管8を介して外囲器内を
排気し、十分に排気された段階で、同(c)に示すよう
に、その排気管8を融着して閉じる(チップオフ)こと
により製造される。
ることはきわめて難しいという問題がある。すなわち、
通常のカラー受像管は、図12に示すように、1個のパ
ネル2とネック5の溶着された1個のファンネル4とに
より外囲器が構成されるので、その製造は、図13(a
)に示すように、蛍光体スクリーン1の形成されたパネ
ル2とファンネル4とをフリットガラス6により接合(
封着)して外囲器を形成し、つぎに同(b)に示すよう
に、そのネック5内に電子銃7を挿入して、この電子銃
7に取付けられた排気管8付きステム9をネック5に融
着(封止)する。その後、排気管8を介して外囲器内を
排気し、十分に排気された段階で、同(c)に示すよう
に、その排気管8を融着して閉じる(チップオフ)こと
により製造される。
【0006】これに対し、図11に示した一体化構造の
蛍光体スクリーンをもつ1個のパネル2に対して複数個
のファンネル4と複数個のネック5を有する受像管につ
いては、表側パネル2と裏側パネル3と複数個のファン
ネル4と複数個のネック5とにより外囲器を形成したの
ち、その複数個のネック5にそれぞれ電子銃7を封止す
ることがきわめて困難である。すなわち、この受像管は
、複数個のネック5が隣接して配置され、そのネック5
とネック5との間隔が狭いため、ネック5間にバーナを
挿入して電子銃7に取付けられたステムとネック5とを
融着することがきわめて困難である。また特殊なバーナ
により融着することができるとしても、その取扱いは容
易でなく慎重を要する。もし隣接ネックなどを破損した
場合あるいはステムとネック5との融着に失敗した場合
には、回収がきかなくなるなどの問題がある。
蛍光体スクリーンをもつ1個のパネル2に対して複数個
のファンネル4と複数個のネック5を有する受像管につ
いては、表側パネル2と裏側パネル3と複数個のファン
ネル4と複数個のネック5とにより外囲器を形成したの
ち、その複数個のネック5にそれぞれ電子銃7を封止す
ることがきわめて困難である。すなわち、この受像管は
、複数個のネック5が隣接して配置され、そのネック5
とネック5との間隔が狭いため、ネック5間にバーナを
挿入して電子銃7に取付けられたステムとネック5とを
融着することがきわめて困難である。また特殊なバーナ
により融着することができるとしても、その取扱いは容
易でなく慎重を要する。もし隣接ネックなどを破損した
場合あるいはステムとネック5との融着に失敗した場合
には、回収がきかなくなるなどの問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来よ
り高解像度で電子銃から蛍光体スクリーンまでの距離が
短い大画面表示の受像管として、一体化構造の蛍光体ス
クリーンをもつ1個のパネルに対して複数個のファンネ
ルと複数個のネックを有し、その複数個のネックのそれ
ぞれに電子銃を配置した受像管が知られている。しかし
、この受像管は、複数個のネックが隣接して位置するた
め、その複数個のネックのそれぞれに電子銃を封止する
ことがきわめて困難であり、仮に特殊なバーナにより封
止することができるとしても、その取扱いは容易でなく
慎重を要し、もし隣接ネックなどを破損したりあるいは
封止が失敗した場合には、回収がきかなくなるなどの問
題がある。
り高解像度で電子銃から蛍光体スクリーンまでの距離が
短い大画面表示の受像管として、一体化構造の蛍光体ス
クリーンをもつ1個のパネルに対して複数個のファンネ
ルと複数個のネックを有し、その複数個のネックのそれ
ぞれに電子銃を配置した受像管が知られている。しかし
、この受像管は、複数個のネックが隣接して位置するた
め、その複数個のネックのそれぞれに電子銃を封止する
ことがきわめて困難であり、仮に特殊なバーナにより封
止することができるとしても、その取扱いは容易でなく
慎重を要し、もし隣接ネックなどを破損したりあるいは
封止が失敗した場合には、回収がきかなくなるなどの問
題がある。
【0008】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、蛍光体スクリーンをもつ1個のパ
ネルに対して複数個のファンネルと複数個のネックを有
し、その複数個のネックのそれぞれに電子銃を配置した
受像管を容易に組立てることができる受像管の製造方法
を得ることを目的とする。
なされたものであり、蛍光体スクリーンをもつ1個のパ
ネルに対して複数個のファンネルと複数個のネックを有
し、その複数個のネックのそれぞれに電子銃を配置した
受像管を容易に組立てることができる受像管の製造方法
を得ることを目的とする。
【0009】[発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】第1パネルと、この第1
パネルに対設される第2パネルと、この第2パネルに接
合される複数個のファンネルと、この複数個のファンネ
ルにそれぞれ接合される複数個のネックとにより外囲器
を形成し、上記第1パネルに蛍光体スクリーンを形成し
、上記複数個のネック内にそれぞれ電子銃を封止して、
上記蛍光体スクリーンの形成された1個の第1パネルに
対して上記電子銃の封止された複数個のネックを有する
受像管を形成する受像管の製造方法において、あらかじ
め上記ネック内に上記電子銃を封止したのちこの電子銃
の封止されたネックを上記ファンネルに接合してネック
付きファンネル部を形成するか、またはあらかじめ上記
ネックを上記ファンネルに接合してネック付きファンネ
ル部を形成したのちこのネック付きファンネル部のネッ
ク内に上記電子銃を封止しておき、この電子銃の封止さ
れたネック付きファンネル部を上記第2パネルに接合す
るようにした。
パネルに対設される第2パネルと、この第2パネルに接
合される複数個のファンネルと、この複数個のファンネ
ルにそれぞれ接合される複数個のネックとにより外囲器
を形成し、上記第1パネルに蛍光体スクリーンを形成し
、上記複数個のネック内にそれぞれ電子銃を封止して、
上記蛍光体スクリーンの形成された1個の第1パネルに
対して上記電子銃の封止された複数個のネックを有する
受像管を形成する受像管の製造方法において、あらかじ
め上記ネック内に上記電子銃を封止したのちこの電子銃
の封止されたネックを上記ファンネルに接合してネック
付きファンネル部を形成するか、またはあらかじめ上記
ネックを上記ファンネルに接合してネック付きファンネ
ル部を形成したのちこのネック付きファンネル部のネッ
ク内に上記電子銃を封止しておき、この電子銃の封止さ
れたネック付きファンネル部を上記第2パネルに接合す
るようにした。
【0011】さらに、あらかじめネック内に電子銃を封
止したのちこの電子銃の封止されたネックをファンネル
に接合してネック付きファンネル部を形成するか、また
はあらかじめネックをファンネルに接合してネック付き
ファンネル部を形成したのちこのネック付きファンネル
部のネック内に電子銃を封止しておき、この電子銃の封
止されたネック付きファンネル部を第2パネルに接合す
るとき、排気または不活性ガスを導入して上記ネック内
に封止された電子銃の酸化を防止するようにした。
止したのちこの電子銃の封止されたネックをファンネル
に接合してネック付きファンネル部を形成するか、また
はあらかじめネックをファンネルに接合してネック付き
ファンネル部を形成したのちこのネック付きファンネル
部のネック内に電子銃を封止しておき、この電子銃の封
止されたネック付きファンネル部を第2パネルに接合す
るとき、排気または不活性ガスを導入して上記ネック内
に封止された電子銃の酸化を防止するようにした。
【0012】さらにまた、あらかじめネック内に電子銃
を封止したのちこの電子銃の封止されたネックをファン
ネルに接合してネック付きファンネル部を形成するか、
またはあらかじめネックをファンネルに接合してネック
付きファンネル部を形成したのちこのネック付きファン
ネル部のネック内に電子銃を封止しておき、この電子銃
の封止されたネック付きファンネル部を第1パネルとと
もに第2パネルに接合するかまたは別途第1パネルと一
体化された第2パネルに接合して外囲器を形成するとき
、排気し、外囲器形成後もこの排気を継続して上記外囲
器を高真空に排気するようにした。
を封止したのちこの電子銃の封止されたネックをファン
ネルに接合してネック付きファンネル部を形成するか、
またはあらかじめネックをファンネルに接合してネック
付きファンネル部を形成したのちこのネック付きファン
ネル部のネック内に電子銃を封止しておき、この電子銃
の封止されたネック付きファンネル部を第1パネルとと
もに第2パネルに接合するかまたは別途第1パネルと一
体化された第2パネルに接合して外囲器を形成するとき
、排気し、外囲器形成後もこの排気を継続して上記外囲
器を高真空に排気するようにした。
【0013】なおまた、少なくとも平板状の第1パネル
と、この第1パネルに対設される平板状の第2パネルと
、これら第1、第2パネルの周辺部間に介在する側壁部
と、上記第2パネルに接合される複数個のファンネルと
、この複数個のファンネルにそれぞれ接合される複数個
のネックとにより外囲器を形成し、上記第1パネルに蛍
光体スクリーンを形成し、上記複数個のネック内にそれ
ぞれ電子銃を封止して、上記蛍光体スクリーンの形成さ
れた1個の第1パネルに対して上記電子銃の封止された
複数個のネックを有する受像管を形成する受像管の製造
方法において、あらかじめ上記ネック内に上記電子銃を
封止したのちこの電子銃の封止されたネックを上記ファ
ンネルに接合してネック付きファンネル部を形成するか
、またはあらかじめ上記ネックを上記ファンネルに接合
してネック付きファンネル部を形成したのちこのネック
付きファンネル部のネック内に上記電子銃を封止すると
ともに、上記第2パネルのファンネル接合部に複数個の
開孔部を形成して、上記電子銃の封止されたネック付き
ファンネル部を上記第2パネルの開孔部に接合するよう
にした。
と、この第1パネルに対設される平板状の第2パネルと
、これら第1、第2パネルの周辺部間に介在する側壁部
と、上記第2パネルに接合される複数個のファンネルと
、この複数個のファンネルにそれぞれ接合される複数個
のネックとにより外囲器を形成し、上記第1パネルに蛍
光体スクリーンを形成し、上記複数個のネック内にそれ
ぞれ電子銃を封止して、上記蛍光体スクリーンの形成さ
れた1個の第1パネルに対して上記電子銃の封止された
複数個のネックを有する受像管を形成する受像管の製造
方法において、あらかじめ上記ネック内に上記電子銃を
封止したのちこの電子銃の封止されたネックを上記ファ
ンネルに接合してネック付きファンネル部を形成するか
、またはあらかじめ上記ネックを上記ファンネルに接合
してネック付きファンネル部を形成したのちこのネック
付きファンネル部のネック内に上記電子銃を封止すると
ともに、上記第2パネルのファンネル接合部に複数個の
開孔部を形成して、上記電子銃の封止されたネック付き
ファンネル部を上記第2パネルの開孔部に接合するよう
にした。
【0014】
【作用】上記のように、あらかじめネック内に電子銃を
封止したのち、この電子銃の封止されたネックをファン
ネルに接合してネック付きファンネル部を形成するか、
またはあらかじめネックをファンネルに接合してネック
付きファンネル部を形成したのち、このネック付きファ
ンネル部のネック内に電子銃を封止しておき、この電子
銃の封止されたネック付きファンネル部を第2パネルに
接合するようにすると、ネックに電子銃を封止するとき
、バーナなどの設置が容易となり、電子銃に取付けられ
たステムとネックとの融着を容易におこなうことができ
る。また電子銃の封止を失敗しても、その失敗したネッ
クを捨てるか、あるいは従来の受像管の回収方法と同様
に失敗したネックを継ぎたして回収することが可能とな
り、受像管を容易に製造することができるようになる。
封止したのち、この電子銃の封止されたネックをファン
ネルに接合してネック付きファンネル部を形成するか、
またはあらかじめネックをファンネルに接合してネック
付きファンネル部を形成したのち、このネック付きファ
ンネル部のネック内に電子銃を封止しておき、この電子
銃の封止されたネック付きファンネル部を第2パネルに
接合するようにすると、ネックに電子銃を封止するとき
、バーナなどの設置が容易となり、電子銃に取付けられ
たステムとネックとの融着を容易におこなうことができ
る。また電子銃の封止を失敗しても、その失敗したネッ
クを捨てるか、あるいは従来の受像管の回収方法と同様
に失敗したネックを継ぎたして回収することが可能とな
り、受像管を容易に製造することができるようになる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0016】図4にその一実施例により製造される受像
管を示す。この受像管は、ガラス製表側パネル2(第1
パネル)と、この表側パネル2に対設されたガラス製裏
側パネル3(第2パネル)と、この裏側パネル3に接合
された複数個のガラス製ファンネル4と、この複数個の
ファンネル4に融着された複数個のガラス製ネック5と
からなる外囲器を有する。上記裏側パネル3のファンネ
ル4との接合部には、この裏側パネル3のプレス成形時
に開孔が形成され、表側パネル2と裏側パネル3および
裏側パネル3とファンネル4とは、フリットガラス6に
より接合されている。そして上記複数個のネック5内に
複数個の電子銃7が封止され、この封止された複数個の
電子銃7に対して表側パネル2の内面に一体構造の蛍光
体スクリーン1が形成されている。
管を示す。この受像管は、ガラス製表側パネル2(第1
パネル)と、この表側パネル2に対設されたガラス製裏
側パネル3(第2パネル)と、この裏側パネル3に接合
された複数個のガラス製ファンネル4と、この複数個の
ファンネル4に融着された複数個のガラス製ネック5と
からなる外囲器を有する。上記裏側パネル3のファンネ
ル4との接合部には、この裏側パネル3のプレス成形時
に開孔が形成され、表側パネル2と裏側パネル3および
裏側パネル3とファンネル4とは、フリットガラス6に
より接合されている。そして上記複数個のネック5内に
複数個の電子銃7が封止され、この封止された複数個の
電子銃7に対して表側パネル2の内面に一体構造の蛍光
体スクリーン1が形成されている。
【0017】この受像管の製造は、図1に示すように、
ファンネル4にネック5を融着して、ネック付きファン
ネル部10を形成しておき、このネック付きファンネル
部10を支持具11に取付けて、そのネック5内に電子
銃7を挿入し、バーナ12によりネック5と電子銃7に
取付けられたステム13とを加熱して融着させることに
より電子銃7を封止する。特にこの例の受像管では、後
述するように、排気管をパネル側に設けることにより、
従来のステム(排気管付き)とは異なる排気管のないス
テムが用いられている。
ファンネル4にネック5を融着して、ネック付きファン
ネル部10を形成しておき、このネック付きファンネル
部10を支持具11に取付けて、そのネック5内に電子
銃7を挿入し、バーナ12によりネック5と電子銃7に
取付けられたステム13とを加熱して融着させることに
より電子銃7を封止する。特にこの例の受像管では、後
述するように、排気管をパネル側に設けることにより、
従来のステム(排気管付き)とは異なる排気管のないス
テムが用いられている。
【0018】つぎに、図2に示すように、側面に排気管
15が取付けられ、かつ内面に蛍光体スクリーン1の形
成された表側パネル2を治具16上に位置決め載置し、
この表側パネル2上に、プレス成形時にファンネル4と
の接合部に開孔が形成され、かつ高圧端子(図示せず)
が取付けられ、表側パネル2との接合面およびファンネ
ル4との接合部にフリットガラスの塗布された裏側パネ
ル3を位置決め載置する。さらにこの裏側パネル3上に
上記電子銃7の封止されたネック付きファンネル部10
を載置する。そしてこの治具16上に位置決め載置され
た表側パネル2、裏側パネル3およびネック付きファン
ネル部10を加熱して、各接合面に塗布されているフリ
ットガラスを溶融して同時に一体に接合して外囲器を形
成する。
15が取付けられ、かつ内面に蛍光体スクリーン1の形
成された表側パネル2を治具16上に位置決め載置し、
この表側パネル2上に、プレス成形時にファンネル4と
の接合部に開孔が形成され、かつ高圧端子(図示せず)
が取付けられ、表側パネル2との接合面およびファンネ
ル4との接合部にフリットガラスの塗布された裏側パネ
ル3を位置決め載置する。さらにこの裏側パネル3上に
上記電子銃7の封止されたネック付きファンネル部10
を載置する。そしてこの治具16上に位置決め載置され
た表側パネル2、裏側パネル3およびネック付きファン
ネル部10を加熱して、各接合面に塗布されているフリ
ットガラスを溶融して同時に一体に接合して外囲器を形
成する。
【0019】その後、図3に示すように、上記一体に接
合された外囲器17を排気装置の支持台18に取付け、
上記表側パネル2の側面に取付けられた排気管15を介
して排気し、十分に排気された段階で電子銃7のカソー
ドを活性化など所定の処理をおこなったのち、排気管1
5を融着して閉じる。
合された外囲器17を排気装置の支持台18に取付け、
上記表側パネル2の側面に取付けられた排気管15を介
して排気し、十分に排気された段階で電子銃7のカソー
ドを活性化など所定の処理をおこなったのち、排気管1
5を融着して閉じる。
【0020】ところで、上記方法により受像管を製造す
ると、ネック付きファンネル部10に電子銃7を封止す
るので、従来のように表側パネル、裏側パネル、ファン
ネルおよびネックからなる外囲器を形成したのち、その
複数個のネックに電子銃を封止する方法では、きわめて
困難であった電子銃の封止を容易におこなうことができ
、その生産性を通常の各1個のパネル、ファンネルおよ
びネックからなる受像管と同じように良好にすることが
できる。
ると、ネック付きファンネル部10に電子銃7を封止す
るので、従来のように表側パネル、裏側パネル、ファン
ネルおよびネックからなる外囲器を形成したのち、その
複数個のネックに電子銃を封止する方法では、きわめて
困難であった電子銃の封止を容易におこなうことができ
、その生産性を通常の各1個のパネル、ファンネルおよ
びネックからなる受像管と同じように良好にすることが
できる。
【0021】つぎに、他の実施例について説明する。
【0022】上記実施例では、あらかじめファンネルに
ネックを融着してネック付きファンネル部を形成し、そ
のネック付きファンネル部のネック内に電子銃を封止し
たが、この電子銃の封止は、あらかじめネックに電子銃
を封止しておき、この電子銃の封止されたネックをファ
ンネルに融着してもよい。
ネックを融着してネック付きファンネル部を形成し、そ
のネック付きファンネル部のネック内に電子銃を封止し
たが、この電子銃の封止は、あらかじめネックに電子銃
を封止しておき、この電子銃の封止されたネックをファ
ンネルに融着してもよい。
【0023】また、上記実施例では、あらかじめネック
付きファンネル部に電子銃を封止しておき、この電子銃
の封止されたネック付きファンネル部を表側パネルと裏
側パネルとの接合と同時に裏側パネルに接合して外囲器
を形成したが、この外囲器の形成は、図5に示すように
、治具19に表側パネル2と裏側パネル3とを位置決め
載置して、あらかじめその表側パネル2と裏側パネル3
とを一体に接合しておき、この表側パネル2に一体に接
合された裏側パネル3に上記電子銃の封止されたネック
付きファンネル部を接合してもよい。
付きファンネル部に電子銃を封止しておき、この電子銃
の封止されたネック付きファンネル部を表側パネルと裏
側パネルとの接合と同時に裏側パネルに接合して外囲器
を形成したが、この外囲器の形成は、図5に示すように
、治具19に表側パネル2と裏側パネル3とを位置決め
載置して、あらかじめその表側パネル2と裏側パネル3
とを一体に接合しておき、この表側パネル2に一体に接
合された裏側パネル3に上記電子銃の封止されたネック
付きファンネル部を接合してもよい。
【0024】また、電子銃の封止されたネック付きファ
ンネル部を裏側パネルに接合し、ついでこの裏側パネル
を表側パネルに接合して外囲器を形成することも可能で
ある。
ンネル部を裏側パネルに接合し、ついでこの裏側パネル
を表側パネルに接合して外囲器を形成することも可能で
ある。
【0025】さらに、上記実施例において、電子銃の封
止されたネック付きファンネル部を裏側パネルに接合す
るとき、すなわち、表側パネル、裏側パネルおよびネッ
ク付きファンネル部を同時に接合、あるいはあらかじめ
一体に接合された表側パネルと裏側パネルに電子銃の封
止されたネック付きファンネル部を接合して外囲器を形
成するときに、位置決め載置されたそれらの内側を排気
管を介して排気または不活性ガスを導入しながら接合す
ると、ネック内を排気またはネック内に不活性ガスを導
入することができ、接合時の加熱による電子銃の酸化が
防止され、受像管の特性を向上させることができる。
止されたネック付きファンネル部を裏側パネルに接合す
るとき、すなわち、表側パネル、裏側パネルおよびネッ
ク付きファンネル部を同時に接合、あるいはあらかじめ
一体に接合された表側パネルと裏側パネルに電子銃の封
止されたネック付きファンネル部を接合して外囲器を形
成するときに、位置決め載置されたそれらの内側を排気
管を介して排気または不活性ガスを導入しながら接合す
ると、ネック内を排気またはネック内に不活性ガスを導
入することができ、接合時の加熱による電子銃の酸化が
防止され、受像管の特性を向上させることができる。
【0026】さらにまた、上記実施例において、位置決
め載置された表側パネル、裏側パネルおよびネック付き
ファンネル部、あるいは一体に接合された表側パネルと
裏側パネルおよびネック付きファンネル部の内側を排気
しながら外囲器を形成し、外囲器形成後もその排気を継
続して外囲器を高真空に排気すると、熱処理を大幅に削
減でき、かつ電子銃に対する加熱の影響を軽減して特性
良好な受像管を製造することができる。
め載置された表側パネル、裏側パネルおよびネック付き
ファンネル部、あるいは一体に接合された表側パネルと
裏側パネルおよびネック付きファンネル部の内側を排気
しながら外囲器を形成し、外囲器形成後もその排気を継
続して外囲器を高真空に排気すると、熱処理を大幅に削
減でき、かつ電子銃に対する加熱の影響を軽減して特性
良好な受像管を製造することができる。
【0027】なお、上記実施例では、表側パネルの側面
に排気管を取付けたが、この排気管は、表側パネルと裏
側パネルとの接合部など他の部分に設けてもよく、また
従来の受像管と同様に電子銃に取付けるステムを排気管
付きステムとしてもよい。
に排気管を取付けたが、この排気管は、表側パネルと裏
側パネルとの接合部など他の部分に設けてもよく、また
従来の受像管と同様に電子銃に取付けるステムを排気管
付きステムとしてもよい。
【0028】なおまた、上記各実施例では、表側パネル
および裏側パネルが球面状の受像管について説明したが
、図10に表側パネル2および裏側パネル3がそれぞれ
矩形平板状のガラスプレートからなる受像管も同様の方
法により製造することができる。
および裏側パネルが球面状の受像管について説明したが
、図10に表側パネル2および裏側パネル3がそれぞれ
矩形平板状のガラスプレートからなる受像管も同様の方
法により製造することができる。
【0029】すなわち、この受像管は、矩形平板状のガ
ラスプレートからなる表側パネル2と、この表側パネル
2に対設された同じく矩形平板状のガラスプレートから
なる裏側パネル3と、これら表側パネル2と裏側パネル
3との間の周辺部に配置された矩形筒状に側壁部21と
、上記裏側パネル3に接合された複数個のガラス製ファ
ンネル4と、この複数個のファンネル4に融着された複
数個のガラス製ネック5とにより外囲器が構成され、そ
の表側パネル2、側壁部21、裏側パネル3およびファ
ンネル4は、それぞれフリットガラスにより接合されて
いる。さらにこの受像管については、表側パネル2と裏
側パネル3との間に複数個の支持棒22が配置されてい
る。 そして、上記複数個のネック5内に複数個の電子銃7が
封止され、この封止された複数個の電子銃7に対して表
側パネル2の内面に一体構造の蛍光体スクリーン1が形
成されている。
ラスプレートからなる表側パネル2と、この表側パネル
2に対設された同じく矩形平板状のガラスプレートから
なる裏側パネル3と、これら表側パネル2と裏側パネル
3との間の周辺部に配置された矩形筒状に側壁部21と
、上記裏側パネル3に接合された複数個のガラス製ファ
ンネル4と、この複数個のファンネル4に融着された複
数個のガラス製ネック5とにより外囲器が構成され、そ
の表側パネル2、側壁部21、裏側パネル3およびファ
ンネル4は、それぞれフリットガラスにより接合されて
いる。さらにこの受像管については、表側パネル2と裏
側パネル3との間に複数個の支持棒22が配置されてい
る。 そして、上記複数個のネック5内に複数個の電子銃7が
封止され、この封止された複数個の電子銃7に対して表
側パネル2の内面に一体構造の蛍光体スクリーン1が形
成されている。
【0030】この受像管の製造方法は、あらかじめファ
ンネル4にネック5を融着して、ネック付きファンネル
部10を形成しておき、このネック付きファンネル部1
0に電子銃7を封止しておく。一方、図6に示すように
、表側パネル2に蛍光体スクリーン1を形成しておく。 また図7に示すように、細長いガラスプレート23a
、23bに排気管15および高圧端子24を融着し、こ
れら細長いガラスプレート23a 、23bを他の細長
いガラスプレート23c 、23d とともにフリット
ガラスにより接合して、側壁部21を形成しておく。さ
らに図8に示すように、矩形状のガラスプレートに水や
研磨剤を高速で吹付けたり、機械的に切断したりあるい
は化学的にエッチングするなどの方法により開孔26を
あけて、裏側パネル3を形成しておく。
ンネル4にネック5を融着して、ネック付きファンネル
部10を形成しておき、このネック付きファンネル部1
0に電子銃7を封止しておく。一方、図6に示すように
、表側パネル2に蛍光体スクリーン1を形成しておく。 また図7に示すように、細長いガラスプレート23a
、23bに排気管15および高圧端子24を融着し、こ
れら細長いガラスプレート23a 、23bを他の細長
いガラスプレート23c 、23d とともにフリット
ガラスにより接合して、側壁部21を形成しておく。さ
らに図8に示すように、矩形状のガラスプレートに水や
研磨剤を高速で吹付けたり、機械的に切断したりあるい
は化学的にエッチングするなどの方法により開孔26を
あけて、裏側パネル3を形成しておく。
【0031】そして図9に示すように、それらの接合部
分にフリットガラスを塗布して、図示しない組立て治具
上に位置決め載置し、加熱して上記各接合面に塗布され
ているフリットガラスを溶融して、表側パネル2、側壁
部21、裏側パネル3およびネック付きファンネル部1
0を一体に接合する。この場合、表側パネル2と裏側パ
ネル3との間に配置される複数個の支持棒22を、たと
えばフリットガラスにより裏側パネル3に仮止めしてお
き、上記各部を接合するとき、同時に固定する。
分にフリットガラスを塗布して、図示しない組立て治具
上に位置決め載置し、加熱して上記各接合面に塗布され
ているフリットガラスを溶融して、表側パネル2、側壁
部21、裏側パネル3およびネック付きファンネル部1
0を一体に接合する。この場合、表側パネル2と裏側パ
ネル3との間に配置される複数個の支持棒22を、たと
えばフリットガラスにより裏側パネル3に仮止めしてお
き、上記各部を接合するとき、同時に固定する。
【0032】その後、上記側壁部21に設けられた排気
管15を介して排気する。
管15を介して排気する。
【0033】このような方法により組立てると、矩形平
板状のガラスプレートからなる受像管を容易に製造する
ことができる。
板状のガラスプレートからなる受像管を容易に製造する
ことができる。
【0034】なお、上記製造方法では、あらかじめファ
ンネルにネックを融着して、ネック付きファンネル部を
形成しておき、そのネック付きファンネル部のネック内
に電子銃を封止したが、この電子銃を封止は、あらかじ
めネックに電子銃を封止しておき、この電子銃の封止さ
れたネックをファンネルに融着してもよい。
ンネルにネックを融着して、ネック付きファンネル部を
形成しておき、そのネック付きファンネル部のネック内
に電子銃を封止したが、この電子銃を封止は、あらかじ
めネックに電子銃を封止しておき、この電子銃の封止さ
れたネックをファンネルに融着してもよい。
【0035】なおまた、上記製造方法では、表側パネル
、側壁部、裏側パネルおよびネック付きファンネル部を
同時に接合して外囲器を形成したが、この外囲器を形成
するための接合は、上記した同時一体接合に限らず、た
とえば裏側パネルにネック付きファンネル部を接合し、
つぎにその裏側パネルに側壁部を接合し、最後にその側
壁部に表側パネルを接合する方法でもよく、またあらか
じめ表側パネルと側壁部と裏側パネルとを接合しておき
、つぎにその裏側パネルにネック付きファンネル部を接
合するなどの方法により外囲器を形成してもよい。
、側壁部、裏側パネルおよびネック付きファンネル部を
同時に接合して外囲器を形成したが、この外囲器を形成
するための接合は、上記した同時一体接合に限らず、た
とえば裏側パネルにネック付きファンネル部を接合し、
つぎにその裏側パネルに側壁部を接合し、最後にその側
壁部に表側パネルを接合する方法でもよく、またあらか
じめ表側パネルと側壁部と裏側パネルとを接合しておき
、つぎにその裏側パネルにネック付きファンネル部を接
合するなどの方法により外囲器を形成してもよい。
【0036】さらに、上記製造方法において、表側パネ
ル、側壁部、裏側パネルおよびネック付きファンネル部
を接合して外囲器を形成するとき、前記実施例のように
排気または不活性ガスを導入して、電子銃の酸化を防止
すること、また排気しながら外囲器を形成し、その後継
続してその外囲器を高真空に排気することなどは、任意
におこなってよい。
ル、側壁部、裏側パネルおよびネック付きファンネル部
を接合して外囲器を形成するとき、前記実施例のように
排気または不活性ガスを導入して、電子銃の酸化を防止
すること、また排気しながら外囲器を形成し、その後継
続してその外囲器を高真空に排気することなどは、任意
におこなってよい。
【0037】さらにまた、上記製造方法では、あらかじ
め4個の細長いガラスプレートを接合して側壁部を形成
しておき、この側壁部を外囲器を形成するとき、表側パ
ネルと裏側パネルとの間に配置して接合したが、この側
壁部は、表側パネル、裏側パネルなどとともに、ガラス
プレートのまま配置して、一体に接合することも可能で
ある。このようにすると、側壁部を形成する加熱工程を
省略でき、より経済的に受像管を製造することができる
。
め4個の細長いガラスプレートを接合して側壁部を形成
しておき、この側壁部を外囲器を形成するとき、表側パ
ネルと裏側パネルとの間に配置して接合したが、この側
壁部は、表側パネル、裏側パネルなどとともに、ガラス
プレートのまま配置して、一体に接合することも可能で
ある。このようにすると、側壁部を形成する加熱工程を
省略でき、より経済的に受像管を製造することができる
。
【0038】なお、上記各実施例において、外囲器内に
シャドウマスクなどの管内部材を配置することは、任意
である。
シャドウマスクなどの管内部材を配置することは、任意
である。
【0039】
【発明の効果】あらかじめネック内に電子銃を封止し、
この電子銃の封止されたネックをファンネルに接合して
ネック付きファンネル部を形成するか、またはあらかじ
めネック付きファンネル部を形成し、このネック付きフ
ァンネル部のネック内に電子銃を封止しておき、この電
子銃の封止されたネック付きファンネル部を第2パネル
に接合すると、従来困難であった複数個のネックのそれ
ぞれに対する電子銃の封止を、ネックが1個の通常の受
像管と同様に容易におこなうことができ、一体化構造の
蛍光体スクリーンの形成された第1パネルと、この第1
パネルに対設される第2パネルと、複数個のファンネル
と、複数個のネックからなる外囲器を有し、その各ネッ
クに電子銃の封止された受像管を効率よくかつ容易に量
産することができる。
この電子銃の封止されたネックをファンネルに接合して
ネック付きファンネル部を形成するか、またはあらかじ
めネック付きファンネル部を形成し、このネック付きフ
ァンネル部のネック内に電子銃を封止しておき、この電
子銃の封止されたネック付きファンネル部を第2パネル
に接合すると、従来困難であった複数個のネックのそれ
ぞれに対する電子銃の封止を、ネックが1個の通常の受
像管と同様に容易におこなうことができ、一体化構造の
蛍光体スクリーンの形成された第1パネルと、この第1
パネルに対設される第2パネルと、複数個のファンネル
と、複数個のネックからなる外囲器を有し、その各ネッ
クに電子銃の封止された受像管を効率よくかつ容易に量
産することができる。
【0040】また、外囲器を形成するとき、排気または
不活性ガスを導入しながらおこなうと、ネック内に封止
された電子銃の酸化を防止して、特性良好な受像管を製
造することができる。さらに、外囲器を形成するとき、
排気し、外囲器形成後もその排気を継続して外囲器を高
真空に排気すると、熱処理を削減でき、かつ電子銃に対
する加熱の影響を軽減して、より特性良好な受像管を製
造することができる。
不活性ガスを導入しながらおこなうと、ネック内に封止
された電子銃の酸化を防止して、特性良好な受像管を製
造することができる。さらに、外囲器を形成するとき、
排気し、外囲器形成後もその排気を継続して外囲器を高
真空に排気すると、熱処理を削減でき、かつ電子銃に対
する加熱の影響を軽減して、より特性良好な受像管を製
造することができる。
【0041】さらに、この製造方法よれば、平板状の第
1、第2パネル、複数個のファンネルおよび複数個のネ
ックからなる外囲器を有し、その各ネック内に電子銃の
封止された受像管を効率よくかつ容易に量産することが
できる。
1、第2パネル、複数個のファンネルおよび複数個のネ
ックからなる外囲器を有し、その各ネック内に電子銃の
封止された受像管を効率よくかつ容易に量産することが
できる。
【図1】この発明の一実施例である受像管の製造方法に
おけるネック付きファンネルのネック内に電子銃を封止
する方法の説明図である。
おけるネック付きファンネルのネック内に電子銃を封止
する方法の説明図である。
【図2】同じく表側パネルと裏側パネルと電子銃の封止
されたネック付きファンネルとを接合する方法の説明図
である。
されたネック付きファンネルとを接合する方法の説明図
である。
【図3】同じく形成された外囲器を排気する方法の説明
図である。
図である。
【図4】この発明の一実施例により製造される受像管の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図5】この発明の他の実施例を説明するための図であ
る。
る。
【図6】この発明の異なる他の実施例における平板状ガ
ラスプレートからなる表側パネルへの蛍光体スクリーン
の形成を説明するための図である。
ラスプレートからなる表側パネルへの蛍光体スクリーン
の形成を説明するための図である。
【図7】同じく側壁部の形成方法の説明図である。
【図8】同じく裏側パネルの形成方法の説明図である。
【図9】同じく表側パネル、側壁部、裏側パネルおよび
ネック付きファンネルの接合方法の説明図である。
ネック付きファンネルの接合方法の説明図である。
【図10】図10(a)は平板状ガラスプレートからな
る表側パネル、側壁部、平板状ガラスプレートからなる
裏側パネル、ファンネルおよびネックからなる外囲器を
有する受像管の構成を示す斜視図、図10(b)はその
一部を断面で示した正面図である。
る表側パネル、側壁部、平板状ガラスプレートからなる
裏側パネル、ファンネルおよびネックからなる外囲器を
有する受像管の構成を示す斜視図、図10(b)はその
一部を断面で示した正面図である。
【図11】図11(a)は従来の表側パネル、裏側パネ
ル、ファンネルおよびネックからなる外囲器を有し、そ
の各ネック内に電子銃の封止された受像管の構成を示す
図、図11(b)はその断面図である。
ル、ファンネルおよびネックからなる外囲器を有し、そ
の各ネック内に電子銃の封止された受像管の構成を示す
図、図11(b)はその断面図である。
【図12】従来の通常の受像管の構成を示す図である。
【図13】図13(a)はその通常の受像管におけるパ
ネルとファンネルとの接合方法の説明図、図13(b)
はその電子銃の封止方法の説明図、図13(c)はその
排気方法説明図である。
ネルとファンネルとの接合方法の説明図、図13(b)
はその電子銃の封止方法の説明図、図13(c)はその
排気方法説明図である。
1…蛍光体スクリーン
2…表側パネル(第1パネル)
3…裏側パネル(第2パネル)
4…ファンネル
5…ネック
6…フリットガラス
7…電子銃
10…ネック付きファンネル部
13…ステム
15…排気管
17…外囲器
21…側壁部
22…支持棒
Claims (4)
- 【請求項1】 第1パネルと、この第1パネルに対設
される第2パネルと、この第2パネルに接合される複数
個のファンネルと、この複数個のファンネルにそれぞれ
接合される複数個のネックとにより外囲器を形成し、上
記第1パネルに蛍光体スクリーンを形成し、上記複数個
のネック内にそれぞれ電子銃を封止して、上記蛍光体ス
クリーンの形成された1個の第1パネルに対して上記電
子銃の封止された複数個のネックを有する受像管を形成
する受像管の製造方法において、あらかじめ上記ネック
内に上記電子銃を封止したのちこの電子銃の封止された
ネックを上記ファンネルに接合してネック付きファンネ
ル部を形成するか、またはあらかじめ上記ネックを上記
ファンネルに接合してネック付きファンネル部を形成し
たのちこのネック付きファンネル部のネック内に上記電
子銃を封止しておき、この電子銃の封止されたネック付
きファンネル部を上記第2パネルに接合することを特徴
とする受像管の製造方法。 - 【請求項2】 第1パネルと、この第1パネルに対設
される第2パネルと、この第2パネルに接合される複数
個のファンネルと、この複数個のファンネルにそれぞれ
接合される複数個のネックとにより外囲器を形成し、上
記第1パネルに蛍光体スクリーンを形成し、上記複数個
のネック内にそれぞれ電子銃を封止して、上記蛍光体ス
クリーンの形成された1個の第1パネルに対して上記電
子銃の封止された複数個のネックを有する受像管を形成
する受像管の製造方法において、あらかじめ上記ネック
内に上記電子銃を封止したのちこの電子銃の封止された
ネックを上記ファンネルに接合してネック付きファンネ
ル部を形成するか、またはあらかじめ上記ネックを上記
ファンネルに接合してネック付きファンネル部を形成し
たのちこのネック付きファンネル部のネック内に上記電
子銃を封止しておき、この電子銃の封止されたネック付
きファンネル部を上記第2パネルに接合するとき、排気
または不活性ガスを導入して上記ネック内に封止された
電子銃の酸化を防止することを特徴とする受像管の製造
方法。 - 【請求項3】 第1パネルと、この第1パネルに対設
される第2パネルと、この第2パネルに接合される複数
個のファンネルと、この複数個のファンネルにそれぞれ
接合される複数個のネックとにより外囲器を形成し、上
記第1パネルに蛍光体スクリ―ンを形成し、上記複数個
のネック内にそれぞれ電子銃を封止して、上記蛍光体ス
クリ―ンの形成された1個の第1パネルに対して上記電
子銃の封止された複数個のネックを有する受像管を形成
する受像管の製造方法において、あらかじめ上記ネック
内に上記電子銃を封止したのちこの電子銃の封止された
ネックを上記ファンネルに接合してネック付きファンネ
ル部を形成するか、またはあらかじめ上記ネックを上記
ファンネルに接合してネック付きファンネル部を形成し
たのちこのネック付きファンネル部のネック内に上記電
子銃を封止しておき、この電子銃の封止されたネック付
きファンネル部を上記第1パネルとともに上記第2パネ
ルに接合するかまたは別途第1パネルと一体化された第
2パネルに接合して外囲器を形成するとき上記ネック内
を排気し、外囲器形成後もこの排気を継続して上記外囲
器を高真空に排気することを特徴とする受像管の製造方
法。 - 【請求項4】 少なくとも平板状の第1パネルと、こ
の第1パネルに対設される平板状の第2パネルと、これ
ら第1、第2パネルの周辺部間に介在する側壁部と、上
記第2パネルに接合される複数個のファンネルと、この
複数個のファンネルにそれぞれ接合される複数個のネッ
クとにより外囲器を形成し、上記第1パネルに蛍光体ス
クリーンを形成し、上記複数個のネック内にそれぞれ電
子銃を封止して、上記蛍光体スクリーンの形成された1
個の第1パネルに対して上記電子銃の封止された複数個
のネックを有する受像管を形成する受像管の製造方法に
おいて、あらかじめ上記ネック内に上記電子銃を封止し
たのちこの電子銃の封止されたネックを上記ファンネル
に接合してネック付きファンネル部を形成するか、また
はあらかじめ上記ネックを上記ファンネルに接合してネ
ック付きファンネル部を形成したのちこのネック付きフ
ァンネル部のネック内に上記電子銃を封止するとともに
、上記第2パネルのファンネル接合部に複数個の開孔部
を形成して上記電子銃の封止されたネック付きファンネ
ル部を上記第2パネルの開孔部に接合することを特徴と
する受像管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03084677A JP3090703B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 受像管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03084677A JP3090703B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 受像管の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04294030A true JPH04294030A (ja) | 1992-10-19 |
JP3090703B2 JP3090703B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=13837336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03084677A Expired - Fee Related JP3090703B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 受像管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090703B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6727640B2 (en) | 2000-05-15 | 2004-04-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Glass bulb for a cathode-ray tube and a cathode-ray tube device |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP03084677A patent/JP3090703B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6727640B2 (en) | 2000-05-15 | 2004-04-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Glass bulb for a cathode-ray tube and a cathode-ray tube device |
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JP3090703B2 (ja) | 2000-09-25 |
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