JPH04293023A - アクティブマトリックス基板 - Google Patents

アクティブマトリックス基板

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JPH04293023A
JPH04293023A JP3081726A JP8172691A JPH04293023A JP H04293023 A JPH04293023 A JP H04293023A JP 3081726 A JP3081726 A JP 3081726A JP 8172691 A JP8172691 A JP 8172691A JP H04293023 A JPH04293023 A JP H04293023A
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JP
Japan
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thin film
active matrix
drive circuit
matrix substrate
film transistor
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JP3081726A
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Genshirou Kawachi
玄士朗 河内
Takashi Aoyama
隆 青山
Takaya Suzuki
誉也 鈴木
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G T C KK
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G T C KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子などの表
示装置に用いられるアクティブマトリックス基板に係り
、特に、周辺駆動回路を基板上に内蔵するのに好適なア
クティブマトリックス基板の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス等の絶縁性基板上に薄膜トランジ
スタ(以下、TFTと略する)をマトリックス状に形成
し、これをスイッチング素子として用い画像表示を行う
アクティブマトリックス基板においては、実装コスト低
減の点から、周辺駆動回路を同一の基板上に内蔵する技
術が重要となっており、このため電子移動度が大きい多
結晶シリコン薄膜トランジスタ(以下、poly−Si
 TFTと略する)が有望視されている。poly−S
i TFTは電流駆動能力が大きいという長所を持つ反
面、オフ電流が大きいという欠点があることが知られて
いる。このオフ電流を低減する方法の1つとして、TF
Tのチャンネル領域を弱くp型にドープする方法がある
(IEEE Transaction Electro
n Devices Vol.ED−33, No.7
, JULY, 1986, 973〜984ページ参
照)。同様な技術は、目的は異なるが、特開昭63−2
61880号公報においても開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術は、次のような問題点を有している。以下、こ
の問題点について説明する。
【0004】図3は、poly−Si TFTにおける
、チャンネル領域のp型不純物導入量(ボロン濃度)と
TFTのオフ電流の関係をしめす。図中、ドレイン電圧
VD が10Vの時はオフ電流はボロン濃度が6×10
12cm−2付近で最小値となる。このような傾向は前
述の文献においても述べられている。ところが、ドレイ
ン電圧VD が30Vと大きくなると、オフ電流はボロ
ン濃度とともに単調に増加する。この知見は発明者等の
実験により見出されたものである。この結果から従来の
技術には以下のような問題点があることが明らかとなっ
た。
【0005】すなわち、周辺駆動回路を内蔵したアクテ
ィブマトリックス基板においては、画像表示用のスイッ
チングトランジスタと周辺駆動回路を構成するトランジ
スタでは動作条件が異なる。画像表示用のスイッチング
トランジスタでは、ドレイン電圧VD1は液晶のしきい
電圧程度でよいため、高々10Vまでの範囲である。こ
のため、図3からわかるように、チャンネル領域のボロ
ン濃度を2〜6×1012cm−2とすることにより、
オフ電流が小さくなり、その結果コントラスト比の高い
画像表示が可能となる。しかし、周辺駆動回路を構成す
るトランジスタでは、ドレイン電圧VD2は画像表示用
のスイッチングトランジスタのオン、オフのために25
V以上は必要である。従って、図3からわかるように、
画像表示用のスイッチングトランジスタと同様に、チャ
ンネル領域のボロン濃度を2〜6×1012cm−2と
するとオフ電流が大きくなり、回路の出力電圧が低下し
、十分な駆動能力が得られず、画像表示が困難になると
いう問題がある。
【0006】本発明の目的は、以上に述べた問題点を解
決し、良好な画像表示特性を持つTFTスイッチングマ
トリックスと、十分な駆動能力を持つ周辺駆動回路を有
する周辺駆動回路内蔵型のアクティブマトリックス基板
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明では以下の構造のアクティブマトリック
ス基板を採用する。すなわち、本発明のアクティブマト
リックス基板は、周辺駆動回路の少なくとも一部を同一
の絶縁基板上に内蔵したアクティブマトリックス基板に
おいて、画像表示用スイッチングマトリックスを構成す
るTFTのチャンネル領域でのp型の不純物濃度を2×
1012〜6×1012cm−2以下となるようにし、
周辺駆動回路を構成するTFTのチャンネル領域でのp
型不純物濃度を1×1012cm−2以下となるように
したものである。
【0008】
【作用】画像表示用TFTでは、動作条件はドレイン電
圧VD が10V以下であるため、チャンネル領域の不
純物濃度を2×1012〜1012cm−2とすること
により、また周辺駆動回路TFTでは、動作条件はドレ
イン電圧VD が25V以上であるため、チャンネル領
域の不純物濃度を1×1012cm−2以下とすること
により、それぞれの動作条件に応じてオフ電流を最小に
することができるので高精細で高いコントラスト比を持
つ画像表示が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1(a)は本発明の実施例のアクティブマトリッ
クス基板の斜視図である。透明絶縁基板1上に、マトリ
ックス状に配置された複数の薄膜トランジスタおよびこ
れらのトランジスタ間を接続する配線群から構成された
表示用アクティブマトリックス11と、複数の薄膜トラ
ンジスタとこれらのトランジスタ間を接続する配線群か
ら構成された走査側駆動回路12および信号側駆動回路
13が設けられている。図1(b)は走査側駆動回路1
2および信号側駆動回路13を構成する薄膜トランジス
タの断面構造図である。図1(b)に示されたトランジ
スタのチャンネル領域は不純物をドープしないノンドー
プ層20となっている。図1(c)は表示部アクティブ
マトリックス11を構成する薄膜トランジスタの断面構
造図である。図1(c)に示されたトランジスタのチャ
ンネル領域はボロンを6×1012cm−2ドープした
ボロンドープ層22で構成されている。
【0010】次に、図1に示した実施例の製造工程を図
2(a)〜(e)に従って説明する。透明絶縁基板1上
に、減圧CVD法により基板温度550℃で非晶質Si
膜を形成し、続いて600℃で4時間以上熱処理して結
晶化させる。得られた多結晶Si膜をホト、エッチ工程
によりパターニングしてノンドープ層20を得る。[図
2(a)]次に、ホトリソグラフィ工程により、周辺駆
動回路を構成するトランジスタのノンドープ層20上の
みをレジスト膜3で覆い、イオン注入法にてボロンイオ
ンを加速電圧20kVで6×1012cm−2導入して
、表示部のトランジスタのみにボロンドープ層22を形
成する。[図2(b)]レジスト膜3を除去した後、S
iO2 膜および多結晶Si膜をそれぞれ常圧CVD法
および減圧CVD法で形成し、ホト、エッチ工程により
パターニングしてゲート絶縁膜23、ゲート電極24と
する。 [図2(c)]
【0011】つぎに、イオン注入法によりリンイオンを
加速電圧20kVで5×1015cm−2導入し、60
0℃で4時間熱処理してソース、ドレインのリンドープ
層21とする。[図2(d)]続いて、保護膜25とし
て常圧CVD法によりPSG膜またはSiO2 膜を形
成し、ホト、エッチ工程によりスルーホールを開孔する
。次にAl膜をスパッタリング法で形成しホト、エッチ
工程によりパターニングして電極26を得る。[図2(
e)]以上で薄膜トランジスタ形成は完了するが、この
後、特性向上のための水素プラズマ処理や液晶駆動用の
透明電極の形成の工程を経て、図1(a)に示すような
アクティブマトリックス基板が完成する。
【0012】本実施例によれば、周辺駆動回路のトラン
ジスタのチャンネル領域はノンドープ層で、表示部のト
ランジスタのチャンネル領域は6×1012cm−2だ
けボロンをドープしたボロンドープ層でそれぞれ構成さ
れているため、周辺駆動回路と表示部アクティブマトリ
ックスの各々でトランジスタのオフ電流を抑えることが
できるため良好な画像表示が可能な周辺駆動回路内蔵型
のアクティブマトリックス基板を実現できる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像表示
用TFTのチャンネル領域には、p型不純物を2×10
12〜6×1012cm−2の範囲で導入し、周辺駆動
回路を構成するTFTのチャンネル領域におけるp型不
純物濃度を1×1012cm−2以下となるように構成
したので、画像表示部と周辺駆動回路は各々異なる動作
条件で、TFTのオフ電流を同時に低減でき、高精細で
高いコントラスト比を持つ画像表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例の斜視図である。 (b)は周辺駆動回路部の薄膜トランジスタの断面模式
図である。 (c)は表示部アクティブマトリックス部の薄膜トラン
ジスタの断面模式図である。
【図2】図1の実施例のアクティブマトリックス基板の
製造工程を工程順に示す断面模式図である。
【図3】poly−Si TFTにおけるチャンネル領
域のp型不純物濃度とオフ電流の関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1  透明絶縁基板 3  レジスト膜 11  表示部アクティブマトリックス12  走査側
駆動回路 13  信号側駆動回路 20  ノンドープ層 21  リンドープ層 22  ボロンドープ層 23  ゲート絶縁膜 24  ゲート電極 25  保護膜 26  Al電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  マトリックス状に形成された第1の薄
    膜トランジスタ群と、前記第1の薄膜トランジスタ群を
    駆動するための駆動回路を構成する第2の薄膜トランジ
    スタ群を有するアクティブマトリックス基板において、
    前記第1の薄膜トランジスタ群内の薄膜トランジスタの
    チャンネル領域には、2×1012cm−2以上、6×
    1012cm−2以下のp型不純物が導入されており、
    かつ前記第2の薄膜トランジスタ群内の薄膜トランジス
    タのチャンネル領域には1×1012cm−2以下のp
    型不純物が導入されていることを特徴とするアクティブ
    マトリックス基板。
  2. 【請求項2】  請求項1において、前記第1及び第2
    の薄膜トランジスタ群を構成する薄膜トランジスタのチ
    ャンネル領域は多結晶シリコン薄膜により構成されてな
    ることを特徴とするアクティブマトリックス基板。
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