JPH0429043Y2 - - Google Patents

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JPH0429043Y2
JPH0429043Y2 JP1985038631U JP3863185U JPH0429043Y2 JP H0429043 Y2 JPH0429043 Y2 JP H0429043Y2 JP 1985038631 U JP1985038631 U JP 1985038631U JP 3863185 U JP3863185 U JP 3863185U JP H0429043 Y2 JPH0429043 Y2 JP H0429043Y2
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JP
Japan
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rocker arm
pad
joined
pedestal
chip
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JP1985038631U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ロツカーアームのパツド部に接合さ
れてカムと摺動接触するロツカーアームチツプに
関する。
[従来の技術] 従来より、第4図に示すように、構造用鋼や鉄
基焼結合金からなるロツカーアーム1の摺動面、
いわゆるパツド部2には、高速回転するカム3と
の摺動特性に優れる耐摩耗性材から一体に成形さ
れたロツカーアームチツプ4が接合されている。
ところで、従来の上記ロツカーアームチツプ4
は、例えば焼結合金などのような対摩耗性材から
一体に成形されているので、鋼や鉄等との溶接性
に劣り、よつて上記ロツカーアーム1に直接溶接
によつて接合することができない。このため、上
記従来のロツカーアームチツプ5にあつては、上
記ロツカーアーム1のパツド部2にろう付け法
や、あるいは拡散溶接法によつて接合されてい
た。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記ロツカーアームチツプ4に
あつては、ろう付け法によりこれを上記ロツカー
アーム1に接合した場合には、接合強度に対する
信頼性に劣るとともに、ろう付け時の熱影響によ
り、上記ロツカーアームチツプ5を構成する耐摩
耗材の硬度の低下を招くという問題があつた。他
方、拡散溶接法によつてこのロツカーアームチツ
プ5を上記ロツカーアーム1に接合するには、上
記ロツカーアーム1の全体と上記ロツカーアーム
チツプ5とをともに炉内で処理する必要があるた
め、上記炉内に広いスペースを必要とし、よつて
炉の処理効率の悪化を招いて生産性を著しく低下
させるという問題があつた。
[考案の目的] 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
ロツカーアームのパツド部との接合強度に優れ、
しかも構造が簡単で安価に製造することができる
ロツカーアームチツプを提供することを目的とす
るものである。
[問題点を解決するための手段] この考案のロツカーアームチツプは、ロツカー
アームと溶接可能な金属からなり、ロツカーアー
ムのパツド部およびこのパツド部の側面に係合す
る台座部と、この台座部と拡散接合により接合一
体化された耐摩耗材からなるパツドとから構成
し、上記パツドに、上記台座部に形成された凹部
に係合する凸部を形成し、上記台座部を上記ロツ
カーアームのパツド部に点溶接により接合するよ
うにしたものである。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図〜第3図を
参照しながら説明する。第1図〜第3図はこの考
案のロツカーアームチツプの一例を示すもので、
図中符号5がロツカーアームチツプである。
このロツカーアームチツプ5は、第1図に示す
ように、台座部6とパツド7とからなるものであ
る。ここで、上記台座部6は、上記ロツカーアー
ム1のパツド部2に上面8が接する底板9と、こ
の底板9の両側部に立設されて上記ロツカーアー
ム1のパツド部2の両側部を挾む側板10,10
とが、構造用鋼や鉄基焼結合金などからなる上記
ロツカーアームチツプ1と溶接可能な、炭素鋼な
どの金属から一体に形成されたコ字状のものであ
る。そして、この台座部6の底板9の中央部に
は、長円形状の開口部凹部が形成されており、こ
の開口部が形成された上記底板9の下面に、上記
パツド7が設けられている。
このパツド7は、耐摩耗性を有する焼結合金等
により一体に形成されたもので、その下面は蒲鉾
状に形成されている。また、このパツド7の上面
は平面状に形成されており、さらにこの上面の中
央部には、上記底板9の開口部と係合する長円形
板状の凸部11が形成されている。そして、この
パツド7はその焼結工程において、上記凸部11
を上記底板9の開口部に係合させることにより、
台座部6にパツド7を位置決め固定し、その上面
を上記底板9の下面に密着させた状態で上記台座
部6と拡散焼結法により接合一体化されている。
而して、以上のようにして構成されたこのロツ
カーアームチツプ5は、第2図及び第3図に示す
ように、その台座部6の底板9上面8をロツカー
アーム1のパツド部2に密着させ、上記台座部6
の側板10,10間で上記ロツカーアーム1を挾
んだ状態で、上記側板10,10の上部において
上記ロツカーアーム1に直接点溶接12……によ
り接合されている。
このようなロツカーアームチツプ5では、ロツ
カーアーム1と接合する台座部6を、上記ロツカ
ーアーム1と溶接可能な金属により形成し、台座
部6の側板10,10によりロツカーアーム1の
パツド部2の側面を挟むとともに、台座部6の底
板9を上記パツド部2に密着させた状態で、台座
部6がロツカーアーム1に直接溶接されているの
で、十分な接合強度を得る事ができる。しかも、
上記ロツカーアーム1に点溶接によつて接合して
いるので、接合による熱の発生が少なく、よつて
上記パツド7を構成する耐摩耗材に熱影響による
硬度の低下が生ずる恐れもない。さらに、パツド
7の凸部11を台座部6の開口部に嵌合すること
により、台座部6にパツド7を容易かつ確実に位
置決めすることができる。また、上記台座部6と
パツド7との接合は、上記ロツカーアーム1とは
無関係に処理する事ができるため、上記の拡散焼
結法で接合するさいにおいても炉内に広いスペー
スを必要とせず、よつて同時に大量に製造するこ
とができる。さらに、上記パツド7を耐摩耗性を
有する焼結合金から形成する場合には、このパツ
ド7の焼結工程中においてこれを上記台座部6に
接合することができるので、一層その生産性を向
上させることができる。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案のロツカーアーム
チツプは、ロツカーアームと溶接可能な金属から
なり、ロツカーアームのパツド部およびこのパツ
ド部の側面に係合する台座部と、この台座部と拡
散接合により接合一体化された耐摩耗性からなる
パツドとから構成し、上記台座部を上記ロツカー
アームのパツド部に点溶接により接合するように
したものである。よつて、このロツカーアームチ
ツプによれば、ロツカーアームに直接点溶接する
ことができるためロツカーアームとの接合強度に
優れるとともに、点溶接であるのでパツドが熱影
響を殆ど受けす、該パツドに熱による変形、軟化
(硬度低下)等が生じることがなく、しかも容易
に大量生産することが可能であるため、その製造
単価の低減化を図ることができる。また、パツド
に、台座部に形成された凹部に係合する凸部を形
成たしたので、台座部にパツドを容易にかつ確実
に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のロツカーアームチツプの一
実施例を示す斜視図、第2図および第3図は上記
ロツカーアームチツプをロツカーアームに接合し
た状態を示すもので、第2図は要部の側面図、第
3図は第2図の−線視図、第4図は従来のロ
ツカーアームチツプのロツカーアームに接合した
状態を示す概略側面図である。 1……ロツカーアーム、2……パツド部、5…
…ロツカーアームチツプ、6……台座部、7……
パツド、12……点溶接。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金属製のロツカーアームのパツド部に接合され
    てカムと摺動接触するロツカーアームチツプにお
    いて、 上記ロツカーアームと溶接可能な金属からな
    り、上記パツド部およびこのパツド部の側面に係
    合する台座部と、この台座部と拡散接合により接
    合一体化された耐摩耗材からなるパツドとからな
    り、上記パツドには上記台座部に形成された凹部
    に係合する凸部が形成され、上記台座部が上記ロ
    ツカーアームのパツド部に点溶接により接合され
    ることを特徴とするロツカーアームチツプ。
JP1985038631U 1985-03-18 1985-03-18 Expired JPH0429043Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985038631U JPH0429043Y2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18

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JP1985038631U JPH0429043Y2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61155603U JPS61155603U (ja) 1986-09-26
JPH0429043Y2 true JPH0429043Y2 (ja) 1992-07-15

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ID=30545821

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57148013A (en) * 1981-03-09 1982-09-13 Mazda Motor Corp Method of manufacturing rocker arm of aluminum
JPS5830361A (ja) * 1981-08-19 1983-02-22 Hideo Nagasaka 粉体塗装装置
JPS5939909A (ja) * 1982-08-30 1984-03-05 Toyota Motor Corp セラミツクパツド付ロツカア−ム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5830361A (ja) * 1981-08-19 1983-02-22 Hideo Nagasaka 粉体塗装装置
JPS5939909A (ja) * 1982-08-30 1984-03-05 Toyota Motor Corp セラミツクパツド付ロツカア−ム

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JPS61155603U (ja) 1986-09-26

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