JPH04290044A - 自動車電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、基地局と移動局の間を
無線にて音声信号の送受話を行なう移動体通信システム
における移動局側の自動車電話装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】以下、図面を参照しながら従来の自動車
電話装置について説明する。近年、サービス地域の拡大
に伴い自動車電話装置の利用者は急増してきているが、
図５は、このような自動車電話装置のうちの一例を備え
付けた自動車内の斜視図である。

【０００３】図において、１はハンドセットであって、
このハンドセット１の上面には通話相手の電話番号等を
入力する操作ボタン２と、操作ボタン２より入力された
電話番号など各種情報を表示する情報表示部３が備えら
れ、ハンドセット１の下面側には図示しないが通話時に
おける音声入力部である送話器と、音声出力部である受
話器を有している。

【０００４】なお、このハンドセット１は、運転席と補
助席との間に取り付けられたハンドセット置き台４に載
置され、ハンドセット１とハンドセット置き台４とはカ
ールコード５で電気的に接続されている。また、ハンド
セット置き台４は、図示しないが自動車の座席などの下
に設置された無線送受信部や制御部を有する電話装置本
体と電気的に接続している。

【０００５】以上のように構成された第１従来例では、
希望の相手に発呼を行なう際、ハンドセット１をハンド
セット置き台４に載置した状態で操作ボタン２よりダイ
ヤル操作を行なう。その際、必要に応じて情報表示部３
によってダイヤルの入力状態などの確認が可能である。 その後ハンドセット１をハンドセット置き台４より取り
上げ被呼側との通話を開始する。また、着呼した場合は
通常の電話と同様にハンドセット１をハンドセット置き
台４より取り上げることにより通話する。

【０００６】次に、従来の自動車電話装置の第２従来例
を図６に基づいて説明する。図６において１から６まで
は第１従来例と同様であるので詳細は省略する。この、
第２従来例と第１従来例の違いは、計器板に外部マイク
６Ｂと外部スピーカ６Ａからなる外部音声入出力部６が
取り付けられている点である。

【０００７】以上のように構成された第２従来例では前
述の第１従来例同様の使用方法の他に、操作ボタン２を
操作することにより、ハンドセット１をハンドセット置
き台４より取り上げことなく外部スピーカ６Ａおよび外
部マイク６Ｂによって相手と通話することが可能となる
。このため、通話中にハンドセット１を握っておく必要
がないため両手で操舵ハンドルを握った状態で通話が可
能であり、運転中の通話に対して第１従来例より安全で
ある。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た第２従来例が第１従来例に比べて安全であるとはいえ
発呼する際、操作ボタンを操作する必要があり、運転中
に発呼する場合、片手を操舵ハンドルより離し、かつ視
線を前方からハンドセットの操作ボタンおよび情報表示
部に移すために非常に危険であるという問題点を有して
いた。

【０００９】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので運転中に片手を操舵ハンドルから離すことなく
、しかも視線を前方に向けたまま発呼することのできる
安全性に優れた自動車電話装置を提供することを目的と
する。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の自動車電話装置
は、上記問題点を解決するためになされたもので、電話
番号や電話登録者名などの電話帳情報を表示する外部情
報表示部と、この外部情報表示部に表示される電話帳情
報を検索し指定する外部操作部と、送話器や受話器さら
には電話番号を入力する操作ボタンを備えたハンドセッ
トと、このハンドセットとは別体で外部スピーカーと外
部マイクからなる外部音声入出力部と、前記外部情報表
示部・外部操作部・ハンドセットを制御する制御部や無
線送受信部およびメモリ手段を備えた電話装置本体とか
ら構成されている。

【００１１】また、外部操作部と電話装置本体との間に
、外部操作部より入力した信号を発信する発信器と、こ
の発信器より発信される信号を受信して電話装置本体に
入力する受信機を設け、外部操作部および発信器を操舵
ハンドル側に取り付け、受信機を操舵ハンドルと連動し
ない操舵ハンドルの基部に設け、外部情報表示部を計器
板のメータ類の近傍に取り付けている。

【００１２】さらに、外部操作部と外部情報表示部とを
導体で導通し、これら外部操作部と外部情報表示部を操
舵ハンドルに取り付け、外部操作部および外部情報表示
部と電話装置本体との間に相互に送信と発信ができる送
受信器を設けている。

【００１３】また、発信器、受信器、送受信器を赤外線
などの光学信号を送信および受信する光学発信器、光学
受信器、光学送受信器とし、操舵ハンドルの切れ角が０
゜から右回りおよび左回りに任意の角度の間のみ前記光
学発信器、光学受信器、光学送受信器が送受信可能なよ
うに光学発信器、光学受信器、光学送受信器を操舵ハン
ドル側と操舵ハンドルと連動しない操舵ハンドルの基部
にそれぞれ取り付けている。

【００１４】

【作用】本発明は、前記のように構成することにより、
運転者は、外部操作部を操作することによって電話番号
や電話登録者名などの電話帳情報を検索し指定すること
ができる。

【００１５】また、本発明は、外部操作部および発信器
を操舵ハンドル側に取り付け、受信機を操舵ハンドルと
連動しない操舵ハンドルの基部に設けことによって操舵
ハンドルの回動に邪魔されることなく外部操作部より入
力した信号を電話装置本体に入力することができる。

【００１６】さらに、外部操作部と外部情報表示部とを
導体で導通し、外部操作部および外部情報表示部と電話
装置本体との間に相互に送信と発信ができる送受信器を
設けたことによって外部操作部および外部情報表示部と
電話装置本体との相互間に信号のやりとりができる。

【００１７】また、操舵ハンドルの切れ角が０゜から右
回りおよび左回りに任意の角度の間のみ前記光学発信器
、光学受信器、光学送受信器が送受信可能なように、操
舵ハンドル側と操舵ハンドルと連動しない操舵ハンドル
の基部にそれぞれ取り付けることによって、任意の角度
の間のみ光学信号の送受信ができ、この角度を外れると
光学信号の送受信ができなくなる。

【００１８】

【実施例】以下、本発明の自動車電話装置の一実施例を
図面を参照しながら説明する。図１は、本発明の第１実
施例の自動車電話装置を自動車内に設置した斜視図、図
２は、図１における操舵ハンドルを裏側より見た斜視図
、図３は、第１実施例の自動車電話装置の回路の概略図
である。

【００１９】この第１実施例は、ハンドセット１やハン
ドセット置き台４、外部音声入出力部６は、第１、第２
従来例と同じでもので、ハンドセット１が、運転席と補
助席との間に取り付けられたハンドセット置き台４に載
置され、ハンドセット置き台４は、自動車の座席などの
下に設置された電話装置本体７と電気的に結合している
。

【００２０】電話装置本体７は、電話番号や電話登録者
名、短縮ダイヤルなどの電話帳情報を記憶したメモリ手
段７Ａと、外部操作部８や外部情報表示部９などの電話
端末を制御する制御部７Ｂと、希望の相手方に音声を無
線で送信したり、相手方から着呼した電波を受信する無
線送受信部７Ｃを有している。なお、電話装置本体７の
無線送受信部７Ｃは車外アンテナ２０とつながれている
。

【００２１】外部操作部８は、電話番号や電話登録者名
などの電話帳情報を検索するＡボタンと、検索した電話
帳情報を指定するＢボタンとを備えている。この外部操
作部８は、操舵ハンドル１０のスポーク１０Ａ　に取付
バンドにより取り付けられ、操舵ハンドル１０の軸１０
Ｂ　に取り付けられた光学発信器１１と導体１２で結ば
れている。この、光学発信器１１は、外部操作部８の電
気信号を赤外線などの光信号に変換している。

【００２２】上記光学発信器１１と対応して操舵ハンド
ル１０と連動して回動しない操舵ハンドル１０の基部１
０Ｃ　に光学受信器１３が取り付けられ、この光学受信
器１３と電話装置本体７とが導体１４で結ばれ、外部操
作部８の信号を電気信号に変換して電話装置本体７の制
御部７Ｂに導いている。

【００２３】なお、光学発信器１１と光学受信器１３と
は、操舵ハンドル１０の切れ角が０゜から右回りおよび
左回りに任意の角度の間のみ前記光学発信器１１、光学
受信器１３が送受信可能なように操舵ハンドル１０の軸
１０Ｂ　と操舵ハンドル１０の基部１０Ｃ　にそれぞれ
取り付けている。

【００２４】外部情報表示部９は、液晶表示板などが内
蔵され、電話番号や電話登録者名、短縮ダイヤルなどの
電話帳情報を表示するもので、計器板１５のメータ類１
６の近傍に取り付けられている。この外部情報表示部９
は、電話装置本体７の制御部７Ｂと導体１７で導通して
おり、制御部７Ｂを介してメモリ手段７Ａ内の電話帳情
報を表示する。

【００２５】ハンドセットの置き台４は、電話装置本体
７と導体１８で結ばれており、さらに計器板１５の上部
中央に取り付けられた外部スピーカ６Ａと外部マイク６
Ｂからなる外部音声入出力部６が導体１９によってつな
がれている。

【００２６】以上のように構成された自動車電話装置に
ついて以下その動作を説明する。この第１実施例の自動
車電話装置は、第１従来例および第２従来例の操作方法
の他に、自動車内から発呼を行なう場合、外部操作部８
のＡボタンを押すことによりあらかじめ所定の手順によ
り登録された電話番号や電話登録者名などの電話帳情報
より登録者名の一覧表が外部情報表示部９に表示され、
その内の一人が反転文字で表示される。

【００２７】その後、Ａボタンを押す毎に登録者名の反
転表示が順次移動し、発呼したい相手の氏名が反転され
たところでＢボタンを押すと自動的に該当する電話番号
へダイヤルを行う。被呼者がオフフックすると外部スピ
ーカ６Ａと外部マイク６Ｂにより通話が可能となる。

【００２８】また、着呼した場合はＡボタンを押すこと
によって通話が可能となる。通話を終了する場合は再度
Ａボタンを押すことにより可能となる。なお、氏名や電
話番号の登録はハンドセット１に設けられた操作ボタン
２により可能である。

【００２９】運転中に操舵ハンドル１０をある角度以上
に切ると、光学発信器１１より発せられた光信号が光学
発振器にて受信されなくなるため、カーブなどのコーナ
ーリング中、誤って外部操作部８のＡボタン、Ｂボタン
を手で触れても動作しないため、誤作動を防止できる。

【００３０】なお、上記第１実施例では光学発信器１１
、光学受信機を用いたが、たんなる発信器、受信機でも
よい。この場合は上記のような誤作動の防止はできない
が両手で操舵ハンドル１０を握った状態で電話をかける
ことができ、第１実施例より安全である。

【００３１】次に、本発明の第２実施例を説明する。図
４は、第２実施例の配線図の概略図である。この第２実
施例と前記の第１実施例との違いは外部情報表示部９が
外部操作部８と直接導体２１で結ばれて外部操作部８と
同様に操舵ハンドル１０に取り付けられていることであ
る。

【００３２】このように、外部情報表示部９を操舵ハン
ドル１０に取り付けていれば運転中の視野移動を小さく
できるのでそれだけ運転中の安全が増すことになる。但
し、電話装置本体７の電話情報を外部情報表示部９に送
る必要から、外部操作部８および外部情報表示部９と電
話装置本体７との間、相互に送信と受信ができる送受信
器２２を設ける必要がある。

【００３３】上記実施例では、外部操作部８を操舵ハン
ドル１０に取り付け、外部情報表示部９を計器板１５に
取り付けらているが、本発明ではかならずしもかかる位
置に限定されるものではなく効果を奏する位置であれば
どのような取り付け位置でもかまわない。

【００３４】また、外部操作部８と電話装置本体７の間
に発信器や受信機をもちいているが、本発明は必ずしも
発信器や受信機をもちいる必要はなく、外部操作部８と
電話装置本体の間を導体で導通してもよい。

【００３５】

【発明の効果】本発明の自動車電話装置は、上記構成に
より、運転中に電話をかける場合に片手を操舵ハンドル
から離すことなく、しかも視野を前方に保ったまま電話
をかけることができるので、運転中の安全性が向上する
。

【００３６】さらに、カーブなどのコーナーリング中に
誤って外部操作部のＡボタンやＢボタンを手で触れても
動作しないため、誤作動を防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例の自動車電話装置を自動車
内に設置した斜視図

【図２】図１における操舵ハンドルを裏側より見た斜視
図

【図３】第１実施例の自動車電話装置の回路の概略図

【
図４】第２実施例の自動車電話装置の回路の概略図

【図
５】第１従来例の自動車電話装置を自動車内に設置した
斜視図

【図６】第２従来例の自動車電話装置を自動車内に設置
した斜視図

【符号の説明】

１　　　　ハンドセット ６　　　　外部音声入力部 ６Ａ　　　　外部マイク ６Ｂ　　　　外部スピーカ ７　　　　電話装置本体 ７Ａ　　　　メモリ手段 ７Ｂ　　　　制御部 ７Ｃ　　　　無線送受信部 ８　　　　外部操作部 ９　　　　外部情報表示部 １０　　　　操舵ハンドル １０Ｃ　　　基部 １１　　　　光学発信器 １３　　　　光学受信器 １５　　　　計器板 １６　　　　メータ類 ２２　　　　送受信器

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　電話番号や電話登録者名などの電話帳
   情報を表示する外部情報表示部と、この外部情報表示部
   に表示される電話帳情報を検索し指定する外部操作部と
   、送話器や受話器さらには電話番号を入力する操作ボタ
   ンを備えたハンドセットと、このハンドセットとは別体
   で外部スピーカーと外部マイクからなる外部音声入出力
   部と、前記外部情報表示部・外部操作部・ハンドセット
   を制御する制御部や無線送受信部およびメモリ手段を備
   えた電話装置本体とから構成された自動車電話装置。
2. 【請求項２】　　外部操作部と電話装置本体との間に、
   外部操作部より入力した信号を発信する発信器と、この
   発信器より発信される信号を受信して電話装置本体に入
   力する受信機を設け、外部操作部および発信器を操舵ハ
   ンドル側に取り付け、受信機を操舵ハンドルと連動しな
   い操舵ハンドルの基部に設け、外部情報表示部を計器板
   のメータ類の近傍に取り付けた請求項１記載の自動車電
   話装置。
3. 【請求項３】　　外部操作部と外部情報表示部とを導体
   で導通し、これら外部操作部と外部情報表示部を操舵ハ
   ンドルに取り付け、外部操作部および外部情報表示部と
   電話装置本体との間に相互に送信と発信ができる送受信
   器を設けた請求項１記載の自動車電話装置。
4. 【請求項４】　　発信器、受信器、送受信器を赤外線な
   どの光学信号を送信および受信する光学発信器、光学受
   信器、光学送受信器とし、操舵ハンドルの切れ角が０゜
   から右回りおよび左回りに任意の角度の間のみ前記光学
   発信器、光学受信器、光学送受信器が送受信可能なよう
   に光学発信器、光学受信器、光学送受信器を操舵ハンド
   ル側と操舵ハンドルと連動しない操舵ハンドルの基部に
   それぞれ取り付けた請求項２または請求項３記載の自動
   車電話装置。