JPH04289242A - パイル製織用の制御装置 - Google Patents

パイル製織用の制御装置

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JPH04289242A
JPH04289242A JP41868390A JP41868390A JPH04289242A JP H04289242 A JPH04289242 A JP H04289242A JP 41868390 A JP41868390 A JP 41868390A JP 41868390 A JP41868390 A JP 41868390A JP H04289242 A JPH04289242 A JP H04289242A
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JP
Japan
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pile
magnification
weaving
control device
ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP41868390A
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English (en)
Inventor
Zenji Tamura
善次 田村
Kazufumi Yama
和史 山
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Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tsudakoma Corp, Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイル織機において、
パイル織物の製織中に、パイル重さの代りとしてパイル
倍率を表示し、また製織中のパイル倍率と目標のパイル
倍率の許容範囲との比較結果に応じて警報を出し、さら
に製織過程でパイル倍率を目標のパイル倍率に制御する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】タオルなどのパイル織物
組織は、テリー装置のテリー運動、つまり例えば2回の
連続的なルーズピックによって、織り前から離れた位置
すなわち所定の筬逃げ量で筬打ちを行い、その後の1回
のファーストピックでよこ糸を織り前の位置まで締め付
け、地たて糸の組織面上に、パイルたて糸によってルー
プ状のパイル出しを行っていく。テリー装置は、筬逃げ
量を筬の移動によって設定するか、または布の移動によ
って設定するかによって、筬移動方式と布移動方式とに
大別できる。
【0003】このようなパイル織物の品質管理の1つの
パラメータとして、パイルの重さがある。このパイルの
重さは、パイルたて糸の消費量と地たて糸の消費量との
比すなわちパイル倍率によって把握できる。このパイル
重さを決定する要因として、糸種、パイル織物の織密度
および製品長さがある。これらの要因は、準備過程また
は製織過程で、容易に規格通りとできる。
【0004】一方、パイル重さを決定するもう1つの要
因として、パイル高さがある。パイル高さの高低すなわ
ちパイル高さの変化は、パイル重さに影響する。このパ
イル重さを規格通りに揃えるためには、製織中にパイル
たて糸張力の正確な制御が必要である。実際の製織過程
で、パイルたて糸張力の正確な制御は、外乱の存在や制
御の応答性などから、非常に困難である。したがって、
パイル高さに関連したパイル倍率は、パイル重さを知る
上で重要なパラメータである。
【0005】従来、管理者は、パイル倍率を検定するた
めに、製織後にパイル織物からパイルたて糸を引き抜い
て、その長さと地たて糸の長さとの比からパイル倍率を
求めていた。なお、地たて糸の長さは、織り密度および
製品長から求められる。この検定手段によると、パイル
倍率は、製織後でなければチェックできない。したがっ
て、製織中にパイル倍率をチェックし、それを製織中の
制御に反映させることは不可能であった。このため、必
然的に、品質規格から外れたパイル織物を製織する頻度
が多くなっている。
【0006】
【発明の目的】したがって本発明の目的は、パイル織物
の製織中に、パイル倍率を求め、このパイル倍率を外部
から視覚的に確認できるようにし、製織中のパイル倍率
すなわちパイル重さを容易に検定できるようにすること
である。また本発明の他の目的は、パイル倍率の許容範
囲外の状態を警報などによって予知できるようにするこ
とである。さらに他の目的は、パイル倍率と目標のパイ
ル倍率との比較結果に応じて、パイル倍率を自動的に制
御できるようにすることである。
【0007】
【発明の解決手段】上記目的のもとに、本発明は、パイ
ル織物の製織中に、パイル倍率計算器によってパイル倍
率を計算し、このパイル倍率を表示器によって、視認可
能な状態で表示している。また、他の発明は、パイル織
物の製織中に、パイル倍率計算器によってパイル倍率を
計算し、パイル組織製織中の期間でのパイル倍率とパイ
ル倍率の許容範囲の上下限とを比較器によって比較し、
その比較結果に応じて警報を発生させるようにしている
。さらに、他の発明は、パイル織物の製織中に、パイル
倍率計算器によってパイル倍率を計算し、パイル組織製
織中の期間でのパイル倍率と目標のパイル倍率とを偏差
比較器によって比較し、その偏差に応じパイル操作手段
としてテリー装置により筬逃げ量を調整するか、または
パイル操作手段としてパイルたて糸の張力制御装置を調
整することによって、パイル倍率を目標のパイル倍率に
近付ける自動制御を行っている。なお、本発明のうち自
動制御の部分は、特許出願人の特願平1−161051
号の発明を基礎としている。
【0008】
【発明の構成】図1は、パイル製織用の制御装置1の構
成を示しており、請求項1と対応する部分、請求項4と
対応する部分および請求項5と対応する部分を一括し、
接続状態にあるものとしてまとめて表現している。
【0009】この制御装置1は、パイル倍率計算器2、
表示器113、許容範囲設定器115、比較器114、
警報出力器116、パイル倍率設定器3、偏差比較器4
およびパイル操作手段5などによって構成されている。 パイル倍率計算器2は入力側でパイルたて糸6の速度計
算器8および地たて糸7の速度計算器9に接続され、出
力側で表示器113に直接接続されており、また分岐し
て比較器114、偏差比較器4の一方の入力端に接続さ
れている。ここで、比較器114は、他方の入力端側で
許容範囲設定器115の出力側に接続されており、出力
側で警報出力器116に接続されている。
【0010】さらに、偏差比較器4は、他方の入力側で
パイル倍率設定器3に接続されており、補正方向および
補正量を含む偏差を発生する出力側で、パイル操作手段
5の入力側に接続されている。パイル操作手段5は、図
2に示すように、テリー装置11の筬逃げ量調整機構に
より構成されるか、または図3に示すように、パイルた
て糸6の張力制御装置12によって構成される。テリー
装置11や張力制御装置12は、前記特願平1−161
051号の具体構成と同じである。
【0011】
【発明の作用】製織中に、速度計算器8、9は、それぞ
れパイルたて糸6について実際の送り速度Vt、地たて
糸7について実際の送り速度Vbをそれぞれ測定し、パ
イル倍率計算器2に送り込む。パイル倍率計算器2は、
下記の数式に基づいて送り速度の比として実際のパイル
倍率kpを計算により求め、そのデータを表示器113
に送り込む。次式から理解されるように、送り速度比の
計算は、時間tを消去することであるから、パイルたて
糸6の送り量(消費量)Ltと地たて糸7の送り量(消
費量)Lbとの比を求めることと対応している。
【0012】
【数1】
【0013】そこで、表示器113は、パイル倍率計算
器2によって求められたパイル倍率kpを数値により視
覚的に確認できる状態で表示する。したがって、製織中
にパイル倍率kpが容易に確認できる。なお、この表示
制御の場合には、このようなパイル倍率kpの計算また
は表示は、所定の期間毎に行われる。よって、所定の期
間毎にパイル倍率kpを計算しこれを表示するか、また
は計算したパイル倍率kpを所定の期間毎にのみ表示す
ることができ、結局、視覚的には、所定の期間毎のパイ
ル倍率kpが、表示器によって確認することができる。 ここで、所定の期間とは、製品製織中の一定期間(時間
または製織ピック数)、製品製織中であってかつパイル
組織製織中の一定期間(時間または製織ピック数)、ま
たは製品単位毎でパイル組織製織中の全期間(時間また
は製織ピック数)のいずれかである。所定の期間を、パ
イル組織製織中の一定期間の経過毎とすれば、一定期間
毎のパイル倍率kpの監視によって、製織過程でのパイ
ル高さのばらつき状況の確認が可能となり、また管理者
がパイル倍率kpの確認の結果、パイル倍率kpが所定
の基準から外れていると判断するときは、織機を停止さ
せ、パイル倍率kpを所定の基準内に納めるように、必
要な調整箇所を操作する。これによってパイル倍率kp
およびパイル高さが手動操作によって目標の基準内に納
められる。また所定の期間が、製品単位毎でパイル組織
製織中の全期間であれば、求めたパイル倍率kpは、一
製品内に複数のパイル組織が分散して存在している場合
にすべてのパイル組織について積算した値となり、製品
として求められている規格の1つであるパイル重さを示
すパラメータとなる。なお、所定の期間が製品製織中の
一定期間であれば、製品中にパイル組織以外のボーダ組
織が存在するパイル織物の場合、このボーダ組織中のパ
イル倍率をも表示することになる。ボーダ組織において
は特にパイル倍率を管理する必要はないが、一般に、パ
イル織物は、その製品中の大部分がパイル組織であるこ
とがほとんどであり、一部にボーダ組織を含むパイル織
物においてこのように全期間にわたってパイル倍率を表
示することにより、不要なボーダ組織のパイル倍率が表
示されてもこれはわずかな期間であることから、実用上
差し支えない。逆に、パイル組織とボーダ組織とを区別
するための構成を省略できるので、構成上簡単という実
用的な効果がある。
【0014】また、パイル倍率計算器2は、パイル倍率
kpを比較器114に送り込む。そこで比較器114は
、許容範囲設定器115で設定された上限のパイル倍率
kpaと下限のパイル倍率kpbとの間の許容範囲とパ
イル倍率計算器2によって求められたパイル倍率kpと
を比較し、その比較結果に応じた出力を発生する。この
比較制御の場合には、パイル倍率kpの計算または比較
は、パイル組織製織中の期間でのみ行われる。すなわち
、パイル組織製織中き期間内でのみパイル倍率kpを計
算しこれを許容範囲と比較するか、または計算したパイ
ル倍率kpをパイル組織製織中の期間内でのみ許容範囲
と比較する。これにより、ボーダ組織製織中のパイル倍
率kpと許容範囲とを比較することにより誤った比較結
果を出力することを防止できる。なお、パイル組織製織
中の期間内においては、前記の表示制御と同様、一定期
間毎あるいは製品単位毎でのパイル組織の全期間毎にパ
イル倍率kpの計算または比較を行うことができる。
【0015】実際のパイル倍率kpが許容範囲内にある
とき、比較器114は警報のための出力を発生しない。 しかし、パイル倍率計算器2で求められたパイル倍率k
pが許容範囲から外れているとき、比較器114は、比
較信号を出力し、警報出力器116を動作させる。この
警報出力器116の出力先は、警報器または織機の自動
停止制御回路などである。したがって、パイル倍率kp
がパイル倍率kpの許容範囲から外れているときに、警
報が出るか、もしくは織機が停止するか、またはそれら
が同時に実行されるならば、管理者が当該織機を凝視し
ていない場合でも、その異常が容易に知り得る状態とな
り、それぞれの人為的な判断によるばらつきが問題にな
らず、制御の信頼性が向上し、またこれが省力化にもな
る。
【0016】さらに、パイル倍率計算器2は、実際のパ
イル倍率kpを偏差比較器4に送り込む。そこで、偏差
比較器4は、予め設定された目標のパイル倍率Kpを他
方の入力から受け取り、これと実際のパイル倍率kpと
の差すなわち偏差ΔKを求める。もちろん、この偏差Δ
Kは、正または負の符号によって、補正方向を定め、ま
たその絶対値によって補正量を定める。そこで、パイル
操作手段5は、偏差ΔKの方向および量を入力として、
テリー装置11の筬逃げ量調整機構を調整するか、また
はパイルたて糸6の張力制御装置12の設定張力を調節
することによって、偏差ΔKを解消する方向に操作する
。これによって、パイル倍率ひいてはパイル長さが自動
的に目標の長さに制御されていく。なお、前記同様、こ
の制御においてもパイル倍率の計算または比較は、パイ
ル組織製織中の期間でのみ行われる。この制御によると
、パイル倍率kpの調整に人手が介在しないため、パイ
ル高さの自動制御が可能となり、またこれによる省略化
が可能となる。したがって製織中に、パイル長さが正確
に設定でき、しかも連続的な運転中にもパイル長さの変
更も可能となる。
【0017】
【実施例1】この実施例は、図4、図5、図6、図7、
図8および図9に示されており、パイルたて糸6および
地たて糸7の送り出し制御系から送り出し速度Vt、V
bをそれぞれ測定し、パイル操作手段5としてテリー装
置11の筬逃げ量を自動的に変更する例である。
【0018】パイルたて糸6は、図4に示すように、位
置制御系の送り出し制御装置13によって送り出される
。すなわち、パイルたて糸6はトップビーム14に巻き
付けられており、テンションロール15に接し、織り前
16の方向に送り出される。ここで、トップビーム14
の巻径Dtは、巻径検出器17によって電気的に検出さ
れ、測定器18に送り込まれる。また、テンションロー
ル15は、揺動アーム19によって定位置の支点軸20
で揺動自在に支持されている。揺動アーム19の位置は
、近接センサーなどの位置検出器21によって電気的に
検出され、増幅器22を介し加え合わせ点23に負帰還
される。この揺動アーム19の目標の位置は、目標位置
設定器24によって加え合わせ点23に与えられる。
【0019】そこで、PI制御器25は、比例・積分動
作のもとに、テンションロール15の位置と目標の位置
との偏差に基づき、駆動増幅器26により送り出しモー
タ27の回転量を制御し、ギヤ28を介しトップビーム
14を送り出し方向に回転させる。なお、この送り出し
モータ27の回転量は、パルスジェネレータ29によっ
て検出され、モータスピードNt(パルス数/時間)の
測定器30およびF/V変換器31に与えられ、フィー
ドバック信号としてPI制御器25と駆動増幅器26と
の間の加え合わせ点32に送り込まれる。ここで、速度
計算器8は、測定器18からの巻径Dtおよび測定器3
0からのモータスピードNtのほかギヤ比入力器28a
からのギヤ比Gtを入力として、送り出し速度Vtを下
記式の演算により求め、パイル倍率計算器2の一方の入
力端に送り込む。
【0020】
【数2】
【0021】一方、地たて糸7は、図5に示すように、
張力制御系の送り出し制御装置33によって送り出され
る。すなわち、地たて糸7は、ボトムビーム34に巻き
付けられており、テンションロール35に接し織り前1
6の方向にシート状となって送り出される。ここで、そ
の巻径Dbは、巻径検出器36によって検出され、測定
器37に送り込まれる。また地たて糸7の張力は、テン
ションロール35の位置で、圧力検出器38によって検
出され、増幅器39を介し、加え合わせ点40に送り込
まれる。送り出し時の目標の張力は、目標張力設定器4
1によって加え合わせ点40に与えられる。
【0022】そこで、PI制御器42は、比例・積分動
作の下に、地たて糸7の張力と目標の張力との偏差にも
とづき、駆動増幅器43により送り出しモータ44の回
転量を制御し、ギヤ45を介してボトムビーム34を送
り出し方向に回転させる。この間の送り出しモータ44
の回転量は、パルスジェネレータ46によって検出され
、モータスピードNbの測定器47およびF/V変換器
48に与えられ、フィードバック信号として駆動増幅器
43の前の加え合わせ点49に送り込まれる。ここで速
度計算器9は、測定器37からの巻径Db、測定器47
からのモータスピードNbおよびギヤ比入力器45aか
らのギヤ比Gbを入力として、送り出し速度Vbを下記
式の演算により求め、パルス倍率計算器2の他方の入力
端に送り込む。
【0023】
【数3】
【0024】パイル倍率計算器2は、下記の演算式に基
づいて送り速度の比として実際のパイル倍率kpを演算
により求め、表示器113および比較器114の一方の
入力側に送り込む。
【0025】
【数4】
【0026】ここで、表示器113は、求められたパイ
ル倍率kpを視認可能な状態で表示する。また比較器1
14は、求められたパイル倍率kpと許容範囲設定器1
15から上限のパイル倍率Kpaおよび下限のパイル倍
率Kpbとを入力として、パイル倍率kp>上限のパイ
ル倍率Kpa、またはパイル倍率kp<下限のパイル倍
率Kpbのときに比較信号により、警報出力器116を
動作させ、警報を出すか、もしくは織機を停止させるか
、または警報出力および織機停止を同時に行わせる。
【0027】図6は、パイル倍率kpを所定の期間毎に
計算する場合にその所定の期間の実施態様として、一定
の時間を用いたときの測定器30の内部構成を示してい
る。タイマー117は、所定の時間T毎にパルス信号を
出力する。このとき、カウンタ118は、タイマー出力
としてのパルス信号の立ち下がり時点で、カウント値を
リセット状態にし、再び0からカウントを開始する。カ
ウンタ118は、パルスジェネレータ29からの回転パ
ルス信号を計数し、これをモータスピードNtとして出
力することができる。速度計算器8は、このモータスピ
ードNt、巻径Dt、およびギヤ比Gtを入力し、送り
出し速度Vtを計算し、パイル倍率計算器2へ出力する
。そこで、パイル倍率計算器2は、タイマー出力信号の
立ち上がり時点でセット状態となり、その時点で入力さ
れている送り出し速度Vt、Vbを用い、パイル倍率k
pの計算をして、一定時間Tでのパイル倍率kpを求め
ることができる。
【0028】なお、タイマー117に代えてカウンタを
用いることもできる。このカウンタを、織機主軸の所定
のタイミング信号(ピック信号)を計数し、所定の計数
値になる毎にパルス信号を出力するものとすれば、所定
の期間として、一定の製織ピック数の経過毎の期間を実
現するものとなる。なお、測定器46もこれと同様に構
成できる。このようにして求められたパイル倍率kpは
、ボーダ組織におけるパイル倍率をも含むので、このパ
イル倍率kpを比較器114または偏差比較器4へ出力
して制御する場合には、各比較器114、4は、パイル
組織の製織中の期間においてのみ、このパイル倍率kp
を比較演算し、それぞれの制御を実行することになる。
【0029】次に、図7は、パイル倍率kpを所定の期
間毎に計算する場合に、その所定の期間の実施態様とし
て、製品単位毎でパイル組織製織中の全製織ピック数の
期間を用いたときの測定器30の具体例を示している。 開口パターンコントローラ119は、製品単位のパター
ンを1リピートとして、1リピートの開始毎にパルス信
号Bを出力する。また、カウンタ121は、パルス信号
Bの立ち下がりの時点でカウント値をリセットし、再び
0からカウントを開始し、カウント値を積算する。この
間に、開口パターンコントローラ119は、1リピート
中で、パイル組織の製織期間で信号Aを出力する。また
アンドゲート120は、信号Aの入力期間中にのみパル
スジェネレータ29からの回転パルス信号を通過させる
【0030】そこで、カウンタ121は、次のパルス信
号Bの立ち下がり信号が入力されるまで、この回転パル
ス信号を積算し、これをモータスピードNtとして出力
することができる。速度計算器8はこのモータスピード
Nt、巻径Dt、およびギヤ比Gtを入力し、送り出し
速度Vtを計算し、パイル倍率計算器2へ出力する。そ
こで、パイル倍率計算器2は、パルス信号Bの立ち上が
り時点で、前記計算を行い、パイル倍率kpを求める。 この計算時点でのカウンタ121のカウント値は、1リ
ピート中に存在するすべてのパイル組織の製織期間中に
のみ回転した送り出しモータの回転量を積算したものと
なっている。なお、測定器47もこれと同様に構成でき
る。ここに、開口パターンコントローラ119は、開口
装置の開口パターンを指令する装置によって、またはこ
の装置と別個に同様の機能を営む装置を付設することに
よって構成するものとし、製品の1リピートの区切、お
よびパイル組織製織中であることを明確に分かる状態と
するものであれば他のものであってもよい。なお、開口
パターンコントローラ119の信号Aおよびパルス信号
Bは、図8の入力パターン例に見られる通り設定される
。すなわち、ステップ1〜nを1リピートとして、信号
Bは、1リピートの始まりを示すステップ1においての
み出力されるよう設定され、また、信号Aは、1リピー
ト内のパイル組織製織期間のステップにおいて出力され
るよう設定される。
【0031】パイル倍率計算器2は、求められたパイル
倍率kpを偏差比較器4にも送り込んでいる。偏差比較
器4は、図9に示すように、予め設定された目標のパイ
ル倍率Kpを他方の入力から受け取り、これと実際のパ
イル倍率kpとの差すなわち偏差ΔKを求める。もちろ
ん、この偏差ΔKは、正または負の符号によって、補正
方向を定め、また、その絶対値によって補正量を定める
データとして、テリー装置11の入力となる。なお、偏
差比較器4は、開口パターンコントローラ119からの
信号Aを入力し、パイル組織製織期間中にのみ機能する
ようになっている。テリー装置11の内部の位置決め制
御器50は、補正量分のパルス数および補正方向を示す
信号からなる偏差ΔKを入力として、D/A変換器51
によってデジタル量の出力からアナログ量の出力に変換
し、加え合わせ点52を介し駆動増幅器53を駆動する
ことにより、操作用のモータ10を所定の方向に必要な
量だけ回転させる。モータ10の回転量は、パルスジェ
ネレータ54によって検出され、F/V変換器55によ
って速度フィードバック信号として加え合わせ点52に
負帰還されるほか、位置決め制御器50に回転量の信号
として帰還される。
【0032】そして、モータ10の回転は、テリー装置
11の調整軸56に伝達され、偏差ΔKを解消するため
に、ドローレバーピン57を所定の方向に必要な回転角
だけ回転させる。このテリー装置11の機械的な部分は
、例えば実公昭58−42464号に記載されているよ
うに、軸58を中心とするスレーソード59の揺動運動
をエスケープレバー60、ジョイントリンク61および
これらのジョイントピン62、63、64を介しリード
ホルダブラケット65に伝達する。これによって、リー
ドホルダブラケット65は、支軸66を中心とし、筬6
7に筬打ち運動を与え、3ピックを1繰り返し周期とし
てテリーモーションを与え、よこ糸78を織り前16に
打ち込んでいく。
【0033】一方、テリーカム68は、1繰り返し周期
で1回転し、カムボール69を介しカムレバー70に揺
動運動を与える。このカムレバー70は、レバー軸79
を中心としてパイル指令レバー71に伝達し、さらにピ
ン72およびロッド73を介し、ドライブレバー74に
揺動運動として与える。このドライブレバー74は、調
整軸56に対し回転自在に支持されており、先端のレバ
ーピン75でドローレバー76の動きを制御し、ドロー
フック77とドローレバーピン57との係り合いおよび
離脱を制御する。
【0034】1ピック目および2ピック目のルーズピッ
クのときに、ドライブレバー74が時計方向に回動して
いるため、ドローレバーピン57は、ドローフック77
に係り合っている。これによって、ドローレバー76の
位置がピン80を介しレバーカム81を軸58を中心と
して右方向に変位させている。このレバーカム81は引
きスプリング82によって反時計方向に付勢されており
、スレーソード59の側のストッパー83によって位置
規制されている。ルーズピックのときに、カムローラ8
4がレバーカム81の円弧状のカム部分に接して動くた
め、アジャストレバー85は、軸86によってスレーソ
ード59に回動自在に支持され、かつ引きスプリング8
7によって反時計方向に付勢されているが、筬打ち位置
で、レバーカム81とカムローラ84との相対的な移動
によって、軸86を中心として、やや反時計方向に回動
し、ピン88を介しバーチカルロッド89によりエスケ
ープレバー60に伝達するため、筬67は、筬逃げ量だ
け後退した位置で筬打ちを行う。これによって、よこ糸
78の間にルーズピックが形成され、この間でパイルた
て糸6が必要な長さだけ掛け渡された状態となっている
【0035】このあとの3ピック目のファーストピック
で、ドライブレバー74がテリーカム68によって反時
計方向に回動するため、ドローレバー76のドローフッ
ク77はドローレバーピン57から離脱し、図示の状態
となる。これによって、レバーカム81が引きスプリン
グ82に付勢され、ストッパー83に当たる位置まで復
帰するため、アジャストレバー85は筬逃げ量のない状
態で筬67を駆動し、よこ糸78を織り前16の位置ま
で打ち込むことによって、パイルたて糸6をループ状に
突出させる。以上のようなテリーモーションによって、
パイル組織が形成されていく。
【0036】このような製織過程で、モータ10が調整
軸56を駆動すると、ドローレバーピン57の位置が変
化するため、ドローレバーピン57とドローレバー76
との係り合い位置が変化し、この結果、レバーカム81
の設定位置が変化する。これにより、筬逃げ量が変更で
きることになる。したがって、この筬逃げ量の変化すな
わち3ピック目のよこ糸78と1ピック目のよこ糸78
との間隔が変化するため、これによってパイル長さは、
長くなる方向または短くなる方向に調整できることにな
る。
【0037】上記の通り、この実施例は、送り出し速度
Vt、Vbを測定し、実際のパイル倍率kpと目標のパ
イル倍率Kpとの偏差ΔKを求め、この偏差ΔKを解消
する方向にテリー装置11を調整し、筬逃げ量を自動的
に増減させている。これによって、パイル長さがフィー
ドバック制御のもとに自動的に調整されていく。
【0038】
【実施例2】この実施例は、図10に示されており、偏
差ΔKによって、パイル操作手段5を張力制御装置12
とし、テンションロール15を支持するための揺動アー
ム19のトルクを変更する例である。なお、この実施例
の場合に、張力制御装置12は、特開昭63−2757
51号の発明と同様に、1繰り返し過程でテンションロ
ール15の位置を積極的に変化させることによってパイ
ルの形成を正確に設定していく。
【0039】図10に示すように、織機の主軸90の回
転は、エンコーダ91によって検出され、タイミング検
出器92に送り込まれる。ここで切り換え器93は、主
軸90の所定の回転角度で切り換え動作を行い、接点9
4および2つの接点95を択一的に切り換えていく。こ
れによって、揺動アーム19は、トルク制御系と位置制
御系とに切り換えられる。接点94がオンのとき、トル
ク制御系が働き、トルク設定器96からの目標のトルク
は、加え合わせ点97を経て、加え合わせ点98、99
から駆動増幅器100に与えられる。これによって、駆
動増幅器100は所定の電流で、トルク制御用のモータ
101を駆動し、必要に応じギヤ102を介し揺動アー
ム19に必要なトルクを与える。このときの揺動アーム
19のトルクはパイルたて糸6の目標の張力と一致して
いる。このようなトルク制御は、主にルーズピックのと
きに実行される。
【0040】偏差ΔKがゼロであれば、トルク設定器9
6の目標の張力値がそのまま指令値となっている。しか
し、偏差ΔKがゼロでなくなると、これが加え合わせ点
97に与えられるため、目標の張力値と偏差ΔKに対応
する補正値との和が補正後の目標値として加え合わせ点
98に与えられ、これによって、モータ101のトルク
が制御される。このトルクがパイルたて糸6の張力とな
り、パイル形成過程でパイルたて糸6を引く方向に作用
するため、前回のファーストピックで形成されたパイル
のパイル形成長が変化する。このように、この実施例の
場合、パイル長さは、パイルたて糸6の張力をルーズピ
ック時に調節することによって、パイル抜け現象の抜け
量を間接的に制御し、これによってパイル長さを製織中
に制御している。このため、最大パイル長は、テリー装
置により設定された筬逃げ量によって制限されることに
なる。なお、駆動増幅器100の出力側の電流値は、電
流検出器103によって検出され、加え合わせ点99に
負帰還されている。
【0041】次にファーストピック時のパイル形成に関
連してパイルたて糸6が急激に移動する期間、換言すれ
ば、筬移動方式のテリー装置にあってはパイルを形成す
る期間に、また布移動方式のテリー装置にあってはパイ
ル形成後次回のルーズピックのために布が前進する期間
に、2つの接点95がオンの状態になり揺動アーム19
は、位置制御系によって制御される。すなわち、パルス
発振器104は、タイミング検出器92からのタイミン
グ信号を入力として、主軸90の所定の角度毎にパルス
数設定器105からのパルス数を入力として、カウンタ
106のアップ入力端に位置制御に必要なパルス数を出
力していく。このカウンタ106のデジタル的な出力は
、D/A変換器107によって位置設定器108の一方
の入力端にアナログ量の信号として印加される。
【0042】そして、位置設定器108の出力は、加え
合わせ点109を介し増幅器110の入力となり、接点
95のオン状態のときに、加え合わせ点98、99を介
し駆動増幅器100に与えられる。このとき、モータ1
01は、所定の方向に必要な量だけ回転し、揺動アーム
19を回動させることによって、テンションロール15
を所定の位置に前進または後退させ、テンションロール
15の位置を制御していく。このモータ101の回転量
は、パルスジェネレータ111によって検出され、接点
95を介しカウンタ106のダウン入力端に帰還される
。したがって、カウンタ106の出力がゼロになるまで
、すなわちモータ101が与えられた回転量だけ回転す
るまで、カウンタ106に出力が現れている。なお、こ
のパルスジェネレータ111のパルス出力は、F/V変
換器112によって電圧に変換され、加え合わせ点10
9に速度のフィードバック信号として負帰還されている
。このテンションロール15の位置制御によって、パイ
ルたて糸6の急激な移動に伴う不用意なパイル抜けを未
然に防止できる。
【0043】この制御も、フィードバック制御であるか
ら、前記実施例1と同様に、パイル長さの正確な設定を
可能とするほか、製織中での連続的なパイル長さの変更
をも可能とする。なお、この実施例は、揺動アーム19
のトルク制御とテンションロール15の位置制御とを択
一的に実行しているが、パイル長さの制御に必要な制御
は、トルク制御だけであるから、位置制御は、必要に応
じて付設すればよく、不必要なら省略してもよい。
【0044】
【他の実施例】本発明は、布移動式のパイル織機、また
は筬移動式のパイル織機のいずれにも組み込める。そし
て、テリー装置は、上記実施例に限定されず、例えば実
開昭64−10088号の「織機の筬駆動装置」や、他
の装置にも当然応用できる。
【0045】
【発明の効果】パイル倍率が所定の期間として一定期間
の経過毎に表示されると、一定期間毎のパイル倍率が表
示できるので、このパイル倍率の監視により、結局、パ
イル高さのばらつき状況が把握できる。したがって、オ
ペレータは、監視の結果、パイル倍率が所定の基準から
外れていると判断するときは、織機を停止させ、パイル
倍率が所定の基準内に納まるように必要な調整箇所を操
作し、パイル倍率ひいては、パイル高さを所定の基準内
に納めることができる。また、製品単位の中のパイル組
織製織中の全期間に渡ってパイル倍率が求められ、かつ
表示されると、求められたパイル倍率は、製品として求
められる規格の1つであるパイル重さを示すパラメータ
となるので、このパイル倍率を監視することにより、結
局、パイル重さを監視することができる。監視の結果、
パイル倍率が所定の基準から外れていると、オペレータ
が判断するときは、織機を停止させ、パイル倍率ひいて
はパイル重さを所定の基準内に納めることができる。
【0046】また、パイル製織期間中の所定の期間毎に
求めたパイル倍率とパイル倍率の許容範囲とが比較され
、パイル倍率が許容範囲外となったときに、警報が発生
られると、実際のパイル倍率と目標のパイル倍率との比
較にあたって、人の判断によるばらつきが問題とならな
いため、制御の信頼性が上がり、またその判断過程が不
要となるため、判断過程が必要とされず、この点から省
力化が可能となる。
【0047】パイル組織製織中に求められたパイル倍率
と目標のパイル倍率とが比較され、それらの偏差にもと
づいてパイル操作手段がテリー装置により、筬逃げ量を
調整するか、または張力制御装置によりパイルたて糸に
対するテンションロールの揺動トルクを変更すると、パ
イル高さが自動的に制御されるため、パイル高さの調整
に際して思考錯誤的な長時間の調整操作がなくなり、パ
イル高さの制御操作が自動化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパイル製織用の制御装置のブロック線
図である。
【図2】パイル操作手段としてのテリー装置のブロック
線図である。
【図3】パイル操作手段としての張力制御装置のブロッ
ク線図である。
【図4】パイルたて糸の送り出し制御装置のブロック線
図である。
【図5】地たて糸の送り出し制御装置のブロック線図で
ある。
【図6および図7】測定器の具体的な構成例のブロック
線図である
【図8】信号の入力パターンの説明図である。
【図9】テリー装置の電気的なブロック線図および機械
的な構成部分の側面図である。
【図10】張力制御装置のブロック線図である。
【符号の説明】
1  パイル製織用の制御装置 2  パイル倍率計算器 3  パイル倍率設定器 4  偏差比較器 5  パイル操作手段 6  パイルたて糸 7  地たて糸 8  速度計算器 9  速度計算器 10  モータ 11  テリー装置 12  張力制御装置 113  表示器 114  比較器 115  許容範囲設定器 116  警報出力器 119  開口パターンコントローラ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  パイル織機において、地たて糸の送り
    量とパイルたて糸の送り量との比からパイル倍率を求め
    るパイル倍率計算器と、所定の期間でのパイル倍率を表
    示する表示器とからなることを特徴とするパイル製織用
    の制御装置。
  2. 【請求項2】  所定の期間をパイル組織製織中の一定
    期間毎とすることを特徴とする請求項1記載のパイル製
    織用の制御装置。
  3. 【請求項3】  所定の期間を製品単位毎でパイル組織
    製織中の全期間とすることを特徴とする請求項1記載の
    パイル製織用の制御装置。
  4. 【請求項4】  パイル織機において、地たて糸の送り
    量とパイルたて糸の送り量との比からパイル倍率を求め
    るパイル倍率計算器と、パイル組織製織中の所定の期間
    でのパイル倍率と予め設定されたパイル倍率の許容範囲
    とを比較して、パイル倍率がパイル倍率の許容範囲から
    外れたときに比較信号を出力する比較器と、この比較器
    からの比較信号に基づいて警報信号を発生する警報出力
    器とからなることを特徴とするパイル製織用の制御装置
  5. 【請求項5】  パイル織機において、地たて糸の送り
    量とパイルたて糸の送り量との比からパイル倍率を求め
    るパイル倍率計算器と、パイル組織製織中の所定の期間
    でのパイル倍率と目標のパイル倍率とを比較して偏差を
    求める偏差比較器と、この偏差比較器の偏差に応じて偏
    差を解消する方向にパイル倍率を調整するパイル操作手
    段とからなることを特徴とするパイル製織用の制御装置
  6. 【請求項6】  所定の期間を一定期間毎とすることを
    特徴とする請求項4、または請求項5記載のパイル製織
    用の制御装置。
  7. 【請求項7】  所定の期間を製品単位毎でパイル組織
    製織期間の全期間とすることを特徴とする請求項4、ま
    たは請求項5記載のパイル製織用の制御装置。
  8. 【請求項8】  上記パイル操作手段をテリー装置とし
    、このテリー装置により筬逃げ量を調整することを特徴
    とする請求項5、請求項6、または請求項7記載のパイ
    ル製織用の制御装置。
  9. 【請求項9】  上記パイル操作手段をパイルたて糸用
    の張力制御装置とし、パイルたて糸用のテンションロー
    ルの揺動トルクを上記偏差解消方向に調節することを特
    徴とする請求項5、請求項6、または請求項7記載のパ
    イル製織用の制御装置。
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