JPH0428922Y2 - - Google Patents

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JPH0428922Y2
JPH0428922Y2 JP6764388U JP6764388U JPH0428922Y2 JP H0428922 Y2 JPH0428922 Y2 JP H0428922Y2 JP 6764388 U JP6764388 U JP 6764388U JP 6764388 U JP6764388 U JP 6764388U JP H0428922 Y2 JPH0428922 Y2 JP H0428922Y2
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JP
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water
water intake
intake pipe
reservoir
dam
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JP6764388U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は貯水池の取水装置に係り、複数の深度
からの選択的取水を可能にしたものである。
(従来例) 従来、水道用ダム、農業用ダム、砂防用ダム等
の比較的小型の貯水池では、取水口は一般に貯水
池の底部に一ヶ所だけ設けられている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、貯水池の底部の深層水は、中間深度
に存在する水温の躍層の為にほとんど対流せず、
酸欠状態で長時間停溜しているため、沈澱物、悪
臭、燐、マンガンなどの溶出、無酸素等の弊害が
発生し、いわゆる死水となつていることが多く、
その程度は底部が最も悪い。
ところが、上記のように比較的小型の貯水池で
は、取水口は低部に一ヶ所しか設けられていなか
つたため、最も水質が悪い水を取水することにな
り、この水の使用に当たつて各種の弊害が生じて
いた。
したがつて本考案は、複数の深度から選択的取
水ができるようにして、上記弊害を防止すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) このために本考案は、貯水池Dの堰堤Bに取水
管3をその軸心線を中心に回転自在に縦方向に配
設して、この取水管3の下端部を堰堤Bの下部に
設けられた導入管2にロータリジヨイントJを介
して連結するとともに、この取水管3の上部に操
作装置14を配設し、かつこの取水管3の周壁4
に高さと周方向の位置を異ならせて複数個の通水
孔5を開設するとともに、各通水孔5の形式位置
に取水口9が形成された受部7を配設してロータ
リーバルブVを構成し、上記取水管3を回動させ
ることにより各通水孔5を個別に開閉自在とした
ものである。
(作用効果) 上記の構成において、操作装置14を操作して
取水管3を回動させていくと、つぎつぎと異なる
高さの通水孔5と、受部7の取水口9とが一致し
て、取水管3の内部に貯水池Dの水が流入し、こ
の取水管3の下端部のロータリジヨイントJを通
して、堰堤Bの下部に設けられた導水管2から流
出する。
したがつて、取水管3の回動角度を調節して、
取水管3に流入する貯水池Dの深度を選択し、最
も水質の良い深度の水を取水することができる。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説
明する。
第1図においてAは取水装置であり、この取水
装置Aは、貯水池Dの堰堤Bの内壁面Cの上部に
軸受部1を配設すると共に、堰堤Bの下部に埋設
した導水管2を内壁面Cから突出させ、その突出
端部にロータリジヨイントJを配設して、軸受部
1とロータリジヨイントJとの間に、取水管3を
縦方向にその軸心線を中心に回動自在に軸支して
構成されている。この取水管3の周壁4には、第
1図のa,b,c,dで示すように、高さと周方
向の位置を異らせて複数個の通水孔5を開設し、
各通水孔5がある位置の周壁4の外周に、それぞ
れ受部7(第2図参照)を外嵌してロータリーバ
ルブVを構成している。14は堰堤Bの上部に配
設された操作装置であり、そのハンドル15を操
作することにより、取水管3はその軸心線を中心
に回動する。13は取水管3と操作装置14を連
結する継手部である。
ロータリーバルブVは、第2図で示すように、
略筒状の軸受材を兼ねたMCナイロン等のシール
材6で通水孔5を開設した位置の取水管3の周壁
4を囲繞し、その外周を堰堤Bの内壁面Cに突設
した受部7と、その上部に取り付けたキヤツプ8
で支持し、キヤツプ8とシール材6とに取水口9
を開設し、この取水口9と取水管3の通水孔5と
が一致したとき、取水管3の内部に池水を導入す
るようにしている。また上記のように取水管3の
周壁4に、高さと周方向の位置を異らせて複数個
の通水孔5を開設しているので、堰堤B上に設置
された操作部14のハンドル15を操作して取水
管3を回動させることにより、異なる高さのロー
タリーバルブVを順次個別に開閉することができ
る。
第3図はロータリジヨイントJを示しており、
同ロータリジヨイントJの上端開口部を取水管3
の下端開口部と対向させるとともに、取水管3の
下端部とロータリジヨイントJの上端部とに、そ
れぞれフランジ10,11を設けて、フランジ1
0,11の間に推力軸受を兼ねたMCナイロン等
のパツキン12を介在させて、ロータリジヨイン
トJと、取水管3との連通状態を保たせながら取
水管3を回動自在に軸支している。なお、第1図
中、16は取水管3を支持するための中間軸受、
17は取水管3を組み立てるためのフランジ継手
である。
上記構成において、貯水池Dからの取水に際し
ては、ハンドル15を操作して、貯水池Dの最も
水質が良い深度のロータリーバルブVの取水口9
と、取水管3の通水孔5とを一致させ、同深度の
水を取水管2から取り出すことができる。また、
貯水池Dの最も水質が良い深度は、貯水池Dの立
地、大きさ等によつても異なり、また同じ貯水池
Dでも、水位、降水量、季節、日照等によつて異
なるものであるが、本考案では、それぞれ高さの
異る各ロータリーバルブVを取水管3の回動操作
により順次個別に開閉できるので、取水深度を上
記に併せて調節して、常に最良水質の深度から取
水することができる。
また本取水装置Aの設置に際しては、既存の貯
水池Dの堰堤Bの下部には、従来用いられていた
導水管2がすでに埋設されているものであり、こ
の取水管2の先端にロータリーバルブVを連設
し、堰堤Bの内壁面CにロータリーバルブVと中
間軸受16を突設して取水管3を軸支させて、堰
堤B上に操作装置14を設置すれば良く、貯水池
D及び堰堤Bの躯体に手を加える必要がなく、既
存の貯水池Dにも簡易に本取水装置Aを設置する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図は取水装置の全体側面図、第2図はロータリー
バルブの水平断面図、第3図はロータリジヨイン
トの垂直断面図である。 A……取水装置、B……堰堤、D……貯水池、
J……ロータリジヨイント、V……ロータリーバ
ルブ、2……導水管、3……取水管、4……周
壁、5……通水孔、9……取水口、14……操作
装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貯水池Dの堰堤Bに取水管3をその軸心線を中
    心に回転自在に縦方向に配設して、この取水管3
    の下端部を堰堤Bの下部に設けられた導入管2に
    ロータリジヨイントJを介して連結するととも
    に、この取水管3の上部に操作装置14を配設
    し、かつこの取水管3の周壁4に高さと周方向の
    位置を異ならせて複数個の通水孔5を開設すると
    ともに、各通水孔5の形式位置に取水口9が形成
    された受部7を配設してロータリーバルブVを構
    成し、上記取水管3を回動させることにより各通
    水孔5を個別に開閉自在としたことを特徴とする
    貯水池の取水装置。
JP6764388U 1988-05-23 1988-05-23 Expired JPH0428922Y2 (ja)

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JP6764388U JPH0428922Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23

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JPH01174423U JPH01174423U (ja) 1989-12-12
JPH0428922Y2 true JPH0428922Y2 (ja) 1992-07-14

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