JPH0428831A - 溶け易いパラジウム塊の製造方法 - Google Patents

溶け易いパラジウム塊の製造方法

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JPH0428831A
JPH0428831A JP13563490A JP13563490A JPH0428831A JP H0428831 A JPH0428831 A JP H0428831A JP 13563490 A JP13563490 A JP 13563490A JP 13563490 A JP13563490 A JP 13563490A JP H0428831 A JPH0428831 A JP H0428831A
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JP
Japan
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palladium
gas
lump
nitric acid
molten metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP13563490A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Nakayama
博文 中山
Yoshihisa Tateno
舘野 佳久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication date
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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、硝酸に溶け易いパラジウム塊の製造方法に関
するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、硝酸パラジウムを調製させるにはパラジウム塊を
加熱溶解してショットし粒状または偏平小塊にするか、
圧延して薄板状にして直接硝酸に溶解しようとしても極
めて長時間を要し生産効率の低いという欠点があった。
他に、微粉末を生成して硝酸に溶解する方法もあるが、
やはりパラジウム塊を微粉末にする工程が必要で工程が
長くなり生産効率が低いものであった。
(発明の目的) 本発明は、上記従来法の欠点を解決するために成された
もので、パラジウム塊を極めて短時間で硝酸に溶解させ
ることのできるパラジウム塊を製造する方法を提供する
ことを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、硝酸に溶解し易いパラジウム塊を製造する方
法において、パラジウム塊を窒素雰囲気中で加熱溶解し
たのち、溶解した。(ラジウムの溶湯にハロゲンガスを
供給して吸収させ、次いで)くラジウムの溶湯を水中に
落下させてノくラジウムの小塊とすることを特徴とする
溶け易いパラジウム塊の製造方法であり、前記加熱溶解
に用いるルツボが2重構造であり、前記7\ロゲンガス
の供給方法が2重構造のルツボの間隙より供給すること
を特徴とし、前記ハロゲンガスが塩素ガスである溶け易
いパラジウム塊の製造方法である。
まず、2重構造の溶解用ルツボに加熱溶解できるパラジ
ウム量(溶解用のルツボの大きさによる)の全部を入れ
、窒素ガスを2重構造のルツボの間隙より供給して窒素
雰囲気中で高周波により加熱溶解してパラジウムの溶湯
とし、次いで窒素ガスの供給を停止して、該溶湯にハロ
ゲンガスを窒素ガスの供給と同様に2重構造のルツボの
間隙より供給して吸収させる。
次いで、ハロゲンガスの供給を停止したのち、パラジウ
ムの溶湯温度を上昇させたのちルツボの底部に設けられ
たノズル部分より水中に該パラジウムの溶湯を落下させ
てパラジウムの小塊を製造することで硝酸に溶け易いパ
ラジウム塊を得ることができる。
パラジウムを溶解する際に2重構造のルツボを用いるの
はハロゲンガスをパラジウムの溶湯に供給するに短時間
で目的とするハロゲンガスの吸収を行わせるためと、ハ
ロゲンガスにより加熱用の高周波コイルが腐蝕するのを
防止させるためであり、2重構造のルツボの材質として
外側には半溶融アルミナを用いるものである。
また、パラジウムを溶解するに窒素雰囲気中で加熱溶解
するのは、パラジウムが酸化して硝酸に溶解しに((な
らないようにするためである。
前記パラジウムの溶湯にハロゲンガスを供給し吸収させ
る方法は、パラジウムが完全に溶解したならば、高周波
加熱パワーをパラジウムの溶湯が固まらない程度まで下
げ、窒素ガスの供給を停止し、ハロゲンガスをおおむね
In/分で3分間供給、高周波加熱パワーを上げてハロ
ゲンガスの供給を止め、2〜3分後にルツボの底部に設
けたノズル部より水中にパラジウムの溶湯を落下させて
パラジウムの小塊を製造する。
ハロゲンガスをパラジウム溶湯に吸収させるのはパラジ
ウムを硝酸に溶解させるに効果が大きく、用いるハロゲ
ンガスは好ましくは塩素ガスでその理由はガスの入手も
容易であり、有害なハロゲンカスの内除害処理が容易で
もあり、また硝酸にパラジウムを溶解したパラジウムの
硝酸溶液中に含まれる不純物としての塩素イオンは影響
が少ないからである。
なお、パラジウムの溶解温度は1600〜1650℃で
行うのが好ましい。
以上の方法で製造したパラジウムの小塊中にはハロゲン
ガスまたはハロゲン化合物が数百PPM含有したものが
得られる。
以下、本発明に係わる実施例を記載するが、該実施例は
本発明を限定するものではない。
(実施例) 図に示した2重構造のルツボ1 (内側のルツボ2の材
質はジルコニア製、外側のルツボ3の材質は半溶融アル
ミナ製から成るものである)を高周波炉(図示せず)に
セットし、パラジウム塊4kgを入れて、窒素ガス吹込
管4よりljl’/分の量を供給しながら加熱溶解しパ
ラジウムを完全に溶解して、パラジウムの溶湯5とした
次いで、パラジウムの溶湯5が固まらない程度まで高周
波加熱パワーを下げ、窒素ガスの供給を停止し、塩素ガ
ス吹込管6よりIn/分の量を3分間供給し、その後、
再び高周波加熱パワーを上げ塩素ガスの供給を停止し、
2〜3分間後にルツボ1の底部に設けた穴径3.5mr
rIのノズル7よりパラジウムの溶湯5を水中に落下さ
せてパラジウムの小塊を製造した。
ここで得たパラジウムの小塊中の塩素含有濃度を分析し
たところ250PPM含有していた。
また、上記のパラジウム小塊30gを62℃に加熱した
濃硝酸60rnl中に加えて溶解させたところ、30分
間後に75%が溶解し、該パラジウムの溶解した硝酸溶
液中の塩素イオン濃度は100m g / (!であっ
た。
(従来例) 塩素ガスの供給をせずに他の操作は実施例1と同様にし
てパラジウムを溶解し、パラジウムの溶湯を水中に落下
させてパラジウムの小塊としたものを30g取り、62
℃に加熱した濃硝酸60m1中に加えて溶解させたとこ
ろ、30分間後に29.7%が溶解し、該パラジウムの
溶解した硝酸溶液中の塩素イオン濃度は20mg/βで
あった。
(発明の効果) 以上のように、本発明の方法によれば、パラジウムの小
塊を極めて短時間で硝酸に溶解させることができ、しか
も、パラジウムを溶解した硝酸溶液中のハロゲンイオン
濃度も100mg#’以下と極めて少ないものであり、
硝酸パラジウム溶液として各種のパラジウム化合物等を
合成させるための出発原料として用いることができとい
う、画期的な方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に用いた2重構造のルツボの断
面図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)硝酸に溶解し易いパラジウム塊を製造する方法に
    おいて、パラジウム塊を窒素雰囲気中で加熱溶解したの
    ち、溶解したパラジウムの溶湯にハロゲンガスを供給し
    て吸収させ、次いでパラジウムの溶湯を水中に落下させ
    てパラジウムの小塊とすることを特徴とする溶け易いパ
    ラジウム塊の製造方法。
  2. (2)前記加熱溶解に用いるルツボが2重構造である請
    求項1に記載の溶け易いパラジウム塊の製造方法。
  3. (3)前記ハロゲンガスの供給方法が2重構造のルツボ
    の間隙より供給することを特徴とする請求項1に記載の
    溶け易いパラジウム塊の製造方法。
  4. (4)前記ハロゲンガスが塩素ガスである請求項1〜3
    に記載の溶け易いパラジウム塊の製造方法。
JP13563490A 1990-05-25 1990-05-25 溶け易いパラジウム塊の製造方法 Pending JPH0428831A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011073908A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 硝酸パラジウム溶液の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011073908A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 硝酸パラジウム溶液の製造方法

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