JPS61124508A - 高純度タングステン超微粉末の製造方法 - Google Patents

高純度タングステン超微粉末の製造方法

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JPS61124508A
JPS61124508A JP24629584A JP24629584A JPS61124508A JP S61124508 A JPS61124508 A JP S61124508A JP 24629584 A JP24629584 A JP 24629584A JP 24629584 A JP24629584 A JP 24629584A JP S61124508 A JPS61124508 A JP S61124508A
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JP
Japan
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apt
powder
crystal
purity
hydrogen peroxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP24629584A
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English (en)
Inventor
Motoo Kiyomiya
清宮 元男
Isamu Koseki
小関 勇
Takeshi Uchimura
内村 健
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は高純度のタングステン(−)超微粉末を簡便に
製造する方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 今日 微細で高純度のり粉末が強く求められている0例
えばIC基板の穴あけ用工具である超硬ミクロントリル
は5通常、−Cの微粉を焼結して製造され、そのドリル
先端径は約0.3 p■と極めて細い。
したがって1ミクロンドリルの原料であるWCは微細で
なければならず、また焼結後のドリル素材はその強度大
でかつ硬度も大きいことが必要になる。
曽Cはタングステン(杓を炭化して製造される。
それゆえ、微細なWC粉末を製造するためにはその原料
として微細なり粉末が必要になる。
一方1wC焼結体の強度はwCに含有されている不純物
の種類と量によって影響を受けることが。
近時用らかになりつつある。カルシウム(Ca)。
マグネシウム(Mg) 、ケイ稟(Si)、アルミニウ
ム(Ai)などはいずれもlIC焼結体の強度を低下せ
しめる不純物であるが、これらのうち、Caは最も悪影
響を与える不純物であることが知られていない、したが
って、Wk細で高純度のり粉末は強く求められている。
又、磁気テープ用スリ7ターに関しても1ミクロンドリ
ル同様、微細で高純度のり粉末が求められている。
このような要請に対し、微細な讐粉末を製造する方法と
して、 −鉱石からタングステンアンモニウム溶液を調
製し、この溶液に熱塩酸のような熱酸を添加してタング
ステン酸の沈殿を得、この沈殿を洗浄したのちに水素還
元するという方法が知られている。この方法によれば、
たしかに0.4〜0.8pm程度の超微粉末を得ること
は可能であるが、しかし一方では、沈殿生成 洗浄工程
等の過程で使用する水の中の不純物等を吸収してその純
度低下がまぬがれず、近時求められている Ppbオー
ダーの高純度化には側底対応しきれない。
他方、上記したタングステンアンモニウム溶液から−H
パラタングステンsアンモニウム (以後、 APT)
の結晶を析出せしめ、この結晶を高純度の水に溶解せし
めたのちこれを精製し、得られた溶液に乾燥処理を施し
てAP4結晶を得、この結晶を水素還元するという方法
が知られている。
この方法によれば、AP〒結晶はそもそちが不純物pp
mオーダーの高純度であるため、純度の面では一応要請
を満たし得るが、しかし、得られる曽粉末はその微細化
という点でいえば、 0、フル膳が限界であって、それ
よりも微細なり粉末を製造することはできない、更に加
えて、 AP↑結晶を水に溶解せしめる際のAPTの水
に対する溶解度が非常に小さいので濃厚溶液が製造でき
ず、そのため、大量のAPTの処理が困難であってその
生産性の低下はまぬがれない。
このように、高純度でかつ超微細な誓粉東の製造という
点では、上記した従来の2方法においては、それぞれ一
長一短があり満足すべき結果が得られていない。
【発明の目的] 本発明は上記した従来方法における問題を解消し、高純
度でかつ超微細である一粉末の製造方法の提供を目的と
する。
〔発明の概要J 本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結
果、 APTの結晶は比較的純度が高いこと、そしてこ
のAPTの結晶は過酸化水素水に容易に溶解してその濃
厚溶液となり、しかもその溶液を乾燥して溶質を固化す
るとその固化物は無定形であり、それを粉砕して得た粉
末は、0.3〜0.8終腸と超微細になるとの事実を見
出し、該事実に基づいて本発明方法を開発するに到った
。すなわち1本発明の高純度タングステン超微粉末の製
造方法は、 APTの結晶を過酸化水素水に溶解せしめ
、得られた溶液を乾燥して固化物を得、ついで該固化物
を還元することを特徴とする。
本発明方法にあっては、まずAPT結晶を過酸化水素水
に溶解せしめる。このときに用いる APT詰晶は従来
方法で製造される。APT結晶であってよく格別限定さ
れない0通常、不純物の量はpp−オーダーである0本
発明方法は、このAPT結晶の純度がいわばそのまま最
終の讐粉末の純度へと移行する。したがって、最終り粉
末の純度を高めることを目的とした場合、このAPT結
晶を高純度化すればよいが、そのためには、−鉱石→A
PT結晶の製造工程で用いる水を従来のような市水では
なく、市水中c7)Ca1Mg、 Si、  AQ等を
予め除去したような水、例えば脱イオン水にすることが
好ましい。
用いる過酸化水素水は格別限定されるものではないが、
純度との関係で、例えばリン、250ppb以下の半導
体用グレードのものが好ましい、溶解は室温下で行なっ
てもよい、室温下でのAPTの過酸化水素水への溶解度
は最高で55%程度であり、水への溶解度が最高で3〜
5%であることを考えると極めて濃厚なAPT溶濠を得
ることがでさる。なお、溶解を40℃前後の加温下で行
なうと、一層APTの溶解度が大きくなって能率的であ
る。
ついで、このAPTの濃厚溶液を乾燥する。乾燥方法と
してはいかなる方法も適用できるが、短時間で大量に乾
燥できるという点からいって、スプレードライヤー法の
適用が好適である。この過程で過酸化水素水はその大半
が散逸し、粉末が出来る。乾燥温度が低いと、乾燥が充
分に進まないと同特に乾燥時間が長(なり、しかも後述
の還元工程で残留する過酸化水素水から一時に酸素が放
出されこれが水素と反応して爆燃の危険が生ずるので不
都合である0通常出口温度で80〜140℃、好ましく
は85〜95℃である。
この過程で得られる固化物は、理由は明らかではないが
、X線回折分析によれば、 APTも検出されず無定形
である。したがって微粉化の可能性を示唆するものであ
る。
得られたこの無定形の固化物を水素等の還元雰囲気中で
加熱して該固化物に含まれているアンモニア、残留過酸
化水素等を熱分解除去する。この予備還元は5通常、水
素炉中で温度300〜800℃、時間 1〜4時間の条
件下において進められるが、空気中で低温分解して酸化
物としてもよい。
最後に、この固化物を還元する。還元は水素炉中で行な
うことが好ましく、その際、水素流量は多くして行なう
[発明の実施例] 不純物の少ないAP↑結晶1.2kgをリン250pp
b以下の半導体用過酸化水素水tiに35〜43℃の温
度下で溶解せしめた。得られた濃厚溶液を濾過したのち
、入口温度140℃、出口温度75℃、アトマイザ−型
スプレードライヤーで噴霧乾燥した。得られた粒体をX
線回折分析したところ無定形であることが確認された。
この粒体を水素流量200文/hr 、温度400℃の
水素炉中で4時間予備還元したのち、これを水素流li
) 9,000見/hr 、温度soo 〜aoo℃1
時間4時間で水素還元した。収率99.5%。
得られた粉末の平均粒径は0.33 h鰯であり、また
不純物の全量は0.01重量%であった。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本胤明方法によれば、極
めてll!111ILに従来は不可能であった0、3終
腸オーダーの微粉末で、しかも高純度な一粉末を製造す
ることが可能である。しかも、大規模な生産設備の改変
、設備の新設等は不要である。そしてAPT結晶の過酸
化水素水への溶解度は大きいので、大量のAPT結晶の
微粉化処理が可能であってその生産性も高く工業的利益
に資すること大である。
手続補正書 昭和80年3月7日 特許庁長官  志 賀  学 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第246295号 2、発明の名称 高純度タングステン超微粉末の製造方法3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 91名称 (307)  株式会社 東芝4、代理人 5、補正命令の日付 自発 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄(1)
明細書第2頁8〜9行目に記載の「・・・影響を受ける
ことが、・・・・・・なりつつある、」を「・・・影響
を受けるという知見が1本願発明者らの今回の研究によ
って得られた。すなわち、」と補正する。
(2)明細書第2頁13〜14行目に記載の「・・・不
純物であることが知られていない、」を「・・・不純物
であるという知見が得られた。」と補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. パラタングステンアンモニウムの結晶を過酸化水素水に
    溶解せしめ、得られた溶液を乾燥して固化物を得、つい
    で該固化物を還元することを特徴とする高純度タングス
    テン超微粉末の製造方法。
JP24629584A 1984-11-22 1984-11-22 高純度タングステン超微粉末の製造方法 Pending JPS61124508A (ja)

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