JPH0428686Y2 - - Google Patents

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JPH0428686Y2
JPH0428686Y2 JP3702788U JP3702788U JPH0428686Y2 JP H0428686 Y2 JPH0428686 Y2 JP H0428686Y2 JP 3702788 U JP3702788 U JP 3702788U JP 3702788 U JP3702788 U JP 3702788U JP H0428686 Y2 JPH0428686 Y2 JP H0428686Y2
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tundish
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inert gas
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は連続鋳造設備に使用されるタンデイツ
シユの上面に覆うカバー装置に関する。
従来の技術 タンデイツシユ51の上面開口部を覆うカバー
体52は、溶鋼の熱による変形を防止するため、
第11図〜第13図に示すように、カバー体52
を複数(図面では4個)に分割しており、これら
カバー分割体52aには予熱開口部53を形成す
るとともに、中央の2個のカバー分割体52aに
わたつて注湯開口部54を形成していた。なお、
タンデイツシユ51内でオーバーフローした溶鋼
を排出するオーバーフロー溝51aにはカバーを
設けていなかつた。
考案が解決しようとする課題 タンデイツシユ51内の溶鋼は空気に触れると
品質が低下するため、不活性ガスを予熱開口部5
3からタンデイツシユ51内に注入して中の空気
と置換する。その際、不活性ガスを自動的に供給
したり、また各開口部53,54を自動的に開閉
して空気の流入を防止することが考えられるが、
上記従来構成によれば、カバー体52が複数に分
割されて複数の開口部53,54を有するため、
配管構造が非常に複雑となりむずかしかつた。そ
のため、不活性ガスの注入および予熱開口部53
や注湯開口部54の耐火物による閉塞を現場で作
業者が手作業で行わねばならず、作業性や安全衛
生面で問題があつた。
本考案は上記問題を解決して、カバー本体が一
体構造で、開口部を開閉する開閉手段駆動用や不
活性ガス供給用などの配管を容易に配設でき、安
全かつ能率のよい作業ができる連続鋳造設備用タ
ンデイツシユのカバー装置を提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、タンデ
イツシユの上面開口部全面を覆う一体構造のカバ
ー本体に、冷却水を流送する冷却水路を設けると
ともに、該カバー本体に形成した開口部を開閉す
る開閉手段駆動用および不活性ガス供給用の配管
群を設けた構成としたものである。
作 用 上記構成により、カバー本体は冷却水により冷
却されるので熱による変形を生じることもなく、
また、一体構造であるため、カバー本体に形成し
た開口部の開閉装置に駆動源を供給する配管やタ
ンデイツシユ内に不活性ガスを供給する配管を容
易に配設でき、タンデイツシユ内を常時不活性ガ
スで満す作業を自動化でき、安全かつ能率よい作
業が可能となる。
実施例 以下本考案の一実施例を第1図〜第8図に基づ
いて説明する。
第1図および第2図において、1はタンデイツ
シユ3の上面開口部の全面を覆うカバー本体で、
上記開口部周囲に沿う鋼製の主枠材4と、この主
枠材4間に接合されて上面開口部を覆う鋼製の皮
材5と、この皮材5上面に主枠材4間の幅方向に
固定された鋼製の補強材6と、皮材5の下面に固
着されて皮材5を熱から遮断する耐火断熱材7と
で一体構造に形成され、また第9図に示すよう
に、オーバーフロー溝3aの上方にも皮材5およ
び耐火断熱材7からなるオーバーフローカバー部
2が延設され、その周囲には補助枠材8が取付け
られる。
このカバー本体1には熱による変形を防止する
ために冷却水路9が配設されており、この冷却水
路9は、主枠材4の外側面下部でカバー本体1の
長手方向に沿う長手方向水路9aおよびカバー本
体の幅方向に沿う幅方向水路9bからなる。
12はカバー本体1の中心部に形成された注湯
開口部で、第1図および第4図に示すように、こ
の注湯開口部12は上面が開閉可能な注湯開口蓋
13により閉止されている。すなわち、この注湯
開口蓋13には側部に開閉アーム14が突設さ
れ、この開閉アーム14の中間部が垂直ピン15
により回転自在に支持されるとともに、開閉アー
ム14の先端部に、本体後端部が主枠材4に回動
自在に支持された注湯開口部開閉シリンダ16の
作動端16aがピン連結され、この開閉シリンダ
16を駆動することにより注湯開口蓋13を開閉
アーム14により垂直ピン15を中心に回動させ
て注湯開口部12を開閉する。
17は注湯開口部12の両側で長手方向所定間
隔ごとにカバー本体1に形成された複数(図面で
は6個)の予熱開口部で、各予熱開口部17は上
面が開閉可能な予熱開口蓋18により閉止され
る。すなわち、これら予熱開口蓋18には開閉ア
ーム19が突設され、この開閉アーム19の中間
部が垂直ピン20により回動自在に支持されると
ともに、開閉アーム19の先端部に、本体後端部
が主枠材4に揺動自在に支持された予熱開口部開
閉シリンダ21の作動端21aがピン連結され、
この開閉シリンダ21を駆動することにより予熱
開閉蓋18を開閉アーム19によ垂直ピン20を
中心に回動させて予熱開口部17を開閉する。
22はオーバーフローカバー体2の先端部に配
設されてオーバーフロー溝3aの出口3bを開閉
可能なオーバーフロー蓋で、第8図に示すよう
に、オーバーフロー溝22の上部に開閉アーム2
3が突設され、この開口アーム23の中間部が補
助枠材8のブラケツト24に水平ピン25を介し
て回動自在に支持されるとともに、その先端部
が、オーバーフローカバー体2に揺動自在に支持
されたオーバーフロー蓋開閉シリンダ26の作動
端26aがピン連結され、この開閉シリンダ26
を駆動することによりオーバーフロー蓋22を開
閉アーム23により水平ピン25を中心に回動さ
せてオーバーフロー溝3aの出口3bを開閉す
る。
27はカバー本体1の予熱開口部17の近傍に
穿設された不活性ガス供給口で、第3図および第
5図に示すように、注湯前にタンデイツシユ3内
に不活性ガスを吹き込みタンデイツシユ3内の空
気と置換させるとともに、タンデイツシユノズル
3cから鋳造設備への注湯による湯面低下に伴つ
てタンデイツシユ3内に不活性ガスを補充する。
28はカバー本体1上面に長手方向に沿つて配
設されて一端部がクイツクカプラ29に接続され
た配管群で、第3図に示すように他端部が長手方
向水路10aの中央部の給水口31および幅方向
水路10bの中央部の排水口32にそれぞれ接続
された給排水管30A,30Bと、他端部が各開
閉シリンダ16,21,26にそれぞれ接続され
た圧縮空気管33と、他端部が不活性ガス供給口
27に接続されたガス供給管34とからなる。そ
してクイツクカプラ29を介してそれぞれ供給源
に接続される配管群35にはコントロールバルブ
(図示せず)が介装されて遠隔操作される。
次にこのカバー装置の使用方法について説明す
る。
タンデイツシユ3上に配置されるとともに、配
管群28がクイツクカプラ29を介して各供給源
に接続されたカバー本体1は、まず各開口部1
2,17および出口3bの蓋13,18,22を
各開閉シリンダ16,21,26により開動する
とともに、冷却水を給水管30Aから冷却水路9
に通水する。そして、予熱開口部17からタンデ
イツシユ3を予熱し、予熱後遠隔操作により開閉
シリンダ21を駆動して予熱開口蓋18を閉動し
て予熱開口部17を閉じる。そして、遠隔操作に
より不活性ガス供給口28から不活性ガスをタン
デイツシユ3内に吹込み、タンデイツシユ3内の
空気を不活性ガスに置換する。ついで、レードル
から注湯開口部12を通してタンデイツシユ3内
に所定量の溶鋼を注湯する。注湯完了後、遠隔操
作により開閉シリンダ16,26を駆動して注湯
開口蓋13およびオーバーフロー蓋22を閉動し
て注湯開口部12および出口3bを閉じ、不活性
ガス供給口27から不活性ガスを補充しながら、
タンデイツシユノズル3cから鋳造設備に溶鋼を
供給する。
本考案の実施例によれば、カバー本体1は冷却
水路9に流送された冷却水により常に冷却される
ので、熱変形を生じることもない。また、カバー
本体1を一体構造として配管群28を設けたの
で、各開口部12,17や出口3bの開閉シリン
ダ16,21,26を遠隔操作により作動するこ
とができ、さらにタンデイツシユ3内に不活性ガ
スを遠隔操作で吹込むことができ、作業性や安全
衛生面においても改善できる。さらに、各開口部
12,17や出口3bを確実に閉止できるので、
不活性ガスによる湯面の保護を向上させることが
でき、タンデイツシユ3内の放散熱量も減少させ
ることができる。
第10図および第11図はたの実施例を示し、
注湯開口部12の注湯開口蓋13にかえて、不活
性ガスによるエヤカーテンを設けたものである。
すなわち、不活性ガス供給管34に接続されたガ
ス噴出管41を注湯開口部42の上部周囲に配設
し、このガス噴射管41に注湯開口部42中心に
向く多数の噴射口41a形成し、これら噴射口4
1aから不活性ガスを噴射することにより、注湯
後の注湯開口部42から空気がタンデイツシユ3
内に流入するのを防止できる。このような不活性
ガスによるエヤカーテンを形成するガス噴射管4
1の配設も、カバー本体1を一体構造としたの
で、きわめて容易となり、蓋やその開閉装置も不
要となる。
考案の効果 以上に述べたごとく本考案によれば、カバー本
体に冷却水路を設けて熱による変形を防止できる
一体構造としたので、カバー本体に形成される注
湯あるいは予熱用の開口部を自動的に開閉する開
閉装置に駆動源を供給する配管や、タンデイツシ
ユ内に不活性ガスを供給する配管を容易に設ける
ことができ、従来の分割されたカバー体に比べて
容易に遠隔操作を可能にでき、安全かつ能率のよ
い作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本考案の一実施例を示し、第
1図は全体平面図、第2図は全体縦断面図、第3
図は配管経路を示す平面図、第4図および第5図
はそれぞれ第1図に示すA−A断面図およびB−
B断面図、第6図および第7図は第2図に示すC
部拡大図およびD部拡大図、第8図は第1図に示
すE−E断面図、第9図および第10図は他の実
施例を示し、第9図は注湯開口部の断面図、第1
0図は第9図に示すG−G断面図、第11図〜第
13図は従来例を示し、第11図および第12図
は全体側面図および全体平面図、第13図は第1
1図に示すF−F断面図である。 1……カバー本体、3……タンデイツシユ、9
……冷却水路、12……注湯開口部、13……注
湯開口蓋、16……開閉シリンダ(開閉手段)、
17……予熱開口部、18……予熱開口蓋、21
……開閉シリンダ(開閉手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンデイツシユの上面開口部全面を覆う一体構
    造のカバー本体に、冷却水を流送する冷却水路を
    設けるとともに、該カバー本体に形成した開口部
    を開閉する開閉手段駆動用および不活性ガス供給
    用の配管群を設けたことを特徴とする連続鋳造設
    備用タンデイツシユのカバー装置。
JP3702788U 1988-03-18 1988-03-18 Expired JPH0428686Y2 (ja)

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JP3702788U JPH0428686Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18

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JP3702788U JPH0428686Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18

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JPH01139958U JPH01139958U (ja) 1989-09-25
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