JPH04270042A - 連続鋳造方法および連続鋳造用タンディッシュのスライディングノズルシール装置 - Google Patents
連続鋳造方法および連続鋳造用タンディッシュのスライディングノズルシール装置Info
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- JPH04270042A JPH04270042A JP3098791A JP3098791A JPH04270042A JP H04270042 A JPH04270042 A JP H04270042A JP 3098791 A JP3098791 A JP 3098791A JP 3098791 A JP3098791 A JP 3098791A JP H04270042 A JPH04270042 A JP H04270042A
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Landscapes
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、取鍋と連続鋳造用鋳型
との間に設置され、前記取鍋内の溶融金属を連続鋳造用
鋳型に供給する際に前記溶融金属の供給流量を制御する
のに使用される連続鋳造用タンディッシュにおいて、前
記連続鋳造用タンディッシュに設けたスライディングノ
ズル部分をシールすることによって、Ｏ２ ガスが溶融
金属中に入り込んだり鋳型内溶融金属の輻射熱によりス
ライディングノズル部分が熱劣化したりするのを防止す
るのに利用される連続鋳造方法および連続鋳造用タンデ
ィッシュのスライディングノズルシール装置に関するも
のである。
との間に設置され、前記取鍋内の溶融金属を連続鋳造用
鋳型に供給する際に前記溶融金属の供給流量を制御する
のに使用される連続鋳造用タンディッシュにおいて、前
記連続鋳造用タンディッシュに設けたスライディングノ
ズル部分をシールすることによって、Ｏ２ ガスが溶融
金属中に入り込んだり鋳型内溶融金属の輻射熱によりス
ライディングノズル部分が熱劣化したりするのを防止す
るのに利用される連続鋳造方法および連続鋳造用タンデ
ィッシュのスライディングノズルシール装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】連続鋳造用タンディッシュに設けたスラ
イディングノズル部分では、溶融金属が流下することに
よる負圧の発生によって溶融金属中に空気が入り込むこ
とがあり、そのため、空気中の酸素が溶融金属中に取り
込まれることによってＡｌ２ Ｏ３ が生成し、これが
ノズルの内壁部分に付着してノズル閉塞の原因となるこ
とがあるとともに、前記酸素と耐火物中のＣとが反応し
てＣＯが生成されることによりブローホールが発生する
ことがあるので、溶融金属中に空気が吸い込まれるのを
防止する必要がある。
イディングノズル部分では、溶融金属が流下することに
よる負圧の発生によって溶融金属中に空気が入り込むこ
とがあり、そのため、空気中の酸素が溶融金属中に取り
込まれることによってＡｌ２ Ｏ３ が生成し、これが
ノズルの内壁部分に付着してノズル閉塞の原因となるこ
とがあるとともに、前記酸素と耐火物中のＣとが反応し
てＣＯが生成されることによりブローホールが発生する
ことがあるので、溶融金属中に空気が吸い込まれるのを
防止する必要がある。
【０００３】そこで、従来において、連続鋳造用タンデ
ィッシュに設けたスライディングノズル部分で溶融金属
中に空気が入り込むのを防止するに際しては、例えば、
連続鋳造用タンディッシュの底部側と連続鋳造用鋳型の
上部側との間に蛇腹構造のカーテンを設置して内部にＮ
２ ガスやＡｒガスを流し込むようにする考え方もあっ
た。
ィッシュに設けたスライディングノズル部分で溶融金属
中に空気が入り込むのを防止するに際しては、例えば、
連続鋳造用タンディッシュの底部側と連続鋳造用鋳型の
上部側との間に蛇腹構造のカーテンを設置して内部にＮ
２ ガスやＡｒガスを流し込むようにする考え方もあっ
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな蛇腹構造のカーテンを用いた場合には、その耐久性
が著しく劣ったものになると共に、ノズル部分の補修等
の面からかえって邪魔なものとなり、さらには連続鋳造
用鋳型内の溶融金属の輻射熱によるスライディングノズ
ルの寿命劣化を防止することができないという問題点が
あり、これらの問題点を解決することが課題となってい
た。
うな蛇腹構造のカーテンを用いた場合には、その耐久性
が著しく劣ったものになると共に、ノズル部分の補修等
の面からかえって邪魔なものとなり、さらには連続鋳造
用鋳型内の溶融金属の輻射熱によるスライディングノズ
ルの寿命劣化を防止することができないという問題点が
あり、これらの問題点を解決することが課題となってい
た。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題にかんが
みてなされたもので、スライディングノズル部分を流れ
る溶融金属中に空気が侵入するのを防止することが可能
であると共に、連続鋳造用鋳型内にある溶融金属からの
輻射熱によってスライディングノズルの寿命が低下する
のを防止することが可能である連続鋳造方法および連続
鋳造用タンディッシュのスライディングノズルシール装
置を提供することを目的としている。
みてなされたもので、スライディングノズル部分を流れ
る溶融金属中に空気が侵入するのを防止することが可能
であると共に、連続鋳造用鋳型内にある溶融金属からの
輻射熱によってスライディングノズルの寿命が低下する
のを防止することが可能である連続鋳造方法および連続
鋳造用タンディッシュのスライディングノズルシール装
置を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる連続鋳造
方法は、連続鋳造用タンディッシュの底部に設けた溶湯
流出口より流出する溶融金属を前記溶湯流出口に設けた
スライディングノズルにより流量制御しつつ連続鋳造用
鋳型内に供給するに際し、前記スライディングノズルを
シールボックスにより取り囲んで前記スライディングノ
ズルの周囲を非酸化性雰囲気にして溶融金属の流量制御
を行う構成としたことを特徴としており、また、本発明
に係わる連続鋳造用タンディッシュのスライディングノ
ズルシール装置は、連続鋳造用タンディッシュの底部に
設けた溶湯流出口側に上部固定プレートと摺動プレート
と下部固定プレートとを重ね合わせたスライディングノ
ズルを備え、前記摺動プレートを前記上部固定プレート
と下部固定プレートとの間で摺動させてノズル開度を調
整する摺動プレート駆動機構を備えると共に、前記下部
固定プレート側に浸漬ノズルを備え、前記タンディッシ
ュの底部には前記上部固定プレート，摺動プレートおよ
び下部固定プレートを取り囲むと共に前記浸漬ノズルの
少なくとも下端部分を露出状態とするシールボックスを
設け、前記シールボックス内部を雰囲気ガス源に接続し
た構成としたことを特徴としており、実施態様において
は、下部固定プレートと浸漬ノズルとの間に下部ノズル
を設け、前記下部ノズルと浸漬ノズルとの接続部分に、
シールボックスに形成したノズル用開口を位置させた構
成としたり、シールボックスはノズル用開口を境として
分割型となっている構成としたことを特徴としており、
上記した連続鋳造方法および連続鋳造用タンディッシュ
のスライディングノズルシール装置に係わる発明の構成
を前述した従来の課題を解決するための手段としている
。
方法は、連続鋳造用タンディッシュの底部に設けた溶湯
流出口より流出する溶融金属を前記溶湯流出口に設けた
スライディングノズルにより流量制御しつつ連続鋳造用
鋳型内に供給するに際し、前記スライディングノズルを
シールボックスにより取り囲んで前記スライディングノ
ズルの周囲を非酸化性雰囲気にして溶融金属の流量制御
を行う構成としたことを特徴としており、また、本発明
に係わる連続鋳造用タンディッシュのスライディングノ
ズルシール装置は、連続鋳造用タンディッシュの底部に
設けた溶湯流出口側に上部固定プレートと摺動プレート
と下部固定プレートとを重ね合わせたスライディングノ
ズルを備え、前記摺動プレートを前記上部固定プレート
と下部固定プレートとの間で摺動させてノズル開度を調
整する摺動プレート駆動機構を備えると共に、前記下部
固定プレート側に浸漬ノズルを備え、前記タンディッシ
ュの底部には前記上部固定プレート，摺動プレートおよ
び下部固定プレートを取り囲むと共に前記浸漬ノズルの
少なくとも下端部分を露出状態とするシールボックスを
設け、前記シールボックス内部を雰囲気ガス源に接続し
た構成としたことを特徴としており、実施態様において
は、下部固定プレートと浸漬ノズルとの間に下部ノズル
を設け、前記下部ノズルと浸漬ノズルとの接続部分に、
シールボックスに形成したノズル用開口を位置させた構
成としたり、シールボックスはノズル用開口を境として
分割型となっている構成としたことを特徴としており、
上記した連続鋳造方法および連続鋳造用タンディッシュ
のスライディングノズルシール装置に係わる発明の構成
を前述した従来の課題を解決するための手段としている
。
【０００７】
【発明の作用】本発明に係わる連続鋳造方法および連続
鋳造用タンディシュのスライディングノズルシール装置
は、上記した構成を有するものであるから、連続鋳造用
タンディッシュから流出して連続鋳造用鋳型に供給され
る溶融金属中に空気（Ｏ２ ）が侵入しがたいものとな
り、空気（Ｏ２ ）が侵入した場合のＡｌ２ Ｏ３ の
生成によるノズル閉塞が回避されると共に耐火物中のＣ
との反応により生成されるＣＯに起因するブローホール
の発生が防止されるようになり、さらには、連続鋳造用
鋳型内にある溶融金属の輻射熱がスライディングノズル
に加えられなくなるので、スライディングノズルの前記
輻射熱による劣化が軽減されるようになる。
鋳造用タンディシュのスライディングノズルシール装置
は、上記した構成を有するものであるから、連続鋳造用
タンディッシュから流出して連続鋳造用鋳型に供給され
る溶融金属中に空気（Ｏ２ ）が侵入しがたいものとな
り、空気（Ｏ２ ）が侵入した場合のＡｌ２ Ｏ３ の
生成によるノズル閉塞が回避されると共に耐火物中のＣ
との反応により生成されるＣＯに起因するブローホール
の発生が防止されるようになり、さらには、連続鋳造用
鋳型内にある溶融金属の輻射熱がスライディングノズル
に加えられなくなるので、スライディングノズルの前記
輻射熱による劣化が軽減されるようになる。
【０００８】
【実施例】図１ないし図４は本発明の一実施例を示すも
のである。
のである。
【０００９】図に示すように、本発明に係わる連続鋳造
用タンディッシュのスライディングノズルシール装置１
において、連続鋳造用タンディッシュ２は上部が開口し
た容器形状をなし、その底部には溶湯流出口２ａが設け
てある。
用タンディッシュのスライディングノズルシール装置１
において、連続鋳造用タンディッシュ２は上部が開口し
た容器形状をなし、その底部には溶湯流出口２ａが設け
てある。
【００１０】この溶湯流出口２ａには、上部ノズル３の
下部側が固定してあって、上部ノズル３の上部側がタン
ディッシュ内部に突出するものとなっていて、この上部
ノズル３の上端には昇降方式のストッパ４が当接離間す
るものとなっている。
下部側が固定してあって、上部ノズル３の上部側がタン
ディッシュ内部に突出するものとなっていて、この上部
ノズル３の上端には昇降方式のストッパ４が当接離間す
るものとなっている。
【００１１】この上部ノズル３の下端には上部固定プレ
ート５が固定してあると共に、摺動プレート６を介して
下部固定プレート７が固定してあり、上部固定プレート
５と下部固定プレート７との間で摺動プレート６が摺動
するものとなっている。
ート５が固定してあると共に、摺動プレート６を介して
下部固定プレート７が固定してあり、上部固定プレート
５と下部固定プレート７との間で摺動プレート６が摺動
するものとなっている。
【００１２】そして、上部固定プレート５に設けた溶湯
流出孔５ａと下部固定プレート７に設けた溶湯流出孔７
ａは常に同軸位置にあり、摺動プレート６に設けた溶湯
流出孔６ａと前記上下の溶湯流出孔５ａ，７ａとの位置
関係によってノズル開度が調整されるスライディングノ
ズル８が構成されうるものとなっている。
流出孔５ａと下部固定プレート７に設けた溶湯流出孔７
ａは常に同軸位置にあり、摺動プレート６に設けた溶湯
流出孔６ａと前記上下の溶湯流出孔５ａ，７ａとの位置
関係によってノズル開度が調整されるスライディングノ
ズル８が構成されうるものとなっている。
【００１３】この摺動プレート６の摺動は、この摺動プ
レート６の一端が、摺動プレート駆動機構としてはたら
く油圧シリンダ９のピストンロッド９ａに一端側を連結
した連結杆１０の他端側に連結されて、前記油圧シリン
ダ９が作動することにより行われる。
レート６の一端が、摺動プレート駆動機構としてはたら
く油圧シリンダ９のピストンロッド９ａに一端側を連結
した連結杆１０の他端側に連結されて、前記油圧シリン
ダ９が作動することにより行われる。
【００１４】また、前記下部固定プレート７の下面側に
は下部ノズル１１が固定してあると共に、下部ノズル１
１の下端側には浸漬ノズル１２の上端側が嵌合固定して
ある。
は下部ノズル１１が固定してあると共に、下部ノズル１
１の下端側には浸漬ノズル１２の上端側が嵌合固定して
ある。
【００１５】さらに、連続鋳造用タンディッシュ２の底
部には、上部ノズル３の下端側，上部固定プレート５の
全体，摺動プレート６の全体，下部固定プレート７の全
体および下部ノズル１１の全体を取り囲むと共に浸漬ノ
ズル１２の大部分を露出状態とするシールボックス１３
が設けてある。
部には、上部ノズル３の下端側，上部固定プレート５の
全体，摺動プレート６の全体，下部固定プレート７の全
体および下部ノズル１１の全体を取り囲むと共に浸漬ノ
ズル１２の大部分を露出状態とするシールボックス１３
が設けてある。
【００１６】この実施例においては、シールボックス１
３に設けたノズル用開口１３ａが前記下部ノズル１１と
浸漬ノズル１２との接続部分に位置するようにしてある
と共に、シールボックス１３の一方の端面側には摺動プ
レート駆動機構用切欠部１３ｂが設けてあり、また、反
対の端面側には摺動プレート６の端部が突き出る小扉１
３ｃが設けてあって、この小扉１３ｃは丁番１４によっ
て開閉するものとなっている。
３に設けたノズル用開口１３ａが前記下部ノズル１１と
浸漬ノズル１２との接続部分に位置するようにしてある
と共に、シールボックス１３の一方の端面側には摺動プ
レート駆動機構用切欠部１３ｂが設けてあり、また、反
対の端面側には摺動プレート６の端部が突き出る小扉１
３ｃが設けてあって、この小扉１３ｃは丁番１４によっ
て開閉するものとなっている。
【００１７】また、シールボックス１３のさらに他の端
面側およびこれとは反対の端面側には合計４個の突起部
１５が設けてあり、図４に示すようにクランプ１６を回
動することによってシールボックス１３を連続鋳造用タ
ンディシュ２の底部に着脱できるようになっている。
面側およびこれとは反対の端面側には合計４個の突起部
１５が設けてあり、図４に示すようにクランプ１６を回
動することによってシールボックス１３を連続鋳造用タ
ンディシュ２の底部に着脱できるようになっている。
【００１８】さらにまた、この実施例によるシールボッ
クス１３は、そのノズル用開口１３ａを境にして２分割
された構造となっており、分割シールボックス１３ｍ，
１３ｎを浸漬ノズル１２の両側から当てがうようにして
連続鋳造用タンディッシュ２の底部に位置させたのちク
ランプ１６を掛けることによって固定する。
クス１３は、そのノズル用開口１３ａを境にして２分割
された構造となっており、分割シールボックス１３ｍ，
１３ｎを浸漬ノズル１２の両側から当てがうようにして
連続鋳造用タンディッシュ２の底部に位置させたのちク
ランプ１６を掛けることによって固定する。
【００１９】さらにまた、このシールボックス１３の内
部が図示しない雰囲気ガス源と接続されうるように、シ
ールボックス１３の内部に雰囲気ガス供給管１７を設け
、下部ノズル１１と浸漬ノズル１２との接続部分のまわ
りに雰囲気ガス流出口１７ａが位置するものとなってい
る。
部が図示しない雰囲気ガス源と接続されうるように、シ
ールボックス１３の内部に雰囲気ガス供給管１７を設け
、下部ノズル１１と浸漬ノズル１２との接続部分のまわ
りに雰囲気ガス流出口１７ａが位置するものとなってい
る。
【００２０】そこで、連続鋳造を行うに際しては、浸漬
ノズル１２の両側から分割シールボックス１３ｍ，１３
ｎを当てがってクランプ１６を回動することにより連続
鋳造用タンディッシュ２の底部にシールボックス１３を
固定し、図示しない雰囲気ガス源よりＮ２ ガスやＡｒ
ガスなどの非酸化性ガスを供給して雰囲気ガス流出口１
７ａより流出させ、スライディングノズル８の周囲を非
酸化性雰囲気とする。
ノズル１２の両側から分割シールボックス１３ｍ，１３
ｎを当てがってクランプ１６を回動することにより連続
鋳造用タンディッシュ２の底部にシールボックス１３を
固定し、図示しない雰囲気ガス源よりＮ２ ガスやＡｒ
ガスなどの非酸化性ガスを供給して雰囲気ガス流出口１
７ａより流出させ、スライディングノズル８の周囲を非
酸化性雰囲気とする。
【００２１】その後、ストッパ４を上昇させ、油圧シリ
ンダ９を引込作動させて摺動プレート６に設けた溶湯流
出口６ａと上部固定プレート５に設けた溶湯流出口５ａ
および下部固定プレート７に設けた溶湯流出口７ａとを
適宜連通状態として溶融金属を浸漬ノズル１２に流量制
御しつつ流出させ、さらに図示しない連続鋳造用鋳型に
供給する。
ンダ９を引込作動させて摺動プレート６に設けた溶湯流
出口６ａと上部固定プレート５に設けた溶湯流出口５ａ
および下部固定プレート７に設けた溶湯流出口７ａとを
適宜連通状態として溶融金属を浸漬ノズル１２に流量制
御しつつ流出させ、さらに図示しない連続鋳造用鋳型に
供給する。
【００２２】したがって、溶融金属中に空気が侵入する
ことがなくなると共に、連続鋳造用鋳型に供給した溶融
金属の輻射熱がスライディングノズル８に直接加わるこ
とがなくなる。
ことがなくなると共に、連続鋳造用鋳型に供給した溶融
金属の輻射熱がスライディングノズル８に直接加わるこ
とがなくなる。
【００２３】この場合、溶融金属中に結晶粒微細化作用
のあるＮが含まれても良いときないしはむしろＮが含ま
れるほうが好ましいときには雰囲気ガスとしてＮ２ を
用いることができ、溶融金属中にＮが含まれない方が好
ましいときには雰囲気ガスとしてＡｒを用いることがで
きる。
のあるＮが含まれても良いときないしはむしろＮが含ま
れるほうが好ましいときには雰囲気ガスとしてＮ２ を
用いることができ、溶融金属中にＮが含まれない方が好
ましいときには雰囲気ガスとしてＡｒを用いることがで
きる。
【００２４】そして、実施の一例においては、機械構造
用炭素鋼であるＳ４５Ｃの連続鋳造において、浸漬ノズ
ル１２のノズル閉塞を従来以上に防止することができ、
溶融金属の湯面制御を良好に維持することが可能である
と共に、ＣＯの生成に起因するブローホールの発生もな
く、さらには連続鋳造用鋳型内にある溶融金属の輻射熱
によってスライディングノズル８が早期に熱劣化するの
を防止することが可能であることが確かめられた。
用炭素鋼であるＳ４５Ｃの連続鋳造において、浸漬ノズ
ル１２のノズル閉塞を従来以上に防止することができ、
溶融金属の湯面制御を良好に維持することが可能である
と共に、ＣＯの生成に起因するブローホールの発生もな
く、さらには連続鋳造用鋳型内にある溶融金属の輻射熱
によってスライディングノズル８が早期に熱劣化するの
を防止することが可能であることが確かめられた。
【００２５】
【発明の効果】本発明に係わる連続鋳造方法および連続
鋳造用タンディッシュのスライディングノズルシール装
置によれば、スライディングノズル部分に流れる溶融金
属中に空気が侵入するのを防止することが可能であるこ
とから、Ａｌ２ Ｏ３ の生成によるノズル閉塞のおそ
れが軽減されて溶融金属の湯面制御が容昜になると共に
ＣＯガスの生成によるブローホールの発生が回避される
ようになり、さらには連続鋳造用鋳型内にある溶融金属
からの輻射熱によってスライディングノズルの寿命が早
期に低下するのを防止することが可能になるという著し
く優れた効果がもたらされる。
鋳造用タンディッシュのスライディングノズルシール装
置によれば、スライディングノズル部分に流れる溶融金
属中に空気が侵入するのを防止することが可能であるこ
とから、Ａｌ２ Ｏ３ の生成によるノズル閉塞のおそ
れが軽減されて溶融金属の湯面制御が容昜になると共に
ＣＯガスの生成によるブローホールの発生が回避される
ようになり、さらには連続鋳造用鋳型内にある溶融金属
からの輻射熱によってスライディングノズルの寿命が早
期に低下するのを防止することが可能になるという著し
く優れた効果がもたらされる。
【図１】本発明に係わる連続鋳造用タンディッシュのス
ライディングノズルシール装置の縦断面説明図である。
ライディングノズルシール装置の縦断面説明図である。
【図２】本発明に係わる連続鋳造用タンディッシュのス
ライディングノズルシール装置の横断面説明図である。
ライディングノズルシール装置の横断面説明図である。
【図３】図１，図２で示したシールボックスの斜面説明
図である。
図である。
【図４】シールボックスをタンディッシュ底部に着脱す
る要領を示す説明図である。
る要領を示す説明図である。
１ 連続鋳造用タンディッシュのスライディングノズ
ルシール装置 ２ 連続鋳造用タンディッシュ ２ａ 溶湯流出口 ５ 上部固定プレート ６ 摺動プレート ７ 下部固定プレート ８ スライディングノズル ９ 油圧シリンダ（摺動プレート駆動機構）１１
下部ノズル １２ 浸漬ノズル １３ シールボックス １３ａ ノズル用開口
ルシール装置 ２ 連続鋳造用タンディッシュ ２ａ 溶湯流出口 ５ 上部固定プレート ６ 摺動プレート ７ 下部固定プレート ８ スライディングノズル ９ 油圧シリンダ（摺動プレート駆動機構）１１
下部ノズル １２ 浸漬ノズル １３ シールボックス １３ａ ノズル用開口
Claims (4)
- 【請求項１】 連続鋳造用タンディッシュの底部に設
けた溶湯流出口より流出する溶融金属を前記溶湯流出口
に設けたスライディングノズルにより流量制御しつつ連
続鋳造用鋳型内に供給するに際し、前記スライディング
ノズルをシールボックスにより取り囲んで前記スライデ
ィングノズルの周囲を非酸化性雰囲気にして溶融金属の
流量制御を行うことを特徴とする連続鋳造方法。 - 【請求項２】 連続鋳造用タンディッシュの底部に設
けた溶湯流出口側に上部固定プレートと摺動プレートと
下部固定プレートとを重ね合わせたスライディングノズ
ルを備え、前記摺動プレートを前記上部固定プレートと
下部固定プレートとの間で摺動させてノズル開度を調整
する摺動プレート駆動機構を備えると共に、前記下部固
定プレート側に浸漬ノズルを備え、前記タンディッシュ
の底部には前記上部固定プレート，摺動プレートおよび
下部固定プレートを取り囲むと共に前記浸漬ノズルの少
なくとも下端部分を露出状態とするシールボックスを設
け、前記シールボックス内部を雰囲気ガス源に接続した
ことを特徴とする連続鋳造用タンディッシュのスライデ
ィングノズルシール装置。 - 【請求項３】 下部固定プレートと浸漬ノズルとの間
に下部ノズルを設け、前記下部ノズルと浸漬ノズルとの
接続部分に、シールボックスに形成したノズル用開口を
位置させたことを特徴とする請求項２に記載の連続鋳造
用タンディッシュのスライディングノズルシール装置。 - 【請求項４】シールボックスはノズル用開口を境にして
分割型となっていることを特徴とする請求項２または３
に記載の連続鋳造用タンディッシュのスライディングノ
ズルシール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3098791A JPH04270042A (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 連続鋳造方法および連続鋳造用タンディッシュのスライディングノズルシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP3098791A JPH04270042A (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 連続鋳造方法および連続鋳造用タンディッシュのスライディングノズルシール装置 |
Publications (1)
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|---|---|
| JPH04270042A true JPH04270042A (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=12318976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3098791A Pending JPH04270042A (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 連続鋳造方法および連続鋳造用タンディッシュのスライディングノズルシール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04270042A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1661645A2 (de) | 2004-11-26 | 2006-05-31 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Verfahren zur Regelung des Durchflusses sowie Bodenausguss für ein metallurgisches Gefäß |
| DE102010050936A1 (de) | 2010-11-11 | 2012-05-16 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Bodenausgussdüse für die Anordnung im Boden eines metallurgischen Gefäßes |
| JP2020199519A (ja) * | 2019-06-10 | 2020-12-17 | 大同特殊鋼株式会社 | 連続鋳造方法およびこれに用いるスライディングノズル |
-
1991
- 1991-02-26 JP JP3098791A patent/JPH04270042A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP1661645A2 (de) | 2004-11-26 | 2006-05-31 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Verfahren zur Regelung des Durchflusses sowie Bodenausguss für ein metallurgisches Gefäß |
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| US8012405B2 (en) | 2004-11-26 | 2011-09-06 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Regulation method for melt throughflow through a melt throughflow aperture |
| US8273288B2 (en) | 2004-11-26 | 2012-09-25 | Rhi Ag | Regulation method for throughflow and bottom nozzle of a metallurgical vessel |
| DE102010050936A1 (de) | 2010-11-11 | 2012-05-16 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Bodenausgussdüse für die Anordnung im Boden eines metallurgischen Gefäßes |
| JP2020199519A (ja) * | 2019-06-10 | 2020-12-17 | 大同特殊鋼株式会社 | 連続鋳造方法およびこれに用いるスライディングノズル |
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