JP2501617Y2 - 連続鋳造用タンディッシュ内溶鋼のシ―ル装置 - Google Patents

連続鋳造用タンディッシュ内溶鋼のシ―ル装置

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JP2501617Y2
JP2501617Y2 JP12471390U JP12471390U JP2501617Y2 JP 2501617 Y2 JP2501617 Y2 JP 2501617Y2 JP 12471390 U JP12471390 U JP 12471390U JP 12471390 U JP12471390 U JP 12471390U JP 2501617 Y2 JP2501617 Y2 JP 2501617Y2
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sealing
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修 宮崎
孝文 松尾
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、連続鋳造設備におけるレードルとタンデ
ィッシュ間の注入溶鋼をシールする装置に関するもので
ある。
〔従来技術〕 連続鋳造においては、レードル(取鍋)内の溶鋼をタ
ンディッシュ、浸漬ノズルを介して鋳型内に鋳込んでい
るが、第4図に示すように、レードル1とタンディッシ
ュ3間ではレードル1のレードル下ノズル2とタンディ
ッシュ蓋4をシール部材7により連結し、タンディッシ
ュ蓋4には堰6を垂設し、フード(陣笠)8のArガス吹
込口11からArガスを吹込み、タンディッシュ内雰囲気の
活性ガスにより溶鋼注入流A1が汚染(〔N〕ピックアッ
プ、酸化など)されるのを防止している。
Arガス吹込口11にはArガスタンク17からArガス供給ラ
イン16を介してArガスが供給される。また、シール部材
7の上部には、ガス分析口12が設けられ、このガス分析
口12にガス分析ライン18を介してガス分析器19が接続さ
れ、シール部材7内のガス分析がなされる。このガス分
析結果によりArガス吹込量が調整される。
〔この考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述のような従来のシール装置では、
通常鋳込時において、上部のフード8からのみArガスが
吹込まれるため、シール部材7の下方でArガスの不足が
生じて充分なシール効果が得られない問題がある。
さらに、1チャージ分の鋳込が終了すると、レードル
を取替えて鋳込を続行する連々時においては、レードル
1と共にフード8も移動するため、Arガスシールができ
なくなり、堰6内の溶鋼A2が汚染される問題がある。
この考案は、前述のような問題点を解消すべくなされ
たもので、その目的は、通常鋳込時および連々時に溶鋼
を充分に効率良くシールすることができるタンディッシ
ュ内溶鋼のシール装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、第1図、第2図に示すように、レードル1
からタンディッシュ3内に注入される溶鋼を、シール部
材7で覆うと共にこのシール部材7内にシールガスを吹
込んでなるシール装置において、前記シール部材7の下
部にシールガス吹込口13を設け、このシールガス吹込口
13のシールガス供給ライン16と、シール部材7内のガス
分析を行なうガス分析ライン18とを、両ラインが互いに
連通・不連通可能に接続したものである。
〔作用〕
通常鋳込時には、シールガス供給ライン16とガス分析
ライン18との連通を遮断し、ガス分析ライン18でシール
部材7内のガス分析を行ない、シールガス供給ライン16
によりシールガスを供給し、シール部材7の下部のシー
ルガス吹込口13からシールガスを吹込む。また、フード
8の上部のシールガス吹込口11よりシールガスが従来通
り吹込まれる。従来においては、上部のシールガス吹込
口11からのみシールガスが吹込まれていたため、シール
部材7の下方においてシールガスの不足が生じていた
が、本考案では堰6近傍でのシールガス吹込みにより、
溶鋼注入流A1の下部および堰6内の溶鋼A2が充分にシー
ルされる。
連々時には、シールガス供給ライン16とガス分析ライ
ン18を互いに連通させ、ガス分析口12とシールガス吹込
口13の両方からシールガスを吹込む。フード8がレード
ル1の移動により取り去られても、ガス分析口12とシー
ルガス吹込口13の、両方からのシールガスにより堰6内
の溶鋼A2が充分にシールされる。また、溶鋼A2に近接し
た下部のシールガス吹込口13からのシールガスにより、
溶鋼A2が効率良くシールされる。
〔実施例〕
以下、この考案を図示する一実施例に基づいて説明す
る。第2図に示すように、レードル1の下部にはレード
ル下ノズル2が突設され、タンディッシュ3のタンディ
ッシュ蓋4には、開孔5を囲む堰6がファイバーフラッ
クス24を介して垂設されており、レードル下ノズル2と
堰6との間にシール部材7が配設される。
このシール部材7は、レードル下ノズル2の下部に取
付けられるフード(陣笠)8、このフードにフェルト25
を介して取付けられるシール缶9、このシール缶にフェ
ルト26を介して取付けられ、開孔5を通って先端が堰6
の上部内側に位置する注入管10からなる。フード8、シ
ール缶9には、従来通りArガス吹込口11、ガス分析口12
がそれぞれ設けられている。
このような構成において、注入管10の下部にArガス吹
込口13を設け、さらにガス分析口12からもArガスを吹込
み可能とする。Arガス吹込口13は、吹込管14から構成
し、この吹込管14をタンディッシュ蓋4に貫通させるこ
とにより、注入管10と堰6との間に位置するようにす
る。また、吹込管14は開孔円周方向に間隔をおいて複数
配設すると共に、タンディッシュ蓋4の上面に設置した
リング状のヘッダー15に取付ける。なお、吹込管14は、
地金Bの成長により多数回の使用が不可能となるため、
セラミックス製とし、再使用時にはO2ガス等で地金Bを
除去できるようにする。
下部のArガス吹込口13のヘッダー15には、Arガス供給
ライン16を介してArガスタンク17を連続し、またガス分
析口12には、ガス分析ライン18を介してガス分析器19が
接続されているが、第1図に示すように、ガス分析ライ
ン18の途中に三方弁20を設け、この三方弁20にArガス供
給ライン16の途中を、遮断弁21を有する接続ライン22を
用いて接続し、さらにガス分析器19と三方弁20の間にも
遮断弁23を設ける。
以上のような構成において、次のようにシールを行な
う。
(i) 通常鋳込時 三方弁20をガス分析ライン18が連通する状態とすると
共に、遮断弁23を開け、ガス分析器19でシール部材7内
のガス分析を行なう。一方、遮断弁21は閉じられてお
り、Arガスタンク17からのArガスがArガス供給ライン1
6、ヘッダー15、Arガス吹込口13から吹込まれる。ま
た、従来と同様にフード8のArガス吹込口11からもArガ
スが吹込まれる。上部と下部から吹込まれるArガスによ
り溶鋼注入流A1と堰6内の溶鋼A2が充分にシールされ
る。
(ii) 連々時 三方弁20をガス分析ライン18と、接続ライン22が連通
する状態とすると共に、遮断弁21を開け、Arガスをガス
分析ライン18を介してガス分析口12から吹込み、またAr
ガス供給ライン16を介して下部のArガス吹込口13から吹
込む。レードル1が移動してフード8が取り去られて
も、上下二段のArガスにより堰6内の溶鋼A2が充分にシ
ールされる。また、溶鋼A2に近接した下部のArガス吹込
口11からのArガスにより、溶鋼A2が効率良くシールされ
る。
次に、第2図に示す装置を用い、以下に示す条件でシ
ールを行なった例を第3図に示す。
レードル容量:280ton タンディッシュ容量:30ton Ar吹込量:図1の8と13から(通常鋳込時) Total 1500 Nl/min 図1の12から(連々時) 500 Nl/min 〔従来のAr吹込量:2000 Nl/min スラブ寸法:235mm×2260mm (厚さ) (幅) 第4図に示すのは、スラブにおける窒素ピックアップ
量(シール状況指標)であり、本考案によれば通常鋳込
時、連々時ともに、従来よりも窒素ピックアップ量を大
幅に減少でき、シール性を向上させることができる。ま
た、本考案では連々部での窒素ピックアップ量を通常鋳
込部と同レベルに低減できる。
なお、シール部材7の下部のArガス吹込みを吹込管14
により行なっているが、堰6をポーラス部材とし、吹込
管14の代りに堰6からArガスを吹込むようにしてもよ
い。ただし、ポーラス堰はコストが高くなり、再使用等
の問題があり、吹込クランク14の方が好ましい。
〔考案の効果〕
前述の通り、この考案に係るシール装置は、レードル
からタンディッシュ内に注入される溶鋼を覆うシール部
材の下部にシールガス吹込口を設け、このシールガス吹
込口のシールガス供給ラインと、シール部材内のガス分
析を行なうガス分析ラインとを、両ラインが互いに連通
・不連通可能に接続するようにしたため、通常鋳込時お
よび連々時に、タンディッシュ内に注入される溶鋼を充
分に効率良くシールすることができ、スラブ中の〔N〕
ピックアップ等を大幅に低減し、清浄鋼を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシール装置を示す概略図、第2図
は本考案の一実施例を示す断面図、第3図は本考案と従
来のスラブ中〔N〕濃度を示すグラフ、第4図は従来の
シール装置を示す概略図である。 1……レードル、2……レードル下ノズル 3……タンディッシュ、4……タンディッシュ蓋 5……開孔、6……堰 7……シール部材、8……フード 9……シール缶、10……注入管 11……Arガス吹込口、12……ガス分析口 13……Arガス吹込口、14……吹込管、 15……ヘッダー、16……Arガス供給ライン、 17……Arガスタンク、18……ガス分析ライン、 19……ガス分析器、20……三方弁、 21……遮断弁、22……接続ライン、 23……遮断弁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レードルからタンディッシュ内に注入され
    る溶鋼を、シール部材で覆うと共にこのシール部材内に
    シールガスを吹込んでなるシール装置において、 前記シール部材の下部にシールガス吹込口を設け、この
    シールガス吹込口のシールガス供給ラインと、シール部
    材内のガス分析を行なうガス分析ラインとを、両ライン
    が互いに連通・不連通可能に接続したことを特徴とする
    連続鋳造用タンディッシュ内溶鋼のシール装置。
JP12471390U 1990-11-27 1990-11-27 連続鋳造用タンディッシュ内溶鋼のシ―ル装置 Expired - Lifetime JP2501617Y2 (ja)

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