JPH04285250A - 瓦葺き屋根構造 - Google Patents

瓦葺き屋根構造

Info

Publication number
JPH04285250A
JPH04285250A JP5160591A JP5160591A JPH04285250A JP H04285250 A JPH04285250 A JP H04285250A JP 5160591 A JP5160591 A JP 5160591A JP 5160591 A JP5160591 A JP 5160591A JP H04285250 A JPH04285250 A JP H04285250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
roof
tiles
holding member
locking protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5160591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2502825B2 (ja
Inventor
Gantan Funaki
元旦 舩木
Noboru Yamasaka
昇 山坂
Kazuyuki Nishizawa
和幸 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gantan Beauty Industry Co Ltd
Original Assignee
Gantan Beauty Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gantan Beauty Industry Co Ltd filed Critical Gantan Beauty Industry Co Ltd
Priority to JP3051605A priority Critical patent/JP2502825B2/ja
Publication of JPH04285250A publication Critical patent/JPH04285250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2502825B2 publication Critical patent/JP2502825B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は瓦および瓦葺き屋根構造
に関し、耐風圧性能と雨仕舞性と施工の安定性を大幅に
向上したものである。
【0002】
【従来の技術】瓦葺きは、各種の伝統的工法により広く
普及しているが、その大部分は、葺き土の粘着力により
瓦を固定する「土葺き工法」や、下側の瓦の上端側裏面
に係止突部を設け、この係止突部を、屋根下地面に屋根
面の傾斜方向に直交して固定した瓦桟に引掛ける「引掛
葺き工法」、あるいは、瓦の後端部を釘や緊結線で下地
に緊結する「緊結工法」により施工されている。
【0003】しかし上記工法による屋根構造には以下の
ような問題点がある。「土葺き工法」によるものでは、
構造重量が大きくなり、経年変化によるズレや、雨漏り
、凍害が生じ易いため、利用されず減少傾向にある。
【0004】「引掛葺き工法」および「緊結工法」との
組み合わせ工法によるものでは、瓦の後端側を瓦桟ない
し下地に固定するため、瓦前端部分の保持手段が無いか
、無いに等しく(片持ち支持)、自重を越える風圧が作
用した場合には、瓦の飛散やズレを招き易い。
【0005】そして、瓦の飛散やズレは、漏水事故を招
く。さらに、瓦の飛散は、事故の建物以外に被害を与え
、場合によっては人身事故にもなりかねない。
【0006】また、瓦は、あくまで重ね継ぎによって葺
かれるため、緩勾配においては強風雨で漏水し易く、金
属葺きに比べて最低勾配を急勾配にしなければならない
ため、意匠上の制約が生じる。
【0007】瓦の先願には、実開平2−134118号
公報に提案されているもの(図33)があるが、瓦60
の下端部60a 裏面に下側の瓦60の上端縁と係合す
る係止突部61を設けた構成のものであり、単に瓦桟を
不要とした考案であって、瓦前端側の浮き上がりを防止
することは出来ず、前記と同様の問題がある。
【0008】また、瓦は、その組成および製造方法から
、一般用としての製品精度には限界がある。すなわち、
前記先願のものでは、下側の瓦に突き合わせて上側の瓦
を葺く構造であるため、極めて小規模の建築物の屋根以
外では、寸法誤差が累積して適正な瓦同士の重ねがとれ
ず、屋根として機能しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は耐風圧性能、
雨仕舞、施工安定性、汎用性の全てについて大幅に向上
した瓦および瓦葺き屋根構造を提供することを目的とす
る。
【0010】
【問題点を解決するための手段】本発明が前記の目的を
達成するために講じた手段は、下側の瓦の上端部表面に
上側の瓦の下端部裏面を重合して屋根を葺き上げ可能な
瓦であって、屋根下地面における上下の瓦の重合部裏面
側に位置して且つ屋根面の傾斜方向に直交して瓦の有効
幅(働き幅)に略等しい間隔状に固定された瓦保持部材
に前記上下の瓦を重ね合わせた際に、上側の瓦の下端側
裏面に前記瓦保持部材と係合する係止突部を設けたこと
を特徴とする。
【0011】また、本発明では、係止突部は一体または
別体のものを問わず、例えば別体のものでは、金属製の
場合、瓦の下端部裏面にネジ、ナット等の適宜の固定要
素を用いて一体的に設ければ良いし、さらに、その固定
要素を利用して瓦の表面側に適宜形状の雪止め部材を同
時に組み付けたりしても良く、通常は一般用とともに用
意されている雪止め用のものが必須でなくなる。
【0012】また、係止突部は瓦保持部材に対する係合
関係を、屋根面に沿いスライドさせて係合する態様、あ
るいは屋根面と正対する方向から係合する態様のいずれ
にしても良く、前者のものでは、例えば下向き鉤形状の
係合先端部が下端部側に向くように配設して、瓦を軒先
側にスライドさせて瓦保持部材に係合する態様にしたり
、その下向き鉤形状の係合先端部が上端部側に向くよう
に配設して、瓦を棟側にスライドさせて瓦保持部材に係
合する態様にしたりしても良い。また、後者のものでは
、例えば屋根面と正対する方向から係合して弾性的に保
持される態様に形成すれば、瓦を軒先側あるいは棟側の
いずれからでも葺ける。
【0013】また、本発明における瓦では、係止突部に
よる下端側での係合要素に加えて、上端側に係合要素を
付加する態様があり、例えば、上端部側に緊結孔を形成
して瓦保持部材と緊結線で緊結したり、瓦保持部材にお
ける下側の瓦受け部に形成した長孔に固定具で固定した
り、あるいは前記瓦受け部に単にビスで固定したり、ま
た瓦上端部に嵌合溝を形成して、この溝に瓦保持部材を
係止しても良く、瓦の瓦保持部材に対する固定具合が一
層強化される。
【0014】また、本発明における瓦には、平瓦タイプ
、その他の公知の様々な態様が挙げられ、また、排水溝
の有無を問わない。
【0015】そして、本発明の瓦葺き屋根構造では、下
側の瓦の上端部表面に上側の瓦の下端部裏面を重合して
屋根を葺き上げる瓦葺き屋根構造であって、屋根下地面
に排水板を敷設して排水板上に空間部を形成し、排水板
の軒棟方向に沿う縦リブ上面または排水板上面に固定し
た垂木上面に、上下の瓦の重合部裏面側に位置して且つ
屋根面の傾斜方向に直交して瓦の有効幅に略等しい間隔
で瓦保持部材を固定し、重ね合わした上下の瓦における
上側の瓦の下端部裏面に設けた係止突部を前記瓦保持部
材に係合したことを特徴とする。
【0016】また、本発明における瓦保持部材の案内要
素は一体あるいは別体いずれでも良く、例えば、一体の
ものでは縦リブ上面または垂木の上面に打ち出し、切り
起こしする等して形成し、別体のものでは適宜の固定要
素を用いて縦リブ上面または垂木の上面に固定する。さ
らに、案内要素は瓦保持部材を位置決めする機能に加え
て、瓦保持部材を縦リブ上面または垂木の上面に対して
固定する機能を兼ね備えた態様にしても良い。
【0017】また、重ね合わされた上下の瓦における下
側の瓦上端部は、上側の瓦下端部裏面と瓦保持部材との
間に挾持固定する態様が望ましいが、縦リブや垂木の上
面との間で挾持固定する態様にしても良い。
【0018】また、屋根下地面は、鉄骨構造にあっては
、C形鋼等の母屋の上に木毛セメント板、木片セメント
板等を敷設し、この板上にアスファルトルーフィング等
を張設しているもの、また、母屋上にハット形状の金属
製垂木を固定して、隣り合う垂木間に木毛セメント板等
を敷設しているもの等であり、木造にあっては、母屋な
いし垂木上に野地板またはベニヤ板を敷設して、その板
上にアスファルトルーフィング等を張設しているものが
ある。他の下地としては、軽量気泡コンクリートパネル
、コンクリート製の躯体等もあり、特に限定されない。
【0019】
【作用】本発明の瓦によれば、瓦保持部材上で重ね合わ
された際における上下の瓦の重合関係が、下側の瓦の上
端部は上側の瓦の下端部裏面で被われて、上側の瓦の下
端部は同下端部裏面の係止突部が瓦保持部材に係合して
一体的に接続固定された状態になり、瓦はその上下両端
部双方が屋根下地側に固定される。
【0020】そして、本発明の瓦葺き屋根構造によれば
、瓦がその上下両端部を屋根下地側に固定されると共に
、この瓦の裏面側には排水板上の空間部によって排水空
間が形成され、この排水空間を通じて、上下の瓦の重合
部分から屋内側に侵入した雨は軒先側に導き出される。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照し本発明の各実施例につい
て詳細に説明する。図1乃至図3には本発明の瓦の第1
実施例およびその瓦を使い、下側の瓦の上端部表面に上
側の瓦の下端部裏面を重合すると共に隣り合う左右の瓦
の端部を重ね合わせて接続して葺いた瓦葺き屋根構造を
例示している。
【0022】瓦1は公知の平瓦タイプで、上端部1a表
面には左右に伸びる上下平行状の突条部2を突設し、下
端部1b裏面には前記突条部2を被う裏面部分の上側寄
りに下向き鉤形状の係止突部3をその係止先端部3aを
下端部側に向けて垂設している。そして、瓦1の右端部
1c裏面と左端部1d表面には相互に適合する段部4,
5を形成して、左右に隣り合う端部4,5を表裏重合し
た際に、表面側および裏面側に段差ができずに接続され
るようにしてある。また、左端部1dにおける段部5の
表面側に沿い排水溝6を形成して、上下に重合状の段部
4,5に浸入する雨を下側の瓦1の排水溝6そして最終
的に軒先側に導き出させるようにしている。
【0023】図2および図3に例示した屋根構造では、
屋根下地面20はC形鋼などの横母屋の上に敷設された
木片セメント板21であり、その表面にはアスファルト
ルーフィング22を張設している。この屋根下地面20
上には瓦保持部材23を、屋根面の傾斜方向に直交して
且つ瓦1の有効幅Lに略等しい間隔状に固定している。
【0024】瓦保持部材23はプレス成形あるいは押出
し成型された鉄、アルミニユム、合成樹脂などからなる
長尺状のもので、取付け面部24の上端側には上向き鉤
形状の係合片部25をその係合先端部25a を棟側に
向けて立設し、また、取付け面部24の下端側には立上
がり部26を経て瓦受け部27を瓦1の葺き角度状に延
設している。
【0025】この瓦保持部材23は取付け面部24の孔
24a に通した木ネジ28を木片セメント板21に螺
込み、屋根下地面20に固定してある。
【0026】そして、軒棟方向に平行状の瓦保持部材2
3間には瓦1を、左右に隣り合う瓦1の右端部1cと左
端部1dを重ね合わして接続しながら、上端部1aを棟
側の瓦保持部材23における瓦受け部27に載せ且つ下
端部1bの係止突部3を軒先側の瓦保持部材23におけ
る係合片部25に係合して、同下端部1b裏面により下
側の瓦1の上端部1aを被うと共に瓦受け部27との間
で挾持固定して、瓦1を軒先側から棟側に葺いている。
【0027】また、係止突部3と係合片部25との係合
深さは、取付け面部24上における相対向状の瓦1の上
縁面1eと係合片部25の立上がり部25b との間の
遊び空間よりも浅い比率関係に形成しており、任意の瓦
1を棟側に上端部1aが係合片部25の立上がり部25
b に突き当たるまで強制的に動かした場合に、係止突
部3が係合片部25から外れて当該瓦1を取り出せるよ
うにしてある。
【0028】これにより、瓦1はその上下両端部1a,
1b を屋根下地面20側に固定されて、吹き上げ風圧
にも浮き上がるようなことがなく、堅牢な瓦葺き屋根で
ある。そして、破損などによる瓦1の交換は、当該瓦1
を棟側に強制的に押し上げて取り出し、その跡に交換用
の瓦1を入れて軒先側に引き下げれば、係止突部3が係
合片部25に係合することにより難なく行なえる。また
、瓦1は保持部材23で軒先側への動きを牽制されてい
るため、滑り落ちるようなことは一切ない。
【0029】図4および図5には瓦の第2実施例および
同瓦を使用して葺いた屋根構造を例示しており、瓦およ
び屋根構造の構成は基本的に前記第1実施例のものと同
じであるため、共通する構成についての説明を省略して
、相違する構成を以下に説明する。瓦1は公知のS瓦タ
イプのものである。この実施例のものも、前記第1実施
例のものと同様の作用、効果を有する。
【0030】図6には瓦の第3実施例を例示しており、
その構成は基本的に前記第1実施例のものと同じである
ため、共通する構成についての説明を省略し、相違する
構成について以下に説明する。
【0031】瓦1は公知の日本瓦タイプのもので、前記
第1実施例に例示した屋根構造と同様に葺かれる。この
実施例のものも、前記第1実施例のものと同様の作用、
効果を有する。
【0032】図7には瓦の第4実施例を例示しており、
その構成は基本的に前記第1実施例のものと同じである
ため、共通する構成についての説明を省略し、相違する
構成について以下に説明する。
【0033】瓦1は公知の平瓦タイプのもので、瓦本体
および係止突部3をそれぞれプレス成型した後、瓦本体
の下端部裏面に係止突部3を付着し、焼成して一体に成
型している。そして、瓦1は前記第1実施例に例示した
屋根構造と同様に葺かれる。
【0034】この実施例のものも、前記第1実施例のも
のと同様の作用、効果を有する。また、斯る実施例のも
ので、係止突部3における係止先端部3aが上端側に向
いた態様(想像線で示す)とするも良く、この場合では
瓦1は棟側から軒先側に葺かれ、また、瓦1の滑り落ち
防止については、上側の瓦1の係止突部3を下側の瓦1
の上端部1aで下側から支える等して処置する。
【0035】図8ないし図10には本発明の瓦の第5実
施例および同瓦を使用して葺いた屋根構造を例示してお
り、瓦および屋根構造の構成は基本的に前記した第1実
施例のものと同じであるため、共通する構成についての
説明を省略し、相違する構成を次に説明する。
【0036】瓦1は下端部1bに孔7を表裏に貫通状に
開け、この孔7にネジ8を通して、孔7の裏面側に突出
したネジ8部分に係止突部3をナット9で取付け固定し
ている。また、孔7における屋根面側の座ぐり孔部7a
にはシーリング10をして、座ぐり孔部7aに沈頭状の
ネジ頭部を被うと共に屋根面側の開口を塞ぎ、雨が侵入
しないようにしている。
【0037】係止突部3はプレス成型あるいは射出成型
された鉄、アルミニウム、合成樹脂製のもので、下向き
鉤形状の係止先端部3aを下端部側に向けて形成してい
る。
【0038】そして、この瓦1を使用して葺いた屋根構
造のものでは、瓦保持部材23における瓦受け部27を
取付け面部24側に折返して形成してある。
【0039】この実施例のものは、前記第1実施例のも
のにおける作用、効果の他に、瓦本体を射出成型できて
、その成型工程を大幅に省略できる。
【0040】図11には本発明の瓦の第6実施例および
同瓦を使用して葺いた屋根構造を例示しており、瓦およ
び屋根構造の構成は基本的に前記した第1実施例のもの
と同じであるため、共通する構成についての説明を省略
し、相違する構成を次に説明する。
【0041】瓦1は上端部1aに緊結孔11を表裏に貫
通状に開けており、そして、この瓦1を使用して葺いた
屋根構造のものでは、瓦保持部材23の瓦受け部27に
載っている瓦1の上端部1aにおける前記緊結孔11と
、同瓦受け部27および立上がり部26の通し孔29と
に針金などの緊結線30を通して、その緊結線30の両
端を取付け面部24上で撚り合わせ、瓦受け部27上に
瓦1の上端部1aを緊結固定してある。
【0042】この実施例のものは、前記第1実施例のも
のにおける作用、効果の他に、瓦1の上下両端部1a,
1b を一層強固に固定できる。
【0043】図12には本発明の瓦の第7実施例および
同瓦を使用して葺いた屋根構造を例示しており、瓦およ
び屋根構造の構成は基本的に前記した第1実施例のもの
と同じであるため、共通する構成についての説明を省略
し、相違する構成を次に説明する。
【0044】瓦1は上端部1aに通孔12を表裏に貫通
状に開けており、そして、この瓦1を使用して葺いた屋
根構造のものでは、瓦保持部材23の瓦受け部27に載
っている瓦1の上端部1aにおける前記通孔12に木ネ
ジ31を通し、木ネジ31を瓦受け部27のネジ孔32
にねじ込み、瓦受け部27上に瓦1の上端部1aをネジ
止め固定してある。この実施例のものも、前記第6実施
例のものと同様の作用、効果を有する。
【0045】図13および図14には本発明の瓦の第8
実施例および同瓦を使用して葺いた屋根構造を例示して
おり、瓦および屋根構造の構成は基本的には前記した第
1実施例のものと同じであるため、共通する構成につい
ての説明を省略し、相違する構成を次に説明する。
【0046】瓦1は上端部1aに通孔12を表裏に貫通
状に開けており、そして、この瓦1を使用して葺いた屋
根構造のものでは、瓦保持部材23の瓦受け部27に載
っている瓦1の上端部1aにおける前記通孔12に釘状
の固定具33を通し、固定具33を瓦受け部27の長手
方向に沿う長孔34に打ち込み、固定具33先端の多段
状鍔部33a を長孔34の孔面に噛合させて瓦受け部
27上に瓦1の上端部1aを止着固定してある。この実
施例のものも、前記第7実施例のものと同様の作用、効
果を有する。
【0047】図15および図16には本発明の瓦の第9
実施例および同瓦を使用して葺いた屋根構造を例示して
おり、瓦および屋根構造の構成は基本的に前記した第1
実施例のものと同じであるため、共通する構成について
の説明を省略し、相違する構成を次に説明する。
【0048】瓦1は下端部1b裏面に係止突部3を下向
き鉤形状にその係止先端部3aを上端部側に向けて垂設
している。
【0049】前記の瓦1を使用して葺いた屋根構造のも
のでは、瓦保持部材23は取付け面部24の上端側に係
合片部25を、下端側に保持部35を相対向状に立設し
、係合片部25上端には係合先端部25a を取付け面
部24側に向けて斜め下向き状に折返し、保持部35上
端には外側に折返した垂下部36下端から瓦受け部27
さらに脚部37を延設している。
【0050】そして、瓦保持部材23は、屋根面と正対
する方向に開口している係合片部25と保持部35との
間の保持空間部38に、同方向から嵌合された瓦1の係
止突部3を受け入れ、この係止突部3を係合片部25と
保持部35とで弾性的に挾持すると共に、係止突部3が
抜け出ないように、係止先端部3aをこれの上側に位置
する係合先端部25a で止めて、保持空間部38内に
係止突部3を係合状態に保持している。また、保持空間
38の幅は受入れる係止突部3の幅の大小によって決定
され、係止突部3の幅相当に形成される。
【0051】この実施例のものも、前記第1実施例のも
のと同様の作用、効果を有する。そして、瓦1の施工法
については、瓦1を屋根面と正対する方向から、その係
止突部3を瓦保持部材23に嵌合して係合することがで
きるため、瓦1の施工手順を、図17のように軒先側か
ら棟側に、あるいは図18に示すように棟側から軒先側
に、いずれからでも葺くことができる。
【0052】また、瓦1は係止突部3が保持空間部38
内に弾性的に保持されているため、軒先側に滑り落ちる
ようなことがない。また、瓦1の交換は、当該瓦1を軒
先側に人為的に動かすと、保持部35が係止突部3に押
されて軒先側に揺動し、係止突部3の係止先端部3aは
係合先端部25a との係合位置から軒先側に動いて外
れ、同状態で瓦1を屋根面から離す方向に人為的に持ち
上げて取り出せるため、新たな瓦と交換することができ
る。
【0053】図19は本発明の瓦の第10実施例および
同瓦を使用して葺いた屋根構造を例示しており、瓦およ
び屋根構造の構成は基本的に前記した第9実施例のもの
と同じであるため、共通する構成の説明を省略し、相違
する構成について次に説明する。
【0054】瓦1は係止突部3における鉤形状の係止先
端部3aを上端部側と下端部側に対称状に設けている。
【0055】前記の瓦1を使用して葺いた屋根構造のも
のでは、瓦保持部材23は取付け面部24の上下両端側
に係合片部25を相対向状に立設し、両係合片部25上
端に係合先端部25a をそれぞれ取付け面部24側に
向けて斜め下向き状に折返して形成してある。
【0056】また、瓦1は上端部1aを瓦保持部材23
脇の屋根下地面20に直接載せていて、この上端部1a
を上側の瓦1の下端部1b裏面で被い固定している。
【0057】そして、瓦保持部材23は、屋根面と正対
する方向に開口している両係合片部25の間の保持空間
部38に、同方向から嵌合された瓦1の係止突部3を受
け入れ、この係止突部3を両係合片部25で弾性的に挾
持すると共に、係止突部3が抜け出ないように、両係止
先端部3aをこれの上側に位置する両係合先端部25a
 で止めて、保持空間部38内に係止突部3を係合状態
に保持している。
【0058】この実施例のものも、前記第9実施例のも
のと同様の作用、効果を有し、また、瓦1の交換は、当
該瓦1を屋根面から離す方向に人為的に持ち上げて、係
合片部25から係止突部3を強制的に外すことにより、
新たな瓦と交換できる。
【0059】図20には本発明の瓦の第11実施例およ
び同瓦を使用して葺いた屋根構造を例示しており、瓦お
よび屋根構造の構成は基本的に前記した第1実施例のも
のと同じであるため、共通する構成の説明を省略し、相
違する構成について次に説明する。
【0060】瓦1は下端部1b裏面に、下向き鉤形状の
係止突部3をその係止先端部3aを下端部側に向けて垂
設すると共に下端側に突部14を係合溝13を隔てて係
止突部3と相対向状に垂設している。
【0061】前記の瓦1を使用して葺いた屋根構造のも
のでは、瓦保持部材23は取付け面部24から立ち上が
っている係合片部25上端に係合先端部25a を棟側
に斜め下向き状に折返して形成してある。
【0062】そして、瓦保持部材23は、屋根面と正対
する方向に立ち上がっている係合片部25に瓦1の係合
溝13を嵌合して、係止突部3の係止先端部3aをこれ
の上側に位置する係合先端部25a で抜け止めして係
合状態に保持している。
【0063】この実施例のものも、前記第10実施例の
ものと同様の作用、効果を有する。図21および図22
には本発明の瓦の第12実施例および同瓦を使用して葺
いた屋根構造を例示しており、瓦および屋根構造の構成
は基本的に前記した第9実施例のものと同じであるため
、共通する構成の説明を省略し、相違する構成について
次に説明する。
【0064】瓦1は上端部1aの上縁面1eに嵌合溝1
5を設けると共に裏面に嵌合突部16を設けている。
【0065】前記の瓦1を使用して葺いた屋根構造のも
のでは、保持部35には前記瓦1の上端部1aにおける
嵌合溝15と適合する嵌合突部39を突設し、保持部3
5の一部を切り倒して形成した瓦受け部27には前記瓦
1の嵌合突部16と適合する嵌合溝40を凹設している
【0066】そして、瓦保持部材23は、屋根面と正対
する方向に開口している保持空間部38内に係止突部3
を、その係止先端部3aに上側から係合した係合先端部
25a で抜け止めして係合状態に保持し、この係合状
態が、瓦1の上端部1aと保持部35および瓦受け部2
7とにおける嵌合突部16,39 と嵌合溝15,40
 とによる係合関係をもって継続されるようにしてある
。この実施例のものも、前記第9実施例のものと同様の
作用、効果を有する。
【0067】図23および図24には本発明の瓦の第1
3実施例および同瓦を使用して葺いた屋根構造を例示し
ており、瓦の構成は基本的に前記した第5実施例のもの
と、屋根構造の構成は基本的に前記した第9実施例のも
のと同じであるため、共通する構成の説明を省略し、相
違する構成について次に説明する。
【0068】瓦1は下端部1b裏面に係止突部3を垂設
し、この係止突部3における係止先端部3aを上端部側
に斜め上向き状に折返すと共にさらにその先端を下端部
側に折返している。
【0069】前記の瓦1を使用して葺いた屋根構造のも
のでは、瓦保持部材23は係合片部25における軒先側
に斜め下向き状の係合先端部25a 先端をさらに棟側
に折返している。また、保持空間部38は相対向状の係
合片部25と保持部35とこれらの下端間の底部41と
で形成しており、保持部35は取付け面部24から立上
がり部42を経て延設してある。
【0070】そして、瓦保持部材23は、屋根面と正対
する方向に開口している保持空間部38内に係止突部3
を、その係止先端部3aに上側から係合した係合先端部
25a で抜け止めして係合状態に保持している。この
実施例のものも、前記第10実施例のものと同様の作用
、効果を有する。
【0071】図25には本発明の瓦の第14実施例およ
び同瓦を使用して葺いた屋根構造を例示しており、瓦お
よび屋根構造の構成は基本的に前記した第13実施例の
ものと同じであるため、共通する構成の説明を省略し、
相違する構成について次に説明する。
【0072】瓦1は係止突部3を下向き二又状に形成し
、その鉤形状の係止先端部3aを背合せ状に設けている
【0073】前記の瓦1を使用して葺いた屋根構造のも
のでは、瓦保持部材23は取付け面部24から棟側に延
びた底面部43に係合片部25を相対向状に立設すると
共に双方の係合先端部25a を向い合わせて形成して
いる。
【0074】そして、瓦保持部材23は、屋根面と正対
する方向に開口している保持空間部38内に係止突部3
を受け入れ、この係止先端部3aを両係合片部25で弾
性的に挾持すると共に、両係止先端部3aをこれの上側
にそれぞれ位置する両係合先端部25a で抜け止めし
て、保持空間部38内に係止突部3を係合状態に保持し
ている。この実施例のものも、前記第10実施例のもの
と同様の作用、効果を有する。
【0075】図26ないし図28には本発明の瓦葺き屋
根構造の第1実施例を例示しており、その構成は屋根下
地面20周りの構成を除いて図1乃至図3に例示した前
記第1実施例のものと基本的に同じであるため、共通す
る構成の説明を省略し、相違する構成について次に説明
する。
【0076】屋根下地面20には排水板44を屋根の棟
側から軒先までの全面にわたって敷設している。排水板
44は鉄、アルミニウムのような金属の極く薄い板や厚
手の箔、合成樹脂の薄板のような耐水性材料で構成され
ている。また、排水板44は軒棟方向と直交する左右方
向に複数に分割され、分割した排水板44は左右に隣り
合う端部の突条部45,46 を上下に重ね合わせて連
続させ、且つ上下に重合状の突条部45,46 による
縦リブ47を形成してある。縦リブ47内には保持部材
48を入れ、突条部45の上端を押えつけて屋根下地面
20に保持している。
【0077】そして、排水板44は縦リブ47間の平面
部44a 上に空間部49を形成し、各縦リブ47にわ
たり瓦保持部材23を木ネジ28でネジ止めして横架し
てある。
【0078】縦リブ47上面部には突起状の案内要素5
0を瓦1の有効幅Lに略等しい間隔状に設けてあり、こ
の案内要素50は瓦保持部材23の取付け面部24に開
けられている通孔51に嵌挿していて、縦リブ47に対
する瓦保持部材23の取付け位置を瓦1の有効幅L間隔
に固定している。 案内要素50は縦リブ47の上面部の一部を棟側に切り
起こして形成してある。
【0079】この実施例のものも前記図1ないし図3に
例示した第1実施例のものと同様の作用、効果を有し、
さらに、上下に重合状の瓦1の重合部間から裏面側に侵
入した雨水を排水板44に沿って軒先側に導いて排水で
きる。
【0080】図29には本発明の瓦葺き屋根構造の第2
実施例を例示しており、その構成は前記図26ないし図
28に例示した第1実施例のものと基本的に同じである
ため、共通する構成の説明を省略し、相違する構成につ
いて次に説明する。
【0081】排水板44には垂木52を軒棟方向に敷い
て固定している。垂木52は上面部に案内要素50を形
成しており、この上面部における瓦保持部材23の取付
位置を案内要素50で位置決めして、垂木52に瓦保持
部材23を瓦1の有効幅L間隔に固定している。
【0082】この実施例のものも前記図26ないし図2
8に例示した瓦葺き屋根構造の第1実施例のもと同様の
作用、効果を有する。
【0083】また、案内要素50の別の態様として、例
えば、案内要素50に瓦保持部材23の軒先側を当接さ
せて位置決めする態様[図30]にしても良く、案内要
素50の構成は、縦リブ47あるいは垂木52の上面部
の一部を上側に打ち出して形成したもの[図31(a)
]、あるいは上面部の一部を幅方向に切り起こして形成
したもの[図31(b)]などにしても良い。
【0084】それにより、瓦保持部材23に通孔51を
あける成型工程が省略され、さらに、案内要素50に対
して通孔51を位置合わせする手間も省略されて施工性
が向上する。
【0085】また、案内要素50は瓦保持部材23を取
付位置に固定する働きを兼ね備えた態様にしても良い。 例えば、図32(a) に示すように、縦リブ47ある
いは垂木52の上面部の一部を切り起こして一対の突起
状に形成し、この案内要素50を基準にして瓦保持部材
23を位置合わせし、瓦保持部材23の通孔51から突
き出た案内要素50先端部を捩るか或は図32(b) 
に示すように折り曲げて、瓦保持部材23を所定の取付
位置に固定するようにしても良い。
【0086】それにより、木ネジ28で瓦保持部材23
を固定する手間が省略されて、施工性を著しく向上でき
る。
【0087】
【発明の効果】請求項1によれば、下側の瓦の上端部に
上側の瓦の下端部を重ねて、その上側の瓦の下端部裏面
の係止突部を瓦保持部材に係合させることにより、瓦の
上下両端部ともに保持されるので、台風などの強力な吹
上げ風圧を受けても飛散やズレたり浮上がるようなこと
がなく、堅牢な屋根面に葺くことができる。しかも、上
側の瓦の係止突部を瓦保持部材に係合させるだけで葺け
ることにより、施工性が高い。
【0088】請求項2によれば、さらに、係止突部を除
く瓦本体をプレス成型などにより成型することができて
成型工程を大幅に省略できる。
【0089】請求項3によれば、さらに、屋根面に正対
する方向から取付け固定可能であるため、軒先側からも
棟側からも任意の位置から固定できて施工性が向上する
【0090】請求項4によれば、請求項1の効果の他に
、瓦裏側に空間部を経て排水板が在って、屋根面の屋内
側に排水構造を介在させているので、二次防水機能すな
わち雨仕舞機能を大幅に向上させることができて、強固
で、しかも、緩勾配のものにも対応でき、屋根の意匠上
の制約がない。
【0091】請求項5によれば、瓦をその有効幅に保持
する瓦保持部材を案内要素によって適正間隔に位置決め
できるので、施工性が向上すると共に前記各請求項の効
果を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】    本発明の瓦の第1実施例を示す斜視図
【図2】    第1実施例の瓦を使用して葺いた屋根
構造の縦断面図。
【図3】    同斜視図で一部切欠して示す。
【図4】    瓦の第2実施例を示す斜視図。
【図5】    第2実施例の瓦を使用して葺いた屋根
構造の縦断面図。
【図6】    瓦の第3実施例を示す斜視図。
【図7】    瓦の第4実施例を示す斜視図。
【図8】    瓦の第5実施例を示す斜視図。
【図9】    第5実施例の瓦を使用して葺いた屋根
構造の縦断面図。
【図10】    同斜視図で一部切欠して示す。
【図11】    瓦の第6実施例およびその瓦を使用
して葺いた屋根構造の部分縦断面図。
【図12】    瓦の第7実施例およびその瓦を使用
して葺いた屋根構造の部分縦断面図。
【図13】    瓦の第8実施例およびその瓦を使用
して葺いた屋根構造の部分縦断面図。
【図14】    同屋根構造における瓦保持部材の部
分斜視図。
【図15】    瓦の第9実施例を示す斜視図。
【図16】    第9実施例の瓦を使用して葺いた屋
根構造の縦断面図。
【図17】    同実施例における瓦の施工手順(軒
先側から棟側)を示す概略図。
【図18】    同実施例における瓦の他の施工手順
(棟側から軒先側)を示す概略図。
【図19】    瓦の第10実施例およびその瓦を使
用して葺いた屋根構造の部分縦断面図。
【図20】    瓦の第11実施例およびその瓦を使
用して葺いた屋根構造の部分縦断面図。
【図21】    瓦の第12実施例およびその瓦を使
用して葺いた屋根構造の部分縦断面図。
【図22】    同屋根構造における瓦保持部材の部
分斜視図。
【図23】    瓦の第13実施例を示す斜視図。
【図24】    第13実施例の瓦を使用して葺いた
屋根構造の縦断面図。
【図25】    瓦の第14実施例およびその瓦を使
用して葺いた屋根構造の部分縦断面図。
【図26】    本発明の瓦葺き屋根構造の第1実施
例を示す斜視図。
【図27】    要部の部分拡大縦断面図。
【図28】    案内要素部分を示す拡大斜視図。
【図29】    瓦葺き屋根構造の第2実施例を示す
斜視図。
【図30】    (a)および(b)は案内要素によ
る瓦保持部材の位置決め状態の他の態様を示す縦断面図
【図31】    (a)および(b)は同案内要素の
各斜視図。
【図32】    (a)は案内要素のその他の態様を
示す斜視図。(b)は同案内要素により瓦保持部材を位
置決めおよび固定した態様を示す縦断面図。
【図33】    従来の瓦を使用して葺いた屋根構造
の縦断面図。
【符号の説明】
1    瓦                   
       1a    瓦の上端部1b    瓦
の下端部              1c    瓦
の右端部1d    瓦の左端部          
        3    瓦の係止突部 3a    係止先端部              
    4,5  瓦の段部6    瓦の排水溝  
                7    瓦の孔1
1    瓦の緊結孔               
   12    瓦の通孔13    瓦の係合溝 
                 14    瓦の
突部15    瓦の嵌合溝            
      16    瓦の嵌合突部 8    ネジ                  
      9    ナット10    シーリング
                  20    屋
根下地面23    瓦保持部材          
        24    瓦保持部材の取付け面部 25    瓦保持部材の係合片部        2
5a   係合片部の先端部 25b   係合片部の立上がり部        2
6    瓦保持部材の立上がり部 27    瓦保持部材の瓦受け部        2
9    瓦受け部の通し孔 32    瓦受け部のネジ孔           
 34    瓦受け部の長孔 35    瓦保持部材の保持部          
37    瓦保持部材の脚部 38    瓦保持部材の保持空間部      39
    保持部の嵌合突部 40    瓦受け部の嵌合溝           
 41    保持空間部の底部 51    瓦保持部材の通孔           
 28,31  木ネジ30    緊結線     
                 33    固定
具33a   固定具の鍔部            
    44    排水板45,46  排水板の突
条部            47    排水板の縦
リブ 49    排水板の空間部            
  50    案内要素52    垂木

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    下側の瓦の上端部表面に上側の瓦
    の下端部裏面を重合して屋根を葺き上げ可能な瓦であっ
    て、屋根下地面における上下の瓦の重合部裏面側に位置
    して且つ屋根面の傾斜方向に直交して瓦の有効幅(働き
    幅)に略等しい間隔状に固定された瓦保持部材に前記上
    下の瓦を重ね合わせた際に、上側の瓦の下端側裏面に前
    記瓦保持部材と係合する係止突部を設けたことを特徴と
    する瓦。
  2. 【請求項2】    係止突部が別体で、瓦の下端側裏
    面に一体的に設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の瓦。
  3. 【請求項3】    係止突部を下端側裏面と直交する
    方向に垂設すると共に瓦保持部材に屋根面と正対する方
    向から係合して弾性的に保持される態様に形成したこと
    を特徴とする請求項1,2のいずれかに記載の瓦。
  4. 【請求項4】    下側の瓦の上端部表面に上側の瓦
    の下端部裏面を重合して屋根を葺き上げる瓦葺き屋根構
    造であって、屋根下地面に排水板を敷設して排水板上に
    空間部を形成し、排水板の軒棟方向に沿う縦リブ上面ま
    たは排水板上面に固定した垂木上面に、上下の瓦の重合
    部裏面側に位置して且つ屋根面の傾斜方向に直交して瓦
    の有効幅に略等しい間隔で瓦保持部材を固定し、重ね合
    わした上下の瓦における上側の瓦の下端部裏面に設けた
    係止突部を前記瓦保持部材に係合したことを特徴とする
    瓦葺き屋根構造。
  5. 【請求項5】    排水板の縦リブ上面または垂木の
    上面に案内要素を瓦の有効幅に略等しい間隔状に設け、
    この案内要素で瓦保持部材を位置決めしてなることを特
    徴とする請求項4記載の瓦葺き屋根構造。
JP3051605A 1991-03-15 1991-03-15 瓦葺き屋根構造 Expired - Fee Related JP2502825B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3051605A JP2502825B2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 瓦葺き屋根構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3051605A JP2502825B2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 瓦葺き屋根構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04285250A true JPH04285250A (ja) 1992-10-09
JP2502825B2 JP2502825B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=12891538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3051605A Expired - Fee Related JP2502825B2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 瓦葺き屋根構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2502825B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190516U (ja) * 1982-06-15 1983-12-17 日立金属株式会社 屋根瓦
JPS63265056A (ja) * 1987-04-23 1988-11-01 元旦ビユーティ工業株式会社 タイルブロック製屋根
JPS647178A (en) * 1987-06-30 1989-01-11 Canon Kk Graphic processor
JPH01129415U (ja) * 1988-02-24 1989-09-04

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190516U (ja) * 1982-06-15 1983-12-17 日立金属株式会社 屋根瓦
JPS63265056A (ja) * 1987-04-23 1988-11-01 元旦ビユーティ工業株式会社 タイルブロック製屋根
JPS647178A (en) * 1987-06-30 1989-01-11 Canon Kk Graphic processor
JPH01129415U (ja) * 1988-02-24 1989-09-04

Also Published As

Publication number Publication date
JP2502825B2 (ja) 1996-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5287670A (en) Double roofing roof structure
WO1990012177A1 (fr) Toit capteur d'energie solaire
SK282791B6 (sk) Lemovanie strešných prvkov
JP7541828B2 (ja) 屋根構造及び屋根構造の施工方法
JPH04285250A (ja) 瓦葺き屋根構造
JP2577624B2 (ja) 通気防水構造屋根
JPH076354U (ja) 屋根の壁際部の雨仕舞い構造
JPS5838577B2 (ja) ムナガワラセコウホウホウ
JP3026544U (ja)
JP7541829B2 (ja) 屋根構造及び屋根構造の施工方法
JPH0256467B2 (ja)
JPH0444733Y2 (ja)
JPH0328646Y2 (ja)
JPH0610026Y2 (ja) 屋根葺き用パネル
JPH0224831Y2 (ja)
JPS6016171Y2 (ja) 棟構造
JP2502817B2 (ja) 瓦葺き屋根構造
JPH086931Y2 (ja) けらばの水切り構造
JP2575285Y2 (ja) プレキャスト屋根構成体
JPS6239212Y2 (ja)
JP2520845B2 (ja) 二重葺き屋根構造
JPH0412889Y2 (ja)
JP2530563Y2 (ja) けらば用屋根パネル
JP2506010B2 (ja) 屋根材の継手並びに該継手を用いた屋根構造
JP2520844B2 (ja) 二重葺き屋根構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100313

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees