JPH0428448B2 - - Google Patents

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JPH0428448B2
JPH0428448B2 JP26285288A JP26285288A JPH0428448B2 JP H0428448 B2 JPH0428448 B2 JP H0428448B2 JP 26285288 A JP26285288 A JP 26285288A JP 26285288 A JP26285288 A JP 26285288A JP H0428448 B2 JPH0428448 B2 JP H0428448B2
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Japan
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unloading
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JP26285288A
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Teruyuki Ozawa
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Amada Metrecs Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、板材の加工を行なう加工機に対し
てワークの搬入、搬出を行なうワーク搬入出装置
に関する。
(従来の技術) 一般に、合理的な生産システムを考えるにあた
つて、1つの製造工程ともう1つの別の製造工程
を連結する場合、重要なポイントになるのは素材
と残材、スクラツプを加えた製品の流通処理の形
態であると言われている。
板状のワークに加工を行なう加工機の加工工程
が自動化ラインに組み込まれないような場合、素
材(板材)又は残材、スクラツプを加えた製品
は、人手による搬入、選別、搬出が行なわれてい
た。
しかし、現段階では、タレツトパンチプレスな
どの加工機にワーク搬入出装置が備えられていな
くても、製品と残材(スケルトン状の板材)およ
びスクラツプの区別は、加工機における下部の適
度なスペースと簡単な機構を設ければ、製品とス
クラツプの大きさに大差があればある程度まで行
なうことができる。
しかしながら、この場合でも製品とスクラツプ
との間に寸法的に大差がある場合のみであるとい
う条件が付き完全なものでなかつた。
この問題を解決するために、NCプログラムの
プログラミングテクニツクの面から“ミクロジヨ
イント”が考えられた。
この「ミクロジヨイント」とは、パンチプレス
による加工法の一種で、例えば定尺の板材から
種々の形状の製品を切り抜くに際し、製品の外形
を切断するとき、加工中に板材から製品が切り離
されないように製品のコーナ部を、例えば0.1〜
0.5mm程度の微小部分で接続した状態に加工する
方法である。そして、上記製品と板材との分離
は、前記パンチプレスから板材を搬出した後に、
別工程で板材に例えば振動等を与えることによつ
て行なうものである。製品の分離した後の板材は
スケルトン状のスラツプとなるものである。
すなわち、“ミクロジヨイント”は、製品と板
材を完全に分離せずに、製品の外形に沿つて打抜
いた部分のスクラツプのみを下部に設けられたワ
ークシユータに落とし、製品のコーナ部を微小部
分で板材に接続保持した状態に加工する方法であ
るから、完全な製品とスクラツプの分離を可能に
したものである。このミクロジヨイントを利用す
ることにより、完全な仕分け作業を確立すると同
時に、製品とスクラツプの混入の防止に役立つも
のである。しかしながら、このミクロジヨイント
が利用される条件としては、製品の板材とが微小
部分で連結されていて、製品と板材とが加工中に
分離しない場合に限られる。
したがつて、製品と板材との分離が起きないよ
うにするためには、単に微小な接続部分を大きな
ものにすればよいが、この接続部分をあまり大き
なものにすると、次工程において製品と板材とが
分離しなくなつてしまい、後工程に支障をきたし
てしまうという問題がある。そのため、微小な接
続部分の大きさは必然的に限定されることにな
る。
従来、自動化システムに組み込まれた加工機で
は、ワーク搬入出装置を通して、素材、製品の受
け渡しを行なうことが知られている。このワーク
搬入出装置におけるアンローダ、サポートローラ
の駆動は一定の加速度及び速度制御で行なわれて
いた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した従来のワーク搬入出装置に
おけるアンローダ、サポートローラの駆動制御は
一定であり、可変速でなかつたために、「ミクロ
ジヨイント」の加工方法が生かされなかつたので
ある。すなわち、従来のワーク搬入出装置におけ
るアンローダ、サポートローラの駆動制御では、
ワーク(板材)を搬出する際、急速に搬出するた
め、ワーク衝撃が加わり、「ミクロジヨイント」
の加工方法後の板材の搬出時に、板材から製品が
分離してしまうことがあり、「ミクロジヨイント」
の加工方法を生かすことができないという問題が
あつた。
この発明の目的は、ワークを「ミクロジヨイン
ト」加工方法により加工機で加工し、ワーク搬入
出装置におけるアンローダ、サポートローラで搬
出する際、板材から製品を分離しようとする力が
加わらないように、ワークを搬出する際の加速度
等を任意に制御し得る機能を備えたワーク搬入出
装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、ワー
クを加工する加工機に対してワークを搬入搬出を
行なうワーク搬入出装置にして、前記加工機に対
してワークの搬入を行なう搬入装置と、前記加工
機によつて加工された後のワークの搬出を行なう
搬出装置と、この搬出装置に備えられ、ワークの
搬出を行なうべく前記加工機上のワークを保持し
て加工機から離反する方向へ移動自在に設けられ
たアンローダと、このアンローダを駆動するため
の駆動装置と、この駆動装置を制御するための駆
動軸制御モジユールと、上記駆動軸制御モジユー
ルへ速度および加速度データを送出するNC装置
とを備えてなり、上記NC装置から前記駆動軸制
御モジユールへ送出される速度および加速度デー
タへ乗算すべきパラメータを設定するパラメータ
設定装置と、前記速度及び加速度データへ設定さ
れたパラメータを乗算した演算結果の速度および
加速度データを前記駆動軸モジユールへ送出する
ためのオーバライド処理モジユールとを備えてな
るものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
加工機としては、パンチプレス、シヤリングマ
シンなどを総称し、本実施例ではタレツトパンチ
プレスを例にとつて説明する。
第10図および第11図を参照するに、タレツ
トパンチプレスの加工機1への板状のワークWの
ワーク搬入出装置3を大別すると、ワークWの搬
入装置と搬出装置に分けられる。
このワークWの搬入装置としては、ワーク搬送
ラインに直交して移動自在な素材台車5と、この
素材台車5上に載置されたワークWを吸着し保持
する複数の吸着装置7を備え、かつ第10図にお
いて左右方向へ移動自在なローダ9と、このロー
ダ9を上下動せしめるスライダ11とで構成され
ている。
ワークWの搬出装置としては、プレス加工終了
後のワークW(製品)を把持するクランプ13を
備えたアンローダ15と、前記素材台車5の下側
に設けたワークW(製品)を載置し搬出する走行
装置付製品台車17とで構成されている。
搬入装置である素材台車5は、タレツトパンチ
プレス加工機1へワークWを搬送する搬送方向と
しての搬入方向に直交して設けたレール19上
に、複数の車輪21を備えた基台23が移動自在
に設けられている。前記基台23上にはパレツト
25を介してワークW(素材)が積重ねられる。
ワークW(製品)をタレツトパンチプレスの加
工機1からクランプ13で把持し、アンローダ1
5で搬出する際、ワークW(製品)を案内する第
10図において左右方向へ移動自在なサポートロ
ーラ27(スラツトコンベアと称すること有り)
がワークW(素材)の上方に設けられている。
前記アンローダ15およびサポートローラ27
は、ワークW(素材)をタレツトパンチプレスの
加工機1へ搬入する際は、吸着装置7の作動の邪
魔にならないよう、またワークW(製品)を製品
台車17上に積重する際に邪魔にならないよう
に、第10図の右端に点線で示したごとく、後退
した位置、つまり、原点位置にあることを条件と
する。
前記製品台車17の下部にはリフタ29が設け
られており、リフタ29の作動により製品台車1
7が上下動自在となつている。また、製品台車1
7の例えばほぼ中央部にはワークWの短かいもの
を載置するための位置決めを行なうロケートピン
31が出没自在に設けられている。
上記構成により、ワークW(素材)をタレツト
パンチプレスの加工機1へ搬入する動作について
説明すると、アンローダ15とサポートローラ27が
第10図において点線で示したごとく原点位置に位
置してある。
その状態において、スライダ11の作動により
吸着装置7が下降し、素材台車5上のワークW
(素材)を一枚吸着する。次いでスライダ11の
作動によりワークW(素材)を吸着装置7に吸着
した状態で上昇させる。なお、この際、ワークW
(素材)を確実に1枚取りするためワークW(素
材)1枚取り検知手段およびその他の制御手段が
具備されていることは勿論である。
次に、ローダ9を前進(第10図において左方
へ移動)させワークW(素材)をタレツトパンチ
プレスの加工機1の加工位置へ搬入する。ワーク
W(素材)をタレツトパンチプレスの加工機1の
加工位置へ搬入した後、吸着装置7の吸着を解放
後ローダ9を原点位置(後退限)まで移行させ、
つづいて素材台車5上の加工するワークW(素材)
を吸着装置7にて吸着引上げた状態にして待機す
る。
タレツトパンチプレスの加工機1でプレス加工
されたワークW(製品)を搬出する動作について
説明すると、素材台車5を後退(第11図におい
て下側へ移動)させる。次いで、リフタ29の作
動により製品台車17を上方へ引き上げる。
アンローダ15を前進(第10図において左方
へ移動)させワークW(製品)の端面をクランプ
13で把持し、タレツトパンチプレスの加工機1
のクランプから解放する。サポートローラ27は
第10図において実線で示した位置にセツトし
て、このサポートローラ27を案内としてワーク
W(製品)はアンローダ15により後退し、製品
台車17上に乗せられ、クランプ13を解放して
載置されることになる。
また同時に、すでに吸着装置7により次に加工
するワークW(素材)は吸着保持されているので、
ローダ9によりタレツトパンチプレスの加工機1
へ搬入後所定の加工位置で吸着を解放し、ローダ
9は原点位置に移動する。
ワークW(製品)は製品台車17に載置される
と同時にリフタ29を作動させて製品台車17は
下降し、下降完了後、素材台車5は搬送ライン上
に第11図において上方向へ移行する。
上述した動作を繰返してワークWの搬入、搬出
作業が自動的に行なわれる。
第9図にはワーク搬入出装置3における制御装
置の構成ブロツク図が示されている。
第9図において、CPU33(Central
Processing Unit:中央処理装置という。)には
I/F(interface:インターフエイス)35を介
して各軸の軸制御部37A,37B,37Cが接
続されており、各軸制御部37A,37B,37
Cにはそれぞれアンプ39A,39B,39Cを
介してモータ41A,41B,41Cが接続され
ている。
前記CPU33にはI/F43を介してCRT
& MDi(Cathode ray tube 及びmanual data
in put)コントローラ45が接続されており、こ
のコントローラ45には表示手段としてのCRT
47、例えば加工データ、パラメータ等の入力手
段としてのキーボード49(パラメータ設定装
置)が接続されている。
CPU33にはI/F51を介してICカードド
ライバ53が接続されており、このICカードド
ライバ53は外部メモリとしてのICカード55
のメモリをコントロールするものである。
CPU33にはI/F57を介してRLY
(relay:リレーの略)モジユール59(ここでモ
ジユールとは、電子回路を構成する複数種の素子
を組合わせて、ある一定の役割をするように構成
したものである)が接続されており、ワーク搬入
出装置3におけるセンサおよびアクチユエータな
どの信号をDi(入力信号)/Do(出力信号)とし
て制御するものである。
CPU33には、I/F61を介してNC装置6
3が接続されており、このNC装置63にはリモ
ートバツフア65(商品名)(remote buffer:
コンピユータからNC装置に送られてきた加工デ
ータを一時記憶し、加工速度と転送速度の差を調
整する装置のことである)が設置されている。こ
のリモートバツフア65を設置したことにより、
外部メモリからNCプログラムを転送して、その
NCプログラムで加工を行なわせることができ
る。リモートバツフア65には内部バツフアがあ
り、外部からの転送に対して内部バツフア内の
NCプログラムを消化すると、外部メモリにNC
プログラムの転送要求を出力し、また内部バツフ
アがフルになると転送停止要求を出力する。
CPU33には、ROM67、RAM69、B−
RAM71(バツテリバツクアツプRAMとい
う。)およびPC73(プログラマブルコントロー
ラという。)がそれぞれ接続されている。
前記ROM67内には、第8図に示されている
ように各モジユール(モジユールとは、電子回路
を構成する複数種の素子を組合わせて、ある一定
の役割をすよように構成したものである)で構成
されて制御されている。すなわち、第8図におい
て、メインモジユール75はコントローラの総括
管理を行ない、このメインモジユール75で下位
のオペレーシヨン切替モジユール77を介してス
ケジユール運転制御モジユール79、マン/マシ
ンI/F(man−machine interface:マン・マ
シンインターフエース、人間と機械の間の相互接
続の境界における情報やエネルギ授受を行なう部
分、形態、手法などの総称である)モジユール8
1および動作制御モジユール83を制御する。
スケジユール運転制御モジユール79では、ス
ケジユール運転を行なうモジユールであり、IC
カードリード/ライトモジユール(ICカードの
読取り/書込みを行なう回路構成)85、R/B
通信モジユール(リモートバツフアへのNCプロ
グラムデータの転送を行なう通信制御回路)87
およびスケジユール管理モジユール89を制御す
る。
マン/マシンI/Fモジユール81では操作系
を制御する部分で人とマシンのインターフエース
を制御し、主にCRT47の表示、各データの編
集、キーボード49によるキー入力を行なう
CRT & MDI制御モジユール91と手動スイ
ツチによる手動運転を行なう手動運転制御モジユ
ール93とを制御するものである。
動作制御モジユール83で駆動軸制御モジユー
ル95、Di/Do制御モジユール97およびオー
バライド処理モジユール99を制御するものであ
る。このオーバライト処理モジユール99は、数
値制御装置のプログラムで指定された速度および
加速度の値を修正する機能を有するものである。
ICカードリード/ライトモジユール85は、
別置のコンピユータシステム側でスケジユールデ
ータを作成し記憶してあるICカード55に対す
るデータのリード/ライト処理を行なうものであ
る。
スケジユールデータとは、スケジユールプログ
ラム、NCプログラム、加工情報を総称して、本
実施例では呼んでいる。
すなわち、ICカード55のリード処理は、こ
のスケジユールプログラム、NCプログラム、加
工情報を処理するものであり、ICカード55の
ライト処理は加工時間と実績加工枚数の更新を処
理するものである。
R/B通信モジユール87は、NC装置63に
設置してあるリモートバツフア65へのNCプロ
グラムデータの転送を主体として通信制御を行な
うものである。
スケジユール管理モジユール89は、スケジユ
ール運転中の実行ステツプ、実績加工枚数のコン
トロールおよび加工時間監視機能を持ち制御する
ものである。
CRT & MDi制御モジユール91はCRT4
7へのデータ表示、ステータス表示、キーボード
49からのデータ入力、モード切換などの制御を
行なうものである。
手動運転制御モジユール93は、コントローラ
に設置されている手動スイツチによる手動運転の
制御を行なうものである。
駆動軸制御モジユール95では、サーボ制御の
駆動軸の速度制御、位置制御および時定数制御を
行ない、Di/Do制御モジユール97ではセンサ、
LS(リミツトスイツチのこと)などのDi信号およ
びアクチユエータなどのDo信号の制御を行なう
ものである。
前記オーバライド処理モジユール99では、ア
ンローダ15の速度オーバライドあるいは加速度
オーバライド制御(NC装置のNCプログラムに
より指定された速度あるいは加速度にパラメータ
を乗算して速度あるいは加速度の値を修正変更す
ること)を行なうものである。動作制御モジユー
ル83付随のアラームモジユール(異常発生を知
らせる回路)101で確認されたアラームデータ
がCRT & MDI制御モジユール91の管轄に
あるアラーム来歴管理(アラームが生じた由来の
管理)機能モジユール103に渡され、アラーム
画面モードにてCRT47にアラームの来歴が表
示されるのである。
前記スケジユールデータは別置のコンピユータ
システムにおいて作成される。このデータはIC
カード55に書込まれ、ICカードドライバ53、
I/F51を介してワーク搬入出装置3のPC7
3へ渡される。このPC73はICカード55に書
込まれているスケジユールデータに基づいてスケ
ジユール運転を行なうことになる。
スケジユールデータは、スケジユール運転を行
なうための基本データであり、スケジユールデー
タには、第7図に示す如く、NCプログラム、予
定加工枚数、実績加工枚数、実行モード(続行/
停止)がそれぞれ最大10ステツプで設定できるよ
うになつている。
スケジユール運転を行なうためには、この「ス
ケジユールプログラム」、スケジユールプログラ
ム内で呼ばれる「NCプログラム」および各NC
プログラムに対応した「加工情報」が必要であ
る。
スケジユールプログラムに書込まれている予定
加工枚数の欄には、予定の加工すべき枚数がキー
ボード49から入力することによつて設定され
る。実績加工枚数の欄には、スケジユール運転を
行なつた場合、1枚の搬入出、つまり加工が終了
するたびにこの実績加工枚数を1とする。したが
つて、実際の加工(予定加工枚数一実績加工枚
数)で算出される。
実行モードの欄には、スケジユールプログラム
内で指定をする実行モードは、そのステツプを実
行する前に「停止」するか、又はそのまゝ無条件
で「続行」するかを指定するものである。
前記加工情報とは、各NCプログラムデータに
対応して存在するものであり、ワークデータ、加
工時間、アンローデイングオーバーライド(ワー
ク搬出時の速度、加速度の修正変更)、板厚検出
オン/オフなどの内容が設定される。ワークデー
タには、加工に必要なワーク(素材)における材
質名、板厚、サイズ(X、Y)が設定される。
加工時間には、このNCプログラムによる一枚
の加工時間が設定され、この時間はワーク搬入出
装置3におけるPC73が加工時間を測定して自
動的に設定される。アンローデイングオーバーラ
イドには加工テーブルからのワーク搬出時の速度
切換えが1〜100%までで設定される。さらに、
板厚検出オン/オフには一枚取り時の二枚取り検
出のオン/オフが設定される。
前記PC73には第8図に示した各モジユール
が取込まれて、第6図に示したごとき制御構成ブ
ロツク図となつており、第6図において矢印で示
したごとく各データのやりとりが行なわれる。
本実施例の主要部であるオーバライド機能(例
えば送り速度を、数値制御プログラムで指定した
値から、手動等で修正する機能)を行なう構成ブ
ロツク図が第1図に示されている。
第1図において各機能モジユールはすでに説明
してあるから詳細な説明を省略し、アンローダ1
5、サポートローラ27の速度、加速度を修正変
更を行なう点について説明する。
第1図において、キーボード49から第2図に
示した材料データおよび搬入出条件データからな
る加工データを運転すなわち搬入出動作を行なう
前に設定入力する。この加工データは1ステツプ
分の加工に必要なデータであり、スケジユール運
転などの連続運転(複数ステツプ)を行なう場合
には、そのステツプ分だけ前もつて設定する。
また、キーボード49から予めパラメータとし
て設定された速度、加速度値を入力しメモリ10
5に記憶される。このメモリ105に記憶される
設定値はマン・マシンI/Fモジユール81内の
CRT & MDI制御モジユール91によつて
CRT47の画面上に表示され、パラメータを確
認することができるようになつている。
前述の加工データの一部として入力された速度
および加速度のオーバライド値(乗算すべき値)
はメモリ107に記憶される。メモリ107に記
憶されているオーバライド値とメモリ105に記
憶されているパラメータ値が動作制御モジユール
83内のオーバライド処理モジユール99に取込
まれて、オーバライド処理(速度、加速度にパラ
メータを乗算する演算処理)が行なわれる。
このオーバライド処理は、第3図、第4図に示
すごとく2種類がある。第3図に速度オーバライ
ド処理が示されており、第3図Aがパラメータ設
定時の状態であり、この状態から例えば速度オー
バライド値を50%と指定すると、第3図Bに示し
たごとく、速度がH(MAX)から1/2Hに演算処
理される。
第4図には加速度オーバライド処理が示されて
おり、第4図Aがパラメータ設定時の状態であ
り、この状態から例えば加速度オーバライド値を
50%に指定すると、第4図Bに示したごとく、加
速度時定数がtから2tへ2倍になる。
オーバライド処理モジユール99で演算処理さ
れた速度、加速度の値がメモリ109に記憶さ
れ、さらに駆動軸制御モジユール95に取込まれ
る。この速度、加速度の値が軸制御部37A、3
7Bへ出力されて駆動装置としてのサーボモータ
のごときアンローダ用駆動モータ41A、サポー
トローラ用駆動モータ41Bが駆動されて、アン
ローダ15、サポートローラ27の速度および加
速度が制御される。なお、アンローダ15とサポ
ートローラ27は同期運転が行なわれるため、同
一データが出力される。
この実施例ではアンローデイング時の速度およ
び加速度に対するオーバライド処理が行なわれて
いるが、加工データ設定時に加速モード(直線加
減速、指数加減速、S字加減速など)のモードを
設定し、この設定された加速モードをオーバライ
ド処理と合わせて実行することにより、より一層
厳密な対策が可能である。
アンローダ15とサポートローラ27にオーバ
ライドを与える処理を、第5図に示されているフ
ローチヤートを基にして説明する。
第5図において、ステツプS1で例えば第2図
に示したような加工データを設定する。ここでは
速度アンローデイングと、加速度アンローデイン
グデータの2つの設定を行なう。ステツプS2で
スタートボタンを押すことにより運転がスタート
され、ワークWの搬入が開始される。
ステツプS3でワークWの一枚取り後、ローダ
9によりローデイング動作が行なわれる。ステツ
プS4でタレツトパンチプレス1のテーブル上で
原点セツトを行なつた後加工が開始される。ステ
ツプS5で加工が終了したかどうかの判断がなさ
れて、加工が終了していなければ終了するまで継
続する。加工が終了したと判断されると、ステツ
プS6でワークの搬出が行なわれる。このとき、
前もつてオーバライド処理が行なわれる。ステツ
プS7ではオーバライド化されてアンローデイン
グ速度および加速度をもつて搬出動作が行なわれ
て製品が製品台車17に搬送されて終了する。
このように、アンローダ15とサポートローラ
27でアンローデイングし、製品が製品台車17
へ搬送される際、アンローデイング時にオーバラ
イド処理されるから、加工機1でミクロジヨイン
ト加工された板材は緩やかに搬出されることとな
り、製品が板材から外れることなく付いた状態で
搬送される。すなわち、この製品には急加速度時
の衝撃などの力が加わらず、弱い力で搬送するこ
とができる。したがつて、搬送途中で製品は板材
から分離することなく、製品台車17上に搬送さ
れ、ワークWは大幅に搬出時の衝撃から回避する
ことができる。
なお、この発明は前述した実施例に限定される
ことなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
「発明の効果」 以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するに発明によれば、ワークを加工する加
工機に対してワークを搬入搬出を行なうワーク搬
入出装置にして、前記加工機に対してワークの搬
入を行なう搬入装置と、前記加工機によつて加工
された後のワークの搬出を行なう搬出装置と、こ
の搬出装置に備えられ、ワークの搬出を行なうべ
く前記加工機上のワークを保持して加工機から離
反する方向へ移動自在に設けられたアンローダ1
5と、このアンローダ15を駆動するための駆動
装置と、この駆動装置を制御するための駆動軸制
御モジユール95と、上記駆動軸制御モジユール
95へ速度および加速度データを送出するNC装
置63とを備えてなり、上記NC装置63から前
記駆動軸制御モジユール95へ送出される速度お
よび加速度データへ乗算すべきパラメータを設定
するパラメータ設定装置と、前記速度及び加速度
データへ設定されたパラメータを乗算した演算結
果の速度および加速度データを前記駆動軸モジユ
ール95へ送出するためのオーバライド処理モジ
ユール99とを備えてなるものである。
したがつて、本発明によれば、加工機から加工
後の板材を搬出するとき、NC装置のNCプログ
ラムで指定された速度及び加速度の指定値に対し
て適宜に設定したパラメータを乗算して、上記速
度及び加速度を適宜に修正変更できるものであ
る。よつて、加工機によりミクロジヨイント加工
方法を施した後の板材を搬出するときのNC装置
のNCプログラムにより指定された速度、加速度
を、板材から製品が離脱しない程度の適正速度、
加速度に修正変更でき、加工機からの板材の搬出
を効率よく行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の主要部であるアンローデイ
ングのオーバライド処理を行なう構成ブロツク
図、第2図は加工データの一例図、第3図Aおよ
びBはアンローデイングの速度オーバライドを説
明する説明図、第4図AおよびBはアンローデイ
ングの加速度オーバライドを説明する説明図、第
5図は加工機に対するワークの搬入出する動作の
フローチヤート、第6図はPC全体の構成ブロツ
ク図、第7図はスケジユールデータを表わした一
例図、第8図はROM内の各モジユールの体系
図、第9図はワーク搬入出装置における制御装置
の構成ブロツク図、第10図はこの発明を実施し
た一実施例のタレツトパンチプレスにワークを搬
入出させるワーク搬入出装置の正面図、第11図
は第10図における平面図である。 1……加工機、3……ワーク搬入出装置、15
……アンローダ、27……サポートローラ、41
A,41B……駆動モータ、47……CRT、4
9……キーボード、81……マン・マシンI/F
モジユール、83……動作制御モジユール、91
……CRT & MDI制御モジユール、95……
駆動軸制御モジユール、99……オーバライド処
理モジユール、105,107……メモリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ワークを加工する加工機に対してワークの搬
    入搬出を行なうワーク搬入搬出装置にして、前記
    加工機に対してワークの搬入を行なう搬入装置
    と、前記加工機によつて加工された後のワークの
    搬出を行なう搬出装置と、この搬出装置に備えら
    れ、ワークの搬出を行なうべく前記加工機上のワ
    ークを保持して加工機から離反する方向へ移動自
    在に設けられたアンローダ15と、このアンロー
    ダ15を駆動するための駆動装置と、この駆動装
    置を制御するための駆動軸制御モジユール95
    と、上記駆動軸制御モジユール95へ速度および
    加速度データを送出するNC装置63とを備えて
    なり、上記NC装置63から前記駆動軸制御モジ
    ユール95へ送出される速度および加速度データ
    へ乗算すべきパラメータを設定するパラメータ設
    定装置と、前記速度及び加速度データへ設定され
    たパラメータを乗算した演算結果の速度および加
    速度データを前記駆動軸モジユール95へ送出す
    るためのオーバライド処理モジユール99とを備
    えてなることを特徴とするワーク搬入出装置。
JP26285288A 1988-10-20 1988-10-20 ワーク搬入出装置 Granted JPH02112837A (ja)

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JP2792443B2 (ja) * 1994-08-22 1998-09-03 村田機械株式会社 ローダ装置

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