JPH04284304A - 導電性プラスチツク材料 - Google Patents

導電性プラスチツク材料

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JPH04284304A
JPH04284304A JP7253691A JP7253691A JPH04284304A JP H04284304 A JPH04284304 A JP H04284304A JP 7253691 A JP7253691 A JP 7253691A JP 7253691 A JP7253691 A JP 7253691A JP H04284304 A JPH04284304 A JP H04284304A
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JP
Japan
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conductive plastic
volume
plastic material
fibers
cross
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Pending
Application number
JP7253691A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Tabei
秀樹 田部井
Takashi Kawai
隆 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性プラスチック材料
、特には公知の成形機で容易に成形加工することができ
、電気抵抗値が極めて小さく、着色が容易であり、安価
であることから、電磁波シ−ルド材、電子機器素材とし
て有用とされる導電性プラスチック材料に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁波シ−ルド用成形材料、電子
機器用素材としては導電性プラスチック成形材料が注目
されており、これについては各種プラスチックにカ−ボ
ンブラックを添加したもの、金属製粒子を添加したもの
、あるいはこれらを組み合わせて添加したものが汎用さ
れている。
【0003】しかして、電子機器としての電磁波シ−ル
ド材については高い導電性が要求され、体積抵抗率が1
×101 Ω・cm 以下とすることがよいということ
から、この目的に使用される導電性プラスチックについ
ては10容量%以上という極めて多量の導電性材料を添
加することが必要とされるために、これには機械的特性
が大きく損なわれるほか、成形性が低下するし、さらに
は着色も困難となり、色彩を必要とする成形品への使用
が制限されるという欠点がある。
【0004】そこで、この種の導電性プラスチックにつ
いてはこれに滑剤、安定性、酸化防止剤、可塑剤などの
改質剤を添加するという方法も採られているが、これだ
けでは充分な効果が得られず、導電性のすぐれた導電性
プラスチックを工業的に安価に量産することが難しいと
いう難点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、この導電性
プラスチックについては、アスペクト比を大きくした金
属製長繊維をプラスチックに対して1〜2容量%添加し
てシ−ルド効果の得られるようにしたものが提案されて
おり、これによればその添加量が少ないことからプラス
チック本来の物性の損なわれることも少ないという有利
性が与えられるけれども、これにはここに使用される金
属製長繊維が非常に高価なものであるためにそれが1〜
2容量%という少量であっても導電性プラスチックが高
価なものになるという不利がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不利
を解決した導電性プラスチック材料に関するものであり
、これは熱可塑性プラスチックに断面径が1〜30μm
 で繊維長が100 〜500 μm である金属製短
繊維1〜10容量%と、断面径が5〜15μm で繊維
長が2〜6mmの金属製長繊維を0.1 〜1容量%と
を混合してなる組成物で、体積抵抗率が1×101 Ω
・cm 以下の導電性を有するものであることを特徴と
するものである。
【0007】すなわち、本発明者らは成形性がよく、電
気抵抗値が小さく、着色も可能で安価である導電性プラ
スチック材料を開発すべく種々検討した結果、これにつ
いては熱可塑性プラスチックに添加する導電性材料をと
して金属製繊維を使用するが、この金属製繊維について
は価格が金属製長繊維に対して安価である金属製短繊維
と金属製長繊維を組み合わせて使用すれば、成形性がよ
く、電気抵抗値が小さく、着色もできる導電性プラスチ
ックを安価に得ることができることを見出し、ここに使
用する金属製長短繊維の種類、その使用量、使用割合な
どについての研究を進めて本発明を完成させた。以下に
これをさらに詳述する。
【0008】
【作用】本発明は導電性プラスチック材料に関するもの
であり、これは熱可塑性プラスチックに金属製短繊維と
金属製長繊維を添加してなるものである。
【0009】本発明の導電性プラスチック材料を構成す
るプラスチック材料は熱可塑性プラスチック材料とされ
るが、これにはポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ナイロン、ABS樹脂などが例示されるが、
これらはその単独であってもよいし、2種以上の複合系
として使用してもよい。
【0010】また、本発明において導電性材料として使
用される金属製繊維は銅繊維、ステンレス繊維、黄銅繊
維、アルミニウム繊維、ニッケル繊維などが例示される
が、これらは単独で使用しても、2種以上の複合系とし
て使用してもよい。
【0011】この金属製繊維は金属製短繊維と金属製長
繊維とからなるものとされる。この金属製短繊維は断面
径が1μm 未満であったり、繊維長が500 μm 
を超えるものはプラスチックと混練するときに繊維が非
常に折れ易く、電気抵抗値が上昇する傾向を示すし、断
面径が30μm を超えたり、繊維長が100 μm 
未満のものでは繊維のアスペクト比が小さくなって、結
果において得られる導電性プラスチック材料が電気抵抗
値の高いものとなるので、これは断面径が1〜30μm
 で繊維長が100 〜500 μm のものとする必
要がある。
【0012】また、ここに使用される金属製長繊維につ
いては、その断面径が5μm 未満であったり繊維長が
6mmを超えるものはプラスチック材料と混練するとき
に折れ易く、得られる導電性プラスチック材料の電気抵
抗値が上昇する傾向を示すし、この断面径が5μm を
超えたり、繊維長が2mm未満のものではこの繊維がア
スペクト比の小さいものとなって、結果において得られ
る導電性プラスチック材料の電気抵抗値が高いものとな
るので、断面径が5〜15μm で繊維長が2〜6mm
のものとすることが必要とされる。
【0013】この金属製繊維は導電性材料として熱可塑
性プラスチックに配合されるのであるが、この金属製短
繊維についてはこれが熱可塑性プラスチックに対し1容
量%未満では少なすぎて目的とする導電性プラスチック
の導電性が低くなり、10容量%を超えると目的とする
導電性プラスチックの流動性、機械的特性が低下するの
で、1〜10容量の範囲とする必要があり、この金属製
長繊維についてはこれが熱可塑性プラスチック対して0
.1 容量%未満では少なすぎて目的とする導電性プラ
スチックの導電性が低いものとなり、1容量%を超える
量とすると得られる導電性プラスチックが高価なものと
なるので0.1 〜1.0 容量%の範囲とする必要が
ある。
【0014】本発明の導電性プラスチック材料は前記し
た熱可塑性プラスチックに上記した金属製短繊維、金属
製長繊維を上記した量範囲で溶融、混練することによっ
て得ることができるのが、これに必要に応じ各種の添加
剤、例えば着色剤、酸化防止剤などの所定量を添加する
ことは任意とされる。
【0015】また、前記した熱可塑性プラスチックに対
する上記した金属製繊維の混練はどのような混練装置を
用いて行なってもよいが、これは例えばヘンシェルミキ
サ−、ス−パ−ミキサ−、単独または二軸の押出機、バ
ンバリ−ミキサ−、ロ−ル、万能撹拌機などで行えばよ
い。
【0016】なお、このよにして得られた本発明の導電
性プラスチック材料は成形性がよいので、押出成形、射
出成形などで所望形状の導電性プラスチック成形品とす
ることができるが、このものは各種電子機器、電気製品
などのプラスチックハウジング材としても使用可能であ
るし、このものは導電性材料としては炭素粒子を使用し
たものと異なり自由に着色ができるので、コンピュ−タ
−室の床材、集積回路用容器などに利用することもでき
る。
【0017】
【実施例】つぎに本発明は実施例、比較例をあげる。 実施例1〜3 塩化ビニル樹脂・TK−700[信越化学工業(株)製
商品名]に断面径が10〜20μm で繊維長が 15
0μm であるステンレス製短繊維・SMF(M)[川
鉄テクノリサ−チ社製商品名]と、断面径が8.0 μ
m で繊維長が6.0mm であるステンレス製長繊維
・サスミックファイバ−[ 東京製鋼(株)製商品名]
を表1に示した配合量で添加し、これを38mmφの単
独押出機で混練し、ペレット化し、射出成形機で成形し
てテストピ−スを作り、これについての体積抵抗率、表
面抵抗率、破断強度およびアイゾット衝撃強度をしらべ
たところ、下記の表2に示したとおりの結果が得られ、
この体積抵抗率については図1に示したとおりの結果が
、破断強度については図2に示したとおりの結果が、さ
らに量産時の予想価格と体積抵抗率との関係については
図3に示したとおりの結果が得られた。
【0018】したがって、本発明の導電性プラスチック
材料は導電性が非常によく、その成形品もすぐれた物性
を示すので、これがすぐれた物性をもつ導電性成形材料
であることが確認されたが、この実施例1〜3で得られ
た導電性プラスチック材料に着色剤・PMP−1475
(黄色)、PMP−1010(赤色)、PMP−162
5(青色)[いずれも大日精化工業(株)製商品名]を
5容量%添加して成形したところ、いずれも十分な発色
が認められ、これらは着色性のよいことが確認された。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】比較例1〜9 実施例で使用した塩化ビニル樹脂TK−700 [前出
]、ステンレス製短繊維・SMF(M)[前出]および
ステンレス製長繊維・サスミックスファイバ−[前出]
を表3に示した配合量で添加し、実施例と同様に処理し
、得られたペレットを射出成形機で成形したテストピ−
スについて実施例と同様にその物性をしらべたところ、
表4に示したとおりの結果が得られ、体積抵抗率につい
ては図1に、破断強度については図2に、またその量産
時の予想価格と体積抵抗率との関係については図3に示
したとおりの結果が得られた。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【発明の効果】本発明は導電性プラスチック材料に関す
るもので、これは前記したように熱可塑性プラスチック
に断面径が1〜30μm で繊維長 100〜500 
μm である金属製短繊維1〜10容量%と、断面径が
5〜15μm で繊維長が2〜6mmである金属製長繊
維 0.1〜1.0 容量%とを混合してなる組成物で
、体積抵抗率が1×101 Ω・cm以下の導電性を有
するものであることを特徴とするものであるが、これに
よれば成形性がよく、電気抵抗値が極めて小さく、着色
も容易である導電性プラスチック材料を容易に、かつ安
価に得ることができるという有利性が与えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜3、比較例1〜8で得られた導電性
プラスチック材料の体積抵抗率と金属繊維配合量との関
係グラフ、
【図2】実施例1〜3、比較例1〜8で得られた導電性
プラスチック材料の破断強度と金属繊維配合量との関係
グラフ、
【図3】実施例1〜3、比較例1〜8で得られた導電性
プラスチック材料の体積抵抗率と量産時予想価格との関
係グラフ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性プラスチックに断面径が1〜30
    μm で繊維長が 100〜500 μm である金属
    製短繊維1〜10容量%と、断面径が5〜15μm で
    繊維長が2〜6mmである金属製長繊維  0.1 〜
    1.0 容量%とを混合してなる組成物で、体積抵抗率
    が1×101 Ω・cm 以下の導電性を有するもので
    あることを特徴とする導電性プラスチック材料。
JP7253691A 1991-03-12 1991-03-12 導電性プラスチツク材料 Pending JPH04284304A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0697695A (ja) * 1992-09-14 1994-04-08 Teijin Chem Ltd 電磁波遮蔽用樹脂成形品
EP0725114A1 (en) * 1995-01-31 1996-08-07 Daicel Chemical Industries, Ltd. Molded article of fiber-reinforced thermoplastic resin, process for producing the same, and long-fiber-reinforced thermoplastic resin composite
JP2006036994A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Aica Kogyo Co Ltd 導電性樹脂組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0725114A1 (en) * 1995-01-31 1996-08-07 Daicel Chemical Industries, Ltd. Molded article of fiber-reinforced thermoplastic resin, process for producing the same, and long-fiber-reinforced thermoplastic resin composite
JP2006036994A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Aica Kogyo Co Ltd 導電性樹脂組成物
JP4679849B2 (ja) * 2004-07-29 2011-05-11 アイカ工業株式会社 導電性樹脂組成物

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