JP2538326B2 - 電気・電子機器用タ―ンテ―ブル - Google Patents
電気・電子機器用タ―ンテ―ブルInfo
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- JP2538326B2 JP2538326B2 JP63280907A JP28090788A JP2538326B2 JP 2538326 B2 JP2538326 B2 JP 2538326B2 JP 63280907 A JP63280907 A JP 63280907A JP 28090788 A JP28090788 A JP 28090788A JP 2538326 B2 JP2538326 B2 JP 2538326B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turntable
- present
- electronic equipment
- resin composition
- electrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電気、電子機器用のターンテーブル、シェー
バーキャップ、装飾用ボタン等の精密成形に適したポリ
アミド樹脂組成物およびこの樹脂組成物を用いて成形し
た電気、電子機器用ターンテーブルに関する。
バーキャップ、装飾用ボタン等の精密成形に適したポリ
アミド樹脂組成物およびこの樹脂組成物を用いて成形し
た電気、電子機器用ターンテーブルに関する。
（従来技術およ課題） 近年の電気、電子機器の小形化、軽量化、薄形化の傾
向に伴ない、成形性、寸法精度の優れた熱可塑性樹脂が
求められている。又CDプレーヤー、LDプレーヤーおよび
それらに類する音響、映像機器に使われるターンテーブ
ルなど、磁石に吸引される性質を有し、かつ、残留磁気
束密度が小さく磁化しにくい性質を有する部品の需要が
増えている。これらの分野では製品の性能面から、特に
高い精密成形性が要求されるが、まだ十分に満足できる
材料がないのが現状である。
向に伴ない、成形性、寸法精度の優れた熱可塑性樹脂が
求められている。又CDプレーヤー、LDプレーヤーおよび
それらに類する音響、映像機器に使われるターンテーブ
ルなど、磁石に吸引される性質を有し、かつ、残留磁気
束密度が小さく磁化しにくい性質を有する部品の需要が
増えている。これらの分野では製品の性能面から、特に
高い精密成形性が要求されるが、まだ十分に満足できる
材料がないのが現状である。
本発明者は、磁石に吸引される性質を有し、残留磁束
密度の小さい部品を高い寸法精度で成形できる材料を鋭
意研究の結果、ポリアミド樹脂にソフトフェライトを配
合した樹脂組成物が優れた精密成形性を示すことを見い
出し本発明を完成した。
密度の小さい部品を高い寸法精度で成形できる材料を鋭
意研究の結果、ポリアミド樹脂にソフトフェライトを配
合した樹脂組成物が優れた精密成形性を示すことを見い
出し本発明を完成した。
（課題を解決するための手段） 本発明はポリアミド樹脂に対し76〜95重量％のソフト
フェライトを配合してなる高精密成形用ポリアミド樹脂
組成物およびこの樹脂組成物を用いて成形した精密成形
品、特に電気、電子機器用ターンテーブルである。
フェライトを配合してなる高精密成形用ポリアミド樹脂
組成物およびこの樹脂組成物を用いて成形した精密成形
品、特に電気、電子機器用ターンテーブルである。
本発明で用いられるポリアミド樹脂としては、ナイロ
ン６、66、610、612、11、12およびこれらを主成分とす
る共重合体が挙げられが、ナイロン12が特に優れた結果
が得られる。
ン６、66、610、612、11、12およびこれらを主成分とす
る共重合体が挙げられが、ナイロン12が特に優れた結果
が得られる。
本発明で用いられるソフトフェライトとしてはMn−Zn
系、Ni−Zn系、Cu−Zn系、Mg−Zn系等が挙げられるが、
Mn−Zn系又はNi−Zn系ソフトフェライトの使用が好まし
い。これらのソフトフェライトは予めシラン系カップリ
ング剤、チタン系カップリング剤、有機リン化合物系カ
ップリング剤、クロム・メタクリレート系カップリング
剤その他のカップリング剤で処理しておくのが望まし
い。
系、Ni−Zn系、Cu−Zn系、Mg−Zn系等が挙げられるが、
Mn−Zn系又はNi−Zn系ソフトフェライトの使用が好まし
い。これらのソフトフェライトは予めシラン系カップリ
ング剤、チタン系カップリング剤、有機リン化合物系カ
ップリング剤、クロム・メタクリレート系カップリング
剤その他のカップリング剤で処理しておくのが望まし
い。
これらのソフトフェライトは、熱伝導性に優れている
ため成形金型の細部の温度分布を均一化する働きをする
こと、また微粉末でかつ粒度分布が広いのでポリアミド
との均一混練が容易であること、さらには粒子の形状が
不定形であることなどにより、精密成形において優れた
結果が得られるものと考えられる。
ため成形金型の細部の温度分布を均一化する働きをする
こと、また微粉末でかつ粒度分布が広いのでポリアミド
との均一混練が容易であること、さらには粒子の形状が
不定形であることなどにより、精密成形において優れた
結果が得られるものと考えられる。
本発明におけるポリアミド樹脂に対するソフトフェラ
イトの配合比は、76〜95重量％の範囲であり、76〜90重
量％の範囲が最も好ましい。75重量％以下では十分な磁
石への吸引力が不足し、また高い寸法精度が得られな
い。95重量％以上では成形性が著しく悪くなる。
イトの配合比は、76〜95重量％の範囲であり、76〜90重
量％の範囲が最も好ましい。75重量％以下では十分な磁
石への吸引力が不足し、また高い寸法精度が得られな
い。95重量％以上では成形性が著しく悪くなる。
本発明の樹脂組成物は、ポリアミド樹脂ペレット又は
粉末とソフトフェライト粉末とを混合したのち、押出機
で混練押出しペレット化される。又本発明の樹脂組成物
には、安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、着色剤など通常用
いられる各種の樹脂添加剤を添加することができる。
粉末とソフトフェライト粉末とを混合したのち、押出機
で混練押出しペレット化される。又本発明の樹脂組成物
には、安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、着色剤など通常用
いられる各種の樹脂添加剤を添加することができる。
本発明の樹脂組成物は、射出成形法、押出成形法、圧
縮成形法、回転成形法等公知の各種の成形法により成形
される。
縮成形法、回転成形法等公知の各種の成形法により成形
される。
（発明の効果） 本発明の樹脂組成物による成形品は、寸法精度が高く
バリやひけが極めて少ない。またソフトフェライトが高
充填にもかかわらず、成形条件の幅が広く、射出成形が
容易に可能である。電気、電子機器用ターンテーブルに
使用すると、モーターシャフトの挿入孔内径の寸法精度
および面ぶれ精度に優れ、極めて高い信号読み取り精度
を要求する高性能のCDプレーヤーやLDプレーヤー等の用
途に適している。
バリやひけが極めて少ない。またソフトフェライトが高
充填にもかかわらず、成形条件の幅が広く、射出成形が
容易に可能である。電気、電子機器用ターンテーブルに
使用すると、モーターシャフトの挿入孔内径の寸法精度
および面ぶれ精度に優れ、極めて高い信号読み取り精度
を要求する高性能のCDプレーヤーやLDプレーヤー等の用
途に適している。
本発明の樹脂組成物は、このほか高精密成形性の要求
されるシェバーのキャップ、装飾用ボタンその他各種の
用途に使用され得る。
されるシェバーのキャップ、装飾用ボタンその他各種の
用途に使用され得る。
（実施例） 以下に実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例１ ナイロン12（ダイセル・ヒュルス製：ダイアミドL164
0P）に対しMn−Zn系ソフトフェライト（戸田工業製:KNS
415）を88重量％配合し、ヘンシェルミキサーで混合後
二軸押出機で押出してペレット化した。
0P）に対しMn−Zn系ソフトフェライト（戸田工業製:KNS
415）を88重量％配合し、ヘンシェルミキサーで混合後
二軸押出機で押出してペレット化した。
このペレットを用い射出成形機（東芝製）で図１に示
したCDプレーヤー用のターンテーブルを10個成形し、そ
のシャフト挿入孔内径を上中下の三か所で測定した。測
定結果を表１に示す。ヒケはみられず、シャフト挿入孔
径の安定度は極めて高い。
したCDプレーヤー用のターンテーブルを10個成形し、そ
のシャフト挿入孔内径を上中下の三か所で測定した。測
定結果を表１に示す。ヒケはみられず、シャフト挿入孔
径の安定度は極めて高い。
実施例２ ナイロン６（宇部興産製:UBEナイロン1013）対しNi−
Zn系ソフトフェライト（戸田工業製）を90％配合しヘン
シェルミキサーで混合後二軸押出機で押出してペレット
化した。
Zn系ソフトフェライト（戸田工業製）を90％配合しヘン
シェルミキサーで混合後二軸押出機で押出してペレット
化した。
このペレットを用い射出成形機（東芝製）で図１に示
したCDプレーヤー用のターンテーブルを10個成形し、そ
のシャフト挿入孔内径を上中下の三か所で測定した。測
定結果を表１に示す。シャフト挿入孔径の安定度は高
い。
したCDプレーヤー用のターンテーブルを10個成形し、そ
のシャフト挿入孔内径を上中下の三か所で測定した。測
定結果を表１に示す。シャフト挿入孔径の安定度は高
い。
比較例 グラスファイバーを30重量％配合したポリカーボネー
ト（三菱ガス化学製：ユーピロンGS−2030M）のペレッ
トを用いて、射出成形機（東芝製）で図１に示したCDプ
レーヤー用のターンテーブルを10個成形し、そのシャフ
ト挿入孔内径を上中下の三か所で測定した。結果を表１
に示す。ヒケがみられ、シャフト挿入孔径の安定度は低
い。
ト（三菱ガス化学製：ユーピロンGS−2030M）のペレッ
トを用いて、射出成形機（東芝製）で図１に示したCDプ
レーヤー用のターンテーブルを10個成形し、そのシャフ
ト挿入孔内径を上中下の三か所で測定した。結果を表１
に示す。ヒケがみられ、シャフト挿入孔径の安定度は低
い。
図１は実施例および比較例において成形したCDプレーヤ
ー用のターンテーブルの側面図および断面図である。 １…ターンテーブル、２…シャフト挿入孔
ー用のターンテーブルの側面図および断面図である。 １…ターンテーブル、２…シャフト挿入孔
Claims (1)
- 【請求項１】76〜95重量％のソフトフェライトと24〜５
重量％のポリアミド樹脂を配合した樹脂組成物よりなる
電気、電子機器用ターンテーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63280907A JP2538326B2 (ja) | 1988-11-07 | 1988-11-07 | 電気・電子機器用タ―ンテ―ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63280907A JP2538326B2 (ja) | 1988-11-07 | 1988-11-07 | 電気・電子機器用タ―ンテ―ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02127465A JPH02127465A (ja) | 1990-05-16 |
| JP2538326B2 true JP2538326B2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=17631606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63280907A Expired - Fee Related JP2538326B2 (ja) | 1988-11-07 | 1988-11-07 | 電気・電子機器用タ―ンテ―ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2538326B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0521155A (ja) * | 1991-01-18 | 1993-01-29 | Jae C Choi | 電子レンジ用皿 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60130104A (ja) * | 1983-12-19 | 1985-07-11 | Daiseru Hiyurusu Kk | 磁性体組成物 |
| JPS60173052A (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-06 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 樹脂組成物 |
-
1988
- 1988-11-07 JP JP63280907A patent/JP2538326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02127465A (ja) | 1990-05-16 |
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Legal Events
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