JPH04284103A - 回転機械の静翼構造 - Google Patents

回転機械の静翼構造

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Publication number
JPH04284103A
JPH04284103A JP7058591A JP7058591A JPH04284103A JP H04284103 A JPH04284103 A JP H04284103A JP 7058591 A JP7058591 A JP 7058591A JP 7058591 A JP7058591 A JP 7058591A JP H04284103 A JPH04284103 A JP H04284103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
blade
stationary blade
drain
erosion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7058591A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yoshida
幸一 吉田
Seiichi Tanabe
清一 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7058591A priority Critical patent/JPH04284103A/ja
Publication of JPH04284103A publication Critical patent/JPH04284103A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿り蒸気雰囲気中で作
動する蒸気タービンのような、液滴を含む気液二相流中
で作動する回転機械に係り、湿り蒸気中の液滴によって
発生する動翼のエロージョンを防止するための静翼の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】湿り蒸気雰囲気中で作動する蒸気タービ
ンでは、湿り蒸気中の液滴が静翼に付着しこれをそのま
まにしておくと、その静翼の後に位置している動翼にエ
ロージョンが発生するので、これを防止するために静翼
に付着した液滴を除去する必要がある。
【0003】図3および図4は、低圧蒸気タービンの最
終段の静翼に設けた従来のドレン除去機構を示したもの
で、図3は低圧蒸気タービンの最終段の部分的な断面図
であり、図4は図3のA−A線に沿った断面図である。 これらの図で、1はロータであり2は動翼である。動翼
2の前には静翼3が位置している。静翼3の腹面4側に
は溝5が形成されていて、この溝5は排出孔6に連絡し
ている。
【0004】静翼3の表面には、タービンの運転中に液
滴が付着して水膜7が形成され、この水膜7は静翼3の
表面上を流下して溝5に捕獲される。そして、この溝5
に捕獲された水膜7は、蒸気抗力の半径方向成分によっ
て、溝5の中をドレンとなって外周側へ移動し、その後
排出孔6を通して、図示していない復水器などへ排出さ
れる。このようにして、静翼3の後に位置している動翼
2のエロージョンの発生を防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、溝5に捕獲
されたドレンが、排出孔6を通して外部へ排出されるの
は、少なくとも静翼3の上半部では、排出孔6の出入口
差圧が重力の影響に打勝つ分だけであり、全てのドレン
を排出することができないという問題があった。また、
一般的に排出孔6の出入口差圧はとり難く、特に最終低
圧段ではとり難いため、本来仕事をする能力をもってい
る駆動蒸気がドレンと一緒に排出されてしまい、タービ
ンの性能を低下させるという問題もあった。本発明は、
このような問題を解決して、有効蒸気の排出を伴わずに
、静翼3の表面上を流下するドレンを除去して、静翼3
の後に位置している動翼2のエロージョンを防止するこ
とを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、エロージョ
ンの発生する動翼の前に位置する静翼の腹面または背面
の一方の面あるいは両面に溝を形成し、この溝の底部に
電気的絶縁体を介して圧電素子を接合した振動子を設け
たものである。
【0007】
【作  用】上記の手段によると、圧電素子に交流電圧
を印加することにより、圧電素子に接合された振動子が
高周波の弾性固有振動数で共振し、溝で捕獲されたドレ
ンを微粒化させて蒸発させることができる。従って、有
効蒸気の排出を伴うことなく、静翼の後に位置している
動翼のエロージョンを防止するとともに、タービンの性
能を向上することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明に係る回転機械の静翼構造の一実
施例を、図1および図2を参照して詳細に説明する。な
おこれらの図において、図3および図4と同一部分には
同一符号を付して示してあるので、その部分の説明は省
略する。
【0009】図1は、低圧蒸気タービンの最終段の静翼
の断面図であって、従来のドレン除去機構を示した図4
に相当する図である。また図2は、図1のB−B線に沿
った断面図である。これらの図に示されているように本
発明にあっては、湿り蒸気雰囲気中で作動する蒸気ター
ビンのような、液滴を含む気液二相流中で作動する回転
機械において、エロージョンの発生する動翼2の前に位
置する静翼3の両面すなわち腹面4および背面8に溝1
0を形成し、この溝10の底部にゴムパッキンのような
電気的絶縁体11を介して振動子12を保持し、組立用
Oリング13で固定する。そして、振動子12の内側面
には圧電素子14が接合して設けてあり、圧電素子14
には交流電圧が供給されるように、電源回路15が接続
されている。16は交流電圧を供給するための電線であ
る。
【0010】このように構成された本発明において、電
源回路15から圧電素子14に印加する交流電圧の周波
数を変化させていくと、圧電素子14に接合してある振
動子12の形状によって決まる弾性固有振動数で、振動
子12が共振する。この場合、振動子12はその面の大
きさに比較して厚みが薄いため、図2に符号17で示す
ように厚み方向の共振を起こすことになる。そしてこの
振動により、溝10の中に捕獲されたドレンが、微粒化
されるとともに一部が蒸発される。そのため、蒸気によ
る水滴の加速性がよくなる。
【0011】なお、本発明は上述の一実施例に限定され
ることなく要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施
できることは言うまでもない。例えば溝10を静翼3の
両面に形成した例について説明したが、溝10が腹面4
または背面8のいずれか一方の面に形成されていて、そ
の溝10に圧電素子14を接合した振動子12が設けら
れているものでもよい。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、溝
10に捕獲されたドレンを、圧電素子14に接合した振
動子12の振動によって、微粒化するとともに一部を蒸
発させるので、蒸気による水滴の加速性がよくなり、静
翼3の後に位置する動翼2のエロージョンを防止するこ
とができる。また、溝10に捕獲されたドレンを外部へ
排出させなくてよく、従来のような排出孔を設ける必要
がないので、有効蒸気の漏洩が防止でき、タービンの性
能を向上させることができるなど、極めて効果の大な回
転機械の静翼構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドレン除去機構を設けた低圧蒸気
タービンの最終段の静翼の断面図である。
【図2】図1のB−B線に沿った断面図である。
【図3】従来の低圧蒸気タービンの最終段の部分的な断
面図である。
【図4】図3のA−A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
3    静翼 4    静翼の腹面 8    静翼の背面 10    溝 11    電気的絶縁体 12    振動子 14    圧電素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エロージョンの発生する動翼の前に位置す
    る静翼の腹面または背面の一方の面あるいは両面に溝を
    形成し、この溝の底部に電気的絶縁体を介して圧電素子
    を接合した振動子を設けて成る回転機械の静翼構造。
JP7058591A 1991-03-11 1991-03-11 回転機械の静翼構造 Withdrawn JPH04284103A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2128387A2 (de) * 2008-05-30 2009-12-02 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Verringerung oder Vermeidung der Tropfenschlagerosion in Dampfturbinen und zugehörige Dampfturbine
DE102009006029A1 (de) * 2009-01-24 2010-07-29 Mtu Aero Engines Gmbh Turbomaschine

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2128387A2 (de) * 2008-05-30 2009-12-02 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Verringerung oder Vermeidung der Tropfenschlagerosion in Dampfturbinen und zugehörige Dampfturbine
EP2128387A3 (de) * 2008-05-30 2012-05-30 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Verringerung oder Vermeidung der Tropfenschlagerosion in Dampfturbinen und zugehörige Dampfturbine
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Effective date: 19980514