JPH04283335A - 換気扇取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は壁部に取り付けられる換
気扇の換気扇取付装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、換気扇の普及とともに、換気扇の
取り付けに際する電気工事の簡略化の要求が高まってき
ている。

【０００３】従来、この種の換気扇取付装置は図４に示
すような構成が一般的であった。以下、その構成につい
て図４を参照しながら説明する。

【０００４】図に示すように、壁部１０１を貫通し設け
られる筒状の枠体１０２の一部に電源線１０３の配線用
の孔１０４を設けて換気扇取付部材を構成していた。

【０００５】そして、前記枠体１０２の屋外側には枠体
１０２内に雨水の浸入を防止する屋外フード１０５を設
け、枠体１０２の屋内側には引き出された電源線１０３
を換気扇本体１０６に設けられた電動機１０７の運転制
御を行うスイッチ１０８等に接続した後、換気扇本体１
０６を枠体１０２内に挿入して取り付け、換気扇本体１
０６の屋内側にルーバー１０９を設けていた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の換気
扇取付装置の構成では、壁部１０１が形成される建設初
期において、枠体１０２を壁部１０１に取り付け、壁部
１０１内を通した電源線１０３を枠体１０２に形成され
た配線用の孔１０４を通して枠体１０２から屋内側に引
き出しておく工事を行っておいて、内装工事が完了して
換気扇を取り付けるときに、枠体１０２から屋内に引き
出された電源線１０３を換気扇本体１０６のスイッチ１
０８等に接続し、換気扇本体１０６を枠体１０２に装着
し、換気扇を取り付けるようにしていたので、換気扇を
取り付けるために建設初期と完了時の２回にわたって工
事を行わねばならない問題があった。

【０００７】また、電源線１０３を配線用の孔１０４よ
り換気扇本体１０６に電源を供給するため結線を行うと
き、誤結線したり、結線後の配線によりトラッキングが
発生するという問題があった。

【０００８】本発明は上記課題を解決するもので、壁部
に設けられる換気扇の電気配線工事が住宅の建設初期と
完了後の２回にわたることなく、また誤結線のなくすこ
とのできる換気扇取付装置を提供することを第１の目的
とする。

【０００９】また、第２の目的は壁部内での結露による
漏電およびトラッキングを防止することにある。

【００１０】また、第３の目的は換気扇の運転のための
電源と、換気扇外部に照明器具等を追加配設するときの
電源を確保し、かつ換気扇と照明器具に独自に電源を供
給できるようにすることにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明の換気扇取付装置
は上記目的を達成するために、第１の手段は、壁部を貫
通し設けられる枠体の換気扇本体の装着部近傍外方に、
屋内配線用絶縁ケーブルを差し込み結線する端子を設け
、換気扇本体が前記装着部に装着時に、前記端子に電気
的に接続される接続端子を設けた構成としたものである
。

【００１２】また、第２の手段は枠体の上半分側に屋内
配線用絶縁ケーブルを差し込み結線する端子を設けた構
成としたものである。

【００１３】また、第３の手段は枠体に設けられる端子
を照明器等の電気機器の接続可能な２回路の端子とした
構成としたものである。

【００１４】

【作用】本発明の換気扇取付装置は上記した第１手段の
構成により、建物の建設時等において、屋内配線用絶縁
ケーブルを端子に差し込み結線して枠体を壁部に設けて
おけば、建物の完成時には換気扇を枠体に装着するだけ
で、別にあらたに電気工事をする必要なく換気扇を取り
付けることができる。

【００１５】また、第２手段の構成により、壁部内にお
いて枠体に結露しても結露水は枠体の下方に移動するの
で、端子に結露水が流れ込むのが防止される。

【００１６】また、第３手段の構成により、換気扇以外
の他の機能を有した照明器等の電気機器に対する電気工
事を別にあらためてする必要がなくなる。

【００１７】

【実施例】以下、本発明の第１実施例について図１を参
照しながら説明する。

【００１８】図に示すように、屋内側には換気扇本体１
が装着される装着部２を有し屋外側には雨水の浸入を防
止する屋外フード３が取付け可能な形状で壁部４を屋内
側から屋外側に貫通する筒状で、樹脂で一体形成して枠
体５を構成し、前記枠体５の装着部２近傍の外周の一部
には屋内配線用絶縁ケーブル６を差し込むだけで結線可
能な端子７を装着部２内方から電気的に接続できるよう
に設けている。

【００１９】そして、前記換気扇本体１には、換気扇本
体１に設けられたファン８の駆動用電動機９の電気回路
にスイッチ（図示せず）を介して接続され、前記枠体５
の装着部２に換気扇本体１を装着したときに枠体５に設
けた端子７と電気的に接続される接続端子１０を設け、
換気扇本体１の前面側にはルーバー１１を着脱自在に設
けている。

【００２０】上記構成において、換気扇を取り付けると
きには、建物の建設時において、壁部４に枠体５の挿入
孔を形成し、屋内配線用絶縁ケーブル６の配線時に屋内
配線用絶縁ケーブル６を枠体５に設けられた端子７に接
続し、枠体５を壁部４に取り付けておく、そして、建物
の内装工事が完了したときに、前記枠体５の装着部２に
換気扇本体１を装着し、換気扇本体１に設けた接続端子
１０を枠体５に設けた端子７に接続し、換気扇本体１に
ルーバー１１を取り付けて換気扇の取り付けを完了する
。

【００２１】このように本発明の第１実施例によれば、
換気扇の取付時における配線工事は建物の建設時に行っ
ておくだけで建物の完成時には換気扇本体１を枠体５に
装着するだけで電気的接続が完了するので、あらためて
配線工事をする必要がなくなり、誤配線の防止や、施工
性およびメンテナンスを向上できる。

【００２２】つぎに、本発明の第２実施例について図２
を参照しながら説明する。なお、第２実施例は第１実施
例における電気的接続部の位置を変更したもので、第１
実施例と同一部分については同一番号を付けて詳細な説
明は省略する。図に示すように、枠体５の外周に設けら
れる端子７ａを枠体５の上半分の外周位置に設け、換気
扇本体１に設けられる接続端子１０ａも前記枠体５の装
着部２に換気扇本体１が装着されるときに枠体５に設け
た端子７ａと電気的に接続される位置に設けている。

【００２３】上記構成における第２実施例においての換
気扇の取付手順は第１実施例と同様の手順で取り付けら
れる。

【００２４】そして、壁部４内の結露水が枠体５に結露
した場合には、枠体５に付着した結露水は枠体５の外周
に沿って下降し、枠体５の下半分側に移動することとな
り、枠体５の上半分側に設けた端子７ａに結露水が流れ
込むのが防止される。

【００２５】このように本発明の第２実施例によれば、
枠体５に換気扇本体１を取り付けた後、壁部４内で結露
が発生しても結露による漏電およびトラッキングを防止
することができる。

【００２６】つぎに本発明の第３実施例について図３を
参照しながら説明する。なお、第３実施例は第２実施例
における電気的接続部に換気扇の外に照明器を接続可能
としたもので、第２実施例と同一部分については同一番
号を付けて詳細な説明は省略する。

【００２７】図に示すように、枠体５の外周に設けられ
る端子２１は２回路を有したもので、換気扇本体１には
ファン８の駆動用電動機９とスイッチ（図示せず）を介
して電気的に接続される端子（図示せず）と、換気扇本
体１に取り付けられる照明器２２の端子２３の二端子に
接続された接続端子２４を設け、照明器付換気扇として
構成する。

【００２８】上記構成における第３実施例においての換
気扇の取付手順は第１実施例と同様の手順で取り付けら
れる。

【００２９】そして、建物の内装の完成後換気扇を取り
付けるときには換気扇本体１と照明器２２がワンタッチ
で取り付けられ、同時に端子２１と接続端子２４により
電気的に接続されることとなる。

【００３０】このように本発明の第３実施例によれば、
照明器２２を電気的接続するために別にあらたに電気工
事をする必要がなくなり、施工性かつメンテナンスを向
上させることができる。

【００３１】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば壁部を貫通し設けられる枠体の換気扇本体の
装着部近傍の外方に屋内配線用絶縁ケーブルを差し込み
結線する端子を設け、換気扇本体が前記装着部に装着時
に前記端子に電気的に接続される接続子を換気扇本体に
設けているので、建物の建設時等に壁部に枠体を設ける
ときに電気工事をしておくだけで、換気扇の取り付け時
にはあらためて電気工事をする必要がなく、しかも換気
扇の脱着が容易となるため、誤配線の防止や、施工性お
よびメンテナンスが向上できる換気扇取付装置を提供で
きる。

【００３２】また、枠体に設けられる端子を枠体の上半
分側に設けているので、壁部内の結露水が端子から浸入
することが防止され、結露による漏電およびトラッキン
グを防止することができる。

【００３３】また、枠体に設けられる端子に２回路を接
続しているので、照明器付換気扇の２つの機能をもった
換気扇の取り付けもワンタッチででき、照明器等の他の
機能をもった機器に対して別にあらためて電気工事をす
る必要もなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例の換気扇取付装置の構成を
示す一部断面をした分解側面図

【図２】同第２実施例の換気扇取付装置の構成を示す一
部断面をした分解側面図

【図３】同第３実施例の換気扇取付装置の構成を示す一
部断面をした分解側面図

【図４】従来の換気扇取付装置の構成を示す一部断面を
した分解側面図

【符号の説明】

１　　　　　　換気扇本体 ２　　　　　　装着部 ４　　　　　　壁部 ５　　　　　　枠体 ６　　　　　　屋内配線用絶縁ケーブル７，７ａ，２１
　　　　　　　　端子 １０，１０ａ，２４ａ　　接続端子 ２２　　　　照明器

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　壁部を貫通し設けられる枠体の換気扇
   本体の装着部近傍外方に屋内配線用絶縁ケーブルを差し
   込み結線する端子を設け、換気扇本体が前記装着部に装
   着時に、前記端子に電気的に接続される接続端子を換気
   扇本体に設けた換気扇取付装置。
2. 【請求項２】　　枠体の上半分側に屋内配線用絶縁ケー
   ブルを差し込み結線する端子を設けた請求項１記載の換
   気扇取付装置。
3. 【請求項３】　　枠体に設けられる端子を照明器等の電
   気機器の接続可能な２回路の端子とした請求項２記載の
   換気扇取付装置。