JPH04282812A - 積層体の製造方法 - Google Patents

積層体の製造方法

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JPH04282812A
JPH04282812A JP4511491A JP4511491A JPH04282812A JP H04282812 A JPH04282812 A JP H04282812A JP 4511491 A JP4511491 A JP 4511491A JP 4511491 A JP4511491 A JP 4511491A JP H04282812 A JPH04282812 A JP H04282812A
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JP
Japan
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laminate
laminated
sheets
conductive material
structures
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JP4511491A
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English (en)
Inventor
Yoshiji Sekiguchi
関口 義二
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層セラミックコンデ
ンサ等の電子部品に用いる積層体の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、積層セラミックコンデンサ本体(
以下、コンデンサ本体と称する)は、次のようにして形
成される。即ち、最初にセラミック粉体材料とバインダ
−材を所定量配合して絶縁性のスラリ−を得る。次いで
、このスラリ−をフィルムの表面に例えば20μmの厚
さに塗布し、スラリ−をフィルムと共に乾燥する。これ
により、可塑性を有する周知のグリ−ンシ−トが形成さ
れる。
【0003】次に、グリ−ンシ−トの表面に個々のコン
デンサ本体に対応してペ−スト状の導電性材料を、例え
ばスクリ−ン印刷によって塗布して、矩形状をなす厚さ
3μmの導電性材料膜(以下、導電膜と称する)が所定
の間隔をおいてマトリックス状に並ぶように形成した後
、グリ−ンシ−トをフィルムから剥がして一定の大きさ
に切断する。この後、切断したグリ−ンシ−トを例えば
70枚積層すると共に、さらにこの上下に導電性材料を
塗布していないグリ−ンシ−トを積層し、層方向に、例
えば5kg/cm2 の圧力で加圧して圧着し、積層体
を形成する。
【0004】この後、前記積層体をコンデンサ本体の形
状に合わせて切断する。このとき、コンデンサ本体の幅
方向の端面には前記導電膜が露出しないように、また長
さ方向の端面には前記導電膜が導出されるように切断す
る。次いで、脱バインダ処理を行った後、焼成する。こ
れにより、前記導電膜は内部電極となり、コンデンサ本
体が形成される。さらに、コンデンサ本体の長さ方向の
両端部にニッケル等によって内部電極に導通する外部電
極を形成し、この上にハンダメッキを施して角型の積層
セラミックコンデンサが形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の積層体の製造方法においては、加圧時に積層体
の上層部に形成された導電膜はその幅方向及び長さ方向
に広がり、その面積が、下層部の導電膜の面積に比べて
広くなる。前述の条件においては、導電膜の幅方向及び
長さ方向の長さは、上層部のものが下層部のものよりも
約100μm長く形成された。このため、積層セラミッ
クコンデンサの小形化、静電容量の精度の向上及び増大
化の妨げになっている。
【0006】即ち、図2に示すように、上面に所定の厚
さの導電膜1を形成したグリ−ンシ−ト2を複数枚重ね
ると、導電膜1が形成されていない部分には上下のグリ
−ンシ−ト2間に間隙が形成される。さらに、グリ−ン
シ−ト2に重力が作用し、可塑性を有するグリ−ンシ−
ト2は引き伸ばされ、前記間隙はグリ−ンシ−ト2によ
って埋められる。しかし、導電膜1の端部とグリ−ンシ
−ト2との間には間隙3が残り、この間隙3はグリ−ン
シ−ト2の曲率にほぼ比例して上層部になるほど大きく
なる。また、前記曲率はグリ−ンシ−ト2の厚さが薄く
なるほど大きくなり、層数が増すほど大きくなる。
【0007】従って、前述のように重ねたグリ−ンシ−
ト2を、層方向に加圧すると、図3に示すように間隙3
を埋める方向、即ち横方向に導電膜1が広がる。これに
より、積層体の上層部に形成された導電膜1の面積が、
下層部の導電膜1の面積に比べて広くなる。
【0008】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、導電
性材料膜を重ねたシ−トを複数積層して層方向に加圧し
た際、上層部から下層部に亙って導電性材料膜の面積を
ほぼ均一に形成できる積層体の製造方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、絶縁性及び可塑性を有するシ−トの表面
の所定領域に、可塑性を有する導電性材料膜を重ね、該
導電性材料膜を重ねたシ−トを複数枚積層した後、層方
向に加圧して積層体を形成する積層体の製造方法におい
て、前記導電性材料膜を重ねた前記複数枚のシ−トを所
定枚数毎に分割して積層し、それぞれを層方向に加圧し
て複数の構成体を形成した後、該複数の構成体を積層し
、層方向に加圧して前記積層体を形成する積層体の製造
方法を提案する。
【0010】
【作用】本発明によれば、積層体の構成要素となる、導
電性材料膜を重ねた複数枚のシ−トは、所定枚数毎に分
割して積層され、これらのそれぞれが層方向に加圧され
て構成体が形成される。次いで、複数の構成体が積層さ
れ、層方向に加圧されて積層体が形成される。導電性材
料膜を重ねたシ−トを積層した際に、重力が作用して可
塑性を有するシ−トは引き伸ばされ、上層部のシ−トほ
ど弛みが生じるが、導電性材料膜或いはシ−トの厚さに
基づく所定枚数積層すれば、上層部のシ−トの弛みは少
なくなる。これにより、上層部から下層部に亙ってほぼ
均一な面積の導電性材料膜を有する前記構成体が得られ
る。さらに、前記構成体の上面及び下面は平滑に形成さ
れる。この構成体を複数積層した際、上下の構成体間に
間隙が生じることがなく、各構成体に弛みが生じること
もない。従って、積層した複数の構成体を層方向に加圧
して圧着することにより、上層部から下層部に亙ってほ
ぼ均一な面積の導電性材料膜を有する積層体が形成され
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を適用した積層セラミックコン
デンサ本体(以下、コンデンサ本体と称する)の製造方
法を図1に基づいて説明する。また、本実施例では従来
例と同様に導電性材料膜を重ねたグリ−ンシ−トを70
枚積層した積層体からなる積層セラミックコンデンサ本
体の製造方法を説明する。
【0012】まず従来例と同様に、最初にセラミック粉
体材料とバインダ−材を所定量配合して絶縁性のスラリ
−を得る。次いで、このスラリ−をフィルム10の表面
に例えば20μmの厚さに塗布し、スラリ−をフィルム
10と共に乾燥する。これにより、可塑性を有する周知
のグリ−ンシ−ト11が形成される(a) 。
【0013】次に、グリ−ンシ−ト11の表面に個々の
コンデンサ本体に対応してペ−スト状の導電性材料を、
例えばスクリ−ン印刷によって塗布して、矩形状をなす
厚さ3μmの導電性材料膜(以下、導電膜と称する)1
2が所定の間隔をおいてマトリックス状に並ぶように形
成する(b) 。この後、グリ−ンシ−ト11をフィル
ム10から剥がして一定の大きさに切断する。次いで、
切断したグリ−ンシ−ト11を35枚ずつ2組積層する
と共に、さらにこの上下に導電性材料を塗布していない
グリ−ンシ−ト11を積層し、これらを層方向に加圧し
て圧着し、2組の構成体13,14を形成する(c) 
【0014】このように形成した構成体13,14は積
層数が少ないため、上層部におけるグリ−ンシ−ト11
の弛みが少ないので、上層部から下層部に亙ってほぼ同
一形状の導電膜12を形成することができた。また、加
圧によって構成体13,14の上面及び下面は平滑に整
形される。
【0015】次いで、構成体13,14を積層し、従来
例と同様に層方向に加圧して圧着することにより、所望
する70層の積層体15が形成される(d) 。
【0016】前述したように作成した積層体15には、
上層部から下層部に亙ってほぼ同一形状の導電膜12が
形成されていた。
【0017】この後、前記積層体15をコンデンサ本体
の形状に合わせて切断する。このとき、コンデンサ本体
の幅方向の端面には前記導電膜が露出しないように、ま
た長さ方向の端面には前記導電膜が交互に導出されるよ
うに切断する。次いで、脱バインダ処理を行った後、焼
成する。これにより、前記導電膜は内部電極となり、コ
ンデンサ本体が形成される。さらに、コンデンサ本体の
長さ方向の両端部にニッケル等によって内部電極に導通
する外部電極を形成し、この上にハンダメッキを施して
角型の積層セラミックコンデンサが形成される。
【0018】前述したように本実施例によれば、導電膜
12を形成したグリ−ンシ−ト11を35枚積層した構
成体13,14を組合わせて積層し、積層体15を形成
しているので、上層部から下層部に亙って導電膜12の
形状をほぼ同一形状とすることができる。また、従来に
比べて導電膜12の広がりを小さくすることができるの
で、静電容量の精度を高めることができる。これにより
、さらに厚さの薄いグリ−ンシ−ト11を用いて、静電
容量の大きな積層コンデンサを形成する場合にも、その
形状を小型に形成することができる。
【0019】尚、本実施例では導電膜12を形成したグ
リ−ンシ−ト11を35枚積層した2組の構成体13,
14を組合わせて積層し、積層体15を形成したが、こ
れに限定されることはない。導電膜12の厚さ及びグリ
−ンシ−ト11の厚さにもとづいて、構成体を形成する
グリ−ンシ−トの枚数、及び積層体を形成する構成体の
数を適宜変えることにより、より良い積層体を形成する
ことができる。
【0020】また、本実施例では本発明を積層セラミッ
クコンデンサに用いる積層体の製造に適用したがこれに
限定されることはない。例えば、圧電アクチュエ−タ、
積層インダクタ等の積層体の製造にも適用することがで
きる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
層部から下層部に亙ってほぼ均一な面積の導電性材料膜
を有する積層体を形成することができるので、前記積層
体を用いて電子部品を作成すれば、小型で精度の高いも
のが得られる。例えば、前記積層体を用いて積層セラミ
ックコンデンサを作成すれば、従来に比べて小型で大き
な静電容量を有すると共に、容量精度の高い積層セラミ
ックコンデンサを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例における積層体の製造工
程を示す図
【図2】  従来の積層体の製造方法における問題点を
説明する図
【図3】  従来の積層体の製造方法における問題点を
説明する図
【符号の説明】
10…フィルム、11…グリ−ンシ−ト、12…導電膜
、13,14…構成体、15…積層体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  絶縁性及び可塑性を有するシ−トの表
    面の所定領域に、可塑性を有する導電性材料膜を重ね、
    該導電性材料膜を重ねたシ−トを複数枚積層した後、層
    方向に加圧して積層体を形成する積層体の製造方法にお
    いて、前記導電性材料膜を重ねた前記複数枚のシ−トを
    所定枚数毎に分割して積層し、それぞれを層方向に加圧
    して複数の構成体を形成した後、該複数の構成体を積層
    し、層方向に加圧して前記積層体を形成する、ことを特
    徴とする積層体の製造方法。
JP4511491A 1991-03-11 1991-03-11 積層体の製造方法 Pending JPH04282812A (ja)

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Effective date: 19951107