JPH04282631A - 画像形成装置の原稿載置台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、原稿載置台が移動して
原稿の露光を行う画像形成装置の原稿載置台に関する。

【０００２】

【従来の技術】通常、画像形成装置は原稿載置台に原稿
を載置して露光するので、上記原稿載置台は光源からの
熱により高温になる。このため、上記原稿載置台は耐熱
性を考慮して透明ガラスで形成するようにしている。

【０００３】一方、上記原稿載置台には原稿載置面での
原稿の位置決めを容易にするため、位置決め板を貼付け
たものがある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記原稿載
置台では上記原稿載置面に上記位置決め板を貼付けるた
めの製造工数がかかることになる。

【０００５】本発明は、上記問題を解決するもので、位
置決め用の段部を一体に形成して製造工数の低減を図る
ことができる画像形成装置の原稿載置台を提供すること
を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１では、原稿載置台が移動して原稿の露光を
行う画像形成装置において、上記原稿載置台を透明な合
成樹脂で形成するとともに、上記原稿載置台の少なくと
も一辺に原稿の位置決め用の段部を一体に形成したもの
である。

【０００７】また、請求項２では、請求項１の画像形成
装置の原稿載置台において、位置決め用の段部に原稿の
載置位置を示す指標を形成するようにした。

【０００８】

【作用】上記請求項１の画像形成装置の原稿載置台によ
れば、原稿の位置決め用の段部が原稿載置台と一体にな
っているため、原稿載置面に位置決め板等を貼つける必
要がない。

【０００９】また、上記請求項２の画像形成装置の原稿
載置台によれば、位置決め用の段部は合成樹脂で形成さ
れているので、原稿の載置位置を指示する指標を直接且
つ容易に形成、すなわち印刷あるいは刻印等することが
できる。

【００１０】

【実施例】図１は本発明に係る原稿載置台を備えた低コ
ストタイプの画像形成装置の一例を示す概略構成図であ
る。画像形成装置１１はその上面に原稿載置台１及び原
稿押え１２を備えるとともに、光源（蛍光灯）１３、集
光レンズ等からなる原稿読取部１４、感光体ドラム１５
、帯電装置１６、現像装置１７及びクリーニング部１８
等からなる上本体と、転写分離装置１９及び定着装置２
０等からなる下本体とに分離可能に構成されている。 なお、画像形成装置１１の本体及び各装置のカバーやハ
ウジング等はコスト低減のため、合成樹脂等で形成され
ている。

【００１１】上記原稿載置台１は透明アクリル板等の合
成樹脂からなり、図示しない駆動手段により原稿押え１
２とともに移動されて原稿載置面２に載置している原稿
Ｇを露光するようにしている。一方、図２に示すように
、上記原稿載置面２の、例えば右辺には位置決め用段部
３が突設するように一体に形成されており、この位置決
め用段部３により載置基準面３１が形成されている。 上記載置基準面３１は原稿Ｇの先端が当接されることに
より原稿Ｇを位置決めするものである。

【００１２】また、上記位置決め用段部３上には原稿サ
イズ毎の原稿の載置位置を示す指標（目盛）４が形成さ
れている。すなわち、例えば、上記位置決め用段部３に
は指標４の確認を容易にするために下地として白色が印
刷され、その上にＡ４，Ｂ５サイズ等毎の原稿の載置位
置を示す指標４が印刷されて形成されている。なお、上
記指標４は上記位置決め用段部３に刻印等することによ
り形成してもよい。そして、上記指標４に基づいて原稿
Ｇを原稿サイズに応じた位置に載置することにより、転
写紙に適正に転写されるようになっている。

【００１３】すなわち、指標４に基づいて原稿載置台１
の所定の位置に原稿Ｇが載置されて複写が開始されると
、上記原稿載置台１及び原稿押え１２が一旦左方向に移
動した後、反転して右方向に移動を開始する。一方、上
記蛍光灯１３からの光が原稿載置台１を通過して原稿Ｇ
で反射し、この反射光が原稿読取部１４に受光され、感
光体ドラム１５上に集光される。一方、感光体ドラム１
５の表面は帯電装置１６により帯電された後、上記原稿
読取部１４からの光により露光され、静電潜像が形成さ
れる。

【００１４】上記静電潜像は現像装置１７によりトナー
現像され、転写分離装置１９により転写紙挿入口２１か
ら給紙された転写紙に転写された後、感光体ドラム１５
から分離される。そして、転写終了後の転写紙は定着装
置２０により定着された後、排出トレイ２２に排出され
る。一方、クリーニング部１８により転写後の感光体ド
ラム１５の表面に残留しているトナーが清掃される。

【００１５】このように、低コストタイプの画像形成装
置ではコスト低減を図るべくハロゲンランプに比べ輝度
は低いが低コストの蛍光灯を用いるようにしている。こ
の蛍光灯はハロゲンランプに比べ点灯時の発熱量が少な
く、原稿載置台１の温度上昇が押えられるため、原稿載
置台１として透明アクリル板等の合成樹脂を用いても熱
による変形あるいは変質を生じることがない。

【００１６】すなわち、透明ガラスであれば任意の形状
に加工することは困難であるが、原稿載置台１に上記透
明アクリル板等の合成樹脂を用いたことにより位置決め
用の段部３を一体に形成することができ、従来のような
透明ガラスからなる原稿載置台に位置決板を貼付る場合
に比べて製造工程を低減することができる。

【００１７】また、透明ガラスであれば目盛等を印刷や
刻印等で形成することが困難であるが、合成樹脂では印
刷や刻印等が容易であり、従って、上記Ａ４，Ｂ５サイ
ズ等毎の原稿の載置位置を示す指標４を位置決め用の段
部３に直接且つ容易に印刷あるいは刻印等することがで
きる。

【００１８】なお、図３に示すように、例えば、上記原
稿載置面２に原稿の側面を位置決めする側位置決め用段
部３２（図中、二点鎖線）を上記位置決め用段部３とと
もに一体に形成してもよく、あるいは上記位置決め用段
部３に代えて上記側位置決め用段部３２のみを設けても
よい。このように、位置決め用段部は原稿載置台の少な
くとも一辺に形成することになる。

【００１９】

【発明の効果】本発明は、原稿載置台を透明な合成樹脂
で形成するとともに位置決め用の段部を一体に形成する
ようにしたので、従来の原稿載置面に位置決め板を貼設
するものに比べて製造工数を低減することができる。

【００２０】また、位置決め用の段部に原稿の載置位置
を示す指標を直接且つ容易に印刷あるいは刻印等するこ
とができるので、上記指標を印刷したシール等を貼付け
る場合に比べ製造工数を低減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る原稿載置台を備えた画像形成装置
の一例を示す概略構成図である。

【図２】本発明に係る原稿載置台の一実施例を示す斜視
図である。

【図３】本発明に係る原稿載置台の他の実施例を示す斜
視図である。

【符号の説明】

１　　原稿載置台 ２　　原稿載置面 ３　　位置決め用段部 ４　　指標（目盛） ３１　　載置基準面

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　原稿載置台が移動して原稿の露光を行
   う画像形成装置において、上記原稿載置台を透明な合成
   樹脂で形成するとともに、上記原稿載置台の少なくとも
   一辺に原稿の位置決め用の段部を一体に形成したことを
   特徴とする画像形成装置の原稿載置台。
2. 【請求項２】　　請求項１の画像形成装置の原稿載置台
   において、前記位置決め用の段部に原稿の載置位置を示
   す指標を形成したことを特徴とする画像形成装置の原稿
   載置台。