JPH0428227Y2 - - Google Patents

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JPH0428227Y2
JPH0428227Y2 JP8254387U JP8254387U JPH0428227Y2 JP H0428227 Y2 JPH0428227 Y2 JP H0428227Y2 JP 8254387 U JP8254387 U JP 8254387U JP 8254387 U JP8254387 U JP 8254387U JP H0428227 Y2 JPH0428227 Y2 JP H0428227Y2
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capacitor
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、スイツチング電源における過電圧保
護回路に関するものである。さらに詳しくは、最
近のスイツチング電源では高周波化が進むことに
よつて、小型化が可能になるとともに、従来、出
力側に設けられていた大容量の電解コンデンサに
代えて、高信頼性のフイルムコンデンサで置き換
えることが可能となつた。
本考案は、これにともなつて起る過電圧の障害
を除去するようにしたスイツチング電源の過電圧
保護回路に関するものである。
「従来の技術」 従来のスイツチング電源は、第3図に示すよう
に、主トランス1の1次巻線2と主開閉素子であ
るMOSFET3とを直流電源4に直列に結合し、
前記主トランス1の2次巻線5に、整流ダイオー
ド6、転流ダイオード7、チヨークコイル8、コ
ンデンサ9からなる整流平滑回路を介して出力端
子10,11を結合し、この出力端子10,11
に、検出増幅回路12、絶縁用フオトカプラ13
を介して時比率制御IC14を結合し、この時比
率制御IC14の出力側に前記MOSFET3のゲー
トを結合してなるものである。なお、40は、前
記時比率制御IC14の電源である。
このようなスイツチング電源において、過電圧
時の障害は、前述のようにコンデンサ9を、大容
量電解コンデンサから小容量のフイルムコンデン
サに置き換えたことによつて表面化したが、この
障害を第4図にもとづいて説明する。V00は設定
された出力電圧、I0は出力電流である。T1時点に
おいて、出力電流I0が全負荷から零まで急変する
と、第3図のチヨークコイル8中に蓄えられてい
た電磁エネルギーは負荷側に放出され、出力電圧
V00は上昇しようとし、これを検出したフイード
バツク系の検出増幅回路12、時比率制御IC1
4の作用によつてMOSFET3の時比率は絞り込
まれて出力電圧V00は理想的には第4図aの実線
特性のようにわずかな上昇V01のみですぐに設定
された所定値に引き下げられることが望ましい。
ところが、このT1の瞬時においてはこのフイー
ドバツク系の応答は間に合わず、T1以前におい
て蓄えられていたチヨークコイル8の電磁エネル
ギー 1/2I0 2Lは コンデンサ9の1/2C△V=1/2C(V01−V00) によつて吸収される。つまり 1/2(I0−0)2L=1/2C(V01−V002 …(1) L:チヨークコイル8のインダクタンス値 C:コンデンサ9のキヤパシタンス値 (1)式を観察するに左辺の出力電流I0の変化は変
更できない。また、インダクタンス値Lを小さく
すると出力リツプルが増大したり、またフイード
バツク系の不安定さをまねく等の障害がある。し
たがつて、左辺を一定値Kと置いて右辺を検討す
ると、 K=1/2C(V01−V002 V01−V00=√2/√ …(2) 例えばキヤパシタンス値Cは通常スイツチング
レギユレータにおいて、電解コンデンサの場合、
10000μFを実装することが大きさと価格からみて
一般的であるが、これを積層セラミツクまたはフ
イルムコンデンサ等の高信頼性のものを用いる
と、大きさと価格からみて100μF程度が限界であ
る。
このような場合、負荷急変したT1時の出力電
圧V0のはね上り値V0′−V0は10000μFと100μFと
では となり、(3)式のように10倍の差を生ずる。
このはね上り電圧は第4図aの実線と点線の差
である。
このとき、第4図のVOPを過電圧保護の検出
点に設定すると、負荷遮断毎に過電圧回路が動作
することになる。通常、過電圧の保護は出力電圧
V00がVOPを越えるとMOSFET3の制御電圧を落
し、このMOSFET3を遮断し、この状態をホー
ルドすることで行われるので、その度毎にスイツ
チング電源は出力を停止し致命的な運転上の障害
となるという問題点があつた。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上述のような問題点を解決するために
なされたもので、主トランス1と1個または複数
個の主開閉素子3を直列に接続してなるチヨツパ
回路で直流電源をチヨツピングし、前記主トラン
ス1の2次側の交流電圧を平滑化して直流出力を
得、かつこの直流出力を検出増幅回路12を介し
て時比率制御用IC14に入力し、このIC14の
出力にて前記主開閉素子3の開閉を制御するよう
にしたスイツチング電源回路において、直流出力
側10,11に、過電圧値を設定する過電圧検出
回路15を設けるとともに、この過電圧検出回路
15の作動時に作動するスイツチング素子17を
結合し、このスイツチング素子17に、過電圧時
の出力電流を流すためのダミー負荷としての低抵
抗18を結合し、この抵抗18の両端に、抵抗2
0とコンデンサ19からなる時定数回路を結合
し、このコンデンサ19と並列に、フオトサイリ
スタ21の発光素子22を接続し、このフオトサ
イリスタ21の受光素子29を介して、前記時比
率制御用IC用電源40a,40bの動作停止点
を負荷に結合してなることを特徴とするスイツチ
ング電源の過電圧保護回路である。
「作用」 負荷電流が急激に零になると、出力電圧は急激
に上昇する。この出力電圧が過電圧検出回路で設
定した過電圧値を越えると、スイツチング素子が
作動する。すると、出力電流のうち平滑用コンデ
ンサに吸収された電流以外の電流が低抵抗を介し
てスイツチング素子を通して流れる。そのため、
過電圧は設定値に抑制される。
スイツチング電源に故障があつて出力電圧が設
定電圧となり、トランジスタのターンオンによ
り、ダミー負荷としての抵抗に、電流がながれ、
そのまま時定数ιを経過すると、コンデンサの充
電電圧は、発光素子のスレシユホールド電圧に達
し、フオトサイリスタは動作し、トランジスタの
ベースを負側に接続してオフにし、ICの電源を
遮断し、全回路の必要な保護機能を果す。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図において、4は直流電源で、この直流電
源4には、チヨツパ回路を構成する主開閉素子
(MOSFET)3と主トランス1の1次巻線2と
が直列に結合されている。
前記主トランス1の2次巻線5には、整流ダイ
オード6、転流ダイオード7、平滑用のリアクタ
8とコンデンサ9からなる直流平滑回路を介して
出力端子10,11が結合されている。この出力
端子10,11にはまた、誤差検出増幅回路12
が絶縁手段としてのフオトカプラ13を介して時
比率制御IC14の制御信号の入力端子に結合さ
れている。
前記出力端子10,11には過電圧検出回路と
してのツエナーダイオード15と抵抗16が結合
され、このツエナーダイオード15と抵抗16の
結合点にスイツチング素子であるトランジスタ1
7のベースを結合し、このトランジスタ17のコ
レクタと出力端子10との間に、ダミー負荷とし
ての低抵抗18を結合し、エミツタを接地する。
前記低抵抗18の両端には、コンデンサ19と抵
抗20の時定数回路を結合し、かつこのコンデン
サ19の両端にフオトサイリスタ21の発光素子
22を結合する。
前記主トランス1には、IC電源用の3次巻線
23を設け、この3次巻線23の一端はダイオー
ド24を介して一方のトランジスタ25のコレク
タとコンデンサ26に結合され、他端は直流電源
4の負側に結合されている。前記一方のトランジ
スタ25のエミツタは、コンデンサ31に結合さ
れるとともに、前記IC14の電源入力端子に結
合され、ベースは、ツエナーダイオード27、抵
抗37、ダイオード28に結合されている。そし
て、これらの回路によつて、起動後のIC電源4
0aが構成されている。
他方のトランジスタ32のベースは、ダイオー
ド33、ツエナーダイオード34、抵抗35に結
合され、コレクタは、抵抗36に結合されてい
る。そして、これらの回路によつて、起動用の
IC電源40bが構成されている。
これらの起動後のIC電源40aと起動用の補
助電源40bにおけるダイオード28と33のカ
ソード側の接続点は、故障時に、ツエナーダイオ
ード27と34を負側に結合して電源動作を停止
するため、前記フオトサイリスタ21の受光素子
29に結合され、受光素子29がオンしたとき、
起動後のIC電源40aと起動用の補助電源40
bは、ともに作動を停止する。
以上の回路の動作を、第2図に基づいて説明す
る。
(1) 全負荷から無負荷になつた場合 第2図bのように、T1時に負荷電流I0が急激に
零となると、出力電圧V0は、aのように上昇す
る。すると、ツエナーダイオード15によつて予
め設定された設定過電圧値VOPに達して、cのよ
うに、トランジスタ17はターンオンされる。こ
のトランジスタ17のターンオンにより、ダミー
負荷としての抵抗18に、電流Ipがながれるが、
この抵抗18は、極めて小さい値であるので、出
力電圧V0→VOPに達する間に、コンデンサ9に吸
収された以外の電流Ipは、dのように、この低抵
抗18を流れる。そのため、出力電圧V0のオー
バシユートはVOP値に抑制される。
T2時に至つてV0<VOPになると、ツエナーダイ
オード15は遮断し、トランジスタ17はターン
オフされる。無負荷のため、後は出力回路内の抵
抗などによる微小な損失によつて正常値V00まで
低下し、その後フイードバツク系の正常な動作に
より出力電圧V0は一定値に制御される。なお、
トランジスタ17のオフ時におけるコンデンサ1
9の充電電圧は、eに示すように、T2時には、
まだ発光素子22のスレシユーホールド電圧に達
していないため、〓に示すように、IC電源40
a,40bは作動を停止することなくIC14に
電力を供給している。すなわち、抵抗20とコン
デンサ19の時定数ιを、第2図のT1−T2時間
以上に設定して置けば、すでにT2時にトランジ
スタ17は遮断されるのでフオトサイリスタ21
は動作せず、スイツチング電源の正常運転を妨げ
ない。
(2) 故障した場合 T3時に、スイツチング電源に故障があつて出
力電圧がVOPとなり、トランジスタ17のターン
オンにより、ダミー負荷としての抵抗18に、電
流Ipがながれ、そのまま時定数ιを経過すると、
コンデンサ19の充電電圧は、eに示すように、
T4時に発光素子22のスレシユホールド電圧に
達し、フオトサイリスタ21は動作し、トランジ
スタ25,32のベースを負側に接続してオフに
し、IC14の電源40a,40bを遮断し、全
回路の必要な保護機能を果たすものである。
「考案の効果」 全負荷から無負荷に、急激に負荷電流が零にな
つたような場合、従来、過電圧設定値を瞬間的に
オーバーして、回路全体を停止しなければならな
かつたが、本考案によれば、ダミーの低抵抗でこ
れを検知し、時定数回路の設定値以下であれば、
そのまま停止することなく運転を継続でき、運転
上の障害がなくなる。また、故障時には時定数回
路の設定値以上になれば、ICの電源を遮断し、
スイツチング電源の運転を停止して回路の保護機
能を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による過電圧保護回路の一実施
例を示す電気回路図、第2図は第1図の各部の波
形図、第3図は従来の回路図、第4図は第3図の
各部の波形図である。 1……主トランス、2……1次巻線、3……主
開閉素子、4……直流電源、5……2次巻線、1
2……検出増幅回路、14……電源用IC、15
……過電圧検出用ツエナーダイオード、18……
低抵抗、19……コンデンサ、20……抵抗、2
1……フオトサイリスタ、40,40a,40b
……IC用電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主トランス1と1個または複数個の主開閉素子
    3を直列に接続してなるチヨツパ回路で直流電源
    をチヨツピングし、前記主トランス1の2次側の
    交流電圧を平滑化して直流出力を得、かつこの直
    流出力を検出増幅回路12を介して時比率制御用
    IC14に入力し、このIC14の出力にて前記主
    開閉素子3の開閉を制御するようにしたスイツチ
    ング電源回路において、直流出力側10,11
    に、過電圧値を設定する過電圧検出回路15を設
    けるとともに、この過電圧検出回路15の作動時
    に作動するスイツチング素子17を結合し、この
    スイツチング素子17に、過電圧時の出力電流を
    流すためのダミー負荷としての抵低抗18を結合
    し、この抵抗18の両端に、抵抗20とコンデン
    サ19からなる時定数回路を結合し、このコンデ
    ンサ19と並列に、フオトサイリスタ21の発光
    素子22を接続し、このフオトサイリスタ21の
    受光素子29を介して、前記時比率制御用IC用
    電源40a,40bの動作停止点を負側に結合し
    てなることを特徴とするスイツチング電源の過電
    圧保護回路。
JP8254387U 1987-05-29 1987-05-29 Expired JPH0428227Y2 (ja)

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JP8254387U JPH0428227Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JP8254387U JPH0428227Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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Publication Number Publication Date
JPS63191886U JPS63191886U (ja) 1988-12-09
JPH0428227Y2 true JPH0428227Y2 (ja) 1992-07-08

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