JPH04282196A - ドラム式洗濯機 - Google Patents
ドラム式洗濯機Info
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- JPH04282196A JPH04282196A JP3068707A JP6870791A JPH04282196A JP H04282196 A JPH04282196 A JP H04282196A JP 3068707 A JP3068707 A JP 3068707A JP 6870791 A JP6870791 A JP 6870791A JP H04282196 A JPH04282196 A JP H04282196A
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- drum
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- dehydration
- washing machine
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Landscapes
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、横軸状に配設したドラ
ムをモータにより回転駆動して前記ドラム内の洗濯物を
洗濯及び脱水するようにしたドラム式洗濯機に関する。
ムをモータにより回転駆動して前記ドラム内の洗濯物を
洗濯及び脱水するようにしたドラム式洗濯機に関する。
【0003】
【従来の技術】ドラム式洗濯機においては、ドラムが横
軸状に配設されているので、洗い及びすすぎを行った後
の状態、即ち脱水を行う前の状態では、洗濯物がドラム
内の下部に溜まっている。このため、脱水を行う際に、
ドラムの回転速度を脱水回転速度(例えば800〜10
00rpm)まで速やかに上昇させようとすると、洗濯
物がドラム内で偏った状態でドラムの回転速度が上昇し
ていき、アンバランスが発生して大きな騒音及び振動が
生ずるという欠点があった。
軸状に配設されているので、洗い及びすすぎを行った後
の状態、即ち脱水を行う前の状態では、洗濯物がドラム
内の下部に溜まっている。このため、脱水を行う際に、
ドラムの回転速度を脱水回転速度(例えば800〜10
00rpm)まで速やかに上昇させようとすると、洗濯
物がドラム内で偏った状態でドラムの回転速度が上昇し
ていき、アンバランスが発生して大きな騒音及び振動が
生ずるという欠点があった。
【0004】これを解消する構成として、従来より、洗
濯機本体の全体にウエイトを配設して構成全体の重量を
重くすることにより、脱水時にドラムに生ずるアンバラ
ンスの影響を相対的に小さくして騒音及び振動を低減す
るようにした構成が供されている。
濯機本体の全体にウエイトを配設して構成全体の重量を
重くすることにより、脱水時にドラムに生ずるアンバラ
ンスの影響を相対的に小さくして騒音及び振動を低減す
るようにした構成が供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、洗濯機本体にウエイトを配設するので、構
成が複雑化し且つ製造コストが高くなるという問題点が
あった。しかも、ウエイトを配設したといっても、アン
バランスが発生しているのであるから、そのアンバラン
スの影響によって騒音及び振動の低減がいまだ十分であ
るとはいえなかった。
来構成では、洗濯機本体にウエイトを配設するので、構
成が複雑化し且つ製造コストが高くなるという問題点が
あった。しかも、ウエイトを配設したといっても、アン
バランスが発生しているのであるから、そのアンバラン
スの影響によって騒音及び振動の低減がいまだ十分であ
るとはいえなかった。
【0006】そこで、本発明の目的は、脱水を行う際に
アンバランスの発生を極力防止できて、騒音及び振動を
十分に低減でき、しかも、その実現に当たって構成の簡
単化及びコスト安を図り得るドラム式洗濯機を提供する
にある。
アンバランスの発生を極力防止できて、騒音及び振動を
十分に低減でき、しかも、その実現に当たって構成の簡
単化及びコスト安を図り得るドラム式洗濯機を提供する
にある。
【0007】[発明の構成]
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のドラム式洗濯機
は、横軸状に配設したドラムをモータにより回転駆動し
て前記ドラム内の洗濯物を洗濯及び脱水するようにした
ドラム式洗濯機において、前記ドラムの回転角速度を検
出する角速度検出手段を備え、前記ドラムの回転速度を
脱水回転速度まで上昇させる脱水起動時において、前記
ドラムの回転角速度がω1 (特許請求の範囲において
示された(1)式で定義されるもの)に達した時点以降
で、共振振動数に対応する共振角速度に達する前までの
期間に、前記角速度検出手段からの検出信号に基づいて
前記ドラムの回転速度をゆるやかに上昇させるように制
御するバランス脱水行程を設けたところに特徴を有する
。
は、横軸状に配設したドラムをモータにより回転駆動し
て前記ドラム内の洗濯物を洗濯及び脱水するようにした
ドラム式洗濯機において、前記ドラムの回転角速度を検
出する角速度検出手段を備え、前記ドラムの回転速度を
脱水回転速度まで上昇させる脱水起動時において、前記
ドラムの回転角速度がω1 (特許請求の範囲において
示された(1)式で定義されるもの)に達した時点以降
で、共振振動数に対応する共振角速度に達する前までの
期間に、前記角速度検出手段からの検出信号に基づいて
前記ドラムの回転速度をゆるやかに上昇させるように制
御するバランス脱水行程を設けたところに特徴を有する
。
【0009】
【作用】上記手段によれば、ドラムの回転角速度がω1
になると、ドラム内の洗濯物のうちドラムの内面に近
接したものについては、遠心力と重力とがほぼ釣り合う
ようになる。このため、ドラムの内面に近接した洗濯物
はドラムの内面に貼り着く。これに対して、ドラムの内
面に近接しない洗濯物即ちドラムの内方に位置する洗濯
物については、遠心力よりも重力の方が大きいから、ド
ラムの内面に貼り着かずに落下する。
になると、ドラム内の洗濯物のうちドラムの内面に近
接したものについては、遠心力と重力とがほぼ釣り合う
ようになる。このため、ドラムの内面に近接した洗濯物
はドラムの内面に貼り着く。これに対して、ドラムの内
面に近接しない洗濯物即ちドラムの内方に位置する洗濯
物については、遠心力よりも重力の方が大きいから、ド
ラムの内面に貼り着かずに落下する。
【0010】従って、ドラムの回転角速度をω1 から
ゆるやかに上昇させていくと、それに応じて洗濯物がド
ラムの内面に貼り着いていき、ドラムの内面に貼り着く
洗濯物の厚みが均一に厚くなっていく。つまり、洗濯物
がドラム内で偏ることがないから、アンバランスが発生
しなくなる。このため、バランス脱水行程を完了させた
後、ドラムの回転速度を速やかに脱水回転速度まで上昇
させれば、アンバランスが発生せず、従って、騒音及び
振動を低減できる。
ゆるやかに上昇させていくと、それに応じて洗濯物がド
ラムの内面に貼り着いていき、ドラムの内面に貼り着く
洗濯物の厚みが均一に厚くなっていく。つまり、洗濯物
がドラム内で偏ることがないから、アンバランスが発生
しなくなる。このため、バランス脱水行程を完了させた
後、ドラムの回転速度を速やかに脱水回転速度まで上昇
させれば、アンバランスが発生せず、従って、騒音及び
振動を低減できる。
【0011】この場合、バランス脱水行程は、ドラムの
回転角速度が共振角速度に達する前までに完了するので
、ドラムの回転速度を上昇させる際に、共振振動数のと
ころを速やかに通過させることができ、騒音及び振動を
大きくなることを一層防止できる。
回転角速度が共振角速度に達する前までに完了するので
、ドラムの回転速度を上昇させる際に、共振振動数のと
ころを速やかに通過させることができ、騒音及び振動を
大きくなることを一層防止できる。
【0012】しかも、脱水起動時においてバランス脱水
行程を設けるだけであるから、洗濯機本体にウエイトを
配設する従来構成に比べて、構成を簡単化できると共に
コスト安になる。
行程を設けるだけであるから、洗濯機本体にウエイトを
配設する従来構成に比べて、構成を簡単化できると共に
コスト安になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。まず、図2にはドラム式洗濯機の全
体を示している。外箱1の内部には、水溜め用のタブ2
が弾性支持機構3を介して配設されている。このタブ2
内には、ドラム4が軸5および軸受6を介して横軸状に
配設されている。このドラム4の周壁のほぼ全域には通
水孔7が形成され、また内面にはバッフル8が設けられ
ている。
しながら説明する。まず、図2にはドラム式洗濯機の全
体を示している。外箱1の内部には、水溜め用のタブ2
が弾性支持機構3を介して配設されている。このタブ2
内には、ドラム4が軸5および軸受6を介して横軸状に
配設されている。このドラム4の周壁のほぼ全域には通
水孔7が形成され、また内面にはバッフル8が設けられ
ている。
【0014】一方、上記タブ2の外面底部にはモータ9
が取り付けられており、このモータ9の回転軸10と前
記ドラム4の軸5との間には、プーリー11,12及び
ベルト13からなるベルト伝達機構14が設けられてい
て、このベルト伝達機構14を介してモータ9の回転を
ドラム4に伝達するようになっている。この場合ベルト
伝達機構14の減速比は例えば10:1に設定されてい
る。上記モータ9は、例えば3相固定子巻線を備えた直
流ブラシレスモータからなり、このモータ9の駆動回路
については後述する。
が取り付けられており、このモータ9の回転軸10と前
記ドラム4の軸5との間には、プーリー11,12及び
ベルト13からなるベルト伝達機構14が設けられてい
て、このベルト伝達機構14を介してモータ9の回転を
ドラム4に伝達するようになっている。この場合ベルト
伝達機構14の減速比は例えば10:1に設定されてい
る。上記モータ9は、例えば3相固定子巻線を備えた直
流ブラシレスモータからなり、このモータ9の駆動回路
については後述する。
【0015】尚、外箱1の内部上部には3方切替形の電
磁給水弁15が設けられている。この給水弁15は、洗
剤投入器16を通してタブ2内に給水する場合と、洗剤
投入器16を介さずにタブ2内に給水する場合と、タブ
2内への給水を停止する場合とが切り替えられるように
なっている。
磁給水弁15が設けられている。この給水弁15は、洗
剤投入器16を通してタブ2内に給水する場合と、洗剤
投入器16を介さずにタブ2内に給水する場合と、タブ
2内への給水を停止する場合とが切り替えられるように
なっている。
【0016】また、タブ2の外底部には排水口17から
外箱1外に導出される排水路18が設けられており、こ
の排水路18には電磁排水弁19が介在されている。こ
の排水路18の排水口17近傍には導圧用管20が接続
されており、この導圧用管20の上端部にはエアトラッ
プ21が設けられている。このエアトラップ21内の空
気圧は、導圧チューブ22を介して圧力センサからなる
水位センサ23に与えられるようになっている。また、
上記外箱1の上面部には操作部24が設けられており、
この操作部24には、各種スイッチ25及び表示部26
(いずれも図3参照)が設けられている。
外箱1外に導出される排水路18が設けられており、こ
の排水路18には電磁排水弁19が介在されている。こ
の排水路18の排水口17近傍には導圧用管20が接続
されており、この導圧用管20の上端部にはエアトラッ
プ21が設けられている。このエアトラップ21内の空
気圧は、導圧チューブ22を介して圧力センサからなる
水位センサ23に与えられるようになっている。また、
上記外箱1の上面部には操作部24が設けられており、
この操作部24には、各種スイッチ25及び表示部26
(いずれも図3参照)が設けられている。
【0017】次に、図3に従って、電気的構成について
述べる。制御装置27は、マイクロコンピュータを含ん
で構成されており、これには、洗い、すすぎ及び脱水か
らなる洗濯運転を制御するための運転プログラムが記憶
されている。この制御装置27は、モータ9の回転速度
を適宜指定制御することにより、ドラム4の回転速度を
制御するようになっている。
述べる。制御装置27は、マイクロコンピュータを含ん
で構成されており、これには、洗い、すすぎ及び脱水か
らなる洗濯運転を制御するための運転プログラムが記憶
されている。この制御装置27は、モータ9の回転速度
を適宜指定制御することにより、ドラム4の回転速度を
制御するようになっている。
【0018】上記制御装置27は、回転速度指定信号S
aを可変速制御手段としての三相ロジック制御回路28
に与えるようになっている。この三相ロジック制御回路
28は、三相ロジック回路29とでモータ駆動回路30
を構成している。三相ロジック制御回路28は、制御装
置27から回転速度指定信号Saが与えられると、その
回転速度指定値に応じたデューティーのPWM信号を三
相ロジック回路29へ与える。三相ロジック回路29は
、三相のパワートランジスタアームを有して構成されて
おり、商用交流電源31の交流電力を直流化する直流電
源回路32からの直流電力が与えられるようになってい
る。
aを可変速制御手段としての三相ロジック制御回路28
に与えるようになっている。この三相ロジック制御回路
28は、三相ロジック回路29とでモータ駆動回路30
を構成している。三相ロジック制御回路28は、制御装
置27から回転速度指定信号Saが与えられると、その
回転速度指定値に応じたデューティーのPWM信号を三
相ロジック回路29へ与える。三相ロジック回路29は
、三相のパワートランジスタアームを有して構成されて
おり、商用交流電源31の交流電力を直流化する直流電
源回路32からの直流電力が与えられるようになってい
る。
【0019】また、三相ロジック制御回路27には、モ
ータ9が内部に有する位置検出素子であるホールIC3
3からの位置検出信号が与えられ、この位置検出信号に
基づいて固定子巻線の通電タイミングをとるようになっ
ている。また、ホールIC33からの位置検出信号は回
転検出信号としても扱われ、三相ロジック制御回路28
はこの回転検出信号に基づいて回転速度指定値に合うよ
うにPWM信号を補正するようになっている。この場合
、ホールIC33は、ドラム4の回転速度即ち回転角速
度を検出する角速度検出手段を構成している。
ータ9が内部に有する位置検出素子であるホールIC3
3からの位置検出信号が与えられ、この位置検出信号に
基づいて固定子巻線の通電タイミングをとるようになっ
ている。また、ホールIC33からの位置検出信号は回
転検出信号としても扱われ、三相ロジック制御回路28
はこの回転検出信号に基づいて回転速度指定値に合うよ
うにPWM信号を補正するようになっている。この場合
、ホールIC33は、ドラム4の回転速度即ち回転角速
度を検出する角速度検出手段を構成している。
【0020】そして、三相ロジック回路29は上記直流
電源回路32からの入力電圧を、前記三相ロジック制御
回路28からのPWM信号により調整してモータ9へ出
力する。この結果、モータ9は、三相ロジック回路29
による印加電圧に応じた回転速度となる。
電源回路32からの入力電圧を、前記三相ロジック制御
回路28からのPWM信号により調整してモータ9へ出
力する。この結果、モータ9は、三相ロジック回路29
による印加電圧に応じた回転速度となる。
【0021】さて、上記制御装置27は、前記各種スイ
ッチ25からのスイッチ信号及び水位センサ23からの
検出信号に応じて給水弁15及び排水弁19を駆動回路
34を介して駆動制御すると共に、表示部26を制御し
、更に上記駆動回路30を介してモータ9を駆動制御し
て、洗濯運転を制御するようになっている。
ッチ25からのスイッチ信号及び水位センサ23からの
検出信号に応じて給水弁15及び排水弁19を駆動回路
34を介して駆動制御すると共に、表示部26を制御し
、更に上記駆動回路30を介してモータ9を駆動制御し
て、洗濯運転を制御するようになっている。
【0022】次に、上記構成の作用を図1、図4及び図
5も参照して説明する。まず、洗い及びすすぎ運転を行
う場合は、図1に示すように、回転角速度が次式で定義
されるω0 となる回転速度でドラム4を回転させる。
5も参照して説明する。まず、洗い及びすすぎ運転を行
う場合は、図1に示すように、回転角速度が次式で定義
されるω0 となる回転速度でドラム4を回転させる。
【0023】
【数2】
【0024】但し、rはドラム4の半径、gは重力加速
度である。ここで、上記回転角速度ω0 の算出方法に
ついて、簡単に説明する。図4に示すように、ドラム4
が回転角速度ωで回転しているときに、ドラム4の内周
面に配置される洗濯物35に作用する遠心力Fは、
度である。ここで、上記回転角速度ω0 の算出方法に
ついて、簡単に説明する。図4に示すように、ドラム4
が回転角速度ωで回転しているときに、ドラム4の内周
面に配置される洗濯物35に作用する遠心力Fは、
【0
025】
025】
【数3】
【0026】となる。但し、mは洗濯物の質量である。
一方、上記洗濯物35に作用する重力Gは、G=mg
(4
)となる。洗い及びすすぎ時は、図5(a)に示すよう
に、ドラム4が回転しているときに洗濯物35がドラム
4の内面に貼り着かないで下方に落ちるほうが望ましい
ので、遠心力Fが重力Gよりも小さくなるように設定す
る。例えば遠心力Fが重力Gの80%程度となるように
している。即ち、 F=0.8×G であり、この式に上記(3)式及び(4)式を代入する
と、
(4
)となる。洗い及びすすぎ時は、図5(a)に示すよう
に、ドラム4が回転しているときに洗濯物35がドラム
4の内面に貼り着かないで下方に落ちるほうが望ましい
ので、遠心力Fが重力Gよりも小さくなるように設定す
る。例えば遠心力Fが重力Gの80%程度となるように
している。即ち、 F=0.8×G であり、この式に上記(3)式及び(4)式を代入する
と、
【0027】
【数4】
【0028】となる。これが、(2)式で示される回転
角速度ω0 である。尚、この回転角速度ω0 を、下
記に示すようにして、回転速度n0 (r.p.m )
に換算することができる。
角速度ω0 である。尚、この回転角速度ω0 を、下
記に示すようにして、回転速度n0 (r.p.m )
に換算することができる。
【0029】
【数5】
【0030】ここで、r=0.225(m)とすると、
n0 =56(r.p.m )となる。また、r=0.
250(m)とすると、n0 =53.5(r.p.m
)となる。
n0 =56(r.p.m )となる。また、r=0.
250(m)とすると、n0 =53.5(r.p.m
)となる。
【0031】さて、脱水を行う場合には、ドラム4を脱
水回転速度(例えば800〜1000r.p.m )で
回転駆動する運転を設定された時間例えば7分間実行す
る。ここで、脱水起動時に、即ち、ドラム4の回転速度
を脱水回転速度まで上昇させる際に、衣類のバランスを
とるための回転制御としてバランス脱水行程を行う。こ
の場合、ドラム4の回転角速度がω1 (特許請求の範
囲において示された(1)式で定義されるもの)に達し
た時点t1から、共振振動数に対応する共振角速度ωn
に達する前までの期間に、バランス脱水行程が設けられ
ている。
水回転速度(例えば800〜1000r.p.m )で
回転駆動する運転を設定された時間例えば7分間実行す
る。ここで、脱水起動時に、即ち、ドラム4の回転速度
を脱水回転速度まで上昇させる際に、衣類のバランスを
とるための回転制御としてバランス脱水行程を行う。こ
の場合、ドラム4の回転角速度がω1 (特許請求の範
囲において示された(1)式で定義されるもの)に達し
た時点t1から、共振振動数に対応する共振角速度ωn
に達する前までの期間に、バランス脱水行程が設けられ
ている。
【0032】具体的には、ドラム4の回転角速度がω1
に達するまでは、図1中実線A1にて示すように、ド
ラム4の回転速度を速やかに上昇させる。この後、所定
時間Tの間は、図1中実線A2にて示すように、ドラム
4の回転速度をゆるやかに上昇させるバランス脱水行程
を行う。そして、このバランス脱水行程を完了した後は
、図1中実線A3にて示すように、ドラム4の回転速度
を速やかに上昇させて脱水回転速度にまで至らしめるも
のである。
に達するまでは、図1中実線A1にて示すように、ド
ラム4の回転速度を速やかに上昇させる。この後、所定
時間Tの間は、図1中実線A2にて示すように、ドラム
4の回転速度をゆるやかに上昇させるバランス脱水行程
を行う。そして、このバランス脱水行程を完了した後は
、図1中実線A3にて示すように、ドラム4の回転速度
を速やかに上昇させて脱水回転速度にまで至らしめるも
のである。
【0033】ここで、上記バランス脱水行程について説
明する。まず、ドラム4の回転角速度がω1 になると
、ドラム4内の洗濯物のうちドラム4の内周面に近接し
たものについては、遠心力Fと重力Gとがほぼ釣り合う
ようになる。というのは、 F=G として、この式に上記した(3)式及び(4)式を代入
すると、
明する。まず、ドラム4の回転角速度がω1 になると
、ドラム4内の洗濯物のうちドラム4の内周面に近接し
たものについては、遠心力Fと重力Gとがほぼ釣り合う
ようになる。というのは、 F=G として、この式に上記した(3)式及び(4)式を代入
すると、
【0034】
【数6】
【0035】となる。これが、(1)式で示される回転
角速度ω1 である。尚、この回転角速度ω1 を、回
転速度n1 (r.p.m )に換算すると、r=0.
225の場合、n1 =63.5(r.p.m )とな
る。
角速度ω1 である。尚、この回転角速度ω1 を、回
転速度n1 (r.p.m )に換算すると、r=0.
225の場合、n1 =63.5(r.p.m )とな
る。
【0036】これによって、ドラム4の内周面に近接し
た洗濯物35はドラム4の内周面に貼り着く。一方、ド
ラム4の内周面に近接しない洗濯物35即ちドラム4の
内方に位置する洗濯物35については、遠心力Fよりも
重力Gの方が大きいから、ドラム4の内周面に貼り着か
ずに落下する。
た洗濯物35はドラム4の内周面に貼り着く。一方、ド
ラム4の内周面に近接しない洗濯物35即ちドラム4の
内方に位置する洗濯物35については、遠心力Fよりも
重力Gの方が大きいから、ドラム4の内周面に貼り着か
ずに落下する。
【0037】従って、ドラム4の回転角速度をω1 か
らゆるやかに上昇させていくと、それに応じて、図5(
b)ないし図5(d)に示すように、洗濯物35がドラ
ム4の内周面に貼り着いていき、ドラム4の内周面に貼
り着く洗濯物35の厚みが均一に厚くなっていく。つま
り、洗濯物35がドラム4内で偏ることがないから、ア
ンバランスが発生しなくなる。このため、バランス脱水
行程を完了させた後、ドラム4の回転速度を速やかに脱
水回転速度まで上昇させれば、アンバランスが発生せず
、従って、騒音及び振動を低減できる。
らゆるやかに上昇させていくと、それに応じて、図5(
b)ないし図5(d)に示すように、洗濯物35がドラ
ム4の内周面に貼り着いていき、ドラム4の内周面に貼
り着く洗濯物35の厚みが均一に厚くなっていく。つま
り、洗濯物35がドラム4内で偏ることがないから、ア
ンバランスが発生しなくなる。このため、バランス脱水
行程を完了させた後、ドラム4の回転速度を速やかに脱
水回転速度まで上昇させれば、アンバランスが発生せず
、従って、騒音及び振動を低減できる。
【0038】この場合、バランス脱水行程は、ドラム4
の回転角速度が共振角速度ωn に達する前までに完了
するので、ドラム4の回転速度を上昇させる際に、共振
振動数のところを速やかに通過させることができ、騒音
及び振動を大きくなることを一層防止できる。尚、共振
振動数のところをゆっくり通過させると、騒音及び振動
が大きくなるという問題を生ずる。
の回転角速度が共振角速度ωn に達する前までに完了
するので、ドラム4の回転速度を上昇させる際に、共振
振動数のところを速やかに通過させることができ、騒音
及び振動を大きくなることを一層防止できる。尚、共振
振動数のところをゆっくり通過させると、騒音及び振動
が大きくなるという問題を生ずる。
【0039】ここで、共振角速度ωn を具体的に計算
してみる。このようなドラム式洗濯機の概略モデルは、
ばねに弾性支持された物であるとみなすことができる。 そして、質量mの物がばね定数kのばねに弾性支持され
ている場合、その共振振動数即ち固有振動数fnは、次
式で定義される。
してみる。このようなドラム式洗濯機の概略モデルは、
ばねに弾性支持された物であるとみなすことができる。 そして、質量mの物がばね定数kのばねに弾性支持され
ている場合、その共振振動数即ち固有振動数fnは、次
式で定義される。
【0040】
【数7】
【0041】この(7)式において、m=50/9.8
(kg・s・s/m)、k=0.8(kg/mm)とす
ると、 fn=1.994(1/s) が得られる。これを回転速度に換算すると、n=119
.7(r.p.m ) となる。これを回転角速度即ち共振角速度ωn に換算
すると、 ωn =π・n/30=1.28g となる。
(kg・s・s/m)、k=0.8(kg/mm)とす
ると、 fn=1.994(1/s) が得られる。これを回転速度に換算すると、n=119
.7(r.p.m ) となる。これを回転角速度即ち共振角速度ωn に換算
すると、 ωn =π・n/30=1.28g となる。
【0042】そして、上記構成においては、脱水起動時
においてバランス脱水行程を設けるだけであるから、洗
濯機本体にウエイトを配設する従来構成に比べて、構成
の簡単化及びコスト安を図ることができる。
においてバランス脱水行程を設けるだけであるから、洗
濯機本体にウエイトを配設する従来構成に比べて、構成
の簡単化及びコスト安を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、ドラムの回転速度を脱水回転速度まで上昇させる脱
水起動時において、ドラムの回転角速度がω1(特許請
求の範囲において示された(1)式で定義されるもの)
に達した時点以降で、共振振動数に対応する共振角速度
に達する前までの期間に、角速度検出手段からの検出信
号に基づいてドラムの回転速度をゆるやかに上昇させる
ように制御するバランス脱水行程を設ける構成としたの
で、脱水を行う際にアンバランスの発生を極力防止でき
て、騒音及び振動を十分に低減でき、しかも、その実現
に当たって構成の簡単化及びコスト安を図り得るという
優れた効果を奏する。
に、ドラムの回転速度を脱水回転速度まで上昇させる脱
水起動時において、ドラムの回転角速度がω1(特許請
求の範囲において示された(1)式で定義されるもの)
に達した時点以降で、共振振動数に対応する共振角速度
に達する前までの期間に、角速度検出手段からの検出信
号に基づいてドラムの回転速度をゆるやかに上昇させる
ように制御するバランス脱水行程を設ける構成としたの
で、脱水を行う際にアンバランスの発生を極力防止でき
て、騒音及び振動を十分に低減でき、しかも、その実現
に当たって構成の簡単化及びコスト安を図り得るという
優れた効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示すドラムの回転角速度の
変化を示すグラフ
変化を示すグラフ
【図2】全体の縦断側面図
【図3】ブロック図
【図4】作用説明用のドラムの断面図
【図5】(a)ないし(d)は作用説明用の異なる状態
を示すドラムの断面図
を示すドラムの断面図
2はタブ、4はドラム、9はモータ、27は制御装置、
30はモータ駆動回路、33はホールIC(角速度検出
手段)を示す。
30はモータ駆動回路、33はホールIC(角速度検出
手段)を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 横軸状に配設したドラムをモータによ
り回転駆動して前記ドラム内の洗濯物を洗濯及び脱水す
るようにしたドラム式洗濯機において、前記ドラムの回
転角速度を検出する角速度検出手段を備え、前記ドラム
の回転速度を脱水回転速度まで上昇させる脱水起動時に
おいて、前記ドラムの回転角速度が次式で定義されるω
1【数1】 (但し、rはドラムの半径、gは重力加速度である)に
達した時点以降で、共振振動数に対応する共振角速度に
達する前までの期間に、前記角速度検出手段からの検出
信号に基づいて前記ドラムの回転速度をゆるやかに上昇
させるように制御するバランス脱水行程を設けたことを
特徴とするドラム式洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3068707A JPH04282196A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | ドラム式洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3068707A JPH04282196A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | ドラム式洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04282196A true JPH04282196A (ja) | 1992-10-07 |
Family
ID=13381520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3068707A Pending JPH04282196A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | ドラム式洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04282196A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007236585A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯機 |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP3068707A patent/JPH04282196A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007236585A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯機 |
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