JPH04282026A - 軸継手 - Google Patents
軸継手Info
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- JPH04282026A JPH04282026A JP3070356A JP7035691A JPH04282026A JP H04282026 A JPH04282026 A JP H04282026A JP 3070356 A JP3070356 A JP 3070356A JP 7035691 A JP7035691 A JP 7035691A JP H04282026 A JPH04282026 A JP H04282026A
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- crosspiece
- groove
- slide
- rotational force
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- Pending
Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/02—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
- F16D3/04—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted to allow radial displacement, e.g. Oldham couplings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は軸継手に関し、特に偏心
に対し良好に対処でき、滑らかな回転力伝達が可能で、
保守が簡単な軸継手に関する。
に対し良好に対処でき、滑らかな回転力伝達が可能で、
保守が簡単な軸継手に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種回
転力伝達機構において２つの軸の端部どうしが継手によ
り接続される。この接続では、双方の軸が同一の回転中
心を有する様に設定した場合であっても、種々の原因に
より原動軸側と従動軸側とで軸偏心即ち回転中心軸間の
平行ずれを生ずることがあり、これに有効に対処するた
めに、オルダム継手が用いられる。
転力伝達機構において２つの軸の端部どうしが継手によ
り接続される。この接続では、双方の軸が同一の回転中
心を有する様に設定した場合であっても、種々の原因に
より原動軸側と従動軸側とで軸偏心即ち回転中心軸間の
平行ずれを生ずることがあり、これに有効に対処するた
めに、オルダム継手が用いられる。
【０００３】しかし、従来のこの種の軸継手では、原動
軸側と従動軸側との間に介在し回転力を伝達する部材が
金属製であり、更に該回転力伝達部材とスライド可能に
係合された原動軸端部及び従動軸端部も金属製である。 このため、原動軸側から従動軸側へ及び従動軸側から原
動軸側へと振動が伝達されやすく、また常時潤滑油を介
在させておかねばならず保守が面倒であるという問題が
あった。
軸側と従動軸側との間に介在し回転力を伝達する部材が
金属製であり、更に該回転力伝達部材とスライド可能に
係合された原動軸端部及び従動軸端部も金属製である。 このため、原動軸側から従動軸側へ及び従動軸側から原
動軸側へと振動が伝達されやすく、また常時潤滑油を介
在させておかねばならず保守が面倒であるという問題が
あった。
【０００４】そこで、本発明は、偏心に対し良好に対処
でき、滑らかな回転力伝達が可能で、保守が簡単な軸継
手を提供することを目的とするものである。
でき、滑らかな回転力伝達が可能で、保守が簡単な軸継
手を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、 （１）原動軸端部と従動軸端部とが対向配置されており
、これら原動軸端部と従動軸端部との間には回転力伝達
部材が介在しており、上記原動軸端部には原動軸回転中
心方向と直交する面内に第１の方向性を有する第１の溝
または第１の桟が形成されており、上記回転力伝達部材
には上記第１の溝または第１の桟に対し第１の方向にス
ライド可能に適合される第１スライド桟または第１スラ
イド溝が形成されており、上記従動軸端部には従動軸回
転中心方向と直交する面内に第２の方向性を有する第２
の溝または第２の桟が形成されており、上記回転力伝達
部材には上記第２の溝または第２の桟に対し第２の方向
にスライド可能に適合される第２スライド桟または第２
スライド溝が形成されており、上記回転力伝達部材は金
属製基材の少なくとも一部にプラスチック製被覆を付与
してなり、該プラスチック製被覆は上記第１スライド桟
または第１スライド溝の上記第１の溝または第１の桟と
接触する面部分と上記第２スライド桟または第２スライ
ド溝の上記第２の溝または第２の桟と接触する面部分と
に少なくとも付与されていることを特徴とする、軸継手
、及び （２）原動軸端部と従動軸端部とが対向配置されており
、これら原動軸端部と従動軸端部との間には回転力伝達
部材が介在しており、上記原動軸端部には原動軸回転中
心方向と直交する面内に第１の方向性を有する第１の溝
または第１の桟が形成されており、上記回転力伝達部材
には上記第１の溝または第１の桟に対し第１の方向にス
ライド可能に適合される第１スライド桟または第１スラ
イド溝が形成されており、上記従動軸端部には従動軸回
転中心方向と直交する面内に第２の方向性を有する第２
の溝または第２の桟が形成されており、上記回転力伝達
部材には上記第２の溝または第２の桟に対し第２の方向
にスライド可能に適合される第２スライド桟または第２
スライド溝が形成されており、上記原動軸端部及び上記
従動軸端部は金属製基材の少なくとも一部にプラスチッ
ク製被覆を付与してなり、該プラスチック製被覆は上記
第１の溝または第１の桟の上記第１スライド桟または第
１スライド溝と接触する面部分と上記第２の溝または第
２の桟の上記第２スライド桟または第２スライド溝と接
触する面部分とに少なくとも付与されていることを特徴
とする、軸継手、が提供される。
的を達成するものとして、 （１）原動軸端部と従動軸端部とが対向配置されており
、これら原動軸端部と従動軸端部との間には回転力伝達
部材が介在しており、上記原動軸端部には原動軸回転中
心方向と直交する面内に第１の方向性を有する第１の溝
または第１の桟が形成されており、上記回転力伝達部材
には上記第１の溝または第１の桟に対し第１の方向にス
ライド可能に適合される第１スライド桟または第１スラ
イド溝が形成されており、上記従動軸端部には従動軸回
転中心方向と直交する面内に第２の方向性を有する第２
の溝または第２の桟が形成されており、上記回転力伝達
部材には上記第２の溝または第２の桟に対し第２の方向
にスライド可能に適合される第２スライド桟または第２
スライド溝が形成されており、上記回転力伝達部材は金
属製基材の少なくとも一部にプラスチック製被覆を付与
してなり、該プラスチック製被覆は上記第１スライド桟
または第１スライド溝の上記第１の溝または第１の桟と
接触する面部分と上記第２スライド桟または第２スライ
ド溝の上記第２の溝または第２の桟と接触する面部分と
に少なくとも付与されていることを特徴とする、軸継手
、及び （２）原動軸端部と従動軸端部とが対向配置されており
、これら原動軸端部と従動軸端部との間には回転力伝達
部材が介在しており、上記原動軸端部には原動軸回転中
心方向と直交する面内に第１の方向性を有する第１の溝
または第１の桟が形成されており、上記回転力伝達部材
には上記第１の溝または第１の桟に対し第１の方向にス
ライド可能に適合される第１スライド桟または第１スラ
イド溝が形成されており、上記従動軸端部には従動軸回
転中心方向と直交する面内に第２の方向性を有する第２
の溝または第２の桟が形成されており、上記回転力伝達
部材には上記第２の溝または第２の桟に対し第２の方向
にスライド可能に適合される第２スライド桟または第２
スライド溝が形成されており、上記原動軸端部及び上記
従動軸端部は金属製基材の少なくとも一部にプラスチッ
ク製被覆を付与してなり、該プラスチック製被覆は上記
第１の溝または第１の桟の上記第１スライド桟または第
１スライド溝と接触する面部分と上記第２の溝または第
２の桟の上記第２スライド桟または第２スライド溝と接
触する面部分とに少なくとも付与されていることを特徴
とする、軸継手、が提供される。
【０００６】本発明においては、上記回転力伝達部材が
径方向の分割線により４つ以上の偶数個の部分に分割さ
れており、これら各部分が上記原動軸端部の第１の溝ま
たは第１の桟に適合される少なくとも１つの第１スライ
ド桟または第１スライド溝と上記従動軸端部の第２の溝
または第２の桟に適合される少なくとも１つの第２スラ
イド桟または第２スライド溝とを有している態様がある
。また、本発明においては、上記第１の方向と上記第２
の方向とが直交している態様がある。
径方向の分割線により４つ以上の偶数個の部分に分割さ
れており、これら各部分が上記原動軸端部の第１の溝ま
たは第１の桟に適合される少なくとも１つの第１スライ
ド桟または第１スライド溝と上記従動軸端部の第２の溝
または第２の桟に適合される少なくとも１つの第２スラ
イド桟または第２スライド溝とを有している態様がある
。また、本発明においては、上記第１の方向と上記第２
の方向とが直交している態様がある。
【０００７】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
施例を説明する。
【０００８】図１は本発明による軸継手の一実施例を示
す分解斜視図である。図において、２は原動軸であり、
２’はその回転中心であり、３は原動軸端部である。ま
た、４は従動軸であり、４’はその回転中心であり、５
は従動軸端部である。原動軸端部３はフランジ部３ａに
円板状部材３ｂをネジ止めにより着脱可能に取付けてな
り、従動軸端部５はフランジ部５ａに円板状部材５ｂを
ネジ止めにより着脱可能に取付けてなる。尚、原動軸２
と従動軸４とは互いに端部３，５どうしが対向し且つ回
転中心２’，４’が合致してＺ方向となる様に配置され
ている。
す分解斜視図である。図において、２は原動軸であり、
２’はその回転中心であり、３は原動軸端部である。ま
た、４は従動軸であり、４’はその回転中心であり、５
は従動軸端部である。原動軸端部３はフランジ部３ａに
円板状部材３ｂをネジ止めにより着脱可能に取付けてな
り、従動軸端部５はフランジ部５ａに円板状部材５ｂを
ネジ止めにより着脱可能に取付けてなる。尚、原動軸２
と従動軸４とは互いに端部３，５どうしが対向し且つ回
転中心２’，４’が合致してＺ方向となる様に配置され
ている。
【０００９】原動軸端部３の従動軸端部５側の端面は、
上記原動軸回転中心２’と直交する面（Ｘ−Ｙ面）とさ
れている。同様に、従動軸端部５の原動軸端部３側の端
面は、上記従動軸回転中心４’と直交する面（Ｘ−Ｙ面
）とされている。原動軸端部３にはＹ方向の第１の溝６
が形成されており、同様に従動軸端部５にはＸ方向の第
２の溝８が形成されている。原動軸端部３と従動軸端部
５とは同一の構成を有する。そして、これらを回転中心
２’，４’の周りに角度９０度ずらせて配置することに
より図１の様になる。
上記原動軸回転中心２’と直交する面（Ｘ−Ｙ面）とさ
れている。同様に、従動軸端部５の原動軸端部３側の端
面は、上記従動軸回転中心４’と直交する面（Ｘ−Ｙ面
）とされている。原動軸端部３にはＹ方向の第１の溝６
が形成されており、同様に従動軸端部５にはＸ方向の第
２の溝８が形成されている。原動軸端部３と従動軸端部
５とは同一の構成を有する。そして、これらを回転中心
２’，４’の周りに角度９０度ずらせて配置することに
より図１の様になる。
【００１０】そして、原動軸端部３と従動軸端部５との
間には、回転力伝達部材１０が配置されている。該回転
力伝達部材は金属製基材１２と該基材に付与されたプラ
スチック製被覆材１４とからなる。尚、図１では基材１
２と従動軸側の被覆材１４とが分離して示されているが
、実際にはこれらは分離されることはない。
間には、回転力伝達部材１０が配置されている。該回転
力伝達部材は金属製基材１２と該基材に付与されたプラ
スチック製被覆材１４とからなる。尚、図１では基材１
２と従動軸側の被覆材１４とが分離して示されているが
、実際にはこれらは分離されることはない。
【００１１】回転力伝達部材１０は４つの均等な大きさ
の部分２０，２２，２４，２６に分割されている（尚、
図１ではこれら分割部分については上記基材１２側のみ
で指示されている）。これら部分は、原動軸端部３及び
従動軸端部５と同程度の大きさの円盤状部材を４つ割り
にしたものからなり、その分割線は中心から径方向にＸ
方向及びＹ方向に沿って延びている。回転力伝達部材部
分２０は、原動軸側に上記第１の溝６とそれぞれ適合せ
る第１スライド桟２０ａを有しており、従動軸側に上記
第２の溝８とそれぞれ適合せる第２スライド桟２０ｂを
有している。同様に、回転力伝達部材部分２２，２４，
２６は、原動軸側に上記第１の溝６とそれぞれ適合せる
第１スライド桟２２ａ，２４ａ，２６ａ（図示されてい
ない）を有しており、従動軸側に上記第２の溝８とそれ
ぞれ適合せる第２スライド桟２２ｂ，２４ｂ，２６ｂを
有している。
の部分２０，２２，２４，２６に分割されている（尚、
図１ではこれら分割部分については上記基材１２側のみ
で指示されている）。これら部分は、原動軸端部３及び
従動軸端部５と同程度の大きさの円盤状部材を４つ割り
にしたものからなり、その分割線は中心から径方向にＸ
方向及びＹ方向に沿って延びている。回転力伝達部材部
分２０は、原動軸側に上記第１の溝６とそれぞれ適合せ
る第１スライド桟２０ａを有しており、従動軸側に上記
第２の溝８とそれぞれ適合せる第２スライド桟２０ｂを
有している。同様に、回転力伝達部材部分２２，２４，
２６は、原動軸側に上記第１の溝６とそれぞれ適合せる
第１スライド桟２２ａ，２４ａ，２６ａ（図示されてい
ない）を有しており、従動軸側に上記第２の溝８とそれ
ぞれ適合せる第２スライド桟２２ｂ，２４ｂ，２６ｂを
有している。
【００１２】従って、回転力伝達部材部分２０，２２，
２４，２６はそれぞれ、第１スライド桟が原動軸端部の
第１の溝６内でスライド移動することにより原動軸端部
に対し相対移動でき、第２スライド桟が従動軸端部の第
２の溝内でスライド移動することにより従動軸端部に対
し相対移動できる。
２４，２６はそれぞれ、第１スライド桟が原動軸端部の
第１の溝６内でスライド移動することにより原動軸端部
に対し相対移動でき、第２スライド桟が従動軸端部の第
２の溝内でスライド移動することにより従動軸端部に対
し相対移動できる。
【００１３】これら回転力伝達部材部分は、２０と２２
とがＹ−Ｚ面に関し面対称であり、２４と２６とがＹ−
Ｚ面に関し面対称であり、２０と２４とがＸ−Ｚ面に関
し面対称であり、２２と２６とがＸ−Ｚ面に関し面対称
であり、２０と２６とがＺ方向に関し軸対称であり、２
２と２４とがＺ方向に関し軸対称である。従って、２６
は２０と同一のものであり、２４は２２と同一のもので
ある。
とがＹ−Ｚ面に関し面対称であり、２４と２６とがＹ−
Ｚ面に関し面対称であり、２０と２４とがＸ−Ｚ面に関
し面対称であり、２２と２６とがＸ−Ｚ面に関し面対称
であり、２０と２６とがＺ方向に関し軸対称であり、２
２と２４とがＺ方向に関し軸対称である。従って、２６
は２０と同一のものであり、２４は２２と同一のもので
ある。
【００１４】３０は、原動軸端部３、回転力伝達部材１
０及び従動軸端部５の外周を覆いゴミ等の侵入を防ぐた
めのゴム製カバーである。
０及び従動軸端部５の外周を覆いゴミ等の侵入を防ぐた
めのゴム製カバーである。
【００１５】図２には、回転力伝達部材部分２２に関し
てのみ、基材に被覆材が被覆された形態が示されている
。この様に、第１スライド桟及び第２スライド桟には、
第１の溝６及び第２の溝８と接触する部分には、プラス
チック製被覆が施されているのである。使用されるプラ
スチック材料としては、自己潤滑性に優れ対摩耗性及び
柔軟性のあるポリアセタールの如きものが例示される。
てのみ、基材に被覆材が被覆された形態が示されている
。この様に、第１スライド桟及び第２スライド桟には、
第１の溝６及び第２の溝８と接触する部分には、プラス
チック製被覆が施されているのである。使用されるプラ
スチック材料としては、自己潤滑性に優れ対摩耗性及び
柔軟性のあるポリアセタールの如きものが例示される。
【００１６】以上の様な本実施例の軸継手は、金属製基
材１２を型内に収容してプラスチック材料をインジェク
ションにより一体的に成形して被覆材１４を付与して得
られた回転力伝達部材部分２０，２２，２４，２６を、
更に図１に示される他の構成部材とともに組立てること
により容易に製造される。また、回転力伝達部材部分と
しては２種類の部材を作製すればよく、部品の種類も少
なくてすむ。更に、回転力伝達部材部分は予め合体した
形態のものを作製しておき、それを４つ割りにすること
によっても容易に作製できる。
材１２を型内に収容してプラスチック材料をインジェク
ションにより一体的に成形して被覆材１４を付与して得
られた回転力伝達部材部分２０，２２，２４，２６を、
更に図１に示される他の構成部材とともに組立てること
により容易に製造される。また、回転力伝達部材部分と
しては２種類の部材を作製すればよく、部品の種類も少
なくてすむ。更に、回転力伝達部材部分は予め合体した
形態のものを作製しておき、それを４つ割りにすること
によっても容易に作製できる。
【００１７】本実施例において、原動軸２が回転すると
、その回転力は原動軸端部３の第１の溝６から４つの回
転力伝達部材部分２０，２２，２４，２６を介して従動
軸端部５の第２の溝８へと伝達され、従動軸４が回転せ
しめられる。原動軸回転中心２’と従動軸回転中心４’
とに偏心が生じた場合には、上記の様に回転力伝達部材
部分２０，２２，２４，２６と原動軸端部との相対移動
及びこれら回転力伝達部材部分と従動軸端部との相対移
動により、良好に対処できる。
、その回転力は原動軸端部３の第１の溝６から４つの回
転力伝達部材部分２０，２２，２４，２６を介して従動
軸端部５の第２の溝８へと伝達され、従動軸４が回転せ
しめられる。原動軸回転中心２’と従動軸回転中心４’
とに偏心が生じた場合には、上記の様に回転力伝達部材
部分２０，２２，２４，２６と原動軸端部との相対移動
及びこれら回転力伝達部材部分と従動軸端部との相対移
動により、良好に対処できる。
【００１８】また、本実施例では、第１スライド桟及び
第２スライド桟と第１の溝及び第２の溝とのスライドが
プラスチック製被覆材１４と金属材と間で行われるため
、自己潤滑機能が発揮され潤滑油の継続的供給は不要で
あり、更に原動軸側と従動軸側との間での振動伝達が少
ない。
第２スライド桟と第１の溝及び第２の溝とのスライドが
プラスチック製被覆材１４と金属材と間で行われるため
、自己潤滑機能が発揮され潤滑油の継続的供給は不要で
あり、更に原動軸側と従動軸側との間での振動伝達が少
ない。
【００１９】本実施例では、従動軸側の負荷が比較的大
きい場合には、上記４つの回転力伝達部材部分２０，２
２，２４，２６を全て用いることにより、駆動力伝達面
を十分広くとることができるので、良好に回転力を伝達
できる。そして、従動軸側の負荷が比較的小さい場合に
は、４つの回転力伝達部材部分２０，２２，２４，２６
のうちの軸対称関係にある２つ（例えば、２０と２６、
あるいは２２と２４）のみを用い他の２つを取り外すこ
とにより回転力伝達部材の重量を軽減し、かくして原動
軸側の駆動力を低減することによりエネルギー利用効率
を高めることができる。
きい場合には、上記４つの回転力伝達部材部分２０，２
２，２４，２６を全て用いることにより、駆動力伝達面
を十分広くとることができるので、良好に回転力を伝達
できる。そして、従動軸側の負荷が比較的小さい場合に
は、４つの回転力伝達部材部分２０，２２，２４，２６
のうちの軸対称関係にある２つ（例えば、２０と２６、
あるいは２２と２４）のみを用い他の２つを取り外すこ
とにより回転力伝達部材の重量を軽減し、かくして原動
軸側の駆動力を低減することによりエネルギー利用効率
を高めることができる。
【００２０】尚、本実施例では回転力伝達部材の分割線
の方向を第１スライド桟の方向及び第２スライド桟の方
向としているが、該分割線の方向を角度４５度ずらすこ
ともできる。これによれば、４つの回転力伝達部材部分
は全て同一のものとなる。また、回転力伝達部材部分の
数は４つに限定されることはなく、４つ以上の偶数個で
あればよい。そして、一部の回転力伝達部材部分の取り
外しは、従動軸側の負荷を勘案し、更にできるだけ対称
性が維持される様に考慮して、行うのが好ましい。
の方向を第１スライド桟の方向及び第２スライド桟の方
向としているが、該分割線の方向を角度４５度ずらすこ
ともできる。これによれば、４つの回転力伝達部材部分
は全て同一のものとなる。また、回転力伝達部材部分の
数は４つに限定されることはなく、４つ以上の偶数個で
あればよい。そして、一部の回転力伝達部材部分の取り
外しは、従動軸側の負荷を勘案し、更にできるだけ対称
性が維持される様に考慮して、行うのが好ましい。
【００２１】本実施例では、回転力伝達部材が複数の部
分に分割されているので、使用時に各分割部分において
温度変化に基づく基材と被覆材との膨張・収縮量の差が
小さく、このため歪発生は少なく破損のおそれが少ない
。
分に分割されているので、使用時に各分割部分において
温度変化に基づく基材と被覆材との膨張・収縮量の差が
小さく、このため歪発生は少なく破損のおそれが少ない
。
【００２２】また、本実施例は、軸継手全体または該軸
継手の構成部材のうちの一部の回転力伝達機構に対する
取付け及び取外しが容易である。即ち、例えば、補修の
際には、止めネジを取外すことにより原動軸端部フラン
ジ部３ａ及び従動軸端部フランジ部５ａから円板状部材
３ｂ，５ｂをそれぞれＹ方向及びＸ方向に移動させて取
出すことができる様になる。従って、円板状部材３ｂ，
５ｂのうちの一方をこの様にして取外し、その後回転力
伝達部材をＹ方向またはＸ方向に移動させて取出すこと
ができ、更には円板状部材３ｂ，５ｂのうちの上記一方
側のフランジ部３ａ，５ａ及び円板状部材３ｂ，５ｂの
うちの他方側のフランジ部５ａ，３ａを取外すことがで
きる。
継手の構成部材のうちの一部の回転力伝達機構に対する
取付け及び取外しが容易である。即ち、例えば、補修の
際には、止めネジを取外すことにより原動軸端部フラン
ジ部３ａ及び従動軸端部フランジ部５ａから円板状部材
３ｂ，５ｂをそれぞれＹ方向及びＸ方向に移動させて取
出すことができる様になる。従って、円板状部材３ｂ，
５ｂのうちの一方をこの様にして取外し、その後回転力
伝達部材をＹ方向またはＸ方向に移動させて取出すこと
ができ、更には円板状部材３ｂ，５ｂのうちの上記一方
側のフランジ部３ａ，５ａ及び円板状部材３ｂ，５ｂの
うちの他方側のフランジ部５ａ，３ａを取外すことがで
きる。
【００２３】従って、本実施例においては、以上の様に
して、損耗し取換えるべき部材までの取外しを行い新規
部材を用いて上記取外しと逆の工程で取付けを行うこと
により、軸継手により接続される原動側機器と従動側機
器とを全く移動させることなしに迅速に補修を行うこと
ができ、稼働停止時間は極めて短くてすむ。補修時以外
の初期取付け及び軸継手の最終的取外しの場合も全く同
様である。
して、損耗し取換えるべき部材までの取外しを行い新規
部材を用いて上記取外しと逆の工程で取付けを行うこと
により、軸継手により接続される原動側機器と従動側機
器とを全く移動させることなしに迅速に補修を行うこと
ができ、稼働停止時間は極めて短くてすむ。補修時以外
の初期取付け及び軸継手の最終的取外しの場合も全く同
様である。
【００２４】以上の実施例では回転力伝達部材側にプラ
スチック製被覆材が付与されている例が示されているが
、本発明は原動軸端部側及び従動軸端部側にプラスチッ
ク製被覆材が付与されているものをも含むものである。
スチック製被覆材が付与されている例が示されているが
、本発明は原動軸端部側及び従動軸端部側にプラスチッ
ク製被覆材が付与されているものをも含むものである。
【００２５】
【発明の効果】以上の様な本発明の軸継手によれば、回
転力伝達部材と原動軸端部及び従動軸端部とのスライド
接触が金属とプラスチックとの接触によりなされている
ので、振動伝達が少なく滑らかな回転力伝達が可能で、
更に自己潤滑性が発揮され保守が簡単である。
転力伝達部材と原動軸端部及び従動軸端部とのスライド
接触が金属とプラスチックとの接触によりなされている
ので、振動伝達が少なく滑らかな回転力伝達が可能で、
更に自己潤滑性が発揮され保守が簡単である。
【図１】本発明による軸継手の一実施例を示す分解斜視
図である。
図である。
【図２】回転力伝達部材部分を示す斜視図である。
２ 原動軸
２’ 原動軸回転中心
３ 原動軸端部
３ａ フランジ部
３ｂ 円板状部材
４ 従動軸
４’ 従動軸回転中心
５ 従動軸端部
５ａ フランジ部
５ｂ 円板状部材
６ 第１の溝
８ 第２の溝
１０ 回転力伝達部材
１２ 金属製基材
１４ プラスチック製被覆材
２０，２２，２４，２６ 回転力伝達部材部分２０ａ
，２２ａ，２４ａ，２６ａ 第１スライド桟２０ｂ，
２２ｂ，２４ｂ，２６ｂ 第２スライド桟３０ カ
バー
，２２ａ，２４ａ，２６ａ 第１スライド桟２０ｂ，
２２ｂ，２４ｂ，２６ｂ 第２スライド桟３０ カ
バー
Claims (4)
- 【請求項１】 原動軸端部と従動軸端部とが対向配置
されており、これら原動軸端部と従動軸端部との間には
回転力伝達部材が介在しており、上記原動軸端部には原
動軸回転中心方向と直交する面内に第１の方向性を有す
る第１の溝または第１の桟が形成されており、上記回転
力伝達部材には上記第１の溝または第１の桟に対し第１
の方向にスライド可能に適合される第１スライド桟また
は第１スライド溝が形成されており、上記従動軸端部に
は従動軸回転中心方向と直交する面内に第２の方向性を
有する第２の溝または第２の桟が形成されており、上記
回転力伝達部材には上記第２の溝または第２の桟に対し
第２の方向にスライド可能に適合される第２スライド桟
または第２スライド溝が形成されており、上記回転力伝
達部材は金属製基材の少なくとも一部にプラスチック製
被覆を付与してなり、該プラスチック製被覆は上記第１
スライド桟または第１スライド溝の上記第１の溝または
第１の桟と接触する面部分と上記第２スライド桟または
第２スライド溝の上記第２の溝または第２の桟と接触す
る面部分とに少なくとも付与されていることを特徴とす
る、軸継手。 - 【請求項２】 原動軸端部と従動軸端部とが対向配置
されており、これら原動軸端部と従動軸端部との間には
回転力伝達部材が介在しており、上記原動軸端部には原
動軸回転中心方向と直交する面内に第１の方向性を有す
る第１の溝または第１の桟が形成されており、上記回転
力伝達部材には上記第１の溝または第１の桟に対し第１
の方向にスライド可能に適合される第１スライド桟また
は第１スライド溝が形成されており、上記従動軸端部に
は従動軸回転中心方向と直交する面内に第２の方向性を
有する第２の溝または第２の桟が形成されており、上記
回転力伝達部材には上記第２の溝または第２の桟に対し
第２の方向にスライド可能に適合される第２スライド桟
または第２スライド溝が形成されており、上記原動軸端
部及び上記従動軸端部は金属製基材の少なくとも一部に
プラスチック製被覆を付与してなり、該プラスチック製
被覆は上記第１の溝または第１の桟の上記第１スライド
桟または第１スライド溝と接触する面部分と上記第２の
溝または第２の桟の上記第２スライド桟または第２スラ
イド溝と接触する面部分とに少なくとも付与されている
ことを特徴とする、軸継手。 - 【請求項３】 上記回転力伝達部材が径方向の分割線
により４つ以上の偶数個の部分に分割されており、これ
ら各部分が上記原動軸端部の第１の溝または第１の桟に
適合される少なくとも１つの第１スライド桟または第１
スライド溝と上記従動軸端部の第２の溝または第２の桟
に適合される少なくとも１つの第２スライド桟または第
２スライド溝とを有している、請求項１または請求項２
に記載の軸継手。 - 【請求項４】 上記第１の方向と上記第２の方向とが
直交している、請求項１〜請求項３のいずれかに記載の
軸継手。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3070356A JPH04282026A (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 軸継手 |
| AU77741/91A AU651587B2 (en) | 1990-10-03 | 1991-05-08 | Shaft coupling |
| PCT/JP1991/000612 WO1992006311A1 (fr) | 1990-10-03 | 1991-05-08 | Accouplement d'arbre |
| US07/859,405 US5267903A (en) | 1990-10-03 | 1991-05-08 | Shaft coupling |
| CA002069431A CA2069431A1 (en) | 1990-10-03 | 1991-05-08 | Shaft coupling |
| DE69123720T DE69123720T2 (de) | 1990-10-03 | 1991-05-08 | Wellenkupplung |
| EP92907651A EP0502217B1 (en) | 1990-10-03 | 1991-05-08 | Shaft coupling |
| KR1019920701302A KR950000043B1 (ko) | 1990-10-03 | 1992-06-03 | 축커플링 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3070356A JPH04282026A (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 軸継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04282026A true JPH04282026A (ja) | 1992-10-07 |
Family
ID=13429074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3070356A Pending JPH04282026A (ja) | 1990-10-03 | 1991-03-12 | 軸継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04282026A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20150167399A1 (en) * | 2012-08-03 | 2015-06-18 | Lord Corporation | Coupling and mud motor transmission |
-
1991
- 1991-03-12 JP JP3070356A patent/JPH04282026A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20150167399A1 (en) * | 2012-08-03 | 2015-06-18 | Lord Corporation | Coupling and mud motor transmission |
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