JPH04281A - 微小スライド装置 - Google Patents

微小スライド装置

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JPH04281A
JPH04281A JP2098648A JP9864890A JPH04281A JP H04281 A JPH04281 A JP H04281A JP 2098648 A JP2098648 A JP 2098648A JP 9864890 A JP9864890 A JP 9864890A JP H04281 A JPH04281 A JP H04281A
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JP
Japan
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ultrasonic
ultrasonic transducer
phase
slide device
moving body
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Pending
Application number
JP2098648A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Imabayashi
浩之 今林
Takenao Fujimura
毅直 藤村
Yukihiko Sawada
之彦 沢田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH04281A publication Critical patent/JPH04281A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧電素子等の電気−機械変換素子を振動源と
して用いた超音波振動子を有する微小スライド装置に関
する。
[従来の技術] 微小スライド装置については、従来多くの技術手段が提
案されている。次に、そのうちの特公昭59−3767
3号公報によって提案されている一例を第7図に示す。
この超音波振動を利用した一方向駆動装置は、ランジュ
バン型振動子31およびランジュバン型振動子32が振
動体33に固定されており、ランジュバン型振動子31
は矢印aの方向に往復振動し、ランジュバン型振動子3
2は矢印すの方向に往復振動するように構成されている
。即ち、ランジュバン型振動子31とランジュバン型振
動子32の振動方向が互いに直角になるように設定され
る。振動体33には板状または棒状の振動片36が固定
され、振動片36の他端側の一端面が移動体37の一端
面と接するように配置され、かつ移動体37の矢印Cの
方向に対して適当な角度を保つように傾けて設置しであ
る。そして、ランジュバン型振動子31とランジュバン
型振動子32に印加する高周波電流の位相を90°ずら
せることによって振動片36の端面に楕円振動を発生さ
せ、移動体37を矢印Cの方向へ移動させるようにした
ものである。
[発明が解決しようとする課題] ところで、従来の微小スライド装置においては、圧電素
子からの変位を拡大するためにランジュバン型振動子を
用いたり、また圧電素子を多数積層したりする方法が多
く用いられている。しかし、このように構成すると、装
置が大型になり、軽量かを要する個所に設置するのが難
しかった。また、同様に、厚さを薄くしなければならな
い個所にも用いにくいという欠点があり、更に、一方向
のみへの移動が多く、正方向と逆方向の両方向へ移動さ
せるためには、同様の駆動部を2台設置する必要かあり
、コストおよびスペースの点で大変不利であるという不
具合があった。
そこで、本発明の目的は、上記従来の欠点を除去し、小
型で厚さの薄い正逆両方向への移動も容易に行える微小
スライド装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の微小スライド装置は、第1図にその概念図が示
されるように、2つの開放端を固定部材2に固着された
コの字状の弾性体3の、上辺部および左右2つの側辺部
にそれぞれ圧電素子IA。
IBを固着してユニモルフもしくはバイモルフ構造とし
、上記圧電素子IA、IBにそれぞれ交流電圧を印加し
、上記2つの側辺部を同一位相にて、上辺部を該位相に
対し90@のずれを有する位相にて屈曲させ、上記上辺
部の表面に超音波楕円振動を発生させる超音波振動子5
と、超音波振動子5より発生する楕円運動によって微小
駆動される移動体4と、上記超音波振動子5と移動体4
の接触面に設置される摺動部材6と、上記移動体4を超
音波振動子5に一定力で押圧する押圧機構7によって構
成されている。
また、上記超音波振動子5が複数個並列に連結されてい
る場合もある。
[作 用] このように構成された微小スライド装置においては、第
2図に示すように上辺の圧電素子IAと側辺の圧電素子
IBにリード線8によって位相が90°ずれた正弦波電
圧が印加されると、それぞれの辺に圧電素子IA、IB
の伸縮による屈曲振動が発生し、超音波振動子5の上辺
の屈曲振動と側辺の屈曲振動を合成すると楕円振動が得
られる。
楕円振動は摺動部材6に伝達され、移動体4を正方向に
搬送する。また、印加される正弦波電圧を180”移相
すると発生する楕円振動の回転方向が逆転し、移動体4
を逆方向に搬送する。
超音波振動子5の上辺の屈曲振動の共振周波数と側辺の
共振周波数は、形状寸法の操作によって合わされており
、印加された電圧を効率よく振動に変換することが可能
である。そして、超音波振動子5の固定部材2への設置
箇所に形成された防霧部材9は、発生する屈曲振動を外
部に逃さないようにし、さらに、効率を向上させること
ができる。
なお、超音波振動子5の弾性体3の形状は、固定が容易
なように口の字状にしても機能上問題が無いことはいう
までもない。
[実 施 例コ 以下、図示の実施例によって本発明を説明する。
第3図は、本発明の第1実施例を示す微小スライド装置
の斜視図である。
口の字状の厚さ0.1mmのジュラルミン、リン青銅、
黄銅、アルミニウム、ステンレス等の弾性体3の上辺部
に圧電素子IAを接合し、同様に左右の両側辺部に圧電
素子IBを極性が反対になるように接合する。そして、
圧電素子IA、IBを接合していない底辺部を固定部材
2に固定してユニモルフ構成の超音波振動子5を形成す
る。本実施例においては、超音波振動子5は側辺部を共
通として並列に3個連結され、上辺の圧電素子IAの上
方には、移動体4と接触するカーボン膜の摺動部材6が
設置される。固定部材2の超音波振動子5の設置箇所に
はウレタン等の防電部材9が形成されている。
そして、移動体4は上方固定台10に取り付けられてい
て、折り曲げ加工によって形成された板バネ11とロー
ラー12により形成された押圧機構7によって、超音波
振動子5の摺動部材6に一定の力で押圧されている。
上辺の圧電素子IAと側辺の圧電素子IBには位相が9
0@ずれた正弦波電圧が図示しないリード線により印加
され、移動体4を搬送する。
このように構成された第1実施例の微小スライド装置に
おいては、上辺の圧電素子IAと側辺の圧電素子IBに
位相が90″ずれた正弦波電圧が印加されると、それぞ
れの辺に圧電素子IA。
1Bの伸縮による屈曲振動が発生し、超音波振動子5の
上面に合成された楕円振動が3箇所に得られる。楕円振
動は摺動部材6に伝達され、移動体4を正方向に搬送す
る。また、印加される正弦波電圧を180@移相すると
発生する楕円振動の回転方向が逆転し、移動体4を逆方
向に搬送する。
そして、3個の超音波振動子が連結されているため、発
生力を増加させることができる。
また、印加された正弦波電圧を効率よく振動に変換する
ために、超音波振動子5の上辺部と側辺部に発生する屈
曲振動の共振周波数を一致させる必要があるが、超音波
振動子5の各辺の長さ寸法を変化させることによって容
易に設定できる。
また、超音波振動子5の固定部材2への設置箇所に形成
された防電部材9は、発生する屈曲振動を外部に逃さな
い役目をし、これにより更に、効率を向上させることが
できる。
この第1実施例によれば、−台の振動子で正方向と逆方
向の搬送ができ、従って、コンパクトに小型化でき、ス
ライド装置の厚さを薄くすることができる。そして、超
音波振動子の楕円運動は3箇所に発生するため、強力な
搬送力が得られ、しかも、微小な位置決めが可能である
なお、本実施例においては、超音波振動子を3連に構成
したが、数を増加して構成することでさらに強力な搬送
力が得られることは言うまでもない。
第4図は、本発明の第2実施例を示したものである。こ
の第2実施例では、口の字状の厚さ0.11のジュラル
ミン、リン青銅、黄銅、アルミニウム、ステンレス等の
弾性体の上辺部に圧電素子を内側と外側に接合し、同様
に両側辺部にも圧電素子を内側と外側に接合し、そして
、圧電素子を接合していない辺を板状の固定部材2Aに
固定してバイモルフ構成の超音波振動子を形成する。そ
して、この超音波振動子の側辺部を共通として並列に3
個連結した振動子ブロック体21.22とし、これらを
ウレタン等の防電部材9が設置された固定部材2人上の
X方向とY方向に、それぞれ対向して4箇所に配置する
。そして、上辺の圧電素子の上面には、移動体4と接触
するカーボン膜の摺動部材が設置される。
また、第5図に示すようにコイルバネ14とボール15
をねじ筒16内に収納して構成されたボールプランジャ
ー等の押圧機構7Aが、4箇所、上方固定台10に設置
され、移動体4を超音波振動子の摺動部材に対して一定
の力で押圧している。
X方向へ移動体4を搬送させるときは、X方向の超音波
振動子の上辺の圧電素子と側辺の圧電素子に位相が90
″ずれた正弦波電圧を印加し、そのとき、Y方向の超音
波振動子には、電圧を印加しない。Y方向に搬送させる
ときは、上記電圧の印加をX方向とY方向で切り換える
。また、斜め方向に搬送するときには、X方向の超音波
振動子とY方向の超音波振動子に同時に電圧を印加する
このように構成された微小スライド装置においては、X
方向の超音波振動子ブロック体21の上辺の圧電素子と
側辺の圧電素子に位相が90@ずれた正弦波電圧を印加
すると、その摺動部材に楕円振動が発生し、移動体4を
X方向に搬送させる。
このとき、Y方向の超音波振動子ブロック体22の圧電
素子には電圧を印加しない。
また、Y方向に移動体4を搬送させるときには、Y方向
の超音波振動子ブロック体22のみに、電圧を印加して
移動体4を移動させる。また、X方向、Y方向とも、供
給する正弦波電圧の位相を180°移相することで、逆
方向に移動体4を移動させることができる。
そして、X方向・Y方向の超音波振動子に同時に電圧を
印加すると斜め方向の搬送が可能となる。
更に、供給する電圧の大きさをX方向とY方向で変化さ
せることによって任意の位置に搬送が可能となる。
その他の作用は上記第1実施例と同様である。
この第2実施例の微小スライド装置によれば、超音波振
動子を固定部材2Aに対してX方向、Y方向と分けて設
置することにより、容易に任意の方向に移動体の移動が
可能なX−Yステージを構成することができる。しかも
、移動体を搬送する部分は非常に小型で、薄型の搬送機
構が得られる。
そして、位置決め精度が良好なので、顕微鏡などのスラ
イドステージへの適用か可能となる。
また、この第2実施例においては、固定部材に超音波振
動子を設置し、移動体を搬送するようにしたが、超音波
振動子を移動体側に設置し、移動体自身を搬送すること
も可能である。
その他、上記第1実施例と同様の効果を発揮する。
第6図は、本発明の第3実施例を示す微小スライド装置
の正面図である。
この第3実施例の微小スライド装置では、上記第2実施
例と同様に3連の超音波振動子5A。
5Bを固定部材2Bと上方固定台10に互いに対向して
設置する。この超音波振動子5A、5Bの各設置箇所に
は、フェルト等の防電部材9が配設されている。そして
、画題音波振動子5A、5Bの移動体4側の面には、球
状のカーボン膜の摺動部材6Aが上辺の圧電素子IA上
に配置されていて、この摺動部材6A’によって上記2
個の超音波振動子5A、5Bの間に移動体4が挟持され
る。
そして、上方固定台10の上面の左右端をコイルバネ1
7による押圧機構7Bによって、超音波振動子の摺動部
材6Aを移動体4に一定の力で押圧している。
上辺の圧電素子IAと側辺の圧電素子IBには位相が9
0°ずれた正弦波電圧が図示しないリード線により印加
され、移動体4を搬送する。
このように構成された微小スライド装置においては、移
動体4には上下から、3連の超音波振動子5A、5Bの
楕円振動が伝達されるので、移動体4の搬送能力が増加
する。
その他の作用は前記第1実施例と同様である。
この第3実施例によれば、移動体4は上下からの楕円振
動によって強力に搬送できるため、移動体4の表面に載
せられた重い物体でも容易に搬送が可能である。また、
この構成を上記第2実施例のように、X−Yステージに
応用することもできる。
その他上記第1実施例と同様の効果を発揮する。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、ユニモルフもしくは
バイモルフ構成の超音波振動子を用いて小型で薄型の正
逆方向に移動できる微小スライド装置を提供することが
できる。また、超音波振動子をX−Y方向に設置するこ
とにより、任意の方向に移動可能な、位置決め精度の高
いX−Yステージも容易に製作でき、超音波振動子の連
敗や個数を増加させることで、簡単に搬送力を増加させ
ることができるという顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の概念を示す正面図、第2図は、上記
第1図中の超音波振動子の作用を示す振動子の拡大正面
図、 第3図は、本発明の第1実施例を示す微小スライド装置
の斜視図、 第4図は、本発明の第2実施例を示す微小スライド装置
の斜視図、 第5図は、上記第2実施例に用いられているボールプラ
ンジャーの断面図、 第6図は、本発明の第3実施例を示す微小スライド装置
の正面図、 第7図は、超音波振動子を用いた従来のスライド装置の
一例を示す正面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2つの開放端を固定部材に固着されたコの字状の
    弾性体の、上辺部および2つの側辺部にそれぞれ圧電素
    子を固着してユニモルフもしくはバイモルフ構造とし、
    上記圧電素子にそれぞれ交流電圧を印加し、上記2つの
    側辺部を同一位相に、上辺部を該位相に対し90゜ずれ
    た位相にて各々屈曲させ、上記上辺部の表面に超音波楕
    円振動を発生させる超音波振動子と、 この超音波振動子に押圧され、上記超音波楕円振動によ
    りスライドされる移動体と、 を具備しており、上記超音波振動子を複数個、各々に発
    生する超音波楕円振動の振動方向が第1の方向と、これ
    に垂直な第2の方向とを向くように配置し、該二つの方
    向を向いた複数の超音波振動子のうち、少なくとも一つ
    を選択的に駆動して上記移動体をスライドさせることを
    特徴とする微小スライド装置。
  2. (2)上記二つの方向を向いた超音波振動子は、それぞ
    れ側辺部を共通にされた複数個の超音波振動子からなる
    ことを特徴とする、請求項1記載の微小スライド装置。
JP2098648A 1990-04-13 1990-04-13 微小スライド装置 Pending JPH04281A (ja)

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Cited By (4)

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