JPH04281444A - 両面レンチキュラーレンズシート、ならびにその製造方法及び製造装置 - Google Patents
両面レンチキュラーレンズシート、ならびにその製造方法及び製造装置Info
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- JPH04281444A JPH04281444A JP3069375A JP6937591A JPH04281444A JP H04281444 A JPH04281444 A JP H04281444A JP 3069375 A JP3069375 A JP 3069375A JP 6937591 A JP6937591 A JP 6937591A JP H04281444 A JPH04281444 A JP H04281444A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/12—Articles with an irregular circumference when viewed in cross-section, e.g. window profiles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面レンチキュラーレ
ンズ、その製造方法及び製造装置に関する。両面レンチ
キュラーレンズは、プロジェクションテレビジョンやマ
イクロフィルムリーダー等の表示画面として使用される
投写スクリーンを構成するのに用いられる。
ンズ、その製造方法及び製造装置に関する。両面レンチ
キュラーレンズは、プロジェクションテレビジョンやマ
イクロフィルムリーダー等の表示画面として使用される
投写スクリーンを構成するのに用いられる。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】投写ス
クリーンたとえば透過型スクリーンや反射型スクリーン
は、テレビジョン画像、マイクロフィルム像等を投写し
、目的とする表示を実現するために広く用いられている
。この種の透過型スクリーンは、観察者が観察する際に
明るく、また視野角が拡大する様に、光入射面側にフレ
ネルレンズを配置し光出射面側にレンチキュラーレンズ
を配置するのが一般的である。このスクリーンは1枚の
シートの片面にフレネルレンズを形成し他面にレンチキ
ュラーレンズを形成することもあるが、近年では薄い2
枚のシートを用い一方のシートにフレネルレンズを形成
し他方のシートにレンチキュラーレンズを形成した構成
が用いられている。このレンチキュラーレンズシートと
しては、片面のみにレンチキュラーレンズを形成したも
のもあるが、両面にレンチキュラーレンズを形成するこ
とにより更に視野角拡大の効果が高められる。但し、両
面にレンチキュラーレンズを形成する場合には、これら
の位置合わせを精確に行うことが要求される。
クリーンたとえば透過型スクリーンや反射型スクリーン
は、テレビジョン画像、マイクロフィルム像等を投写し
、目的とする表示を実現するために広く用いられている
。この種の透過型スクリーンは、観察者が観察する際に
明るく、また視野角が拡大する様に、光入射面側にフレ
ネルレンズを配置し光出射面側にレンチキュラーレンズ
を配置するのが一般的である。このスクリーンは1枚の
シートの片面にフレネルレンズを形成し他面にレンチキ
ュラーレンズを形成することもあるが、近年では薄い2
枚のシートを用い一方のシートにフレネルレンズを形成
し他方のシートにレンチキュラーレンズを形成した構成
が用いられている。このレンチキュラーレンズシートと
しては、片面のみにレンチキュラーレンズを形成したも
のもあるが、両面にレンチキュラーレンズを形成するこ
とにより更に視野角拡大の効果が高められる。但し、両
面にレンチキュラーレンズを形成する場合には、これら
の位置合わせを精確に行うことが要求される。
【0003】ところで、現在実用化されている両面レン
チキュラーレンズの製造方法としては、押出し成形法、
セルキャストによる注型法、及び加熱プレス法等が挙げ
られる。しかして、これらはいずれも金属製等の母型を
直接的または間接的に樹脂板に転写する方式であるが、
母型の寸法精度や成形時の型温度制御精度や両面レンチ
キュラーレンズの位置合わせ精度などを全て十分に行う
ことは難しいため、両面レンチキュラーレンズの位置合
わせ精度を十分向上させることは困難であった。
チキュラーレンズの製造方法としては、押出し成形法、
セルキャストによる注型法、及び加熱プレス法等が挙げ
られる。しかして、これらはいずれも金属製等の母型を
直接的または間接的に樹脂板に転写する方式であるが、
母型の寸法精度や成形時の型温度制御精度や両面レンチ
キュラーレンズの位置合わせ精度などを全て十分に行う
ことは難しいため、両面レンチキュラーレンズの位置合
わせ精度を十分向上させることは困難であった。
【0004】近年、大型テレビジョンの高精細度化への
要求が高まっており、投写スクリーンのレンチキュラー
レンズレンズもファインピッチ化が求められている。上
記従来技術では、たとえば1メートル四方の両面レンチ
キュラーレンズの位置ずれを少なくして高精細度化する
のは容易ではなく、ファインピッチ化の要求に十分に応
えることができなかった。
要求が高まっており、投写スクリーンのレンチキュラー
レンズレンズもファインピッチ化が求められている。上
記従来技術では、たとえば1メートル四方の両面レンチ
キュラーレンズの位置ずれを少なくして高精細度化する
のは容易ではなく、ファインピッチ化の要求に十分に応
えることができなかった。
【0005】本出願人は、両面レンチキュラーレンズの
位置合わせ精度向上の要求を満たすものとして、既に、
多数本のプラスチック系ストランドを溶融押出しし、隣
接ストランドどうしを融着させて、該ストランドをシー
ト状に一体化させることによりスクリーンを得る技術に
つき特許出願している。これによれば、両面のレンチキ
ュラーレンズの位置合わせは極めて良好となるが、所定
の出口形状のノズル製作に極めてコストがかかる。即ち
、ノズル自体において、レンチキュラーレンズシート両
面のレンズを形成する出口形状の位置合わせを厳密に行
わねばならない。
位置合わせ精度向上の要求を満たすものとして、既に、
多数本のプラスチック系ストランドを溶融押出しし、隣
接ストランドどうしを融着させて、該ストランドをシー
ト状に一体化させることによりスクリーンを得る技術に
つき特許出願している。これによれば、両面のレンチキ
ュラーレンズの位置合わせは極めて良好となるが、所定
の出口形状のノズル製作に極めてコストがかかる。即ち
、ノズル自体において、レンチキュラーレンズシート両
面のレンズを形成する出口形状の位置合わせを厳密に行
わねばならない。
【0006】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、両
面のレンチキュラーレンズの位置合わせ精度が良好なレ
ンチキュラーレンズシートを低コストにて製造すること
を目的とするものである。
面のレンチキュラーレンズの位置合わせ精度が良好なレ
ンチキュラーレンズシートを低コストにて製造すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、(1)溶融プラスチック材料
をスリット状ノズルからシート状に押出す工程を含んで
両面レンチキュラーレンズシートを製造する方法であっ
て、上記レンチキュラーレンズシートの第1面に対応す
る上記スリット状ノズルの出口の第1部分を上記第1面
のレンチキュラーレンズの形状に略対応する形状に形成
しておき、上記レンチキュラーレンズシートの第2面に
対応する上記スリット状ノズルの出口の第2部分を平面
状に形成しておき、上記ノズルから溶融プラスチック材
料を押出し、形成されるプラスチックシートの第2面に
おいて第1面のレンチキュラーレンズの各レンズ単位に
対応する位置にそれぞれ凸レンズ単位をベイラス効果に
よって形成させ、しかる後に該プラスチックシートを急
速に硬化させることを特徴とする、両面レンチキュラー
レンズシートの製造方法、及び(2)溶融プラスチック
材料をスリット状ノズルからシート状に押出す工程を含
んで両面レンチキュラーレンズシートを製造する方法で
あって、上記レンチキュラーレンズシートの第1面に対
応する上記スリット状ノズルの出口の第1部分及び上記
レンチキュラーレンズシートの第2面に対応する上記ス
リット状ノズルの出口の第2部分をいずれも平面状に形
成しておき、外周面に上記レンチキュラーレンズシート
の第1面のレンチキュラーレンズに対応する断面形状の
円周方向の溝を有する転写用型ロールを上記ノズルに近
接して配置しておき、上記転写用型ロールを回転させな
がら上記ノズルから溶融プラスチック材料を押出し、形
成されるプラスチックシートの第1面を上記転写用型ロ
ールの外周面に押し付けて該第1面にレンチキュラーレ
ンズを形成するとともに、上記プラスチックシートの第
2面において第1面のレンチキュラーレンズの各レンズ
単位に対応する位置にそれぞれ凸レンズ単位をベイラス
効果によって形成させ、しかる後に該プラスチックシー
トを急速に硬化させることを特徴とする、両面レンチキ
ュラーレンズシートの製造方法、が提供され、更に、本
発明によれば、(3)上記(1)または(2)に記載の
製造方法により得られた両面レンチキュラーレンズシー
トの第2面の凹部に光吸収層を付することを特徴とする
、両面レンチキュラーレンズシートの製造方法、が提供
される。
的を達成するものとして、(1)溶融プラスチック材料
をスリット状ノズルからシート状に押出す工程を含んで
両面レンチキュラーレンズシートを製造する方法であっ
て、上記レンチキュラーレンズシートの第1面に対応す
る上記スリット状ノズルの出口の第1部分を上記第1面
のレンチキュラーレンズの形状に略対応する形状に形成
しておき、上記レンチキュラーレンズシートの第2面に
対応する上記スリット状ノズルの出口の第2部分を平面
状に形成しておき、上記ノズルから溶融プラスチック材
料を押出し、形成されるプラスチックシートの第2面に
おいて第1面のレンチキュラーレンズの各レンズ単位に
対応する位置にそれぞれ凸レンズ単位をベイラス効果に
よって形成させ、しかる後に該プラスチックシートを急
速に硬化させることを特徴とする、両面レンチキュラー
レンズシートの製造方法、及び(2)溶融プラスチック
材料をスリット状ノズルからシート状に押出す工程を含
んで両面レンチキュラーレンズシートを製造する方法で
あって、上記レンチキュラーレンズシートの第1面に対
応する上記スリット状ノズルの出口の第1部分及び上記
レンチキュラーレンズシートの第2面に対応する上記ス
リット状ノズルの出口の第2部分をいずれも平面状に形
成しておき、外周面に上記レンチキュラーレンズシート
の第1面のレンチキュラーレンズに対応する断面形状の
円周方向の溝を有する転写用型ロールを上記ノズルに近
接して配置しておき、上記転写用型ロールを回転させな
がら上記ノズルから溶融プラスチック材料を押出し、形
成されるプラスチックシートの第1面を上記転写用型ロ
ールの外周面に押し付けて該第1面にレンチキュラーレ
ンズを形成するとともに、上記プラスチックシートの第
2面において第1面のレンチキュラーレンズの各レンズ
単位に対応する位置にそれぞれ凸レンズ単位をベイラス
効果によって形成させ、しかる後に該プラスチックシー
トを急速に硬化させることを特徴とする、両面レンチキ
ュラーレンズシートの製造方法、が提供され、更に、本
発明によれば、(3)上記(1)または(2)に記載の
製造方法により得られた両面レンチキュラーレンズシー
トの第2面の凹部に光吸収層を付することを特徴とする
、両面レンチキュラーレンズシートの製造方法、が提供
される。
【0008】また、本発明によれば、(4)上記(1)
に記載の製造方法の実施に使用される装置であって、溶
融プラスチック材料をスリット状ノズルからシート状に
押出すための押出機及びスリット状ノズルと押出された
プラスチックシートを急速に硬化させるための手段とを
備え、上記スリット状ノズルは、上記レンチキュラーレ
ンズシートの第1面に対応するノズルの出口の第1部分
がレンチキュラーレンズの形状に略対応する形状に形成
されており、上記レンチキュラーレンズシートの第2面
に対応するノズルの出口の第2部分が平面状に形成され
ていることを特徴とする、両面レンチキュラーレンズの
製造装置、及び(5)上記(2)に記載の製造方法の実
施に使用される装置であって、溶融プラスチック材料を
スリット状ノズルからシート状に押出すための押出機及
びスリット状ノズルと該スリット状ノズルに近接して配
置された転写用型ロールと押出されたプラスチックシー
トを急速に硬化させるための手段とを備え、上記転写用
型ロールが外周面に上記レンチキュラーレンズシートの
第1面に対応する断面形状の円周方向の溝を有しており
、上記レンチキュラーレンズシートの第1面に対応する
上記スリット状ノズルの出口の第1部分及び上記レンチ
キュラーレンズシートの第2面に対応する上記スリット
状ノズルの出口の第2部分がいずれも平面状に形成され
ていることを特徴とする、両面レンチキュラーレンズの
製造装置、が提供される。
に記載の製造方法の実施に使用される装置であって、溶
融プラスチック材料をスリット状ノズルからシート状に
押出すための押出機及びスリット状ノズルと押出された
プラスチックシートを急速に硬化させるための手段とを
備え、上記スリット状ノズルは、上記レンチキュラーレ
ンズシートの第1面に対応するノズルの出口の第1部分
がレンチキュラーレンズの形状に略対応する形状に形成
されており、上記レンチキュラーレンズシートの第2面
に対応するノズルの出口の第2部分が平面状に形成され
ていることを特徴とする、両面レンチキュラーレンズの
製造装置、及び(5)上記(2)に記載の製造方法の実
施に使用される装置であって、溶融プラスチック材料を
スリット状ノズルからシート状に押出すための押出機及
びスリット状ノズルと該スリット状ノズルに近接して配
置された転写用型ロールと押出されたプラスチックシー
トを急速に硬化させるための手段とを備え、上記転写用
型ロールが外周面に上記レンチキュラーレンズシートの
第1面に対応する断面形状の円周方向の溝を有しており
、上記レンチキュラーレンズシートの第1面に対応する
上記スリット状ノズルの出口の第1部分及び上記レンチ
キュラーレンズシートの第2面に対応する上記スリット
状ノズルの出口の第2部分がいずれも平面状に形成され
ていることを特徴とする、両面レンチキュラーレンズの
製造装置、が提供される。
【0009】尚、本発明は、上記(1)〜(3)のいず
れかに記載の製造方法を用いて得られた両面レンチキュ
ラーレンズシート、をも含むものである。
れかに記載の製造方法を用いて得られた両面レンチキュ
ラーレンズシート、をも含むものである。
【0010】尚、本発明でいうベイラス効果とは、溶融
樹脂がノズル出口でノズル孔径より膨らむ現象を指すも
のである。
樹脂がノズル出口でノズル孔径より膨らむ現象を指すも
のである。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0012】図1は本発明による両面レンチキュラーレ
ンズシートの製造方法の第1の実施例を示す概略図であ
り、本発明による両面レンチキュラーレンズシートの製
造装置の第1の実施例をも示すものでもある。2は押出
機であり、4は該押出機2に取付けられたスリット状ノ
ズルである。10は該ノズル内の流動性溶融プラスチッ
ク材料であり、12は該プラスチック材料がノズル10
の下部出口から下方へとシート状に押出されて形成され
たプラスチックシートである。該プラスチックシート1
2は第1面12a及び第2面12bを有し、第1面12
aには凸レンチキュラーレンズが形成されており、また
第2面12bにも凸レンチキュラーレンズが形成されて
いる。上記プラスチック材料10としては、光透過性の
良好なプラスチック、たとえばアクリル系ポリマー、ポ
リカーボネート、ポリスチレン、ポリアリレート等の熱
可塑性ポリマーが用いられる。
ンズシートの製造方法の第1の実施例を示す概略図であ
り、本発明による両面レンチキュラーレンズシートの製
造装置の第1の実施例をも示すものでもある。2は押出
機であり、4は該押出機2に取付けられたスリット状ノ
ズルである。10は該ノズル内の流動性溶融プラスチッ
ク材料であり、12は該プラスチック材料がノズル10
の下部出口から下方へとシート状に押出されて形成され
たプラスチックシートである。該プラスチックシート1
2は第1面12a及び第2面12bを有し、第1面12
aには凸レンチキュラーレンズが形成されており、また
第2面12bにも凸レンチキュラーレンズが形成されて
いる。上記プラスチック材料10としては、光透過性の
良好なプラスチック、たとえばアクリル系ポリマー、ポ
リカーボネート、ポリスチレン、ポリアリレート等の熱
可塑性ポリマーが用いられる。
【0013】上記ノズル4の出口の形状について説明す
ると、ノズルの第1部分4aはプラスチックシート第1
面12aの所望のレンチキュラーレンズ断面形状にほぼ
対応する形状をなしており、ノズル第2部分4bは平面
状をなしている。
ると、ノズルの第1部分4aはプラスチックシート第1
面12aの所望のレンチキュラーレンズ断面形状にほぼ
対応する形状をなしており、ノズル第2部分4bは平面
状をなしている。
【0014】本発明では、ノズル4内の溶融プラスチッ
ク材料10の温度を比較的に低く維持し、高粘度状態で
比較的に高い圧力で押出すことによってベイラス効果(
Barus effect)を大きくするのが望まし
い。押出されたシートは、押出し直後にベイラス効果で
その厚みが増加するが、ノズル出口の幅の大きい部分で
流出量が多くなるため、シート第1面12aの凸面の頂
部に対応する部分が最も肉厚増加が大きくなる。そして
、この肉厚増加は、主としてシート第1面12aの各凸
面に対応してシート第2面12bに凸面形状が形成され
ることで、実現する。従って、押出し直後において、図
1に示されている様に、シート第1面12aには上記ノ
ズル出口第1部分4aの形状にほぼ対応した形状の凸レ
ンチキュラーレンズが形成され、シート第2面12bに
は第1面12aの各レンチュラーレンズ単位に対応した
レンチキュラーレンズ単位をもつ凸レンチキュラーレン
ズがベイラス効果によって形成される。
ク材料10の温度を比較的に低く維持し、高粘度状態で
比較的に高い圧力で押出すことによってベイラス効果(
Barus effect)を大きくするのが望まし
い。押出されたシートは、押出し直後にベイラス効果で
その厚みが増加するが、ノズル出口の幅の大きい部分で
流出量が多くなるため、シート第1面12aの凸面の頂
部に対応する部分が最も肉厚増加が大きくなる。そして
、この肉厚増加は、主としてシート第1面12aの各凸
面に対応してシート第2面12bに凸面形状が形成され
ることで、実現する。従って、押出し直後において、図
1に示されている様に、シート第1面12aには上記ノ
ズル出口第1部分4aの形状にほぼ対応した形状の凸レ
ンチキュラーレンズが形成され、シート第2面12bに
は第1面12aの各レンチュラーレンズ単位に対応した
レンチキュラーレンズ単位をもつ凸レンチキュラーレン
ズがベイラス効果によって形成される。
【0015】6は上記ノズル4から押出されて形成され
たプラスチックシート12を急速に硬化させるための一
つの手段としての冷却水噴霧手段である。また、8は上
記冷却水噴霧手段6により硬化せしめられたプラスチッ
クシート12に付着せる水滴を除去するためのエアー吹
付手段である。
たプラスチックシート12を急速に硬化させるための一
つの手段としての冷却水噴霧手段である。また、8は上
記冷却水噴霧手段6により硬化せしめられたプラスチッ
クシート12に付着せる水滴を除去するためのエアー吹
付手段である。
【0016】図2は本発明による両面レンチキュラーレ
ンズシートの製造方法の第2の実施例を示す概略図であ
り、本発明による両面レンチキュラーレンズシートの製
造装置の第2の実施例をも示すものでもある。本図にお
いて、上記図1におけると同様の機能を有する部材には
同一の符号が付されている。
ンズシートの製造方法の第2の実施例を示す概略図であ
り、本発明による両面レンチキュラーレンズシートの製
造装置の第2の実施例をも示すものでもある。本図にお
いて、上記図1におけると同様の機能を有する部材には
同一の符号が付されている。
【0017】本実施例においては、ノズル4の出口形状
は上記図1の実施例と異なり第1部分及び第2部分とも
平面状である。ノズル4は水平に配置されており、該ノ
ズルの出口に近接して転写用型ロール5が配置されてお
り、該ロールは水平方向の回転軸の周りに矢印方向に回
転している。該ロールの外周面には円周方向に多数の溝
5aが形成されている。該溝の断面形状は上記図1の実
施例のノズル第1部分4aの形状とほぼ同一である。ま
た、該ロールの下部は冷却水槽7内に収容されている。
は上記図1の実施例と異なり第1部分及び第2部分とも
平面状である。ノズル4は水平に配置されており、該ノ
ズルの出口に近接して転写用型ロール5が配置されてお
り、該ロールは水平方向の回転軸の周りに矢印方向に回
転している。該ロールの外周面には円周方向に多数の溝
5aが形成されている。該溝の断面形状は上記図1の実
施例のノズル第1部分4aの形状とほぼ同一である。ま
た、該ロールの下部は冷却水槽7内に収容されている。
【0018】本実施例でも、上記図1の実施例と同様に
ノズル4内の溶融プラスチック材料10の温度を比較的
に低く維持し、高粘度状態で押出すのが望ましいが、図
2の場合には押出し方向は水平である。押出されたプラ
スチックはロール5に突き当たり、該ロールの回転に伴
って該ロール外周面とノズル出口とにより形成されるス
リットを通りロール下側を経て不図示の巻取り手段の方
へと移動する。従って、シート12の第1面12aには
ロール表面の溝5aに対応した形状の凸レンチキュラー
レンズが形成され、第2面12bには上記図1の実施例
と同様にしてシート第1面12aの各レンチュラーレン
ズ単位に対応したレンチキュラーレンズ単位をもつ凸レ
ンチキュラーレンズがベイラス効果によって形成される
。尚、プラスチックシート12は冷却水槽7を通ること
により急速に硬化され、形状固定がなされる。また、上
記図1の実施例と同様にエアー吹付手段8によるシート
付着水滴の除去が行われる。
ノズル4内の溶融プラスチック材料10の温度を比較的
に低く維持し、高粘度状態で押出すのが望ましいが、図
2の場合には押出し方向は水平である。押出されたプラ
スチックはロール5に突き当たり、該ロールの回転に伴
って該ロール外周面とノズル出口とにより形成されるス
リットを通りロール下側を経て不図示の巻取り手段の方
へと移動する。従って、シート12の第1面12aには
ロール表面の溝5aに対応した形状の凸レンチキュラー
レンズが形成され、第2面12bには上記図1の実施例
と同様にしてシート第1面12aの各レンチュラーレン
ズ単位に対応したレンチキュラーレンズ単位をもつ凸レ
ンチキュラーレンズがベイラス効果によって形成される
。尚、プラスチックシート12は冷却水槽7を通ること
により急速に硬化され、形状固定がなされる。また、上
記図1の実施例と同様にエアー吹付手段8によるシート
付着水滴の除去が行われる。
【0019】図3は図2の実施例におけるノズル4とロ
ール5との位置関係を示す模式図であり、ノズル4がロ
ール5の真横に位置している。図4はノズル4とロール
5との位置関係の変形例を示す模式図であり、ノズル4
がロール5の真横より下に近接して位置している。図5
はノズル4とロール5との位置関係の他の変形例を示す
模式図であり、ノズル4がロール5の真横より上に近接
して位置しており且つロール5の回転方向が図3及び図
4の場合と逆であり、プラスチックシート12はロール
5の上側を通る。
ール5との位置関係を示す模式図であり、ノズル4がロ
ール5の真横に位置している。図4はノズル4とロール
5との位置関係の変形例を示す模式図であり、ノズル4
がロール5の真横より下に近接して位置している。図5
はノズル4とロール5との位置関係の他の変形例を示す
模式図であり、ノズル4がロール5の真横より上に近接
して位置しており且つロール5の回転方向が図3及び図
4の場合と逆であり、プラスチックシート12はロール
5の上側を通る。
【0020】図6は上記第1の実施例及び第2の実施例
により製造される両面レンチキュラーレンズシート12
の表面形状を示すための部分断面概略図である。該シー
ト12の厚さTは例えば0.2〜0.6mmであり、レ
ンチキュラーレンズ単位の配列ピッチPは例えば0.2
〜0.5mmである。レンチキュラーレンズの第1面1
2aの各レンズ単位の曲率半径は例えば0.1〜0.4
mmである。レンチキュラーレンズの第2面12bの各
レンズ単位の曲率半径は、ベイラス効果の大きさにより
定まり、好ましい第2面形状が得られる条件としては、
たとえばノズル4から溶融プラスチック材料を220〜
230℃(メタクリル樹脂の場合)で押出すことが例示
できる。そして、溶融プラスチックを押出す圧力として
は、たとえば50〜60kg/cm2 の範囲が例示で
きる。尚、各面におけるレンチキュラーレンズ単位の断
面形状は円形に限らず非円形であってもよい。
により製造される両面レンチキュラーレンズシート12
の表面形状を示すための部分断面概略図である。該シー
ト12の厚さTは例えば0.2〜0.6mmであり、レ
ンチキュラーレンズ単位の配列ピッチPは例えば0.2
〜0.5mmである。レンチキュラーレンズの第1面1
2aの各レンズ単位の曲率半径は例えば0.1〜0.4
mmである。レンチキュラーレンズの第2面12bの各
レンズ単位の曲率半径は、ベイラス効果の大きさにより
定まり、好ましい第2面形状が得られる条件としては、
たとえばノズル4から溶融プラスチック材料を220〜
230℃(メタクリル樹脂の場合)で押出すことが例示
できる。そして、溶融プラスチックを押出す圧力として
は、たとえば50〜60kg/cm2 の範囲が例示で
きる。尚、各面におけるレンチキュラーレンズ単位の断
面形状は円形に限らず非円形であってもよい。
【0021】図7は上記図6の両面レンチキュラーレン
ズシートの第2面12bの凹部に適宜幅の光吸収層14
を付与したものを示す部分断面概略図である。該光吸収
層14は、たとえば凸部にマスキングを施しておき、全
体に黒色塗料を塗布し、しかる後にマスクをはがすこと
により形成できる。また、全体に黒色のフォトレジスト
を塗布し、凸部のみ光が当たる様に露光して、光が当た
らなかった凹部だけ硬化させ、しかる後に未硬化のレジ
ストを除去することにより形成できる。更に、スキージ
を用いて凹部にのみ黒色塗料を塗布することにより、形
成できる。
ズシートの第2面12bの凹部に適宜幅の光吸収層14
を付与したものを示す部分断面概略図である。該光吸収
層14は、たとえば凸部にマスキングを施しておき、全
体に黒色塗料を塗布し、しかる後にマスクをはがすこと
により形成できる。また、全体に黒色のフォトレジスト
を塗布し、凸部のみ光が当たる様に露光して、光が当た
らなかった凹部だけ硬化させ、しかる後に未硬化のレジ
ストを除去することにより形成できる。更に、スキージ
を用いて凹部にのみ黒色塗料を塗布することにより、形
成できる。
【0022】以下に、上記の方法により実際に両面レン
チキュラーレンズシートを製造して、その特性を評価し
た結果を示す:即ち、上記図1に関し説明した方法及び
装置を用い、ノズル出口の第1部分4aの形状を半径約
0.2mmで配列ピッチ約0.4mmの各レンズ単位に
対応する形状となしノズル最大幅約0.5mmとし、プ
ラスチック材料としてメタクリル樹脂;アクリペットV
H(三菱レイヨン株式会社製)を用いて、約225℃で
約55kg/cm2 の圧力で押出した。冷却水噴霧手
段6により冷却し、更にエアー吹付手段8によりシート
表面の水滴を除去した。かくして得られたプラスチック
シート12の両面にレンチキュラーレンズが形成されて
いた(サンプルAとする);比較のために、約240℃
で約30kg/cm2 の圧力で押出しを行う以外は同
様にして、プラスチックシートを得た。ここで得られた
プラスチックシートの片面には実質上凸レンチキュラー
レンズが形成されていなかった(サンプルBとする);
サンプルAは、配光特性が優れ、カラーバランスが良好
で、ブラックストライプ(上記光吸収層14)の形成が
容易で、ブラックストライプを付した場合には明室スク
リーン用としても良好なコントラストを示した。これに
対し、サンプルBはこれらすべての点でサンプルAより
劣り、特にブラックストライプをレンチキュラーレンズ
形状の所定の位置に付することが著しく困難であった。
チキュラーレンズシートを製造して、その特性を評価し
た結果を示す:即ち、上記図1に関し説明した方法及び
装置を用い、ノズル出口の第1部分4aの形状を半径約
0.2mmで配列ピッチ約0.4mmの各レンズ単位に
対応する形状となしノズル最大幅約0.5mmとし、プ
ラスチック材料としてメタクリル樹脂;アクリペットV
H(三菱レイヨン株式会社製)を用いて、約225℃で
約55kg/cm2 の圧力で押出した。冷却水噴霧手
段6により冷却し、更にエアー吹付手段8によりシート
表面の水滴を除去した。かくして得られたプラスチック
シート12の両面にレンチキュラーレンズが形成されて
いた(サンプルAとする);比較のために、約240℃
で約30kg/cm2 の圧力で押出しを行う以外は同
様にして、プラスチックシートを得た。ここで得られた
プラスチックシートの片面には実質上凸レンチキュラー
レンズが形成されていなかった(サンプルBとする);
サンプルAは、配光特性が優れ、カラーバランスが良好
で、ブラックストライプ(上記光吸収層14)の形成が
容易で、ブラックストライプを付した場合には明室スク
リーン用としても良好なコントラストを示した。これに
対し、サンプルBはこれらすべての点でサンプルAより
劣り、特にブラックストライプをレンチキュラーレンズ
形状の所定の位置に付することが著しく困難であった。
【0023】
【発明の効果】以上の様な本発明によれば、両面レンチ
キュラーレンズシートを製造する際に溶融プラスチック
材料をシート状となすための手段(ノズル)として、レ
ンチキュラーレンズシートの一方の面の形状に対応する
形状を有し、他方の面に対応する部分には平面形状を有
するものを用いることができるので、上記シート状とな
すための手段の製作において、両面のレンチキュラーレ
ンズ形状に対応する形状の厳密な位置合わせを必要とせ
ず、該手段の製作が極めて容易である。また、ベイラス
効果に基づき両面のレンチキュラーレンズ形状が自己整
合的に高精度で位置合わせされて形成される。従って、
本発明によれば、精度良好な両面レンチキュラーレンズ
シートを低コストにて製造することができる。また、ブ
ラックストライプを正確に所定位置に付することができ
る。
キュラーレンズシートを製造する際に溶融プラスチック
材料をシート状となすための手段(ノズル)として、レ
ンチキュラーレンズシートの一方の面の形状に対応する
形状を有し、他方の面に対応する部分には平面形状を有
するものを用いることができるので、上記シート状とな
すための手段の製作において、両面のレンチキュラーレ
ンズ形状に対応する形状の厳密な位置合わせを必要とせ
ず、該手段の製作が極めて容易である。また、ベイラス
効果に基づき両面のレンチキュラーレンズ形状が自己整
合的に高精度で位置合わせされて形成される。従って、
本発明によれば、精度良好な両面レンチキュラーレンズ
シートを低コストにて製造することができる。また、ブ
ラックストライプを正確に所定位置に付することができ
る。
【図1】本発明による両面レンチキュラーレンズシート
の製造方法及び製造装置の第1の実施例を示す概略図で
ある。
の製造方法及び製造装置の第1の実施例を示す概略図で
ある。
【図2】本発明による両面レンチキュラーレンズシート
の製造方法及び製造装置の第2の実施例を示す概略図で
ある。
の製造方法及び製造装置の第2の実施例を示す概略図で
ある。
【図3】ノズルとロールとの位置関係を示す模式図であ
る。
る。
【図4】ノズルとロールとの位置関係を示す模式図であ
る。
る。
【図5】ノズルとロールとの位置関係を示す模式図であ
る。
る。
【図6】本発明により製造される両面レンチキュラーレ
ンズシートの表面形状を示すための部分断面概略図であ
る。
ンズシートの表面形状を示すための部分断面概略図であ
る。
【図7】図6の両面レンチキュラーレンズシートの第2
面の凹部に光吸収層を付与したものを示す部分断面概略
図である。
面の凹部に光吸収層を付与したものを示す部分断面概略
図である。
4 ノズル
4a ノズル出口第1部分
4b ノズル出口第2部分
5 転写用型ロール
5a 転写用型ロールの溝
7 冷却水槽
10 溶融プラスチック材料
12 プラスチックシート
12a プラスチックシート第1面12b
プラスチックシート第2面14 光吸収層
プラスチックシート第2面14 光吸収層
Claims (6)
- 【請求項1】 溶融プラスチック材料をスリット状ノ
ズルからシート状に押出す工程を含んで両面レンチキュ
ラーレンズシートを製造する方法であって、上記レンチ
キュラーレンズシートの第1面に対応する上記スリット
状ノズルの出口の第1部分を上記第1面のレンチキュラ
ーレンズの形状に略対応する形状に形成しておき、上記
レンチキュラーレンズシートの第2面に対応する上記ス
リット状ノズルの出口の第2部分を平面状に形成してお
き、上記ノズルから溶融プラスチック材料を押出し、形
成されるプラスチックシートの第2面において第1面の
レンチキュラーレンズの各レンズ単位に対応する位置に
それぞれ凸レンズ単位をベイラス効果によって形成させ
、しかる後に該プラスチックシートを急速に硬化させる
ことを特徴とする、両面レンチキュラーレンズシートの
製造方法。 - 【請求項2】 溶融プラスチック材料をスリット状ノ
ズルからシート状に押出す工程を含んで両面レンチキュ
ラーレンズシートを製造する方法であって、上記レンチ
キュラーレンズシートの第1面に対応する上記スリット
状ノズルの出口の第1部分及び上記レンチキュラーレン
ズシートの第2面に対応する上記スリット状ノズルの出
口の第2部分をいずれも平面状に形成しておき、外周面
に上記レンチキュラーレンズシートの第1面のレンチキ
ュラーレンズに対応する断面形状の円周方向の溝を有す
る転写用型ロールを上記ノズルに近接して配置しておき
、上記転写用型ロールを回転させながら上記ノズルから
溶融プラスチック材料を押出し、形成されるプラスチッ
クシートの第1面を上記転写用型ロールの外周面に押し
付けて該第1面にレンチキュラーレンズを形成するとと
もに、上記プラスチックシートの第2面において第1面
のレンチキュラーレンズの各レンズ単位に対応する位置
にそれぞれ凸レンズ単位をベイラス効果によって形成さ
せ、しかる後に該プラスチックシートを急速に硬化させ
ることを特徴とする、両面レンチキュラーレンズシート
の製造方法。 - 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の
製造方法により得られた両面レンチキュラーレンズシー
トの第2面の凹部に光吸収層を付することを特徴とする
、両面レンチキュラーレンズシートの製造方法。 - 【請求項4】 上記請求項1に記載の製造方法の実施
に使用される装置であって、溶融プラスチック材料をス
リット状ノズルからシート状に押出すための押出機及び
スリット状ノズルと押出されたプラスチックシートを急
速に硬化させるための手段とを備え、上記スリット状ノ
ズルは、上記レンチキュラーレンズシートの第1面に対
応するノズルの出口の第1部分がレンチキュラーレンズ
の形状に略対応する形状に形成されており、上記レンチ
キュラーレンズシートの第2面に対応するノズルの出口
の第2部分が平面状に形成されていることを特徴とする
、両面レンチキュラーレンズの製造装置。 - 【請求項5】 上記請求項2に記載の製造方法の実施
に使用される装置であって、溶融プラスチック材料をス
リット状ノズルからシート状に押出すための押出機及び
スリット状ノズルと該スリット状ノズルに近接して配置
された転写用型ロールと押出されたプラスチックシート
を急速に硬化させるための手段とを備え、上記転写用型
ロールが外周面に上記レンチキュラーレンズシートの第
1面に対応する断面形状の円周方向の溝を有しており、
上記レンチキュラーレンズシートの第1面に対応する上
記スリット状ノズルの出口の第1部分及び上記レンチキ
ュラーレンズシートの第2面に対応する上記スリット状
ノズルの出口の第2部分がいずれも平面状に形成されて
いることを特徴とする、両面レンチキュラーレンズの製
造装置。 - 【請求項6】 上記請求項1、請求項2及び請求項3
のいずれかに記載の製造方法を用いて得られた両面レン
チキュラーレンズシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3069375A JPH04281444A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 両面レンチキュラーレンズシート、ならびにその製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3069375A JPH04281444A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 両面レンチキュラーレンズシート、ならびにその製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04281444A true JPH04281444A (ja) | 1992-10-07 |
Family
ID=13400753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3069375A Pending JPH04281444A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 両面レンチキュラーレンズシート、ならびにその製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04281444A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6604273B1 (en) | 1994-09-30 | 2003-08-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing an oxide superconducting wire |
-
1991
- 1991-03-11 JP JP3069375A patent/JPH04281444A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6604273B1 (en) | 1994-09-30 | 2003-08-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing an oxide superconducting wire |
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