JPH04281291A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH04281291A
JPH04281291A JP3069136A JP6913691A JPH04281291A JP H04281291 A JPH04281291 A JP H04281291A JP 3069136 A JP3069136 A JP 3069136A JP 6913691 A JP6913691 A JP 6913691A JP H04281291 A JPH04281291 A JP H04281291A
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JP
Japan
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sense amplifier
circuit
voltage
mosfet
high level
Prior art date
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Pending
Application number
JP3069136A
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English (en)
Inventor
Jun Nishimura
純 西村
Hiromi Tsukada
塚田 啓視
Yoshitaka Kinoshita
木下 嘉隆
Mitsuaki Kihara
木原 光朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
Priority to JP3069136A priority Critical patent/JPH04281291A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、例えばダイナミック型メモリセルを用いつつ、入出
力インターフェイスをスタティック型RAMと互換性を
持たせた疑似スタティック型RAMに利用して有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記憶用キャパシタとアドレス選択用
MOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)と
から構成されるダイナミック型メモリセルを用いたRA
M(ランダム・アクセス・メモリ)として、(株)サン
エンスフォーラム発行『超LSI総合辞典』頁495が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダイナミック型メモリ
セルを用いたRAMでは、記憶容量の増大とともに高速
化を図ったものが開発されている。ダイナミック型メモ
リセルを用いたRAMにおいては、データの破壊読み出
しを行うものであるため、メモリセルからの読み出し終
了後にそれを増幅してもとのメモリセルへ再書き込みを
行う必要がある。メモリセルの微細化と高速化に伴いメ
モリセルからの微小な読み出し信号を再書き込みに必要
なレベルまで増幅するセンスアンプの増幅動作に費やさ
れる時間がメモリアクセスタイムにも影響を及ぼすよう
になってきている。特に、入出力インターフェイスがス
タティック型RAMと互換性を持つようにされた疑似ス
タティック型RAMでは、X系とY系のアドレスが同時
に入力されることによってY系の選択動作も早くなるた
め、上記センスアンプによる再書き込みの終了を待って
メインクロック(チップイネーブル信号)をリセットし
てプリチャージ動作に移行するものであるから、センス
アンプの動作時間が直接的にメモリアクセスタイムに影
響を及ぼすものとなる。この発明の目的は、簡単な構成
により高速化を実現したセンスアンプを備えた半導体記
憶装置を提供することにある。この発明の前記ならびに
そのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および
添付図面から明らかになるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ダイナミック型メモリセル
が結合された相補データ線の読み出し信号を増幅するセ
ンスアンプを時系列的なタイミングパルスに従って活性
化させる複数からなるパワースイッチMOSFETのう
ち、ハイレベル側の動作電圧を与えるものであって、遅
く動作させられるパワースイッチMOSFETは、デー
タ線に与えられるハイレベルより高い電圧をセンスアン
プに与えるようにする。
【0005】
【作用】上記した手段によれば、ハイレベル側に増幅さ
れるべきデータ線を高い電圧を用いてプルアップすると
いう簡単な構成により、その立ち上がりを急峻にできる
からセンスアンプの動作の増幅動作の高速化が図られる
【0006】
【実施例】図1には、この発明が適用される疑似スタテ
ィック型RAMの一実施例の要部ブロック図が示されて
いる。同図の各回路ブロック及び回路素子は、公知の半
導体集積回路の製造技術によって、単結晶シリコンのよ
うな1個の半導体基板上において形成される。同図にお
いて、チャンネル部分(バックゲート)に矢印が付加さ
れたMOSFETはPチャンネルMOSFETである(
以下、同じ)。また、この発明ではMOSFETは、I
GFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)の意味
で用いている。
【0007】チップイネーブル信号CEは、クロック発
生回路C1Gに入力され、ここでクロックパルスC1が
形成される。アドレスバッファADBは、上記クロック
パルスC1により活性化されて、外部端子から供給され
るアドレス信号Aiの取り込みを行う。アドレス信号A
iは、X系とY系の複数ビットからなるアドレス信号で
ある。すなわち、疑似スタティック型RAMでは、スタ
ティック型RAMと互換性を持たせるために、ダイナミ
ック型RAMのようにX系とY系のアドレス信号を同じ
入力端子を用いて時系列的に入力するのではなく、X系
とY系のアドレス信号がそれぞれ独立した外部端子から
同時に入力される。
【0008】クロック発生回路C2Gは、上記クロック
発生回路C1Gの出力信号を受けてX系のアドレスデコ
ーダR−DCRを活性化するクロックパルスC2を発生
させる。これにより、X系のアドレスデコーダR−DC
Rは、上記アドレスバッファADBに取り込まれたアド
レス信号のうちX系の内部アドレス信号を解読してワー
ド線の選択信号を形成する。ワード線WLと、一対の平
行に配置された相補データ線D,Dのうちの一方(例え
ばD)との交点にメモリセルが配置される。このワード
線WLの選択動作により、メモリセルの情報記憶用キャ
パシタがデータ線Dに結合され、それとデータ線Dにお
ける寄生容量とのチャージシェアによりデータ線Dの電
気が微小に変化するという読み出し動作が行われる。
【0009】クロック発生回路C3Gは、上記クロック
発生回路C2Gの出力信号を受けてワードドライバWD
Vを活性化するクロックパルスC3を発生させる。これ
により、ワードドライバWDVは、上記アドレスデコー
ダR−DCRにより形成された選択信号を受けて、それ
に対応したワード線を選択状態にする。上記クロック発
生回路C3Gの出力信号は、クロック発生回路C4Gを
通してセンスアンプ駆動回路SADに伝えられる。
【0010】センスアンプ駆動回路SADにより形成さ
れたセンスアンプ活性化信号scは、時系列的なセンス
アンプ活性化パルスsc1,sc2及びsc3を形成す
るために用いられる。すなわち、第1パルス発生回路S
C1Gでは早いタイミングの活性化パルスsc1が形成
され、それを受けて第2パルス発生回路SC2Gでは活
性化パルスsc2が形成され、それを受けて第3パルス
発生回路SC3Gでは活性化パルスsc3が形成される
【0011】センスアンプは、相補データ線D,Dに入
出力ノードが結合されたラッチ形態のCMOSインバー
タ回路から構成される。これらラッチ形態のCMOSイ
ンバータ回路は単位回路USAとされる。1つのメモリ
マット(又はメモリアレイ)に設けられる複数からなる
各単位回路USAにおけるPチャンネルMOSFETの
ソースは共通ソース線PSに接続される。この共通ソー
ス線PSには、上記時系列的な活性化パルスsc1〜s
c3を受けるMOSFETによりハイレベル側の動作電
圧が与えられる。この実施例では、センスアンプの高速
化を図るために、早いタイミングで発生させられる活性
化パルスsc1とsc2を受けるMOSFETとしては
NチャンネルMOSFETを用い、内部動作電圧VCL
を供給する。これに対して遅いタイミングで発生させら
れる活性化パルスsc3を受けるMOSFETとしては
PチャンネルMOSFETを用いて、特に制限されない
が、ワード線の選択レベルに対応した昇圧電圧VCHを
与える。1つのメモリマット(又はメモリセル)に設け
られる各単位回路USAのNチャンネルMOSFETの
ソースは共通ソース線NSに接続される。この共通ソー
ス線NSには、上記時系列的な活性化パルスsc1〜s
c2を受けるNチャンネルMOSFETによりロウレベ
ル側の動作電圧であるところの回路の接地電位が与えら
れる。
【0012】タイミング発生回路C2’Gは、タイミン
グ発生回路C2Gにより形成されたクロックパルスC2
を受け、Y系のアドレスデコーダC−DCRを活性化さ
せる。これにより、Y系のアドレスデコーダC−DCR
は、上記アドレスバッファADBに取り込まれたアドレ
ス信号のうちY系の内部アドレス信号を解読してデータ
線の選択信号を形成する。このデータ線選択信号は、相
補データ線D,Dを共通相補データ線CD,CDに接続
させるカラムスイッチMOSFETのゲートに伝えられ
る。図示しないが、読み出し動作ならセンスアンプによ
り比較的大きなレベルに増幅された相補データ線D,D
の信号が共通相補データ線CD,CDに伝えられ、共通
相補データ線CD,CDに設けられたメインアンプがカ
ラム系のクロック発生回路により形成されたクロックパ
ルスにより活性化されて増幅動作を開始し、その増幅出
力信号は遅れて発生されるクロックパルスにより活性化
されるデータ出力バッファを通して外部端子へ送出され
る。また、書き込み動作ならデータ入力バッファを通し
て共通相補データ線CD,CDにはハイレベルとロウレ
ベルの書き込み信号が入力されているので、カラム選択
動作とともに相補データ線D,Dには書き込み信号が伝
えられ、選択されたメモリセルには外部から入力された
書き込み信号に従った情報電荷を記憶する。
【0013】プリチャージ制御回路PCCは、センスア
ンプ駆動回路SADにより形成されたタイミングパルス
を受けて、データ線D,Dをプリチャージするプリチャ
ージ信号pcを形成する。すなわち、プリチャージ回路
PCCは、センスアンプ駆動回路SADに従いセンスア
ンプが増幅動作を開始して再書き込みが終了してワード
線がリセットされたタイミングをみはからってプリチャ
ージ信号pcをハイレベルにする。これにより、相補デ
ータ線D,Dは、プリチャージ回路PCCを構成するス
イッチMOSFETにより短絡されてそのハイレベルと
ロウレベルの中点電位HVC(VCL/2)にプリチャ
ージされる。
【0014】図2には、上記疑似スタティック型RAM
の動作の一例を説明するための波形図が示されている。 同図では、センスアンプの再書き込みまでの波形図が例
示的に示されている。チップイネーブル信号CEがハイ
レベルからロウレベルに変化すると、それに応じてクロ
ックパルスC1がロウレベルからハイレベルに変化して
、図示しないアドレス信号Aiの取り込みが行われる。 クロックパルスC1に遅れてクロックパルスC2が発生
され、X系のアドレスデコーダR−DCRが活性化され
る。このクロックパルスC2に遅れてクロックパルスC
3が発生され、ワード線駆動回路WDVが活性化され、
その動作によりワード線WLがロウレベルから昇圧され
た電圧VCHまで立ち上がる。これにより、メモリセル
のアドレス選択用MOSFETがオン状態になり、メモ
リセルが選択されたデータ線Dには情報記憶用キャパシ
タとのチャージシェアに従った微小電位が現れる。 同図には、情報記憶キャパシタにはハイレベルの情報電
荷が蓄積された例が示されている。
【0015】このワード線WLの選択動作とほぼ同期し
てクロックパルスC4が発生され、このクロックパルス
C4から遅れてセンスアンプ活性化パルスがscが発生
され、それに基づいてセンスアンプ活性化パルスsc1
,sc2の順に発生される。これらの活性化パルスsc
1,sc2は、いずれもNチャンネル形のパワースイッ
チMOSFETを制御するものであるため、ロウレベル
からハイレベルに変化する。これらの活性化パルスsc
1,sc2によりセンスアンプが増幅動作を開始して相
補データ線D,Dの電位は微小電位差が広がるように増
幅される。上記相補データ線D,Dの電位がある程度広
がると、センスアンプ活性化パルスsc3が発生される
。この活性化パルスsc3は、Pチャンネル型のパワー
スイッチMOSFETを制御するものであるため、上記
昇圧電圧VCHに対応したハイレベルから回路の接地電
位のようなロウレベルに変化する。これにより、データ
線Dのハイレベルは、昇圧電圧VCHに向かって急速に
上昇して極短い時間内にメモリセルの再書き込みに必要
なハイレベルに到達する。
【0016】従来のように動作電圧VCLを用いてセン
スアンプを活性化させる場合には、ハイレベルにされる
べきデータ線の電位が電圧VCLに近づくと、それに伴
いパワースイッチMOSFET及び増幅MOSFETに
流れる電流が小さくなってしまい、目標のハイレベルに
到達するに要する時間が長くなってしまう。これに対し
て、この実施例では、上記のような昇圧電圧VCHを用
いてパワースイッチMOSFET及びセンスアンプを構
成する増幅MOSFETを通して、ハイレベルにされる
べきデータ線の電位をプルアップするものであるため、
それより低いハイレベル(VCL)のレベルには短時間
で到達するものとなる。
【0017】図3ないし図5には、この発明が適用され
た擬似スタティック型RAMの一実施例の回路図が示さ
れている。図3にはメモリアレイとロウ系の選択回路の
回路図が示され、図4にはセンスアンプ、カラム系選択
回路の回路図が示され、図5には制御系と電源系のブロ
ック図が示されている。
【0018】集積回路の構造は、大まかに説明すると次
のようになる。単結晶P型シリコンからなり、かつN型
ウエル領域が形成された半導体基板の表面部分のうち、
活性領域とされた表面部分以外、言い換えると半導体配
線領域、キャパシタ形成領域、及びNチャンネル及びP
チャンネルMOSFETのソース、ドレイン及びチャン
ネル形成領域(ゲート形成領域)とされた表面部分以外
には、公知の選択酸化法によって形成された比較的厚い
厚さのフィールド絶縁膜が形成されている。キャパシタ
形成領域は、特に制限されないが、キャパシタ形成領域
上には、比較的薄い厚さの絶縁膜(酸化膜)を介して1
層目ポリシリコン層が形成されている。1層目ポリシリ
コン層は、フィールド絶縁膜上まで延長されている。1
層目ポリシリコン層の表面には、それ自体の熱酸化によ
って形成された薄い酸化膜が形成されている。キャパシ
タ形成領域における半導体基板表面には、イオン打ち込
み法によるN型領域が形成されること、又は所定の電圧
が供給されることによってチャンネルが形成される。こ
れによって、1層目ポリシリコン層、薄い絶縁膜及びチ
ャンネル領域からなるキャパシタが形成される。フィー
ルド酸化膜上の1層目ポリシリコン層は、1種の配線と
みなされる。
【0019】チャンネル形成領域上には、薄いゲート酸
化膜を介してゲート電極とするための2層目ポリシリコ
ン層が形成されている。この2層目ポリシリコン層は、
フィールド絶縁膜上及び1層目ポリシリコン層上に延長
される。特に制限されないが、後で説明するメモリアレ
イにおけるワード線は、2層目ポリシリコン層から構成
される。フィールド絶縁膜、1層目及び2層目ポリシリ
コン層によって覆われていない活性領域表面には、それ
らを不純物導入マスクとして使用する公知の不純物導入
技術によってソース、ドレイン及び半導体配線領域が形
成されてる。1層目及び2層目ポリシリコン層上を含む
半導体基板表面に比較的厚い厚さの層間絶縁膜が形成さ
れ、この層間絶縁膜上には、アルミニュウムからなるよ
うな導体層が形成されている。導体層は、その下の絶縁
膜に設けられたコンタクト孔を介してポリシリコン層、
半導体領域に電気的に結合される。後で説明するメモリ
アレイにおける相補データ線は、特に制限されないが、
この層間絶縁膜上に延長された導体層から構成される。 層間絶縁膜上及び導体層上を含む半導体基板表面は、窒
化シリコン膜とフオスフオシリケートガラス膜とからな
るようなファイナルパッシベーション膜によって覆われ
ている。
【0020】図3において、例示的に示されたメモリア
レイMARYは、特に制限されないが、2交点(折り返
しビット線)方式とされる。同図には、その一対の行が
代表として例示的に示されている。一対の平行に配置さ
れた相補データ線(ビット線又はディジット線)D0,
D0に、アドレス選択用MOSFETQmと情報記憶用
キャパシタCsとで構成された複数のメモリセルのそれ
ぞれの入出力ノードが同図に示すように所定の規則性を
もって配分されて結合されている。
【0021】図4において、プリチャージ回路PCは、
代表として示されたMOSFETQ5のように、相補デ
ータ線D0,D0間に設けられたスイッチMOSFET
により構成される。MOSFETQ5は、そのゲートに
チップ非選択状態に発生されるプリチャージ信号pcが
供給されることによって、チップ非選択状態のとき又は
メモリセルが選択状態にされる前にオン状態にされる。 これにより、前の動作サイクルにおいて、後述するセン
スアンプSAの増幅動作による相補データ線D0,D0
のハイレベルとロウレベルを短絡して、相補データ線D
0,D0を約VCL/2(HVC)のプリチャージ電圧
とする。特に制限されないが、チップが比較的長い時間
非選択状態に置かれる場合、上記プリチャージレベルは
、リーク電流等によって低下する。そこで、この実施例
では、スイッチMOSFETQ45及びQ46を設けて
、ハーフプリチャージ電圧HVCを供給するようにする
。このハーフプリチャージ電圧HVCを形成する電圧発
生回路は、その具体的回路は図示しないが、上記リーク
電流等を補うよう比較的小さな電流供給能力しか持たな
いようにされる。これによって、消費電力が増大するの
を抑えている。
【0022】RAMのチップ非選択状態等により上記プ
リチャージMOSFETQ5等がオン状態にされる前に
、上記センスアンプSAは非動作状態にされる。このと
き、上記相補データ線D0,D0はハイインピーダンス
状態でハイレベルとロウレベルを保持するものとなって
いる。また、RAMが動作状態にされると、センスアン
プSAが動作状態にされる前に上記プリチャージMOS
FETQ5、Q45及びQ46等はオフ状態にされる。 これにより、相補データ線D0,D0は、ハイインピー
ダンス状態で上記ハーフプリチャージレベルHVCを保
持するものである。このようなハーフプリチャージ方式
にあっては、相補データ線D0,D0のハイレベルとロ
ウレベルを単に短絡して形成するものであるので、低消
費電力化が図られる。また、センスアンプSAの増幅動
作において、上記プリチャージレベルを中心として相補
データ線D0,D0がハイレベルとロウレベルのように
コモンモードで変化するので、容量カップリングにより
発生するノイズレベルを低減できるものとなる。
【0023】センスアンプSAは、その単位回路USA
が例示的に示されており、PチャンネルMOSFETQ
7,Q9と、NチャンネルMOSFETQ6,Q8とか
らなるCMOSラッチ回路で構成され、その一対の入出
力ノードが上記相補データ線D0,D0に結合されてい
る。また、上記ラッチ回路には、特に制限されないが、
並列形態のNチャンネルMOSFETQ12,Q13を
通して電源電圧VCLとPチャンネルMOSFETQ1
4を通して昇圧電圧VCHが供給され、並列形態のNチ
ャンネルMOSFETQ10,Q11を通して回路の接
地電圧VSSが供給される。これらのパワースイッチM
OSFETQ10,Q11及びMOSFETQ12〜Q
14は、同じメモリアレイ(又はメモリマット)内の他
の同様な行に設けられたラッチ回路(単位回路)に対し
て共通に用いられる。言い換えるならば、同じメモリア
レイ内のラッチ回路におけるPチャンネルMOSFET
とNチャンネルMOSFETとはそれぞれそのソースP
S及びSNが共通接続される。上記MOSFETQ10
,Q12のゲートには、動作サイクルではセンスアンプ
SAを活性化させるクロックパルスsc1が印加され、
MOSFETQ11,Q13のゲートには、上記クロッ
クパルスsc1より遅れて形成されるクロックパルスs
c2が印加される。
【0024】これにより、センスアンプSAの動作は、
まず2段階に分けられる。クロックパルスsc1が発生
されたとき、すなわち、第1段階においては、比較的小
さいコンダクタンスを持つMOSFETQ10及びQ1
2による電流制限作用によってメモリセルからの一対の
データ線間に与えられた微小読み出し電圧は、不所望な
レベル変動を受けることなく増幅される。上記センスア
ンプSAでの増幅動作によって相補データ線電位の差が
ある程度大きくされた後、クロックパルスsc2が発生
されると、言い換えるならば、第2段階に入ると比較的
大きなコンダクタンスを持つMOSFETQ11,Q1
3がオン状態にされる。センスアンプSAの増幅動作は
、MOSFETQ11,Q13がオン状態にされること
によって速くされる。そして、特に制限されないが、第
3段階に入るとクロックパルスsc3が発生されて、セ
ンスアンプのハイレベル側の動作電圧を昇圧電圧VCH
に切り換える。これにより、ハイレベルにされるべきデ
ータ線の電位を短時間内にVCLのようなハイレベルに
到達させることができる。このように第1ないし第3の
3段階に分けて、センスアンプSAの増幅動作を行わせ
ることによって、相補データ線における不所望なレベル
変化を防止しつつデータの高速読み出しとともにその再
書き込みを早いタイミングで終了させることができる。
【0025】この実施例における図4及び前記図1のよ
うに、センスアンプにハイレベルを供給するパワースイ
ッチMOSFETとして、NチャンネルMOSFETを
用いた場合には、同じ電流供給能力を持たせる場合の素
子サイズをPチャンネルMOSFETを用いた場合に比
べて約1/3に低減できる。ただし、NチャンネルMO
SFETを用いた場合には、電圧VCL−Vthまでし
か電圧供給ができない。ここでVthは上記Nチャンネ
ルMOSFETのしきい値電圧である。しかしながら、
最終的にPチャンネルMOSFETを用いて昇圧電圧V
CHを供給する構成を採る場合には、第1及び第2段階
でのセンスアンプの増幅ハイレベルがVCLに到達しな
い比較的小さなレベルであるから実質的には何等の問題
も生じない。これにより、パワースイッチMOSFET
が占める占有面積を小さくできるものとなる。
【0026】図3において、X(ロウ)アドレスデコー
ダは、特に制限されないが、ゲート回路G1〜G4から
なる第1のアドレスデコーダ回路と、単位回路UXDC
Rのような第2のアドレスデコーダ回路からなるように
2分割されて構成される。同図には、第2のアドレスデ
コーダ回路を構成する1回路分(単位回路)UXDCR
と、第1のアドレスデコーダ回路を構成するノア(NO
R)ゲート回路G1〜G4が示されている。なお、ゲー
ト回路G2とG3は回路記号が省略されている。上記単
位回路UXDCRは、ワード線4本分のデコード信号を
形成する。第1のXデコーダ回路を構成する4個のゲー
ト回路G1〜G4には、下位2ビットのアドレス信号に
対応したワード線選択信号x0,x1の組み合わせによ
り4通りのワード線選択タイミング信号φx0ないしφ
x3を形成する。これらのワード線選択タイミング信号
φx0〜φx3は、伝送ゲート上記MOSFETQ20
〜Q23を介して単位のワード線ドライバUWD0〜U
WD3に入力される。
【0027】ワード線ドライバWDは、単位回路UWD
0が代表として例示的に示されているように、Pチャン
ネルMOSFETQ26とNチャンネルMOSFETQ
27からなるCMOS駆動回路と、その入力と動作電圧
端子VCHとの間に設けられたPチャンネルMOSFE
TQ24,Q25から構成される。PチャンネルMOS
FETQ24のゲートには前記のようなレベル変換回路
によりレベル変換されたプリチャージ信号wphが供給
される。PチャンネルMOSFETQ25のゲートには
ワード線W0の駆動出力が供給される。すなわち、MO
SFETQ25は、内部降圧電圧VCLに従って形成さ
れたワード線選択タイミング信号φx0がハイレベルに
されて、ワード線W0を接地電位のような非選択レベル
にするとき、そのロウレベルを受けてCMOS回路の入
力レベルを高電圧VCHまでプルアップしてPチャンネ
ルMOSFETQ26を確実にオフ状態にする。これに
より、非選択のワード線に対応したCMOS駆動回路を
構成するPチャンネルMOSFETQ26とQ27との
間で直流電流が消費されるのを防ぐものである。Xアド
レスデコーダを上記のように2分割することによって、
第2のXアドレスデコーダ回路を構成する単位回路UX
DCRのピッチ(間隔)とワード線のピッチとを合わせ
ることができる。その結果、無駄な空間が半導体基板上
に生じなくすることができる。
【0028】ワード線の遠端側と回路の接地電位との間
にはスイッチMOSFETQ1〜Q4等が設けられる。 これらのスイッチMOSFETQ1〜Q4のゲートには
、それに対応したワード線W0〜W3に供給される選択
信号とは逆相の信号WC0〜WC3が供給される。これ
により、選択されたワード線に対応したスイッチMOS
FETのみがオフ状態に、他のスイッチMOSFETは
オン状態にされる。これにより、選択ワード線の立ち上
がりによる容量結合によって非選択ワード線が不所望に
中間電位に持ち上げられてしまうことを防止できる。
【0029】図4において、ロウ(X)アドレスバッフ
ァR−ADBは、外部端子から供給されたチップイネー
ブル信号CEに基づいて後述する制御回路CONTによ
り形成されたクロックパルス(図示せず)により動作状
態にされ、その動作状態において外部端子から供給され
たアドレス信号A0〜Amを取り込み、それを保持する
とともに上記のような降圧電圧VCLに対応してレベル
変換された内部相補アドレス信号a0〜amを形成して
上記第1及び第2のロウアドレスデコーダに伝える。内
部相補アドレス信号a0〜amは、外部端子から供給さ
れるアドレス信号A0〜Amに対して一対からなる同相
信号と逆相信号とから構成される。カラム(Y)アドレ
スバッファC−ADBは、上記チップイネーブル信号C
Eに基づいて形成されたクロックパルス(図示せず)に
より動作状態にされ、その動作状態において外部端子か
ら供給されたアドレス信号A0〜Anを取り込み、それ
を保持するとともに上記のような降圧電圧VCLに対応
してレベル変換された内部相補アドレス信号a0〜an
を形成してカラムアドレスデコーダC−DCRに伝える
。内部相補アドレス信号a0〜anは、上記同様に外部
端子から供給されるアドレス信号A0〜Anに対して一
対からなる同相信号と逆相信号とから構成される。
【0030】カラムデコーダC−DCRは、基本的には
上記Xアドレスデコーダと類似のアドレスデコーダ回路
により構成され、クロックパルスC2’により活性化さ
れてカラムアドレスバッファC−ADBから供給される
相補アドレス信号a0〜anを解読してカラムスイッチ
C−SWに供給すべき選択信号を形成する。カラムスイ
ッチC−SWは、代表として示されているNチャンネル
MOSFETQ42,Q43のように、相補データ線D
0,D0と共通相補データ線CD,CDを選択的に結合
させる。これらのMOSFETQ42,Q43のゲート
には、上記カラムデコーダC−DCRからの選択信号が
供給される。上記共通相補データ線CD,CD間には、
上記同様なプリチャージ回路を構成するNチャンネル型
のプリチャージMOSFETQ44が設けられている。 この共通相補データ線CD,CDには、上記単位のセン
スアンプUSAと類似の回路構成のメインアンプMAの
一対の入出力ノードが結合されている。
【0031】メイアンプMAの一対の出力ノードMO、
MOの読み出し信号は、データ出力バッファDOBを介
して外部端子Dout から外部へ送出される。読み出
し動作モードならば、データ出力バッファDOBはその
活性化信号docによって動作状態にされ、このとき動
作状態にされるメインアンプMAの増幅出力信号を増幅
するとともに外部電源電圧VCCに対応したレベルにレ
ベル変換して外部端子Dout へ送出する。書込み動
作モードなら、上記信号docによってデータ出力バッ
ファDOBの出力端子Dout はハイインピーダンス
状態される。
【0032】上記共通相補データ線CD,CDは、デー
タ入力バッファDIBの出力端子が結合される。書込み
動作モードならば、データ入力バッファDIBは、その
活性化パルスdicによって動作状態にされ、外部端子
Dinから供給された書込み信号に従った相補書込み信
号を内部降圧電圧VCLに対応したレベルにレベル変換
して上記共通相補データ線CD,CDに伝えることによ
り、選択されたメモリセルへの書込みが行われる。読み
出し動作モードなら、上記信号dicによってデータ入
力バッファDIBの出力はハイインピーダンス状態にさ
れる。
【0033】図5において、上述した各種タイミング信
号は、制御回路CONTにより形成される。制御回路C
ONTは、上記代表として示された主要なタイミング信
号等のようにRAMの動作に必要な各種タイミング信号
を形成する。すなわち、この制御回路CONTは、外部
端子から供給されたチップイネーブル信号CEとライト
イネーブル信号WEを受けて、上記一連の各種タイミン
グパルスを形成する。特に制限されないが、チップイネ
ーブル信号CEをロウレベルに固定して、アドレス信号
の変化により連続してメモリアクセスを行う場合には、
アドレス信号変化検出回路が設けられる。すなわち、上
記アドレスバッファR−ADBとC−ADBにより形成
された内部アドレス信号を排他的論理和回路を用いて構
成されたアドレス信号変換検出回路に入力し、いずれか
1ビットのアドレス信号が変化された場合でも、その検
出パルスをチップイネーブル信号に代りに用いて内部の
プリチャージ(リセット)と前記のようなRAMの動作
に必要なクロックパルスを形成する。
【0034】回路記号REFCで示されているのは、自
動リフレッシュ回路であり、リフレッシュアドレスカウ
ンタ等を含んでいる。この自動リフレッシュ回路REF
Cは、特に制限されないが、リフレッシュ制御信号RF
SHとチップイネーブル信号CEとを受ける論理回路に
より、オートリフレッシュとセルフリフレッシュを識別
してCEをクロックとするオートリフレッシュと、内部
のタイマー回路によるセルフリフレッシュを行う。
【0035】内部降圧回路VCLGは、外部端子から供
給される約5Vのような電源電圧VCCを受けて、約3
.3Vのような安定化された内部降圧電圧VCLを発生
させる。内部昇圧回路VCHGは、この安定化された内
部降圧電圧VCLに基づいて形成されるパルス信号を受
けて、ワード線の選択動作及びセンスアンプに必要な昇
圧電圧を形成する。基板電圧発生回路VBGは、特に制
限されないが、上記安定化された内部降圧電圧VCLに
基づいて形成されるパルス信号を受けて、基板に与える
負のバイアス電圧−Vbbを発生させる。
【0036】図6には、他の一実施例の要部回路図が示
されている。この実施例では、センスアンプを活性化さ
せるパワースイッチMOSFETとして、ハイレベル側
のスイッチMOSFETを全てPチャンネルMOSFE
Tにより構成する。そして、その動作電圧としては全て
昇圧電圧VCHとする。このようにPチャンネルMOS
FETを用いた場合には、クロックパルスsc1〜sc
3としてはVCHのようなハイレベルからロウレベルに
変化するものを形成すればよい。このようにセンスアン
プの動作直後から昇圧電圧VCHを用いる場合、その電
流供給能力が不足するならセンスアンプ専用の昇圧回路
を設けるようにすればよい。すなわち、ワード線ドライ
バ用とセンスアンプ用のそれぞれに昇圧回路を設けるよ
うにしてもよい。あるいは、内部動作電圧として電源電
圧VCCを降圧した電圧VCLを用いるとき、降圧電圧
VCLに対して実質的に昇圧電圧の関係にある電源電圧
VCCを用いるものとしてもよい。このことは、前記図
1又は図4のセンスアンプにおいても同様である。
【0037】図7には、更に他の一実施例の回路図が示
されている。この実施例では、センスアンプを活性化さ
せるパワースイッチMOSFETとして、前記同様にハ
イレベル側のスイッチMOSFETを全てPチャンネル
MOSFETにより構成する。そして、その動作電圧と
しては第1段階と第2段階のように早いタイミングで動
作するものは降圧電圧VCLを用い、第3段階で動作す
るものは昇圧電圧VCHとする。この場合には、昇圧電
圧VCH側から降圧電圧VCL側に直流電流が流れたり
、昇圧電圧VCHが出力できなくなるのを防ぐために逆
流防止ダイオードDが挿入される。
【0038】図8には、更に他の一実施例の回路図が示
されている。この実施例では、センスアンプを活性化さ
せるパワースイッチMOSFETとして、ハイレベル側
のスイッチMOSFETを全てNチャンネルMOSFE
Tにより構成する。そして、その動作電圧としては第1
段階と第2段階のように早いタイミングで動作するもの
は降圧電圧VCLを用い、第3段階で動作するものは昇
圧電圧VCHとする。この場合にも、昇圧電圧VCH側
から降圧電圧VCL側に直流電流が流れたり、昇圧電圧
VCHが出力できなくなるのを防ぐために逆流防止ダイ
オードDが挿入される。このようにNチャンネルMOS
FETを用いた場合には、ハイレベル側のパワースイッ
チ部の専有面積を小さくできる。この構成に代え、図6
と同様に第1段階及び第2段階で動作するスイッチMO
SFETにより昇圧電圧VCHを供給する構成としても
よい。このようにNチャンネルMOSFETを用いた場
合には、そのしきい値電圧Vthだけ出力電圧が低下し
てしまう。それ故、昇圧電圧VCHは、VCH−Vth
>VCLのように設定すればよい。
【0039】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)  ダイナミック型メモリセルを用いたRAMに
おいて、センスアンプを時系列的なタイミングパルスに
従って活性化させる複数からなるパワースイッチMOS
FETのうち、ハイレベル側の動作電圧を与えるもので
あって遅く動作させられるパワースイッチMOSFET
は、データ線に与えられるハイレベルより高い昇圧電圧
をセンスアンプに供給するようにすることにより、ハイ
レベル側に増幅されるべきデータ線を高い電圧を用いて
プルアップできるから再書き込みに必要なハイレベルま
で急峻に立ち上げることができる。これにより実質的な
センスアンプの動作の高速化が図られるという効果が得
られる。 (2)  上記(1)により、メモリセルの再書き込み
を短時間で終了させることができるからメモリサイクル
タイムを高速化できるという効果が得られる。 (3)  センスアンプに比較的早いタイミングでハイ
レベル側の動作電圧を供給するパワースイッチMOSF
ETとしてNチャンネルMOSFETを用いることによ
り、その専有面積を小さくできるという効果が得られる
。 (4)  X系とY系のアドレス信号を同時に供給する
疑似スタティック型RAMにあっては、上記(1)及び
(2)により高速化が可能になるという効果が得られる
【0040】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、
アドレスバッファやアドレスデコーダは、CMOS回路
等のようにMOSFETを用いて構成されるもの他、C
MOS回路とバイポーラ型トランジスタとを組み合わせ
たBi−CMOS回路を用いるものであってもよい。こ
の場合には、メモリセルの選択動作がCMOS回路等の
ようなMOSFETを用いた場合に比べていっそう速く
できるから、メモリアクセスタイム中に占めるセンスア
ンプの動作時間の割合が高くなる。したがって、この実
施例のようなセンスアンプを用いることにより、高速動
作化が可能になるものである。したがって、Bi−CM
OS回路等を用いた場合のように、X系とY系のアドレ
ス信号が時系列的に入力されるダイナミック型RAMに
おいても、上記のようなセンスアンプの高速化に伴い高
速動作化が図られるものである。あるいは、それほど周
辺回路の動作が速く無いものでも、センスアンプの高速
化により動作タイミングマージンが大きくできるもので
ある。
【0041】ダイナミック型RAMや疑似スタティック
型RAMのようにダイナミック型メモリセルを用いた半
導体記憶装置の内部回路は、降圧電圧を用いるもの他、
外部端子から供給される電圧を動作電圧として用いるも
のであってもよい。この場合、電源電圧は約5Vのよう
に比較的高い電圧の他、約3V程度の低い電圧とするも
のであってもよい。このように内部回路を外部電源電圧
により動作させる場合には、内部昇圧回路を用いて上記
センスアンプの動作電圧を形成すればよい。センスアン
プの活性化パルスは、前記のように3段階に分けられる
もの他、2段階に分けて後半の活性化パルスにより昇圧
電圧等の高い電圧をセンスアンプに供給する構成を採る
ものであってもよい。この後半に動作させられるパワー
スイッチMOSFETの動作電圧をVCLからVCHに
切り換えるスイッチMOSFETをシリーズに設ける構
成を採るものであってもよい。ダイナミック型メモリセ
ルの読み出し基準電圧は、相補データ線のハーフプリチ
ャージ電圧を用いるもの他、ダミーセルを用いて形成さ
れるものとしてもよい。この発明は、ダイナミック型メ
モリセルを用いた半導体記憶装置に広く利用できるもの
である。
【0042】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ダイナミック型メモリセル
を用いたRAMにおいて、センスアンプを時系列的なタ
イミングパルスに従って活性化させる複数からなるパワ
ースイッチMOSFETのうち、ハイレベル側の動作電
圧を与えるものであって遅く動作させられるパワースイ
ッチMOSFETは、データ線に与えられるハイレベル
より高い昇圧電圧をセンスアンプに供給するようにする
ことにより、ハイレベル側に増幅されるべきデータ線を
高い電圧を用いてプルアップできるから再書き込みに必
要なハイレベルまで急峻に立ち上げることができる。こ
れにより実質的なセンスアンプの動作の高速化が図られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された疑似スタティック型RA
Mの一実施例を示す要部ブロック図である。
【図2】図1の疑似スタティック型RAMの動作の一例
を示す要部波形図である。
【図3】この発明が適用された擬似スタティック型RA
Mの一実施例を示すメモリアレイとロウ系の選択回路の
回路図である。
【図4】この発明が適用された擬似スタティック型RA
Mの一実施例を示すセンスアンプ、カラム系選択回路の
回路図である。
【図5】この発明が適用された擬似スタティック型RA
Mの一実施例を示す制御系と電源系のブロック図である
【図6】この発明の他の一実施例を示す要部回路図であ
る。
【図7】この発明の更に他の一実施例を示す要部回路図
である。
【図8】この発明の更に他の一実施例を示す要部回路図
である。
【符号の説明】
C1G〜C4G,C2’G…クロックパルス発生回路、
SAD…センスアンプ駆動回路、PCC…プリチャージ
制御回路、WDV…ワードドライバ、SC1G〜SC3
G…第1〜第3パルス発生回路、MARY…メモリアレ
イ、WD…ワード線ドライバ、PC…プリチャージ回路
、USA…センスアンプ単位回路、SA…センスアンプ
、MA…メインアンプ、C−SW…カラムスイッチ、A
DB…アドレスバッファ、R−DCR…X系アドレスデ
コーダ、C−DCR…Y系アドレスデコーダ、CONT
…制御回路、REFC…自動リフレッシュ回路、DOB
…データ出力バッファ、DIB…データ入力バッファ、
VBG…基板バイアス発生回路、G1〜G8…ゲート回
路、UWD0〜UWD3…ワード線ドライバ単位回路、
VCLG…内部降圧回路、VCHG…内部昇圧回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  情報記憶用キャパシタとアドレス選択
    用MOSFETからなるメモリセルがワード線とデータ
    線との交点にマトリックス配置されて構成されたメモリ
    アレイと、上記メモリアレイの一対からなる相補データ
    線の電位を増幅するセンスアンプと、このセンスアンプ
    を時系列的なタイミングパルスに従って活性化させる複
    数からなるパワースイッチMOSFETとを含み、ハイ
    レベル側の動作電圧を与える複数からなるパワースイッ
    チMOSFETのうち遅く動作させられるパワースイッ
    チMOSFETがセンスアンプに与える動作電圧として
    データ線に伝えられるハイレベルより高い電圧を用いる
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】  上記データ線に伝えられるハイレベル
    より高い電圧は、内部昇圧回路により形成されるもので
    あることを特徴とする請求項1の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】  上記ハイレベルの動作電圧を与える複
    数からなるパワースイッチMOSFETのうち、早いタ
    イミングで動作させられるものはNチャンネルMOSF
    ETを用い、上記のように遅く動作させられて高い電圧
    をセンスアンプに供給するものはPチャンネルMOSF
    ETを用いるものであることを特徴とする請求項1又は
    請求項2の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】  上記半導体記憶装置は入出力インター
    フェイスがスタティック型RAMと互換性を持つように
    された疑似スタティック型RAMであることを特徴とす
    る請求項1、請求項2又は請求項3の半導体記憶装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5764580A (en) * 1995-08-18 1998-06-09 Hitachi, Ltd. Semiconductor integrated circuit
US5831910A (en) * 1995-08-18 1998-11-03 Hitachi, Ltd. Semiconductor integrated circuit utilizing overdriven differential amplifiers
US6088275A (en) * 1997-03-19 2000-07-11 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor memory device operating at a low level power supply voltage

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