JPH04281064A - フロック加工品の製造方法 - Google Patents

フロック加工品の製造方法

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JPH04281064A
JPH04281064A JP10493891A JP10493891A JPH04281064A JP H04281064 A JPH04281064 A JP H04281064A JP 10493891 A JP10493891 A JP 10493891A JP 10493891 A JP10493891 A JP 10493891A JP H04281064 A JPH04281064 A JP H04281064A
Authority
JP
Japan
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flocked
fabric
flock
flocks
split
Prior art date
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Pending
Application number
JP10493891A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhito Yamashiro
山城 勝仁
Mitsuo Tamamura
玉村 光男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOTO PILE SENI KOGYO KK
Daiwabo Create Co Ltd
Original Assignee
KYOTO PILE SENI KOGYO KK
Daiwabo Create Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04281064A publication Critical patent/JPH04281064A/ja
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分割型複合繊維からな
るパイルを高圧液体流により極細繊維とするフロック加
工品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】太さ0.5デニール以下の短繊維(フロ
ック)を植毛してなるフロック加工品の製造方法の代表
例としては、特公昭60−43476号公報、特公昭6
1−31239号公報、特開昭62−199882号公
報等を挙げることができる。
【0003】特公昭60−43476号公報記載の方法
は、基布上に0.5デニール以下の分割された極細のフ
ロックを直接積層し、高圧液体流により交絡一体化させ
てスエード調となすものであり、特公昭61−3123
9号公報記載の方法は、一定密度で海島型複合繊維を植
毛したのち海島型複合繊維の一成分を除去し、フロック
を太さ0.5デニール未満、長さ0.7mm未満に極細
化するものである。また特開昭62−199882号公
報記載の方法は、基材表面に接着剤を塗布後、長さ0.
8〜2.5mmの抽出型分割繊維のフロックを植毛して
接着固定し、フロックを極細化処理するものである。
【0004】このように繊細なフロックの植毛布は、極
細化したフロックを基布に植毛するか、または抽出型複
合繊維フロックを植毛したのち極細化処理を行うかのい
ずれかの方法によって製造されていた。
【0005】
【発明が解決すべき課題】しかしながら極細化したフロ
ックを基布上に直接積層し、高圧液体流処理してフロッ
クを基布と交絡一体化する方法は、高圧液体流の水圧に
より繊維移動が生じたりフロック間に交絡が生じて均整
度や風合いが損なわれやすく、高品質のフロック加工品
を得るには著しく高度な技術を要する。また、海島型複
合繊維またはのフロックを植毛した後、その一成分を除
去してフロックを極細化する方法は、柔軟にして比較的
均整なフロック加工品が得られるが、繊維成分の1部が
溶解除去されるため、基布の単位面積当たりに占めるパ
イルの割合が減少し、極細なパイルを高密度に植毛され
たフロック加工品を得ることは至難である。
【0006】上記したそれぞれの課題を解決するべく本
発明者等は、基布に植毛した分割型複合繊維のフロック
の分割手段として高圧水流を用いることを試みたが、従
来の繊維分割や繊維交絡に使用されている高圧水流は細
い柱状であるため、フロック面に水流筋跡が発現し、こ
のような柱状の水流ではノズルを揺動させても水流痕跡
のないフロック加工品を得ることができなかった。
【0007】本発明は極細なフロックが高密度にかつ均
整に植毛され、柔らかく風合のよいフロック加工品を水
流処理によって製造する方法を提供することを目的とし
ているものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は高圧水流処理装
置のノズルから吐出する水流を膜状となすことによって
上記目的を達成した。即ち本発明のフロック加工品の製
造方法は、不織布あるいは織編物からなる基布上に接着
剤を塗布し、常法により繊維長3mm以下の分割型複合
繊維のフロックを植毛して基布にフロックを固着して植
毛布となし、しかるのちその植毛側よりフラット撒水型
スプレーノズルを用いて膜状液体流処理をおこなって植
毛フロックの分割を促進し、0.5デニール以下の極細
繊維化することを特徴とすることを特徴としているもの
である。
【0009】フロック加工布の基布となる不織布あるい
は織編物は、特に限定を要するものではなく、この種の
加工布に汎用されているものであればよく、使用用途分
野に応じて適宜選択すれば良い。また、基布に極細繊維
もしくは極細化可能繊維を用いてもよい。
【0010】植毛用のフロックとしては、分割型複合繊
維が好適であり、その繊維断面形状は、放射型、貼り合
わせ型等繊維の長さ方向に分割可能なものが適用される
。分割型複合繊維の構成成分としては、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ−4メチルペンテン−1、
エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体等のポリオレフィン系重合体もしくは共
重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート等のポリエステル系重合体もしくは共重合
体、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12等のポリ
アミド系重合体もしくは共重合体等を挙げることができ
、これらを2成分以上適宜選択して用いるとよい。 しかし必ずしも上述した重合体もしくは共重合体に限定
されるものではない。
【0011】上記重合体もしくは共重合体を用いて複合
溶融押出紡糸を行い、延伸後3mm以下の所望の長さに
切断し、極細化可能な植毛用のフロックとする。フロッ
クの繊維長が3mmより長くなると繊維同士の絡みが生
じ、風合いが損なわれる。
【0012】植毛に先立ち基布に塗布する接着剤しては
、アクリル系あるいはウレタン系のものまたはこれらの
混合物が好ましく、接着剤を塗布後、上記分割型複合繊
維のフロックを例えばアップ法あるいはダウン法により
電気植毛を行い、乾燥して基布とフロックとを固着させ
て植毛布とするとよい。しかるのちこの植毛布を植毛側
から膜状液体流処理をすることにより、植毛した分割型
複合繊維のフロックの分割が促進され、殆どが0.5デ
ニール以下の極細繊維となり、風合いの優れたフロック
加工品を得ることができる。
【0013】液体流処理条件としては、ノズルに膜状水
流を撒水角度15〜100度で噴射するフラット撒水型
スプレーノズルを多数並列配置して使用し、吐出水圧を
1平方センチメートル当たり30〜200kg程度好ま
しくは30〜180kgとして処理するとよい。また低
い水圧で数回処理することも好ましい方法である。ノズ
ルピッチは撒水角度により決定するとよい。処理条件が
上記範囲を外れると風合いや外観の良くないものとなる
。水流処理後更に極細繊維側にバフィング処理し、表面
仕上げをすれば一層高品質のフロック製品とすることが
できる。着色したフロック加工品は、原料着色、繊維ま
たは製品段階での染色等何れの方法によっても得ること
ができる。
【0014】
【作用】本発明は、フラット撒水型スプレーノズルを用
いた膜状の加圧液体流処理を行うため植毛繊維に強力な
局部水流の作用が回避でき、水流痕跡の発生や繊維の絡
みがなく、フロックの植毛密度の高い製品が得られる。 しかも適度な水圧によって均一に処理されるため柔軟性
と風合に優れたフロック加工品となり、また繊維の極細
化も効果的に行われる。そしてかかる分割型複合繊維を
フロックに用いてそのフロックを分割することにより、
処理後のフロックは極細の異型断面繊維となり、光沢の
優れたフロック加工品となる。
【0015】
【実施例】[実施例1]  図4に示すような繊維断面
(但し8分割)を有し、A成分(11)としてポリエス
テル、B成分(12)としてポリアミドを用いて溶融押
出紡糸し、延伸後、単繊維繊度が1.5デニールの分割
型複合繊維(10)のトウを得た。この分割型複合繊維
(10)をトウの状態でA成分(11)側を分散染料で
、B成分(12)側を金属錯塩染料で染色した後、カッ
ターで0.8mmの短カットしパイル用のフロックとな
した。(このフロックはカット時の衝撃によって不完全
ながら分割が進行している)。
【0016】一方基布(1) としてポリエステル65
重量%、レーヨン35重量%の混紡糸(綿番手24番手
)を用いた平織物(目付1平方メートル当たり130g
)を準備した。
【0017】次にこの基布(1) に、ポリエステル系
ポリウレタンエマルジョンとアクリル酸エステル樹脂を
1:1の割合で配合した接着剤(2) を1平方メート
ル当たり200gを塗布した後、アップ法電値M/C(
電圧3万V、電極間距離10cm)で上記フロックを植
毛した。この時、植毛密度は、1平方メートル当たり8
0gであった。植毛後、120℃で乾燥を行い、幅10
0cmの長尺のシート状の植毛布(3) を得た。
【0018】この植毛布(3) を図1および図2に略
示しているように、速度3m/min のコンベア(4
) 上に載せて移動させながら植毛側から吐出水圧が1
平方センチメートル当たり100kgの4列の膜状水流
(5) でもつて処理し乾燥した。この処理により分割
型複合繊維(10)のフロックは0.19デニールの極
細繊維にそれぞれ8分割され、繊細にしてフロック密度
の高い植毛布を得ることが出来た。
【0019】なお上記実施例には、図5示したような孔
径1.0mm、撒水角度35度のフラット撒水型スプレ
ーノズル(6) を、ノズルピッチ25mm、被処理物
との距離75mmとして多数配設した給水管(7) を
、図2に示したように交互に4列を配した液体流処理装
置を使用した。実施例1によって得られたフロック加工
品の触感は、ピーチスキンタイプでヌメリ感があった。
【0020】[実施例2]  実施例1の膜状液体流処
理条件の吐出水圧を1平方センチメートル当たり30k
gとして、実施例1と同じ植毛布を処理した。この実施
例2により得られたフロック加工品は、立毛性において
優れていた。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記のように、分割型複合繊維
のフロックを基布に植毛固着したのちその植毛側よりフ
ラット撒水型スプレーノズルを用いて膜状液体流処理を
おこなって植毛フロックの分割を促進し、フロックを0
.5デニール以下の極細繊維化するものであり、植毛面
にはほぼ均整に水流が噴射されるから水流痕跡の発現が
なく、フロックがむらなく分割された高品質のフロック
加工布を得ることができる。そのうえ液体流処理時の吐
出水圧を調整することにより、立毛性の優れたものや、
ピーチスキンタイプでヌメリ感のもつものを得ることが
でき、衣料用、靴用、鞄用等用途に適合したフロック加
工布を能率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の概略正面図である。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】植毛布の部分断面斜視図を示したものである。
【図4】分割型複合繊維の一例を示す断面図である。
【図5】フラット撒水型スプレーノズルの部分断面側面
図である。
【符号の説明】
1  基布 2  接着剤 3  植毛布 4  コンベア 5  膜状水流 6  フラット撒水型スプレーノズル 7  給水管 10  分割型複合繊維

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  不織布あるいは織編物からなる基布上
    に接着剤を塗布し、常法により繊維長3mm以下の分割
    型複合繊維のフロックを植毛して基布にフロックを固着
    して植毛布となし、しかるのちその植毛側よりフラット
    撒水型スプレーノズルを用いて膜状液体流処理をおこな
    って植毛フロックの分割を促進し、0.5デニール以下
    の極細繊維化することを特徴とするフロック加工品の製
    造方法。
  2. 【請求項2】  上記フラット撒水型スプレーノズルへ
    の供給水圧が1平方センチメートル当たり30〜250
    kgであり、ノズルと植毛布との最短距離が60〜90
    mmである上記請求項1記載のフロック加工品の製造方
    法。
JP10493891A 1991-03-05 1991-03-05 フロック加工品の製造方法 Pending JPH04281064A (ja)

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