JPH04280191A - カラー撮像装置 - Google Patents

カラー撮像装置

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JPH04280191A
JPH04280191A JP3041640A JP4164091A JPH04280191A JP H04280191 A JPH04280191 A JP H04280191A JP 3041640 A JP3041640 A JP 3041640A JP 4164091 A JP4164091 A JP 4164091A JP H04280191 A JPH04280191 A JP H04280191A
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JP
Japan
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signal
color
power
pixels
signals
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JP3041640A
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Akihiko Shiraishi
白石 昭彦
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次元的に複数個の受
光素子(画素)が配置された撮像素子を備えたカラー撮
像装置に関し、特に解像度が良く、モワレが少なくS/
N比の良い画像を出力できるカラー撮像装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図6,図7,図8は従来より知られてい
るカラー固体撮像素子の色フィルタの配列構成の例を示
す図である。図6は赤色光透過フィルタR,緑色光透過
フィルタG,青色光透過フィルタBが垂直にストライプ
状に並んだいわゆるストライプフィルタと呼ばれる構成
である。これに対し、図7,図8はいわゆるモザイクフ
ィルタと呼ばれる構成で、図7では緑色光透過フィルタ
Gが垂直にストライプ状になっており、赤色光透過フィ
ルタRおよび青色光透過フィルタBがそれぞれ2行おき
2列に水平方向にGフィルタの間に配置され、また、図
8ではマゼンタ光透過フィルタMg,緑色光透過フィル
タGr,シアン光透過フィルタCy,黄色光透過フィル
タYeが水平方向に2画素,垂直方向に4画素の8個の
色フィルタを1単位とし、図に示す順序で配置されてい
る。
【0003】しかしながら、これらの色フィルタ配列を
持つ撮像素子には次のような問題がある。すなわち、図
6に示す構成の色フィルタを設けた撮像素子では、サン
プリング周波数の1/3の周波数に色信号キャリアが発
生するため、ナイキスト周波数であるサンプリング周波
数の1/2の周波数までを解像できず解像度が劣る。
【0004】図7に示す構造の色フィルタを設けた撮像
素子は、垂直方向にバンドの異なるRフィルタとBフィ
ルタが並んでいるため、垂直方向に色モワレが発生しや
すく、特に有彩色画像で見苦しいシーンが出てくる。
【0005】図8に示す構成の色フィルタを設けた撮像
素子は、バンドの広い補色フィルタで構成されているた
め、図7に示す構成の色フィルタを設けた撮像素子より
色モワレは出にくいが、画素の出力信号間の差信号で色
信号を形成するため、色信号のS/N比が悪く、さらに
、出力信号を量子化しディジタル処理を行う際に、色信
号の量子化誤差が大きくなり好ましくない。
【0006】さらに、図7,図8に示す構成の色フィル
タを設けた撮像素子ともサンプリング周波数の1/2の
周波数に色信号キャリアが発生するため、ナイキスト周
波数であるサンプリング周波数の1/2の周波数までを
解像することができない。
【0007】これに対し、米国特許明細書第39710
65号に開示されている、いわゆるベイヤー配列と呼ば
れる色フィルタ配列を有する撮像素子がある。これは図
9(a),(b)に示すように、撮像素子の画素の水平
方向のピッチをPH ,垂直方向のピッチをPV とす
ると、緑色光透過フィルタG(同図(a))あるいは輝
度信号透過フィルタY(同図(b))は、水平方向のピ
ッチ2PH ,垂直方向のピッチPV で水平方向にP
H だけオフセットされたオフセットサンプリング構造
で配置され、赤色光透過フィルタRおよび青色光透過フ
ィルタBは水平方向のピッチ2PH ,垂直方向のピッ
チ2PV の矩形格子状サンプリング構造で配置されて
いるものである。このようなベイヤー配列を有する撮像
素子を用いると、モワレが少なく、かつ、S/N比の良
い良好な画像が得られることが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このベ
イヤー配列を有する撮像素子を用いても以下に示す問題
が発生する。すなわち、図10(a),(b)はそれぞ
れ図9(a),(b)に示す色フィルタの撮像素子で発
生する信号キャリアの位置を2次元周波数平面(fH 
,fV )上に表わしたときの第1象限の特性図である
。ここで、図9(a)に示す色フィルタの撮像素子では
、各画素からの出力信号をそのままスイッチングして切
り換えることにより輝度信号を形成しており、図9(b
)に示す色フィルタの撮像素子では、Yフィルタが配置
された画素からの信号のみを用いて輝度信号を形成して
いる。
【0009】いずれの場合も周波数空間上、(1/2P
H ,0)および(0,1/2PV )に色信号のキャ
リアが発生していることがわかる。すなわち、ベイヤー
配列を有する撮像素子の場合もサンプリング周波数の1
/2の周波数に色信号キャリアが発生するため、ナイキ
スト周波数であるサンプリング周波数の1/2の周波数
までを解像することができない。
【0010】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
もので、解像度が良く、モワレが少なく、S/N比の良
好な画像を得ることのできるカラー撮像装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記目的を
達成するため、カラー撮像装置を次の(1)のとおりに
構成する。 (1)被写体像を輝度情報と色情報を有する電気信号に
変換するカラー撮像装置であって、つぎのa,b,cの
構成要素を備えたカラー撮像装置。
【0012】a.画素が水平方向のピッチPH ,垂直
方向のピッチPV の矩形格子状に配置された撮像素子
【0013】b.前記画素に対応して設けられた、水平
方向のピッチ2PH ,垂直方向のピッチPV で水平
方向にPH だけオフセットされたオフセットサンプリ
ング構造を有する第1の色フィルタと、水平方向のピッ
チ2PH ,垂直方向のピッチ2PVの矩形格子状サン
プリング構造を有する第2の色フィルタおよび第3の色
フィルタとを有する色フィルタアレイ。
【0014】c.前記第1の色フィルタ,第2の色フィ
ルタ,第3の色フィルタに対応する画素から出力された
第1の色信号,第2の色信号,第3の色信号にもとづい
て、第1の色信号のうち第2の色信号の画素と同じ列の
画素による信号のみを同時化し、第2の色信号との差を
とった信号と、第1の色信号のうち第3の色信号の画素
と同じ列の画素による信号のみを同時化し、第3の色信
号との差をとった信号とから前記色情報を形成する第1
の色信号形成手段並びに、第1の色信号のうち第2の色
信号の画素と同じ行の画素による信号のみを同時化し、
第2の色信号との差をとった信号と、第1の色信号のう
ち第3の色信号の画素と同じ行の画素による信号のみを
同時化し、第3の色信号との差をとった信号とから前記
色情報を形成する第2の色情報形成手段を有し、被写体
像における前記走査方向またはこれに直交する方向の周
波数成分に応じて該第1の色情報形成手段と該第2の色
情報形成手段とを切り換える色情報形成手段。
【0015】
【作用】前記(1)の構成により、2次元周波数空間上
の(1/2PH ,0)および(0,1/2PV )に
ある白黒の被写体についての色差信号のキャリアが消滅
し、モワレが抑制される。
【0016】
【実施例】以下本発明を実施例により詳しく説明する。 図1は本発明の第1実施例である“カラー撮像装置”の
ブロック図である。撮像素子(センサ)101には図9
(a)に示すベイヤー配列のR,G,Bフィルタ(フィ
ルタアレイ)が設けられている。撮像素子101から1
画素ごとに読み出された画像信号は色分離部102によ
りR,G,B信号に分離された後、ホワイトバランス部
111でR,G,B信号のゲインがホワイトバランスセ
ンサ(AWB)120より得られた色温度情報をもとに
ホワイトバランス調整され、次にγ変換部112でγ変
換され、その後A/D(アナログ−ディジタル)変換器
103でA/D変換される。
【0017】輝度信号はスイッチ回路(SWY)126
によりスイッチングされることにより読み出し順に並べ
られ、バンドパスフィルタ(BPF)116で輝度信号
の高域成分YH として取り出される。この輝度信号の
高域成分YH は、後述する手法で得られる輝度信号の
低域成分YL と加算器117で加算され、D/A(デ
ィジタル−アナログ)変換器118でD/A変換され出
力される。
【0018】一方、A/D変換器103の出力のうちG
(γ乗)信号は、スイッチ(SW)128により図2(
a)に示すタイミング1、または(b)に示すタイミン
グ2の2つのタイミングでそれぞれ図示の位置にあるG
1 (γ乗)信号とG2 (γ乗)信号に分離される。 これはスイッチ128を例えば1水平走査期間ごとに切
り換えることで可能である。この2つのタイミング1,
2の切り換えは後述する判定回路131により、被写体
の輝度信号に応じて行われる。このように分離されたG
1 (γ乗)信号,G2 (γ乗)信号はR(γ乗)信
号,B(γ乗)信号とともに補間フィルタ106,10
7,108,109に入力され、各々同時化された信号
R(γ乗),G1 (γ乗),G2 (γ乗),B(γ
乗)となる。なお、補間フィルタ106〜109では補
間による同時化のみならず、2次元ローパスフィルタリ
ング,エッジ強調等の線形処理も行われる。これらの処
理は線形処理のため、後で述べる加算処理やマトリクス
処理等の処理と順序を入れかえてもよい。
【0019】同時化されたR(γ乗)信号,G1 (γ
乗)信号は加算器129でR(γ乗)−G1 (γ乗)
信号となり、B(γ乗)信号とG2 (γ乗)信号は加
算器130でB(γ乗)−G2 (γ乗)信号となり、
これらが色差信号マトリクス処理部113に入力され、
【0020】
【数1】
【0021】という変換が行われ、色差信号R−Y,B
−Yが生成される。
【0022】ここで、G1 (γ乗),G2 (γ乗)
信号の切り換えが図2(a)に示すタイミング1で行わ
れる場合を想定し、周波数空間上(1/2PH ,0)
にある白黒の被写体が撮像素子101により採取される
とする。この被写体は周期2PH の縦縞であり、この
ような被写体に対してはR(γ乗)=G1 (γ乗),
B(γ乗)=G2 (γ乗)となるため、加算器129
,130より出力されるR(γ乗)−G1 (γ乗)信
号,B(γ乗)−G2 (γ乗)信号はいずれも零とな
る。ゆえに、色差マトリクス処理部113から出力され
る色差信号R−Y,B−Yも零となり出力されない。こ
のことは、周波数(1/2PH,0)での色差信号のキ
ャリアが消滅することを意味している。別の解釈をすれ
ば、周波数(1/2PH ,0)上でのR(γ乗)信号
のキャリアとG1 (γ乗)信号のキャリアは同位相で
あり、B(γ乗)信号のキャリアとG2 (γ乗)信号
のキャリアは同位相であり、したがって、これらの差信
号R(γ乗)−G1 (γ乗),B(γ乗)−G2 (
γ乗)のこの周波数でのキャリアを消滅させることがで
きるため、色差信号のキャリアが発生しないのである。
【0023】次にG1 (γ乗),G2 (γ乗)信号
の切り換えが図2(b)に示すタイミング2で行われる
場合を想定し、周波数空間上(0,1/2PV )にあ
る白黒の被写体が撮像素子101により採取されたとす
る。この被写体は周期2PV の横縞であり、このよう
な被写体に対しては、加算器129,130より出力さ
れるR(γ乗)−G1 (γ乗)信号,B(γ乗)−G
2 (γ乗)信号はいずれも零となる。ゆえに色差マト
リクス処理部113から出力される色差信号R−Y,B
−Yも零となり出力されない。このことは、周波数(0
,1/2PV )での色差信号のキャリアが消滅するこ
とを意味している。別の解釈をすれば、周波数(0,1
/2PV )上でのR(γ乗)信号のキャリアとG1 
(γ乗)信号のキャリアは同位相であり、B(γ乗)信
号のキャリアとG2 (γ乗)信号のキャリアは同位相
であり、したがってこれらの差信号R(γ乗)−G1 
(γ乗),B(γ乗)−G2 (γ乗)のこの周波数で
のキャリアを消滅させることができるため、色差信号の
キャリアが発生しないのである。
【0024】これらの色差信号はひき続くD/A変換器
114,115でD/A変換され出力される。さらに補
間フィルタ106,107,108,109の出力から
輝度信号の低域成分が輝度信号生成回路127で、YL
 =0.30R(γ乗)+〔αG1(γ乗)+βG2(
γ乗)〕+0.11B(γ乗)           
                         
                        …
…(2)  但し  α+β=0.59 により生成され、前述したように輝度の高域成分YH 
と加算器117で加算され、D/A変換器118でD/
A変換され出力される。なお、一般に色差信号R−Y,
B−Y,輝度の低域成分YL は輝度信号Yに比べ充分
帯域がせまいため、補間し同時化されたR(γ乗),G
1 (γ乗),G2 (γ乗),B(γ乗)信号の、加
算器129,130,色差マトリクス処理部113,輝
度信号生成回路127等での処理は、間引きなどを行っ
て輝度信号Yの処理より遅いクロックで行ってもよい。
【0025】なお、図1に示す処理ブロック図より得ら
れる出力信号をアナログ記録する場合、D/A変換器1
18,114,115は必要であるが、何らかの磁気媒
体,光磁気媒体,E2 PROM(electrica
lly erasabl PROM) 等にディジタル
記録する場合入れなくてもよい。
【0026】次に判定回路131について説明する。図
3(a)はこの判定回路の一構成を示すものである。こ
こではスイッチ回路126より出力される輝度信号Yに
水平方向のバンドパスフィルタ31をかけ、水平方向の
高周波成分を抽出する。これが比較回路32に入力され
、あるスレッショルドレベルと比較される。そして、ス
レッショルドレベルより大きく、水平方向の高周波成分
が大きいと判定された場合には、水平方向の色差信号の
キャリアを消滅させるタイミング1が選択され、そうで
ない場合は垂直方向の色差信号のキャリアを消滅させる
タイミング2が選択される(図2参照)。
【0027】また、判定回路131は図3(b)に示す
構成をとってもよい。すなわち、スイッチ回路126よ
り出力される輝度信号Yに垂直方向のバンドパスフィル
タ61をかけ、垂直方向の高周波成分を抽出する。これ
が比較回路62に入力され、あるスレッショルドレベル
と比較される。そして、スレッショルドレベルより大き
く、垂直方向の高周波成分が大きいと判定された場合に
は、垂直方向の色差信号のキャリアを消滅させるタイミ
ング2が選択され、そうでない場合は水平方向の色差信
号のキャリアを消滅させるタイミング1が選択される。
【0028】以上説明したように、本実施例では、ベイ
ヤー配列の色フィルタを用いているので、モワレが少な
く、S/N比が良好であり、またベイヤー配列にあった
信号処理手段を用いているので解像度が良い。
【0029】次に本発明の第2実施例を説明する。図4
は本実施例のカラー撮像装置の信号処理ブロック図を示
す。撮像素子(センサ)401には図9(b)に示すベ
イヤー配列のY,R,Bフィルタが設けられている。撮
像素子401から1画素ごとに読み出された画像信号は
色分離部402によりY,R,B信号に分離された後、
ホワイトバランス部411でY,R,B信号のゲインを
ホワイトバランスセンサ420より得られた色温度情報
をもとにホワイトバランス調整され、次にγ変換部41
2でγ変換され、その後A/D変換器403でA/D変
換される。
【0030】輝度信号はY(γ乗)信号を補間フィルタ
425によりオフセットサンプリング構造を2次元的に
補間した後、D/A変換器418でD/A変換され出力
される。なお、補間フィルタでは補間による同時化のみ
ならず2次元ローパスフィルタリング,エッジ強調等の
処理も行われる。
【0031】一方、A/D変換器403の出力のうちY
(γ乗)信号は、スイッチ428により図5(a)に示
すタイミング1または(b)に示すタイミング2の2つ
のタイミングでそれぞれに示すような位置にあるY1 
(γ乗)信号とY2 (γ乗)信号に分離される。これ
はスイッチ428を例えば1水平操作期間ごとに切り換
えることで可能である。2つのタイミング1,2の切換
は後述する判定回路431により被写体の輝度信号に応
じて行われる。
【0032】このように分離されたY1 (γ乗)信号
,Y2 (γ乗)信号は、R(γ乗)信号,B(γ乗)
信号とともに補間フィルタ406,407,408,4
09に入力され、各々同時化された信号R(γ乗),Y
1 (γ乗),Y2 (γ乗),B(γ乗)となる。な
お、補間フィルタでは補間による同時化のみならず、2
次元ローパスフィルタリング,エッジ強調等の線型処理
も行われる。これらの処理は線型な処理のため、後で述
べる加算処理等の処理と順序を入れかえてもよい。同時
化されたR(γ乗)信号,Y1 (γ乗)信号は加算器
429でR−Y信号となり、B(γ乗)信号とY2 (
γ乗)信号は加算器430でB−Y信号となり、色差信
号R−Y,B−Yが生成される。
【0033】ここで、Y1 (γ乗),Y2 (γ乗)
信号の切り換えが図5(a)に示すタイミング1で行わ
れることを想定し、周波数空間上(1/2PH ,0)
にある白黒の被写体が撮像素子401により採取された
とする。この被写体は周期2PH の縦縞であり、この
ような被写体に対しては、加算器429,430より出
力されるR−Y信号,B−Y信号はいずれも零となる。 ゆえに色差信号R−Y,B−Yは零となり出力されない
。このことは周波数(1/2PH ,0)での色差信号
のキャリアが消滅することを意味している。別の解釈を
すれば、周波数(1/2PH ,0)上でのR(γ乗)
信号のキャリアとY1 (γ乗)信号のキャリアは同位
相であり、B(γ乗)信号のキャリアとY2 (γ乗)
信号のキャリアは同位相であり、従って、これらの差信
号R−Y,B−Yのこの周波数でのキャリアを消滅させ
ることができるため、色差信号のキャリアが発生しない
のである。
【0034】次に、Y1 (γ乗),Y2 (γ乗)信
号の切り換えが図5(b)に示すタイミングで行われる
ことを想定し、周波数空間上(0,1/2PV )にあ
る白黒の被写体が撮像素子401により採取されたとす
る。この被写体は周期2PV の横縞であり、このよう
な被写体に対しては、加算器429,430より出力さ
れるR−Y信号,B−Y信号はいずれも零となる。ゆえ
に色差信号R−Y,B−Yは零となり出力されない。こ
のことは周波数(0,1/2PV )での色差信号のキ
ャリアが消滅することを意味している。別の解釈をすれ
ば、周波数(0,1/2PV )上でのR(γ乗)信号
のキャリアとY1 (γ乗)信号のキャリアは同位相で
あり、B(γ乗)信号のキャリアとY2 (γ乗)信号
のキャリアは同位相であり、従って、これらの差信号R
−Y,B−Yのこの周波数でのキャリアを消滅させるこ
とができるため、色差信号のキャリアが発生しないので
ある。これらの色差信号はひき続くD/A変換器414
,415でD/A変換され出力される。なお、一般に色
差信号R−Y,B−Yは輝度信号Yに比べ充分帯域がせ
まいため、補間し同時化されたR(γ乗),Y1 (γ
乗),Y2 (γ乗)B(γ乗)信号の加算器429,
430等での処理は、間引きなどを行って輝度信号Yの
処理より遅いクロックで行ってもよい。
【0035】なお、図4に示す処理ブロック図より得ら
れる出力信号をアナログ記録する場合、D/A変換器4
18,414,415は必要であるが、何らかの磁気媒
体,光磁気媒体,E2 PROM等にディジタル記録す
る場合は入れなくてもよい。
【0036】次に判定回路431について説明する。本
実施例においても図3に示す構成の判定回路を用いる。 図3(a)の構成では、補間フィルタ425より出力さ
れる輝度信号Yに水平方向のバンドパスフィルタ31を
かけ、水平方向の高周波成分を抽出する。これが比較回
路32に入力され、あるスレッショルドレベルと比較さ
れる。そして、スレッショルドレベルより大きく、水平
方向の高周波成分が大きいと判定された場合には、水平
方向の色差信号のキャリアを消滅させるタイミング1が
選択され、そうでない場合は垂直方向の色差信号のキャ
リアを消滅させるタイミング2が選択される(図5参照
)。
【0037】図3(b)の構成では、補間フィルタ42
5より出力される輝度信号Yに垂直方向のバンドパスフ
ィルタ61をかけ、垂直方向の高周波成分を抽出する。 これが比較回路62に入力され、あるスレッショルドレ
ベルと比較される。そして、スレッショルドレベルより
大きく、垂直方向の高周波成分が大きいと判定された場
合には、垂直方向の色差信号のキャリアを消滅させるタ
イミング2が選択され、そうでない場合は水平方向の色
差信号のキャリアを消滅させるタイミング1が選択され
る(図5参照)。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮像素子にベイヤー配列のフィルタアレイを設け、適切
に信号処理をほどこすことにより、解像度が良く、モワ
レが少なく、S/N比の良好な画像を得ることのできる
カラー撮像装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のブロック図
【図2】第1実施例の説明図
【図3】判定回路の構成例を示す図
【図4】第2実施例のブロック図
【図5】第2実施例の説明図
【図6】色フィルタの配列例を示す図
【図7】色フィルタの配列例を示す図
【図8】色フィルタの配列例を示す図
【図9】ベイヤー配列の色フィルタの配列例を示す図

図10】図9の色フィルタによる信号キャリアの位置を
示す図
【符号の説明】
101  撮像素子 106〜109  補間フィルタ 128  スイッチ 129,130  加算器 131  判定回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被写体像を輝度情報と色情報を有する
    電気信号に変換するカラー撮像装置であって、つぎのa
    ,b,cの構成要素を備えたことを特徴とするカラー撮
    像装置。 a.画素が水平方向のピッチPH ,垂直方向のピッチ
    PV の矩形格子状に配置された撮像素子。 b.前記画素に対応して設けられた、水平方向のピッチ
    2PH ,垂直方向のピッチPV で水平方向にPH 
    だけオフセットされたオフセットサンプリング構造を有
    する第1の色フィルタと、水平方向のピッチ2PH ,
    垂直方向のピッチ2PVの矩形格子状サンプリング構造
    を有する第2の色フィルタおよび第3の色フィルタとを
    有する色フィルタアレイ。 c.前記第1の色フィルタ,第2の色フィルタ,第3の
    色フィルタに対応する画素から出力された第1の色信号
    ,第2の色信号,第3の色信号にもとづいて、第1の色
    信号のうち第2の色信号の画素と同じ列の画素による信
    号のみを同時化し、第2の色信号との差をとった信号と
    、第1の色信号のうち第3の色信号の画素と同じ列の画
    素による信号のみを同時化し、第3の色信号との差をと
    った信号とから前記色情報を形成する第1の色信号形成
    手段、並びに第1の色信号のうち第2の色信号の画素と
    同じ行の画素による信号のみを同時化し、第2の色信号
    との差をとった信号と、第1の色信号のうち第3の色信
    号の画素と同じ行の画素による信号のみを同時化し、第
    3の色信号との差をとった信号とから前記色情報を形成
    する第2の色情報形成手段を有し、被写体像における前
    記走査方向またはこれに直交する方向の周波数成分に応
    じて該第1の色情報形成手段と該第2の色情報形成手段
    とを切り換える色情報形成手段。
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