JPH0428009Y2 - - Google Patents

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JPH0428009Y2
JPH0428009Y2 JP1986107402U JP10740286U JPH0428009Y2 JP H0428009 Y2 JPH0428009 Y2 JP H0428009Y2 JP 1986107402 U JP1986107402 U JP 1986107402U JP 10740286 U JP10740286 U JP 10740286U JP H0428009 Y2 JPH0428009 Y2 JP H0428009Y2
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actuator
rotating
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、回転部材に予め設定してある回転動
作範囲および動作範囲内の所定設定位置を検出す
る回転部材における設定位置検出装置に関する。
(従来の技術) 回転部材に予め設定してある回転動作範囲を検
出する従来技術としては、例えば特開昭58−
120493号開示の「動作限界位置の検出機構」が知
られている。これを第4図aおよびbに従つて以
下に概説する。
第4図aにおいて、20はCを回転中心とする
回転部材、または当該回転部材と同軸回転する円
板(以下円板という)、21は左方に蹴倒されて
ONとなるリミツトスイツチ、22は右方に蹴倒
されてONとなるリミツトスイツチ、23は上記
円板20の外周に固定され、中央の突起部をスト
ライカ23s、左右の平滑部それぞれを作用部2
3rおよび23lとする動作機構からなる。而し
て、上記リミツトスイツチ21および22それぞ
れは、上記ストライカ23sにより動作可能な如
く、円板20の外周に近接して配置され、かつ回
転部材20に要求される回動範囲に応じた位置を
占めるべく、中心Cに対して所定角度θを維持し
て周方向所定間隔を隔てている。
当該構成において、動作機構23は円板20の
回動に伴い回動するので、当該回動が時計廻りで
あれば、ストライカ23sはリミツトスイツチ2
2および21を順次左方に蹴倒すが、蹴倒された
リミツトスイツチ22はOFF状態を維持、リミ
ツトスイツチ21はON状態となり、かくて時計
廻り方向の動作限界位置がリミツトスイツチ21
により検出され、また反時計廻りであれば、スト
ライカ23sはリミツトスイツチ21および22
を順次右方に蹴倒すが、蹴倒されたリミツトスイ
ツチ21はOFF状態を維持、リミツトスイツチ
22はON状態となり、かくて反時計廻り方向の
動作限界位置がリミツトスイツチ22により検出
される。従つて回転部材の1回転以上、即ち360°
+θの範囲内での動作限界位置検出が可能であ
る。尚、上記θは実用的には160°が限度で、動作
限界範囲の上限は420°程度となる。
また、第4図bは他の従来例であるが、原理的
には上記第4図aと同一であり、動作機構を二分
して23aおよび23bとするとともに、円板2
0周面への配置位置を端面方向で互いにずらすよ
うにし、これに応じてリミツトスイツチ21,2
2の位置もずらした配置構成としている。
当該構成では、回転部材の2回転弱(700°程
度)の範囲内の動作限界位置を検出可能である。
(従来技術に存する問題点) 上記従来装置は、何れも動作範囲内の動作をす
る場合であつても、リミツトスイツチのレバーを
動作しない方向にも蹴倒すので、リミツトスイツ
チの耐用時間を短縮する虞がある。また、回転部
材に数回転……例えば3回転以上……を要求する
が如き場合には、動作限界位置を検出することが
不可能である。そのうえ、動作限界範囲内の任意
の位置を個別に検出することを望んでも、機構的
に不可能、たとえ可能としても複雑な構成としな
ければ達成されない。
(考案の目的) 本考案は、回転部材に予め設定してある回転動
作限界位置を検出する場合の、従来装置に存する
上述の問題点を解消するためになされただけでな
く、回転動作限界位置の検出および動作限界範囲
内の予め設定された所定位置の検出、さらには回
転動作限界範囲を2回転以上の複数回転に拡張が
可能であり、しかも耐久性に富んでいて信頼度が
高い回転部材における設定位置検出装置を提供す
ることを目的とする。
(考案の構成) 本考案は上記目的を達成するため、 (1) 回転比が1でない2箇の回転体と、両回転体
の各々の所定位置に設けた作動子と、一方の回
転体の上記作動子の回転軌跡に対向配置され当
該作動子の到来を検知する少なくとも1つの位
置設定用の検出器と、他方の回転体の上記作動
子の回転軌跡に対向配置され当該作動子の到来
を検知する上記検出器の1つと対をなす位置設
定用の検出器とを有し、 (2) いずれか一方の回転体は回転部材と同軸駆動
され、他方の回転体は上記一方の回転体の回転
に従動回転し、 (3) 上記対をなす検出器が共に検知出力を発生し
たことを条件に設定位置を検出する、 構成とした。
(考案の作用) 本考案は、2個の回転体に設定した回転比によ
つて決まる最小公倍数の範囲内において回転部材
の回転動作限界位置を予め設定し、検出器により
検出を可能とする作用、ならびに動作限界範囲内
において予め設定されている任意の位置を検出器
により検出可能とする作用がある。
(実施例) 本考案を第1図〜第3図fに従つて以下に詳述
する。
第1図は本考案にかかる設定位置検出装置の一
実施を示す。第1図aにおいて、1および2それ
ぞれは回転体であり、当該実施例では周面が互い
に歯合する歯車からなる。1sおよび2sそれぞ
れは大歯車1の回転軸および小歯車2の回転軸で
ある。当該実施例では大歯車1と小歯車2との回
転比が2:3となつている。3および4それぞれ
は、例えば磁性材からなる、柱状の作動子であ
り、上記回転軸1sおよび2sとは反対側端面の
周縁に近接し、かつ各歯車1,2噛合わせ位置に
対しそれぞれ180°方向をニユートラル位置に設定
されて枢着されている。5および6それぞれは大
歯車1の上記作動子3が配置されている端面に対
向配置された磁気式近接スイツチからなる検出器
で、第1図bに示されるように、両者は回転軸1
sを中心として大歯車1が回動した際に作動子3
の先端が辿る軌跡Pに近接する如く、かつ両者は
本実施例ではニユートラル位置にある作動子3,
4間を結ぶ直線を対称とする噛合い方向の回転中
心c1に対し、それぞれ20°、即ち互いに40°の角
度を維持する如く設定されている。7および8そ
れぞれは小歯車2の上記作動子4が配置されてい
る端面に対向配置された磁気式近接スイツチから
なる検出器で、第1図bに示されるように、両者
は回転軸2sを中心として小歯車2が回動した際
に動作子4の先端が辿る軌跡Qに近接する如く、
かつ両者は本実施例ではニユートラル位置にある
作動子3,4間を結ぶ直線を対称とする噛合い反
対方向に回転中心c2に対し、それぞれ60°、即
ち互いに120°の角度を維持する如く設定されてい
る。
第2図は上記検出器5〜8が作動子3,4それ
ぞれの近接を検知して出力する信号が入力する回
路を模式的に示すもので、回路9Aは、検出器5
および7からの信号の入力により、それぞれ閉成
される接点5cおよび7cを直列接続した回路か
らなり、両接点5c,7cが同時に閉成された場
合に回路が成立し、また回路9Bも、検出器6お
よび8からの信号の入力により、それぞれ閉成さ
れる接点6cおよび8cを直列接続した回路から
なり、両接点6cおよび8cが同時に閉成された
場合に回路が成立する設定となつている。
上記構成からなる実施例の動作を第1図bなら
びに第3図a〜fに従つて説明する。
第1図bは実施例装置がニユートラル位置を占
める場合であり、大歯車1が反時計廻りで回転す
ると、小歯車2は前述の如く回転比2:3をもつ
て時計まわりで回転することとなる。当該両歯車
1,2の回転により作動子3,4もそれぞれ回転
する。回転するにつれ、まず時計廻りする作動子
4がニユートラル位置から60°の角度にある検出
器7位置を通過する時点、第3図aにしめされる
位置で、当該検出器7から検知信号が出力され、
接点7cは閉成ONするが、接点5cは開成OFF
を維持したままであるので、回路9Aは成立せ
ず、また回転が進んで反時計廻りする作動子3
が、第3図bに示されニユートラル位置から160°
の角度にある、検出器5位置を通過する時点で、
当該検出器5から検知信号が出力され、接点5c
は閉成ONするが、接点7cは開成OFFを維持し
たままであるので、回路9Aは成立せず、さらに
回転が進んで作動子3が、第3図cに示されるニ
ユートラル位置から反時計廻り200°の角度にあ
る、検出器6位置に達した時点で、ニユートラル
位置から時計廻りで300°進んだ作動子4も検出器
8位置に達しているので、検出器6,8それぞれ
から同時に検知信号が出力され、当該信号は接点
6cおよび8cを同時に閉成させ、回路9Bが成
立する。
また大歯車1が時計廻りで回転すると、小歯車
2は反時計廻りで回転し、当該両歯車1,2の回
転により作動子3,4もそれぞれ回転する。回転
するにつれ、上記動作とは全く逆に、第3図dに
示されるように、作動子4が検出器8を通過して
接点8cを閉成ONし、ついで作動子3が、第3
図eに示されるように、検出器6を通過通過して
接点6cを閉成ONするが、何れの場合にも回路
9Bは成立せず、さらに回転が進んで作動子3
が、第3図fに示されるニユートラル位置から時
計廻り200°の角度にある、検出器5位置に達した
時点で、ニユートラル位置から反時計廻りで300°
進んだ作動子4も検出器7位置に達しているの
で、検出器5,7それぞれから同時に検知信号が
出力され、当該信号は接点5cおよび7cを同時
に閉成させ、回路9Aが成立する。
而して、例えば大歯車1の回転軸1sを図示し
ない回転部材の回転軸と同軸回転する如く、かつ
小歯車2の回転軸2sを自由回転可能に支持する
構成をとれば、回路9Aの成立を回転部材の時計
廻り動作限界位置、回路9Bの成立を回転部材の
反時計廻り動作限界位置として検出することが可
能であり、かつニユートラル位置に対して±
200°、即ち400°の回動範囲内で任意に動作限界位
置設定することができる。また上記とは逆に小歯
車2の回転軸2sを図示しない回転部材の回転軸
と同軸回転する如く、かつ大歯車1の回転軸1s
を自由回転可能に支持する構成をとれば、回路9
Bの成立を回転部材の反時計廻り動作限界位置、
回路9Aの成立を回転部材の時計廻り動作限界位
置として検出することが可能であり、ニユートラ
ル位置に対して±300°、即ち600°の回動範囲内で
任意に動作限界位置設定することができる。
上記実施例では、検出器5と7の組および検出
器6と8の組の2つの組を持たせて、動作範囲を
設定しているが、1つの動作限界位置を設定する
場合は、1組の検出器があればよい。
(他の実施例) 上記実施例では、大歯車1と小歯車2との回転
比を2:3とした場合を挙げて説明したが、回転
比を例えば1:3とするともに、それぞれの回転
中心c1,c2に対する検出器5〜8の配置位置
を実施例同様とし、かつ大歯車2の回転軸2sを
回転部材の回転軸と同軸回転する構成を採れば、
回転部材のニユートラル位置に対して±600°、即
ち1200°(3回転以上)の回動範囲内で任意に動作
限界位置設定することも可能である。
上記実施例では、動作限界についてのみ説明し
たが、作動子3または4の回転軌跡上の中間所定
位置に近接して、動作限界位置検出用とは別個
に、単数または複数の検出器を配置するととも
に、当該検出器の検知信号を、回路9A,9Bに
は入力させず、別個に取り出すようにすれば、回
転部材の動作限界ではなく、単数または複数の回
転部材周上に予め設定した所定位置が検出可能と
なる。
上記実施例では、作動子3,4として磁性材を
用い、これに対応して検出器5〜8を磁気式近接
スイツチとした例を挙げて説明したが、これに限
定されるものではなく、例えば作動子を発光素
子、検出器を受光素子とした組合せからなる光電
変換タイプ等の非接触型、あるいは接触型の検出
器でもよく、その種類を問うものではない。た
だ、耐久性、信頼性の点では非接触型の使用が好
ましい。
尚、検出器の設定位置は上記実施例に限定され
るものではなく、本考案の目的達成し得る作用を
発揮可能な位置に配置されればよい。
また上記実施例では、回転比が1でない2個の
回転体として互いに噛合う大・小の歯車を使用し
た例を挙げて説明したが、回転体として、離間し
た位置に配置した、2個の円板を用い、かつベル
ト掛けもしくはチエーン掛けして同時回転するよ
うに構成してもよく、この場合円板の直径の大・
小は問わず、少なくとも回転比が1でない所定比
率に設定すれば、実施例同様に作用すること云う
までもない。
(考案の効果) 本考案によれば、回転部材の設定動作限界や任
意の設定位置は高信頼度をもつて検出可能とな
り、しかも3回転以上の動作限界をも検出可能と
なつて動作限界範囲を拡大し、かつ当該動作限界
範囲内にある、単数または複数の回転部材周上に
予め設定した所定位置の検出が可能であるので、
回転機構に多用されることとなり、甚大な効果を
奏するとして賞用される。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の一実施例の側面図、第1図
bは第1図aにおけるX−X線視した場合の平面
図、第2図は実施例における模式的な回路図、第
3図a〜fはそれぞれ実施例の動作を説明するた
めの平面図、第4図aは従来動作限界検出装置の
平面図、第4図bは他の従来動作限界検出装置の
平面図および側面図である。 1,2……回転体、3,4……動作子、5〜8
……検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転比が1でない2箇の回転体と、両回転体の
    各々の所定位置に設けた作動子と、一方の回転体
    の上記作動子の回転軌跡に対向配置され当該作動
    子の到来を検知する少なくとも1つの位置設定用
    の検出器と、他方の回転体の上記作動子の回転軌
    跡に対向配置され当該作動子の到来を検知する上
    記検出器の1つと対をなす位置設定用の検出器と
    を有し、いずれか一方の回転体は回転部材と同軸
    駆動され、他方の回転体は上記一方の回転体の回
    転に従動回転し、上記対をなす検出器が共に検知
    出力を発生したことを条件に設定位置を検出する
    回転部材の設定位置検出装置。
JP1986107402U 1986-07-15 1986-07-15 Expired JPH0428009Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986107402U JPH0428009Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986107402U JPH0428009Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15

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Publication Number Publication Date
JPS6314112U JPS6314112U (ja) 1988-01-29
JPH0428009Y2 true JPH0428009Y2 (ja) 1992-07-07

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ID=30983650

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JP1986107402U Expired JPH0428009Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59103275U (ja) * 1982-12-27 1984-07-11 日野自動車株式会社 回転体の回転情報表示装置

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JPS6314112U (ja) 1988-01-29

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