JPH1062156A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

Info

Publication number
JPH1062156A
JPH1062156A JP22373496A JP22373496A JPH1062156A JP H1062156 A JPH1062156 A JP H1062156A JP 22373496 A JP22373496 A JP 22373496A JP 22373496 A JP22373496 A JP 22373496A JP H1062156 A JPH1062156 A JP H1062156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
point
micro switch
microswitch
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22373496A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Nakanishi
輝雄 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
Priority to JP22373496A priority Critical patent/JPH1062156A/ja
Publication of JPH1062156A publication Critical patent/JPH1062156A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配置されるマイクロスイッチの個数が検出位
置の数より少なくても、被検出部材の位置を確実に検出
することができ、設置スペースが節約でき、配線工数、
組立工数の減少が可能な位置検出装置を提供する。 【解決手段】 被検出部材に固定されたカム3に当接す
るマイクロスイッチの作動軸2が、カム3の回動に従っ
てマイクロスイッチON点4とマイクロスイッチOFF
点5との間を移動することにより、被検出部材の位置を
検出する位置検出装置1において、カム3のマイクロス
イッチON点検出部3bとマイクロスイッチOFF点検
出部3cとの間にマイクロスイッチ不動作領域3aを設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置検出装置、特
に、電動ボールバルブの弁開閉位置の検出等に利用さ
れ、マイクロスイッチとカムで構成される位置検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動ボールバルブの弁開閉位置の
検出等に、マイクロスイッチとカムで構成される位置検
出装置が使用されている。この位置検出装置は、被検出
部材である弁棒等にカムを固定するとともに、このカム
の周面にマイクロスイッチの作動軸を当接させて、作動
軸の軸方向の移動によってON/OFF信号を発信して
被検出部材の位置を検出するものであって、通常、被検
出部材の検出する位置の数と同数のマイクロスイッチが
必要であった。
【0003】図5(a)に示すように、4位置を検出す
るための従来の位置検出装置111は、作動軸112A
乃至112Dを有する図示しない4個のマイクロスイッ
チと、例えば、電動ボールバルブの弁棒等の被検出部材
に固定されたカム113によって構成される。
【0004】作動軸112A乃至112Dは、それぞれ
の軸線がカム113の中心Oを通るとともに、相対向す
る作動軸(112Aと112C又は112Bと112
D)の軸線が一致し、隣接する作動軸の軸線が直交する
ように配置されている。各作動軸112A乃至112D
は、図示しない付勢手段によってカム113の方向に付
勢され、カム113との接触を保ちつつ軸方向に移動す
る。この作動軸112A乃至112Dが移動し、その先
端がマイクロスイッチON点114から外側に移動する
とON信号が、マイクロスイッチOFF点115の内側
に移動するとOFF信号が発信される。
【0005】カム113は、図示しない被検出部材に固
定された略々円形の平面カムであって、周面113aに
突出部113bが形成され、点Oを中心として時計回り
及び反時計回りに回動可能である。
【0006】次に、上記構成を有する従来の位置検出装
置111の動作について説明する。図5(a)に示すよ
うに、基準位置(回転角度0°)にあるカム113が、
まず、時計回りに回転する場合について説明する。
【0007】回転角度0°の位置において、カム113
の突出部113bが作動軸112Aに当接し、その先端
がマイクロスイッチON点114の外側に移動してい
る。従って、作動軸112AのみON状態にあり、作動
軸112B乃至112DはOFF状態にある。
【0008】図5(a)の状態から、カム113が時計
回りに回転すると、すぐに作動軸112Aが突出部11
3bから離れ、その先端がマイクロスイッチOFF点1
15の内側の位置に復帰して、OFF信号が出力され
る。さらにカム113が回転し、図5(b)に示すよう
に、カム113が90°回転した位置において、作動軸
112Bが突出部113bに当接し、その先端がマイク
ロスイッチON点114の外側に移動して、ON信号が
出力される。
【0009】以下同様に、カム113が180°回転し
た位置(図5(c))、及び、270°回転した位置
(図5(d))において、それぞれ、作動軸112Cの
み、作動軸112DのみがON状態にあり、図6に示す
ように、カム113の突出部113bの位置に配置され
たマイクロスイッチがそれぞれON信号を出力するた
め、被検出部材の4位置を検出することができる。ま
た、カム113が反時計回りに回転した場合も上記時計
回りの場合と同様に被検出部材の4位置を検出すること
ができる。
【0010】このように、上記従来の位置検出装置にお
いては、4位置を検出するためには、4個のマイクロス
イッチを配置する必要があり、通常、検出位置の数と同
数のマイクロスイッチが必要であった。そのため、検出
位置の数が増えると、取り付けられるマイクロスイッチ
の数が増加して設置スペースが大きくなるとともに、配
線工数、組立工数が増加していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の位置
検出装置の有する問題点に鑑みてなされたものであっ
て、配置されるマイクロスイッチの数が検出位置の数よ
り少なくても、被検出部材の位置を確実に検出すること
ができるため、設置スペースが節約できるとともに、配
線工数、組立工数を減少させることが可能な位置検出装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被検出部材に固定されたカムに当接するマイクロスイッ
チの作動軸が、該カムの回動に従ってマイクロスイッチ
ON点とマイクロスイッチOFF点との間を移動するこ
とにより、前記被検出部材の位置を検出する位置検出装
置において、前記カムのマイクロスイッチON点検出部
とマイクロスイッチOFF点検出部との間にマイクロス
イッチ不動作領域を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、前記カムは、略々
円形に形成された平面カムであって、周面上に前記マイ
クロスイッチON点検出部としての1つの凸部と、前記
マイクロスイッチOFF点検出部としての1つの凹部と
を有し、他の周面上の領域を前記マイクロスイッチ不動
作領域とするとともに、1本のマイクロスイッチ作動軸
が前記カムの周面上を摺動することにより、前記被検出
部材の2位置を検出することを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、前記カムは、平面
カムであって、周面上に、前記マイクロスイッチON点
検出部としての大径部と、前記マイクロスイッチOFF
点検出部としての小径部と、これらの間に2つの前記マ
イクロスイッチ不動作領域を有し、2本のマイクロスイ
ッチ作動軸が前記カムの周面上を摺動することにより前
記被検出部材の4位置を検出することを特徴とする。
【0015】請求項1記載の発明によれば、カムのマイ
クロスイッチON点検出部とマイクロスイッチOFF点
検出部との間にマイクロスイッチの不動作領域を設けた
ので、配置されるマイクロスイッチの数が検出位置の数
より少なくても、被検出部材の位置を確実に検出するこ
とができる。
【0016】請求項2記載の発明によれば、平面カムの
1つの凸部と、1つの凹部と、これらの間に不動作領域
を設け、1本のマイクロスイッチ作動軸が該カムの周面
上を摺動する構成としたため、1個のマイクロスイッチ
で被検出部材の2位置を確実に検出することができる。
【0017】請求項3記載の発明によれば、前記カム
は、平面カムであって、大径部と、小径部と、これらの
間に形成された2つの不動作領域を有し、2本のマイク
ロスイッチ作動軸が前記カムの周面上を摺動する構成と
したため、2個のマイクロスイッチで被検出部材の4位
置を確実に検出することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる位置検出装
置の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明す
る。本発明にかかる位置検出装置の第1実施例として、
まず、2位置検出のための位置検出装置について説明す
る。図1(a)に示すように、この位置検出装置1は、
作動軸2を有する図示しないマイクロスイッチと、電動
ボールバルブの弁棒等の被検出部材に固定されたカム3
によって構成される。
【0019】作動軸2は、図示しない付勢手段によって
カム3の方向に付勢され、カム3との接触を保ちつつ軸
方向に移動し、その先端がマイクロスイッチON点4か
ら外側へ移動するとON信号を、マイクロスイッチOF
F点5より内側に移動するとOFF信号を発信する。
【0020】カム3は、平面カムであって、略々全周に
わたって形成される不動作領域3aと、マイクロスイッ
チON点検出部としての凸部3bと、凸部3bの反対側
に形成されるマイクロスイッチOFF点検出部としての
凹部3cからなり、点Oを中心に時計回り及び反時計回
りに回動可能である。
【0021】図1(a)に示すように、基準0FF位置
にあるカム3が、まず時計回りに回転する場合について
説明する。図1(a)では、作動軸2の先端は凹部3c
の位置にあり、マイクロスイッチはOFF信号を出力し
ている。そして、カム3が若干回転すると作動軸2は不
動作領域3aに移動し、カム3の回転に伴い作動軸2は
不動作領域3a上を摺動し、引き続きOFF信号が出力
され続ける。カム3が略々180°回転し、図1(b)
に示す状態になると、作動軸2の先端が、カム3の凸部
3bに当接してマイクロスイッチON点4を越え、ON
信号が発信される。
【0022】その後、カム3が若干回転すると、作動軸
2は再び不動作領域3a上に戻り、カム3の回転に伴い
不動作領域3a上を摺動し、ON信号が発信され続け
る。そして、図1(b)の状態から略々180°回転し
た位置である図1(c)において、作動軸2の先端が、
カム3の凹部3cに当接しマイクロスイッチOFF点5
以下の位置に達して、OFF信号が発信される。従っ
て、図2(a)に示すように、カム3の回転に従ってマ
イクロスイッチからON/OFF信号が発信され、被検
出部材の2位置が検出される。
【0023】次に、基準0FF位置にあるカム103
が、反時計回りに回転する場合について説明する。この
場合も上記反時計回りに回転する場合と同様に、図1
(a)の基準OFF位置において、作動軸2の先端は凹
部3cの位置にありOFF信号を出力している。そし
て、カム3が若干回転すると、作動軸2の先端は不動作
領域3aに移動し、カム3の回転に伴い不動作領域3a
上を摺動し、OFF信号が出力され続ける。そして、カ
ム3が略々180°回転し、図1(d)に示す状態に達
すると、カム3の凸部3bによって作動軸2の先端がマ
イクロスイッチON点4の外側に移動し、ON信号が発
信される。
【0024】その後、カム3が若干回転すると、作動軸
2の先端は、再び不動作領域3a上に戻り、カム3の回
転に伴い不動作領域3a上を摺動し、ON信号が発信さ
れ続ける。そして、図1(d)の状態から略々180°
回転した位置である図1(e)において、作動軸2の先
端が、カム3の凹部3cに当接しマイクロスイッチOF
F点5以下の位置に達し、OFF信号が発信される。従
って、図2(b)に示すように、カム3の回転に従って
マイクロスイッチからON/OFF信号が発信され、被
検出部材の2位置を検出することができる。
【0025】このように、本実施例においては、図2に
よって明らかなように、図1(a)の基準OFF点にあ
るカム3が時計回りに回転した時(図2(a))と、反
時計回りに回転した時(図2(b))とで、ほとんど検
出位置がずれることはなく、凹部8の表面と作動軸2の
先端との間に存在する若干の遊びにより、数度の検出位
置の誤差が発生するに過ぎない。すなわち、カム3の回
転方向にかかわらず略々同一の検出位置が得られる。
【0026】次に、本発明にかかる位置検出装置の作用
効果をより明確にするため、ここで、不動作領域を有し
ないカムを使用して、1個のマイクロスイッチを配置し
た場合の2位置の検出動作について説明する。
【0027】図7(a)に示すように、この位置検出装
置101は、作動軸102を有する図示しないマイクロ
スイッチと、例えば電動ボールバルブの弁棒等の被検出
部材に固定されたカム103によって構成される。
【0028】作動軸102は、図示しない付勢手段によ
ってカム103の方向に付勢され、カム103との接触
を保ちつつ軸方向に移動し、その先端がマイクロスイッ
チON点104から外側へ移動するとON信号を、マイ
クロスイッチOFF点105より内側に移動するとOF
F信号を発信する。
【0029】カム103は、平面カムであって、略々半
円にわたって形成される小径部103aと、やはり略々
半円にわたって形成される大径部103bと、これらの
間に形成される遷移部103c、103dからなり、点
Oを中心に時計回り及び反時計回りに回動可能である。
【0030】ここで、図7(a)に示すように、基準0
FF位置にあるカム103が、まず時計回りに回転する
場合について説明する。図7(a)の位置では、作動軸
102の先端がマイクロスイッチOFF点105より内
側に位置し、OFF信号が出力されている。カム103
が回転しても、作動軸102は小径部103a上を摺動
するため、OFF信号が出力され続ける。そして、カム
103が180°回転し、図7(b)に示す位置に達す
ると、作動軸102は、カム103の遷移部103dを
通過した後、大径部103bに当接し、その先端がマイ
クロスイッチON点104を越える位置に上昇し、0N
信号が発信される。
【0031】そして、カム103がさらに回転し、OF
F信号が出力され続けた後、カム103が図7(b)か
ら180°回転して図7(c)に示す状態になると、作
動軸102は、遷移部103を通過して小径部103a
に当接し、その先端が、マイクロスイッチOFF点10
5の内側に達し、OFF信号が発信される。すなわち、
カム103の回転に従って、図8(a)に示すように、
ON/OFF信号が発信される。
【0032】次に、図7(a)の基準0FF位置にある
カム103が、反時計回りに回転する場合について説明
する。カム103が回転すると、すぐに、図7(d)に
示すように、作動軸102が、カム103の遷移部10
3cを通過して、大径部103bに当接し、作動軸10
2の先端がマイクロスイッチON点104を越える位置
に達し、0N信号が発信される。そして、カム103が
略々180°回転する間は、ON信号が発信される。
【0033】そして、図7(e)に示すように、作動軸
102がカム103の遷移部103dを通過して小径部
103aと当接し、その先端がマイクロスイッチOFF
点105より内側の位置に達すると、OFF信号が発信
される。すなわち、カム103の回転に従ってマイクロ
スイッチから、図8(b)に示すように、ON/OFF
信号が発信される。
【0034】ここで、図8より明らかなように、基準O
FF点にあるカム103が時計回りに回転した時(図8
(a))と、反時計回りに回転した時(図8(b))と
では、位置の検出に約180°のずれが生ずることとな
り、不動作領域を有しない従来のカムと、1個のマイク
ロスイッチによって、被検出部材の2位置を確実に検出
することはできない。
【0035】次に、本発明にかかる位置検出装置の第2
実施例として、4位置を検出するための位置検出装置を
示す。図3(a)に示すように、この位置検出装置11
は、作動軸12A、12Bを有する図示しない2つのマ
イクロスイッチと、電動ボールバルブの弁棒等の検出部
材に固定されたカム13によって構成される。
【0036】作動軸12A、12Bは、それぞれの軸線
がカム13の中心Oを通るとともに互いに直交する。各
作動軸12A、12Bは、図示しない付勢手段によって
カム13の方向に付勢され、カム13の周面との接触を
保ちつつ軸方向に移動する。この作動軸12A、12B
が移動し、それぞれの先端がマイクロスイッチON点1
4より外側に移動するとON信号が、マイクロスイッチ
OFF点15より内側に移動するとOFF信号が発信さ
れる。
【0037】カム13は、平面カムであって、略々外周
の1/4にわたって形成される大径部13aと、やはり
略々外周の1/4にわたって形成される小径部13b
と、これらの間に形成され、それぞれ略々外周の1/4
にわたって形成される2つの不動作領域13c、13d
からなる。そして、カム13は、点Oを中心として時計
回り及び反時計回りに回動可能である。
【0038】次に、上記構成を有する位置検出装置11
の動作について説明する。図3(a)に示すように、基
準位置(回転角度0°)にあるカム13が、時計回りに
回転する場合について説明する。
【0039】回転角度0°の位置において、作動軸12
A、12Bは小径部13bに当接し、それぞれの先端が
マイクロスイッチOFF点15の内側に位置して、それ
ぞれのマイクロスイッチがOFF信号を出力している。
この状態から、カム13が回転すると、作動軸12Aが
小径部13b上を摺動し、OFF信号が出力され続け
る。一方、作動軸12Bは、不動作領域13c上を摺動
し、OFF信号が出力され続ける。そして、カム13が
90°回転すると、図3(b)に示す状態となり、作動
軸12Aは依然として小径部13bに当接して、その先
端がマイクロスイッチOFF点15の内側に位置してい
るためOFF信号が出力されるが、作動軸12Bは大径
部13aに当接し、その先端がマイクロスイッチON点
14の外側に移動し、ON信号が出力される。
【0040】さらに、カム13が回転すると、作動軸1
2Aの先端が不動作領域13c上を摺動し、OFF信号
が出力され続ける。一方、作動軸12Bの先端は、大径
部13a上を摺動し、ON信号が出力され続ける。そし
て、図3(c)に示すように、基準位置から180°回
転した位置に達すると、作動軸12Bは依然として大径
部13aに当接して、その先端がマイクロスイッチOF
F点14の外側に位置して、ON信号が出力されている
が、作動軸12Aは大径部13aに当接して、マイクロ
スイッチON点15の外側に位置するためON信号が出
力される。
【0041】カム13がさらに回転すると、作動軸12
Aが大径部13a上を摺動し、ON信号が出力され続け
る。一方、作動軸12Bは、不動作領域13d上を摺動
し、ON信号が出力され続ける。そして、図3(d)に
示すように、カム13が基準位置から270°回転した
位置に達すると、作動軸12Aは依然として大径部13
aに当接して、その先端がマイクロスイッチOFF点1
4の外側に位置して、ON信号が出力されるが、作動軸
12Bは小径部13bに当接し、その先端がマイクロス
イッチOFF点15の内側に移動し、OFF信号が出力
される。
【0042】以上より、カム13の回転角度と作動軸1
2A及び作動軸12Bの作動状態は図4に示すようにな
り、2個のマイクロスイッチによって被検出部材の4位
置を確実に検出することができる。尚、上記説明は、カ
ム13が時計回りに回転する場合のものであるが、カム
13が反時計回りに回転する場合でも、図3(a)に示
すように、カム13はX−X線を対称軸として線対称に
形成されているため、上記と同様に2個のマイクロスイ
ッチによって被検出部材の4位置を検出することができ
る。
【0043】尚、上記実施例は、カム3及びカム13が
平面カムの場合であるが、カムが円筒状に形成され軸方
向の移動を伴う場合等であっても上記構成を実現するこ
とができることはもちろんである。
【0044】次に、本発明にかかる位置検出装置の作用
効果をより明確にするため、ここで、不動作領域を有し
ないカムを使用して、2個のマイクロスイッチを配置し
た場合の被検出部材の4位置の検出動作について説明す
る。
【0045】図9(a)に示すように、この位置検出装
置211は、上記第2実施例の場合と同様に、2本の作
動軸212A、212Bを有する図示しない2個のマイ
クロスイッチと、被検出部材に固定されたカム213に
よって構成される。作動軸212A、212Bは、それ
ぞれの軸線がカム213の中心Oを通るとともに互いに
直交する。各作動軸212A、212Bは、図示しない
付勢手段によってカム213の方向に付勢され、カム2
13の周面との接触を保ちつつ軸方向に移動する。この
作動軸212A、212Bが移動し、それぞれの先端が
マイクロスイッチON点214より外側に移動するとO
N信号を、マイクロスイッチOFF点215より内側に
移動するとOFF信号を発信する。
【0046】カム213は、平面カムであって、略々円
周の1/4にわたって形成される大径部213aと、略
々円周の3/4にわたって形成される小径部213bと
で構成され、不動作領域は形成されていない。そして、
カム213は、点Oを中心として時計回り及び反時計回
りに回動可能である。
【0047】次に、上記構成を有する位置検出装置21
1の動作について説明する。まず、図9(a)に示すよ
うに、基準位置(回転角度0°)にあるカム213が、
時計回りに回転する場合について説明する。回転角度0
°の位置において、作動軸212A、212Bは小径部
213bに当接し、それぞれの先端がマイクロスイッチ
OFF点215の内側に位置し、それぞれのマイクロス
イッチはOFF信号を出力している。
【0048】この状態から、カム213が回転すると、
作動軸212A及び212Bは小径部213b上を摺動
してマイクロスイッチはOFF信号を出力し続ける。そ
して、カム213が90°回転して図9(b)に示す状
態になると、作動軸212Aは依然として小径部213
bに当接して、それぞれマイクロスイッチOFF点21
5の内側に位置しているため、OFF信号が出力されて
いるが、作動軸212Bは大径部213aに当接し、そ
の先端がマイクロスイッチON点214の外側に移動
し、ON信号が出力される。
【0049】さらに、カム213が回転すると、作動軸
212Aは小径部213b上を摺動して、OFF信号が
出力され続ける。一方、作動軸212Bは大径部213
aを摺動してON信号が出力され続ける。そして、さら
にカム213が回転して基準位置から180°回転した
位置になると、図9(c)に示す状態となり、作動軸2
12B側は、依然としてON信号を出力しているが、作
動軸212Aは大径部213aに当接して、その先端が
マイクロスイッチON点215の外側に位置してON信
号が出力される。
【0050】図9(c)の状態から、カム213が若干
回転した状態が図9(d)である。この図から明らかな
ように、カム213の大径部213aに当接していた作
動軸212Bは、カム213がさらに回転するとすぐに
小径部213bに当接し、その先端が、マイクロスイッ
チOFF点215の内側に位置してOFF信号が出力さ
れ、カム213がさらに回転して、図9(e)に示すよ
うに、基準位置から270°回転した位置に達するまで
この状態が持続される。すなわち、本来、270°回転
して発生すべき信号が、180°より若干回転した位置
で発生してしまうため、正規の270°の位置を検出で
きないこととなる。
【0051】図9(e)の状態、すなわち、基準位置か
ら270°回転した位置にあるカム213が若干回転す
ると、大径部213aに当接していた作動軸212Aが
小径部213bに当接することとなり、その先端がマイ
クロスイッチOFF点15の内側に移動しOFF信号を
出力する。そのため、作動軸212A及び212Bがと
もに小径部213bに当接し、それぞれの先端がマイク
ロスイッチOFF点215の内側に位置し、OFF信号
が出力される。そして、その後、カム213の回転に伴
い、両マイクロスイッチがOFF信号を出力し続け、図
9(a)の基準位置(0°)に復帰しても依然として両
マイクロスイッチがOFF信号を出力し続けるため、結
局基準位置(回転角度0°)を検出することができな
い。すなわち、270°を若干越えた位置でも同様に、
本来0°に復帰した時に発生すべき信号が発生するた
め、正規の0°の位置が検出できないこととなる。
【0052】以上より、カム213の回転角度と作動軸
212A及び作動軸212Bの作動状態は図10に示す
ようになり、上記構成を有する従来の位置検出装置21
1では、2個のマイクロスイッチによって、被検出部材
の4位置を完全に検出することができない。
【0053】尚、上記説明は、カム213が時計回りに
回転する場合のものであるが、カム213が反時計回り
に回転する場合でも、図9(a)に示すように、カム1
3はY−Y線を対称軸として線対称に形成されているた
め、位置検出装置211は上記と同様に図10に示す動
作を行い、やはり、2個のマイクロスイッチによって、
被検出部材の4位置を完全に検出することができない。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、配置され
るマイクロスイッチの個数が検出位置の数より少なくて
も、被検出部材の検出位置を確実に検出することができ
るため、マイクロスイッチの設置スペースが節約できる
とともに、配線工数、組立工数を減少させることが可能
な位置検出装置を提供することができる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、1つのマイ
クロスイッチで被検出部材の2位置を確実に検出するこ
とができるため、マイクロスイッチの設置スペースが節
約できるとともに、配線工数、組立工数を減少させるこ
とが可能な位置検出装置を提供することができる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、2つのマイ
クロスイッチで被検出部材の4位置を確実に検出するこ
とができるため、マイクロスイッチの設置スペースが節
約できるとともに、配線工数、組立工数を減少させるこ
とが可能な位置検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる位置検出装置の第1実施例とし
ての2位置検出装置の動作説明図である。
【図2】図1の位置検出装置におけるカム回転角度とマ
イクロスイッチの動作説明図である。
【図3】本発明にかかる位置検出装置の第2実施例とし
ての4位置検出装置の動作説明図である。
【図4】図3の位置検出装置におけるカム回転角度とマ
イクロスイッチの動作説明図である。
【図5】4個のマイクロスイッチを使用した従来の4位
置検出装置の動作説明図である。
【図6】図5の位置検出装置におけるカム回転角度とマ
イクロスイッチの動作説明図である。
【図7】1個のマイクロスイッチを使用した従来の2位
置検出装置の動作説明図である。
【図8】図7の位置検出装置におけるカム回転角度とマ
イクロスイッチの動作説明図である。
【図9】2個のマイクロスイッチを使用した従来の4位
置検出装置の動作説明図である。
【図10】図9の位置検出装置におけるカム回転角度と
マイクロスイッチの動作説明図である。
【符号の説明】
1、11 位置検出装置 2、12A、12B マイクロスイッチ作動軸 3、13 カム 3a、13c、13d マイクロスイッチ不動作
領域 3b 凸部 3c 凹部 4、14 マイクロスイッチON点 5、15 マイクロスイッチOFF点 13a 大径部 13b 小径部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出部材に固定されたカムに当接する
    マイクロスイッチの作動軸が、該カムの回動に従ってマ
    イクロスイッチON点とマイクロスイッチOFF点との
    間を移動することにより、前記被検出部材の位置を検出
    する位置検出装置において、前記カムのマイクロスイッ
    チON点検出部とマイクロスイッチOFF点検出部との
    間にマイクロスイッチ不動作領域を設けたことを特徴と
    する位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記カムは、略々円形に形成された平面
    カムであって、周面上に前記マイクロスイッチON点検
    出部としての1つの凸部と、前記マイクロスイッチOF
    F点検出部としての1つの凹部とを有し、他の周面上の
    領域を前記マイクロスイッチ不動作領域とするととも
    に、1本のマイクロスイッチ作動軸が前記カムの周面上
    を摺動することにより、前記被検出部材の2位置を検出
    することを特徴とする請求項1記載の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記カムは、平面カムであって、周面上
    に、前記マイクロスイッチON点検出部としての大径部
    と、前記マイクロスイッチOFF点検出部としての小径
    部と、これらの間に2つの前記マイクロスイッチ不動作
    領域を有し、2本のマイクロスイッチ作動軸が前記カム
    の周面上を摺動することにより前記被検出部材の4位置
    を検出することを特徴とする請求項1記載の位置検出装
    置。
JP22373496A 1996-08-26 1996-08-26 位置検出装置 Withdrawn JPH1062156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22373496A JPH1062156A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22373496A JPH1062156A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 位置検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1062156A true JPH1062156A (ja) 1998-03-06

Family

ID=16802862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22373496A Withdrawn JPH1062156A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1062156A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005052510A1 (ja) * 2003-11-28 2005-06-09 Valeo Thermal Systems Japan Corporation 回転スイッチ機構
JP2012109169A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Yuhshin Co Ltd スイッチ装置
CN105745573A (zh) * 2014-02-07 2016-07-06 松下知识产权经营株式会社 旋转检测装置、具备该旋转检测装置的相机、以及具备该相机的摄像装置
JP2021071414A (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 ツインバード工業株式会社 位置検出装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005052510A1 (ja) * 2003-11-28 2005-06-09 Valeo Thermal Systems Japan Corporation 回転スイッチ機構
JP2012109169A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Yuhshin Co Ltd スイッチ装置
CN105745573A (zh) * 2014-02-07 2016-07-06 松下知识产权经营株式会社 旋转检测装置、具备该旋转检测装置的相机、以及具备该相机的摄像装置
JP2021071414A (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 ツインバード工業株式会社 位置検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100317788B1 (ko) 푸쉬스위치를지닌회전조작형전자부품및이를제조하는방법
US5621196A (en) Rotary operation switch and multidirection input apparatus
US5744765A (en) Lever switch with support walls for supporting movable contact points and method of detecting an operating direction of a lever switch
JP4369937B2 (ja) 回転型ライトスイッチ
JPH1062156A (ja) 位置検出装置
JPH10235593A (ja) 旋回軸ストッパ
JP4308238B2 (ja) ストークスイッチ装置
JP3535415B2 (ja) ポテンショメータ
KR20010078234A (ko) 스위치 작동 기구
US7394037B2 (en) Rotary electrical switching device
JPH0743906Y2 (ja) スイッチの接点構造
WO2021079694A1 (ja) 複合操作型入力装置
JP2001243854A (ja) 複合操作型スイッチ
JP7219982B1 (ja) 共役カム装置
JP3862806B2 (ja) プッシュロータリースイッチ
KR200342836Y1 (ko) 냉장고용 도어스위치의 접점분리장치
JP2008021552A (ja) 回転操作装置
JPH0428009Y2 (ja)
JPS62128308A (ja) チエンジレバ−ユニツトのポジシヨンスイツチ
JPS5946322B2 (ja) 回動角検出装置
KR19990030062A (ko) 스위치
JPH11283466A (ja) リミットスイッチ
KR20190035518A (ko) 방폭형 리미트 스위치
JPH0729445A (ja) 接点型位置検出装置
CN102163513A (zh) 摆动型多方向开关装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104