JPH04279375A - 感熱転写型記録装置 - Google Patents

感熱転写型記録装置

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Publication number
JPH04279375A
JPH04279375A JP6762291A JP6762291A JPH04279375A JP H04279375 A JPH04279375 A JP H04279375A JP 6762291 A JP6762291 A JP 6762291A JP 6762291 A JP6762291 A JP 6762291A JP H04279375 A JPH04279375 A JP H04279375A
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JP
Japan
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paper
roller
recording paper
gear
arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP6762291A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Narui
成井 陽一
Seiji Okumiya
奥宮 誠司
Masami Takada
正美 高田
Naohiro Ozawa
小沢 直弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多色刷り可能な感熱転
写型記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の感熱転写型記録装置における記録
紙排紙動作について図13を用いて説明する。図13は
従来の感熱転写型記録装置の要部を示す構成図である。 図13において、円筒状のプラテンローラ200は、図
示せぬシャーシ間に回転可能に軸支され、一端は回転駆
動可能な構成となっている。
【0003】プラテンローラ200の外周近傍には、案
内部材202,記録紙ガイド203及び案内板204設
けられ、案内部材202,記録紙ガイド203によって
、給紙時には記録紙201をプラテンローラ200へ案
内し、搬送時には記録紙201をプラテンローラ200
に巻きつけて案内する。また、案内部材202,案内板
204によって、排紙時には記録紙201を案内する。
【0004】案内部材202と記録紙ガイド203には
、プラテンローラ200の外周を図示せぬ弾性部材で押
圧し、記録紙201に搬送力を与える補助ローラ205
が回転可能に設けられている。案内部材202には、記
録紙201の搬送経路を排紙経路とプラテンローラ20
0に沿って搬送する経路とに切り換える排紙板215が
設けられ、支点215aを中心として図示せぬ伝達駆動
源により回動する構成となっている。
【0005】記録紙201の給紙搬送を行う給紙ローラ
206が、案内部材202と記録紙ガイド203で構成
される挿入口の直前に設けられ、従動ローラ207が回
転可能に荷重pで給紙ローラ206を押圧する構成とな
っている。記録紙201の排紙搬送を行う排紙ローラ2
08は、案内部材202と案内板204で構成される排
出口の直後に設けられ、従動ローラ207と同様に、従
動ローラ207’が回転可能に荷重pで排紙ローラ20
8を押圧する構成となっている。
【0006】サーマルヘッド209は、支点210を回
転中心とし上下に回動可能なヘッドアーム211に固定
され、プラテンローラ200を一定荷重で押圧する構成
となっている。インク紙212は、図示しないがイエロ
ー,マゼンタ,シアンの3色のインクが面順次にベース
フィルム上に塗布されたもので、繰り出し側リール21
3及び巻き取り側リール214に巻装され、一定の回転
トルクを発生する繰り出し側リール台、巻き取り側リー
ル台(図示せず)とそれぞれ嵌合している。
【0007】次に、動作について説明する。図示せぬ駆
動源により、プラテンローラ200,給紙ローラ206
,従動ローラ207が駆動され、それにより、記録紙2
01が、案内部材202と記録紙ガイド203にて構成
された案内部に搬送され、さらに記録紙ガイド203に
案内されて、プラテンローラ200と補助ローラ205
との間を通過し、プラテンローラ200に巻きつき、サ
ーマルヘッド209で押圧される直前の位置で停止する
。この時、サーマルヘッド209は、プラテンローラ2
00より浮上しており、インク紙212も停止状態とな
るよう構成されている。
【0008】次に、インク紙212の頭出しを図示せぬ
センサーで行い、第一色目のイエローを準備し、ヘッド
アーム211によりサーマルヘッド209をインク紙2
12と記録紙201を間に介してプラテンローラ200
に押圧し、プラテンローラ200を回転させて、第一色
目を印画する。この時、排紙板215は、支点215a
を回転中心として図示せぬ駆動源にて矢印方向へ回転し
て(点線の状態)いるため、案内部材202と案内板2
04で構成される排紙口はふさがれ、記録紙201の先
端は案内部材202とプラテンローラ200との間の搬
送経路へ導かれる。
【0009】印画が終了すると、サーマルヘッド209
を浮上させ、プラテンローラ200を回転させることに
より、補助ローラ205との搬送力によって、記録紙2
01が搬送され、サーマルヘッド209で押圧される直
前の位置で停止する。以下同様に、第二色目、第三色目
の印画までを行う。
【0010】次に、印画が終了すると、サーマルヘッド
209を浮上させ、プラテンローラ200を回転させて
記録紙201を搬送し、サーマルヘッド209で押圧さ
れる直前の位置で停止する。そして、サーマルヘッド2
09がインク紙212と記録紙201を間に介してプラ
テンローラ200を押圧すると、排紙板215が図示せ
ぬ駆動源により回動し、案内部材202とプラテンロー
ラ200との間の搬送経路を封じる。
【0011】この状態にてプラテンローラ200を回転
させると、記録紙201の先端は案内部材202と案内
板204で構成された排紙口に案内され、排紙ローラ2
08と従動ローラ207’の間へ導かれる。記録紙20
1の先端を排紙ローラ208と従動ローラ207’が噛
み込むと、サーマルヘッド209を浮上させ、排紙ロー
ラ208と従動ローラ207’の搬送力にて記録紙20
1を完全に排出し、動作が終了する。
【0012】また、図14は図13における排紙部の他
の具体例を示す構成図である。図14に示すように、排
紙部の従動ローラ207’の代替として、板ばね207
aを使用しているものもある。以上、これらの装置とし
て関連するものには、例えば、特開平1−317779
号公報,特開平1−301275号公報等に記載のもの
が挙げられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、イ
エロー,マゼンタ,シアンの三色の印画終了後に排紙板
215を回動させ、記録紙201を排紙するため、一枚
あたりの印画時間が長くなると言う問題があった。また
、第三色目の印画を行うと同時に排紙板215を回動さ
せて、記録紙201を排紙口に導くと、一枚あたりの印
画時間は短縮されるが、印画の途中で記録紙201の先
端を排紙ローラ208と従動ローラ207’が噛み込み
、搬送力を発生するため、プラテンローラ200と排紙
ローラ208の周速が完全に一致しなければ、記録紙2
01を搬送するのに速度差を生じ、そのため、記録紙2
01を一定速度で搬送することが困難となり、画質に乱
れを生じる等の問題があった。 さらに、ローラ外周寸法を高精度に製造しなければなら
ない等の製造上の問題もあった。
【0014】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、プラテンローラと排紙ローラの記録紙を搬
送する速度に差がある場合でも、画質に乱れを生じるこ
となく、一枚あたりの印画時間を短縮することが可能な
感熱転写型記録装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記した目
的を達成するために、記録紙を排出する第1の排紙ロー
ラと第2のローラにおいて、第2の排紙ローラを回転可
能にローラアームに設け、ローラアームを記録紙搬送に
支障のない位置に回動可能に配置する。第1の排紙ロー
ラと第2の排紙ローラ間の押圧力を与えるため、ねじり
ばねの一端をローラアームと係合させ他端を固定する。 ローラアームと係合したねじりばねの一端は、回動可能
に設けられた中継アームと係合し、中継アームの動きに
て第2の排紙ローラが上下に回動し押圧力を解除できる
構成とする。また、メカニズムの各動作位置を切り換え
る切り換え部材の一部と係合する回動可能に設けられた
係合部材が、中継アームと係合し切り換え部材の動きに
連動して第2の排紙ローラが上下に回動できる構成とす
る。
【0016】
【作用】記録紙が給紙ローラにより搬送されてプラテン
ローラに巻きつき、サーマルヘッドがプラテンローラを
押圧する直前の位置で停止する。この時、サーマルヘッ
ドはプラテンローラより浮上しており、インク紙は停止
している。次に、インク紙の第一色目の頭出し行い、サ
−マルヘッドをインク紙と記録紙を間に介してプラテン
ローラに押圧し、プラテンローラを回転させて第一色目
及び第二色目の印画を行う。第三色目を印画するために
サーマルヘッドがプラテンローラに押圧すると、記録紙
搬送経路が自動的に切り換えられ、且つ、メカニズムの
各動作位置を切り換える切り換え部材の動作により、記
録紙排紙経路途中に設けられた第1の排紙ローラと第2
の排紙ローラ間の押圧力を解除するため、ローラアーム
により第2の排紙ローラを第1の排紙ローラより浮上さ
せる。この状態でプラテンローラを回転させ、第三色目
の印画を行うと、記録紙の先端は切り換えられた記録紙
排紙口に搬送され、途中に設けられた第1の排紙ローラ
と第2の排紙ローラは接触していないため、記録紙を搬
送する力は発生しない。印画を終了すると、サーマルヘ
ッドを浮上させて、さらに切り換え部材の動作により、
第2の排紙ローラがねじりばねよって第1の排紙ローラ
を押圧し、記録紙を搬送することにより動作を終了する
【0017】以上の動作により、第三色目を印画しなが
ら記録紙を排紙経路に導いても排紙ローラの搬送力の影
響を受けないため画質を乱すことなく、三色印画後排紙
するよりも、一枚あたりの印画時間を短縮することがで
きる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。 図1は本発明の一実施例としての感熱転写型記録装置を
示す斜視図、図2は図1の感熱転写型記録装置を構成す
るプラテンローラの断面を示す断面図、図3は図2のα
部を拡大して示した拡大図、図4は図2のプラテンロー
ラをβ方向から見た側面図、図5は図4のγ部を拡大し
て示した拡大図、である。
【0019】プラテンローラ1は、図2に示すように、
巻芯1a上にゴム材を円筒形に固着成形し、巻芯1aに
回転軸となる軸2を固定したものである。巻芯1aの両
側面には、円形の凸状リブ1dが設けられており、それ
ぞれの凸状リブ1dには、図3に示すように、プラテン
ローラ1の回転中心方向に向かって切欠いた切欠き部1
bが対向して設けられている。
【0020】また、切欠き部1bの面には、記録紙位置
技決め部材であるストッパー4が、プラテンローラ1の
外周より突出し、且つ両側面に対向して取付けられてお
り、一定の深さをもった圧入穴1cにて固着されている
。記録紙固定部材であるチャックアーム5は、両側面に
それぞれ、図4に示す軸2と嵌合する溝5a及び図3に
示す切欠き部1bと嵌合する突起部5bが設けられ、ス
プリング6が軸2を介してU字型に取付けられており、
図3に示す様に、プラテンローラ1の回転中心方向に移
動可能な構成となっている。この様に、チャックアーム
5は、プラテンローラ1の回転中心方向に移動すること
により、ストッパー4に当接した記録紙3(ストッパー
4に当接する幅を持つ)の端部を、プラテンローラ1の
外周上に軸2の方向に沿って押圧するものである。軸2
の両端には、チャックアーム5を軸2の方向に位置決め
する段差2aが形成されている。
【0021】図6は図1の感熱転写型記録装置を上から
見た平面図、図7は図6のサブシャーシ10上の駆動部
をδ方向から見た正面図、図8は図7の切り換えギヤ2
4の近傍の構成を示す側面図、図9は図6の感熱転写型
記録装置のε−ε方向の断面を示す断面図、図10は図
6の感熱転写型記録装置をδ方向から見た正面図、であ
る。
【0022】次に、図6から図10を用いて説明する。 プラテンローラ1は、図6に示すように、シャシ7a,
7b間に軸2を回転軸として回転可能に軸支され、軸2
の一端には回転伝達するためのプラテンギヤ8が大歯車
8a,小歯車8bの二段ギヤ構成で固定してある。
【0023】回転系の駆動源となる第一のモータ9は、
シャシ7bに取付けられるサブシャーシ10に、図7に
示す爪部10aを用いて固定され、回転軸には等間隔に
スリットを設けたスリットプレ−ト11を固着し、サブ
シャーシ10に取付けられたセンサー13により図示せ
ぬ駆動回路が回転数を制御する構成となっている。スリ
ットプレート11とウォームギヤ12は、モータ9の回
転力を伝達可能に連結されている。
【0024】サブシャーシ10上には、軸14,軸15
,軸16,軸17,軸18,軸19が植立され、軸14
にはウォームホイルギヤ20が、軸15には第一の中間
ギヤ21が、軸16にはインク紙巻きとり用リール台2
2が、軸17にはインク紙繰り出し用リール台23が、
軸18には切り換えギヤ24が回転可能にそれぞれ取り
付けられ、軸19にはロックアーム26が回動可能に取
付けられている。
【0025】ウォームホイルギヤ20は、大歯車20a
,中歯車20b,小歯車20cの三段ギヤで構成され、
大歯車20aはウォームギヤ12と係合し、中歯車20
bは第一の中間ギヤ21と係合することにより、ウォー
ムホイルギヤ20の回転駆動力をインク紙巻きとり用リ
−ル台22に伝達する構成となっている。小歯車20c
は切り換えギヤ24と係合することにより、ウォームホ
イルギヤ20の回転駆動力を図8に示すスライドギヤ2
5に伝達する構成となっている。
【0026】スライドギヤ25は、ばね28を介して切
り換えギヤ24に嵌合しており、回転中心が軸18で切
り換えギヤ24と同一であり、軸方向にスライド可能で
、且つ切り換えギヤ24と常に一体で回転する構成とな
っている。軸18の先端部には、ばね28によって附勢
されるスライドギヤ25の係止部材27が固着されてい
る。スライドギヤ25は、大歯車25a,小歯車25b
の二段ギヤで構成され、それぞれ、図6に示すプラテン
ギヤ8の小歯車8b,大歯車8aと係合可能となってい
る。また、スライドギヤ25が切り換えギヤ24の方向
に移動することにより、大歯車25aは、シャシ7bに
植立した軸に回転可能に取付けられた第二の中間ギヤ3
2と係合し、第二の中間ギヤ32は、さらに同様にして
取付けられた二段ギヤ33の一段目のギヤ33aと係合
する構成となっている。
【0027】図7において、インク紙巻きとり用リール
台22は、図示せぬ内部のスリップ機構で、第一の中間
ギヤ21より伝達された回転駆動力から一定の摩擦回転
トルクを発生し、この摩擦回転トルクにて駆動される構
成となっている。また、インク紙巻きとり用リール台2
2には、その回転方向を図示せぬセンサーで判断するた
めの反射板29が、大,中,小のパターンピッチで貼付
られている。
【0028】インク紙繰り出し用リール台23は、図示
せぬ内部のスリップ機構にて一定の摩擦回転トルクを発
生する構成となっており、その回転の有無を図示せぬセ
ンサーで判別するための反射板30が、等ピッチパター
ンで貼付られている。ここで、インク紙繰り出し用リ−
ル台23の摩擦回転トルクはインク紙巻きとり用リール
台22の摩擦回転トルクより低い値となるよう設定され
ている。
【0029】図9に示すように、ロックアーム26は、
インク紙繰り出し用リール台23に固着されているロッ
ク爪23aと係合すると共に、サブシャーシ10との間
にロックスプリング31が張架されている。図10に示
すように、ピックアップローラ34は、軸34a上にゴ
ム材の外周が凹凸形状で固着成形され、シャシ7a,7
b間に回転可能に軸支され、軸34aの一端には、図6
に示す回転駆動力を得るためのプーリーギヤ35が固着
されている。
【0030】フィードローラ36は、軸36aの中央部
に円筒形のゴムローラ36bを固着成形し、さらにその
両端に同様のゴムローラ36cが固着されている。さら
にシャシ7a,7b間に回転可能に軸支され、軸36a
の一端には回転駆動力を得るためのフィ−ドギヤ37が
大歯車37a,小歯車37bの二段ギヤの構成で固着さ
れ、軸36aの他端には、図10に示すように、駆動力
を伝達するための排紙ギヤ38が固着されている。
【0031】分離ローラ39は、軸39a上に、フィー
ドローラ36の円筒形のゴムローラ36cと当接可能な
位置に、ゴム材を円筒形に固着成形してある。分離ロー
ラ39は、図10に示す点線の位置まで移動可能な構成
となっており、且つ回転可能に軸支されている。軸39
aの一端には、図6に示すように、カップリング40が
設けられており、図示せぬ内部のスリップ機構により一
定の摩擦回転トルクが働くようになっている。
【0032】二段ギヤ33の一段目のギヤ33aは、プ
ーリーギヤ35と係合し、さらにプーリーギヤ35は、
カップリング40とゴムベルト41を介して回転駆動力
を、図10に示す分離ローラ39に伝達する。一方、図
6に示す二段ギヤ33の二段目のギヤ33bは、フィー
ドギヤ37の小歯車37bと係合し、フィードローラ3
6を回転させる構成となっている。なお、フィードギヤ
37の大歯車37aは、スライドギヤ25がシャシ7b
の方向へ移動することにより、スライドギヤ25の小歯
車25bと係合可能な構成となっている。
【0033】図10に示す排紙ギヤ38は、図6に示す
シャシ7aに植立された軸42に回転可能に取付けられ
た第三の中間ギヤ43の平歯車43aと係合している。 第三の中間ギヤ43は、平歯車43aとかさば歯車43
bで構成される二段ギヤである。第二のモータ44は、
装置の動作位置を切り換えるために設けられており、図
9に示すように、その回転軸には、ウォームギヤ45が
回転伝達可能な構成にて連結され、図示せぬ軸に回転可
能に取付けられた減速ギヤ46の大歯車46aと係合す
る。そして、小歯車46bが、シャシ7b上に植立され
た軸49に回転可能に設けられたカムギヤ47に、駆動
力を伝達する構成となっている。カムギヤ47は、装置
の動作位置を決定するものであり、小歯車47aが設け
られていて、回転式の切り換えスイッチ48と係合して
いる。
【0034】ここで、切り換えスイッチ48は、図示し
ていないが第二のモータ44の駆動回路と連結されてお
り、指定されたポジションのステートメント信号によっ
て切り換えられることにより、各操作モードによって駆
動される第二モータ44の回転を停止させるものである
。第二のモータ44,減速ギヤ46,換えスイッチ48
は、図示せぬブラケット上に取付けられ、シャシ7b上
に設置されている。
【0035】図9に示すカムギヤ47の面には、図示し
ていないが第一の溝,第二の溝が形成されており、第一
の溝と嵌合するピン50が、アーム51上に植立されて
いる。 アーム51は、シャシ7b上に支点52を回動中心とし
て回動可能に取付けられており、アーム51上には、ピ
ン50の動作を拡大する位置にピン53がを植立されて
いる。ピン53は、装置の切り換え動作を行うスライダ
ー54の長穴部54aと嵌合する。
【0036】スライダー54は、シャシ7b上に植立さ
れた案内軸55と嵌合する案内溝54bによって、シャ
シ7b上を図9に示す矢印A方向に移動可能な構成とな
っている。 スライダー54には、ロックアーム26を回動させるた
め、ロックアーム26の円筒形突起部26aと当接する
凹凸部54cが形成されている。
【0037】シャシ7bには、軸56,軸57が植立さ
れ、それぞれ、切り換えアーム150,プラテンロック
アーム58が回動可能に取付けてあり、図8に示すよう
に、切り換えアーム150の一端はスライドギヤ25と
当接し、軸18方向に回動可能な構成となっている。ま
た、切り換えアーム150の他端は、スライダー54上
に設けられた切り換えアーム用凹凸部54dと当接し、
切り換えアーム150が必要な回動量を得る構成となっ
ている。
【0038】図9に示すように、プラテンロックアーム
58の一端には、突起部が設けられ、プラテンギヤ8に
おける大歯車8aの歯の谷部分と係合しており、また、
シャシ7bとの間でプラテンロックスプリング100が
張架され、これにより、大歯車8aの方向に附勢されて
いる。プラテンロックアーム58の他端には、円筒形の
突起部58aが設けられ、スライダ−54上に設けられ
た凹凸部54eと当接するようになっている。
【0039】チャックアーム5の駆動手段であるKアー
ム60は、図9,図10に示すように、シャシ7a,7
b間に支点59を回動中心として回動可能に取付けられ
、植立されているピン61がスライダー54に設けられ
た回動用穴54fと嵌合する構成となっている。Kアー
ム60の一端60aと他端60bは、チャックア−ム5
の停止する位置によりそれぞれチャックアーム5と当接
して、チャックアーム5の押圧力を解除するよう構成さ
れている。
【0040】図6,図10に示すように、駆動アーム6
4には、カムギヤ47の第二の溝と嵌合するヘッドピン
63が植立し、さらに、ヘッドアーム66bに植立する
回動軸65bが、回転可能に貫通している。一方、ヘッ
ドアーム66aには、駆動アーム64に植立する回動軸
65aが、回転可能に貫通している。図6に示すように
、回動軸65a,65bは、シャシ7a,7b間に回転
可能に軸支されている。ヘッドアーム66a,66bに
は、サーマルヘッド101がねじ67にて固定され、サ
ーマルヘッド101上には、放熱板69がねじ67にて
固定されている。ヘッドアーム66a,66bと駆動ア
ーム64の間には、サーマルヘッド101をプラテンロ
ーラ1に一定力で押圧するためのヘッドスプリング68
が張架されており、サーマルヘッド101の押圧力を解
除するときには、駆動ア−ム64の一部がヘッドアーム
66a,66bと当接するような構成となっている。
【0041】70は、サーマルヘッド101を冷却する
冷却用ファン70であり、シャシ7a,7b間に、図示
せぬブラケットにて固定されている。71は一定波長の
光を発光する発光素子であり、72はその光を受ける受
光素子で、サーマルヘッド101の先端に設けられてい
る。即ち、図10に示すように、インク紙カートリッジ
73内の巻き取りリ−ル74,繰り出しリール75に巻
装されているインク紙76を介して、光が透過する構成
となっている。
【0042】ここで、インク紙76は、図示していない
がイエロー,マゼンタ,シアンの三色のインクが面順次
にベースフィルム上に塗布されたもので、発光素子71
の光をイエロー,マゼンタは透過し、シアンは透過しな
い成分にて構成されている。インク紙カートリッジ73
を装置に装着すると、インク紙カートリッジ73に設け
られた穴(図示せず)により、巻き取りリール74,繰
り出しリール75がインク紙巻き取り用リール台22,
インク紙繰り出し用リール台23とそれぞれ係合して、
回転伝達するよう構成されている。
【0043】77,78はインク紙カートリッジ73の
外形形状を検出するスイッチであり、装置内のインク紙
カートリッジ73の有無の判別を行う。また、インク紙
76の特性が異なるものを巻装しているインク紙カート
リッジ73のときには、そのインク紙カートリッジ73
の外形形状を一部変更しておき、その外形形状をスイッ
チ77,78で検出することにより、図示せぬ制御回路
がそのインク紙特性に合う印画条件を選択するようにな
っている。
【0044】図6において、79,80はプラテンロー
ラ1の位置を検出するセンサーであり、プラテンギヤ8
に設けられている検出部(図示せず)を検出するよう配
設してある。図10において、81はインク紙カートリ
ッジ73の装着時の繰り出し側ガイドであり、一部プラ
テンローラ1の外周に沿って記録紙3を案内する形状と
なっている。
【0045】82は記録紙3の搬送用ガイドであり、記
録紙3が搬送されてきたかどうかの判断をするセンサー
102が、給紙時に記録紙3と図6に示すストッパー4
とが当接する位置より手前側に取り付けられている。8
3はインク紙カートリッジ73の巻き取り側ガイドであ
り、記録紙3を排紙するときの排出口83aが設けられ
、また、記録紙3の給紙時及びプラテンローラ1による
搬送時のガイド部が形成される構成となっている。さら
に、巻き取り側ガイド83には、当接部83bが設けら
れ、記録紙3の排紙時において、チャックアーム5をプ
ラテンローラ1より押し上げた時に、チャックアーム5
が当接する構成となっている。
【0046】繰り出し側ガイド81,搬送用ガイド82
,巻き取り側ガイド83は、シャシ7a,7b間にそれ
ぞれ設けられ、固定されている。図9において、排紙さ
れた記録紙3を案内する上側案内部材84と下側案内部
材85が組み合わされて、シャシ7a,7b間に設けて
ある。下側案内部材85には軸110が植立されており
、その軸110には排紙回動アーム103が回動可能で
取付けられ、スライダー54と当接する構成となってい
る。排紙回動アーム103には、スライダー54と当接
する方向に附勢するよう、ばね99がシャシ7bとの間
に張架されている。
【0047】上側案内部材84と下側案内部材85の間
には、記録紙3の排紙方向を変える一対の回動アーム8
6,87が、図6に示す上側案内部材84に設けられた
穴84aと下側案内部材85に穴84aと対向して設け
られた穴(図示せず)とにそれぞれ回動可能に嵌合し、
さらにギヤ部86a,87aが係合する構成となってい
る。一方の回動アーム86には、排紙回動アーム103
と当接可能な円筒部86bが設けられ、また、下側案内
部材85に設けられたフック部85aとの間にアームス
プリング88が張架され、回動アーム86,87を一方
向に附勢している。
【0048】図6において、フィードローラ36の中央
部のローラ36bに当接可能に排紙ローラ89がローラ
アーム120に回転可能に取付けられ、ローラアーム1
20が上側案内部材84のリブ84aに回動可能に軸支
されている。ローラアーム120には、排紙ローラ89
をフィードローラ36の中央部のローラ36bに押圧す
るため、ねじりばね121の一端が係合されている。ま
た、ねじりばね121の他端は上側案内部材84の一部
に固定されている。
【0049】上側案内部材84上には、中継アーム12
2が回動可能に設けられ、ローラアーム120と係合し
ている方のねじりばね121の一端と当接している。ま
た、シャシ7b上に植立された軸124には、図1,図
9に示すように、Lアーム123が回動可能に取付けら
れ、中継アーム122の一端は、このLアーム123の
一部と当接している。 さらに、Lアーム123の一端は、スライダー54に設
けられたガイド穴54gと嵌合することにより、スライ
ダー54の動きによって、図1,図6に示す排紙ローラ
89を上下に動作させることができる構成となっている
【0050】図6,図10に示すように、上側案内部材
84には、記録紙3を装置から排紙する吐き出しローラ
91の軸91aが回転可能な構成として取付けてある。 軸91aの一端には、かさばギヤ92が固着され、第三
の中間ギヤ43のかさば歯車43bと係合し、回転軸を
90度変換して回転駆動力が伝達される。図10におい
て、吐き出しローラ91と当接して回転する補助ローラ
93は、下側案内部材85に設けられた板ばね94によ
り当接力を得る構成となっている。図6において、95
は上下案内部材84,85間に排紙された記録紙3を検
知するセンサーで、下側案内部材85に取付けてある。 図10において、96は記録紙3のトレイ、97はトレ
イ96の有無を検知するスイッチ、98は記録紙3の有
無,重送判別,種類判別をするセンサーである。
【0051】次に、本実施例の動作について説明する。 図10は、前述した如く、図6の感熱転写型記録装置を
δ方向から見た正面図であり、また、図11,図12も
、図10と同様、図6の感熱転写型記録装置をδ方向か
ら見た正面図である。しかし、図10は給紙動作状態を
表しており、図11は印画動作状態を表しており、図1
2は排紙動作状態を表している。、
【0052】印画動作を行うには、まず、図10に示し
たインク紙カートリッジ73と記録紙トレイ96を装置
に装填し、スイッチ77,78,97がそれぞれ図示せ
ぬ制御回路に装填完了の信号を送り、装置は「待機モー
ド」状態となる。次に、図示せぬプリント釦を押すと、
図6,図9に示す第2のモータ44が回転し、減速ギヤ
46を介してカムギヤ47が回転する。この時、切換え
スイッチ48が「給紙モード」のポジションに切換わる
と、モータ44は停止する。この動作にて図9に示すア
ーム51は下方向に回動し、スライダー54を移動させ
る。
【0053】スライダー54の動きで、繰出し側リール
台23はロック爪23aとロックアーム26で固定され
、プラテンローラ1は記録紙3がストッパー4に当接し
た時に回転しないよう、プラテンギヤ8の大歯車8aと
プラテンロックアーム58が係合して固定される。また
、切り換えアーム150は図8の矢印方向に回動して、
スライドギヤ25が点線の位置まで移動することにより
、大歯車25aのみが図6に示す第二の中間ギヤ32と
係合し、小歯車25bはどのギヤとも係合しない。よっ
て、プラテンローラ1の回転伝達系は断たれている。
【0054】他にも、スライダー54の動きで、排紙回
動アーム103が図9に示す矢印B方向に回動し、図6
に示す回動アーム86,87はアームスプリング88の
附勢により点線位置に回動する。さらに、図9に示すス
ライダー54のガイド穴54gにより、Lアーム123
は回動しないため、排紙ローラ89はねじりばね122
によりフィードローラ36の中央部36bを押圧してい
る。また、図10に示すKアーム60は回動して、チャ
ックアーム5とKアーム60の一端60aが当接し、チ
ャックアーム5をプラテンローラ1の外周より浮上させ
る。また、図示はしないがスライダー54と連動して、
トレイ96内の記録紙3を「給紙モード」のときだけピ
ックアップローラ34に押圧する。
【0055】以上の「給紙モード」状態で、次にモータ
9を回転させて、記録紙3を、図10に示す搬送用ガイ
ド82によってプラテンローラ1の外周とチャックアー
ム5の間に案内しストッパー4に当接させ、プラテンロ
ーラ1との位置決めを行う。この動作は、センサー10
2が記録紙3を検知してからストッパー4に当接するま
での時間を考慮して、モータ9の図示せぬ制御回路を駆
動させれば、容易に行える。このときの状態が図10に
示す動作状態である。
【0056】記録紙3とストッパー4が当接するとモー
タ9は停止し、第二のモータ44が回転する。これによ
り、前記動作と同様にして、「給紙モード」から「イン
ク紙イニシャライズモード」に移行する。
【0057】この動作により、スライダー54が図9の
上方向に移動し、「インク紙イニシャライズモード」で
は、ロックアーム26が回動して、繰り出し用リール台
23の固定を解除する。また、プラテンローラ1は前記
「給紙モード」と同様に固定状態となり、スライドギヤ
25も前記「給紙モード」と同様である。排紙回動アー
ム103はスライダー54との当接が解除され、ばね9
9の附勢力が図6に示すアームスプリング88に打ち勝
って、図9のC方向に回動して、回動アーム86,87
を図6の一点鎖線の位置に回動させる。図9に示すLア
ーム123は前記「給紙モード」と同様で、図6に示す
排紙ローラ89がフィードローラ36bを押圧する。図
10に示すKアーム60はチャックアーム5と当接しな
い位置まで回動し、プラテンローラ1の外周上に記録紙
3をチャックアーム5にて固定する。さらに、カムギヤ
47の第二の溝により駆動アーム64を回動させ、サー
マルヘッド101を図10の点線位置に降下させる。
【0058】以上の「インク紙イニシャライズモード」
状態で、次にモータ9を回転させると、インク紙巻取り
用リール台22の摩擦回転トルクがインク紙繰り出し用
リール台23の摩擦回転トルクより大きいため、インク
紙76は巻取られる。このとき、発光素子71の光をイ
ンク紙76を介して受光素子72で受けることにより、
光の透過率の異なるイエローとシアンの境目を検知し、
第一色目用のイエローを頭出しする。
【0059】頭出しが終ると、モータ9は停止し、第二
のモータ44が回転する。これにより、前記動作と同様
にして、「インク紙イニシャライズモード」から「記録
紙搬送モード」に移行する。このとき、図9に示すスラ
イダー54が前記「インク紙イニシャライズモード」よ
りさらに上方向に移動する。「記録紙搬送モード」では
、ロックアーム26が繰り出し用リール台23を固定し
、プラテンロックアーム58はプラテンギヤ8の大歯車
8aの固定を解除する。図8に示すスライドギヤ25は
、切り換えアーム150が当接しているスライダー54
の一部54dとばね28との関係により、大歯車25a
が図6に示すプラテンギヤ8の小歯車8bと第二の中間
ギヤ32に係合し、小歯車25bはどのギヤとも係合し
ない。排紙回動アーム103とLアーム123とKアー
ム60とサーマルヘッド101は、前記「インク紙イニ
シャライズモード」と同様である。
【0060】以上の「記録紙搬送モード」状態で、次に
モータ9を回転させると、プラテンローラ1が、記録紙
3をチャックアーム5により固定した状態で回転し、図
6に示すセンサー80がプラテンギヤ8に設けられた図
示せぬ検出部を検知すると、モータ9が停止し、第二の
モータ44が回転する。これにより、前記動作と同様に
して、「記録紙搬送モード」から「印画モード」に移行
する。
【0061】このとき、図9に示すスライダー54が前
記「記録紙搬送モード」よりさらに上方向に移動する。 「印画モード」においては、繰り出し用リール台23の
固定は解除され、プラテンロックアーム58は前記「記
録紙搬送モード」と同様解除される。図8に示すスライ
ドギヤ25は、切り換えアーム150が当接しているス
ライダー54の一部54dとばね28との関係により移
動し、小歯車25bがプラテンギヤ8の大歯車8aとフ
ィードギヤ37の大歯車37aに係合し、大歯車25a
はどのギヤとも係合しない。排紙回動アーム103とL
アーム123とKアーム60は、前記「記録紙搬送モー
ド」と同様である。サーマルヘッド101は、カムギヤ
47の第二の溝によって駆動アーム64が回動すること
により、インク紙76と記録紙3を介してプラテンロー
ラ1に圧着される。
【0062】以上の「印画モード」状態で、次にモータ
9を回転させると、同時にサーマルヘッド101へ図示
せぬ制御回路より通電が開始され、印画操作が行われる
。このときの状態が図11に示す動作状態である。ここ
で、サーマルヘッド101への通電ピッチは、モータ9
の回転軸に固着されているスリットプレート11をセン
サー13が検出することにより、プラテンローラ1の駆
動量と同期がとれているものとする。
【0063】この時、インク紙76と記録紙3はプラテ
ンローラ1にて一体的に送られ、使用済みのインク紙は
サーマルヘッド101の先端部にて記録紙3と分離され
、巻取り用リール台22により巻取りリール74へ巻取
られる。 尚、繰出し用リール台23に設けたスリップ機構による
摩擦回転トルクは、インク紙76にバックテンションと
して与えられ、インク紙76のシワの発生防止を行う。 一方、記録紙3はガイド部材81,82,83によりプ
ラテンローラ1に沿うように案内されている。
【0064】第一色目(イエロー)の所定量の印画が終
了すると、サーマルヘッド101への通電は断たれるが
、サーマルヘッド押圧状態での記録紙3とインク紙76
の搬送は引き続き行われ、その間に、第二色目(マゼン
タ)の頭出しが行われると共に、記録紙3とインク紙7
6との完全な分離がなされる。
【0065】この2つの動作が終了すると、モータ9は
停止し、第二のモータ44が回転する。これにより前記
動作と同様にして、「印画モード」から「記録紙搬送モ
ード」へ移行する。以下、前記動作と同様にして、第二
色目(マゼンタ)の印画及び記録紙3の搬送が行われる
。 次に、第三色目(シアン)の印画を行うため、第二のモ
ータ44が回転する。これにより前記動作と同様にして
、「記録紙搬送モード」から「記録紙排出モード」に移
行する。
【0066】このとき、図9に示すスライダー54が前
記「印画モード」よりさらに上方向に移動する。「記録
紙排出モード」においては、繰り出し用リール台23の
ロックアーム26は解除され、プラテンロックアーム5
8は前記「印画モード」と同様解除され、スライドギヤ
25は前記「印画モード」と同様の状態でプラテンギヤ
8と係合する。Kアーム60はスライダー54の回動用
穴54fにより回動し、チャックアーム5とKアーム6
0の一端である60bが当接することにより、チャック
アーム5をプラテンローラ1の外周より浮上させ、記録
紙3の固定を解除する。このとき、図3に示すチャック
アーム5の突起部5bがプラテンローラ1の欠切部1b
より抜け、凸状リブ1dの外周上位置まで移動する。図
9に示すLアーム123は、スライダー54のガイド穴
54gにより回動させられ、図1,図6に示す中継アー
ム122とローラアーム120を回動し、排紙ローラ8
9をフィードローラ36の中央部のゴムローラ36bよ
り浮上させる。排紙回動アーム103とサマーマルヘッ
ド101は前記「印画モード」と同様である。
【0067】以上の「記録紙排出モード」状態で、次に
モータ9を回転させると、図12に示すように、チャッ
クアーム5は巻取り側ガイド83の当接部83bと当接
する。 よって、図3に示すチャックアーム5の突起部5bは、
プラテンローラ1の凸状リブ1dの外周上と当接し、プ
ラテンローラ1とチャックアーム5の間隙が一定に保た
れ、図12に示す記録紙3が巻取り側ガイド83の排出
口83aへサーマルヘッド101の押圧力によりプラテ
ンローラ1で搬送される。このとき、サーマルヘッド1
01により前記「印画モード」と同様に、記録紙3への
印画が行われる。このときの状態が図12に示す動作状
態である。
【0068】さらにモータ9を回転させると、印画状態
で記録紙3がフィードローラ36の中央部のゴムローラ
36bと浮上した排紙ローラ89との間に搬送されるが
、ゴムローラ36bと排紙ローラ89間では搬送力が発
生しないため、画質に記録紙3の送りむらによる乱れが
生じない。
【0069】印画が終了すると、モータ9を停止させ、
第二のモータ44を回転させる。この動作によりスライ
ダー54が移動し、「記録紙排出モード」より「記録紙
搬送モード」に移行する。この状態でモータ9を回転さ
せると、フィードローラ36の中央部のゴムローラ36
bと排紙ローラ89により記録紙3が搬送され、上下の
案内部材84,85の間に排紙される。このとき、回動
アーム86,87は、図6に示す一点鎖線の位置にきて
いるので、記録紙3と当接することはない。また、プラ
テンローラ1が1回転すると、図3に示すチャックアー
ム5は、突起部5bがプラテンローラ1の切欠き部1b
に、図2に示すスプリング6の附勢力により嵌合し、プ
ラテンローラ1を押圧する。
【0070】図12に示すセンサー95が記録紙3を検
知してから一定時間過ぎると、モータ9が停止する。こ
のとき、記録紙3の後端は、完全に上下の案内部材84
,85の間に排紙されており、プラテンローラ1の位置
は、図6に示すセンサー79によりプラテンギヤ8の検
出部(図示せず)を検知し、前記「給紙モード」と同様
の位置にて停止している。
【0071】次に、第二のモータ44が回転し、前記動
作と同様にして、「記録紙搬送モード」から「待機モー
ド」へ移行させる。このとき、スライダー54は前記動
作と同様に移動し、繰り出し用リール台23はロックア
ーム26で固定され、プラテンローラ1はプラテンロッ
クアーム58で固定される。また、スライドギヤ25は
前記「給紙モード」と同じ位置まで移動し、Kアーム6
0,Lアーム123は前記「記録紙搬送モード」と同様
であり、サーマルヘッド101は図10に示す位置まで
上昇する。排紙回動アーム103はスライダー54と当
接し、図9のB方向に回動することにより、前記「イン
ク紙イニシャライズモード」と同様に、回動ア−ム86
,87を図6に示す点線位置まで回動させる。回動アー
ム86,87により上下の案内部材84,85内の記録
紙3は、吐き出しローラ91へ押しつけられる。
【0072】以上の「待機モード」状態で、次にモータ
9を回転させると、記録紙3は吐き出しローラ91と補
助ローラ93により搬送されて、装置の外に排紙される
。このとき、記録紙3を見ているセンサー95が、記録
紙3がなくなったことを検知してから一定時間後に、モ
ータ9が停止し、すべての動作が終了する。
【0073】本実施例によれば、第三色目を印画しなが
ら記録紙3を排紙経路である排出口83aに導いても、
排紙ローラ89を浮上させることにより、排紙ローラ8
9の搬送力の影響を受けないため、画質を乱すことなく
、三色印画後排紙するよりも、印画時間を短縮できる効
果がある。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、印画すべき最後の色を
印画している時に、メカニズム動作位置を切り換えるス
ライダーに連動して排紙ローラを浮上させ、押圧力を解
除させることにより、印画しながら記録紙を排紙経路に
導いても、排紙ローラとプラテンローラの記録紙の搬送
速度差による影響を受けることなく、プラテンローラの
搬送力のみで安定して搬送されるため、画質に送りによ
る乱れが生じることがない。よって、最後の色の印画後
に記録紙を排紙するのと同等の画質を得ながら、1枚あ
たりの印画時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての感熱転写型記録装置
を示す斜視図
【図2】図1の感熱転写型記録装置を構成するプラテン
ローラの断面を示す断面図である。
【図3】図2のα部を拡大して示した拡大図である。
【図4】図2のプラテンローラをβ方向から見た側面図
である。
【図5】図4のγ部を拡大して示した拡大図である。
【図6】図1の感熱転写型記録装置を上から見た平面図
である。
【図7】図6のサブシャーシ上の駆動部をδ方向から見
た正面図である。
【図8】図7の切り換えギヤの近傍の構成を示す側面図
である。
【図9】図6の感熱転写型記録装置のε−ε方向の断面
を示す断面図である。
【図10】図6の感熱転写型記録装置をδ方向から見た
正面図である。
【図11】図6の感熱転写型記録装置をδ方向から見た
正面図である。
【図12】図6の感熱転写型記録装置をδ方向から見た
正面図である。
【図13】従来の感熱転写型記録装置の要部を示す構成
図である。
【図14】図13における排紙部の他の具体例を示す構
成図である。
【符号の説明】
1…プラテンローラ、3…記録紙、36…フィードロー
ラ、54…スライダー、76…インク紙、83…巻き取
り側ガイド、84…上側案内部材、85…下側案内部材
、89…排紙ローラ、101…サーマルヘッド、120
…ローラアーム、121…ねじりばね、122…中継ア
ーム、123…Lアーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  或る軸を中心に回転するプラテンロー
    ラと、2色以上のインクによって交互に塗分けられたイ
    ンクフィルムと、感熱ヘッドと、案内部材と、該案内部
    材の途中に配置され、或る軸を中心に回転する第1の排
    紙ローラと、該第1の排紙ローラを押圧し得るまたは該
    第1の排紙ローラに押圧され得る第2の排紙ローラと、
    を具備し、給紙された記録紙を、前記プラテンローラの
    周囲に巻きつけて、該プラテンローラの回転によって搬
    送すると共に、搬送される前記記録紙に、前記インクフ
    ィルムを間に介して前記感熱ヘッドを押し当て、前記プ
    ラテンローラが1回転する間に1色の割合で、2色以上
    の色を印画し、巻きつけられた前記記録紙のうち、印画
    すべき最後の色を印画し終えた部分から、前記プラテン
    ローラより離し、離された前記記録紙を、前記案内部材
    によって案内しつつ、前記第1及び第2の排紙ローラに
    よって挟持して排紙部へ搬送する感熱転写型記録装置に
    おいて、前記第2の排紙ローラは、前記記録紙に印画す
    べき色のうち、最後の色以外の色を印画している間は、
    前記第1の排紙ローラを押圧しまたは該第1の排紙ロー
    ラに押圧され、最後の色を印画している間は、前記第1
    の排紙ローラを押圧せずまたは該第1の排紙ローラに押
    圧されず、最後の色を印画し終えた後は、再び、前記第
    1の排紙ローラを押圧してまたは該第1の排紙ローラに
    押圧されて、その際、該第1の排紙ローラとの間で前記
    記録紙を挟持することを特徴とする感熱転写型記録装置
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