JPH02169428A - シート供給機構及び前記シート供給機構を用いた記録装置 - Google Patents

シート供給機構及び前記シート供給機構を用いた記録装置

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JPH02169428A
JPH02169428A JP32356488A JP32356488A JPH02169428A JP H02169428 A JPH02169428 A JP H02169428A JP 32356488 A JP32356488 A JP 32356488A JP 32356488 A JP32356488 A JP 32356488A JP H02169428 A JPH02169428 A JP H02169428A
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platen
sheet
cam
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force
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JP32356488A
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Yoshiyuki Mizoguchi
溝口 芳之
Nobutaka Watanabe
渡辺 宜孝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はカットシートを一枚ずつ分離供給するシート供
給機構及び前記シート供給機構を用いた記録装置に関す
る。
〈従来の技術〉 今日、入力情報の出力装置として種々の記録装置が開発
され、且つ実用化されているが、これら記録装置にあっ
てカットシートに連続して記録する場合には、カットシ
ートを複数枚11層してセットし、これを−枚ずつ分離
供給しなければならない。
前記シートを分離供給する構成として従来は、記録シー
トを搬送する方向に回転する供給ローラに対して前記記
録シートを逆送する方向に回転する分離ローラを圧接し
、両ローラの協働作用によってカットシートを一枚ずつ
分離供給するように構成している。
しかし、前記分離供給構成にあっては、分離ローラが供
給ローラに対して軸方向全体に亘って均一に圧接しない
と供給される記録シートが斜行してしまう。そのため、
従来は分離ローラの両端に取り付けるスプリングの引張
力を同一にし、前記分離ローラが軸方向全体に亘って前
記供給ローラに圧接するようにしている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、前記分離ローラに回転力を伝達するために、分
離ローラ軸の一方端に回転ベルトを張設スルと、このベ
ルトのテンションによって前記分離ローラの圧接力が軸
方向に亘って不均一になってしまう。
そのため前記圧接力の不均一を防止するためには分離ロ
ーラ全体をステー等で支持するようにしていた。
本発明の目的は従来の前記課題を解決し、前記ステー等
で分離部材を支持しなくても分離部材等の搬送回転体を
シートに均一に圧接し得るシート供給機構及び前記シー
ト供給機構を用いた記録装置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 前記課題を解決するための本発明に係る代表的な手段は
、シートに搬送力を与える搬送回転体と、前記搬送回転
体をシートに押圧するために、前記搬送回転体の両端を
付勢する付勢手段と、前記搬送回転体に回転力を伝達す
るために、前記搬送回転体の一端に係合する駆動力伝達
手段とを有し、前記搬送回転体の一端側を付勢する付勢
手段の付勢力を、他端側を付勢する付勢手段の付勢力と
異なるように設定したことを特徴としてなる。
〈作用〉 前記手段によれば、ベルト等の駆動伝達手段による搬送
回転体がシートに押圧する力を考慮して前記駆動伝達手
段が取り付けられている側の付勢手段と他方側の付勢手
段の付勢力を異ならせているために、搬送回転体がシー
トに押圧する力が全体的に均一になるものである。
〈実施例〉 次に前記手段を適用した本発明の一実施例を図面を参照
して説明する。
第1図は記録装置の外観斜視説明図であり、第2図は記
録状態に於ける断面説明図であり、第3図は要部部品の
分解説明図である。
先ずこの装置の全体を概略説明すると、カットシートよ
りなる記録シートlがカセット2内に複数枚積層収納さ
れ、この記録シー)1が供給手段3によって一枚ずつ分
離給送される。給送された記録シート1は搬送手段とな
るプラテン4に取り付けられたグリッパ−5によって先
端を把持され、プラテン4の回転に伴って矢印a方向に
搬送される如く構成されている。
そして記録に際しては前記プラテン4の回転と同期して
インクカセット6内のインクシート7が矢印す方向に搬
送され、且つ記録へンド8が適宜アップダウンし、ヘッ
ドダウン時に前記インクシート7を記録シートlに圧接
する。これと同時に記録ヘッド8が画信号に応じて発熱
し、インクシート7のインクを記録シート1に転写記録
することによって記録を行う如く構成している。
更に記録後の記録シート1は排出手段9によって排出部
10に排出されるものである。
またDCモータ−11によって回転カム12が回転し、
この回転カム12の回転により記録ヘッド8がアップダ
ウンすると共に、第−直動力ム13及び第二直動カム1
4がスライドして前記供給手段3に係る部材、グリッパ
−5、記録ヘッド8、排出手段9に係る部材が動作する
ように構成している。
更に前記供給手段3及び排出手段9による記録シート1
の給排、プラテン4の回転及びインクシート7の巻き取
りは、ステッピングモーター(以下rstモーター」と
いう)15からの駆動力がクラッチ手段16を介して伝
達される如く構成されている。
次に前記各部の構成について順次詳細に説明する。
先ずカセット2について説明すると、第1図及び第2図
に示すように、記録シート1を積層収納するためのケー
ス2aが記録装置本体に着脱可能に取り付けられ、該ケ
ース2aの底面にシート載置部材2bを収容し、該部材
2b上に前記記録シート1を積層して収納する如く構成
している。
次にシート供給手段3の構成は、第2図及び第4図に示
すように、装置の側壁シャーシ17a、17bに回転可
能に軸着された3本の軸3a、、  3az。
3a3の略中央に夫々給排ローラ3b+、  3bz、
  3bxが固着され、夫々の給徘ローラ間に給排ヘル
ド3Cが懸架されている。更に前記軸3a+には後述す
る給排ギヤと連結するギヤが取り付けられ、該ギヤに回
転力が伝達されることによって前記給排ベルl−3Cが
第4図の矢印C方向に回転する如く構成されている。
また前記給排ローラ3btの下方には回転可能な軸3d
に固着された分離ローラ3eが配置され、この分離ロー
ラ3eが前記給徘ベルト3Cに圧接。
離隔可能に設けられている。具体的には第4図に示すよ
うに、軸3dが側壁シャーシ17a、17bに穿孔され
た長孔17cを上下に移動可能に取り付けられ、且つ軸
3dの両端に取り付けられた圧接部材となる引っ張りス
プリング3 f、3 fzによって給排ベルト3c方向
に引っ張られており、これに・よって分離ローラ3eが
給排ベルト3cに圧接するように構成されている。
前記分離ローラ3eへの駆動力伝達構成は、給排ベルト
3cに駆動力を伝達する軸3a、に取り付けられたプー
リ3g+と、前記分離ローラ軸3dに取り付けられたブ
ー93gz間にゴムベルl−3hが懸架され、軸3a+
の回転が前記ヘルド3hを介して分離ローラ軸3dに伝
達され、分離ローラ3eが第4図の矢印d方向に回転す
るように構成されている。尚、前記軸3dとこれに取り
付けられるブー’)3az間には図示しない摩擦クラッ
チが設けられており、一定収上のトルクが分離ローラ3
eに伝達しないようになっている。
従って、前記分離ローラ3eが上方に移動して記録シー
ト1を給排ベル)3cに押圧した状態で、軸3a+に回
転力が伝達されると、給排ヘルド3cが矢印C方向に回
転して最上層の記録シート1を給送すると共に、分離ロ
ーラ3eが矢印d方向に回転して最上層から2枚目以下
の記録シート1に対して供給方向と逆方向への搬送力を
付与して分離し、分離した記録シート1をプラテン4へ
と給送するものである。尚、前記給徘ヘルド3Cによる
シート搬送力は、前記摩擦クラッチによる分離ローラ3
eへの回転伝達力よりも大きく設定している。このため
分離ローラ3eの回転は、記録シート1が重送された場
合には矢印d方向に回転するが、記録シートlを一枚ず
つに分離した後は、給排ベルト3cによる記録シート1
の搬送に従動して回転するものである。
また前記引っ張りスプリング3f□ 3ftによる引張
力は、ゴムベルト3hが懸架されている側のスプリング
3fzの引張力が、他方端側に取り付けられているスプ
リング3f、の引張力よりも小さくなるように設定され
ている。これは前述したように分離ローラ3eに駆動力
を伝達するためにブー’J 3g++  3az間にゴ
ムベルト3hが一定の引っ張りテンションをもって懸架
されているため、分離ローラ軸3dのベルト3h側の端
部は前記テンションによって給徘ベル1−3c方向に引
っ張られている。そのため前記軸3dの両端に取り付け
られたスプリング3 fl+  3 ftは前記テンシ
ョンを考慮して、ヘル1−3hが取り付けられている側
のスプリング3fzによる引張力F2、他方側のスプリ
ング3flによる引張力F1、ゴムベルト3hによる引
張力F、としたとき、F ! + F 3 = F +
の関係を有するように夫々の引張力が設定されている。
これによって前記分離ローラ3eは給徘ヘルド3Cに対
して長手方向に均一な力で圧接し、記録シー)1は1実
に一枚ずつ分離されてプラテン4に給送されるものであ
る。
次に前記分離ローラ3eを給排ベル)3cから離隔する
構成について説明する。
前記分離ローラ3eの近傍には給送地板31が設けられ
ており、この給送地板31の回転によって分離ローラ3
eが給徘ベルト3Cから離隔するものである。この構成
を具体的に説明すると、第2図及び第3図に示すように
、分離ローラ軸3dに係止するクランク状の係止部材3
 L、  3 +xが連結部材31iの両端に固着され
、該連結部材3isの略中央部にはシート押上部材3i
4が不図示のバネを介して取り付けられている。そして
前記係止部材31+ +  311は夫々軸3isによ
って側壁シャーシ17a、17bに回動可能に軸着され
ている。更に一方の係止部材3i+にはカム突起3ii
が突設されている。従って、第16図に示すように、前
記カム突起3ihが後述する第−直動力ム13の凹部で
ある第一係合部13aに位置するときは、分離ローラ軸
3dと係止した係止部材3 L、  3 itが第4図
に示した引っ張りスプリング3 L、  3 ftの引
張力によって軸3isを中心にして時計方向に回転し、
分離ローラ3eが給排ベルト3cに圧接する(第16図
の状態)。更に第17図に示す位置まで直動カム13゜
14をスライドさせると、カム突起3iaは第−直動力
ム13の起立部13hに押され、給送地板3Iが更に時
計方向に回転してシート押上部材3iaも時計方向に回
転してカセット2内のシー)$3!置部材2bを押し上
げる。このため前記シート載置部材2b上に!3!置さ
れた記録シート1が給徘ベルト3Cに当接して該ベルト
3Cの回転によって給送される。尚、前記シート給送時
に於いて、記録シート1の枚数の増減によるシート押上
部材3i<の変位量の差異は、不図示のバネによって吸
収される。
一方、前記カム突起3ihが第−直動力ム13の第二係
合部13bに位置するときは、給送地板31が軸3is
を中心にして反時計方向に回転し、分離ローラ軸3dを
下方に押し下げる。従って前記分離ローラ3eが給排ベ
ル)3cとMkAすると共に、シートR置部材2bが下
方に移動して記録シートlが給徘ヘルド3Cから離隔す
るものである(第2図の状態)。この状態にあっては、
給排ベルト3cが回転しても、記録シートlはカセット
2から装置内へ給送されないようになっている。
前記給排ベル)3cによって一枚ずつ給送された記録シ
ート1は、シート先端検出センサーS1によって検出さ
れ、更に所定量搬送されてレジスト部材3jに当接して
先端を位置決めされるが、次にこのレジスト部材3jに
ついて説明する。
レジスト部材3jは第2図及び第3図に示すように回動
板3j+の両端が屈曲して側板部3jl、  3j、が
形成され、この側板部3jz、  3j3が夫々軸3j
4によって側壁シャーシ17a、17bに回動可能に取
り付けられている。また前記回動板3Lの略中夫には「
31字状に形成された板バネ部材(例えばリン青銅板)
よりなる圧接部材3jsが取り付けられており、前記回
動jli 3 J rが回動することによって前記圧接
部材3jsの先端がプラテン4の表面に圧接、離隔可能
に構成されている。
前記回動板3j+の回動は第二直動カム14によって行
われるが、具体的には第16図に示すように回動板3j
+の一方側に形成した側板部3Lにカム突起3Jhが突
設され、このカム突起3jaが第二直動カム14の係合
部14aに乗り上げている場合には回動板3Lが軸3j
4を中心にして反時計方向に回転して圧接部材3jsの
先端がプラテン4に圧接する。
そして前記カム突起3j&が前記保合部14aと係合し
ていない場合には第2図に示すように回動板3J+4よ
軸3j4を中心にして自重により時計方向に回転し、圧
接部材3jsがプラテン4から離隔する如く構成されて
いる。
尚、前記圧接部材3jsは前述したように板バネ部材で
構成されているために、プラテン4の表面に圧接したと
きに第5図に示すように湾曲し、この弾性力によって圧
接部材3jsの先端が確実にプラテン4に圧接する。こ
のため前述した給排ベル)3cによって給送された記録
シート1の先端は、圧接部材3jsに当接してシート先
端が位置決めされる。また前記圧接部材3jsはrコ」
字状に形成されており、その先端はプラテン4の軸方向
と平行に2カ所で圧接する。従って、記録シート1が仮
に斜行して給送されたとしても、該シート先端が前記2
カ所の圧接部材先端に当接した時点でシート先端はプラ
テン4の軸方向と平行になり、前記斜行が矯正された状
態で位置決めされるものである。
前記供給手段3によってプラテン4の所定位置に給送さ
れ、且つ先端が位置決めされた記録シート1はプラテン
4の表面にグリッパ−5によって把持されて搬送される
次に前記プラテン4及びグリッパ−5を含めた搬送手段
の構成について説明する。
プラテン4はゴムを周設した円筒部材よりなり、その両
側面から回転軸4aが突出し、該軸4aが側壁シャーシ
17a、17bに回転自在に軸着されている。このプラ
テン4は軸4aの一方端に取り付けられたギヤが後述す
るクラッチ手段16のプラテンギヤ16cと連結し、該
クラッチ手段16を介して回転力が伝達され、これによ
って第2図の矢印a方向に回転する如く構成されている
前記プラテン4にはグリッパ−5が一体的に取り付けら
れている。このグリッパ−5は第6図に示すように、プ
ラテン4の両側面に夫々取り付けられる下板5aと、プ
ラテン4の周面に圧接、離隔可能な「31字状のグリッ
プ板5bとからなる。
前記下板5aは略中夫にプラテン軸4aを挿通するため
の丸孔5alが穿孔され、その両側には長孔よりなるガ
イド孔5a、が穿孔されると共に、スライド突起5a=
が突設構成されている。
一方、グリップ板5bはグリップ部5b+と両側部5b
、からなる。そして前記両側部5bzには前記プラテン
軸4aを挿入するための長孔5bzが穿孔され、その両
側には前記下板5aのガイド孔5azを通ってプラテン
4の側面に突出する係止突起5b、が突設されると共に
、下板5aのスライド突起5asが係合するための長孔
よりなるスライド孔5b、が穿孔されている。更に両側
部5bzの所定位置には後述するグリッパ−カムと係合
し、グリップ部5b+をプラテン周面から離隔するため
のカム突起5bhが突設されている。
前記グリッパ−5をプラテン4に取り付けるには、下板
5aのスライド突起5a3をグリップ板5bのスライド
孔5b、に嵌入すると共に、グリップ板5bの係止突起
5b4を下板5aのガイド孔5azに嵌入してグリッパ
−5を構成し、前記下jljt5aの丸孔5a+及びグ
リップ板5bの長孔5bsをプラテン軸4aに嵌入して
前記グリッパ−5をプラテン4に取り付ける。
従って、前記下板5a及びグリップ板5bはプラテン軸
4aに対して一体的に回動可能であり、且つグリップ板
5bはプラテン4の半径方向にスライド可能となってい
る。
尚、前記下板5aとグリンプ板5b間に引っ張りスプリ
ング5Cが取り付けられ、前記グリップ板5bは常にプ
ラテン軸4a方向に引っ張られており、これによって前
記グリツブ部5b、がプラテン周面に圧接するようにな
っている。
また前記プラテン40両側面には第7図(A) 、 (
B)に示すように、円形溝4bが形成されると共に、そ
の一部に前記グリップ板5bの係止突起5haが係止し
得る係止溝4b、が形成されている。従って、第7図(
A)に示すように、係止突起5b、が係止溝4b+に係
止した状態にあっては、グリップ部5b+はプラテン4
の周面に圧接すると共に、プラテン4の回転に伴ってグ
リッパ−5が回転する。
一方、第7図(B)に示すように、グリップ板5bを引
っ張りスプリング5cの引張力に抗して矢印e方向にス
ライドすると、前記係止突起5b4と係止溝4b+との
係止状態が解除され、この状態でプラテン4が回転する
と、係止突起5b4は円形溝4bの内周面に係止する。
従って、この状態にあってはグリップ部5b、はプラテ
ン4の周面から離隔し、且つプラテン4が一周して前記
係止突起5b4が係止溝4bIと係止するまではプラテ
ン4のみが回転するものである。
即ち、前記プラテン4とグリッパ−5とは、両者が一体
的に回転するモードのみならず、グリッパ−5に対して
プラテン4のみが回転するモードをも有するものである
。そして前記二種類のモードを有するにも関わらず、プ
ラテン4とグリッパ−5とは一体的な1ユニツトとして
構成されているために、組み立てやプラテン4に対する
グリッパ−5の位置精度等が向上するものである。
前記グリッパ−5によって記録シートlの先端をプラテ
ン4にグリップし、この状態でプラテン4を回転させる
と、記録シートlが前記プラテン4の周面に沿って搬送
されるものである。
尚、前記プラテン4の周面には第2図に示すように押圧
部材となるピンチローラ1Bが圧接しておリ、例えば後
述するシート排出時等にあって、記録シート1がグリッ
パ−5で把持されない状態であっても、プラテン4の回
転によって記録シート1が搬送される如く構成されてい
る。
次に前記ピンチローラ18の取り付は構成について説明
すると、このピンチローラ18は第3図及び第8図に示
すように、ローラ軸18aに分割形成され、このローラ
軸18aの両端が側壁シャーシ17a、17bに形成さ
れた長溝17dに回転可能に係止されると共に、軸両端
が引っ張りスプリング18bによってプラテン4方向に
引っ張られるように取り付けられている。
従って、前記ローラ軸18aは長溝17dに沿ってスラ
イド可能であり、これによってピンチローラ18が前記
プラテン4の周面に圧接、離隔可能となっている。
ピンチローラ18が前述の如く取り付けられているため
に、グリッパ−5で記録シート1をグリップしてプラテ
ン4が回転すると、第8図(A)〜(C)に示すように
、グリッパ−5がプラテン4とピンチローラ18との圧
接位置を通過するときに、ピンチローラ18はグリッパ
−5上に乗り上げ、グリッパ−5が通過するとスプリン
グ18bの引張力によって再びプラテン4と圧接する。
従って、本実施例の如く構成することによって、グリッ
パ−5の回転に伴ってピンチローラ18をプラテン4か
ら退避させるための特別な手段を設けなくても、グリッ
パ−5が回転するに際してピンチローラ18が障害とな
らないものである。
前記の如くしてプラテン4で搬送される記録シート1は
記録ヘッド8によってインクシート7と圧接すると共に
、所定記録が行われる。
次に前記記録ヘッド8の構成について説明する。
この記録ヘッド8は一般に使用されているライン型のサ
ーマルヘッドであって、第9図(A) 、 (B)に示
すように、基板8aの表面に画信号に応じた通電によっ
て発熱する複数の発熱素子8eを一列に配列したもので
ある。この記録ヘッド8は第3図に示すように両端をヘ
ッドアーム8bによって支持され、このヘッドアーム8
bはアーム軸8Cによって側壁シャーシ17a、17b
に回動可能に取り付けられている。
更に第2図に示す如く、前記夫々のへラドアーム8bは
側壁シャーシ17a、17bに回動軸19によって回動
可能に取り付けられたヘッド移動Fi20と軸20aに
よって連結している。従って、前記ヘッド移動板20が
回動すると、これに伴ってヘッドアーム8bが回動し、
記録ヘッド8がプラテン4の周面に圧接、離隔する如く
構成されている。
尚、前記ヘッド移動板20は後述するように回転カム1
2の回動によって回動するものである。
また前記記録ヘッド8には基板8aの蓄熱を防止するた
めの放熱部材8dが取り付けられている。
この放熱部材8dは第9図(A) 、 (B)に示すよ
うにヘッド基板8aの裏面に取り付けられるものであり
、アルミ等の放熱特性の良好な部材によって構成し、且
つ多数のフィン8dlを有するようにして放熱面が広く
なるように構成している。更に前記放熱部材8dはヘッ
ド基板8aよりも第9図(A)の矢印X方向(発熱素子
8eの配列方向と直交する方向)に長く構成され、基板
裏面に取り付けたときに、前記フィン8dlの一部が基
板8aから前記矢印X方向に突出するように構成されて
いる。
本実施例のように放熱部材8dを基板8aよりも幅広に
構成すると、放熱面積が大きくなり、放熱効果が向上し
て画像形成に於いてより鮮明な画像を記録することが出
来るものである。
次に前記記録へソド8の選択的な発熱によって加熱され
るインクシート7及び該シート7を収納するインクカセ
ット6について説明する。
先ずインクシート7は記録ヘッド8のライン方向長さと
路間−幅のベースフィルム上に熱転写性(熱溶融性或い
は熱昇華性等)インクを塗布してなるものである。尚、
本実施例のインクシート7は第10図に示すように、イ
エローY、マゼンタM、シアンCの各色インクを順番に
一定長さずつ塗布し、且つ各色インクの境界に前記色を
識別するためのマーク7aを形成してなる。
次に前記インクシート7を収納するためのインクカセッ
ト6は、第11図(A) 、 (B)に示すように、容
器本体6aと蓋体6bとが嵌合して収容容器が構成され
、この収容容器の一方端側に供給リール6cを収容する
ためのリール収容部6dが形成され、他方端には巻取り
−ル6eのリール収容部6rが形成されている。従って
、前記インクシート7を供給リール6C及び巻取リール
6eに夫々巻き付け、これらリール6c、6eを夫々の
収容部6d、6fに収容することによってインクカセッ
トが構成される。
前記インクカセット6は収容容器の外部所定位置に保合
突起6mが突設され、この突起6mが装置本体の係合凹
部と係合するようにインクカセット6を装置本体内に挿
入することによってセットする如く構成している。
また前記供給リール6C及び巻取リール6eの両端には
夫々鍔61!l+  68zが形成され、一方の鍔6g
+の外面には係止突起6g+が突設されており、他方の
鍔6gtの外面には押圧スプリング6hが取り付けられ
ている。そして前記リール収容部6d。
6fの前記鍔6g+側内面には前記係止突起6gsが係
止し得る係止溝61が放射状に形成されている。
従って、収容容器内に収容されたリール606eは押圧
スプリング6hによって一方側に押圧され、前記係止突
起6g3が係止溝61に係止するために、インクカセッ
ト6を運搬等する際にり一ル6c、6eが回転すること
がなく、インクシート7が弛んでしまうことがないよう
になっている。
尚、前記インクカセット6を記録装置本体にセットする
と、鍔6g+が装置内の不図示のフリクションを有する
突起部及び不図示のフリクションを有する巻取ギヤ16
iによって第11図(^)の矢印r方向に押圧され、前
記係止突起6gzと係止溝61との係止状態が解除され
、各リール6c、6eが回転可能な状態となる。そして
前記セット時には巻取り−ル6eが後述するクラッチ手
段16の巻取ギヤ16eと連結する如く構成され、前記
巻取ギヤ16eに回転力が伝達されると巻取り−ル6e
が第2図の矢印g方向に回転してインクシート7を供給
リール6Cから順次繰り出すと共に、巻取リール6eに
巻き取る如く構成している。
また前記収容容器は供給リール6cから巻取リール6e
に搬送されるインクシート7の搬送経路が屈曲するよう
に「へ1字状に屈曲して構成されている。そして前記容
器本体6aの屈曲部にはインクシート7の屈曲搬送をガ
イドするためのガイド部材6」が取り付けられている。
また前記容器本体6a及び蓋体6bにはインクン−17
を露出させるための窓6 t+、、  6 ktが形成
され、この窓6 kl、  6 kgから露出したイン
クシート7が記録ヘッド8の押圧によって記録シート1
に圧接する如く構成されている。
更に前記蓋体6bの内面所定位置には反射板61が取り
付けられている。この反射板61はインクカセット6を
記録装置本体にセットしたときに、第3図及び第11図
(A)に示すように側壁シャーシ17a、17bに取り
付けられ、且つ容器本体6aの下方に位置する光センサ
ーよりなるインクセンサーStからの光を、反射するも
のである。即ち、前記インクセンサーS2からの光は容
器本体6aの窓6に、からインクシート7を介して反射
板61に至るものである。従って、前記反射光によって
インクシート7に付した先端マーク7aの有無が検出さ
れ、インクシート7の各色光端が検出されるものである
本実施例に係るインクカセット6は前述の如く屈曲して
構成されているために、第1図及び第2図に示すように
、インクカセット6を記録装置本体にセットした場合、
装置本体の高さを低く抑えることが出来、装置の小型化
を図ることが可能となる。また後述するように、前記イ
ンクカセット6の一部が記録シートlを排出する場合の
ガイドとしても機能するようになるものである。
前記インクシート7のインクが記録ヘッド8の発熱によ
って記録シート1に転写されて記録が終了した後、記録
シート1は排出手段9によって排出されるが、次にこの
排出手段9について説明する。
この排出手段9は記録シート1をプラテン表面から排出
口10へ導くための排出レバー9aと、前述した給排ヘ
ルド3cとの協働作用によって記録シー)1を排出する
ガイド部材9bとを存する。
前記排出レバー9aは第3図に示すように、プラテン4
のゴム周設面よりも若干長い軸9a+の両端にレバ一部
材9aに、9a、が一体的に取り付けられ、前記軸9a
+が側壁シャーシ17a、17bに回動可能に取り付け
られている。また前記一方のレバ一部材9azはカギ状
に屈曲して形成され、且つ弓っ張りスプリング9anに
よって第2図に於ける反時計方向に引っ張られている。
更に前記レバ一部材9azにはカム突起9a5が突設さ
れ、このカム突起9asが第2図に示すように第−直動
力ム13の第三係合部13cに係合しているときはスプ
リング9anの引張力によってプラテン4から退避して
いる。一方、第16図に示すように第四係合部13dと
係合するときは排出レバー9aが時計方向に回転してレ
バ一部材9at、  9a□がプラテン4の両端付近に
位置するようになる。従って、グリシル−5による把持
が解除された後の記録シート1がプラテン4の回転によ
って搬送されるとシート先端が前記レバ一部材9 ax
、  9 a3に両端をガイドされるようにして排出口
10へ導かれるもである。
次にガイド部材9bは記録シート1の幅よりも幅広な部
材によって構成され、これが第2図及び第12図に示す
ように前述した給排ベルト3Cの上方に配置されている
。このガイド部材9bの取り付けは、両端を側壁シャー
シ17a、17bに軸9b+によって回動自在に取り付
けられ、ガイド部材9bの一部が自重によって給排ベル
ト3Cに約10〜408f/ad程度の押圧力で圧接す
る如く構成されている。
従って、排出レバー9aによって給徘ベルト3Cの上部
に導かれた記録シート1は、給排ヘルド3cとガイド部
材9bとの間に搬送され、両者の協働作用によって排出
口10へと排出されるものである。
本実施例にあっては、ガイド部材9bがスプリング等で
押圧しなくても給排ベルト3Cと圧接するために、簡単
な構造で且つ部品点数を増やすことなく記録シートlに
排出搬送力を付与することが出来るものである。
前記給送地板31、レジスト部材3j、排出レバー98
、記録ヘッド8、更にはグリンパー5の位置制御は位置
制御部材となるカム部材によ゛つて行われるが、次に前
記各部材とカム部材との関係について説明する。
前述した第−直動力ム13の所定位置には第2図に示す
如く横長孔i3e+、 13e2が穿孔され、この横長
孔13e+、 13cgが一方の側壁シャーシ17aの
外側に突設された軸21a、21bにスライド可能に嵌
合している。即ち、前記直動カム13は前記横長孔13
e+、 13e2の範囲で移動可能に取り付けられてい
る。
また第二直動カム14の所定位置にも横長孔14b11
4b□が穿孔され、この横長孔14b+、 14btが
他方の側壁シャーシ17bの外側に突設された軸22a
、22bにスライド可能に嵌合している。即ち、第二直
動カム14も前記横長孔14b+、 14bgの範囲で
移動可能に取り付けられている。
更に前記第−直動力ム13及び第二直動カム14の端部
付近には夫々縦長孔13f、14cが穿孔され、この縦
長孔13f、14cにカム移動板23の突起23aが係
止している。このカム移動板23は両側壁シャーシ17
a、17bに、夫々前述したヘッド移動板20の回転軸
と同一の軸19を中心に回す」可能に取り付けられてい
る。
そして前記カム移動板23及びヘッド移動板20は両側
壁シャーシ17a、17bに夫々軸24を中心に回動可
能に取り付けられた回転カム12によって回動する如く
構成されている。その構成を具体的に説明すると、回転
カム12の内側面には第13図に示す如き2木のカム溝
12a、12bが形成され、一方のカム溝12aにはヘ
ッド移動板20の所定位置に突設されたカム突起20b
が嵌入し、他方のカム溝12bにはカム移動板23の所
定位置に突設されたカム突起23bが嵌入している。従
って、前記回転カム12が回転すると夫々のカム突起2
0b、23bはカム溝12a、12bに沿ってスライド
する。
ここで前記ヘッド移動板20と連結するカム溝I2aは
第13図に示すように、点A1から点A2までは回転カ
ム12の回動中心Cから等距離にある円形であって、前
記点A8から点へ、までは前記回動中心Cからの距離が
徐々に大きくなるように構成されている。
また前記カム移動板23と連結するカム溝12bは、点
B+から点B2までは前記回動中心Cからの距離が徐々
に大きくなる形状に構成され、点B2から点83までは
前記回動中心Cから等距離にある円形に構成されている
従って、回転カム12を第13図の矢印り方向に回転す
ると、カム移動板23のカム突起23bが点B、からB
tに至る区間はカム移動板23が矢印i方向に回転し、
第−及び第二直動カム13.14が矢印j方向にスライ
ドする。このときヘッド移動板20のカム突起20bは
点A1から点^8の区間にあるため、ヘッド移動板20
は回転せず記録へラド8は移動しない。
前記状態から更に回転カム12を回転すると、カム移動
板23のカム突起23bは点B2から点B、の区間に入
るためにカム移動板23が回転せず、直動カム13、1
4はスライドしなくなる。一方、ヘッド移動板20のカ
ム突起20bは点A2から点A、の区間に入るためにヘ
ッド移動板20は矢印に方向に回転し、記録ヘッド8が
ヘッドダウン方向へ移動する。
また前記回転カム12を逆方向に回転させると直動カム
13.14及び記録ヘッド8は前記と逆の動作を行うも
のである。
尚、前記回転カム12が回転してヘッド移動Fi、20
のカム突起20bが点A2の位置にあるときは、カム移
動板23のカム突起23bは点8□の位置にあるように
設定されている。このため記録ヘッド8が移動状態にあ
るときは両直動カム13.14は停止状態にあり、両直
動カム13.14が移動状態にあるときは記録ヘッド8
は停止状態にあるようにカム溝12a512bが設定さ
れている。
尚、前記回転カム12には第1図に示すようにセンサー
接触子26が回転カム12と一体的に回転する如く取り
付けられており、その周囲所定位置の側壁シャーシ17
aには2個のタッチセンサーよりなる回転センサーS、
が取り付けられている。このセンサーS、は回転カム1
2の回転によって記録ヘッド8がへラドアップ状態にあ
るときと、ヘッドダウン状態にあるときに接触子26が
夫々のタッチセンサーと接触し、記録ヘッド8のアップ
ダウン状態を検出する如く構成している。
また前記構成によって両直動カム13.14がスライド
するものであるが、前記両直動カム13.14のスライ
ドによってグリッパ−カム25が回動し、グリッパ−5
の位置制御を行うように構成している。
前記グリッパ−カム25は両側壁シャーシ17a。
17bに夫々取り付けられるものであり、第2図に示す
ように軸25aを中心に回動可能であって、プラテン4
の周面からグリップ部5b+を離隔するための第一係合
部25b 、及び第二係合部25bzが形成され、所定
位置にカム突起25cが突設されている。
尚、前記第−直動力ム13及び第二直動カム14の所定
位置には斜め下方に向かうカム溝13g、 14dが形
成されており、このカム溝13g、14dが前記グリッ
パ−カム25のカム突起25cと係合する如く構成され
ている。
従って、両直動カム13.14が第16図の矢印l方向
にスライドするとカム突起25cがカム溝13g214
dに沿ってスライドしてグリッパ−カム25が矢印m方
向に回転するものである。このグリッパ−カム25の回
転により、後述する如く係合部25b、。
25b2が所定位置で待機しているグリッパ−5のカム
突起5bbを押し上げるこ々によってグリッパ−5のプ
ラテン4への圧接を解除するようにな、っている。
前記の如く回転カム12によって直動カム13.14が
一体的にスライドするが、第二直動カム14の先端部分
には直動カムI4のスライド位置を検出するための直動
カムセンサー53が設けられている。このセンサーS3
は、直動カム14が第2図の右側から左側にスライドす
るときに、そのスライド位置によってスイッチ■から■
までの5段階にスイッチングされるものである。
前記回転センサーS、による記録ヘッド8のアップダウ
ンの検出及び前記直動カムセンサーS、による5段階の
検出によって以下の6段階にスイッチングされるが、前
記スイッチングされる位置に直動カム13.14がスラ
イドした場合に於ける、給送地板31、レジスト部材3
j、排出レバー9a、グリッパ−カム25の状態、及び
回転カム12の回転と記録ヘッド8との関係は以下の通
りである。
(11スイッチ−■のとき(第2図の状態)■給送地板
31 カム突起31.が第−直動力ム13の第二係合部工3b
と係合している(以下この状態をrダウン」という)。
■レジスト部材3j カム突起3Jbは第二直動カム14の係合部14aと係
合していない(以下この状態を「ダウン1という)。
■排出レバー9a カム突起9a5が第−直動力ム13の第三係合部13c
と係合している(以下この状態をrアップjという)。
■記録ヘッド8 ヘッドダウン状態にある。
■ゾリンパーカム25 停止状態にある。
尚、スインチー■は回転センサーS、にょって検出され
るものである。
(2)スイッチ■のとき 回転カム12の回転によって記録へンド8のみがへソド
アンプし、他の部材はスイッチ−rの状態を維持する。
(3)スイッチ■のとき(第14図の状態)■給送地板
31 スイッチ−■のときと同様ダウン状態にある。
■レジスト部材3j スイッチ−1のときと同様ダウン状態にある。
■排出レバー9a カム突起9asが第−直動力ム13の第四係合部13d
と係合する(以下この状態をrダウン」という)。
■記録ヘッド8 ヘッドアンプ状態である。
■グリッパーカム25 反時計方向に回転する。
(4)スイッチ■のとき(第15図の状態)■給送地板
31 スイッチ−■のときと同様ダウン状態にある。
■レジスト部材3j カム突起3Lは第二直動カム14の係合部14aと係合
する(以下この状態を?アンプjという)。
■排出レバー9a スイッチHのときと同様でダウン状態にある。
■記録ヘッド8 ヘッドアップ状態にある。
■プリンバーカム25 反時計方向に回転する。
(5)スイッチ■のとき(第16図の状態)■給送地板
31 カム突起3ibが第−直動力ム13の第一係合部13a
と係合している(以下この状態をrアップ」という)。
■レジスト部材3j スイッチ■のときと同様アップ状態にある。
■排出レバー9a スイッチHのときと同様ダウン状態にある。
■記録ヘッド8 ヘッドアップ状態にある。
■ゾリンパーカム25 反時計方向に回転する。
(6)スイッチ■のとき(第17図の状態)■給送地板
31 カム突起3i6が第−直動力ム13の起立部13hに押
され、シート押上部材314の回転によって記録ノー1
−1を給徘ヘルド3cに押し付ける。
その他の部材はグリッパ−カム25のみが反時計方向に
回転し、他の部材はスイッチ■の状態を維持する。
前記各状態を表にすると下記第1表に示す如くである。
(以下余白) (以下余白) 第1表 前述の如く本実施例に係る供給手段3、記録ヘッド8、
排出手段9、グリッパ−5に係る各部材の位置制御をカ
ム部材の一連動作によって夫々動作させるようにしたた
めに、夫々の部材を動作させる機構を個別に設ける必要
がなくなる。このため部品点数を少なくしてコストダウ
ンを図れると共に、省スペース化が図れるものである。
次に前記給排ヘルド3cやプラテン4、或いはインクシ
ート7の巻取り−ル6eに駆動力を切り換え伝達するた
めのクラッチ手段16について第20図及び第21図を
参照して説明する。尚、第20図はクラッチ手段16の
平面説明図、第21図はその八−A断面説明図である。
前記クラッチ手段16は第20図に示す如く、Stモモ
−−15の正逆回転によって矢印n方向に正転し、また
その逆方向に逆転する太陽ギヤ16aと、該ギヤ16a
と噛合する三個の遊星ギヤ16b、、 16b、。
16b、とを存している。更に前記遊星ギヤ16b、、
 16b2.16b*はプラテン4に駆動力を伝達する
ためのプラテンギヤ16c、給徘ヘル)3c’IC駆動
力を伝達するための給排ギヤ16d、プラテン4の回転
を口・ンクするためのフ゛ラテンロンクギャ16e、イ
ンクカセット6の巻取リール6eに駆動力を伝達するた
めの巻取ギヤ161と順次噛合し得るように構成されて
いる。
前記各ギヤの配置関係は第20図及び第21図に示すよ
うに、遊星ギヤ16b+、 16bt、 16b3が太
陽ギヤ16aの周りに45°間隔で配置されており、こ
れが回転係止板16gに取り付けられた遊星軸16hに
回転自在に取り付けられている。またプラテンギヤ16
c、給排ギヤ16d、プラテンミックギヤ16e、巻取
ギヤ16fは前記順に回転係止板16gの周りに90°
間隔で配置されている。
この回転係上板16gは第20図に示すように、外周部
に等間隔でカギ状に切り欠かれた係止部16g1が形成
され、この係止部16g1がクラッチシャーシ16iに
取り付けられた軸16jを中心に回動可能なカギ状板1
6にの一端に取り付けられた係止突起161と係止可能
に構成されている。このカギ状板16にの他端は引っ張
りスプリング16mによって引っ張られ、係止突起16
I!が係止部16g +と係止する方向に付勢されてい
る。
前記太陽ギヤ1(iaと回転係止板16gとの関係は、
第21図に示すように、クラッチシャーシ16iに太陽
軸16nが取り付けられ、該軸16nに太陽ギヤ]6a
及び回転係止板L(igが回動自在に取り付けられてお
り、両者間に押圧スプリング160が摩擦ワッシャ16
pを介して取り付けられている。尚、前記太陽ギヤ16
aは第21図に於いて軸方向下方に移動しないようにス
トップリング161及びワッシャ16qが取り付けられ
、回転係止板16gは軸方向に移動不能に取り付けられ
ている。従って、SLモモ−−15が回転すると太陽ギ
ヤ16aが回転し、その回転力が前記押圧スプリング1
60によるFj擦ワッシャ16Pの摩擦力を介して回転
係止板16gに伝達されるため、一定収上の回転トルク
が回転係止板16gに伝達されないようになっている。
このため第20図に於いて、太陽ギヤ16aが矢印n方
向に正転したときは回転係止板16gの休止部16g+
が係止突起16Ilと係止して回転規制されるために回
転係止板16gは回転せず、太陽ギヤ16aと噛合した
遊星ギヤ16b+、 16bz、 16b、が回転する
。一方、太陽ギヤ16aが逆転する場合には、回転係止
板16gは前記規制力がなくなるために太陽ギヤ16a
と共に同一方向に回転する。尚、このとき遊星ギヤ16
b+。
16bz、 16biは太陽ギヤ16aの周囲を回るた
めに回転力は伝達されない。
また前記回転係止Fi16gに取り付けられた遊星軸1
6hの先端にはセンサー板16rが取り付けられ、この
センサー板16rの表面には第3図に示すように8等分
に分割されたマーク16r1が付されている。
更に前記センサー板16rの対向位置には第21図に示
すようにクラッチセンサーS4が取り付けられている。
従って、前記回転するセンサー板16rのマーク16r
、をクラッチセンサーS4で検出することによって、セ
ンサー板16rと一体的に回転する回転係止板16gの
回転位置が検出される。
次に前記構成のクラッチ手段16によってStモモ−−
15の駆動力を給排ベルト3cやプラテン4等に切り換
え伝達する場合について説明する。
第20図の状態にあっては遊星ギヤ16b+がプラテン
ギヤ16cと噛合し、遊星ギヤ16b、が巻取ギヤ16
rと噛合しており、残りの遊星ギヤ16bzはギヤ列と
噛合していない状態である。従って、この状態でStモ
モ−−15を正転させると太陽ギヤ16aは矢印n方向
に回転するが、回転係止板16gは回転しないために、
太陽ギヤ16aの回転力が遊星ギヤ16bl、 16b
iを介してプラテンギヤ16c及び巻取ギヤ16fに伝
達され、これらのギヤと噛合したギヤ列16s(第21
図)を介してプラテン4及び巻取り−ル6eに回転力が
伝達される。
次に第20図の状態からStモモ−−15を逆転させて
回転係止板16gが矢印nと逆方向に45°回転すると
、遊星ギヤ16b2がプラテンギヤ16cと噛合し、他
の遊星ギヤ16bl、 16b、は噛合状態が解除され
る。従って、この状態でStモモ−−15を正転させる
と遊星ギヤ16b2を介してプラテン4のみに回転力が
伝達される。
即ち、前記の如<Stモモ−−15を逆転駆動して回転
係止板16gを45°ずつ回転させることによって遊星
ギヤ16b+、 16bz、 16bzとプラテンギヤ
16c1給排ギヤ16d1巻取ギヤ16e、プラテンロ
ックギヤ16fとの噛合状態を順次切り換えることが出
来、Stモモ−−15を正転駆動することによって遊星
ギヤ16b+、 16bz、 16bsと噛合した各ギ
ヤに回転力を伝達することが出来るものである。
尚、本実施例では前記回転係止板16gが45°ずつ回
転したときの位置をクラッチセンサーs4で検出し、そ
のクラッチポジション(以下rcPJという)で遊星ギ
ヤ16b+、 16bz、 16bsを介してプラテン
4等の各部材に駆動力が伝達される状態を下記第2表の
如く設定している。
(以下余白) 第2表 前記の如くクラッチ手段16を用い、Stモモ−−15
を逆転駆動することによって遊星ギヤ16b、、16b
z、 16bjとプラテンギヤ16cや給排ギヤ16d
等との噛合状態を切り換え、次にStモモ−−15を正
転駆動することによってプラテン4等の各部材に対して
選択的に駆動力を伝達すること力咄来る。
従って、プラテン4や給排ヘルド3c、或いは巻取リー
ル6eの選択駆動を1個のモーターによって行うことが
出来、各部材毎にモーターを設ける必要がないために、
モーター個数を少なくしてコストダウンを図ることが出
来ると共に、スベース的にも省スペース化が可能となる
ものである。
尚、前記Stモモ−−15の逆転時(クラッチの切り換
え時)とモーター正転時(プラテン4等の駆動時)とで
はStモモ−−15にかかる負荷が異なり、逆転時の負
荷は小さく正転時の負荷は大きい。そこで本実施例では
第22図に示す如きStモモ−−15のトルク−速度特
性、即ちStモモ−−15の回転速度が遅いときは回転
トルクが大きく、回転速度が速いときは回転トルクが小
さくなる特性を利用し、大きな負荷がかかるモーター正
転時には回転数N、を小さくして大きなトルクT1を発
生させ、負荷が小さくなるモーター逆転時には回転数N
2を大きくして(このときのトルクrz)クラッチ切り
換え速度を速くするように、Stモモ−−15の回転数
を正転時と逆転時とで変えて駆動するように設定してい
る。
前記の如く負荷変動に対してSLモモ−−15の回転数
を変えることによって、各負荷に対応したモーターを個
々に用意する必要がなくなり、1個のStモモ−−15
でプラテン4等に駆動力を選択的に伝達することが出来
るものである。
次に前記各部材の駆動を制御するための制御系について
説明する。
この制御系は第23図に示すように、例えばマイクロプ
ロセッサ等のCPU30a、該CPU30aの制御プロ
グラムや各種データを格納しているROM30b、CP
U30aのワークエリアとして使用されるRAM30c
、更にはモーターの回転量等をカウントするカウンタ3
0d等を備えた制御部30、インターフェース31.操
作パネル32、DCモータ−11を駆動するためのモー
タードライバー33、Stモモ−−15を駆動するため
のモータードライバー34、記録へンド8を発熱駆動す
るためのへンドドライバー35、更には前述した各セン
サー31〜S、からなる。
前記制御部30はインターフェース31を介して操作パ
ネル32からの各種情報や各センサー51〜S、の信号
を入力し、更には入力ビデオ信号36を信号処理回路3
7により記録へラド8を駆動するための画信号38に変
換し、人力信号として受は取る。また前記制御部30は
インターフェース31を介してDCモータ−11及びS
tモモ−−15を駆動させるためのモーターON、OF
F及び正転、逆転信号及び画信号を出力し、該信号によ
って各部材を駆動させるものである。
また本実施例に係る記録装置にあっては前記操作パネル
32にプラテン4とクラッチ手段16との連結を解除し
、プラテン4をフリー状態にするプラテンフリースイッ
チが設けられている。これは前記スイッチを入れると、
クラッチ手段16のCPが、例えばr2J或いはr5J
に切り換えられ、プラテンギヤ16cに遊星ギヤ16b
+、 16bz、 16bsが噛合しなくなるものであ
る。従って、記録に際してジャム等が生じた場合には前
記スイッチを入れると、プラテン4がフリーに回転可能
となるために、操作者が手動によりプラテンを自由に回
転させることで容易にジャム処理を行うことが出来るよ
うになっている。
尚、前記プラテンフリースイッチの他に、例えばプラテ
ン4の近傍にジャムセンサーを設け、ジャムが発生した
場合には前記ジャムセンサーからの信号により自動的に
前記CPが切り換えられるように構成しても良い。
次に前述した構成よりなる記録装置を用いて記録を行う
場合の動作手順について、第24図及び第25図のフロ
ーチャートを参照して説明する。
先ず記録開始信号を入力すると、第24図のステップS
1に於いて直動カム13.14のスイッチを前記第1表
のrH」の位置にし、ステップS2.S3に於いてSt
モモ−−15を逆転駆動すると共にクラッチセンサーS
4でCPを検出し、該CPを前記第2表に示したrQJ
の位置、即ちプラテン4のみを駆動するようにする。
次に前記Stモモ−−15の駆動停止した後、ステップ
34.S5でStモモ−−15を正転駆動してグリンパ
ー5と一体的に回転するプラテン4を初期位置まで回転
し、更にステップS6に於いてStモモ−−15を所定
量正転駆動し、グリンパー5が第14図の位置に来るま
でプラテン4を回転させる。その後、ステップS7.S
8に於いてStモーター15を逆転駆動してクラッチ手
段16のCPを「41に切り換え、プラテン4をロック
する。
次にステップS9〜Sllに於いてDCモータ−11を
正転駆動して直動カム13.14をスライドさせ、直動
カムセンサーSsによるスイッチrvノの位置に停止さ
せる。これによって第17図に示すように、給送地板3
1がアップして分離ローラ3eがカセット1内の記録シ
ート1を給徘ベルト3cに押圧し、レジスト部材3jが
アップして圧接部材3jsがプラテン4の周面に圧接し
、更にグリッパ−カム25の第一係合部25b、がグリ
ッパ−5のカム突起5b、を押し上げ、グリッパ−5を
開放状態にする。
次にステップS12. S13に於いてStモモ−−1
5を逆転駆動してCPをr2.に切り換え、給徘ベルト
3cのみに駆動力が伝達するようにし、ステップS14
に於いてStモモ−−15を正転駆動すると給排ベル)
3cが第17図の矢印C方向に回転して記録シート1を
一枚ずつ分離給送する。更に前記シート給送に当たって
は、ステップS15〜S17に於いてシート先端検出セ
ンサーsIがシート先端を検出した後、所定II!送し
た時点でStモモ−−15を停止する。これによって記
録シートlの先端がレジスト部材3」に当接して先端位
置決めされると共に、斜行が矯正される。
次にステップ318〜S20に於いてDCモータ−11
を逆転駆動して直動カム13.14をスイッチl’lJ
の位置まで戻す。これにより、グリッパ−5が記録シー
ト1の先端をプラテン4に把持し、給送地板31がダウ
ンすると共にレジスト部材3jがダウンし、排出レバー
9aがアップする。
次にステップ321. 322に於いてStモモ−−1
5を逆転駆動してクラッチ手段16のCPをrOJに切
り換え、ステップ323で記録を行う。
記録サブルーチンはイエロー、マゼンタ、シアンの順に
色記録を行うとすると、第25図に示すように、ステッ
プ351.  S52でStモモ−−15を正転駆動し
てプラテン4を所定量回転し、記録シート1の先端を所
定位置まで搬送して記録のための記録シート頭出しをす
る。
次にステップ353. 354でStモモ−−15を逆
転駆動してクラッチ手段】6のCPをr61に切り換え
て巻取ギヤ16eと遊星ギヤを噛合した後、ステップ3
55〜S57でStモモ−−15を正転駆動してインク
シート7のイエローYの先端マーク7aをインクセンサ
ーstが検出するまでインクシート7を巻取り−ル6e
に巻き取ることでインクシート7の頭出しを行う。
次!、:ステンフS58.  S59テDCモl’  
11を逆転駆動して回転センサーS、にょってスイッチ
rIJまで回転カム12を回転し、記録ヘッド8をヘッ
ドダウンする。
次にステップS60〜S65に於いて、Stモモ−−1
5を逆転駆動してクラッチ手段16のCPをr7Jに切
り換えてプラテンギヤ16cと巻取ギヤ16eに遊星ギ
ヤを噛合した後、StモーターI5を正転駆動してプラ
テン4と巻取リール6eを夫々第2図の矢印a、g方向
に回転して記録シート1とインクシート7とを圧接した
状態で搬送すると共に、記録ヘッド8の発熱素子を画信
号に応じて発熱させて先ずイエロー記録を行う。
前記イエロー記録が終了するき、ステップ366〜36
8でDCモータ−11を正転駆動して回転カム12をス
イッチr■4まで回転して記録へンド8をヘッドアップ
し、次にステップ369. 370でStモモ−−15
を逆転駆動してクラッチ手段16のCPを101に切り
換えてプラテンギヤ16cと遊星ギヤを噛合する。
次にステップ351に戻り、マゼンタ記録及びシアン記
録を同様に繰り返す。
前記記録サブルーチンによって記録シートlにイエロー
、マゼンタ、シアンのカラー記録を行う。
前記の如くしてカラー記録が終了した後は、第24図の
ステップ324〜326に移行し、DCモータ−11を
正転駆動して直動カム13.14をスイッチgBの位置
にスライドする。これによって排出レバー9aがダウン
する。
次にステップ327. 328でSLモモ−−15を逆
転駆動してクラッチ手段15をCP rlJの位置に切
り換えた後、ステップ329.  S30でStモモ−
−15を正転駆動してプラテン4及び給排ヘルド3Cを
回転させる。このときプラテン4のグリッパ−5が所定
位置まで回転すると、第18図に示すようにカム突起5
b、がグリッパ−カム25の第二係合部25b2に乗り
上げ、これによってグリッパ−5による記録シート1の
把持が解除される。更にプラテン4が回転すると、第7
図(B)に示すようにグリッパ−5の係止突起5b<が
プラテン4の円形溝4bと係止して前記シート把持解除
状態に維持される。従って、これ以後はグリッパ−5は
そのままでプラテン4のみが回転するようになる。
前記グリッパ−5によって先端把持が解除された記録シ
ート1は、プラテン4とピンチローラ18との協働作用
によって排出搬送されるが、このとき記録シート1の先
端は第18図に示すように、インクカセット6の下面に
よってガイドされ、且つ排出レバー9aによって排出口
10へと導かれる。
前記の如く本実施例にあっては、記録シート1の排出に
際してインクカセット6がシートガイドとして機能する
ために、記録シートlの上面をガイドするためのガイド
部材をプラテン4付近に設ける必要がなく、この結果、
部品点数を減らし、装置のローコスト化が図れると共に
、省スペースが可能となって装置の小型化が可能となる
更に前記シート排出に際しては、記録シート1の先端が
排出レバー9aにより排出側に案内された後、ステップ
331〜S33に於いて、DCモータ−11を所定量(
時間制御)回転させて回転カムI2を一定量回転させ、
第19図に示すように記録ヘンド8をアップ状態とダウ
ン状態の略中間位置まで下ろす。この状態でプラテン4
が回転すると、グリッパ−5によって先端把持が解除さ
れた記録シートlは記録ヘッド8によって抑えられるた
めに、中弛みすることなく排出されるようになる。
即ち、前記排出に際しては記録ヘッド8及びインクカセ
ット6が記録シートlのガイド部材として機能するもの
であり、これらによってプラテン4の周囲に特別なガイ
ド部材を設けなくても、記録シート1は確実に排出され
るようになる。
更にステップS34に於いて、Stモモ−−15の駆動
により記録シート1を所定量搬送し、記録シート1の先
端が給徘ヘルt−3cに掛かうた後は、ステップ335
. 336に於いてStモモ−−15を逆転駆動してク
ラッチ手段16のCPをr2jに切り換えた後、ステッ
プ337〜S39に於いてStモモ−−15を正転駆動
して給徘ベルト3Cのみを回転させ、該ベルト3Cに自
重により圧接したガイド部材9bとの協働作用により、
記録シート1を排出する。
前記の如くして記録シート1を排出した後は、ステップ
540〜S42に於いて、DCモーターHを正転駆動し
て直動カム13.14をスイッチr11の位置にスライ
ドし、次にステップ343. 344でSLモモ−−1
5を逆転駆動してクラッチ手段16のCPをrQJの位
置に切り喚えた後、ステップS、15〜S47でStモ
モ−−15を正転駆動する。これによりプラテン4が所
定位置まで回転すると、第7図(A)に示すようにグリ
ッパ−5の引っ張りスプリング5Cにより係止突起5h
aがプラテン4の係止溝4b、に落ち込み、グリッパ−
5とプラテン4とが一体的に回転するようになる。以上
の如くして記録動作を終了する。
尚、前記記録動作中にジャムが発生した場合には、前述
したプラテンフリースイ・2チを入れれば、プラテン4
がフリー状態となる。
前述の如くして本実施例の構成にあっては、小型化され
た装置によってビデオ機器等からの画信号に応じたカラ
ー記録を行うことが出来るものである。
尚、前述した実施例では画信号としてビデオ信号を例に
とって説明したが、前記画信号は例えば読み取り信号或
いはコンピュータからの出力信号等であっても良いこと
は当然である。
また前述した実施例では分離ローラ3eの両端に取り付
けたスプリング3L、3r、の引張力を異ならせるよう
にしてシート分離を確実にするようにしたが、シートを
搬送するための搬送ローラ対を圧接するために、ローラ
軸両端に取り付ける付勢手段(スプリング等)の付勢力
を異ならせるようにしても良い。
〈発明の効果〉 本発明は前述した如く、搬送回転体の両端に夫々取り付
けたスプリング等による付勢力を異ならせたために、ス
テー等を用いなくても搬送回転体がシートに対して軸方
向全体に亘って均一に圧接するようになり、例えば積層
されたシートを確実に分離供給することが出来る。
また前記の如くステー等を用いる必要がないために、部
品点数が減少してコストダウンを図ることが出来、更に
は装置の小スペース化を図ることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る記録装置の外観斜視説
明図、第2図は記録状態に於ける装置の断面説明図、第
3図は要部部品の分解説明図、第4図は供給ベルト及び
分離ローラの構成説明図、第5図はレジスト部材がプラ
テンに圧接した状態の説明図、第6図はグリッパ−の構
成説明図、第7図(A) 、 (B)はグリッパ−とプ
ラテンとの関連説明図、第8図(A)〜(C)はグリ・
ンバーの回転に伴うピンチローラの状態説明図、第9図
(A) 、 (B)は記録ヘッドと放熱部材の構成説明
図、第10図はインクシートの説明図、第11図(^)
、(B)はインクカセットの説明図、第12図は排出ガ
イドの説明図、第13図は回転カムと記録ヘッド及び直
動カムの関連説明図、第14図乃至第19図は回転カム
及び直動カムの動作に伴う各部材の動作説明図、第20
図及び第21図はクラッチ手段の構成説明図、第22図
はSLモモ−−の回転数とトルクの特性を示すグラフ、
第23図は制御系のブロック図、第24図及び第25図
は動作手順を示すフローチャートである。 1は記録シート、2はカセット、2aはケース、2bは
シート載置部材、3は供給手段、3a+、  3a z
 ’+  383は軸、3b+、  3bz、  3b
iは給排ローラ、3cは給排ベルト、3dは軸、3eは
分離ローラ、3 L+  3 ftは引っ張りスプ+)
7グ、3 g(、3gzはプーリ、3hはゴムベルト、
31は給送地板、3L、3tzは係止部材、3ixは連
結部材、3iaはシート押上部材、3i5は軸、31.
はカム突起、3jはレジスト部材、3jlは回動機、3
3g、  3 j+は側板部、3Lは軸、3jsは圧接
部材、3j6はカム突起、4はプラテン、4aはプラテ
ン軸、4bは円形溝、4b+は係止溝、4cは引っ張り
スプリング、5はグリッパ−15aは下板、5a+は丸
孔、5atはガイド孔、5a3はスライド突起、5bは
グリンプ板、5b、はグリップ部、5bgは側部、5b
、は長孔、5b、は係止突起、5b5はスライド孔、5
bbはカム突起、5cは引っ張りスプリング、6はイン
クカセット、6aは容器本体、6bは蓋体、6cは供給
リール、6dは収容部、6eは巻取リール、6fは収容
部、6 g++  6 gzは鍔、6gtは係止突起、
6hは押圧スプリング、61は係止溝、6jはガイド部
材、6に+、  6kzは窓、62は反射板、6mは係
合突起、7はインクシート、7aはマーク、8は記録ヘ
ッド、8aは基板、8bはへラドアーム、8cはアーム
軸、8dは放熱部材、8dlはフィン、9は排出手段、
9aは排出レバー、9a+は軸、9 al  9 a3
はレバ一部材、9a、は引っ張りスプリング、9asは
カム突起、9bはガイド部材、9b、は軸、10は排出
部、11はDCモータ−,12は回転カム、12a、1
2bはカム溝、13は第−直動力ム、13aは第一係合
部、13bは第二係合部、13cは第三係合部、13d
は第四係合部、13e、、 13e−は横長孔、13r
は縦長孔、13gはカム溝、13hは起立部、14は第
二直動カム、14aは係合部、14b、。 t4bzは横長孔、14cは縮長孔、1.ldはカム溝
、15はSLモモ−−、16はクラッチ手段、16aは
太陽ギヤ、16b、、 16bi、 16b2は遊星ギ
ヤ、16cはプラテンギヤ、16dは給排ギヤ、16e
は巻取ギヤ、16fはプラテンロックギヤ、16gは回
転係止板、16g+は係止部、16hは遊星軸、16i
はクラッチシャーシ、16jは軸、16にはカギ状板、
16fは係止突起、16mは引っ張りスプリング、16
nは太陽軸、16oは押圧スプリング、16 p 、 
16 qはワッシャ、16rはセンサー板、16r+は
マーク、16sはギヤ列、16tはストップリング、1
7a、17bは側壁シャーシ、17cは長孔、18はピ
ンチローラ、18aはローラ軸、18bは引っ張りスプ
リング、19は軸、20はヘッド移動板、20aは軸、
20bはカム突起、slはシート先端検出センサー、S
2はインクセンサーS、は直動カムセンサー、S4はク
ランチセンサーS、は回転センサー、21a、21bは
軸、22a、22bは軸、23はカム移動板、23aは
突起、23bはカム突起、24は軸、25はグリッパ−
カム、25aは軸、25b、は第一係合部、25b!は
第二係合部、25cはカム突起、26は接触子、30は
制御部、30aはCPU。 30bはROM、30cはRAM、30dはカウンタ、
31はインターフェース、32は操作パネル、33.3
4はモータードライバー、35はヘッドドライバー36
は画信号発生器である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シートに搬送力を与える搬送回転体と、前記搬送
    回転体をシートに押圧するために、前記搬送回転体の両
    端を付勢する付勢手段と、前記搬送回転体に回転力を伝
    達するために、前記搬送回転体の一端に係合する駆動力
    伝達手段とを有し、 前記搬送回転体の一端側を付勢する付勢手段の付勢力を
    、他端側を付勢する付勢手段の付勢力と異なるように設
    定したことを特徴としたシート供給機構。
  2. (2)前記付勢手段をスプリングで構成し、前記駆動力
    伝達手段を前記搬送回転体に張設するベルトで構成した
    請求項(1)記載のシート供給機構。
  3. (3)前記請求項(1)記載のシート供給機構と、前記
    シート供給機構によって供給された記録シートを搬送す
    るための搬送手段と、 前記搬送手段で搬送される記録シートに画像を形成する
    ための記録部と、 を有する記録装置。
JP32356488A 1988-12-23 1988-12-23 シート供給機構及び前記シート供給機構を用いた記録装置 Pending JPH02169428A (ja)

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