JPH042781B2 - - Google Patents

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JPH042781B2
JPH042781B2 JP62119518A JP11951887A JPH042781B2 JP H042781 B2 JPH042781 B2 JP H042781B2 JP 62119518 A JP62119518 A JP 62119518A JP 11951887 A JP11951887 A JP 11951887A JP H042781 B2 JPH042781 B2 JP H042781B2
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JP62119518A
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Priority to DE3801232A priority patent/DE3801232A1/de
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、たとえば自動車用エンジン、船舶用
エンジン、一般産業用エンジンに適用するスクリ
ユ形機械式過給機に関するものである。
(従来の技術) 従来、第5図に示すようにエンジン1のクラン
ク軸2により、機械的に駆動するようにしたスク
リユ形機械式過給機21が公知である(特開昭51
−37316号公報)。
この過給機21は互いに噛み合う雌雄一対のス
クリユロータ3,4を有し、駆動プーリ5、ベル
ト6、従動プーリ7を介してクランク軸2により
駆動され、吸気フイルタ8を介して吸込んだ空気
をエンジン1に送込むようにしたものである。そ
してこのスクリユロータ3,4を用いた過給機2
1は、容積形であり、スクリユロータ3,4の回
転数はエンジン1の回転数に比例するため、エン
ジンからの排気ガスにより駆動するいわゆる排気
式過給機(ターボチヤージヤ)を用いた場合に生
じる始動時や、加速時のタイムラグを生じないと
いう利点を有している。
また、上記過給機21は内部圧縮機構を有する
ため、ルーツ形機械式過給機に比べて、圧縮ロス
が小さく、断熱効率が良いという特徴を有してい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 第6図に示すようにエンジン1の有する特性か
ら、その発生トルクを一定にする場合、エンジン
1の回転数が増加してもその燃焼室に吸込むべき
1回当りの必要空気量Q2は略一定である(した
がつて、単位時間当りの必要空気量Q1はエンジ
ン1の回転数に略比例して増大する。)が回転数
の増加とともに空気の流動抵抗、吸気弁の抵抗等
が増大することにより上記必要空気量Q2を満た
すためには過給圧力を上昇させてゆく必要があ
る。
しかしながら、過給機21は上述した優れた面
を備える反面、内部圧力比がその装置固有の値と
して固定されたものになつている。このため、エ
ンジン1の回転数に対応して過給機21の下流側
の圧力、すなわち過給圧力が変化した場合に、圧
縮ロスが生じ、消費動力が増加するという問題、
および過給機21の吐出ポート部内外の圧力差か
ら、吐出空気の急激な圧力変動に伴つて生じる脈
動による騒音が大きくなる等の問題が生じてい
る。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本発明は、エン
ジンの吸気流路に直接通じる吐出口の他に、この
吐出口より適宜距離だけ離して吸込口側に設けた
少なくとも一つの補助吐出口と、この補助吐出口
を、ここからの空気を大気中へ放出可能に形成し
た切換弁を介して、上記吸気流路の上記吐出口下
流側に通じさせるバイパス流路とを設けて、かつ
上記切換弁を、その上記補助吐出口側のAポー
ト、上記吐出口の下流側のBポートおよび上記大
気側のCポートの各々に関し、上記エンジンが必
要空気量の多い高負荷状態にある場合において、
低速回転時にはA−Bポート間を連通させ、高速
回転時にはA−Bポート間、A−Cポート間の
各々を遮断する一方、中負荷,低負荷状態の場合
にはA−Cポート間を連通させるものとして形成
した。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図は、本発明の第1実施例に係るスクリユ
形機械式過給機11aを適用したエンジンを示
し、第5図に示す過給機21と互いに共通する部
分には同一番号を付して重複説明を省略し、従来
の過給機21と異なる部分についてのみ説明す
る。
まず、この過給機11aには吸気流路12に直
接通じる吐出口13の他にこの吐出口13より適
宜距離だけ離して、ケーシング14を貫通させて
補助吐出口13aが形成してある。また、この補
助吐出口13aには三方切換弁15を介して吐出
口13の下流側の吸気流路12に通じるバイパス
流路16が設けてある。この三方切換弁15は3
つのA,B,Cポートを有し、Aポートは補助吐
出口13aに、Bポートはバイパス流路16に通
じるとともに、Cポートはリリーフ弁17を介し
て大気に通じ、リリーフ弁17のパイロツト弁部
の一方はCポートに、他方は吐出口13の下流側
に通じ、この下流側の圧力の方がCポート側より
高くなると、リリーフ弁17が開になるようにな
つている。
そして、エンジン1の作動が開始すると、適宜
手段によりアクセル踏み込み量、エンジン回転
数、エンジン内部圧、燃料供給量等を示す信号か
らエンジンが必要空気量の多い高負荷状態にある
か否かを判定する。
ついで、高負荷状態の場合には、さらににエン
ジンが低速、高速のいずれの回転状態にあるかを
判定し、低速回転時にはA−Bポートを連通させ
て、補助吐出口を働かせることにより内部圧力比
を小さく(例えば1.5に)し、高速回転時にはA
−Bポート,A−Cポートともしや断状態にし
て、吐出口を働かせることにより内部圧力比を大
きく(例えば2.0に)する。したがつて高負荷で
低速回転時には過給機11aからは内部圧力比が
1.5の状態で圧縮された空気がエンジン1に向け
て吐出され、高負荷で高速回転時には過給機11
aから吐出される空気は内部圧力比が2.0の状態
で圧縮され、低速回転時より圧力が高く、高速回
転時の上述した流動抵抗の増大等に対処可能なよ
うになつている。
ただし、この低速、高速回転時のいずれの状態
においても内部圧力比が異なるだけで、吐出され
る空気量は同じである。
一方、エンジン1が必要空気量の少ない中負
荷、低負荷状態の場合にはA−Cポートを連通さ
せて、吐出空気量が必要空気量に比べて過大でC
ポートにおける圧力、すなわち補助吐出口13a
における圧力より吐出口13の下流側の圧力が高
い場合には、リリーフ弁より大気に放出するよう
にしてある。
そこで、このように運転状態に対応して、過給
機の内部圧力比を変えること、すなわち、高負
荷、低速回転時に内部圧力比を小さくすることに
よる所要動力の変化を、例えば上記のように、2
種類の内部圧力比2.0と1.5の場合にはついて示し
た第3図に基いて説明する。
まず、高負荷、低速回転時において、A−Bポ
ート間をしや断して補助吐出口13aを閉じ、吐
出口13を働かせた場合には、過給機11a内の
空気閉込み空間の状態は第3図中点a→b→f→
c→d→e→aに沿つて変化し、1サイクル当り
の所要動力は点a,b,f,c,d,eにより囲
まれた部分の面積で表わされる。これに対して、
エンジン1の運転状態が同じ場合において、A−
Bポートを連通させて、補助吐出口13aを働か
せた本実施例の場合には、上記状態は同図中点a
→b→f→d→e→aに沿つて変化し、上記同様
これらの点により囲まれた部分の面積が1サイク
ル当りの所要動力を表わしている。
また、上記いずれの場合においても点a,g,
d,eにより囲まれた部分の面積で表わされる動
力はエンジン動力として回収されるものであるか
ら、正味必要な動力は内部圧力比が2.0の場合に
は点g,b,cで囲まれた部分の面積で表わされ
るのに対して、内部圧力比を1.5にすると少なく
ともこのうちの点d,f,cで囲まれた部分だけ
が減少する。
計算によれば、この減少分は内部圧力比が2.0
の場合の約22%にも達する。
第4図は、本発明の第2実施例に係るスクリユ
形機械式過給機11bを適用したエンジン1を示
し、第1図に示す第1実施例とは、新たにタンク
18および逆止弁19を設けた点を除き、他は実
質的に同一であり、互いに対応する部分には同一
番号を付して説明を省略する。
この第2実施例は第1実施例と異なりCポート
側へ逃がした空気をそのまま大気へ放出すること
はせずに、一旦タンク18にためて、このためた
空気を、例えばエンジン1の起動時等、高負荷低
速回転時に使用できるようにしたものである。
なお、Cポートからの空気がタンク18の容量
を越える場合には、タンク内の空気は上記同様リ
リーフ弁17から大気へ放出される。
(発明の効果) 以上の説明により明らかなように、本発明によ
ればエンジンの吸気流路に直接通じる吐出口の他
に、この吐出口より適宜距離だけ離して吸込口側
に設けた少なくとも一つの補助吐出口と、この補
助吐出口を、ここからの空気を大気中へ放出可能
に形成した切換弁を介して、上記吸気流路の上記
吐出口下流側に通じさせるバイパス流路とを設け
て、かつ上記切換弁を、その上記補助吐出口側の
Aポート、上記吐出口の下流側のBポートおよび
上記大気側のCポートの各々に関し、上記エンジ
ンが必要空気量の多い高負荷状態にある場合にお
いて、低速回転時にはA−Bポート間を連通さ
せ、高速回転時にはA−Bポート間、A−Cポー
ト間の各々を遮断する一方、中負荷,低負荷状態
の場合にはA−Cポート間を連通させるものとし
て形成してある。
このため、エンジンの負荷状況および回転数に
応じて内部圧力比を調整することが可能となり、
不必要な空気圧縮を減少させて消費動力を小さく
することができるとともに、過給機の吐出口、補
助吐出口部分と吸気流路側との圧力差を縮小して
騒音を軽減することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第4図は本発明の第1,第2実施例に
係るスクリユ形機械式過給機を適用したエンジン
部分のガス系統図、第2図は第1図に示す過給機
の概略横断面図、第3図は閉込み空気容積と内部
圧力比との関係を示す図、第5図は従来のスクリ
ユ形機械式過給機を適用したエンジン部分のガス
系統図、第6図はエンジン回転数と過給圧力、必
要空気量、1回転当り必要空気量との関係を示す
図である。 11a,11b……スクリユ形機械式過給機、
12……吸気流路、13……吐出口、13a……
補助吐出口、15……三方切換弁、16……バイ
パス流路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジンの吸気流路に直接通じる吐出口の他
    に、この吐出口より適宜距離だけ離して吸込口側
    に設けた少なくとも一つの補助吐出口と、この補
    助吐出口を、ここからの空気を大気中へ放出可能
    に形成した切換弁を介して、上記吸気流路の上記
    吐出口下流側に通じさせるバイパス流路とを設け
    て、かつ上記切換弁を、その上記補助吐出口側の
    Aポート、上記吐出口の下流側のBポートおよび
    上記大気側のCポートの各々に関し、上記エンジ
    ンが必要空気量の多い高負荷状態にある場合にお
    いて、低速回転時にはA−Bポート間を連通さ
    せ、高速回転時にはA−Bポート間、A−Cポー
    ト間の各々を遮断する一方、中負荷,低負荷状態
    の場合にはA−Cポート間を連通させるものとし
    たことを特徴とするスクリユ形機械式過給機。
JP11951887A 1987-05-01 1987-05-14 スクリュ形機械式過給機 Granted JPS63285219A (ja)

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JP11951887A JPS63285219A (ja) 1987-05-14 1987-05-14 スクリュ形機械式過給機
US07/141,419 US4826412A (en) 1987-05-01 1988-01-07 Mechanically driven screw supercharger
DE3844585A DE3844585C2 (ja) 1987-05-01 1988-01-18
DE3801232A DE3801232A1 (de) 1987-05-01 1988-01-18 Mechanisch betriebener schraubenauflader
FR8802028A FR2614648A1 (fr) 1987-05-01 1988-02-19 Compresseur de suralimentation a vis a commande mecanique

Applications Claiming Priority (1)

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JP11951887A JPS63285219A (ja) 1987-05-14 1987-05-14 スクリュ形機械式過給機

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Publication Number Publication Date
JPS63285219A JPS63285219A (ja) 1988-11-22
JPH042781B2 true JPH042781B2 (ja) 1992-01-20

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JP11951887A Granted JPS63285219A (ja) 1987-05-01 1987-05-14 スクリュ形機械式過給機

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Families Citing this family (3)

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JPH0318625A (ja) * 1989-06-14 1991-01-28 Mazda Motor Corp 機械式過給機付エンジンの制御装置
JP2524257B2 (ja) * 1990-11-06 1996-08-14 本田技研工業株式会社 内燃機関における過給圧制御方法

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JPS6043134B2 (ja) * 1977-08-25 1985-09-26 信紘 佐藤 生体の臓器,組識の反射特性測定装置

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JPS63285219A (ja) 1988-11-22

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