JPH04276981A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH04276981A
JPH04276981A JP3038440A JP3844091A JPH04276981A JP H04276981 A JPH04276981 A JP H04276981A JP 3038440 A JP3038440 A JP 3038440A JP 3844091 A JP3844091 A JP 3844091A JP H04276981 A JPH04276981 A JP H04276981A
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山 川  慎 二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばデジタル複写機
のような画像処理装置に関し、特にノイズ等の不要画像
の除去に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばデジタル複写機においては、原稿
サイズを検出し、原稿サイズと一致する記録紙を自動的
に選択してその上にコピ−を形成することが行なわれて
いる。原稿サイズを検出する技術は、例えば特開昭56
−22424号,特開昭59−68728号,特開昭6
1−143735号,特開昭61−143736号,特
開昭61−143737号,特開昭61−143738
号,特開昭63−41842号,及び実開昭54−79
143号の各公報に開示されている。この種の原稿サイ
ズ検出においては、原稿の背面に配置される圧板を着色
したり鏡面加工することによってその面の光反射率を原
稿面と異ならせ、原稿と背景(圧板)との境界の検出を
可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、等倍コピ−を行
なう場合、原稿サイズと同じサイズの記録紙にコピ−を
形成すれば、背景の領域はコピ−上に現われることがな
く、例えば圧板が汚れていてもその影響はコピ−に現わ
れない。ところが例えば原稿が傾いた状態で画像読取面
(コンタクトガラス)に載置されていると、原稿サイズ
検出においては、実際よりも大きなサイズが検出される
ことになる。その場合、原稿よりも大きなサイズの記録
紙にコピ−が形成されたり、不要画像を消去するための
イレ−ス処理において、イレ−ス除外領域が実際の原稿
領域より大きくなったりする。いずれにしても、記録紙
上には、原稿領域の他に原稿の背景の部分の画像がコピ
−される。特に原稿サイズ検出のために圧板に着色等が
施してある場合には、その影響でコピ−上に意味のない
黒べタ画像がノイズとして現われ易い。またカラ−複写
機の場合に着色した圧板を用いると、原稿が薄い時に、
原稿の裏面にある圧板の色がコピ−画像に現われる心配
がある。
【0004】従って本発明は、コピ−画像上にノイズ画
像がなるべく現われないようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、原稿の背面と対向する部分が実
質上白色で原稿が配置される画像読取面の上方に配置さ
れたプラテンカバ−;前記画像読取面を露光する露光手
段;前記画像読取面からの反射光を受光し該面を走査し
て各走査位置の画像情報を読取る撮像手段;及び該撮像
手段が出力する画像情報を処理して有効な画像情報が存
在する有効画像領域を検出し該有効画像領域の外側に対
しては画像情報を前記白色の部分に対応するレベルで補
正する画像補正手段;を設ける。
【0006】
【作用】本発明においては、原稿の大きさではなく、原
稿上の実際に画像の存在する部分を有効画像領域として
検出する。そして、有効画像領域の外側については、入
力される画像情報をノイズ画像とみなし、それを白レベ
ルで補正し、画像を消去する。通常、原稿上の有効な画
像部分と原稿紙面の端部との間にはある程度の余白部分
が形成されており、有効画像領域の大きさは原稿サイズ
よりもかなり小さい。従って、仮に原稿が傾いた状態で
画像読取面に載置されていたとしても、検出される有効
画像領域の大きさは実際の原稿サイズより小さくなる場
合が多く、原稿背面のノイズ画像(圧板が汚れている時
等に生じる)はコピ−画像に現われない。また、原稿背
面の圧板は白色であるため、原稿が薄い場合でも圧板の
色がコピ−画像に現われる恐れはない。
【0007】画像情報が有効か否かの識別は、時系列情
報として入力される画像情報の濃度レベル変化の大きさ
で判定してもよいし、入力される画像情報の濃度レベル
を所定のしきい値と比較して判定してもよいし、それら
の組合せとしてもよい。
【0008】本発明の1つの態様においては、複数サイ
ズの記録媒体が選択可能な記録手段を含み、検出された
有効画像領域の大きさに基づいて使用する記録媒体のサ
イズを自動的に選択する。このようにすれば、原稿上の
余白領域が大きい場合に、無駄な余白を小さくし、コピ
−画像と記録紙との大きさのバランスを良くすることが
できる。
【0009】また本発明の1つの態様においては、記録
手段を含み、画像補正手段は画像変倍手段及び画像シフ
ト手段を含み、検出された有効画像領域の大きさと位置
及び使用する記録媒体の大きさと位置に基づいて画像変
倍及び画像シフトの少なくとも一方を実行する。このよ
うにすれば、原稿上の余白領域が大きい場合に、無駄な
余白を小さくし、コピ−画像と記録紙との大きさ及び位
置のバランスを良くすることができる。画像シフトによ
って、例えばパンチ穴のための特別な余白を形成するこ
ともできる。
【0010】
【実施例】図2に本発明を実施する一形式のデジタルカ
ラ−複写機の機構部の構成を示す。図2を参照すると、
この複写機は上方に配置されたイメ−ジスキャナ100
とその下方に配置されたプリンタ200を含んでいる。 イメ−ジスキャナ100の画像読取面には、原稿台とし
て機能するコンタクトガラス1が設けられており、その
上には開閉自在な圧板50が配置されている。圧板50
の内側の面、つまり原稿背面と対向する部分は白色にな
っている。コンタクトガラス1の下方には、光学走査系
が設けられている。この光学走査系には、露光ランプ2
及びミラ−3を含む第1キャリッジ,ミラ−4及び5を
含む第2キャリッジ,及びレンズ6とイメ−ジセンサ7
を含む受光ユニットが備わっており、第1キャリッジ及
び第2キャリッジは副走査のためにそれぞれ図面の右左
方向に機械的に駆動される。露光ランプ2から出た光は
、原稿面又は圧板50内側の面で反射し、その反射光が
ミラ−3,4,5及びレンズ6を通ってイメ−ジセンサ
7に入射する。この例では、イメ−ジセンサ7は分光器
と3つの一次元CCDイメ−ジセンサを備えており、入
射する光をR(レッド),G(グリ−ン)及びB(ブル
−)の3原色に分光し、各波長領域の光を各々独立した
CCDイメ−ジセンサで画素単位に検出する。
【0011】イメ−ジスキャナ100によって読取られ
た画像情報は、所定の画像処理を施された後、プリンタ
200に入力されコピ−画像を形成する。なおこの例で
は、イメ−ジスキャナ100はカラ−画像再現のために
1つのコピ−サイクルあたり4回の画像読取りを行ない
、プリンタ200はC(シアン),M(マゼンタ),Y
(イエロ−)及びBK(ブラック)の各色の記録を順次
に行ないフルカラ−画像を再現する。プリンタ200の
画像書込ユニットには、レ−ザ光源9,ポリゴンミラ−
スキャナ10,fθレンズ11,ミラ−12及び防塵ガ
ラス45が設けられている。レ−ザ光源9からは記録す
べき画像の各画素の記録/非記録に対応する二値信号で
変調されたレ−ザ光が発射され、このレ−ザ光がポリゴ
ンミラ−スキャナ10で反射し、fθレンズ11,ミラ
−12及び防塵ガラス45を通って感光体ドラム8の表
面に結像される。
【0012】感光体ドラム8の周囲には、クリ−ニング
ユニット42,除電ランプ43,メインチャ−ジャ44
,現像ユニット14,転写ベルト15,転写チャ−ジャ
16等が設けられている。感光体ドラム8の表面は、ま
ずメインチャ−ジャ44によって均一に所定の高電位に
帯電する。この面に画像に対応するレ−ザ光が照射され
ると、表面電位が変化し、画像つまりレ−ザ光のオン/
オフに応じて電位分布が形成される。この電位分布、即
ち静電潜像が現像ユニット14を通ると、4つある現像
器13C,13M,13Y及び13Bのうち選択された
ものが保持する色のトナ−が電位の高低に応じて付着し
、可視像が形成される。感光体ドラム8上に形成された
可視像、つまりトナ−像は、転写チャ−ジャ16によっ
て転写ベルト15上に転写される。4回の画像形成によ
って、転写ベルト15上にはC,M,Y及びBKの4色
のトナ−像が重なって形成される。更に、給紙カセット
17又は18から給紙される転写紙が、レジストロ−ラ
22を介して転写ベルト15上に送り込まれ、転写ベル
ト15上のトナ−像は転写チャ−ジャ23,24によっ
て転写紙に転写する。トナ−像が転写された転写紙は、
分離チャ−ジャ25によって転写ベルト15から分離さ
れ、定着ロ−ラ26を通ってトナ−像を定着した後、排
紙経路へ向かう。
【0013】図1に、図2に示す複写機のシステム主要
部の構成を示す。図1を参照すると、イメ−ジスキャナ
100で読取られた画像デ−タ(R,G,B)は、シフ
ト&変倍ユニット500を通り、色補正&UCR処理ユ
ニット600でC,M,Y,BKの4色の画像デ−タに
変換された後、プリンタ200に入力される。シフト&
変倍ユニット500が出力する画像デ−タは有効画像デ
−タ検出ユニット700にも入力される。また有効画像
デ−タ検出ユニット700が出力する信号VALIDは
領域サイズ検出ユニット800に入力される。この複写
機全体の制御は、システムコントロ−ラ300によって
実行される。オペレ−タからの入力は操作ボ−ド400
に設けられた各種のキ−スイッチ(図示せず)によって
行なわれ、オペレ−タに対する表示は操作ボ−ド400
に設けられた各種の表示器(図示せず)によって行なわ
れる。この実施例の複写機においては、自動シフト,自
動拡大/縮小,及び自動用紙選択の特別な3つのモ−ド
が設けられており、それらのモ−ドを指定するためのキ
−スイッチも操作ボ−ド400に備わっている。
【0014】有効画像デ−タ検出ユニット700の具体
的な構成を図3に示す。図3を参照するとこのユニット
にはラッチ(Dタイプフリップフロップ)701,70
2,703,減算器704,705,706,デジタル
比較器707,708,709,及びナンドゲ−ト71
0が備わっている。入力される画像デ−タ(R,G,B
各々の濃度)は時系列信号であり、画素毎にクロックパ
ルスCLKに同期して現われる。これらの画像デ−タは
、ラッチ701〜703の入力に印加されると同時に、
減算器704〜706の入力端子Bに印加される。 ラッチ701〜703は、クロックパルスCLKが現わ
れる毎に保持デ−タを更新するので、常に1画素前の画
素の濃度デ−タを保持している。従って減算器704〜
706の入力端子Aには前画素の濃度デ−タ、入力端子
Bには現在の画素の濃度デ−タがそれぞれ印加される。 減算器704〜706の出力端子Sには、前画素と現画
素との濃度差(A−B)が現われる。これらの濃度差は
比較器707〜709の入力端子Pに各々印加される。 比較器707〜709の他方の入力端子Qには、それぞ
れ予め定めたしきい値(システムコントロ−ラが出力)
が印加される。比較器707〜709の比較結果(P>
Q)がナンドゲ−ト710に印加され、該ゲ−ト710
の出力が有効信号VALIDになる。つまりこの実施例
では、R,G,Bのうち1色でも、前画素と現画素との
濃度差がしきい値以上である場合に、信号VALIDが
有効レベル(H)になる。
【0015】図4は有効画像デ−タ検出ユニット700
の変形例である。この例では、画像デ−タの各画素の濃
度レベルの絶対値をしきい値と比較することによって、
有効画像デ−タの有無を識別している。ラッチ711,
712及び713は、システムコントロ−ラと接続され
、各色(R,G,B)のしきい値を保持する。これらの
しきい値が、デジタル比較器714,715及び716
に印加される。
【0016】図5に領域サイズ検出ユニット800の構
成を示す。カウンタ801は、各主走査毎に、主走査方
向の画素毎に現われるクロックパルスCLKを計数し、
主走査方向の画素位置をその出力端子Qから出力する。 計数値は、各主走査の開始前にライン同期信号LSYN
Cによってクリアされる。ラッチ802は、有効画素が
検出される毎に、カウンタ801の出力する位置情報を
入力し保持デ−タを更新する。つまり、有効信号VAL
IDがHになると、ゲ−ト803が開き、クロックパル
スCLKがゲ−ト803を介してラッチ802に印加さ
れるので、このパルスが印加される毎にラッチ802の
内容が新しい位置情報に更新される。ラッチ802が出
力する位置情報は、次のラッチ804とデジタル比較器
805に印加される。ラッチ804は、走査を開始する
時に、システムコントロ−ラ300の出力するスタ−ト
信号STARTによってクリアされる。比較器805は
、ラッチ802がその出力端子Qから出力する位置情報
とラッチ804がその出力端子Qから出力する情報とを
比較し、比較結果をその出力端子P>Qから出力する。 例えば最初は、ラッチ804の出力が0であるため、ラ
ッチ802の出力が1以上であれば、P>QがLレベル
になり、ゲ−ト806が開いて、クロックパルスCLK
がゲ−ト806を介してラッチ804のトリガ入力に印
加され、ラッチ802の出力する位置情報がラッチ80
4にも保持される。1つの主走査ライン中では、有効信
号VALIDが現われた最右端の画素位置(最大値)が
ラッチ804に保持される。また別の主走査ラインにお
いて、前の主走査ラインよりも大きな値の画素位置で有
効信号VALIDが現われると、比較器805の比較結
果がP>Qになるので、その場合にはラッチ804の内
容は新しい位置情報(ラッチ802の出力)によって更
新される。最終的には、ラッチ804が出力する信号M
AX_Yは、実際に有効な画像が存在する領域の主走査
方向位置の最大値になる。
【0017】一方、カウンタ810は、スタ−ト信号S
TARTでクリアされた後、ライン同期信号LSYNC
の数、即ち副走査方向の走査位置を計数する。フリップ
フロップ809は、ライン同期信号LSYNCが現われ
る毎にクリアされ、有効信号VALIDが現われるとそ
の出力端子QをHに保持する。つまり、主走査ライン毎
に、有効信号VALIDが現われると1つのパルスを出
力する。このパルスはラッチ811にトリガパルスとし
て印加され、それが印加される時にカウンタ810の出
力する副走査位置情報がラッチ811に入力され保持さ
れる。走査が終了した時点では、有効信号VALIDの
現われた最大の副走査方向の位置情報MAX_Xをラッ
チ811が保持している。これらの最大位置情報MAX
_Y及びMAX_Xは、システムコントロ−ラ300に
よって読取られる。
【0018】図6に、シフト&変倍ユニット500の一
部分(R,G,Bの1つに対応する回路:但し主走査方
向のみ)の構成を示す。図6を参照して説明する。入力
デ−タ(R,G,B)は、2組のラインバッファメモリ
501及び502のいずれか一方を通り、デ−タセレク
タ504を通って出力デ−タになる。但し、ラッチ51
1が保持するスタ−トアドレスとラッチ512が保持す
るエンドアドレスとの間の有効画像領域の外側では、ラ
ッチ503の保持する白レベルデ−タがデ−タセレクタ
504で選択され出力デ−タとなる。なおラッチ503
の白レベルデ−タは、予めシステムコントロ−ラ300
が設定するものであり、その濃度レベルはイメ−ジスキ
ャナ100が圧板50の内側の白部分を読取った時の濃
度と一致するように設定される。
【0019】2組のラインバッファメモリ501及び5
02は、主走査1ライン毎に互いに交互に利用され、一
方がデ−タの書込み動作を行なう時には他方がデ−タの
読出し動作を行ない、一方がデ−タの読出し動作を行な
う時には他方がデ−タの書込み動作を行なうように制御
される(具体的な回路は省略)。各々のラインバッファ
メモリは、主走査1ライン分の全画素を記憶できる容量
を有している。DI,DO,AW及びARは、それぞれ
デ−タ入力端子,デ−タ出力端子,書込みアドレス端子
,及び読出しアドレス端子を示している。カウンタ50
5は、2つのラインバッファメモリ501,502のた
めの書込みアドレス情報を生成するものであり、ライン
同期信号LSYNCによってクリアされ、画素毎のタイ
ミングで現われる書込みクロックWCLKを計数する。 実際には、書込みクロックWCLKは、画像変倍のため
に設けられたゲ−ト回路520を介してカウンタ505
に印加される。カウンタ510は、2つのラインバッフ
ァメモリ501,502のための読出しアドレス情報を
生成するものであり、ライン同期信号LSYNCによっ
て初期化され、画素毎のタイミングで現われる読出しク
ロックRCLKを計数する。実際には、読出しクロック
RCLKは、画像変倍のために設けられたゲ−ト回路5
30を介してカウンタ510に印加される。また、カウ
ンタ510は計数値のプリセット機能を有しており、ラ
ッチ509に設定されるプリセットデ−タを、ライン同
期信号LSYNCに同期してロ−ド(プリセット)する
。このプリセットデ−タは、画像シフトのために利用さ
れる。
【0020】カウンタ510の出力する読出しアドレス
情報は、デジタル比較器506によって、予めラッチ5
11に保持されたスタ−トアドレスと比較されるととも
に、デジタル比較器507によって、予めラッチ512
に保持されたエンドアドレスと比較される。2つの比較
器506,507の比較結果(P>Q)はゲ−ト508
を介してデ−タセレクタ504に選択信号として印加さ
れる。読出しカウンタ510の出力する主走査位置がス
タ−トアドレスとエンドアドレスの間、つまり有効な画
像デ−タの存在する範囲内にある時にはラインバッファ
メモリ501又は502の出力する画像デ−タが、主走
査位置が有効画像領域の範囲外にある時にはラッチ50
3の出力する白レベルデ−タが、それぞれデ−タセレク
タ504から出力される。スタ−トアドレス及びエンド
アドレスは、領域サイズ検出ユニット800によって検
出された情報(MAX_Y,MAX_X)に基づいてシ
ステムコントロ−ラ300が決定し各ラッチに設定する
。なお図6では領域の主走査方向のみに対応する回路を
示してあるが、領域の副走査方向についても同様に副走
査方向の位置を検出するカウンタと副走査位置を判定す
る比較器によって構成することができる。
【0021】各主走査ラインにおいて、カウンタ505
の計数値は0,1,2,3,4,・・・と0から順番に
変化するので、入力デ−タの1番目,2番目,3番目,
・・・の画素デ−タは、それぞれラインバッファメモリ
501又は502のアドレス0,1,2,3,・・・に
記憶される。ところがカウンタ510には、ライン同期
信号LSYNCに同期して、ラッチ509の出力するシ
フトデ−タがプリセットされるので、シフトデ−タの値
をY0とすれば、カウンタ510の計数値は各主走査ラ
インにおいて、Y0,Y0+1,Y0+2,Y0+3,
・・・・と変化する。つまりラインバッファメモリ50
1,502からデ−タ読出しを行なう順番は、デ−タ書
込みを行なった順番と同一ではなく、シフトデ−タに設
定された初期値Y0によって読出し開始位置が変わる。 実際には、主走査を左から右に向かって行なうと仮定す
れば、Y0をプラスの値にする時は、読出しデ−タの画
像は書込みデ−タの画像に比べて左側に移動(シフト)
し、Y0をマイナスの値にする時には、読出しデ−タの
画像は書込みデ−タの画像に比べて右側に移動する。つ
まり、シフト量Y0を調整することによって、コピ−画
像の位置を調整することができる。なお副走査方向につ
いては、プリンタにおける画像形成のタイミングと転写
紙の送り込みのタイミングとをずらすことによって画像
のシフトを実行することができる。
【0022】次に、入力画像とコピ−画像との倍率調整
について説明する。例えばラインバッファメモリ501
(502)のアドレス0,1,2,3,4,・・・に、
それぞれ1番目,2番目,3番目,4番目,・・・の画
素のデ−タが予め書込んであるとすれば、読出しの際に
、アドレス0,0,1,1,2,2,3,3,・・・・
のデ−タを順番にアクセスすれば、つまり同一の画素デ
−タを2回ずつ読み出せば主走査方向に画像を2倍に拡
大したデ−タが得られる。また例えば、1番目,2番目
,3番目,4番目,・・・の画素のデ−タを、予めライ
ンバッファメモリ501(502)のアドレス0,0,
1,1,2,2,・・・に順番に書込んでおいた場合、
アドレス0,1,2,3,・・・・の順にデ−タを読出
せば、偶数番目のデ−タだけが現われるので、主走査方
向に1/2に縮小した画像のデ−タが得られる。このよ
うな倍率調整は、カウンタ505に接続したゲ−ト回路
520及びカウンタ510に接続したゲ−ト回路530
によって、入力パルスを調整することによって実現され
る。
【0023】ゲ−ト回路520の構成を図7に示す。な
おゲ−ト回路530の構成及び動作はゲ−ト回路520
と同様である。図7を参照して説明する。カウンタ52
1,デジタル比較器522及びラッチ523はN進カウ
ンタを構成している。即ち、カウンタ521はクロック
パルスWCLKを計数するが、計数値がラッチ523に
保持されたNになる毎に、比較器522の出力によって
クリアされる。例えばNが4であれば計数値は0,1,
2,3,0,1,2・・・になる。デジタル比較器52
4及び525は一致検出回路であり、それぞれラッチ5
26及び527に保持された値とカウンタ521の出力
値とが一致する毎に一致信号を出力する。この一致信号
が現われると、オアゲ−ト529を介してアンドゲ−ト
528が閉じるように制御され、それが閉である時には
1つのパルス出力が禁止される。例えば、クロックパル
スWCLKが1,2,3,4,5,・・・・番目の各画
素のタイミングで現われる時に、3番目のパルスの時に
一致信号が現われると、出力パルスWCK2は1,2,
4,5,・・・では現われるが3番目の画素のタイミン
グでは現われない。ラッチ523,526及び527は
、システムコントロ−ラ300と接続されており、各々
必要に応じて所定の値が設定される。
【0024】例えば、ラッチ523に設定するNの値を
4とし、ラッチ526に設定する値を2とすれば(ラッ
チ527には5以上を設定)、入力パルス(WCLK)
の4パルス毎の周期で、計数値が2になる毎に出力パル
ス(WCK2)が欠落するので、出力パルス数は3/4
になり、パルスが欠落する度に画素デ−タが間引かれる
ので、その結果3/4に画像が縮小される。同様に、ラ
ッチ523に設定するNの値を3とし、ラッチ526に
設定する値を2とすれば(ラッチ527には4以上を設
定)、入力パルス(WCLK)の3パルス毎の周期で、
計数値が2になる毎に出力パルス(WCK2)が欠落す
るので、出力パルス数は2/3になり、2/3に画像が
縮小される。またラッチ523に設定するNの値を5と
し、ラッチ526に設定する値を2、ラッチ527に4
を設定すれば、入力パルス(WCLK)の5パルス毎の
周期で、計数値が2及び4になる毎に出力パルス(WC
K2)が欠落するので、出力パルス数は3/5になり、
3/5に画像が縮小される。倍率を1/2にするには、
Nを2とし、ラッチ526(又は527)に1又は0の
値を設定すればよい。ゲ−ト回路530に対してこのよ
うなパラメ−タの設定を行なえば、逆に画像の拡大を行
なうことができる。
【0025】また、図7には示してないが、副走査方向
についても同様に、ラインバッファメモリ501,50
2に対する書込みライン位置と読出しライン位置との対
応を変えることによって画像の拡大及び縮小を行なうこ
とができる。
【0026】図8にシステムコントロ−ラ300の特徴
的な処理に関する動作の概要を示し、図9に各モ−ドに
おける原稿画像とコピ−画像との対応を示す。図8のス
テップS1では、プレスキャンを実行する。即ち、プリ
ンタ200を待機させたまま、イメ−ジスキャナ100
で原稿画像を読取り、有効画像領域の大きさを測定する
。次のステップS2では、領域サイズ検出ユニット80
0が出力する領域サイズ情報(MAX_Y,MAX_X
)を入力する。続くステップS3では、現在設定されて
いるモ−ドを識別する。モ−ドが「自動シフト」であれ
ば次にステップS4に進み、モ−ドが「自動拡大/縮小
」であれば次にステップS5に進み、モ−ドが「自動用
紙選択」であれば次にステップS6に進む。
【0027】「自動シフト」モ−ドの場合、まずステッ
プS4で記録紙サイズを入力する。即ち、操作ボ−ドか
らの指示によって、もしくは初期条件設定によって選択
された転写紙給紙系にセットされた記録紙のサイズを検
出し大きさを入力する。次のステップS7では、転写紙
上における右端余白と下端余白とを検出する。即ち、領
域サイズMAX_Y及びMAX_Xは、それぞれ有効画
像領域の右端位置及び下端位置に対応する(この例では
原稿の左上が走査の基準点)ので、記録紙サイズの主走
査方向長さ−MAX_Yを主走査方向のシフト量とし、
記録紙サイズの副走査方向長さ−MAX_Xを副走査方
向のシフト量とする。ステップS10では、計算したシ
フト量に基づいてラッチ509にパラメ−タを設定する
。この自動シフト動作によって、図9に示すように有効
画像領域のコピ−像を記録紙の右側に移動させ、左端に
(パンチ穴などのために)余白を作ることができる。
【0028】「自動拡大/縮小」モ−ドの場合、まずス
テップS5で記録紙サイズを入力する。即ち、操作ボ−
ドからの指示によって、もしくは初期条件設定によって
選択された転写紙給紙系にセットされた記録紙のサイズ
を検出し大きさを入力する。次のステップS8では、有
効画像領域のサイズと記録紙のサイズとに基づいて、必
要なコピ−倍率の値を計算する。有効画像領域が記録紙
サイズよりも小さい時には図9に示すように拡大を実行
し、有効画像領域が記録紙サイズよりも大きい時には縮
小を実行する。ステップS11では、S8で計算された
コピ−倍率に基づき、前述のようにゲ−ト回路520又
は530のパラメ−タをセットする。
【0029】「自動用紙選択」モ−ドの場合、まずステ
ップS6でコピ−倍率(操作ボ−ドからの指示、もしく
は初期条件設定によって選択された倍率)を入力する。 ステップS9では、有効画像サイズとコピ−倍率とに基
づいてコピ−画像の大きさを計算する。次のステップS
12では、計算されたコピ−画像が充分に入る、コピ−
画像よりも少し大きな記録紙サイズを選択するように(
図9参照)、プリンタの転写紙の給紙系(カセット)を
自動的に切換える。
【0030】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、有効画像
領域を検出し、該領域の外側に対しては画像情報を白レ
ベル(503の出力レベル)によって補正するので、コ
ピ−画像上からノイズ画像(原稿上の汚れなど濃度の小
さいもの又は濃度変化の小さいもの)を消去することが
できる。また、検出した有効画像領域の大きさに応じて
使用する転写紙サイズを自動的に選択したりコピ−倍率
を調整することによって、コピ−上の無駄な領域(余白
)を小さくしうる。更に、検出した有効画像領域の大き
さに応じて画像のシフトを行なうことによって、パンチ
穴などのために特別な余白を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  図2の複写機のシステム主要部を示すブロ
ック図である。
【図2】  実施例の複写機の機構部の構成を示す正面
図である。
【図3】  図1の有効画像デ−タ検出ユニットの構成
を示すブロック図である。
【図4】  図1の有効画像デ−タ検出ユニットの変形
実施例を示すブロック図である。
【図5】  図1の領域サイズ検出ユニットの構成を示
すブロック図である。
【図6】  図1のシフト&変倍ユニットの構成を示す
ブロック図である。
【図7】  図6のゲ−ト回路520の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】  図1のシステムコントロ−ラの特徴的な動
作を示すフロ−チャ−トである。
【図9】  原稿,有効画像領域及びコピ−画像の関係
を示す平面図である。
【符号の説明】
1:コンタクトガラス    2:露光ランプ(露光手
段)3,4,5:ミラ−      6:レンズ7:イ
メ−ジセンサ(撮像手段)             
 8:感光体ドラム 13C,13M,13Y,13B:現像器      
14:現像ユニット 15:転写ベルト        16,23,24:
転写チャ−ジャ 17,18:給紙カセット             
       26:定着ロ−ラ 44:メインチャ−ジャ  50:圧板(プラテンカバ
−) 100:イメ−ジスキャナ 200:プリンタ(記録手段)           
 300:システムコントロ−ラ 400:操作ボ−ド                
      500:シフト&変倍ユニット 501,502:ラインバッファメモリ503,509
,511,512:ラッチ504:デ−タセレクタ(画
像補正手段)  505,510:カウンタ 506,507:デジタル比較器          
520,530:ゲ−ト回路 600:色補正&UCR処理ユニット 700:有効画像デ−タ検出ユニット    701〜
703:ラッチ 704〜706:減算器              
  707〜709:デジタル比較器 800:領域サイズ検出ユニット        80
1,810:カウンタ 802,804,809,811:ラッチ805:デジ
タル比較器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原稿の背面と対向する部分が実質上白
    色で原稿が配置される画像読取面の上方に配置されたプ
    ラテンカバ−;前記画像読取面を露光する露光手段;前
    記画像読取面からの反射光を受光し該面を走査して各走
    査位置の画像情報を読取る撮像手段;及び該撮像手段が
    出力する画像情報を処理して有効な画像情報が存在する
    有効画像領域を検出し該有効画像領域の外側に対しては
    画像情報を前記白色の部分に対応するレベルで補正する
    画像補正手段;を備える画像処理装置。
  2. 【請求項2】  前記画像補正手段は、時系列情報とし
    て入力される画像情報の濃度レベル変化の大きさに基づ
    いてその画像情報が有効か否かを識別する、前記請求項
    1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】  前記画像補正手段は、入力される画像
    情報の濃度レベルを、所定のしきい値と比較してその画
    像情報が有効か否かを識別する、前記請求項1記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】  複数サイズの記録媒体が選択可能な記
    録手段を含み、検出された有効画像領域の大きさに基づ
    いて使用する記録媒体のサイズを自動的に選択する、前
    記請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】  記録手段を含み、前記画像補正手段は
    画像変倍手段及び画像シフト手段を含み、検出された有
    効画像領域の大きさと位置及び使用する記録媒体の大き
    さと位置に基づいて画像変倍及び画像シフトの少なくと
    も一方を実行する、前記請求項1記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04311157A (ja) * 1991-04-09 1992-11-02 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置
JP2002027228A (ja) * 2000-07-07 2002-01-25 Minolta Co Ltd 画像処理のための装置、方法及び記録媒体
US7116445B2 (en) * 2003-02-12 2006-10-03 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method

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