JPH042758B2 - - Google Patents

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JPH042758B2
JPH042758B2 JP59248599A JP24859984A JPH042758B2 JP H042758 B2 JPH042758 B2 JP H042758B2 JP 59248599 A JP59248599 A JP 59248599A JP 24859984 A JP24859984 A JP 24859984A JP H042758 B2 JPH042758 B2 JP H042758B2
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JP
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concrete
formwork
tunnel
guide rail
moving device
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JP59248599A
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JPS61130596A (ja
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、トンネル内の壁面コンクリートを施
工するトンネル壁面の施工方法に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 トンネル内のコンクリート壁等を施工するにあ
たり、各種の吹付け工法が存在する。
例えば、頻繁に行なわれるものとしては、セメ
ントと骨材を練りまぜて吹付けノズル先端まで送
り、ここで水と合流させて圧搾空気で吹付ける乾
式工法がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上記のような従来の工法には、次のような問題
点が存在する。
(イ) コンクリートの跳返り量が多く経済的でな
い。
(ロ) 吹付け面とノズルとの間に一定の間隔を必要
とするので、トンネル内等では作業面積を占有
してしまう。
(ハ) 他の作業と並行して行うことが難しく、全体
の工期が長くなる。
(ニ) 空練り材料と水をノズル部分で混合するた
め、作業員の熟練度により品質が左右される。
(ホ) 吹付け作業中に粉塵の発生が多く、作業環境
を悪化させ、労働安全衛生上問題が多い。
〈本発明の目的〉 本発明は上記のような問題点を解決するために
成されたもので、粉塵の発生をおさえて作業環境
の悪化を防止するとともに、作業面積を占有せ
ず、他の作業と並行することができるので作業の
能率が上がり、なおかつ跳ね返りが少なく経済的
であり、更に高品質なコンクリート壁の施工を行
うことができる、トンネル壁面の施工方法を提供
するを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明では上記のような問題点を解決するため
に次のような手段を採用した。
すなわち、トンネルの軸方向に移動可能でトン
ネルの断面形状とほぼ相似形の支持枠の外周にガ
イドレールを取り付け、細かく振動しつつ、充填
したコンクリートに圧迫を加える型枠体を有した
型枠移動装置をガイドレールに沿つて移動させな
がらスランプの小さいコンクリートを充填し、コ
ンクリートに振動を与えつつ圧迫を加えて良質の
コンクリート壁を施工する。
〈実施例〉 次に本発明の一実施例を図面にもとづいて説明
するが、まず本発明に使用する壁面コンクリート
打設装置について説明する。
本発明に使用する壁面コンクリート打設装置
は、トンネルの軸方向に移動可能でトンネルの断
面形状とほぼ相似形の支持枠Sに取り付けたガイ
ドレール1と、ガイドレール1上をトンネルの内
壁に沿つて移動する型枠移動装置2とで構成す
る。
(イ) 支持枠とガイドレール 支持枠Sは前枠と後枠とからなり対象のトン
ネルの断面形状にほぼ相似形の構造体である。
そして、支持枠Sの進行方向側の前枠の外周
にガイドレール1を取り付ける。
ガイドレール1は、例えば断面形状がH形の
鋼材等を支持枠Sの外周に沿つた形状に形成し
て前枠に取り付ける。
そして、ガイドレール1には、その全長に亘
つて、トンネル内壁とほぼ平行に案内ラツク1
1を設ける。
案内ラツク11は後述する型枠移動装置2の
ギヤ21が噛合する歯板である。
また、トンネルの床面の壁面付近に軸方向に
レールを敷設するなどして、支持枠Sがトンネ
ルの軸方向に移動できるように構成する。
更に支持枠Sが進行する方向に対して後方に
位置する後枠の天端部分には圧入シリンダS1
を設置して後述する鋼矢板Yをガイドレール1
と打設したコンクリート間に圧入するよう構成
する。
(ロ) 型枠移動装置(第2図) 型枠移動装置2は側面にギヤ21を有する矩
形の板体である。
そして内蔵する走行装置等によりガイドレー
ル1の案内ラツク11と噛合したギヤ21に回
転を与えて、ガイドレール1に沿つてトンネル
内周を移動する部材である。
ギヤ21を案内ラツク11に係止させて型枠
移動装置2をガイドレール1に設置した状態で
型枠移動装置2のトンネル内壁側に型枠板22
を設置する。
型枠板22はトンネル壁面に平行な矩形の板
体で、ガイドレール1側の一辺に壁面側に向け
てフランジ23を設け、トンネル壁面と型枠板
22間にコンクリートを充填する空間を設ける
よう構成する。
また型枠板22には、コンクリートを型枠板
22とトンネル壁面間に充填するための吐出口
24を開設し、そこにコンクリートポンプから
のコンクリートパイプPを接続する。
(ハ) 型枠板の運動 型枠板22の型枠移動装置2側の面に、型枠
板22に小刻みな振動を与えるバイブレーター
25を付設しておく。
また、型枠板22の型枠移動装置2側の面の
上下部分には型枠移動装置2からのジヤツキ2
6を接続する。
そして両者をゆつくり伸縮させることによつ
て、型枠板22がストロークの大きい往復動を
するよう構成する。
次に以上の各装置を使用してのトンネル壁面の
施工方法を説明する。
(イ) 支持枠の設置 まず対象のトンネル内に支持枠Sを設置す
る。
すなわち、トンネルの床面の壁面付近に支持
枠Sの移動用のレールを敷設して、その前枠に
ガイドレール1を取り付けた支持枠Sを載置す
る。
(ロ) 型枠移動装置の設置 支持枠Sのガイドレール1の一端の最下部に
型枠移動装置2を設置する。
すなわち、トンネル壁面の掘削方向側に型枠
板22のフランジ23を位置させて型枠移動装
置2のギヤ21をガイドレール1のラツク11
に係止させる。
(ハ) コンクリートの充填および型枠板の移動 コンクリートパイプPを通じて型枠板22の
吐出口24からコンクリートを吐出し地山と型
枠板22間にスランプの小さいコンクリートを
充填する。
そしてコンクリートの整型と並行して型枠移
動装置2をゆつくりガイドレール1に沿つて移
動させ、トンネル壁面の内周に帯状のコンクリ
ート壁を打設する。
なお型枠板22が降下する工程ではコンクリ
ートが落下しないように型枠板22の下に受け
枠を突設しておく。
このとき、予めコンクリート打設予定部分に
コンクリート壁の補強材等の鉄筋や鉄板等を設
置しておくことも可能である。
(ニ) 型枠板の作動 型枠板22は、型枠移動装置2の移動と共
に、バイブレーター25およびジヤツキ26に
よつて一定の運動を開始する。
すなわち、型枠板22はバイブレーター25
によつて小さく振動しつつ、上下のジヤツキ2
6をゆつくり伸縮させることによつてストロー
クの大きい往復動を繰返す。(第3図) ストロークの大きい往復動は充填したコンク
リートをおしかため、一方バイブレーター25
による小さい振動はコンクリートを密の状態に
する。
ジヤツキ26による波状の働きはストローク
が極めて大きく、バイブレーター25による振
動は極めて小さいため、型枠板22は型枠とし
ての機能を失うことはない。
(ホ) 鋼矢板の圧入 スランプの小さいコンクリートを使用するの
で型枠移動装置の移動速度を調整することによ
つてコンクリートの剥落を防止することができ
る。
ただしトンネルの天端部分などでは、必要に
応じて圧入シリンダS1によつて鋼矢板Yをガ
イドレール1と打設したコンクリート間に圧入
しておくことによつてコンクリートの剥離脱落
を防止するよう構成する。
(ヘ) ガイドレールの移動(第4図) ガイドレール1に沿つたトンネル内周に帯状
にコンクリートを打設したら、ガイドレール1
を軸方向に型枠板22の幅だけ移動して隣接す
るトンネル壁面にコンクリート壁を同じ要領で
打設していく。
なお型枠移動装置2を二台用意してガイドレ
ール1の両端から互いに接近するように移動さ
せながら行うことによつて施工時間の半減をは
かることもできる。
(ト) その他の実施例 上記実施例では型枠移動装置の移動は型枠移
動装置2のギヤ22とガイドレール1の案内ラ
ツク11の噛合わせによつて行つたが、ワイヤ
の巻上げやローラーの噛合い等の公知の機構を
使用することも考えられる。
〈発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので次のよう
な効果を期待することができる。
(イ) コンクリートの跳返りがなく、材料ロスをお
さえることができるので経済的である。
(ロ) 型枠移動装置等はトンネル内周に沿つたガイ
ドレールと壁面間に位置するので、トンネルの
内突部分を占有することがなく、トンネルの内
空部分を掘削やズリ出し等の作業空間として使
用できる。
したがつて、これらの作業と並行して行うこ
とができ工期が短縮できる。
(ハ) 型枠移動装置の移動中に、型枠板が大きな波
状の前後動と小さな振動をしているので密な品
質の良いコンクリート壁を打設することができ
る。
(ニ) 作業中に粉塵の発生が少なく作業環境が良好
である。
(ホ) コンクリートは湿式によるポンプ圧送によつ
て行うことができるので打設量を確実に把握で
き打設時間の短縮が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の施工方法の説明図、第2図:
本発明に使用するガイドレールおよび型枠移動装
置の説明図、第3図:型枠板の作動状態の説明
図、第4図:装置の移動の説明図 1:ガイドレール、2:型枠移動装置、11:
案内ラツク、21:ギヤ、22:型枠板、25:
バイブレーター、26:ジヤツキ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トンネルの軸方向に移動可能な支持体の外周
    にガイドレールを取り付け、 振動しつつ打設面に向かつて大きな周期で前後
    動する型枠を、 ガイドレールに沿つて移動させながらコンクリ
    ートを打設して行うことを特徴とする、 トンネル壁面の施工方法。
JP59248599A 1984-11-27 1984-11-27 トンネル壁面の施工方法 Granted JPS61130596A (ja)

Priority Applications (1)

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JP59248599A JPS61130596A (ja) 1984-11-27 1984-11-27 トンネル壁面の施工方法

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JP59248599A JPS61130596A (ja) 1984-11-27 1984-11-27 トンネル壁面の施工方法

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Publication Number Publication Date
JPS61130596A JPS61130596A (ja) 1986-06-18
JPH042758B2 true JPH042758B2 (ja) 1992-01-20

Family

ID=17180514

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JP59248599A Granted JPS61130596A (ja) 1984-11-27 1984-11-27 トンネル壁面の施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01121499A (ja) * 1987-11-05 1989-05-15 Toda Constr Co Ltd トンネルの施工方法及びその装置
JPH0224495A (ja) * 1988-07-14 1990-01-26 Teruo Shinohara 吹付けコンクリートによるトンネル覆工工法
JP2575067B2 (ja) * 1990-09-20 1997-01-22 戸田建設株式会社 型枠装置
JP5504099B2 (ja) * 2010-08-24 2014-05-28 株式会社大林組 トンネル覆工コンクリート締固め装置

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JPS61130596A (ja) 1986-06-18

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